JP2003050921A - コンテンツ配信のためのシステム及び方法 - Google Patents

コンテンツ配信のためのシステム及び方法

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JP2003050921A JP2002112785A JP2002112785A JP2003050921A JP 2003050921 A JP2003050921 A JP 2003050921A JP 2002112785 A JP2002112785 A JP 2002112785A JP 2002112785 A JP2002112785 A JP 2002112785A JP 2003050921 A JP2003050921 A JP 2003050921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作権下で管理されているコンテンツを、著
作権の保護を保証しつつ、通信ネットワークを通じて多
数のユーザに配信できるようにする。 【解決手段】 ウェブサーバ12は、ユーザPC6にイ
ンターネットを通じてユーザが要求する画像を配信す
る。ウェブサーバ12から配信される画像データは、暗
号化されており、ユーザPC6内の専用のイメージエデ
ィタ22のみがそれを復号化できる。ウェブサーバ12
から配信される画像データには、著作権による利用制限
を示した制御データが含まれている。イメージエディタ
22は、その制御データに従って、ウェブサーバ12か
らダウンロードした画像に行うことができる編集操作や
印刷仕様を制御する。イメージエディタ22は、画像代
金の決済処理が完了した場合にのみ、画像の印刷を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像、動画
像、音楽、コンピュータプログラム、文書又はそれらの
復号などの各種コンテンツを、通信ネットワークを通じ
てサーバからユーザのコンピュータシステムへと配信す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上には様々なコンテンツ
を配信する多数のサーバが存在する。ここでは画像を配
信するサーバを例に取り説明するが、他の種類のコンテ
ンツも事情は同じである。
【0003】現在、インターネットを通じて配信される
画像は、著作権フリーの画像か、又はサーバ運営者の著
作権にかかる画像である。現在のところ、他人の著作権
の下で厳格に管理さている画像をネットワークを通じて
多数のユーザに正当に配信できるサーバは存在しない。
通信ネットワークを通じてばらまかれたコンテンツを著
作権の下で管理することが現状では技術的に不可能であ
るから、誰も自分の高価値な著作物が通信ネットワーク
を通じて配信されることを好まないからである。
【0004】一方、著作権下で厳格に管理されている画
像の多くは、需要がとても大きく、よって経済的価値の
高いものである。その典型例は、人気芸能人の写真、人
気映画のポスター、人気キャラクタの絵柄、人気アーテ
ィストの作品などである。現在、こうした著作権画像
は、印刷物の形で、許可を受けた正当な流通業者の店舗
からしか入手できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような著作権画
像を、わざわざ店舗に行かなくても、通信ネットワーク
を通じて自分のコンピュータを利用して手軽に入手でき
たら嬉しいと考えているユーザは非常に多い。著作権者
の多くも、もし著作権の保護が保証されるなら、自分の
著作物を通信ネットワークを通じて多数のユーザに販売
し、多大な収益を得たいと考えているであろう。
【0006】さらに、現在市場に提供されている著作権
画像の印刷物は、そのデザインやレイアウトが既に固定
されているから、必ずしもユーザの要求に合って入ると
は言えない。例えば、芸能人の写真を載せたカレンダー
や、アニメーションキャラクタの絵柄の入った葉書など
が、その芸能人やキャラクタそれ自体はまさにユーザの
気に入りであるにもかかわらず、用紙サイズや日付表デ
ザインや印刷文字などがユーザの気に入らないために、
購入されないというケースは非常に多い。
【0007】また、自分や友人の顔をその場で撮影し、
速やかにその写真を装飾図柄入りステッカーの形でプリ
ントアウトしてくれる機械が若者の間で大人気であるこ
とは周知の通りである。このようなプライベートな写真
又は画像を作るという用途にも、著作権画像が手軽に利
用できれば、著作権画像の需要は一層膨れ上がることが
期待できる。しかし、著作権の保護を確保しつつ、こう
した用途に著作権画像を手軽に利用可能にする技術は現
状では存在しない。
【0008】従って、本発明の目的は、著作権下で管理
されているコンテンツを、著作権の保護を保証しつつ、
通信ネットワークを通じて多数のユーザに配信できるよ
うにすることにある。
【0009】本発明の別の目的は、著作権下で管理され
ているコンテンツを、著作権の保護を保証しつつ、ユー
ザの好みに合う態様でユーザが利用できるようにするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従う、コンテン
ツデータを通信ネットワークを通じてユーザシステムに
配信するためのシステムは、ユーザシステム内の専用の
コンテンツ利用プログラムでのみ復号化できる所定の暗
号化方法で暗号化されたコンテンツデータを蓄積したコ
ンテンツ蓄積手段と、コンテンツ蓄積手段に蓄積された
暗号化されたコンテンツデータを、ユーザシステムに通
信ネットワークを通じて配信する配信手段と、ユーザシ
ステムのユーザが前記コンテンツの利用権者であるか否
かを判断する利用権判断手段と、利用権判断手段によっ
てユーザが利用権者であると判断されたときにのみ、ユ
ーザシステム内のコンテンツ利用プログラムに対して、
前記暗号化されたコンテンツデータから復号化されたコ
ンテンツを、ユーザの利用権に従った出力形式で出力す
ることを許可する利用許可手段とを備える。
【0011】このコンテンツ配信システムからユーザシ
ステムに配信される暗号化されたコンテンツデータは、
ユーザシステム内の専用のコンテンツ利用プログラムに
よってのみ復号化することができ、ユーザシステム内の
他のアプリケーションで復号化することはできない。そ
して、コンテンツ利用プログラムは、ユーザがそのコン
テンツの正当な利用権者であると判断したときにのみ、
その復号化したコンテンツを、ユーザの利用権に従った
出力形式で出力することができる。コンテンツ利用プロ
グラムは、ユーザがもつ利用権に反した形式でコンテン
ツを出力することはない。また、コンテンツ利用プログ
ラムは、ユーザが正当な利用権者でなければ、コンテン
ツを出力することはない。
【0012】コンテンツには有料で利用できるものと無
料のものとが有り得る。有料コンテンツに関しては、好
適な実施形態では、ユーザがコンテンツ利用料金支払の
決済処理を終了すると、そのユーザはそのコンテンツの
正当な利用権者であると判断される。例えば、有料の画
像の場合、サーバからコンテンツ利用プログラムにダウ
ンロードされた有料画像は、ユーザがサーバに対する料
金支払の決済処理を終えて初めて、利用権に従った出
力、例えば印刷、を行なうことができるようになる。よ
って、料金支払いの決済処理が終わっていないユーザ
は、ダウンロードした有料画像を印刷することはできな
い。なお、有料か無料かにかかわらず、著作権にかかる
コンテンツは全て上述したように暗号化されているの
で、それを解く特殊なキーをもったコンテンツ利用プロ
グラムを使わない限り、そのコンテンツを復号化するこ
とはできない。
【0013】好適な実施形態では、コンテンツ利用プロ
グラムが、コンテンツの出力態様についての編集(例え
ば、画像をページに取り込んで印刷する場合の、そのペ
ージのレイアウトやデザインや画像それ自体などの編
集)を行うためのエディット機能を有している。そし
て、サーバは、各コンテンツについての著作権による利
用制限の範囲内でのみ編集が行えるようコンテンツ利用
プログラムを制御するための制御データを蓄積してい
て、ユーザシステムにコンテンツデータを送るとき、そ
のコンテンツの制御データも送る。ユーザシステムのコ
ンテンツ利用プログラムは、その制御データに従って、
著作権による利用制限の範囲内の編集操作のみをユーザ
に許可する。
【0014】好適な実施形態では、サーバは、ユーザシ
ステムにコンテンツのプレビューを行わせるためのプレ
ビューデータと、ユーザシステムにコンテンツについて
の著作権による利用制限の説明文を表示させるための説
明データとを蓄積していて、プレビューデータと説明デ
ータをユーザシステムに送信することができる。ユーザ
は、コンテンツをサーバからダウンロードする前など
に、そのコンテンツのプレビュー表示を見ることができ
ると共に、そのコンテンツに課されている利用制限を知
ることができる。
【0015】好適な実施形態では、サーバがコンテンツ
利用プログラムを保有していて、そのコンテンツ利用プ
ログラムをユーザシステムに配信することができる。
【0016】好適な実施形態では、サーバは自分でコン
テンツデータに電子透かしを挿入するか、又は、電子透
かしを出力データに挿入するようコンテンツ利用プログ
ラムを制御する。コンテンツ利用プログラムが電子透か
しを挿入する場合には、コンテンツが出力される際に、
その出力態様に応じて電子透かしが効果的に現われるよ
うに、出力データに電子透かしを挿入する場所を調整す
ることができる。例えば、複数の画像を同じページに印
刷するような場合、ページのレイアウトによっては、そ
れらの画像が重ね合わされることがある。そのような場
合、個々の画像データに電子透かしが埋め込まれていて
も、それら電子透かしが重ね合わされ干渉し合って電子
透かしの機能が損なわれてしまう虞がある。このような
場合であっても、コンテンツ利用プログラムが印刷直前
に、ページレイアウトに応じて、複数画像の電子透かし
が重なり合わないように場所を調節してそれら電子透か
しを印刷データに埋め込むようにすることで、上記の問
題を回避することができる。
【0017】好適な実施形態では、サーバは、ユーザシ
ステム内のコンテンツ利用プログラムに対して、復号化
されたコンテンツを不完全な仮出力形式で仮出力するこ
とを許可する仮出力許可手段を更に備えている。例え
ば、画像コンテンツの場合、サーバは、ユーザシステム
にダウンロードさせた画像を、不完全な形式で仮印刷す
ることを許可することができる。不完全な形式で印刷す
るとは、例えば、実用に耐えないような形式で印刷する
ことである。その一具体例は、何らかの印(例えば、仮
印刷であることを示す「SAMPLE」という文字列など)
を、画像の上に重ねて、或いはページ全体に重ねて、か
つ、画像や背景と区別できるように色を違えるなどして
印刷することである。別の具体例は、画像を本来のサイ
ズよりはずっと小さいサイズで印刷することである。こ
のように不完全な形式で仮出力することで、ユーザは正
式に出力しても問題がないかどうかを大体判断できるの
で、その後安心して、料金を支払って正式出力に進むこ
とができる。また、コンテンツの提供者は、仮出力では
完全な形式で出力されるわけではないので、料金支払前
に仮出力を許しても、実質的な損害はない。
【0018】好適な実施形態では、サーバは、コンテン
ツ利用プログラムがコンテンツの出力に失敗したことの
通知をユーザシステムから受けて、コンテンツを再度出
力することを許可する再出力許可手段を更に備えてい
る。例えば、有料の画像コンテンツの場合、ユーザシス
テムがその画像の印刷に失敗しても、その失敗の理由と
共に再印刷をユーザがサーバに申請すれば、サーバは、
その申請のログを保存するとともに、再度同じ画像を印
刷することをユーザシステムに許可することができる。
これにより、万が一事故が発生しても、ユーザには支払
った料金を無駄にすること無く正しい出力物が手に入る
ことが保証される。この再出力は、所定回数(例えば3
回)まで許されるようにすることができる。申請のログ
を保存しておいて解析することで、この再出力機能を不
正に悪用する者を検出することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を説
明する。この実施形態は、静止画像の配信を行うもので
ある。しかし、以下のこの実施形態の説明から、当業者
は、本発明の原理が静止画像だけでなく動画、音声、文
字及びそれらの復号などの様々な種類のコンテンツの配
信にも適用できることを、容易に理解する筈である。
【0020】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
配信システムの全体構成を示す。
【0021】画像配信サービスを行うサーバコンピュー
タシステム(以下、サーバシステムという)1が、図示
しない通信ネットワーク、例えばインターネット、に接
続されている。多数のユーザが、それぞれのコンピュー
タシステム(以下、ユーザシステムという)2を用い
て、インターネットを介して、サーバシステム1に接続
することができる。各ユーザは、サーバシステム1と接
続することにより、サーバシステム1への会員登録、画
像の検索、画像の注文、この明細書で「イメージエディ
タ」と呼ぶ特別のプログラムのダウンロード、画像のダ
ウンロード、及び料金の支払などの、このサービスを受
けるのに必要な諸手続を、サーバシステム1との間でオ
ンラインで行うことができる。上述したイメージエディ
タは、画像の著作権を保護しつつ画像のオンライン配信
を可能にするために特別に設計された、画像編集と印刷
のためのプログラムであり、その詳細は後に説明する。
【0022】各ユーザのユーザシステム2は、ユーザ毎
に異なる構成を持つが、典型的には、インターネット接
続機能をもったパーソナルコンピュータ(以下、ユーザ
PCという)6と、これに接続されたプリンタ7などか
ら構成される。そして、ユーザPC6には、上述したイ
メージエディタがインストールされる。ユーザは、自分
のユーザPC6のイメージエディタを用いて、サーバシ
ステム1から所望の画像をダウンロードし、その画像を
取り込んだ所望のレイアウトやデザインをもったページ
(例えば、カレンダーや葉書など)を編集し、そのペー
ジを自分のプリンタ7でプリンアウトすることができ
る。
【0023】また、サーバシステム1は、ユーザ個人で
持つことが難しい非常に高価で高性能な印刷機械を設備
した出力センタ3と通信可能に接続されている。各ユー
ザは、サーバシステム1から提供される画像を自分のユ
ーザシステム2にダウンロードして自分で印刷する代わ
りに、その画像をサーバシステム1から出力センタ3へ
送ってもらって出力センタ3の高性能印刷機械で印刷し
てもらうよう、サーバシステム1にオンラインで依頼す
ることができる。例えば、B0サイズのような大型のポ
スターが欲しいときや、非常に高画質の印刷物が欲しい
ときや、大量部数の印刷物が欲しいときなどは、ユーザ
は出力センタ3での印刷を選択するであろう。出力セン
タ3は、ユーザのために印刷した印刷物8を、例えば郵
送や宅配便などにより、ユーザに配送する。
【0024】また、画像をオリジナリに提供する多数の
コンテンツホルダ(その画像の著作権者でもあることが
多い)4、4、…が居り、それらコンテンツホルダ4、
4、…から許可を得て彼らの画像を市場に提供する複数
のコンテンツベンダ(例えば、販売代理店など)5、
5、5が存在する。それらのコンテンツベンダ5、5、
…とサーバシステム1とは、インターネットなどを介し
てオンラインで、又は郵便などを介してオフラインで、
通信することができる。サーバシステム1は、コンテン
ツベンダ5、5、…から著作権下で管理されている様々
な画像を受け取り蓄積し、ユーザに販売する。また、サ
ーバシステム1は、コンテンツベンダ5、5、…に対し
て各画像の販売量に応じた金銭を支払うための処理も行
う。コンテンツベンダ5、5、…からサーバシステム1
に提供される画像の中には、著作権フリーの画像があっ
てもよい。サーバシステム1がユーザに提供する画像
は、その大部分が有料であるが、無料の画像があっても
よい。
【0025】図2は、サーバシステム1とユーザPC6
がそれぞれもつ機能構成を示す。
【0026】サーバシステム1は、決済サーバ11、ウ
ェブ(WWW)サーバ12、オーサリングサーバ13、
本画像ファイルサーバ14及びデータベース15を有す
る。ユーザPC6は、ウェブ(WWW)ブラウザ21と
イメージエディタ22を有する。前述のように、イメー
ジエディタ22はサーバシステム1からダウンロードす
る方法でユーザPC6にインストールができるが、それ
に代えて、CD−ROM等の固体記録媒体からユーザP
C6にインストールしてもよい。
【0027】サーバシステム1の決済サーバ11は、ユ
ーザが有料画像をサーバシステム1に注文するときに、
ユーザに対する代金決済の処理を行うものである。ウェ
ブ(WWW)サーバ12は、インターネットを通じてユ
ーザPC6に対して、会員登録、画像の検索、検索した
画像の選択、イメージエディタ22のダウンロード、選
択した画像のダウンロード、ダウンロードした画像の注
文受け、出力センタへの出力依頼等のサービスを行うも
のである。オーサリングサーバ13は、コンテンツベン
ダ5から提供対象の本画像のデータをオンライン又はオ
フラインで受け取り、その本画像からサムネイル画像や
プレビュー画像やレイアウト画像などの各種サイズの縮
小版画像(詳細は後述する)を作成して、サムネイル画
像やプレビュー画像やレイアウト画像などをウェブサー
バ12に登録したり、本画像を本画像ファイルサーバ1
4に登録したりするものである。本画像サーバ14は、
提供対象の本画像のデータを蓄積し管理するものであ
る。データベース15は、各会員の住所・氏名などの個
人データや、各会員の画像キープリスト(詳細は後述す
る)や、各コンテンツベンダの住所・名称などの企業デ
ータや、イメージエディタ22の圧縮プログラムや、金
銭決済のためのデータや、その他このサーバシステム1
が必要とする様々なデータを蓄積し管理するものであ
る。
【0028】ユーザPC6のウェブブラウザ21は、サ
ーバシステム1のウェブサーバ12と交信して会員登
録、画像の検索、画像の選択、イメージエディタ22の
ダウンロード、出力センタによる印刷の依頼等を行った
り、決済サーバ11と交信して画像代金の決済処理を行
ったりするために使われる。イメージエディタ22は、
サーバシステム1のウェブサーバ12と交信して画像の
ダウンロード、画像の注文などを行ったり、ダウンロー
ト゛した画像を取り込んだページの編集や、編集した画像
についてのプリンタ7に対する印刷ジョブの発生などを
行うために使われる。
【0029】ユーザがサーバシステム1から画像の印刷
物を入手するための基本的且つ概略的な手順は次の通り
である。
【0030】(1) ユーザは、ウェブブラウザ21を
用いてウェブサーバ12にアクセスし、会員登録を行
い、また、イメージエディタ22をダウンロードしてユ
ーザPC6にインストールする。イメージエディタ22
のダウンロードは、ユーザが意図的に行なわなくても、
自動的に行なわれるようにしても良い。例えば、後の手
順でユーザがイメージエディタ22を起動しようとした
とき、ユーザPC6に未だイメージエディタ22がイン
ストールされていなければ、自動的にダウンロードされ
てインストールされて起動されるというようにである。
【0031】(2) ユーザは、ウェブブラウザ21を
用いてウェブサーバ12にアクセスし、所望の画像を検
索し選択する。ここでは、小サイズのサムネイル画像を
見て選択するだけでなく、それよりも大サイズではある
が本画像よりはデータ量のずっと小さいプレビュー画像
を用いて、選択した画像が気に入ったものか否かを確認
することができる。プレビュー画像を表示したとき、そ
の画像の説明や著作権による利用制限事項等を記載した
テキストも一緒に表示される。また、選んだ画像のサム
ネイル画像や著作権による利用制限事項や説明分などを
そのユーザ専用の画像キープリストに保存しておいて、
何時でもその画像キープリストを開いて利用することが
できる。こうしたことから、ユーザは、自分の気に入っ
た画像を確実かつ簡単に選ぶことができる。
【0032】(3) ユーザは、選択した画像を出力セ
ンタ3で印刷してもらいたい場合、ウェブブラウザ21
を用いてその旨をウェブサーバ12に依頼し、それに伴
う会員認証処理や画像代金の決済処理も行う。会員認証
及び決済処理が正常に終了すると、ウェブサーバ12は
出力センタ3へのそのユーザのための印刷依頼を送る。
【0033】(4) ユーザは、選択した画像を自分の
プリンタ7で印刷したい場合、イメージエディタ22を
起動し、イメージエディタ22を用いて、ウェブサーバ
11から選択画像についての本画像の縮小版であるレイ
アウト画像をダウンロードし、そのレイアウト画像を使
って印刷対象ページ(例えば、カレンダや葉書)のレイ
アウトやデザインを編集する。ここで、画像に対する著
作権を保護するために、次のような制御が行われる。す
なわち、ウェブサーバ11は、イメージエディタ22以
外のプログラムからアクセスされても、レイアウト画像
を送信することはない。また、ウェブサーバ11がイメ
ージエディタ22へ送る画像データは、そのイメージエ
ディタ22でしか復号できない方法で暗号化されてい
て、それをイメージエディタ22が復号することでそれ
をユーザが見ることができる。さらに、ウェブサーバ1
1はイメージエディタ22へ画像それ自体だけでなく、
その画像に課されている著作権上の利用制限(例えば、
レイアウト編集や拡大縮小などの各種編集が可能か否
か、利用期間の制限はあるかなど)を表した制御データ
もイメージエディタ22へ送り、イメージエディタ22
はその制御データによって許可されている編集操作のみ
をユーザに許す。
【0034】(5) ユーザは、イメージエディタ22
による編集が終わると、ウェブブラウザ21を用いて選
択画像の注文をウェブサーバ12に発し、それに伴う会
員認証処理や画像代金の決済処理も行う。
【0035】(6) 会員認証処理及び決済処理が終わ
ると、ユーザは、イメージエディタ22を用いてウェブ
サーバ11から選択画像の本画像をダウンロードし、そ
の本画像を、編集されたレイアウトやデザインをページ
に取り込み、そのページをプリンタ7で印刷する。ここ
で、著作権を保護するため、次のような制御が行われ
る。すなわち、会員認証処理及び決済処理が正常に終了
しない限り、ウェブサーバ11は本画像をイメージエデ
ィタ22に送らない(或いは、会員認証処理及び決済処
理が終了するより前にウェブサーバ11からイメージエ
ディタ22に本画像が送られるが、イメージエディタ2
2は、会員認証処理及び決済処理が終了しない限り、本
画像を正常に印刷することができない)。また、ウェブ
サーバ11は、イメージエディタ22以外のプログラム
からアクセスされても、本画像を送信することはない。
また、ウェブサーバ11からイメージエディタ22へ送
信される本画像は、そのイメージエディタ22でしか復
号できない方法で暗号化されており、よって、それを復
号化できるのはイメージエディタ22のみである。ま
た、イメージエディタ22は、復号化した本画像を、印
刷すること以外の方法でイメージエディタ22の外へ出
す(例えば、本画像のデータを他のアプリケーションに
渡したり、外部記憶装置に出力したりする)ことはな
い。さらに、イメージエディタ22は、レイアウト画像
を用いて行った編集結果とは異なるレイアウトやデザイ
ンでは、本画像の印刷を行うことができない。ウェブサ
ーバ11が提供する本画像には、著作権者名などの著作
権の内容を表す電子透かしが入っており、本画像を印刷
すれがその電子透かしも一緒に印刷される。
【0036】以下、各部の機能と動作を詳細に説明す
る。
【0037】図3は、サーバシステム1において、オー
サリングサーバ13がコンテンツベンダ5から受け取っ
た画像をこのサーバシステム1に登録するための処理の
流れを示す。
【0038】オーサリングサーバ13は、コンテンツベ
ンダ5から提供された画像のデータを入力する(ステッ
プS1)。その画像データのデータ形式は、TIFF、
JPEG、PNGなど様々な形式であり得る。例えば、
あるアニメーションキャラクタの画像データは、その用
途が、そのアニメーションキャラクタとユーザとがあた
かも並んで写っているような写真を印刷するためである
ならば、他の画像との重ね合せに適した形式であるPN
Gであると都合がいい。
【0039】オーサリングサーバ13は、入力した画像
データを規定の複数のサイズにリサイズする(S2)。
すなわち、オーサリングサーバ13は、入力画像データ
から、まず、例えば葉書、A4、A3、A2、B1、B
0という6種類の印刷サイズの本画像データを作る。こ
こで、本画像とは、印刷に実際に使用される画像のこと
である。そのため、本画像は、印刷結果が十分に高い画
質をもつよう高い解像度を有している。続いて、オーサ
リングサーバ13は、サムネイル画像、プレビュー画
像、及びレイアウト画像という3種類の画像データを作
る。ここで、サムネイル画像とは、コンピュータのモニ
タ画面上に多数の画像を一覧表示するときに使用される
もので、モニタ画面上で例えば1辺が2〜3cm程度で
あるようなピクセル数をもつ。プレビュー画像とは、そ
の画像の絵柄をモニタ画面上でユーザが確認するための
画像であり、そのため、モニタ画面上で例えば1辺が5
〜7cm程度になるピクセル数(サムネイル画像より大
きい)をもっている。レイアウト画像は、その画像を印
刷ページに取り入れてページのレイアウトやデザインを
編集するための画像であり、そのため、モニタ画面上で
プレビュー画像より更に大きく表示されるピクセル数を
もっているが、しかし、本画像よりはデータサイズが小
さい。
【0040】次に、オーサリングサーバ13は、上述の
リサイズで作った各種サイズの画像に、著作権者名など
の著作権の内容を表した電子透かしを挿入する(S
3)。本画像、サムネイル画像、プレビュー画像及びレ
イアウト画像の全てに電子透かしを入れて良いが、サム
ネイル画像のようにサイズが小さ過ぎて実際上著作権の
問題が発生しないであろう画像データには電子透かしを
入れなくてもよい。しかし、少なくとも、印刷の対象と
なる本画像には必ず電子透かしを入れる。
【0041】なお、オーサリングサーバ13が画像デー
タ電子透かしを入れる代わりに、イメージエディタ22
が、画像を印刷する際にその画像データに電子透かしを
挿入するようにしてもよい。イメージエディタ22が電
子透かしを挿入する場合には、ページレイアウトの編集
が終わって印刷を開始する直前に、ページレイアウトに
応じて電子透かしが効果的に現われるように場所を選ん
で、印刷データに電子透かしを挿入することができる。
特に、複数の画像を同じページに印刷する場合であっ
て、それらの画像が重ね合わされるような場合には、個
々の画像の固定的な場所に電子透かしが埋め込まれてい
ても、それら電子透かしが重ね合わされ干渉し合って電
子透かしの機能が損なわれてしまう虞がある。このよう
な場合であっても、イメージエディタ22が印刷直前
に、ページレイアウトに応じて、複数画像の電子透かし
が重なり合わないように場所を調節してそれら電子透か
しを印刷データに埋め込むようにすることで、上記の問
題を回避することができる。
【0042】次に、オーサリングサーバ13は、イメー
ジエディタ22に提供されることになるレイアウト画像
及び本画像のデータを、イメージエディタ22しか復号
化できない方法で暗号化する(S4)。
【0043】次に、オーサリングサーバ13は、暗号化
された本画像に著作権による利用制限を表した制御デー
タなどを付加してコンテナ化する(S5)。また、本画
像以外の、例えばサムネイル画像、プレビュー画像及び
レイアウト画像などには、所定の補助的データを付加す
る。例えば、サムネイル画像には、そのサムネイル画像
をモニタ画面に表示したときに一緒に表示されるショッ
プ名や価格などの説明文などを付加する。また、プレビ
ュー画像には、そのプレビュー画像をモニタ画面に表示
したときに一緒に表示されるショップ名や価格などの説
明文や、著作権による利用制限を表した制御データなど
を付加する。また、レイアウト画像には、著作権による
利用制限を表した制御データなどを付加する。
【0044】ここで、著作権による利用制限としては、
例えば、その画像は有料か無料か、その画像をユーザの
プリンタで印刷して良いか否か、その画像を出力センタ
で印刷して良いか否か、その画像をカレンダーや葉書な
どのページに取り込んでそのページのレイアウトやデザ
インの編集を行って良いか否か、その画像それ自体に各
種編集(例えば、拡大・縮小、他の画像との重ね合わせ
など)を行って良いか否か、同一ページに一緒に取り込
んではいけない画像があるか否か、印刷可能期間は何時
までか、印刷サイズの制限があるか、一度に印刷可能な
最大部数は何部か、カラー印刷と白黒印刷のいずれでも
よいかなどである。
【0045】プレビュー画像に付加された制御データ
は、ユーザがその画像の印刷を出力センタと自分のプリ
ンタのいずれで行うかを選択するときに、ウェブサーバ
12がその選択を制限したり、また、ユーザがその画像
の用途(例えば、カレンダー用、葉書用など)や印刷サ
イズを指定しようとするときに、ウェブサーバ12が指
定可能な用途や印刷サイズを制限すしたりするためなど
に利用される。レイアウト画像に付加された制御データ
は、既に述べたように、ユーザがイメージエディタ22
を使ってその画像を取りこんだ印刷ページのレイアウト
やデザインを編集するときに、イメージエディタ22が
実行可能な編集操作の種類や印刷動作を制限したり、編
集結果に基づいてその画像を印刷するときに、イメージ
エディタ22が印刷サイズや印刷部数を制限したりする
ためなどに利用される。
【0046】次に、オーサリングサーバ13は、本画像
データのコンテナや上記各種の画像データを、本画像フ
ァイルサーバ14やウェブサーバ12などに登録する
(S6)。本画像データのコンテナは、本画像ファイル
サーバ14に登録される。本画像データの識別と本画像
ファイルサーバ14内の記憶場所との関係を示すテーブ
ルは、データベース15に格納される。サムネイル画
像、プレビュー画像及びレイアウト画像は、ウェブサー
バ12に登録される。
【0047】図4は、オーサリングサーバ13が図2の
ステップS2で作る各種印刷サイズの本画像がもつ解像
度を表している。図4に示すように、本画像の印刷サイ
ズが小さいほど、その解像度は高くなり、よって、その
印刷物の画質は高くなる。小さい印刷物は近くで見ら
れ、大きい印刷物は遠くから見られるという事実から、
小さい印刷物ほど高い画質が要求されるからである。
【0048】図5は、ユーザがウェブサーバ12にアク
セスすることで、所望の画像を検索してから印刷するま
での大体の手順を示している。
【0049】ユーザは、まず、ウェブサーバ12が提供
する検索画面上で、所望の条件に合う画像を検索する
(S11)。検索結果は、条件に合ったサムネイル画像
の一覧で表示される。次に、ユーザは、サムネイル画像
の一覧の中から、一つの画像を選択する(S11)。す
ると、選択された画像のプレビュー画像が表示される
(S12)。プレビュー画像に付随して、その画像の解
説や利用制限事項などを表したテキストや、その画像の
用途や印刷サイズを指定するためのメニューなども表示
される。ユーザは、プレビュー画像を見てその画像が気
に入れば、用途とサイズを指定した上でその画像を、ウ
ェブサーバ12が提供するそのユーザ専用のキープリス
トに入れる(S14)。キープリストはウェブサーバ1
2で保管され、ユーザは何時でも自分のキープリストに
アクセスすることができる。ユーザは、自分のキープリ
ストの中から、印刷したい画像を選ぶことができる。
【0050】キープリスト中の或る画像を出力センタ3
で印刷してもらいたい場合、ユーザは、キープリスト中
からその画像を選択した上で、出力センタへ印刷を依頼
するための各種の操作を、ウェブサーバ12が提供する
画面上で行う(S15)。この過程で、ユーザは、ウェ
ブサーバ12が提供する画面上で、選択した画像を印刷
ページに取りこんでそのページのレイアウトやデザイン
を編集することができるが、その際には、選択画像に許
された編集操作のみが行うことができる。また、この過
程で、ユーザは、ウェブサーバ12が提供する画面上
で、会員認証や画像代金決済の処理も行う。会員認証と
画像決済が正しく終了して初めて、ウェブサーバ12か
ら出力センタ3へ印刷依頼が送られる。出力センタ3で
印刷された印刷物は、郵送や宅配便などの手段でユーザ
の下で配送される。
【0051】キープリスト中の画像を自分のプリンタ7
で印刷したい場合、ユーザは、ウェブサーバ12が提供
する画面上の操作で、自分のユーザPC6内のイメージ
エディタ22を起動する(S16)。そして、イメージ
エディタ22の画面上に、キープリストを表示して、そ
のキープリストの中から印刷したい画像を選択する。す
ると、イメージエディタ22はウェブサーバ12から選
択画像のレイアウト画像をダウンロードして、そのレイ
アウト画像を編集画面に表示する。そこで、ユーザは、
イメージエディタ22の編集画面上で、レイアウト画像
を用いて、印刷ページのレイアウトやデザインを編集す
る。この編集作業では、レイアウト画像に付加されてい
た制御データによって許可された編集操作だけが実行可
能である。
【0052】ページの編集が終わると、ユーザは、イメ
ージエディタ22に命じてテスト印刷を行うことができ
る(S18)。イメージエディタ22は、レイアウト画
像を用いて編集されたページのデータを用いて、テスト
印刷用の印刷ジョブデータを作成して、プリンタ7のプ
リンタドライバへ送る。テスト印刷では、図6に例示す
るように、ページ内の少なくとも著作権による管理が必
要な画像及び有料の画像は、その上に例えば「Sample」
というような所定の余計な文字又はマークが重ねて印刷
される。そのため、テスト印刷物を実用に供することは
できない。図6の例では、著作権フリーで無料の画像
は、「Sample」の文字が印刷されていないが、それにも
「Sample」の文字を印刷してもかまわない。「Sample」
の文字は一箇所だけでなく、複数箇所あっても良いし、
ページ全体に亘ってあってもよいし、その色は画像の色
と一致しないように複数色あったり画像の色に応じて変
えられるようになっていることが望ましい。
【0053】なお、出力センタで印刷してもらう画像に
ついても、同様にテスト印刷を行なえるようにしてもよ
い。出力センタで印刷してもらう画像には、ユーザのプ
リンタでは印刷できないような大判のものがあるが、そ
れをテスト印刷する場合には、ユーザのプリンタで印刷
できる例えばA4サイズなどに縮小して印刷することに
なる。その場合にも、「Sample」というような印を重ね
るなどして、その印刷物を実用に供することができない
ようにする。
【0054】テスト印刷の結果が満足できたなら、ユー
ザは、イメージエディタ22に命じて本印刷の処理に入
ることができる(S19)。本印刷は、テスト印刷に引
き続いて行っても良いし、或いは、一旦イメージエディ
タ22及びウェブブラウザ21を終了させ、後で機会を
改めて再びイメージエディタ22及びウェブブラウザ2
1を起動して本印刷を行うこともできる。イメージエデ
ィタ22は、最後にダウンロードしたキープリスト及び
最後に行ったページレイアウト等の編集結果を保存して
いるので、一旦イメージエディタ22を終了して後で起
動したときでも、テスト印刷に引き続いて本印刷を行う
場合と同様の条件で本印刷を行うことができる。本印刷
のプロセスでは、本画像をダウンロードする前に、ウェ
ブブラウザ21を用いてウェブサーバ12に対して会員
認証と画像代金の決済の処理を行なう。会員認証と決済
の処理が完了すると、ウェブサーバ12はイメージエデ
ィタ22に対して本画像のダウンロードを許可するの
で、ユーザは、イメージエディタ22を用いてウェブサ
ーバ12から本画像をダウンロードする。そして、ユー
ザは、イメージエディタ22を用いて、ダウンロードし
た本画像を、先に行っておいた編集結果に従って、自分
のプリンタ7で印刷する。
【0055】以下では、図5に示した画像検索から印刷
までのプロセスを、ユーザPC6のモニタ画面がどのよ
うに遷移していくかという観点から説明する。
【0056】図7は、ユーザPC6のモニタ画面の遷移
の全体的概要を示している。
【0057】図7において、上段の「検索機能」、「キ
ープ機能」、「オプション機能」、「会員機能」及び
「決済機能」という一点鎖線ブロックは、ユーザがウェ
ブブラウザ21から利用することのできるウェブサーバ
11の大まかな画面機能を示しており、それら一点鎖線
ブロック内の実線ブロックが、より細かい画面機能を示
している。また、図7の下段の「印刷機能」という一点
鎖線ブロックは、ユーザPC6のイメージエディタ22
が持つ機能であり、その中の実線ブロックが細かい画面
機能を示している。
【0058】また、図8〜図16には、図7に示した各
画面機能における具体的な画面遷移の様子が示されてい
る。
【0059】以下、図7と図8〜図16を参照して説明
する。
【0060】図7に示すように、ウェブブラウザ21か
らウェブサーバ12にアクセスすると、最初にトップペ
ージ100が表示される。トップページ100から、画
像の検索110に入ることができる。検索110が終わ
ると、検索結果120が表示され、検索結果110の中
から一つの画像を選ぶと、その選択画像のプレビュー表
示130が行われる。
【0061】検索110では、図8に示すように、キー
ワード検索、画像ジャンル(例えば、芸能人、映画、イ
ラストレーションなど)による検索、画像用途(例え
ば、カレンダー用、ポストカード用、そのまま印刷用な
ど)による検索、ショップ(例えば、芸能プロダクショ
ン、アーティスト、キャラクタ企業など)による検索、
それらを組み合わせた復号検索などが行える。検索結果
120には、検索された画像のサムネイル画像のリスト
が表示される。各サムネイル画像に付加されていた画像
名、提供元のショップ名、著作権による利用制限の説
明、価格なども一緒に表示される。検索結果120のサ
ムネイル画像リストから一つのサムネイル画像をマウス
クリックなどで選択すると、その画像のプレビュー表示
130が行われる。プレビュー表示130では、その画
像のプレビュー画像(サムネイル画像より大きい)が表
示され、それに付加されていた画像名、提供元のショッ
プ名、著作権による利用制限の説明、価格、及び画像の
解説文なども一緒に表示される。ユーザは、プレビュー
表示130からその画像が気に入ったものか否かを判断
する。
【0062】再び図7を参照して、プレビュー表示13
0の画面において、ユーザが、その選択画像をキープリ
スト140に入れるよう操作すれば、次にキープリスト
140が表示される。プレビュー表示130で表示され
た選択画像をキープリスト140に入れるとき、ユーザ
は、図9に示すように、その選択画像を出力センタで印
刷するかユーザプリンタで印刷するかと、用途(例え
ば、そのまま印刷、カレンダー、ポストカードなど)
と、印刷サイズ(例えば、葉書、A5〜B0などを)も
一緒に指定する。そのとき、ウェブサーバ12は、ユー
ザが指定できる事項の範囲を、その選択画像のプレビュ
ー画像に付加されていた制御データによって制御する。
例えば、その選択画像のカレンダーやポストカードへの
使用が禁止されているならば、用途として、カレンダー
やポストカードを指定することはできない。また、出力
センタで印刷するかユーザプリンタで印刷するかは、ユ
ーザの指定した印刷サイズに応じてウェブサーバ12が
自動的に決めるようにしてもよい。例えば、A3サイズ
を超えると出力センタで、A3サイズ未満ならユーザプ
リンタで、そして、A3サイズはユーザの任意で選択す
るというようにである。
【0063】キープリスト140には、既にそこに入っ
ている画像と今追加された画像について、サムネイル画
像、画像名、利用制限の説明及び価格等が表示される。
なお、キープリスト140では、サムネイル画像に代え
て、プレビュー画像を表示しても良い。或いは、キープ
リスト140に適した別サイズの画像(例えば、サムネ
イル画像とプレビュー画像との中間のサイズのパレット
画像)を、オーサリングサーバ13のリサイズ処理(図
3、ステップS2)において作成してウェブサーバ12
に登録しておいて、それをキープリスト140で表示す
るようにしてもよい。
【0064】図9に示すように、カレンダーの用途が指
定されてキープリスト140に入れられた画像は、デフ
ォルトのカレンダーテンプレート上にその画像が取り込
まれた形でキープリスト140に入れられる。そして、
その画像のうち、出力センタで印刷される画像について
は、そのデフォルトのカレンダーテンプレートがユーザ
の気に入らなければ、カレンダテンプレート表示141
の処理に進んで別のカレンダーテンプレートに載せかえ
ることが可能である(ユーザプリンタで印刷する場合に
は、後にイメージエディタ22を用いてテンプレートを
自由に設定できる)。また、出力センタで印刷される画
像については、その用途にかかわらず、インク選択画面
142へ進んで、出力センタでの印刷に使用するインク
に、ユーザの好みの染料インク又は顔料インクを指定す
ることができる。
【0065】続いて、図9に示すように、ユーザは、キ
ープリスト140上で、「決済へ」ボタンをクリックす
る(ステップ143)か、又は「イメージエディタ起
動」ボタンをクリックする(ステップ144又は14
5)ことができる。ここで、キープリスト140内の画
像が全て出力センタで印刷される画像である場合には、
「決済へ」ボタンをクリックする(ステップ143)こ
としかできない。キープリスト140内の画像が全てユ
ーザプリンタで印刷される画像である場合には、「イメ
ージエディタ起動」ボタンをクリックする(ステップ1
44)ことしかできない。キープリスト140内に出力
センタで印刷する画像とユーザプリンタで印刷する画像
とが混在する場合には、基本的に「イメージエディタ起
動」ボタンをクリックする(ステップ145)。
【0066】キープリスト140で「決済へ」ボタンを
クリックした場合、図7に示すように(又は図10〜図
11に詳細に示すように)、「オプション機能」、「会
員機能」及び「決済機能」に順次進むことになる。図7
に示すように、「オプション機能」では、付属品等追加
150の処理を行ない、次に「会員機能」では、会員認
証160の処理を行い(未だ会員登録していないならば
会員登録170も行い)、次に「決済機能」では、決済
180の処理を行い、それが終わると、出力センタへ印
刷依頼が行き、「承りました」画面190が表示され
る。
【0067】具体的には、図10に示すように、「決済
へ」ボタンをクリックすると、まず、商品一覧画面15
1へ進み、そこで出力センタで印刷物に付けてくれる各
種の付属品が選択でき、また、「額購入」ボタンをクリ
ックして額選択画面152へ進み、そこで印刷物を入れ
る額も選択できる。商品一覧画面151で「進む」ボタ
ンをクリックすると、会員認証画面161が表示され、
そこでユーザは自分の会員IDやパスワードを入力して
会員認証を行う。会員でないユーザは、会員登録画面1
71へ進んで会員登録の手続をした後に、会員認証画面
161で会員認証を行う。会員として認証されると、会
員確認画面162が開いて、そのユーザの住所や氏名や
電話番号や電子メールアドレスなどの登録内容が表示さ
れるので、ユーザはそれを確認する。登録内容を変更す
る場合、ユーザは、会員情報修正画面172へ進んで、
そこで新しい登録事項をエントリする。
【0068】会員認証画面162で登録事項が正しけれ
ば、ユーザは「確認」ボタンをクリックする。すると、
図11に示すように、お支払い明細確認画面181が表
示されるので、そこでユーザは支払明細を確認し、次に
決済方法選択画面182へ進み、そこでクレジットカー
ドや銀行振込みなどの決済方法を選択し、次に決済処理
画面183へ進んで、決済処理を実行する。決済処理が
終わると、ウェブサーバ12から出力センタ3へ印刷依
頼が送られ、ウェブブラウザ21には「承りました」画
面190が表示される。
【0069】なお、フローチャートには図示してない
が、出力センタ3へ印刷を依頼する前に、後述するユー
ザが自分で印刷する場合と同様に、ユーザのプリンタで
テスト印刷を行なうことが出来る。その場合には、特に
B0サイズのような大判の画像は、ユーザのプリンタで
印刷できるA4サイズなどに縮小してテスト印刷するこ
とになる。
【0070】また、これもフローチャートには図示して
ないが、後述するユーザがイメージエディタ22を用い
てページレイアウトを編集した場合に、それをユーザの
プリンタで印刷する代わりに、出力センタ3に印刷を依
頼することもできる。
【0071】再び図9を参照して、キープリスト140
で「イメージエディタ起動」ボタンがクリックされた場
合(ステップ144又は155)、ユーザPS6のイメ
ージエディタ22が起動する。すると、図7に示すよう
に、イメージエディタ22において、まず、ナビゲータ
210が機能して、用途やテンプレート選択など各種の
印刷使用を所定の順序でユーザに設定させ、その後、レ
イアウト処理220に移行して、印刷ページのレイアウ
トやデザインの編集をユーザに行わせる。レイアウト処
理220が終わると、ユーザはテスト印刷230を行う
ことができる。
【0072】レイアウト処理220が終わると、また、
本印刷を行うこともできる。本印刷を行うためには、ユ
ーザは、ウェブブラウザ21の画面に一旦戻って、付属
品等追加150の処理へ進み、続いて会員認証160や
決済180の処理を行う。会員認証160と決済180
が完了すると、ウェブブラウザ21に「イメージエディ
タで印刷が可能になりました」画面200が表示され、
イメージエディタ22に対して本印刷240を行うこと
が許可される(それまでは、イメージエディタ22は本
印刷240を行うことができない)。そこで、ユーザ
は、イメージエディタ22上で、本印刷240を開始し
て、本画像を印刷する。
【0073】本印刷240で使用する本画像のデータ
は、会員認証160と決済180が完了して本印刷24
0が許可された後に、ウェブサーバ12からイメージエ
ディタ22にダウンロードされる。しかし、必ずしもそ
うである必要はない。別法として、例えば、テスト印刷
230のときに(又はそれ以前に)、本画像のデータが
イメージエディタ22にダウンロードされ、本印刷だけ
でなくテスト印刷も、本画像を用いて行われるようにし
てもよい。この場合、テスト印刷の印刷物は、「Sampl
e」などの文字列が画像に重ねて印刷されている点を除
いて、本印刷の印刷物と同じであるから、テスト印刷の
精度が良くなる。
【0074】上述したイメージエディタ22を起動して
から本印刷までの画面遷移の流れは、図12〜図16に
一層具体的に示されている。ここで、図12〜図13
は、キープリスト140にユーザプリンタで印刷する画
像のみが入っていた場合(つまり、図9のステップ14
4以降)の流れを示す。図14〜図16は、キープリス
ト140にユーザプリンタで印刷する画像と出力センタ
で印刷する画像が混じって入っていた場合(つまり、図
9のステップ145以降)の流れを示す。
【0075】図12に示すように、キープリスト140
にユーザプリンタで印刷する画像のみが入っていた場
合、イメージエディタ22を起動すると(ステップ14
4)、まず、印刷用途表示画面211が現れ、そこでユ
ーザは印刷用途(例えば、そのまま印刷、カレンダー、
ポストカードなど)を選択し、次にテンプレート表示画
面212へ進み、そこで、用途ごとに予め用意されたテ
ンプレート(レイアウトの雛型)を選択し、次に用紙設
定表示画面213へ進み、そこで印刷サイズや用紙方向
を選択する。次に、レイアウト処理211へ進み、そこ
で、ウェブブラウザ12からイメージエディタ22にキ
ープリスト140やそこに登録されている画像のレイア
ウト画像などをダウンロート゛し、そしてキープリスト1
40内から印刷したい画像をユーザが選んで、その選択
画像のレイアウト画像を用いて、印刷ページのレイアウ
トやデザインを編集する。このレイアウト処理221で
は、イメージエディタ22は、レイアウト画像に付加さ
れている制御データに従って、選択画像について許され
ている範囲内で、ページレイアウトやデザインの編集操
作をユーザに許す。レイアウト処理221が終わると
(ステップ222)、ユーザはテスト印刷230を行っ
て、編集結果の良し悪しを見ることができる。
【0076】その後、ユーザは自分のプリンタで本印刷
をするための処理を進めることができるが、そうする代
わりに、上記の編集結果(印刷ページ上の各画像や文字
などの配置やサイズや色などのフォーマットだけを示し
たデータ)をウェブサーバ12へ送って、その印刷を出
力センタ3へ依頼することもできる。このように、ユー
ザシステム側でページ編集を行なって、その結果をサー
バ12へ送って出力センタ3へ印刷依頼する方法は、前
述したサーバ12上で編集を行なって出力センタ3へ印
刷依頼する方法に比較して、サーバ12の負担が少な
く、また、ユーザ側もサーバ12との接続に要する料金
などを節約できるので、便利である。また、ユーザシス
テムでのイメージエディタ22によるページ編集では、
サーバ12が提供する画像だけでなく、ユーザシステム
が独自に持っている画像も印刷ページに取り込むことが
できるので、それを出力センタ3に印刷依頼してユーザ
プリンタでは実現できない大判で美しい印刷物を得られ
ることは、ユーザにとって大変望ましいことである。ユ
ーザシステムが独自に持っている画像を印刷ページに取
り込んで編集し出力センタ3で印刷してもらう場合に
は、イメージエディタ22は、編集結果だけでなく、そ
のユーザシステムが独自に持っている画像のデータもウ
ェブサーバ12へ送信し、ウェブサーバ12は、その編
集結果と、編集された印刷ページに配置されたウェブサ
ーバ12のもつ画像データと、ユーザシステムから受け
た画像データとを出力センタ3へ送ることになる。
【0077】上記の編集終了後、ユーザが自分のプリン
タで本印刷を行う場合には、図13に示すように、制御
は一旦ウェブブラウザ21に戻って、ユーザはウェブブ
ラウザ21上の商品一覧画面153で自分が購入した画
像(レイアウト処理が終わった画像)を確認した上で、
会員認証や決済の処理に進む。会員認証と決済の処理手
順(ブロック161〜183)は、既に図10〜図11
を参照して説明した、出力センタで全て印刷してもらう
場合のそれと同じである。なお、無料画像だけの場合に
は決済処理は不要である。そして、決済処理183が終
わると、「イメージエディタで印刷が可能となりまし
た」画面200が現れる。その後、イメージエディタ2
2へ制御が移って、イメージエディタ22上で本印刷2
40を行うことができる。
【0078】イメージエディタ22上が本印刷に失敗し
た場合、イメージエディタ22はその失敗の理由と共に
再印刷をウェブサーバ12に申請することができる。す
ると、ウェブサーバ12は、その申請のログを保存する
とともに、再度同じページを本印刷することをイメージ
エディタ22に許可する。これにより、万が一印刷失敗
事故が発生しても、ユーザには支払った料金を無駄にす
ること無く正しい出力物が手に入ることが保証される。
この再度の本印刷は、所定回数(例えば3回)まで許さ
れる。ウェブサーバ12が申請のログを保存しておいて
解析することで、この再度の本印刷の機能を不正に悪用
する者を検出することもできる。
【0079】図14に示すように、キープリスト140
にユーザプリンタで印刷する画像と出力センタで印刷す
る画像が混じって入っていた場合、イメージエディタを
起動して(ステップ145)、ユーザプリンタで印刷す
る画像と出力センタで印刷する画像のいずれに関して
も、図12を参照して説明したと同じ手順で編集を行な
い、そして、テスト印刷を行うことができる。その後、
図15〜図16に示すように、ユーザは一旦ウェブブラ
ウザ21に戻って、出力センタで印刷する画像について
は附属品の選択や額の選択を行い、続いて、既に説明し
たと同じ手順で会員認証と決済の処理を行う。会員認証
と決済が終わると、出力センタで印刷する画像に付いて
は、その依頼が出力センタは送られて「承りました」画
面190が表示され、ユーザプリンタで印刷する画像に
ついては、イメージエディタ22を用いて本印刷240
を行う。
【0080】以上が、画像検索から印刷までの画面遷移
の流れである。ところで、上述の流れにおいて、会員認
証は決済処理の直前に行っている、しかし、必ずしもそ
うである必要はない。別法として、会員認証を、例え
ば、キープリスト140にアクセスする直前に行う(つ
まり、会員だけがキープリスト140を持てる)ように
してもよいし、或いは、プレビュー表示をする直前に行
う(つまり、会員以外の者は画像検索しかできない)よ
うにしてもよいし、或いは、画像検索を行う前に行う
(つまり、会員以外の者はこのウェブサーバを実質的に
利用することができない)ようにしてもよい。
【0081】図17〜図28は、イメージエディタ22
が表示する諸画面を更に具体的に示している。
【0082】図17は、図12及び図14に示した印刷
用途表示画面211の例を示している。この画面には、
図示のように、「そのまま印刷」、「カレンダー」、
「ポストカード」、「フリーレアウト」などの印刷用途
が、そのサンプル印刷例画像とともに表示される。ユー
ザは、この画面上でいずれかの用途を選択する。「次
へ」ボタンをクリックすると、図18に示す画面が現れ
る。
【0083】図18は、図12及び図14に示したテン
プレート表示画面212の例を示す。この画面には、図
示のように、印刷用途毎に予め用意された幾つかのテン
プレート(ページレイアウトの雛型)が表示される(図
示のものは、「カレンダー」用のテンプレートの例であ
る)。ユーザは、この画面上でいずれかのテンプレート
を選択する。カレンダーの開始年月や月日表の休日や平
日の印刷色、ポストカードの印刷文章や素の印刷色など
の指定もこの画面上でできる。「次へ」ボタンをクリッ
クすると、図19に示す画面が現れる。
【0084】図19は、図12及び図14に示した用紙
設定表示画面213の例を示す。この画面では、印刷で
使用する用紙のサイズと方向を設定することができる。
「次へ」ボタンをクリックすると、キープリスト及びキ
ープリスト内の画像のレイアウト画像などのリソースの
ダウンロードを開始する。ダウンロードの間、図20に
示す画面が表示されてダウンロードの進行状況を示す。
【0085】リソースのダウンロードが終わると、図2
1に示すように、「画像リスト」というタグのウィンド
ウにキープリストが表示される(以下、このイメージエ
ディタ22上のキープリストを画像リストという)。こ
の画像リストには、キープされている画像のサムネイル
画像(又は、それより若干大きいパレット画像)と、画
像名と、価格などが表示される。
【0086】この画像リストの中の任意の画像をダブル
クリックすると、図22に示すように、その画像の大き
いレイアウト画像と、その画像のファイル形式やピクセ
ルサイズやデータサイズなどを見ることができる。
【0087】また、図21の「追加」ボタンをクリック
することで、図23に示すように、ユーザPC6内の任
意のディレクトリに存在す画像ファイルを、画像リスト
に追加することができる。
【0088】また、図21の「文字列追加」タグのウィ
ンドウを前面表示すると、図24に示すように、カレン
ダーやポストカードなどの場合に印刷ページへ挿入する
文字列を編集することができる。
【0089】また、図21の「全体表示」タグのウィン
ドウを前面表示すると、図25に示すように、印刷ペー
ジ全体の画像を見ることができる。
【0090】図21〜図25の画面で「エディタ起動」
ボタンをクリックすると、図26に示すエディタウィン
ドウが表示され、そこで印刷ページのより詳細なレイア
ウトやデザインを編集することができる。例えば、図2
6に示すように、ページ内に配置された画像や日付表や
文字列などのサイズ、色、配置などを編集できる。
【0091】以上の編集作業を通じて、イメージエディ
タ22は、レイアウト画像に付加されていた制御データ
に従って、ユーザに許す編集操作を制御する。たとえ
ば、図27に示した例において、もし画像の拡大・縮小
が禁止されていたならば、画像のサイズ変更はできな
い。
【0092】編集が終わると、次に、図28に示す印刷
ウィンドウに移行して、テスト印刷又は本印刷行う行う
ことができる。また、本印刷を行う場合には、無料画像
だけの場合は別として、前述したように一旦ウェブブラ
ウザ22に戻って会員認証と決済を済ます必要がある。
【0093】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
上記の実施形態はあくまで本発明の説明のための例示で
あり、本発明を上記実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な形態
でも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】サーバシステム1とユーザのパーソナルコンピ
ュータ6がそれぞれもつ機能構成を示すブロック図。
【図3】サーバシステム1において、オーサリングサー
バ13がコンテンツベンダ5から受け取った画像をこの
サーバシステム1に登録するための処理の流れを示すフ
ローチャート。
【図4】本画像の印刷サイズと解像度の関係を示す図。
【図5】ユーザが所望の画像を検索してから印刷するま
での大体の手順を示すフローチャート。
【図6】テスト印刷で画像上に重ねて印刷される文字列
の例を示す図。
【図7】ユーザPC6のモニタ画面の遷移の全体的概要
を示したフローチャート。
【図8】画像検索を行う時の画面の遷移を示したフロー
チャート。
【図9】キープリストに画像を入れたときの画面の遷移
を示したフローチャート。
【図10】出力センタで全画像を印刷してもらうときの
会員認証までの画面の遷移を示したフローチャート。
【図11】出力センタで全画像を印刷してもらうときの
決済処理の画面の遷移を示したフローチャート。
【図12】ユーザプリンタで全画像を印刷するときのイ
メージエディタの画面の遷移を示したフローチャート。
【図13】ユーザプリンタで全画像を印刷するときの編
集終了から本印刷までの画面の遷移を示したフローチャ
ート。
【図14】或る画像は出力センタで印刷し別の画像はユ
ーザプリンタで印刷するときのイメージエディタの画面
の遷移を示したフローチャート。
【図15】或る画像は出力センタで印刷し別の画像はユ
ーザプリンタで印刷するときの会員認証までの画面の遷
移を示したフローチャート。
【図16】或る画像は出力センタで印刷し別の画像はユ
ーザプリンタで印刷するときの決死処理の画面の遷移を
示したフローチャート。
【図17】図12及び図14に示した印刷用途表示画面
211の例を示した図。
【図18】図12及び図14に示したテンプレート表示
画面212の例を示した図。
【図19】図12及び図14に示した用紙設定表示画面
213の例を示した図。
【図20】ウェブサーバ12からイメージエディタ22
への、リソースのダウンロードの進行状況を表す画面の
例を示した図。
【図21】画像リストウィンドウの例を示した図。
【図22】1つの画像の詳細を表すウィンドウの例を示
した図。
【図23】画像追加のためのウィンドウの例を示した
図。
【図24】文字列追加ウィンドウの例を示した図。
【図25】全体表示ウィンドウの例を示した図。
【図26】エディタウィンドウの例をした図。
【図27】エディタウィンドウで編集する様子の例を示
した図。
【図28】印刷ウィンドウを示した図。
【符号の説明】
1 サーバシステム 2 ユーザシステム 3 出力センタ 6 ユーザPC 7 プリンタ 12 ウェブサーバ 21 ウェブブラウザ 22 イメージエディタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 5/00 G09C 5/00 5J104 H04N 1/387 ZEC H04N 1/387 ZEC 5/76 5/76 E 5/91 7/173 640A 7/173 640 5/91 P Fターム(参考) 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CB19 5C052 FA03 FA06 FA08 FB01 FC04 FC06 FD06 FE01 5C053 FA04 FA13 FA14 GB06 GB36 HA22 JA24 LA03 LA11 LA14 5C064 BA07 BB10 BC01 BC18 BC20 BC25 BD02 BD08 BD09 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14 AA15 PA14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツデータを通信ネットワークを
    通じてユーザシステムに配信するためのシステムにおい
    て、 前記ユーザシステム内の専用のコンテンツ利用プログラ
    ムでのみ復号化できる所定の暗号化方法で暗号化された
    コンテンツデータを蓄積したコンテンツ蓄積手段と、 前記コンテンツ蓄積手段に蓄積された暗号化されたコン
    テンツデータを、前記ユーザシステムに通信ネットワー
    クを通じて配信する配信手段と、 前記ユーザシステムのユーザが前記コンテンツの利用権
    者であるか否かを判断する利用権判断手段と、 前記利用権判断手段によって前記ユーザが利用権者であ
    ると判断されたときにのみ、前記ユーザシステム内の前
    記コンテンツ利用プログラムに対して、前記暗号化され
    たコンテンツデータから復号化されたコンテンツを、前
    記利用権に従った出力形式で出力することを許可する利
    用許可手段とを備えたコンテンツ配信システム。
  2. 【請求項2】 有料のコンテンツについては、前記利用
    権判断手段が、前記ユーザシステムと通信することによ
    り利用料金の支払いについての決済処理を行い、前記決
    済処理が終了しない限り、前記ユーザが前記利用権者で
    あるとは判断しない、請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツは画像であり、 前記コンテンツを前記利用権に従った出力形式で出力す
    るとは、画像を印刷することである、請求項1記載のシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツ利用プログラムが、前記
    コンテンツの出力形式についての編集を行うためのエデ
    ィット機能を有している場合において、 前記コンテンツ蓄積手段は、前記暗号化されたコンテン
    ツデータの他に、前記コンテンツについての著作権によ
    る利用制限の範囲内でのみ前記編集が行えるよう前記コ
    ンテンツ利用プログラムの前記エディット機能を制御す
    るための制御データも蓄積しており、 前記配信手段は、前記暗号化されたコンテンツデータの
    ほかに、前記コンテンツについての前記制御データも前
    記ユーザシステムに送る、請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザシステムに前記コンテンツの
    プレビューを行わせるためのプレビューデータと、前記
    ユーザシステムに前記コンテンツについての著作権によ
    る利用制限の説明文を表示させるための説明データとを
    蓄積したプレビューデータ蓄積手段と、 前記ユーザシステムに対して、前記プレビューデータと
    前記説明データとを配信するプレビューデータ配信手段
    とを更に備えた請求項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記コンテンツ利用プログラムを有して
    おり、前記ユーザシステムに前記コンテンツ利用プログ
    ラムを配信する利用プログラム配信手段を更に備えた請
    求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記コンテンツデータに電子透かしを挿
    入する手段をさらに備えた請求項1記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記コンテンツ利用プログラムが、前記
    コンテンツを出力する際に前記コンテンツの出力データ
    に電子透かしを挿入する手段を有している請求項6記載
    のシステム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザシステム内の前記コンテンツ
    利用プログラムに対して、前記復号化されたコンテンツ
    を不完全な仮出力形式で仮出力することを許可する仮出
    力許可手段を更に備えた請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記コンテンツ利用プログラムが前記
    コンテンツの出力に失敗したことの通知を前記ユーザシ
    ステムから受けて、前記復号化されたコンテンツを前記
    利用権に従った出力形式で再度出力することを許可する
    再出力許可手段を更に備えた請求項1記載のシステム。
  11. 【請求項11】 コンテンツデータを通信ネットワーク
    を通じてユーザシステムに配信するための方法におい
    て、 前記ユーザシステム内の専用のコンテンツ利用プログラ
    ムでのみ復号化できる所定の暗号化方法で暗号化された
    コンテンツデータを用意するステップと、 前記暗号化されたコンテンツデータを、前記ユーザシス
    テムに通信ネットワークを通じて配信するステップと、 前記ユーザシステムのユーザが前記コンテンツの利用権
    者であるか否かを判断するステップと、 前記ユーザが利用権者であると判断されたときにのみ、
    前記ユーザシステム内の前記コンテンツ利用プログラム
    に対して、前記暗号化されたコンテンツデータから復号
    化されたコンテンツを、前記利用権に従った出力形式で
    出力することを許可するステップとを備えたコンテンツ
    配信方法。
  12. 【請求項12】 有料のコンテンツについては、前記判
    断するステップが、前記ユーザシステムと通信すること
    により利用料金の支払いについての決済処理を行い、前
    記決済処理が終了しない限り、前記ユーザが前記利用権
    者であるとは判断しない、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記コンテンツ利用プログラムが、前
    記コンテンツの出力形式についての編集を行うためのエ
    ディット機能を有している場合において、 前記コンテンツについての著作権による利用制限の範囲
    内でのみ前記編集が行えるよう前記コンテンツ利用プロ
    グラムの前記エディット機能を制御するための制御デー
    タを用意するステップと、 前記暗号化されたコンテンツデータのほかに、前記コン
    テンツについていの前記制御データも前記ユーザシステ
    ムに送るステップとを更に備えた請求項11記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記ユーザシステムに前記コンテンツ
    のプレビューを行わせるステップと、 前記ユーザシステムに前記コンテンツについての著作権
    による利用制限の説明文を表示させるステップとを更に
    備えた請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記コンテンツ利用プログラムを用意
    するステップと、 前記ユーザシステムに前記コンテンツ利用プログラムを
    配信するステップとを備えた請求項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記コンテンツデータに電子透かしを
    挿入するステップをさらに備えた請求項11記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記コンテンツ利用プログラムが前記
    コンテンツを出力するときに、前記コンテンツの出力デ
    ータに電子透かしを挿入するステップを更に備えた請求
    項11記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ユーザシステム内の前記コンテン
    ツ利用プログラムに対して、前記復号化されたコンテン
    ツを不完全な仮出力形式で仮出力することを許可するス
    テップを更に備えた請求項11記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記コンテンツ利用プログラムが前記
    コンテンツの出力に失敗したことの通知を前記ユーザシ
    ステムから受けて、前記復号化されたコンテンツを前記
    利用権に従った出力形式で再度出力することを許可する
    ステップを更に備えた請求項11記載の方法。
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