JP2003055009A - 流動性スラリー、その製造方法およびポルトランドセメントの製造方法 - Google Patents

流動性スラリー、その製造方法およびポルトランドセメントの製造方法

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JP2003055009A JP2001224271A JP2001224271A JP2003055009A JP 2003055009 A JP2003055009 A JP 2003055009A JP 2001224271 A JP2001224271 A JP 2001224271A JP 2001224271 A JP2001224271 A JP 2001224271A JP 2003055009 A JP2003055009 A JP 2003055009A
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    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セメントの生産に有用な流動性スラリーを提
供すること。 【解決手段】 25〜55質量%の水;クロロシリコン
生産副産物、直接法残留ゲル、セメントキルンダストお
よびそれらの混合物からなる群から選ばれるアルカリ性
材料;ならびにスクロース、ラフィノース、リグニン、
メチルグルコピラノシド、ラクトース、フルクトース、
ポリリン酸ナトリウム、トレハロースおよびそれらの混
合物からなる群から選ばれる加工助剤を混合して流動性
スラリーを形成することを含む流動性スラリーの製造方
法。このスラリーはセメントの生産に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロロシリコン生
産副産物、直接法残留ゲル、セメントキルンダストおよ
びそれらの混合物からなる群から選ばれるアルカリ材料
と、任意選択的にクレーと、約25〜55質量%の水
と、スクロース、ラフィノース、リグニン、メチルグル
コピラノシド、ラクトース、フルクトース、ポリリン酸
ナトリウム、トレハロースおよびそれらの混合物からな
る群から選ばれる加工助剤とを混合して流動性スラリー
を形成することを含む流動性スラリーの製造方法であ
る。この方法は、セメント生産用のアルカリ原料を再利
用する経済的および環境上有効な方法として特に有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】ポルトランドセメントの製法は当該技術
分野で周知である。ポルトランドセメントは、水中で凝
結および硬化できることを特徴とする水硬性セメントで
ある。一般的に、ポルトランドセメントは、適切な原料
を水と混合し、適切な温度で焼成してクリンカーを形成
させ、得られたクリンカーを、水との反応により硬化す
るのに必要な粉末度まで粉砕することにより生産され
る。焼成工程によって、再利用するのが困難なセメント
キルンダストと呼ばれている微細なアルカリ粒子副産物
が生成する。セメントキルンダストは、典型的には、セ
メント生産工程に由来する上記生成物の約1〜3質量%
を成す。
【0003】上記方法から得られるポルトランドセメン
トは、主にケイ酸三カルシウムとケイ酸二カルシウムか
らなる。これらの2種の原料は、主に、さらに2種の原
料、すなわち、カルシウムに富むもの、例えば石灰石、
白亜、泥灰岩、蠣または二枚貝の殻等と、シリカに富む
もの、例えばクレー、頁岩、砂または石英等から得られ
る。
【0004】Bunce等は、米国特許第5,374,31
0号明細書にセメント生産用の材料として、クロロシリ
コン副産物の加水分解から得られるケイ素含有生成物の
使用を教示した。しかしながら、セメント生産のために
そのような物質をクレースラリーに添加した場合、どろ
どろした非流動性ペーストが形成し、特に少量の水を使
用する場合に、この非流動性ペーストはさらなるダウン
ストリームプロセッシングを妨げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セメントの生産におい
て他のクロロシリコン生産副産物およびセメントキルン
ダスト等の他のアルカリ材料を使用することも有用であ
ろう。残念なことに、これらの材料には、多量の水を使
用しないことには取り扱いが難しいどろどろしたペース
トを形成するという点で欠点もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、そのような
アルカリ材料を、スクロース、ラフィノース、リグニ
ン、メチルグルコピラノシド、ラクトース、フルクトー
ス、ポリリン酸ナトリウム、トレハロースおよびそれら
の混合物からなる群から選ばれる特定の加工助剤と混合
することによって、そのようなアルカリ材料の流動性ス
ラリーを維持できることを見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、 25〜55質量%の水;クロロシリコン生産副産物、直
接法残留ゲル、セメントキルンダストおよびそれらの混
合物からなる群から選ばれるアルカリ材料;任意選択的
にクレー;ならびにスクロース、ラフィノース、リグニ
ン、メチルグルコピラノシド、ラクトース、フルクトー
ス、ポリリン酸ナトリウム、トレハロースおよびそれら
の混合物からなる群から選ばれる加工助剤;を混合して
流動性スラリーを形成することを含む流動性スラリーの
製造方法である。
【0008】本発明は、 25〜70質量%の水;クロロシリコン生産副産物、直
接法残留ゲル、セメントキルンダストおよびそれらの混
合物からなる群から選ばれるアルカリ材料;ならびにス
クロース、ラフィノース、リグニン、メチルグルコピラ
ノシド、ラクトース、フルクトース、ポリリン酸ナトリ
ウム、トレハロースおよびそれらの混合物からなる群か
ら選ばれる加工助剤;を含んで成る流動性スラリーにも
関する。
【0009】本発明は、アルカリ材料と、加工助剤と、
任意選択的にクレーと、水とを含んで成る流動性スラリ
ーの製造方法である。この加工助剤は、アルカリ材料お
よび任意選択的にクレーを水と混合した場合に生じるど
ろどろしたペーストの形成を妨げる。スラリーがポルト
ランドセメントの生産に使用される場合に、過剰の水を
蒸発させる必要がないように、このスラリーにおいて低
い水濃度を使用できることが意外にも見出された。
【0010】本発明において有用なアルカリ材料は、ク
ロロシリコン生産副産物、直接法残留ゲル、セメントキ
ルンダスト、およびそれらの混合物からなる。「クロロ
シリコン生産副産物」は、クロロシリコンが生成する生
産工程から生じる。クロロシリコン生産工程の典型的な
ものは、金属ケイ素と塩化メチルとの反応によりメチル
クロロシランを形成するものと、金属ケイ素と塩化水素
との反応によりクロロシランを形成するものである。残
念ながら、これらの工程は、多くの望ましくない副産物
と廃棄が必要な廃棄物流れを生じる。
【0011】これらの副産物および廃棄物流れは往々に
して酸性であるため、使用に先立って往々にして中和さ
れる。そのような中和方法の1つの例が米国特許第5,
000,934号明細書に記載されている。そこに記載
されている方法ではハロゲン化物と金属ケイ素の反応か
ら生じる使用済床(spent bed)が高温で強塩
基により中和される。この引用文献の記載は、引用によ
りここに含まれていることにする。この方法のような方
法または他の副産物廃棄方法により生じる金属塩並びに
当業者に知られているであろうクロロシリコン生産方法
により生じるいかなる他の副次的な金属塩も、環境への
放出を防止するために概して捕獲され、本発明の方法に
おいて使用できる。
【0012】本発明の方法において有用な副産物の1つ
の具体例は、クロロシリコンの生産から生じる廃水の浄
化の際に金属水酸化物の析出により生じるものを含む。
【0013】これらの方法から得られる副産物はCa
O,SiO2,Al23,Fe23,MgO,K2O,N
2O,SO3,TiO2,P25,SrO,BaOおよ
びMn 34等の金属酸化物を含むことがある。実際の組
成は、本発明に対して重要ではないが、先の段落の例か
ら得られる副産物の典型的な化学組成は、CaO 0〜
30質量%;SiO2 0〜35質量%;Al23
〜5質量%;Fe230〜4質量%;MgO 0〜8質
量%;K2O 0〜1質量%;Na2O 0〜0.5質量
%;SO3 0〜1質量%;TiO2 0〜1質量%;P
25 0〜0.1質量%;SrO 0〜0.1質量%;
BaO 0〜0.1質量%;Mn340〜0.5質量
%;および水 0〜30質量%を含んで成ることがあ
る。
【0014】本発明において有用な他のアルカリ材料は
直接法残留ゲルである。この材料の例は、引用によりそ
の記載がここに含まれていることにする米国特許第4,
408,030号および第5,374,310号明細書
に記載されている。これらの引用文献には、クロロシラ
ンを生成する金属ケイ素と塩化メチルとの反応(“直接
法”)の副産物からのゲルの形成が記載されている。こ
のゲルは、例えばシラン、ジシラン、ジシロキサン、シ
ランオリゴマー、シロキサンオリゴマー、シルフェニレ
ンおよびシルアルキレン等を包含する様々なこれらのク
ロロシリコン副産物の加水分解により形成される。この
加水分解は、上記特許明細書に記載されているような水
性媒体中で起こり、その水性媒体中にはHClおよび/
またはCaCl2等の添加剤が含まれることがある。こ
のゲルの典型的な組成は、水、CaCl2、およびこの
加水分解の加水分解生成物を含んで成る。
【0015】本発明におけるアルカリ材料としては、ポ
ルトランドセメント生産工程中に生成する副産物である
先に述べたようなセメントキルンダスト等の他のカルシ
ウムに富む材料も有用である。一般的に、ポルトランド
セメントは適切な原料を水と混合し、適切な温度で焼成
してクリンカーを形成させ、そして得られたクリンカー
を水との反応により硬化するのに必要な粉末度まで粉砕
することにより生産される。焼成工程により、微細なア
ルカリ粒子、すなわちセメントキルンダストが生成す
る。実際の組成は本発明に対して重要ではないが、セメ
ントキルンダストの典型的な化学組成は、およそCaO
15〜55質量%;SiO2 10〜35質量%;A
23 2〜10質量%;Fe23 1〜6質量%;M
gO 1〜11質量%;K2O 0.2〜2質量%;N
2O 0.05〜1.0質量%;およびSO3 0.1
〜2質量%の範囲内である。
【0016】上記アルカリ材料は、典型的には、クレー
が存在する場合に、スラリーの全質量を基準にして約4
0質量%以下の量で本発明のスラリーに添加され、ま
た、クレーがスラリーの構成要素でない場合には、約6
5質量%以下の量で本発明のスラリーに添加される。往
々にして、アルカリ材料は、クレーが含まれる場合に、
スラリーの全質量を基準にして約30質量%以下、ある
いは約1〜30質量%の量で使用され、また、クレーが
スラリーの構成要素でない場合には、約60質量%以
下、あるいは0.1〜60質量%の量で使用される。よ
り少ない量も本発明の範囲に含まれることは明らかであ
る。
【0017】本発明において使用される加工助剤は、ス
クロース、ラフィノース、リグニン、メチルグルコピラ
ノシド、ラクトース、フルクトース、ポリリン酸ナトリ
ウム、トレハロースおよびそれらの混合物からなる群か
ら選ばれる。これらの材料は全て当該技術分野で知られ
ており、容易に市販入手できる。好ましくは、この加工
助剤は、スクロース、リグニン、フルクトースおよびそ
れらの混合物からなる群から選ばれる。これらの加工助
剤の前駆体の使用およびこれらの加工助剤を含む組成物
の使用も本発明の範囲に含まれることに注意されたい。
【0018】本発明において使用される加工助剤の量
は、使用される他の成分(すなわち、使用されるアルカ
リ材料、クレーおよび水)およびそれらの量に依存す
る。しかしながら、概して、加工助剤は、スラリーの質
量を基準にして約0.02〜約10質量%、あるいは約
0.02〜約5質量%の量で使用される。あるいは、加
工助剤の量は約0.05〜1質量%の範囲内にある。
【0019】本発明のスラリーはクレーを含むこともで
きる。クレースラリーはセメント生産の原料であり、ま
たクレースラリーにアルカリ材料を含めることはセメン
ト生産方法にアルカリ材料を導入する都合良い方法であ
るため、クレーが往々にして含まれる。本発明において
使用されるクレーのタイプは本発明に対して重要でない
が、典型例としては、水中に懸濁したケイ酸アルミニウ
ムマグネシウムを含むモンモリロナイトクレーが挙げら
れ、これは往々にして水中に約25〜65%のモンモリ
ロナイトクレーが懸濁した状態にある。そのようなクレ
ー懸濁液は市販入手可能である。しかしながら、他のク
レーも本発明において有用である。
【0020】使用される場合には、クレーは、通常、ス
ラリー中のクレー固形分の全質量を基準にして約1〜6
5質量%の量、往々にして約40質量%を超える量、あ
るいは約45質量%を超える量で本発明のスラリーに添
加される。
【0021】水も本発明のスラリーの一構成成分であ
る。典型的には、水は、スラリーの質量を基準にしてス
ラリーに約25〜約55質量%の量で含まれ、あるいは
約30〜約55質量%の量で含まれる。典型的には、ポ
ルトランドセメント生産の焼成工程における水の除去の
必要性を最低限にして燃料費を最低限に抑えるとともに
その経済的有効性が高まるように、水の容量をできるだ
け少なく抑えることが好ましい。
【0022】上記アルカリ材料は、ポルトランドセメン
トのカルシウムおよびシリカ必須成分の全てまたは一部
だけを構成する場合があることに注意されたい。そのた
め、本発明に他のアルカリ材料、カルシウムおよび/ま
たはシリカ含有材料を加えることができる。
【0023】構成成分を混合する順序および方法は本発
明に重要ではない。例えば、スラリーの構成成分の全て
を同時に混合できる。代わりに、水とアルカリ材料と任
意のクレーとの混合物に、どろどろなペーストが形成さ
れた後でも、加工助剤を混合することができる。同様
に、加工助剤の水溶液に、アルカリ材料と任意のクレー
とを混合することができる。
【0024】これらの材料は、常用の混合技術および常
用の混合装置、限定するわけではないが例えばロッドミ
ル、パンミル、パグミル、他の一軸または多軸混合機に
より混合できる。
【0025】本発明の加工助剤が本明細書に記載の材料
のスラリーに含まれる場合に、スラリーは流動性のまま
存在するため、セメント生産工程で加工可能である。従
って、セメント生産における原料費の著しい節約だけで
なく、この方法はセメントキルンダストの廃棄に関係す
る費用もなくし、また、クロロシラン生産工程に関係す
る廃棄物再利用手段を提供する。さらに、このスラリー
で使用される低い水の濃度は、ポルトランドセメントの
生産においてそのスラリーが使用される場合に、蒸発さ
せる必要のある水を最少限に抑えるため、その方法は経
済的により実用的なものとなる。
【0026】また、本発明は、上記スラリーを焼成して
クリンカーを形成し、そして得られたクリンカーを、水
と反応した場合に硬化するのに必要な粉末度に粉砕する
ことを含むポルトランドセメントの生産方法に関する。
以下の例により本発明を例示する。これらの例は、特許
請求の範囲を限定することを意図したものではない。
【0027】
【実施例】表1に示すように、アルカリ材料の様々な混
合物を、水および他の材料とのスラリーの形態で調製し
た。セメントキルンフィードストックをまねて水37質
量%中のクレー63質量%の懸濁液を調製した。この材
料を、表1中で(およびセメント業界で)「クレースリ
ップ(clay slip)」と呼ぶ。この成分を表1
に示す割合で、混合物の質量百分率で表されている所定
量のスクロース加工助剤と混合した。各成分を混合し、
そしてオリフィス出口をふさいだフォード粘度カップに
入れた。出口をあけ、材料をカップから下方の容器に流
出させた。カップの内容物が流出するのにかかった時間
を記録した。フォード粘度カップに添付の表を使用して
各カップの流出時間を混合物のセンチストークス(cS
t)単位での粘度に相関させた。このフォードカップ
(カタログVG-7200シリーズ、BYKGardnerから入手可
能)は、円錐形底部を有する容積約100mlの円筒状
容器である。その円筒の底部の中央にオリフィスが位置
する。底部のオリフィスの大きさに基づく3つの異なる
フォード粘度カップが存在し、各カップはNISTトレ
ーサブルオイル(traceable oil)を対照
として較正した(2つの異なるカップ#2および#3を
この例で使用した)。アルカリ材料含量が十分に少ない
各混合物において、加工助剤は混合物の粘度を、非流動
性または高粘度からより低い粘度に減少させることがで
きた。
【0028】
【表1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25〜55質量%の水;クロロシリコン
    生産副産物、直接法残留ゲル、セメントキルンダストお
    よびそれらの混合物からなる群から選ばれるアルカリ材
    料;ならびにスクロース、ラフィノース、リグニン、メ
    チルグルコピラノシド、ラクトース、フルクトース、ポ
    リリン酸ナトリウム、トレハロースおよびそれらの混合
    物からなる群から選ばれる加工助剤;を混合して流動性
    スラリーを形成することを含む流動性スラリーの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 スラリー中に1〜65質量%の範囲内の
    量のクレーも混合する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 加工助剤の量が0.02〜10質量%の
    範囲内にある請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルカリ材料の量が65質量%以下の範
    囲内にある請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 25〜55質量%の水;クロロシリコン
    生産副産物、直接法残留ゲル、セメントキルンダストお
    よびそれらの混合物からなる群から選ばれるアルカリ材
    料;ならびにスクロース、ラフィノース、リグニン、メ
    チルグルコピラノシド、ラクトース、フルクトース、ポ
    リリン酸ナトリウム、トレハロースおよびそれらの混合
    物からなる群から選ばれる加工助剤;を含んで成る流動
    性スラリー。
  6. 【請求項6】 水と、クロロシリコン生産副産物、直接
    法残留ゲル、セメントキルンダストおよびそれらの混合
    物からなる群から選ばれるアルカリ材料とを含んで成る
    流動性スラリーの製造方法において、スクロース、ラフ
    ィノース、リグニン、メチルグルコピラノシド、ラクト
    ース、フルクトース、ポリリン酸ナトリウム、トレハロ
    ースおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる加工
    助剤を添加することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のスラリーを焼成してク
    リンカーを形成させ、そして得られたクリンカーを、水
    との反応により硬化するのに必要な粉末度まで粉砕する
    ことを含むポルトランドセメントの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101117780B1 (ko) 2009-09-25 2012-03-19 (주)세와비전 시멘트 킬른 바이패스 더스트를 이용한 다공성 규산칼슘 경화체 제조방법

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