JP2003058547A - 携帯住所・名称出力装置及び記録媒体 - Google Patents
携帯住所・名称出力装置及び記録媒体Info
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- JP2003058547A JP2003058547A JP2001247609A JP2001247609A JP2003058547A JP 2003058547 A JP2003058547 A JP 2003058547A JP 2001247609 A JP2001247609 A JP 2001247609A JP 2001247609 A JP2001247609 A JP 2001247609A JP 2003058547 A JP2003058547 A JP 2003058547A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現在地の座標から住所・名称を検索し出力で
きるようにする。 【解決手段】 位置座標を検出して住所・名称を検索し
出力する携帯住所・名称出力装置であって、複数の衛星
信号を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ受信
手段１、２と、少なくともエリア分割された面情報を表
す複数の座標と住所・名称を有するポリゴン地図データ
を格納するデータ記憶手段４、５と、ＧＰＳ受信手段に
より検出した位置座標を基にデータ記憶手段の住所・名
称をを検索する検索手段３と、検索手段で検索したデー
タを出力する出力手段７と、検索手段の検索及び出力手
段の出力を制御する出力制御手段６とを備え、現在位置
の住所・名称を出力可能にし、ＧＰＳチップを含む各手
段のプログラムをＲＯＭなどに搭載して稼働させること
により、小型チップで住所・名称をテキスト情報で出力
できるようにする。
きるようにする。 【解決手段】 位置座標を検出して住所・名称を検索し
出力する携帯住所・名称出力装置であって、複数の衛星
信号を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ受信
手段１、２と、少なくともエリア分割された面情報を表
す複数の座標と住所・名称を有するポリゴン地図データ
を格納するデータ記憶手段４、５と、ＧＰＳ受信手段に
より検出した位置座標を基にデータ記憶手段の住所・名
称をを検索する検索手段３と、検索手段で検索したデー
タを出力する出力手段７と、検索手段の検索及び出力手
段の出力を制御する出力制御手段６とを備え、現在位置
の住所・名称を出力可能にし、ＧＰＳチップを含む各手
段のプログラムをＲＯＭなどに搭載して稼働させること
により、小型チップで住所・名称をテキスト情報で出力
できるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置座標を検出し
て住所・名称を検索し出力する携帯住所・名称出力装置
及び記録媒体に関する。
て住所・名称を検索し出力する携帯住所・名称出力装置
及び記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両用
ナビゲーション装置では、現在地や出発地、目的地など
の地点を入力して、地図データで目的地までの最適経路
を計算し、その計算した最適経路に沿って道路、交差
点、施設その他の特徴物などの案内情報により経路案内
を行っている。この装置では、近年、ＧＰＳ（Ｇlobal
Ｐositioning Ｓystem:汎世界測位システム）の精度が
高くなると共に、コストが安くなったこともあって、基
本的にこのＧＰＳ受信器から得られる座標情報に、適宜
車速センサ、舵角センサ、ジャイロ等の情報を補助的に
使って地図データとの地図マッピングを行い、地図上の
座標で現在位置を検出している。
ナビゲーション装置では、現在地や出発地、目的地など
の地点を入力して、地図データで目的地までの最適経路
を計算し、その計算した最適経路に沿って道路、交差
点、施設その他の特徴物などの案内情報により経路案内
を行っている。この装置では、近年、ＧＰＳ（Ｇlobal
Ｐositioning Ｓystem:汎世界測位システム）の精度が
高くなると共に、コストが安くなったこともあって、基
本的にこのＧＰＳ受信器から得られる座標情報に、適宜
車速センサ、舵角センサ、ジャイロ等の情報を補助的に
使って地図データとの地図マッピングを行い、地図上の
座標で現在位置を検出している。
【０００３】したがって、車両用ナビゲーション装置に
おいては、通常、案内経路に沿った地図上で検出された
現在位置がマークなどによりポイントで上書き表示され
るが、地図により周囲の情報を取り込んでよく把握でき
ないと、地図上で現在位置が表示されても、現実にその
位置がどの辺にいるのかよく分からないという問題が生
じる。
おいては、通常、案内経路に沿った地図上で検出された
現在位置がマークなどによりポイントで上書き表示され
るが、地図により周囲の情報を取り込んでよく把握でき
ないと、地図上で現在位置が表示されても、現実にその
位置がどの辺にいるのかよく分からないという問題が生
じる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、現在地の座標から住所・名称を検
索し出力できるようにするものである。
決するものであって、現在地の座標から住所・名称を検
索し出力できるようにするものである。
【０００５】そのために本発明は、位置座標を検出して
住所・名称を検索し出力する携帯住所・名称出力装置で
あって、複数の衛星信号を受信して時刻及び位置座標を
検出するＧＰＳ受信手段と、少なくともエリア分割され
た面情報を表す複数の座標と住所・名称を有するポリゴ
ン地図データを格納するデータ記憶手段と、前記ＧＰＳ
受信手段により検出した位置座標を基に前記データ記憶
手段の住所・名称を検索する検索手段と、前記検索手段
で検索した住所・名称を出力する出力手段とを備え、住
所・名称をＧＰＳ受信手段により検出される位置座標を
基に検索して出力することを特徴とするものである。
住所・名称を検索し出力する携帯住所・名称出力装置で
あって、複数の衛星信号を受信して時刻及び位置座標を
検出するＧＰＳ受信手段と、少なくともエリア分割され
た面情報を表す複数の座標と住所・名称を有するポリゴ
ン地図データを格納するデータ記憶手段と、前記ＧＰＳ
受信手段により検出した位置座標を基に前記データ記憶
手段の住所・名称を検索する検索手段と、前記検索手段
で検索した住所・名称を出力する出力手段とを備え、住
所・名称をＧＰＳ受信手段により検出される位置座標を
基に検索して出力することを特徴とするものである。
【０００６】前記ポリゴン地図データは、町丁目を含む
行政界にエリア分割された複数の座標列からなり、前記
検索手段は、前記ＧＰＳ受信手段により検出した位置座
標を含む面情報を有するポリゴン地図データの住所・名
称を検索することを特徴とし、前記出力手段は、前記住
所・名称を文字情報で出力する表示手段、前記住所・名
称を音声で出力する音声出力手段、前記住所・名称を記
録する記録手段、前記住所・名称を送信する送信手段で
あることを特徴とするものである。
行政界にエリア分割された複数の座標列からなり、前記
検索手段は、前記ＧＰＳ受信手段により検出した位置座
標を含む面情報を有するポリゴン地図データの住所・名
称を検索することを特徴とし、前記出力手段は、前記住
所・名称を文字情報で出力する表示手段、前記住所・名
称を音声で出力する音声出力手段、前記住所・名称を記
録する記録手段、前記住所・名称を送信する送信手段で
あることを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る携帯住所・
名称出力装置の実施の形態を示す図であり、１はＧＰＳ
受信器、２は測位部、３は検索部、４はポリゴン地図デ
ータ、５は住所・名称データ、６は出力制御部、７は出
力部を示す。
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る携帯住所・
名称出力装置の実施の形態を示す図であり、１はＧＰＳ
受信器、２は測位部、３は検索部、４はポリゴン地図デ
ータ、５は住所・名称データ、６は出力制御部、７は出
力部を示す。
【０００８】図１において、ＧＰＳ受信器１は、複数の
人工衛星からの信号（アルマナックデータ）を受信する
ものであり、測位部２は、ＧＰＳ受信器１で受信した信
号から現在位置の緯度・経度（座標値）及び時刻を抽出
するものである。検索部５は、ＧＰＳ受信部１により検
出した位置座標を基にポリゴン地図データ４、住所・名
称データ５を検索し、検出した座標を含むポリゴンの住
所・名称を検索するものである。
人工衛星からの信号（アルマナックデータ）を受信する
ものであり、測位部２は、ＧＰＳ受信器１で受信した信
号から現在位置の緯度・経度（座標値）及び時刻を抽出
するものである。検索部５は、ＧＰＳ受信部１により検
出した位置座標を基にポリゴン地図データ４、住所・名
称データ５を検索し、検出した座標を含むポリゴンの住
所・名称を検索するものである。
【０００９】ポリゴン地図データ４は、エリア分割され
た面情報を表す複数の座標を有し、例えばポリゴンの閉
領域を規定する複数の座標列などからなり、ポリゴンと
は、線（ライン）、点（ポイント）に対応する面（エリ
ア）の概念である。住所・名称データ５は、ポリゴン地
図データ４の各ポリゴンに対応する住所・名称を出力す
るデータであり、住所・名称は、町丁目、字などの行政
界、電話の市外・市内局番、郵便番号、事業・営業、配
達、商業圏など各種の面情報の定義を基にエリア分割さ
れた各種ポリゴンの所謂名称である。
た面情報を表す複数の座標を有し、例えばポリゴンの閉
領域を規定する複数の座標列などからなり、ポリゴンと
は、線（ライン）、点（ポイント）に対応する面（エリ
ア）の概念である。住所・名称データ５は、ポリゴン地
図データ４の各ポリゴンに対応する住所・名称を出力す
るデータであり、住所・名称は、町丁目、字などの行政
界、電話の市外・市内局番、郵便番号、事業・営業、配
達、商業圏など各種の面情報の定義を基にエリア分割さ
れた各種ポリゴンの所謂名称である。
【００１０】出力制御部６は、検索部３の検索及び出力
部７の出力を制御するものであり、例えば携帯電話やＰ
ＨＳ（Ｐersonal Ｈandyphone Ｓystem)、ＰＤＡ（Ｐer
sonal Ｄigital Ａssistant：携帯情報端末）では、キ
ー操作や特定の操作条件のときに検索部３の検索及び出
力部７の出力を制御することにより、現在位置の住所・
名称を文字で出力したり、音声で出力したり、センター
などに送信したりする。カーナビ（車両用ナビゲーショ
ン装置）では、例えば所定距離走行する毎に、あるいは
一定時間毎に検索部３の検索及び出力部７の出力を制御
することにより、車両の現在位置があるポリゴンから隣
接する他のポリゴンに進入したときに、その町丁目名
（住所）を音声により出力したり、交差点や特別の施設
などの特徴地点に近づいたときに、その交差点名や施設
名、住所を音声により出力する。また、デジタルカメラ
やアナログカメラでは、シャッタを操作して写真撮影を
したときに検索部３の検索及び出力部７の出力を制御す
ることにより、写真のプリント時やパソコンに表示する
時に撮影場所、日時・時刻が写真の下辺や隅、裏側（プ
リントの場合）などの特定位置に出力できるようにす
る。
部７の出力を制御するものであり、例えば携帯電話やＰ
ＨＳ（Ｐersonal Ｈandyphone Ｓystem)、ＰＤＡ（Ｐer
sonal Ｄigital Ａssistant：携帯情報端末）では、キ
ー操作や特定の操作条件のときに検索部３の検索及び出
力部７の出力を制御することにより、現在位置の住所・
名称を文字で出力したり、音声で出力したり、センター
などに送信したりする。カーナビ（車両用ナビゲーショ
ン装置）では、例えば所定距離走行する毎に、あるいは
一定時間毎に検索部３の検索及び出力部７の出力を制御
することにより、車両の現在位置があるポリゴンから隣
接する他のポリゴンに進入したときに、その町丁目名
（住所）を音声により出力したり、交差点や特別の施設
などの特徴地点に近づいたときに、その交差点名や施設
名、住所を音声により出力する。また、デジタルカメラ
やアナログカメラでは、シャッタを操作して写真撮影を
したときに検索部３の検索及び出力部７の出力を制御す
ることにより、写真のプリント時やパソコンに表示する
時に撮影場所、日時・時刻が写真の下辺や隅、裏側（プ
リントの場合）などの特定位置に出力できるようにす
る。
【００１１】出力部７は、検索部３で検索した住所・名
称を出力するディスプレイやスピーカ、メモリ、送信器
などである。例えば携帯電話やＰＨＳ、ＰＤＡ、カーナ
ビでは、ディスプレイやスピーカより現在位置の住所・
名称を文字、音声で出力したり、特定の送信先へ送信し
たり、また、ディスプレイに住所・名称を出力する場合
には、ポリゴンや地図を併せて表示出力する。また、デ
ジタルカメラでは、メモリの撮影した写真画像データ上
に、あるいは別の領域に撮影した住所・名称、時刻など
のデータを記録し、アナログカメラでは、撮影した写真
画像上に、あるいは別の領域に住所・名称、時刻などを
記録して、写真画像と共にプリントできるようにする。
称を出力するディスプレイやスピーカ、メモリ、送信器
などである。例えば携帯電話やＰＨＳ、ＰＤＡ、カーナ
ビでは、ディスプレイやスピーカより現在位置の住所・
名称を文字、音声で出力したり、特定の送信先へ送信し
たり、また、ディスプレイに住所・名称を出力する場合
には、ポリゴンや地図を併せて表示出力する。また、デ
ジタルカメラでは、メモリの撮影した写真画像データ上
に、あるいは別の領域に撮影した住所・名称、時刻など
のデータを記録し、アナログカメラでは、撮影した写真
画像上に、あるいは別の領域に住所・名称、時刻などを
記録して、写真画像と共にプリントできるようにする。
【００１２】図２は本発明に係る携帯住所・名称出力装
置により住所・名称の出力処理概要を説明するための図
である。複数のＧＰＳ衛星は、衛星軌道データであるマ
ルナックデータを一定時間間隔で送信しており、ＧＰＳ
測位プログラム（測位部）では、これをＧＰＳ受信器が
複数のＧＰＳ衛星から受信することにより、到達時間か
ら現在位置の緯度・経度（Ｘ，Ｙ）を算出する。ＧＰＳ
測位プログラムで算出した緯度・経度（Ｘ，Ｙ）が検索
部（ＧＩＳ：Ｇiographic Ｉnformation Ｓystem プロ
グラム）に入力されると、検索部では、エリア情報のポ
リゴン地図データで提供される面情報の中に含まれる座
標（Ｘ，Ｙ）とのマッチング処理を行う。そして、座標
（Ｘ，Ｙ）の含まれるポリゴンの選択が行われると、エ
リア情報の住所・名称データベースより選択されたポリ
ゴンにコード番号、例えば「１２３４」でリンクされた
住所名、例えば「東京都千代田区麹町３丁目」を呼び出
して、その住所・名称をテキスト形式で出力する。
置により住所・名称の出力処理概要を説明するための図
である。複数のＧＰＳ衛星は、衛星軌道データであるマ
ルナックデータを一定時間間隔で送信しており、ＧＰＳ
測位プログラム（測位部）では、これをＧＰＳ受信器が
複数のＧＰＳ衛星から受信することにより、到達時間か
ら現在位置の緯度・経度（Ｘ，Ｙ）を算出する。ＧＰＳ
測位プログラムで算出した緯度・経度（Ｘ，Ｙ）が検索
部（ＧＩＳ：Ｇiographic Ｉnformation Ｓystem プロ
グラム）に入力されると、検索部では、エリア情報のポ
リゴン地図データで提供される面情報の中に含まれる座
標（Ｘ，Ｙ）とのマッチング処理を行う。そして、座標
（Ｘ，Ｙ）の含まれるポリゴンの選択が行われると、エ
リア情報の住所・名称データベースより選択されたポリ
ゴンにコード番号、例えば「１２３４」でリンクされた
住所名、例えば「東京都千代田区麹町３丁目」を呼び出
して、その住所・名称をテキスト形式で出力する。
【００１３】ポリゴン地図データの形式は、例えば図２
に示す「Ｘ１，Ｙ１，Ｘ２，Ｙ２，Ｘ３，Ｙ３，Ｘ４，
Ｙ４，Ｘ５，Ｙ５，１２３４」のように（Ｘ１，Ｙ１）
〜（Ｘ５，Ｙ５）で囲まれた面が文字列（座標列とコー
ド番号）で定義される。末尾の「１２３４」は、この面
情報に与えられる固有のコード番号である。これに対
し、住所・名称データベースは、「１２３４，東京都，
千代田区，麹町３丁目」のような住所名の情報列によっ
て構成される。その先頭に、対応するポリゴン地図デー
タのコード番号「１２３４」がついている。
に示す「Ｘ１，Ｙ１，Ｘ２，Ｙ２，Ｘ３，Ｙ３，Ｘ４，
Ｙ４，Ｘ５，Ｙ５，１２３４」のように（Ｘ１，Ｙ１）
〜（Ｘ５，Ｙ５）で囲まれた面が文字列（座標列とコー
ド番号）で定義される。末尾の「１２３４」は、この面
情報に与えられる固有のコード番号である。これに対
し、住所・名称データベースは、「１２３４，東京都，
千代田区，麹町３丁目」のような住所名の情報列によっ
て構成される。その先頭に、対応するポリゴン地図デー
タのコード番号「１２３４」がついている。
【００１４】例えば従来のカーナビでは、ＧＰＳデータ
を基に現在地を地図上にポイントで示して運転者が目視
するものであり、また、主要な商業施設などの所在地情
報を地図上の代表点情報として格納し、現在地から当該
代表地点までの距離を計算し、最も近傍の商業施設情報
などを表示している。
を基に現在地を地図上にポイントで示して運転者が目視
するものであり、また、主要な商業施設などの所在地情
報を地図上の代表点情報として格納し、現在地から当該
代表地点までの距離を計算し、最も近傍の商業施設情報
などを表示している。
【００１５】図３は町丁目レベルの利用への応用を想定
した従来のシステムと本発明に係る携帯住所・名称出力
装置との比較例を示す図である。町丁目レベルの利用へ
の応用を想定すると、町丁目など一定の範囲を持つ情報
が示すエリアは不定形であるにもかかわらず、代表点は
任意の固定されたポイントであるため、例えば図３
（Ａ）に示すような現在地の緯度・経度（Ｘ，Ｙ）で
は、そこから最も近い代表点「Ａ町一丁目」を選択する
方法である。したがって、従来のシステムでは、極めて
低い精度の町丁目情報しか得ることができず、カーナビ
においては、現在地の詳細住所・名称を取得する方法は
用いられていない。
した従来のシステムと本発明に係る携帯住所・名称出力
装置との比較例を示す図である。町丁目レベルの利用へ
の応用を想定すると、町丁目など一定の範囲を持つ情報
が示すエリアは不定形であるにもかかわらず、代表点は
任意の固定されたポイントであるため、例えば図３
（Ａ）に示すような現在地の緯度・経度（Ｘ，Ｙ）で
は、そこから最も近い代表点「Ａ町一丁目」を選択する
方法である。したがって、従来のシステムでは、極めて
低い精度の町丁目情報しか得ることができず、カーナビ
においては、現在地の詳細住所・名称を取得する方法は
用いられていない。
【００１６】それに対し、本発明に係る携帯住所・名称
出力装置では、ポリゴン情報の中から現在地の緯度・経
度が含まれるポリゴン情報を特定するので、現在地の緯
度・経度（Ｘ，Ｙ）から得られる住所・名称は、図３
（Ｂ）に示すように「Ａ町三丁目」となり、住所・名称
の精度は、飛躍的に高くなる。しかも、町丁目エリアの
ほかに営業エリアや管理エリアなど様々なポリゴン情報
を使うことも可能であり、ＧＰＳの利用分野が大きく広
がることになる。
出力装置では、ポリゴン情報の中から現在地の緯度・経
度が含まれるポリゴン情報を特定するので、現在地の緯
度・経度（Ｘ，Ｙ）から得られる住所・名称は、図３
（Ｂ）に示すように「Ａ町三丁目」となり、住所・名称
の精度は、飛躍的に高くなる。しかも、町丁目エリアの
ほかに営業エリアや管理エリアなど様々なポリゴン情報
を使うことも可能であり、ＧＰＳの利用分野が大きく広
がることになる。
【００１７】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、ポリゴン地図データと住所・名称デ
ータとをリンクさせて説明したが、これらのデータは、
地理上の任意のｘ，ｙで囲まれた面情報（ポリゴン情
報）及び面情報に紐付けられたテキスト情報をさす、所
謂エリア情報であって、ポリゴン地図データに住所・名
称データを含めてデータ構成であってもよいし、「町丁
目ポリゴン情報と住所テキスト情報」のほかに、「販売
店エリアポリゴンとエリア番号」、「施設管理区域ポリ
ゴンと管理区域名称」など面情報と呼称がセットされた
各種の情報を用いてもよい。また、携帯電話やＰＨＳ、
ＰＤＡ、カーナビ、デジタルカメラ、アナログカメラで
現在位置の情報として住所・名称などを出力するものと
して説明したが、ＧＰＳ受信、測位、検索の各プログラ
ムと住所・名称データを含むポリゴン地図データを記録
した記録媒体で構成し、上記の各装置や他の携帯機器、
移動装置に搭載し現在位置の情報を出力するものとして
適用してもよい。例えば携帯電話を用いた電子メールや
ブラウザのＣＧＩ画面からの情報送信の際に住所情報を
併せて送信させるようにすると、各種の住所に基づいた
調査等に用いることができる。
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、ポリゴン地図データと住所・名称デ
ータとをリンクさせて説明したが、これらのデータは、
地理上の任意のｘ，ｙで囲まれた面情報（ポリゴン情
報）及び面情報に紐付けられたテキスト情報をさす、所
謂エリア情報であって、ポリゴン地図データに住所・名
称データを含めてデータ構成であってもよいし、「町丁
目ポリゴン情報と住所テキスト情報」のほかに、「販売
店エリアポリゴンとエリア番号」、「施設管理区域ポリ
ゴンと管理区域名称」など面情報と呼称がセットされた
各種の情報を用いてもよい。また、携帯電話やＰＨＳ、
ＰＤＡ、カーナビ、デジタルカメラ、アナログカメラで
現在位置の情報として住所・名称などを出力するものと
して説明したが、ＧＰＳ受信、測位、検索の各プログラ
ムと住所・名称データを含むポリゴン地図データを記録
した記録媒体で構成し、上記の各装置や他の携帯機器、
移動装置に搭載し現在位置の情報を出力するものとして
適用してもよい。例えば携帯電話を用いた電子メールや
ブラウザのＣＧＩ画面からの情報送信の際に住所情報を
併せて送信させるようにすると、各種の住所に基づいた
調査等に用いることができる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、位置座標を検出して住所・名称を検索し出力
する携帯住所・名称出力装置であって、複数の衛星信号
を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ受信手段
と、少なくともエリア分割された面情報を表す複数の座
標と住所・名称を有するポリゴン地図データを格納する
データ記憶手段と、ＧＰＳ受信手段により検出した位置
座標を基にデータ記憶手段の住所・名称を検索する検索
手段と、検索手段で検索した住所・名称を出力する出力
手段とを備え、住所・名称をＧＰＳ受信手段により検出
される位置座標を基に検索して出力するので、ＧＰＳチ
ップを含む各手段のプログラムを記録媒体（ＲＯＭな
ど）に搭載して稼働させることにより、小型チップで住
所・名称の情報をテキスト情報で出力させることができ
る。
によれば、位置座標を検出して住所・名称を検索し出力
する携帯住所・名称出力装置であって、複数の衛星信号
を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ受信手段
と、少なくともエリア分割された面情報を表す複数の座
標と住所・名称を有するポリゴン地図データを格納する
データ記憶手段と、ＧＰＳ受信手段により検出した位置
座標を基にデータ記憶手段の住所・名称を検索する検索
手段と、検索手段で検索した住所・名称を出力する出力
手段とを備え、住所・名称をＧＰＳ受信手段により検出
される位置座標を基に検索して出力するので、ＧＰＳチ
ップを含む各手段のプログラムを記録媒体（ＲＯＭな
ど）に搭載して稼働させることにより、小型チップで住
所・名称の情報をテキスト情報で出力させることができ
る。
【００１９】ポリゴン地図データは、町丁目を含む行政
界にエリア分割された複数の座標列からなり、検索手段
は、ＧＰＳ受信手段により検出した位置座標を含む面情
報を有するポリゴン地図データの住所・名称を検索する
ことを特徴とし、出力手段は、住所・名称を文字情報で
出力する表示手段、住所・名称を音声で出力する音声出
力手段、住所・名称を記録する記録手段、住所・名称を
送信する送信手段であるので、現在位置の情報が地図上
でのマークではなく、直接住所や名称で取得することが
できる。さらに、例えば観光地での撮影住所の記録や写
真による各種調査写真への住所の付加、現在位置の住所
・名称の送信などが可能になる。
界にエリア分割された複数の座標列からなり、検索手段
は、ＧＰＳ受信手段により検出した位置座標を含む面情
報を有するポリゴン地図データの住所・名称を検索する
ことを特徴とし、出力手段は、住所・名称を文字情報で
出力する表示手段、住所・名称を音声で出力する音声出
力手段、住所・名称を記録する記録手段、住所・名称を
送信する送信手段であるので、現在位置の情報が地図上
でのマークではなく、直接住所や名称で取得することが
できる。さらに、例えば観光地での撮影住所の記録や写
真による各種調査写真への住所の付加、現在位置の住所
・名称の送信などが可能になる。
【図１】 本発明に係る携帯住所・名称出力装置の実施
の形態を示す図である。
の形態を示す図である。
【図２】 本発明に係る携帯住所・名称出力装置により
住所・名称の出力処理概要を説明するための図である。
住所・名称の出力処理概要を説明するための図である。
【図３】 町丁目レベルの利用への応用を想定した従来
のシステムと本発明に係る携帯住所・名称出力装置との
比較例を示す図である。
のシステムと本発明に係る携帯住所・名称出力装置との
比較例を示す図である。
１…ＧＰＳ受信器、２…測位部、３…検索部、４…ポリ
ゴン地図データ、５…住所・名称データ、６…出力制御
部、７…出力部
ゴン地図データ、５…住所・名称データ、６…出力制御
部、７…出力部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高橋 則雄
東京都千代田区六番町２番地 国際航業株
式会社内
(72)発明者 飯島 明男
東京都千代田区六番町２番地 国際航業株
式会社内
Ｆターム(参考） 2C032 HB06 HB07 HB08 HB22 HB25
5B075 KK07 ND06 ND20 PP10 PP30
UU14
Claims (7)
- 【請求項１】 位置座標を検出して住所・名称を検索し
出力する携帯住所・名称出力装置であって、複数の衛星
信号を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ受信
手段と、少なくともエリア分割された面情報を表す複数
の座標と住所・名称を有するポリゴン地図データを格納
するデータ記憶手段と、前記ＧＰＳ受信手段により検出
した位置座標を基に前記データ記憶手段の住所・名称を
検索する検索手段と、前記検索手段で検索した住所・名
称を出力する出力手段とを備え、住所・名称をＧＰＳ受
信手段により検出される位置座標を基に検索して出力す
ることを特徴とする携帯住所・名称出力装置。 - 【請求項２】 前記ポリゴン地図データは、町丁目を含
む行政界にエリア分割された複数の座標列からなり、前
記検索手段は、前記ＧＰＳ受信手段により検出した位置
座標を含む面情報を有するポリゴン地図データの住所・
名称を検索することを特徴とする請求項１記載の携帯住
所・名称出力装置。 - 【請求項３】 前記出力手段は、前記住所・名称を文字
情報で出力する表示手段であることを特徴とする請求項
１記載の携帯住所・名称出力装置。 - 【請求項４】 前記出力手段は、前記住所・名称を音声
で出力する音声出力手段であることを特徴とする請求項
１記載の携帯住所・名称出力装置。 - 【請求項５】 前記出力手段は、前記住所・名称を記録
する記録手段であることを特徴とする請求項１記載の携
帯住所・名称出力装置。 - 【請求項６】 前記出力手段は、前記住所・名称を送信
する送信手段であることを特徴とする請求項１記載の携
帯住所・名称出力装置。 - 【請求項７】 位置座標を検出して住所・名称を検索し
出力する携帯住所・名称出力装置用の記録媒体であっ
て、少なくともエリア分割された面情報を表す複数の座
標と住所・名称を有するポリゴン地図データと、複数の
衛星信号を受信して時刻及び位置座標を検出するＧＰＳ
受信プログラムと、前記ＧＰＳ受信プログラムにより検
出した位置座標を基に前記ポリゴン地図データの住所・
名称を検索する検索プログラムとを記録したことを特徴
とする携帯住所・名称出力装置用の記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001247609A JP2003058547A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 携帯住所・名称出力装置及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001247609A JP2003058547A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 携帯住所・名称出力装置及び記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003058547A true JP2003058547A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19076915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001247609A Pending JP2003058547A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 携帯住所・名称出力装置及び記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003058547A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164436A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Casio Comput Co Ltd | Ｇｐｓ受信装置 |
-
2001
- 2001-08-17 JP JP2001247609A patent/JP2003058547A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164436A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Casio Comput Co Ltd | Ｇｐｓ受信装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040602 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041006 |