JP2003061302A - 複列軸受装置を備える回転機器およびモータ - Google Patents

複列軸受装置を備える回転機器およびモータ

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JP2003061302A
JP2003061302A JP2002212668A JP2002212668A JP2003061302A JP 2003061302 A JP2003061302 A JP 2003061302A JP 2002212668 A JP2002212668 A JP 2002212668A JP 2002212668 A JP2002212668 A JP 2002212668A JP 2003061302 A JP2003061302 A JP 2003061302A
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diameter
shaft portion
row
diameter shaft
ball bearing
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JP2002212668A
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Rikuro Obara
陸郎 小原
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Minebea Co Ltd
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Minebea Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】充分な軸強度、軸剛性を有し、しかも軸受装置
の外径が小なる複列軸受装置により、耐久性および信頼
性の高い小型の回転機器およびモータを提供する。 【解決手段】大径軸部1aと小径軸部1bを有する二段
軸1の大径軸部外周に形成された内周転動溝2aと、大
径軸部を囲む外輪3の内周に形成された外周転動溝2b
との間に片側列用のボール4が配設され、内外輪6、7
間に他列用のボール9が配設された玉軸受5の内輪を前
記二段軸の小径軸部に着脱可能に嵌めてなる複列軸受装
置の前記大径軸部を囲む外輪3と前記玉軸受の外輪7と
の間に回転部材12を挟み込み、前記玉軸受の内輪6に
適正な予圧を付与した状態で、この玉軸受の内輪を前記
二段軸の小径軸部1bに接着剤で固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転部に複列軸受装
置を備える各種回転機器およびモータに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】モータや発電機等の回転部
を有する各種回転機器において回転部材を支承する軸受
装置には、例えば図3に示すように2個の玉軸受21、
22を軸23に組み付けたものがある。2個の玉軸受2
1、22は例えば軸23に固定したスペーサ24によっ
て所定の間隔をあけて取り付けられている。
【0003】例えばハードディスクドライブ装置用のモ
ータでは機器の小型化が至上要望となっており、回転部
材を支承する軸受装置においてはその外径を小なるもの
にすることが望まれている。上述した軸受装置を小型化
するには、まず2個の玉軸受をともに小型のものにする
ことが考えられるが、玉軸受を小型のものにすると玉軸
受の内径が小となり、したがって軸も小径のものにしな
ければならない。
【0004】軸を小径にすると軸強度が低下して被組付
装置の耐久性を損ねてしまうという問題があり、また軸
の剛性も低下して例えばハードディスクドライブ装置用
モータ等の精密回転機器の場合にはレゾナンス特性が低
下して軸まわりにおける回転機器のケーシング等の周囲
の部材との共振を生じ易く、回転機器の信頼性を損なう
という問題もある。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的とするところは充分な軸強
度、軸剛性を有し、しかも軸受装置の外径が小なる複列
軸受装置により、耐久性および信頼性の高い小型の回転
機器およびモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転機器は、大径軸部と小径軸部を有
する二段軸の大径軸部外周に形成された内周転動溝と、
大径軸部を囲む外輪の内周に形成された外周転動溝との
間に片側列用のボールが配設され、内外輪間に他列用の
ボールが配設された玉軸受の内輪を前記二段軸の小径軸
部に着脱可能に嵌めてなる複列軸受装置の前記大径軸部
を囲む外輪と前記玉軸受の外輪との間に回転部材を挟み
込み、前記玉軸受の内輪に適正な予圧を付与した状態
で、この玉軸受の内輪を前記二段軸の小径軸部に接着剤
で固定したものとしてある。
【0007】本発明に係るモータは、大径軸部と小径軸
部を有する二段軸の大径軸部外周に形成された内周転動
溝と、大径軸部を囲む外輪の内周に形成された外周転動
溝との間に片側列用のボールが配設され、内外輪間に他
列用のボールが配設された玉軸受の内輪を前記二段軸の
小径軸部に着脱可能に嵌めてなる複列軸受装置を備え、
この複列軸受装置の前記大径軸部の基端がベースに立
設、固定され、ロータの中央部下面に、上下開口の筒状
スリーブを設け、この筒状スリーブの内面における上部
と下部に形成された同じ径の大内径部間に厚肉小内径部
が形成され、筒状スリーブの下部大内径部に嵌め込んだ
大径軸部側の外輪と、筒状スリーブの上部大内径部に嵌
め込んだ玉軸受の外輪とで筒状スリーブの前記厚肉小内
径部の上下両端を挟み込み、前記玉軸受の内輪に適正な
予圧を付与した状態で、この玉軸受の内輪を前記二段軸
の小径軸部に接着剤で固定したものとしてある。
【0008】また、前記複列軸受装置における玉軸受
は、その内輪の外径が二段軸の大径軸部の外径と同径
で、外輪の内径が二段軸の大径軸部を囲む外輪の内径と
同径で、片側列用と他列用の各ボールが同一径のものと
してあり、前記モータはハードディスクドライブ装置用
モータとしてある。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る回転機器の実施例を添付
図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
【0010】まず、図1に基づいて回転機器たるモータ
の回転部材たるロータを支承する複列軸受装置の構造に
ついて説明する。図において符号1は大径軸部1aと小
径軸部1bを有する二段軸を示し、大径軸部1aの外周
には内周転動溝2aを形成してある。3は大径軸部1a
を囲む外輪で、その内周面に形成した外周転動溝2bと
前記大径軸部1aの内周転動溝2aとの間に片側列用の
ボール4を配設して大径軸部に組み付けてある。
【0011】二段軸1の小径軸部1bには、内輪6と外
輪7よりなり、かつ内外輪の各転動溝8a、8b間に他
列用のボール9を配設した玉軸受5の内輪6を着脱可能
に嵌めてある。また、玉軸受5の内輪6の外径を二段軸
1大径軸部1aの外径と同径にし、また、外輪7はその
外径及び内径を大径軸部側の外輪3の外径、内径とそれ
ぞれ同径とすることにより片側列用と他列用の各ボール
4、9は同一径のものとしてある。
【0012】次ぎに、上述した構成の複列軸受装置を備
える回転機器の具体例を、図2に示すハードディスクド
ライブ装置用モータの場合に基づいて説明する。同図に
おいて、符号10はモータのベース、11はステータ、
12は回転部材たるロータ、13はマグネットを示して
いる。
【0013】前記複列軸受装置は二段軸1の大径軸部1
aにおける基端部がベース10に立設、固定されてい
て、大径軸部側の外輪3と玉軸受5の外輪7にロータ1
2の中央下面に設けた上下開口の筒状スリーブ14を取
り付けてある。
【0014】スリーブ14の内周面には長手方向中央部
に厚肉小内径部15を形成してあり、この厚肉小内径部
の上下に同じ内径の上部大内径部16aと下部大内径部
16bをそれぞれ形成してあって、上部大内径部16a
には玉軸受5の外輪7を、下部大内径部16bには大径
軸部側の外輪3をそれぞれ嵌め込んであって、前記厚肉
小内径部15の上下両端を玉軸受5の外輪7の下面と大
径軸部側の外輪3の上面とで挟んで固定してある。
【0015】モータを組み立てる際には、まず複列軸受
装置から玉軸受5を外し、二段軸の大径軸部1aの基端
部をベースに立設、固定し、ロータ12のスリーブ14
における下部大内径部16bを外輪3まわりに嵌める。
【0016】次いで玉軸受5を小径軸部1bとスリーブ
14における上部大内径部16aとの間に嵌め込んで上
下の外輪3、7によりスリーブ14の厚肉小内径部15
の上下両端を挟む。玉軸受5の内輪6に、その上端面か
ら適正予圧を付与し、この状態で玉軸受5の内輪6を小
径軸部1bに接着剤等で固定せしめる。
【0017】なお、本発明に係る回転機器は上述のよう
にハードディスクドライブ装置用モータ以外にもその他
の各種モータや発電機、あるいはプーリ等の回転伝達機
構等の各種回転機器にも適用できる。上述した実施例に
おいては複列軸受装置における片側列用と他列用のボー
ル4、9を同一径のものとしてあるが、異なる径のボー
ルを使用する場合もある。
【0018】
【本発明の作用、効果】本発明に係る回転機器およびモ
ータは上述した構成のものとしてあるので、次の作用、
効果を奏し得る。本発明の回転機器およびモータにおけ
る複列軸受装置は、二段軸の大径軸部外周に直接内周転
動溝を形成してあるので、従来の内輪が不要であり、し
たがってその分だけ軸は一部大径のものにして二段軸に
でき、軸の強度および剛性を低下させることなく外輪を
小径のものとすることができる。したがって、複列軸受
装置を小径のものにしても充分な軸の強度および剛性を
得ることができ、回転機器の小型化を図ることができ
る。
【0019】また、充分な軸の剛性が得られるので、レ
ゾナンス特性が良好で軸と軸まわりにおける回転機器の
他の部材との共振を防止することができ、したがって回
転機器の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、玉軸受は回転機器への組み付け時に
二段軸から分離できるので、大径軸部側の外輪と玉軸受
の外輪との間に回転部材を挟んで固定することができ、
また複雑な構造の回転機器に対しても組み付けが容易で
ある。
【0021】さらに、複列軸受装置における大径軸部側
の内周転動溝と玉軸受間にはスペーサ等を設けないの
で、この部分の軸の形状及び寸法を任意に設計すること
ができ、また別部品を取り付けることも可能である。ま
た、複列軸受装置における従来の玉軸受は1個ですみ、
したがって内輪は1個でよく、部品点数を少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転機器に使用する複列軸受装置
の縦断面図。
【図2】本発明に係る回転機器の実施例を示す縦断面
図。
【図3】従来の回転機器に用いられている軸受装置の一
例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 二段軸 1a 大径軸部 1b 小径軸部 2a 内周転動溝 2b 外周転動溝 3 外輪 4 ボール 5 玉軸受 6 内輪 7 外輪 8a、8b 転動溝 9 ボール 10 ベース 11 ステータ 12 ロータ 13 マグネット 14 スリーブ 15 厚肉小内径部 16a 上部大内径部 16b 下部大内径部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径軸部と小径軸部を有する二段軸の大径
    軸部外周に形成された内周転動溝と、大径軸部を囲む外
    輪の内周に形成された外周転動溝との間に片側列用のボ
    ールが配設され、内外輪間に他列用のボールが配設され
    た玉軸受の内輪を前記二段軸の小径軸部に着脱可能に嵌
    めてなる複列軸受装置の前記大径軸部を囲む外輪と前記
    玉軸受の外輪との間に回転部材を挟み込み、前記玉軸受
    の内輪に適正な予圧を付与した状態で、この玉軸受の内
    輪を前記二段軸の小径軸部に接着剤で固定してなる複列
    軸受装置を備える回転機器。
  2. 【請求項2】大径軸部と小径軸部を有する二段軸の大径
    軸部外周に形成された内周転動溝と、大径軸部を囲む外
    輪の内周に形成された外周転動溝との間に片側列用のボ
    ールが配設され、内外輪間に他列用のボールが配設され
    た玉軸受の内輪を前記二段軸の小径軸部に着脱可能に嵌
    めてなる複列軸受装置を備え、この複列軸受装置の前記
    大径軸部の基端がベースに立設、固定され、ロータの中
    央部下面に、上下開口の筒状スリーブを設け、この筒状
    スリーブの内面における上部と下部に形成された同じ径
    の大内径部間に厚肉小内径部が形成され、筒状スリーブ
    の下部大内径部に嵌め込んだ大径軸部側の外輪と、筒状
    スリーブの上部大内径部に嵌め込んだ玉軸受の外輪とで
    筒状スリーブの前記厚肉小内径部の上下両端を挟み込
    み、前記玉軸受の内輪に適正な予圧を付与した状態で、
    この玉軸受の内輪を前記二段軸の小径軸部に接着剤で固
    定してなる複列軸受装置を備えるモータ。
  3. 【請求項3】前記複列軸受装置における玉軸受は、その
    内輪の外径が二段軸の大径軸部の外径と同径で、外輪の
    内径が二段軸の大径軸部を囲む外輪の内径と同径で、片
    側列用と他列用の各ボールが同一径である請求項2に記
    載の複列軸受装置を備えるモータ。
  4. 【請求項4】前記モータがハードディスクドライブ装置
    用モータである請求項2または請求項3に記載の複列軸
    受装置を備えるモータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101459360B (zh) * 2007-12-13 2012-10-10 阿斯莫株式会社 无刷电机及其生产方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101459360B (zh) * 2007-12-13 2012-10-10 阿斯莫株式会社 无刷电机及其生产方法

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