JP2003058035A - 教育支援方法 - Google Patents

教育支援方法

Info

Publication number
JP2003058035A
JP2003058035A JP2001247364A JP2001247364A JP2003058035A JP 2003058035 A JP2003058035 A JP 2003058035A JP 2001247364 A JP2001247364 A JP 2001247364A JP 2001247364 A JP2001247364 A JP 2001247364A JP 2003058035 A JP2003058035 A JP 2003058035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
education
item
educational
work
predetermined value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001247364A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kamigaki
健男 上垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001247364A priority Critical patent/JP2003058035A/ja
Publication of JP2003058035A publication Critical patent/JP2003058035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる作業内容毎に、作業グループの作業能率
向上を効率良く図れる教育支援技術を提供する。 【解決手段】複数の教育対象者の教育をコンピュータに
より支援する方法であって、各教育対象者の属性データ
を入力するステップと、複数の教育項目毎に各教育対象
者の習熟度基礎データを入力するステップと、各教育項
目毎に各教育対象者の習熟度を評価するステップと、対
象作業を特定するステップと、対象作業が必要とする作
業項目に対応する教育項目を選定するステップと、選定
した教育項目の習熟度が第1の所定値以上の複数の教育
対象者を抽出して一のグループを決定するステップと、
抽出した教育対象者毎に、当該選定した教育項目の習熟
度が、第1の所定値よりも高い第2の所定値未満の教育
項目を優先教育項目として抽出するステップと、を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教育支援技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを利用した教育支援システ
ム(CAI:COMPUTER AIDED INST
RUCTION)として、教材データを記憶するデータ
ファイルからの情報を所定の順序に従って学習者側の端
末に出力して、効率良い学習を行うようにしたシステム
が公知である。
【0003】また、例えば企業内の人材を育成する教育
システムとして、本部側と支部側に通信端末を設置し、
本部側から指定する教育内容を、効率的に支部側に伝達
するシステムが考えられる。
【0004】一方、自動車整備・板金工場等における、
自動車の修理作業員の教育としては、各修理工場におけ
る熟練作業員から、経験の浅い作業員が直接指導を受け
てなされている。そして、多くの現場の教育現状として
は、熟練作業員の作業を、経験の浅い作業員が見て真似
をするに留まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、自動車の修理
について考察すると、自動車の外板パネル等の損傷を修
理するには、修理工場にて板金・塗装の専門職の作業員
によってなされるが、良好な板金・塗装作業には長い経
験が必要とされる。そして、損傷した車両の板金・塗装
作業には、比較的長い時間を要するため、作業絶対時間
の長さと、熟練作業員の不足から、車両修理費が嵩んで
しまう傾向にある。
【0006】また、修理工場では、3,4人程度の作業
員を一つのチームとして、一台の車両修理を行うことが
考えられるが、各作業員ごとの修理作業能力が異なる
と、チームとして効率良く作業を進めることができない
場合がある。さらに、作業員毎に、得意な作業分野と不
得意な作業分野(例えば、板金作業は得意だが、塗装作
業は不得意等)があり、チーム全体としての得意作業分
野あるいは不得意作業分野が偏向した場合等には、円滑
な修理作業を阻害する要因ともなってしまう。
【0007】そして、修理工場におけるこのような生産
性の悪さが、車両修理費高騰や、作業員の長時間労働と
いった結果となって表面化している。
【0008】一方、多くの車両保険には、5万円程度の
免責特約があるため、軽度の損傷では、ユーザー(自動
車保有者)は保険が使えずに、修理できないまま我慢し
て乗り続けている。これは、車体表面の僅かな傷を修理
するにも、数万円程度の修理がかかるためであり、修理
費を低減できれば、たとえ車両保険を使えなくても、自
己負担で修理を行うユーザー数は増加することが期待さ
れる。また、保険会社にとっても、修理費が低減されれ
ば、免責特約を付帯しない保険商品を、低価格にてユー
ザーに提供することも可能となる。
【0009】翻って、例えば自動車の修理においてさら
に考察すると、大破した車両を修理する作業(フレーム
修正を含む作業)と、小破した車両を修理する作業(軽
板金作業)とは、作業内容が異なる。このため、小破車
両専門の修理工場が、大破車両の修理作業をも取り扱お
うとした場合、以後大破修理作業を受け持つ作業員の取
り扱い作業もそれまでとは大きく異なるが、各作業員が
必ずしも大破修理作業の必要作業項目に習熟しているも
のではない。
【0010】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、異なる作業内容毎に、作業グループの作業能率向上
を効率良く図れる教育支援技術(教育方法及びシステ
ム、プログラム)を提供することを課題とする。
【0011】また本発明は、複数の作業員によって構成
される一つの作業グループの作業能率向上を効率良く図
れる教育支援技術を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。
【0013】第1の発明は、複数の教育対象者の教育を
コンピュータにより支援する方法であって、各教育対象
者の属性データを入力するステップと、複数の教育項目
毎に各教育対象者の習熟度基礎データを入力するステッ
プと、各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価する
ステップと、対象作業を特定するステップと、対象作業
が必要とする作業項目に対応する教育項目を選定するス
テップと、選定した教育項目の習熟度が第1の所定値以
上の複数の教育対象者を抽出して一のグループを決定す
るステップと、抽出した教育対象者毎に、当該選定した
教育項目の習熟度が、第1の所定値よりも高い第2の所
定値未満の教育項目を優先教育項目として抽出するステ
ップと、を含むことを特徴とする。
【0014】前記一のグループを決定するステップで
は、当該選定した各教育項目の全てにおいて、少なくと
も一人以上の教育対象者における習熟度が第2の所定値
以上であることを条件として抽出することができる。
【0015】また、前記教育項目は、車両修理における
作業項目に対応して設定することができる。
【0016】第2の発明は、複数の教育対象者の教育を
コンピュータに支援させるプログラムであって、各教育
対象者の属性データを入力するステップと、複数の教育
項目毎に各教育対象者の習熟度基礎データを入力するス
テップと、各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価
するステップと、対象作業を特定するステップと、対象
作業が必要とする作業項目に対応する教育項目を選定す
るステップと、選定した教育項目の習熟度が第1の所定
値以上の複数の教育対象者を抽出して一のグループを決
定するステップと、抽出した教育対象者毎に、当該選定
した教育項目の習熟度が、第1の所定値よりも高い第2
の所定値未満の教育項目を優先教育項目として抽出する
ステップと、をコンピュータに実行させるプログラムと
した。
【0017】第3の発明は、複数の教育対象者の教育を
支援するシステムであって、各教育対象者の属性データ
を入力する第1入力手段と、複数の教育項目毎に各教育
対象者の習熟度基礎データを入力する第2入力手段と、
各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価する評価手
段と、対象作業を特定する対象作業特定手段と、対象作
業が必要とする作業項目に対応する教育項目を選定する
選定手段と、選定した教育項目の習熟度が第1の所定値
以上の複数の教育対象者を抽出して一のグループを決定
するグループ決定手段と、抽出した教育対象者毎に、当
該選定した教育項目の習熟度が、第1の所定値よりも高
い第2の所定値未満の教育項目を優先教育項目として抽
出する抽出手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】ここで、評価手段、選定手段、グループ決
定手段、抽出手段とは、CPU(Central Pr
ocessing Unit)等に相応する。また、第
1入力手段及び第2入力手段とはマウス,キーボード等
に相応する。また、本発明の教育支援システムに、文字
や画像データを表示する表示手段を付加することもでき
る。表示手段には、CRT(Cathode Ray
Tube),液晶ディスプレイ等を例示できる。また、
本発明の教育支援システムに、各種データを保存する記
憶手段を付加することもできる。記憶手段としては、ハ
ードディスク、MO(Magneto Optical
Disk)等を例示できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6の図面に基いて説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態による教育支
援システムの全体構成を表す図である。本教育支援シス
テムは、本部側のホストコンピュータ10と、通信路C
によってこのホストコンピュータ10に相互に接続され
た複数の研修センター端末100とから構成されてい
る。図1において、ホストコンピュータ10、複数の研
修センター端末100は、パーソナルコンピュータ等で
ある。
【0021】図2は、ホストコンピュータ10の構成を
示している。ホストコンピュータ10は、マウス11
と、キーボード12と、プリンタ13と、表示装置14
と、コンピュータ本体20とから構成されている。ま
た、コンピュータ本体20は、バスB1によって相互に
接続されたマウスインタフェース21、キーボードイン
タフェース22、表示用メモリ24、表示装置インタフ
ェース25、記憶装置インタフェース27、メインメモ
リ28、制御部29、及び通信インタフェース30と、
前記記憶装置インタフェース27を介してバスB1に接
続された記憶装置26とから構成されている。また、マ
ウス11はマウスインタフェース21を介してバスB1
に接続されるとともに、キーボード12はキーボードイ
ンタフェース22を介してバスB1に接続される。さら
に、プリンタ13はプリンタインタフェース23を介し
てバスB1に接続されるとともに、表示装置14は表示
装置インタフェース25を介してバスB1に接続されて
いる。マウス11及びキーボード12は、ホストコンピ
ュータ10の保守・管理を行う作業者が、データの入力
等をなすための装置である。このマウス11及びキーボ
ード12等が、第1入力手段及び第2入力手段に相当す
る。表示装置14は、キーボード12から入力された文
字や、記憶装置26から読み出したデータ等を表示する
ための装置である。また、プリンタ13は、前記表示装
置14に表示されたデータ等を印刷するための装置であ
る。そして、コンピュータ本体10は、プログラムの実
行等を行うための装置である。
【0022】マウスインタフェース21は、オペレータ
から入力されるデータをマウス11から受け取ってバス
B1へ伝達する装置である。また、キーボードインタフ
ェース22は、オペレータから入力れるデータをキーボ
ード12から受け取ってバスB1に伝達する装置であ
る。また、表示用メモリ24は、RAM(Random
Access Memory)等で構成され、表示装
置14に表示する文字、画像等のデータを保持するため
のメモリである。そして、表示装置インタフェース25
は、文字、画像等のデータを表示装置14に表示させる
ための装置である。前記記憶装置26は、制御部29が
処理するプログラム、教育対象者(受講者)の属性デー
タ等を記憶するハードディスク装置である。ここで、受
講者の属性データとは、受講番号、受講者の氏名、生年
月日、受講者の会社番号、会社名、会社の所属、受講コ
ース、能力ランク等のデータである。
【0023】記憶装置インタフェース27は、記憶装置
26へのデータの書き込みや、記憶装置26からのデー
タの読み出しを行う装置である。メインメモリ28は、
RAM等で構成され、制御部29の作業用に用いられる
メモリである。
【0024】通信インタフェース30は、バスB1から
データを受け取って通信路Cへ送信するとともに、通信
路Cからデータを受け取ってバスB1へ伝達するための
装置である。なお、通信路Cは、インターネット(TC
P/IPによる通信網)を例示することができる。プリ
ンタインタフェース23は、バスB1からデータを受け
取ってプリンタ13へ伝達するための装置である。
【0025】制御部29は、CPU等で構成され、表示
用メモリ24に文字、画像等のデータを書き込み、表示
装置インタフェース25に対して画面表示指示を行う。
また、制御部29は、記憶装置インタフェース27に対
して、記憶装置26へのデータの書き込み指示、記憶装
置26からのデータの読み出し指示を行う。さらに、制
御部29は、マウスインタフェース21を介してマウス
11から入力データを受け取り、キーボードインタフェ
ース22を介してキーボード12から入力データを受け
取る。また、制御部29は、通信インタフェース30を
介して通信路Cからデータを受け取るとともに、通信イ
ンタフェース30を介して通信路Cへデータを送信す
る。さらに、制御部29は、マウス11及びキーボード
12から入力された文字等のデータの処理、表示装置1
4に表示する画面データの処理を行う。この制御部29
が、評価手段、選定手段、グループ決定手段、抽出手段
に相当する。次に、研修センター端末100について、
図3を用いて説明する。図3は、研修センター端末10
0の構成を示している。研修センター端末100は、マ
ウス111と、キーボード112と、プリンタ113
と、表示装置114と、コンピュータ本体120とから
構成されている。また、コンピュータ本体120は、バ
スB2によって相互に接続されたマウスインタフェース
121、キーボードインタフェース122、表示用メモ
リ124、表示装置インタフェース125、記憶装置イ
ンタフェース127、メインメモリ128、制御部12
9、及び通信インタフェース130と、前記記憶装置イ
ンタフェース127を介してバスB2に接続された記憶
装置126とから構成されている。また、マウス111
はマウスインタフェース121を介してバスB2に接続
されるとともに、キーボード112はキーボードインタ
フェース122を介してバスB2に接続される。さら
に、プリンタ113はプリンタインタフェース123を
介してバスB2に接続されるとともに、表示装置114
は表示装置インタフェース125を介してバスB2に接
続されている。マウス111及びキーボード112は、
ホストコンピュータ110の保守・管理を行う作業者
が、データの入力等をなすための装置である。なお、こ
のマウス111及びキーボード112が、第1入力手段
及び第2入力手段に相当する。表示装置114は、キー
ボード112から入力された文字や、記憶装置から読み
出したデータ等を表示するための装置である。また、プ
リンタ113は、前記表示装置114に表示されたデー
タ等を印刷するための装置である。そして、コンピュー
タ本体120は、プログラムの実行等を行うための装置
である。
【0026】マウスインタフェース121は、オペレー
タから入力されるデータをマウス111から受け取って
バスB2へ伝達する装置である。また、キーボードイン
タフェース122は、オペレータから入力れるデータを
キーボード112から受け取ってバスB2に伝達する装
置である。また、表示用メモリ124は、RAM(Ra
ndom Access Memory)等で構成さ
れ、表示装置114に表示する文字、画像等のデータを
保持するためのメモリである。そして、表示装置インタ
フェース125は、文字、画像等のデータを表示装置1
14に表示させるための装置である。前記記憶装置12
6は、制御部129が処理するプログラム、教育対象者
(受講者)の属性データ等を記憶するハードディスク装
置である。ここで、受講者の属性データとは、前記本部
側の記憶装置126に記憶されたデータと同様であり、
受講番号、受講者の氏名、生年月日、受講者の会社番
号、会社名、会社の所属、受講コース、能力ランク等の
データである。記憶装置インタフェース127は、記憶
装置126へのデータの書き込みや、記憶装置126か
らのデータの読み出しを行う装置である。
【0027】メインメモリ128は、RAM等で構成さ
れ、制御部129の作業用に用いられるメモリである。
通信インタフェース130は、バスB2からデータを受
け取って通信路Cへ送信するとともに、通信路Cからデ
ータを受け取ってバスB2へ伝達するための装置であ
る。プリンタインタフェース123は、バスB2からデ
ータを受け取ってプリンタ113へ伝達するための装置
である。
【0028】制御部129は、CPU等で構成され、表
示用メモリ124に文字、画像等のデータを書き込み、
表示装置インタフェース125に対して画面表示指示を
行う。また、制御部129は、記憶装置インタフェース
127に対して、記憶装置126へのデータの書き込み
指示、記憶装置126からのデータの読み出し指示を行
う。さらに、制御部129は、マウスインタフェース1
21を介してマウス111から入力データを受け取り、
キーボードインタフェース122を介してキーボード1
12から入力データを受け取る。また、制御部129
は、通信インタフェース130を介して通信路Cからデ
ータを受け取るとともに、通信インタフェース130を
介して通信路Cへデータを送信する。さらに、制御部1
29は、マウス111及びキーボード112から入力さ
れた文字等のデータの処理、表示装置114に表示する
画面データの処理を行う。次に、ホストコンピュータ1
0の制御部29が記憶装置26に格納されているプログ
ラムを実行するとともに、研修センター端末100の制
御部129が記憶装置126に格納されているプログラ
ムを実行することによって実現される制御の内容を、図
6のフローチャートに基づき、オペレーターの作業手順
と共に説明する。
【0029】まず、研修センター端末100側にて、オ
ペレータにより受講者(教育対象者)の属性データが入
力される(ステップ101)。
【0030】このステップ101では、受講番号、受講
日、受講校、受講者に研修を行うインストラクター名等
の受講情報が入力される。さらに、受講すべきカリキュ
ラム(受講コースにおける各教育項目を細分化したうえ
で構築した受講行程)が選択される。なお、例えば調色
・塗装研修コース中の一つのカリキュラムは、教育項目
として、塗装の基礎知識(塗料と塗膜、塗装、乾燥に関
する研修)、スプレーガン(各部の名称と役割、スプレ
ーガンの運行、各種調整に関する研修)、準備作業(脱
脂と足付け、マスキングに関する研修)、ソリッド調色
・塗装(調色データの見方と調べ方、調色、硬化材とシ
ンナー、上塗り作業、乾燥、磨き作業に関する研修)、
メタリック・2コートパール調色・塗装(調色、上塗り
塗装、フッソクリア塗装、対スリ傷性クリア塗装)等が
設定され、それぞれの研修内容についての基本修得時間
も設定されている。この後、受講者に研修がなされ、研
修センター端末100では、教育項目毎に教育対象者の
基礎データが入力される。ここでは、受講者の修得状況
を把握するためのテクニカルチェックを行う作業項目が
選択される。
【0031】なお、作業項目とは、例えば、鈑金作業工
法に関する作業項目としては、例えば図4に示すよう
に、パネルの損傷判断、脱着技法、パネル粗出技法、パ
ネル面出工法(パネル引出工法を含む)、パテ盛り(パ
テ充填)作業、パテ仕上げ作業、サーフェイサー処理、
サーフェイサー仕上げ等が設定されている。
【0032】また、大破修理の作業項目としては、図5
に示すように、パネルを含む車両全体の損傷判断、パネ
ル面出工法(パネル引出工法、パネル粗出技法を含
む)、パテ盛り(パテ充填)作業、パテ仕上げ作業、サ
ーフェイサー処理、サーフェイサー仕上げ、フレーム
(骨格)の計測作業、フレーム修正機の車両への取付・
取り外し(マウント・ディスマウント)、粗出し技法、
形状修正、メカニカル(ラジエータやエンジン本体、サ
スペンション等の機器の脱着・取替)、ガラスの脱着・
取替、塗装準備、マスキング、調色、ベースコート塗
装、クリアコート塗装、磨き、等が設定されている。
【0033】そして、各作業項目について、チェック項
目のランク入力がなされる。ここで、チェック項目のラ
ンク入力とは、例えば、作業項目が脱着技法であれば、
車両構造により脱着手順判断、接着式部品の脱着、ボル
ト・クリップ類の脱着、使用工具の選定、等の各チェッ
ク項目について、それぞれA〜Dの4段階にて修得度を
チェックするというものであり、この入力データが、習
熟度基礎データに相当する(ステップ102)。次に、
ステップ102における習熟度基礎データを含む受講デ
ータが、研修センター端末100から本部側のホストコ
ンピュータ10に通信回線を介して送受信される。そし
て、ホストコンピュータ10では、各教育項目毎に、各
教育対象者の習熟度が100点満点にて評価される。
(ステップ103)。
【0034】次に、ホストコンピュータ10では、対象
作業が特定される(ステップ104)。この対象作業
は、複数種の作業内容から選択されるものであり、個別
の企業等の依頼により設定されるデータである。ここで
は、車両大破の修理作業が選択されたものとする。
【0035】さらに、ホストコンピュータ10では、当
該(車両大破)修理作業を行うための一グループの構成
人数がステップ104と同様に依頼データに基づき特定
されるとともに(ステップ105)、必要なグループ数
が特定される(ステップ106)。
【0036】次に、ホストコンピュータ10では、対象
作業(車両大破修理作業)が必要とする作業項目に対応
する教育項目を選定する(ステップ107)。
【0037】そして、ホストコンピュータ10は、選定
した教育項目の習熟度が第1の所定値以上の教育対象者
を抽出する(ステップ108)。このステップ108に
おける第1の所定値とは、例えば習熟度が40点であ
り、後述する第2の所定値とは、例えば習熟度が80点
のことである。また、ステップ108において抽出する
教育対象者は、企業が自社従業員のみをもってして本シ
ステムを運行する場合には、当該企業の従業員のみを対
象とするものであり、企業が作業員の新規採用を踏まえ
て本システムを運行する場合は、本システムにて採用希
望の登録をしている教育対象者を対象とするものであ
る。なお、自社従業員と新規採用作業員との抽出割合を
予め設定して、各対象から抽出してもよい。
【0038】次に、ホストコンピュータ10は、ステッ
プ108にて抽出した教育対象者のなかから、選定した
教育項目の習熟度が第2の所定値(80ポイント)以上
の教育対象者を抽出して、記憶装置26にデータベース
を構築する(ステップ109)。さらに、ホストコンピ
ュータ10は、ステップ109にて抽出した教育対象者
において、習熟度が第2の所定値以上の教育項目のデー
タにフラグを設定する(ステップ110)。
【0039】そして、ホストコンピュータ10は、ステ
ップ108及びステップ110にて得たデータに基づ
き、各グループの構成員を決定する(ステップ11
1)。このステップ111では、まず特定されたグルー
プの構成人数に特定されたグループ数を乗算して必要絶
対人数を求める(仮に一グループ4人、10グループで
あれば40人)。また、ステップ110にてフラグを設
定した教育項目を有する教育対象者を優先して抽出する
とともに、必要絶対人数に足りない人数をその他のステ
ップ108にて抽出した教育対象者のうち、各教育項目
を総合した総合ポイントが高い順に仮決定する。而し
て、この仮決定した教育対象者を4人一組に組み合わせ
て、全ての教育項目において何れの教育対象者かが第2
の所定値以上となるように構成する。このとき、仮決定
した対象者では、前記条件を満足できない場合は、仮決
定から外れた教育対象者のうち、総合ポイントが高いも
のから順に入れ替え、グループの条件を満足できるか否
かを判定する。なお、教育対象者のいかなる組み合わせ
においてもグループの構成条件を満足できなかった場合
は、エラー出力をするとともに、構成条件を満足するグ
ループのみを確定させる。
【0040】次に、各グループの構成員について、習熟
度が第2の所定値未満の教育項目を抽出し、当該抽出し
た教育項目を優先して教育するよう表示装置14等に出
力する。
【0041】以上のように本実施形態の教育支援方法及
び支援システムによれば、異なる作業内容に応じて、適
切な初期グループを構成したうえで、当該グループが効
率良く作業能率が向上するよう教育にあたらせることが
できる。すなわち、企業等においては、新たなビジネス
プランを展開する場合、当該プランに応じて初期チーム
として最も適切な人材によるチーム作りをしたうえで、
当該チームを教育しつつ(生産性の向上を図りつつ)新
たなビジネスを進めることができる。
【0042】また、本実施形態の教育支援方法及びシス
テムによれば、受講者の長期間に亘る教育(生涯教育)
を、グループの作業効率を向上しつつ効率良く的確に行
うことができる。
【0043】なお、本支援方法及び支援システムは、初
期グループの構築に際してだけではなく、構築後、一定
期間経過後のグループを再構築する場合に適用すること
もできる。その場合、第1の所定値及び第2の所定値
は、新たな基準値として設定(初期よりも高いポイント
にて設定)するとよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、異なる作業内容毎に、
作業グループの作業能率向上を効率良く図れる教育支援
技術を提供することができる。
【0045】また、複数の作業員によって構成される一
つの作業グループの作業能率向上を効率良く図れる教育
支援技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における教育支援方法及び
支援システムの全体構成を示す図
【図2】実施形態におけるホストコンピュータの構成を
示す図
【図3】実施形態における研修センター側端末の構成を
示す図
【図4】実施形態において、小破車両の修理作業の教育
項目を教育対象者の評価点例とともに表す図。
【図5】実施形態において、大破車両の修理作業の教育
項目を教育対象者の評価点例とともに表す図。
【図6】実施形態における制御部において実行される処
理を示すフローチャート
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 11 マウス(入力手段) 12 キーボード(入力手段) 13 プリンタ 14 表示装置 20 コンピュータ本体 21 マウスインタフェース 22 キーボードインタフェース 23 プリンタインタフェース 24 表示用メモリ 25 表示装置インタフェース 26 記憶装置 27 記憶装置インタフェース 28 メインメモリ 29 制御部 30 通信インタフェース 100 研修センター端末 111 マウス(入力手段) 112 キーボード(入力手段) 113 プリンタ 114 表示装置 120 コンピュータ本体 121 マウスインタフェース 122 キーボードインタフェース 123 プリンタインタフェース 124 表示用メモリ 125 表示装置インタフェース 126 記憶装置 127 記憶装置インタフェース 128 メインメモリ 129 制御部 130 通信インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 19/00 G09B 19/00 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の教育対象者の教育をコンピュータに
    より支援する方法であって、 各教育対象者の属性データを入力するステップと、 複数の教育項目毎に各教育対象者の習熟度基礎データを
    入力するステップと、 各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価するステッ
    プと、 対象作業を特定するステップと、 対象作業が必要とする作業項目に対応する教育項目を選
    定するステップと、 選定した教育項目の習熟度が第1の所定値以上の複数の
    教育対象者を抽出して一のグループを決定するステップ
    と、 抽出した教育対象者毎に、当該選定した教育項目の習熟
    度が、第1の所定値よりも高い第2の所定値未満の教育
    項目を優先教育項目として抽出するステップと、を含む
    ことを特徴とする教育支援方法。
  2. 【請求項2】前記一のグループを決定するステップで
    は、当該選定した各教育項目の全てにおいて、少なくと
    も一人以上の教育対象者における習熟度が第2の所定値
    以上であることを条件として抽出することを特徴とする
    請求項1記載の教育支援方法。
  3. 【請求項3】前記教育項目は、車両修理における作業項
    目に対応していることを特徴とする請求項1または2に
    記載の教育支援方法。
  4. 【請求項4】複数の教育対象者の教育をコンピュータに
    支援させるプログラムであって、 各教育対象者の属性データを入力するステップと、 複数の教育項目毎に各教育対象者の習熟度基礎データを
    入力するステップと、 各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価するステッ
    プと、 対象作業を特定するステップと、 対象作業が必要とする作業項目に対応する教育項目を選
    定するステップと、 選定した教育項目の習熟度が第1の所定値以上の複数の
    教育対象者を抽出して一のグループを決定するステップ
    と、 抽出した教育対象者毎に、当該選定した教育項目の習熟
    度が、第1の所定値よりも高い第2の所定値未満の教育
    項目を優先教育項目として抽出するステップと、をコン
    ピュータに実行させるプログラム。
  5. 【請求項5】複数の教育対象者の教育を支援するシステ
    ムであって、 各教育対象者の属性データを入力する第1入力手段と、 複数の教育項目毎に各教育対象者の習熟度基礎データを
    入力する第2入力手段と、 各教育項目毎に各教育対象者の習熟度を評価する評価手
    段と、 対象作業を特定する対象作業特定手段と、 対象作業が必要とする作業項目に対応する教育項目を選
    定する選定手段と、 選定した教育項目の習熟度が第1の所定値以上の複数の
    教育対象者を抽出して一のグループを決定するグループ
    決定手段と、 抽出した教育対象者毎に、当該選定した教育項目の習熟
    度が、第1の所定値よりも高い第2の所定値未満の教育
    項目を優先教育項目として抽出する抽出手段と、を備え
    ることを特徴とする教育支援システム。
JP2001247364A 2001-08-16 2001-08-16 教育支援方法 Pending JP2003058035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247364A JP2003058035A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 教育支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247364A JP2003058035A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 教育支援方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003058035A true JP2003058035A (ja) 2003-02-28

Family

ID=19076723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001247364A Pending JP2003058035A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 教育支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003058035A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219670A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Asahi Kasei Homes Kk メンテナンス員の教育支援システム及びそれを備えたメンテナンス員の推薦システム
JP2011158938A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sky Co Ltd グループ編成支援システム及びグループ編成支援プログラム
JP2019036150A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 株式会社富士通エフサス 分類装置、分類方法および分類プログラム
CN110648119A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 上海天方夜谭网络科技有限公司 培训方法及装置、存储介质及电子设备
CN111415513A (zh) * 2020-03-26 2020-07-14 公安部交通管理科学研究所 一种自动驾驶汽车行驶安全性测试方法、装置及系统
WO2022118370A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 三菱電機株式会社 作業認定装置および作業認定方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219670A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Asahi Kasei Homes Kk メンテナンス員の教育支援システム及びそれを備えたメンテナンス員の推薦システム
JP2011158938A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sky Co Ltd グループ編成支援システム及びグループ編成支援プログラム
JP2019036150A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 株式会社富士通エフサス 分類装置、分類方法および分類プログラム
JP6994870B2 (ja) 2017-08-17 2022-01-14 株式会社富士通エフサス 分類装置、分類方法および分類プログラム
CN110648119A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 上海天方夜谭网络科技有限公司 培训方法及装置、存储介质及电子设备
CN111415513A (zh) * 2020-03-26 2020-07-14 公安部交通管理科学研究所 一种自动驾驶汽车行驶安全性测试方法、装置及系统
WO2022118370A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 三菱電機株式会社 作業認定装置および作業認定方法
JP7468700B2 (ja) 2020-12-01 2024-04-16 三菱電機株式会社 作業認定装置および作業認定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Godin Interactive scheduling: historical survey and state of the art
Saud et al. Effective integration of information and communication technologies (ICTs) in technical and vocational education and training (TVET) toward knowledge management in the changing world of work
CN111047484A (zh) 一种模拟创业平台系统
JP2003058035A (ja) 教育支援方法
JP2001228792A (ja) 教育支援システム及びプログラムを記録したコンピュータ可読媒体
Veaner Major decision points in library automation
Spöttl et al. the Development of Advanced Detailed Curricula
Ab Wahab et al. Information and Communication Technologies In Technical (ICTs) And Vocational Education And Training (TVET) For Integration Toward Knowledge Management
CN117689233B (zh) 一种基于需求纵向追溯的工程影响评估方法及系统
US11564066B2 (en) Coordinating information across multiple devices to facilitate end-of-day dismissal at a school
Sinnasamy et al. Industrial training for library & information science students: A Malaysian experience
Zülch et al. INSIGHTS—Integrated simulation game for a comprehensive redesign of production systems
Wahab et al. Information And Communication Technologies In Technical (ICTs) And Vocational Education And Training (Tvet)(Effective Integration Toward Knowledge Management In The Changing World Of Work)
Gas-ib et al. Feasibility Study on the Offering of Expanded Tertiary Education, Equivalency and Accreditation Program (ETEEAP) as a NonTraditional Education in Higher Education in the Philippines
Brown et al. An overview of project work in Australian planning schools
Kryzhanovsky et al. Physical Modeling of Transport Processes—Simulation Modeling, Training Complexes
Setiawan et al. Enterprise Architecture Design Using TOGAF Adm at PT. Industri Telekomunikasi Indonesia
Gerson et al. Meeting corporate needs: How technical writing can prepare students for today's changing work place
Baumann et al. Building Algorithms to Estimate Training Resource Requirements
CN113436043A (zh) 一种多行业多地区多场景线上教学管理系统
Zanardelli New technologies: New training
Hurst The changing roles of external examiners
Lawson Design and development of training devices/systems for emerging military tactical systems
Eidgahy Cqi In Professional Development Of Engineers: Dynamics, Obligations And Myths
Mattoon Metrics for Assessing Return on Investment from Information Technology

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040831

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20050712