JP2003051830A - リング型光通信システム - Google Patents

リング型光通信システム

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JP2003051830A
JP2003051830A JP2001239673A JP2001239673A JP2003051830A JP 2003051830 A JP2003051830 A JP 2003051830A JP 2001239673 A JP2001239673 A JP 2001239673A JP 2001239673 A JP2001239673 A JP 2001239673A JP 2003051830 A JP2003051830 A JP 2003051830A
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JP2001239673A
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Akira Norizuki
晃 法月
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光伝送路の伝送容量を有効に活用することの
できるリング型光通信システムを提供することが課題で
ある。 【解決手段】 光伝送路2を用いて複数のノード(通信
局)をリング状に連結し、各ノード通信局間での画像デ
ータの伝送を行うようにしたリング型光通信システム1
であって、各ノードのうち、一つがマスタ局、その他が
スレーブ局とされ、マスタ局は、当該マスタ局を含む各
ノードにおける画像データの送受信状況を監視して、各
ノード間に設置される光伝送路2におけるの伝送容量の
割り当てを設定し、画像データの送信側となるノード
は、当該ノードから光伝送路2へ配信する画像データの
伝送容量が、マスタ局で割り当てられた伝送容量となる
ように送信対象となる画像データを圧縮処理することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送路をリング
状に連結して構成される光通信システムに係り、特に、
光伝送路の伝送容量を有効に利用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用車やワンボックスカー等の車
両には、オーディオ機器、ナビゲーションシステム、或
いは車外映像撮影用のカメラ等、多種にわたるデバイス
が搭載されることが多くなっている。例えば、オーディ
オ機器として、CDプレーヤ、MDプレーヤ、DVDプ
レーヤ等が搭載されることがあり、また、アンプ、スピ
ーカ、或いはモニタ等が複数搭載されることがある。
【0003】このように、車両内に多数のデバイスを搭
載する場合には、各デバイス間をそれぞれ電気的に接続
する必要があり、このような接続は極めて煩雑になるこ
とから、昨今においては、車両内にリング型のネットワ
ークシステムを構築し、該ネットワークシステムに各種
のデバイスを接続することにより、各種デバイス接続の
簡略化を図るものが提案されている。
【0004】図8は、従来における車両用の光通信シス
テムの構成を示すブロック図であり、同図に示すよう
に、該光通信システム101は、第1のモニタ102
と、第2のモニタ103と、ナビゲーションシステム1
04と、DVDプレーヤ105と、を具備しており、こ
れらは光伝送路106(106a〜106d)によりリ
ング状に連結されている。
【0005】そして、例えば、ナビゲーションシステム
104にて得られるナビゲーション画像を第1のモニタ
102に表示させ、且つ、DVDプレーヤ105より出
力される画像を第2のモニタ103に表示させる場合に
は、ナビゲーション画像データは、ナビゲーションシス
テム104,第2のモニタ103,及びDVDプレーヤ
105を経由して第1のモニタ102に伝送される。ま
た、DVD画像データは、DVDプレーヤ105,第1
のモニタ102,及びナビゲーションシステム104を
経由して、第2のモニタ103に伝送される。
【0006】ここで、例えば、ナビゲーション画像、及
びDVD画像の伝送容量が共に10Mbpsである場合に
は、最低でも20Mbpsの伝送容量を有する光伝送路1
06(106a〜106d)を用いなければ、2つの画
像を同時に伝送することができない。
【0007】また、この問題を回避するために、画像デ
ータの送信側となるノード(通信局)、即ち、ナビゲー
ションシステム104、及びDVDプレーヤ105より
出力される画像データの圧縮率を高く設定することによ
り、全体の伝送容量を低減させ、2つの画像を同時に伝
送する方法が考えられるが、この場合には、全ての光伝
送路106(106a〜106d)にて圧縮率の高い画
像データを伝送することになるので、光伝送路106を
有効に利用することができない。
【0008】即ち、図8に示す光伝送路106b,10
6dでは、2つの画像(ナビゲーション画像、DVD画
像)を同時に伝送するので、画像データの圧縮率を高く
する必要があるが、光伝送路106a,106cでは、
1つの画像のみを伝送するので、圧縮率を高くする必要
がない。つまり、該光伝送路106a,106cでは、
圧縮率を高くする必要がないにも関わらず、高い圧縮率
に固定されるので、光伝送路の有効活用を図ることがで
きない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
におけるリング型光通信システム101においては、複
数の画像データを同時に送信する場合には、送信の対象
となる全ての画像データの合計の伝送容量が、光伝送路
の伝送容量よりも小さくなるように画像圧縮処理し、こ
の圧縮率に固定されるので、伝送容量に余裕がある光伝
送路においては、この伝送容量を有効に活用することが
できないという問題が発生していた。
【0010】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、各通信局から送信される画像データの状況に応じ
て、画像の圧縮率を適宜変更することにより、光伝送路
の有効な活用を図ることのできるリング型光通信システ
ムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、光伝送路を用いて複
数の通信局をリング状に連結し、各通信局間での画像デ
ータの伝送を行うようにしたリング型光通信システムに
おいて、前記各通信局のうち、一つがマスタ局、その他
がスレーブ局とされ、前記マスタ局は、当該マスタ局を
含む各通信局における画像データの送受信状況を監視し
て、各通信局間に設置される光伝送路における伝送容量
の割り当てを設定し、前記各通信局のうち、画像データ
の送信側となる通信局は、当該通信局から前記光伝送路
へ配信する画像データの伝送容量が、前記マスタ局で割
り当てられた伝送容量となるように送信対象となる画像
データを圧縮処理することが特徴である。
【0012】請求項2に記載の発明は、光伝送路を用い
て複数の通信局をリング状に連結し、各通信局間での画
像データの伝送を行うようにしたリング型光通信システ
ムにおいて、前記各通信局のうち、一つがマスタ局、そ
の他がスレーブ局とされ、前記マスタ局は、当該マスタ
局を含む各通信局における画像データの送受信状況を監
視して、各通信局間に設置される光伝送路の伝送容量を
割り当てる主制御手段を有し、前記マスタ局を含む各通
信局のうち、画像データの送信側となる通信局は、送信
対象となる画像データを圧縮する画像圧縮手段と、当該
通信局から前記光伝送路へ配信する画像データの伝送容
量が、前記マスタ局で割り当てられた伝送容量となるよ
うに制御する送信制御手段と、を具備し、更に、前記マ
スタ局を含む各通信局のうち、画像データの受信側とな
る通信局は、前記光伝送路を介して受信される画像信号
の受信を制御する受信制御手段と、受信された画像デー
タを伸長する画像伸長手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記画像データ
の送信側となる通信局と、画像データの受信側となる通
信局は、リング状に形成される前記光伝送路上に、交互
に配置されることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記主制御手段
は、前記光伝送路に配信される画像データの伝送容量
が、光伝送路全体の伝送容量を当該光伝送路に配信され
る画像データ数で等分した値となるように割り当てるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、当該リング型光
通信システムを、車両に搭載したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
リング型光通信システム1の構成を模式的に示すブロッ
ク図である。同図に示すように、このリング型光通信シ
ステム1は、車両用のネットワークシステムとして用い
るものであり、複数のノード(通信局)が光ファイバで
構成される光伝送路2によりリング状に連結した構成を
成している。なお、この例では、光伝送路2の伝送容量
が10Mbpsである場合について説明する。
【0017】本実施形態では、各ノードとして、ナビゲ
ーション画像を出力するナビゲーションシステム5と、
車両外部の映像を撮影するカメラ7と、DVD画像を出
力するDVDプレーヤ3と、車両内の適所に配置される
3つのモニタ(第1のモニタ4,第2のモニタ6,第3
のモニタ8)が設定されている。
【0018】そして、これらの各ノードは、それぞれ映
像変換部9〜14を具備しており、各映像変換部9〜1
4は、光伝送路2(2a〜2f)を介して連結されてい
る。
【0019】また、各ノードのうち、一つのノードがマ
スタ局として設定され、他のノードがスレーブ局として
設定されている。本実施形態では、第1のモニタ4及び
これに連結される映像変換部10をマスタ局として設定
している。
【0020】図2は、スレーブ局とされたノードのう
ち、画像送信側となるノードの映像変換部、及び画像受
信側となるノードの映像変換部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。この例では、カメラ7に接続される映像
変換部13、ナビゲーションシステム5に接続される映
像変換部11、或いはDVDプレーヤ3に接続される映
像変換部9が画像送信側に該当し、第2のモニタ6、及
び第3のモニタ8に接続される映像変換部12,14が
画像受信側に該当する。
【0021】同図に示すように画像送信側となる映像変
換部9,11,13は、アナログの画像データをディジ
タル信号に変換するA/D変換器21と、該A/D変換
器21でディジタル化された画像データを、所望の圧縮
率で圧縮する画像圧縮部(画像圧縮手段)22と、画像
データを一時的に格納するバッファメモリ23と、圧縮
された画像データの出力タイミングを制御するコントロ
ーラ24と、送信する画像データをネットワークに乗
せ、光信号に変換して光伝送路2に配信する通信制御部
25と、を具備している。また、画像圧縮部22、コン
トローラ24、及び通信制御部25を総括的に制御する
CPU(送信制御手段)26を具備している。
【0022】また、画像受信側となる映像変換部12,
14は、光伝送路2を介して配信される光信号を電気信
号に変換し、ネットワークを通じて画像データを受け取
る通信制御部31と、該通信制御部31より出力される
画像データの出力タイミングを制御するコントローラ3
2と、画像データを一時的に格納するバッファメモリ3
3と、受信された画像データ(圧縮された画像データ)
を伸長する画像伸長部(画像伸長手段)34と、該画像
伸長部34,コントローラ32,及び通信制御部31を
総括的に制御するCPU(受信制御手段)35と、を具
備している。更に、伸長処理されたディジタルの画像デ
ータをアナログの画像データに変換し、これを各モニタ
6,8に出力するD/A変換器36を有している。
【0023】図3は、マスタ局が有する映像変換部、即
ち、第1のモニタ4に連結された映像変換部10の詳細
な構成を示すブロック図である。同図に示すように、該
映像変換部10は、前述した映像変換部12,14と比
較し、通信制御部31と、コントローラ32と、バッフ
ァメモリ33と、画像伸長部34と、D/A変換器36
と、を具備している点で一致している。そして、マスタ
局における映像変換部10では、CPU(主制御手段)
35′を有しており、該CPU35′は、通信制御部3
1、コントローラ32、及び画像伸長部34を総括的に
制御すると共に、各ノードの映像変換部9,11〜1
4、及び当該映像変換部10の、画像データの送信、或
いは受信の状況を監視し、この送受信状況に応じて、後
述するように、画像送信側の各映像変換部9、11、1
3における画像圧縮率を適宜設定する処理を行う。
【0024】図4は、マスタ局の映像変換部10のCP
U35′の制御、及び各ノードの映像変換部における処
理の手順を示すフローチャートであり、以下該フローチ
ャートを参照しながら、本実施形態の動作について説明
する。
【0025】まず、光通信システム1のネットワークが
起動すると、マスタ局のCPU35′は、この光通信シ
ステム1に接続される機器の情報を取得する処理を行う
(ステップST1)。具体的には、ネットワークに接続
されているノード(通信局)の数、ノードの種類、ノー
ド位置(順序)等の情報を取得する。
【0026】次いで、各ノードに接続された機器が使用
されているかどうかの情報を取得する(ステップST
2)。即ち、図1に示した各機器(カメラ7、ナビゲー
ションシステム5、DVDプレーヤ3、各モニタ4,
6,8)が起動してるかどうかの情報を取得する。
【0027】その後、各ノード間(互いに隣接する映像
変換部の間)の光伝送路2での、使用可能伝送容量を算
出する処理を行う(ステップST3)。そして、各スレ
ーブ局の映像変換部9,11〜14へ、伝送容量の使用
方法を指示する信号を送信する(ステップST4)。例
えば、DVDプレーヤ3より出力される画像データを送
信するために使用することのできる伝送容量の情報を、
当該DVDプレーヤ3に接続された映像変換部9に送信
する。
【0028】画像送信側となる各ノードの映像変換部で
は、マスタ局から伝送された伝送容量の情報に基づい
て、画像圧縮部22(図2参照)における画像圧縮率を
変更して、画像データの伝送容量がマスタ局にて設定さ
れた伝送容量となるようにし、この画像データを光伝送
路2に配信する(ステップST5)。従って、光伝送路
2の伝送容量を最大限に利用した画像データの伝送が可
能となる。
【0029】そして、各ノードにおけるスイッチ操作に
変化が発生した場合には、ステップST2〜ST5まで
の処理を繰り返し(ステップST6)、ネットワークの
接続状態に変化が発生した場合にはステップST1〜S
T5までの処理を繰り返す(ステップST7)。こうし
て、光伝送路2を有効に活用して、画像信号の伝送を行
うことができる。
【0030】以下、具体的な伝送容量の割り当てについ
て、3通りの場合を例に挙げて説明する。
【0031】<ケース1>図5は、DVDプレーヤ3よ
り出力される画像を第1のモニタ4に表示し、ナビゲー
ションシステム5より出力される画像を第2のモニタ6
に表示し、且つ、カメラ7で撮影された画像を第3のモ
ニタ8に表示する場合の例を示している。
【0032】この場合には、DVDプレーヤ3より出力
される画像は、映像変換部9,10間の光伝送路2aの
みを通過し、且つこの光伝送路2aには、他の画像デー
タは伝送されないので、DVDプレーヤ3より出力され
る画像データの伝送容量を、最大値である10Mbpsと
することができる。従って、映像変換部9の画像圧縮部
22では、伝送容量が10Mbpsとなる圧縮率に設定し
て、画像データを圧縮する。
【0033】同様に、ナビゲーションシステム5より出
力される画像は、映像変換部11,12間の光伝送路2
cのみを通過し、且つこの光伝送路2cには、他の画像
データは伝送されないので、ナビゲーションシステム5
より出力される画像データの伝送容量が10Mbpsとな
るように、画像の圧縮率を設定する。
【0034】更に、カメラ5より出力される画像データ
は、光伝送路2eのみを通過し、且つこの光伝送路2e
には、他の画像データは伝送されないので、最大の伝送
容量10Mbpsとなるように画像の圧縮率を設定する。
【0035】このような処理により、光伝送路2の伝送
容量を有効に利用することができ、画質劣化の少ない画
像データの伝送が可能となる。
【0036】<ケース2>図6は、DVDプレーヤ3よ
り出力される画像を第1のモニタ4、及び第3のモニタ
8に表示し、ナビゲーションシステム5より出力される
画像を第2のモニタ6に表示する場合の例を示してい
る。
【0037】この場合には、DVDプレーヤ3より出力
される画像は、光伝送路2a〜2eを通過して第3のモ
ニタ8に伝送される。また、ナビゲーションシステム5
より出力される画像データは、光伝送路2cのみを通過
して第2のモニタ6へ伝送される。つまり、光伝送路2
a,2b,2d,2eは、DVD画像のみが伝送され、
光伝送路2cは、DVD画像、及びナビゲーション画像
が同時に伝送されることになる。従って、映像変換部9
では、DVD画像の伝送容量が10Mbpsとなるように
設定し、映像変換部11では、DVD画像、及びナビゲ
ーション画像の伝送容量を共に5Mbps(合計で10Mb
ps)となるように設定する。
【0038】その結果、光伝送路2の伝送容量を効率良
く活用することができる。即ち、第1のモニタ4に表示
されるDVD画像は、伝送容量10Mbpsで伝送された
画像であるので、画質劣化の少ない画像を表示すること
ができ、且つ映像変換部11,12間の光伝送路2cで
は、2つの画像データ(DVD画像、及びナビゲーショ
ン画像)の伝送容量をそれぞれ5Mbpsとなるように設
定しているので、画像データの同時伝送が可能となる。
【0039】なお、上記の動作中で、DVD画像データ
を映像変換部13にて10Mbpsに変換することもでき
るが、一度5Mbpsに変換したものを再度10Mbpsに変
換しても画質の向上を望むことができないので、この例
では、DVD画像を伝送容量5Mbpsのままで光伝送路
2eを伝送させるようにしている。
【0040】<ケース3>図7は、DVDプレーヤ3よ
り出力される画像を第3のモニタ8に表示し、ナビゲー
ションシステム5より出力される画像を第1のモニタ4
に表示し、且つ、カメラ7で撮影された画像を第2のモ
ニタ6に表示する場合の例を示している。
【0041】この場合には、DVDプレーヤ3より出力
される画像(DVD画像)は、光伝送路2a〜2eを通
過して第3のモニタ8に伝送される。また、ナビゲーシ
ョンシステム5より出力される画像データ(ナビゲーシ
ョン画像)は、光伝送路2c,2d,2e,2f,2
a,を通過して第1のモニタ4へ伝送される。更に、カ
メラ7より出力される画像データ(カメラ画像)は、光
伝送路2e,2f,2a,2b,2c,を通過して第2
のモニタ6へ伝送される。
【0042】従って、各光伝送路2a〜2fの全てにお
いて、3つの画像データ(DVD画像、ナビゲーション
画像、カメラ画像)が伝送されることになるので、各映
像変換部9,11,13では、全体の伝送容量10Mbp
sを3等分した値となるように、各画像の伝送容量を設
定する。即ち、DVD画像の伝送容量を3.3Mbpsと
し、ナビゲーション画像の伝送容量を3.3Mbpsと
し、カメラ画像の伝送容量を3.3Mbpsとする。
【0043】これにより、光伝送路2の伝送容量を有効
に活用した画像データの伝送が可能となる。
【0044】このようにして、本実施形態に係るリング
型光通信システム1では、各ノード(通信局)の使用状
況、及び画像データの送信先の情報に基づいて、送信す
る画像データの伝送容量を設定し、この伝送容量となる
ように画像の圧縮率を適宜変更する処理を行っている。
従って、光伝送路2が有する伝送容量(この例では、1
0Mbps)を極めて有効に使用することができ、柔軟性
に優れ融通性に富んだ画像の伝送が可能となる。
【0045】以上、本発明のリング型光通信システムを
図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を
有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0046】例えば、上記した実施形態では、画像デー
タを送信するノードと、画像データを受信するノードと
が、リング状の光伝送路2上に交互に配置される構成と
しているが、本発明は、これに限定されるものではな
く、画像送信側のノード同士が隣接する構成や、画像受
信側のノード同士が隣接する構成とすることも可能であ
り、また、画像データ送信部と受信部が同一ノードに存
在する構成も可能である。
【0047】また、上記した実施形態では、複数の画像
データが伝送される光伝送路2(2a〜2c)におい
て、光伝送路2全体の伝送容量を等分した値となるよう
に、各画像データに割り当てる伝送容量を設定したが、
伝送する画像にプライオリティ(優先順位)を決めてお
き、これに応じて伝送容量を設定することも可能であ
る。例えば、上記実施形態では、2つの画像を同時伝送
する場合には、10Mbpsを2等分して「5Mbps×2画
像」としたが、「7Mbpsと3Mbps」といったように、
異なる伝送容量に設定することもできる。
【0048】更に、上記した実施形態では、ケース1〜
ケース3の3通りの場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、これ以外の表示パター
ンにも適用することができる。
【0049】また、上記した実施形態では、車両に搭載
される光通信システムを例に説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、ビルやプラントの
監視システム等に適用することも可能である。
【0050】更に、上記した実施形態では、第1のモニ
タ4を具備するノードをマスタ局としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、その他のノードをマスタ
局としても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリン
グ型光通信システムでは、画像データを通信局(ノー
ド)から光伝送路上に配信する際に、画像送信側となる
通信局における画像の圧縮率を適宜変更することによ
り、各通信局間における光伝送路の伝送容量を最大限に
使用できるように設定している。従って、光伝送路を効
率良く活用することができ、画像の品位を保持しなが
ら、複数の画像を同時に伝送することができる。
【0052】また、当該リング型光通信システムは、伝
送容量の制限等に柔軟に対応することができるので、車
両用のネットワークシステムとして用いる場合に、特に
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリング型光通信シス
テムの構成を模式的に示す説明図である。
【図2】スレーブ局となるノードの映像変換部の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図3】マスタ局となるノードの映像変換部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るリング型光通信シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図5】ケース1に係る画像データの伝送状況を示す説
明図である。
【図6】ケース2に係る画像データの伝送状況を示す説
明図である。
【図7】ケース3に係る画像データの伝送状況を示す説
明図である。
【図8】従来におけるリング型光通信システムの構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 リング型光通信システム 2(2a〜2f) 光伝送路 3 DVDプレーヤ 4 第1のモニタ 5 ナビゲーションシステム 6 第2のモニタ 7 カメラ 8 第3のモニタ 9〜14 映像変換部 21 A/D変換器 22 画像圧縮部(画像圧縮手段) 23 バッファメモリ 24 コントローラ 25 通信制御部 26 CPU(送信制御手段) 31 通信制御部 32 コントローラ 33 バッファメモリ 34 画像伸長部 35 CPU(受信制御手段) 35′ CPU(主制御手段) 36 D/A変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送路を用いて複数の通信局をリング
    状に連結し、各通信局間での画像データの伝送を行うよ
    うにしたリング型光通信システムにおいて、 前記各通信局のうち、一つがマスタ局、その他がスレー
    ブ局とされ、 前記マスタ局は、当該マスタ局を含む各通信局における
    画像データの送受信状況を監視して、各通信局間に設置
    される光伝送路における伝送容量の割り当てを設定し、 前記各通信局のうち、画像データの送信側となる通信局
    は、当該通信局から前記光伝送路へ配信する画像データ
    の伝送容量が、前記マスタ局で割り当てられた伝送容量
    となるように送信対象となる画像データを圧縮処理する
    ことを特徴とするリング型光通信システム。
  2. 【請求項2】 光伝送路を用いて複数の通信局をリング
    状に連結し、各通信局間での画像データの伝送を行うよ
    うにしたリング型光通信システムにおいて、 前記各通信局のうち、一つがマスタ局、その他がスレー
    ブ局とされ、 前記マスタ局は、当該マスタ局を含む各通信局における
    画像データの送受信状況を監視して、各通信局間に設置
    される光伝送路の伝送容量を割り当てる主制御手段を有
    し、 前記マスタ局を含む各通信局のうち、画像データの送信
    側となる通信局は、送信対象となる画像データを圧縮す
    る画像圧縮手段と、 当該通信局から前記光伝送路へ配信する画像データの伝
    送容量が、前記マスタ局で割り当てられた伝送容量とな
    るように制御する送信制御手段と、を具備し、 更に、前記マスタ局を含む各通信局のうち、画像データ
    の受信側となる通信局は、前記光伝送路を介して受信さ
    れる画像データの受信を制御する受信制御手段と、受信
    された画像データを伸長する画像伸長手段と、 を具備したことを特徴とするリング型光通信システム。
  3. 【請求項3】 前記画像データの送信側となる通信局
    と、画像データの受信側となる通信局は、リング状に形
    成される前記光伝送路上に、交互に配置されることを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載
    のリング型光通信システム。
  4. 【請求項4】 前記主制御手段は、前記光伝送路に配信
    される画像データの伝送容量が、光伝送路全体の伝送容
    量を当該光伝送路に配信される画像データ数で等分した
    値となるように割り当てることを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれか1項に記載のリング型光通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 当該リング型光通信システムを、車両に
    搭載したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か1項に記載のリング型光通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009100007A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Alpine Electronics Inc 多重ネットワークシステム及びデジタル情報転送方法

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