JP2003049585A - スライドドアの開閉駆動装置 - Google Patents

スライドドアの開閉駆動装置

Info

Publication number
JP2003049585A
JP2003049585A JP2001238909A JP2001238909A JP2003049585A JP 2003049585 A JP2003049585 A JP 2003049585A JP 2001238909 A JP2001238909 A JP 2001238909A JP 2001238909 A JP2001238909 A JP 2001238909A JP 2003049585 A JP2003049585 A JP 2003049585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide door
motor
door
state
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001238909A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yamaki
信一 八巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2001238909A priority Critical patent/JP2003049585A/ja
Publication of JP2003049585A publication Critical patent/JP2003049585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドアを手動で閉作動するときに半ド
ア状態で停止した場合、これを検知して全閉位置まで自
動的に移動させる開閉駆動装置を提供する。 【解決手段】 車体側面のレールに移動可能に設けられ
索引部材が連結されたスライドドアと、モータにより双
方向回転クラッチを介して正逆両方向に駆動され索引部
材の一端を結着する巻取りドラムと、モータをオン・オ
フ制御する操作スイッチとを備え、操作スイッチがオン
状態のときはモータにより巻取りドラムを駆動してスラ
イドドアを自動開閉作動し、操作スイッチがオフ状態の
ときはスライドドアを手動にて開閉作動するスライドド
アの開閉駆動装置において、車体に、スライドドアの全
開位置、挟み込み未検出位置、全閉位置を検出するセン
サを設け、操作スイッチがオフ状態の手動閉作動時に、
該スライドドアが挟み込み未検出位置を通過して全閉位
置に至る途中で停止したとき、これを検知してモータを
駆動しスライドドアを全閉位置まで自動的に移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スライドドアと巻
取りドラムとの間にドア開閉操作用の索引部材を取付
け、巻取りドラムを双方向回転クラッチを介してモータ
により正逆回転させ、スライドドアを自動開閉作動及び
手動開閉作動するようにしたスライドドアの開閉駆動装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のスライドドアの開閉駆動装置にお
いては、図13に示すように、車両1の側面に、スライ
ドドア2が取着されている。車体3には、レール4が取
付けられており、これの両端部にガイドプーリ5a,5
bが取着されている。このレール4は車体3の側面に平
行な直線部4aとこの直線部4aの端部から内側に屈曲
した引き込み部4bから構成されている。 【0003】スライドドア2には、連結具7の基端が回
動可能に取着され、連結具7の先端はレール4に案内さ
れて転動するガイドローラー7aを介して移動可能に取
付けられている。 【0004】索引部材としてのワイヤ6a,6bは何れ
も一端を巻取りドラム11に取付け、他端をガイドロー
ラー5a,5bを経て夫々スライドドア2の所定位置、
例えば連結具7に連結され、ワイヤ6aをドア閉操作
用、ワイヤ6bをドア開操作用としている。 【0005】モータ12の回転は減速され、電磁クラッ
チを介して巻取りドラム11に伝達される。モータ12
が正回転(図中右回転)すると、閉操作用ワイヤ6aが
ガイドローラー5bを経て巻取りドラム11に巻き取ら
れスライドドア2を開作動する。このときドア閉操作用
ワイヤ6bは巻戻され、スライドドア2は車体3に対し
て図9に示す右方向に移動し車両の側面より連結具7の
高さだけ突出した状態で開放される。 【0006】モータ12が逆回転(図中左回転)する
と、開操作用ワイヤ6bがガイドローラー5aを経て巻
取りドラム11に巻き取られスライドドア2を閉作動す
る。このときドア閉操作用ワイヤ6aは巻戻され、スラ
イドドア2に連結した連結具7は直線部4aを図中左方
向に移動する。そして、ガイドローラー7aが直線部4
aの端部P点に達すると図示してないオートクロージャ
ーアクチュエータが後述するクロージャー機構21を作
動して連結具7及びスライドドア2は引き込み部4bに
引き込まれて全閉状態にクロージャー保持され、スライ
ドドア2が車体3と同じ側面になる。 【0007】クロージャー機構21は、図12に示すよ
うに車体3に取着されたストライカ22と、スライドド
ア2に回動可能に取付けられたラッチ23及びリリース
レバー24とから構成されている。ラッチ23にはスト
ライカ22が進退する溝部25が形成され、これの縁部
にリリースレバー24との係止部26が設けられてい
る。ラッチ23はばね27により矢印A方向に付勢され
ている。 【0008】スライドドア2が移動して連結具7がP点
に達するとストライカ22が溝部25に進入して全閉状
態手前の所謂半ドアの状態になる[図12(a)参
照]。ここで図示してないソレノイド等のオートクロー
ジャーアクチュエータは、ラッチ23をリンク16を介
して矢印B方向に回動させてストライカ22を引き込む
ので、図12(b)を経て図12(c)に示すようにリ
リースレバー24が係止部26に係止して、ラッチ23
は矢印B方向と反対方向(ばね力によるA方向への戻り
方向)の回動が阻止される。また、ストライカ22は溝
部25から脱出不能となって、ドアは全閉状態にクロー
ジャー保持される。 【0009】ここで、リリースレバー24を図示しない
アクチュエータによりリンク17を介して矢印C方向に
引き揚げてラッチ23から離反させると、ラッチ23は
ばね27に付勢されて図12(a)の状態に戻るので、
ストライカ22は溝部25から脱出可能になり、ドアは
開放可能な状態となる。 【0010】然しながら、上記構成のスライドドアの開
閉駆動装置は、動力伝達のための電磁クラッチやオート
クロージャーアクチュエータ及びその制御装置が必要で
あり、コストが高くなるという問題がある。 【0011】そこで、出願人は、上記の不具合点を改善
する目的で、特願2000−382063号、特願20
01−133816号に示すスライドドアの開閉駆動装
置を開示している。 【0012】これらは、モータの動力を双方向回転クラ
ッチを介して巻き取りドラムに伝達して、スライドドア
を手動作動するときに使用していた電磁クラッチを不要
にするとともに、PWM制御方式のモータを利用し、ス
ライドドアの全閉状態にまで索引動作可能にし、ラッチ
ばね27用の特別な(専用の)オートクロージャーアク
チュエータを必要としない構成としたものである。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
スライドドアを手動で閉作動するときに、時折全閉位置
まで達せずに半ドア状態で停止するという新たな問題が
発生した。 【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、スライドドアを手動で閉作動すると
きに半ドア状態で停止した場合、これを検知して開閉駆
動用モータを駆動し、スライドドアを全閉位置まで自動
的に移動させるようにしたスライドドアの開閉駆動装置
を提供するにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、実施
例において使用する符号を付して説明すると、車体側面
のレール4に移動可能に設けられ索引部材6a,6bが
連結されたスライドドア2と、モータ32により双方向
回転クラッチ50を介して正逆両方向に駆動され前記索
引部材6a,6bの一端を結着する巻取りドラム11
と、前記モータ32をオン・オフ制御する操作スイッチ
36とを備え、操作スイッチ36がオン状態のときは前
記モータ32により前記巻取りドラム11を駆動して前
記スライドドアを自動開閉作動し、操作スイッチ36が
オフ状態のときは前記スライドドア2を手動にて開閉作
動するスライドドアの開閉駆動装置において、前記車体
3に、前記スライドドア2の全開位置、挟み込み未検出
位置、全閉位置を検出するセンサを設け、前記操作スイ
ッチ36がオフ状態における前記スライドドア2の手動
閉作動時において、該スライドドア2が挟み込み未検出
位置を通過して全閉位置に至る途中で停止したとき、こ
れを検知して前記モータ32を駆動し前記スライドドア
2を全閉位置まで自動的に移動させるようにしたところ
に特徴を有する。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
1乃至図12を参照して説明する。尚、従来例と同一箇
所に関しては同一番号を使用して説明を省略する。図3
及び図4は本発明の実施例を示すものである。スライド
ドアの開閉駆動装置30においては、車両1の側面に、
スライドドア2が取着されている。車体3には、直線部
4aと引き込み部4bから構成されたレール4が取付け
られており、これのほぼ両端部分にガイドプーリ5a,
5bが取着されている。 【0017】スライドドア2には、連結具7の基端が回
動可能に取着され、連結具7の先端はレール4に案内さ
れて転動するガイドローラー7aを介して移動可能に取
付けられている。 【0018】索引部材としてのワイヤ6a,6bは何れ
も一端を巻取りドラム11に取付け、他端をガイドプー
リー5a,5bを経て夫々スライドドア2の所定位置、
即ち本実施例の場合は取付部材7の基端枢着点に連結さ
れている。 【0019】巻取りドラム11は、モータ32(後述)
に直結された双方向クラッチ50(後述)の回転従動部
材61に連結されており、このモータ32により正逆両
方向に駆動される。 【0020】車体3には、スライドドア2がレール4に
沿って移動する際、全開位置(レール4の直線部4aの
終点)、挟み込み未検出位置(直線部4aと引き込み部
4bの境界点)、全閉位置(引き込み部4bの終点)に
達するとオンする全開位置検出センサ31a、挟み込み
未検出位置検出センサ31b、全閉位置検出センサ31
cが設けられている。 【0021】開閉駆動装置30を駆動するモータ32は
例えばウインドシールドワイパモータに利用されている
直流ブラシ付きモータであって、図5及び図6に示すよ
うに、小トルクではあるが高速回転数の特性33aが得
られる第1の状態33と、大トルクではあるが低速回転
数の特性34aを有する第2の状態34に切換可能に構
成されている。 【0022】また、第1の状態33におけるトルクー電
流の相関特性は33bとなり、第2の状態34における
トルクー電流の相関特性は34bとなっている。 【0023】そして、図6に示すように、電源を端子P
ーL間に接続すると、モータ32はオフとなる。電源を
端子HーB間に接続すると、モータ32は第1の状態3
3となり、電源を端子LーB間に接続すると、モータ3
2は第2の状態34となる。 【0024】このモータ32は、コントローラ35によ
り制御される。コントローラ35には、スライドドア2
の位置を検知する位置センサ31a、31b、31cか
らの情報が入力されて、モータ32を第1の状態33又
は第2の状態34に切換える。 【0025】尚、運転席には、モータ32を制御してス
ライドドア2を開閉操作する操作スイッチ36が設けら
れており、スライドドア2を自動開閉作動する場合には
この操作スイッチ36をオンとし、手動開閉作動する場
合にはこの操作スイッチ36をオフとする。 【0026】本発明の機構上の特徴は、図3において、
閉作動用のガイドプーリー5aの位置を、レール4の引
き込み部4bに対して少なくとも閉操作用索引部材6a
のスライドドア2の結着点よりも車体前方側位置に配設
しスライドドア2の全閉索引操作によりクロージャー索
引力を付与可能に構成している。 【0027】即ち、スライドドア2が二点鎖線で示す全
閉保持された状態にあるとき、ガイドプーリー5aの位
置は連結具7の基端枢着点(閉操作用ワイヤ6aの結着
点)を通りスライドドア2に直角な線Qよりも図1中左
側即ち車体前方側に位置しているのが好ましい。 【0028】つぎに、双方向クラッチの一例について図
7〜図8を参照して説明する。取付ブラケット51に
は、一方の支持板に固定軸52を固着し、他方の支持板
にボールベアリング53が取着されている。この固定軸
52の内側の端面部にはボールベアリング54が取付け
られており、これらボールベアリング53,54間に駆
動軸55が回転可能に支承されている。 【0029】回転従動部材61は、端面に鍔部を有する
ドラム体62とフランジ部63を結合して構成され、固
定軸52の外周部に取着されたボールベアリング64
と、駆動軸55に嵌合されたボールベアリング65に嵌
合して、取付ブラケット51に対して回転可能に支承さ
れている。回転従動部材61は、その内周部に駆動軸5
5に直交する面を受圧部66としている。 【0030】駆動軸55には、回転従動部材61の内部
に位置してクラッチ伝達作動部としての駆動カム体67
が嵌合されているのが望ましい。この駆動カム体67は
小判形の穴を有し、駆動軸55に形成された二面幅67
bを介して駆動軸55に回転不能に嵌合している。そし
て、フランジ部63の内端面との間にスラストベアリン
グ68が介装されている。また、反対側の端面には、駆
動軸55に対して所定の交差角度(後述の従動カム体7
1がカム作用による必要な軸方向変位を生ずる程度の角
度)傾斜した台形カム面67aが形成されている。 【0031】従動カム体71は、駆動カム体67と受圧
部66との間に位置して駆動軸55に回転並びに軸方向
移動可能に遊嵌されている。この従動カム体71は、受
圧部66側の端面は駆動軸55に直交しており、駆動カ
ム体67側には台形カム面67aに対応した傾斜面部を
有する台形カム面71aが形成されている。 【0032】尚、双方向クラッチの構成については、本
実施例に限定されるものではなく、例えば、端面カム方
式に代えて駆動カム体の外周にカム面を有し、これと従
動側のドラム体との間にニードルローラーを有する楔ロ
ーラー型のものであっても差支えない。 【0033】つぎに駆動軸55を回転させたときの作用
について説明する。図10に示すように駆動側台形カム
面67aと従動側台形カム面71aが密着した初期の状
態においては、従動カム体71と受圧部66との間には
隙間αが形成されている。そして、駆動軸55が正転
(右)或いは逆転(左)方向に回転をすると、駆動側台
形カム面67aと従動側台形カム面71aが相対的に変
位すると、その所定の回転角度と傾斜角度に応じて従動
カム体71が図中左方向に移動されて受圧部66に圧接
される。 【0034】この圧接力は、回転従動部材61にかかっ
ている負荷に応じて駆動軸55を回転駆動し続ける限
り、この従動部材61の受圧部66とスラストベアリン
グ68との間の両カム67,71による突張り作用とな
り、駆動軸55の回転駆動力の伝達が両カム体67,7
1の一体的回転と共に果される。 【0035】また、固定軸52と従動カム体71との間
には、駆動軸55が停止したときに従動カム体71を元
位置に復帰させるための付勢力と、上記両カム体67と
71とが所定の相対回転変位を生起させる回転拘束力を
付与する為の弾性手段としてのリターンバネ73及びス
ラスト板74が介装されている。 【0036】つぎに、駆動軸55が停止状態において回
転従動部材61を回転させた状態について説明する。こ
の現象は、後述するスライドドアを手動で操作する場合
に発生する。 【0037】この場合、回転従動部材61の受圧部66
と従動カム体71との間には隙間αが保たれている。回
転従動部材61はベアリング64,65に支承されて駆
動軸55を中心として回転する。 【0038】ところで、回転従動部材61と駆動カム体
67即ち駆動軸55との間にはスラストベアリング68
が介装され、駆動カム体67はバネ73によりスラスト
ベアリング68に圧接されているので、回転従動部材6
1と駆動カム体67との間にはストベアリング68の摩
擦回転力が作用する。 【0039】然しながら、この摩擦回転力は駆動軸55
に結合されたモータや減速機の負荷等に比べて小さいの
で、モータや減速機は静止した状態を維持し、従動部材
61は空回りする。 【0040】つぎに、スライドドア2が自動開閉作動或
いは手動開閉作動する場合について説明する。 【0041】1)スライドドア2を自動開作動する場合
(図9及び図11参照) 操作スイッチ36をオンとしてコントローラ35を開作
動にセットする。モータ32は第1の状態33で右回転
させる。駆動カム体67は台形カム面67a及び従動側
台形カム面71aの作用により従動カム体71を回転従
動部材61(ドラム)内部の受圧部66に圧接させる。
これにより、駆動軸55及び回転従動部材61は高速で
右回転する。 【0042】回転従動部材61は、巻取りドラム11を
右回転させるので、スライドドア2は全閉位置から全開
位置まで移動し、全開位置検出センサ31aがオンされ
るとモータ32が停止する。 【0043】駆動軸55の回転入力を停止すると、リタ
ーンバネ73によって従動カム体71は押し戻され、元
の位置に戻り受圧部66との間に僅かな隙間αを生ず
る。 【0044】2)スライドドア2を自動閉作動する場合
(図10及び図11参照) 操作スイッチ36をオンとしてコントローラ35を閉作
動にセットする。モータ32は第1の状態33で左回転
させる。駆動カム体67は傾斜台形カム面67a及び従
動側台形カム面71aの作用により従動カム体71を回
転従動部材61(ドラム)内部の受圧部66に圧接させ
る。これにより、駆動軸55及び回転従動部材61は高
速で左回転する。 【0045】回転従動部材61は、巻取りドラム11を
左回転させるので、スライドドア2は全開位置から高速
で閉鎖方向に移動する。スライドドア2が挟み込み未検
出位置検出センサに到達して挟み込み未検出位置検出セ
ンサ31bがオンすると、この信号がコントローラ35
に入力されて(図9におけるSTEP40)モータ32
は第2の状態34に切換わり高トルク状態で全閉位置ま
で移動し、全閉位置検出センサ31cがオンされるとモ
ータ32が停止する。 【0046】そして、連結具7が引き込み部4bに移動
すると、閉操作用ワイヤ6aの引っ張り力によりスライ
ドドア2を内側に押圧するR方向の力が作用する。この
力は図12(b)に示すようにばね27に抗して直接ラ
ッチ23をR方向に付勢するので、ラッチ23は矢印B
方向にリンク16によることなく回動されてドアが全閉
保持される。つまり、スライドドア2の全閉索引操作に
より直接ラッチ23にクロージャー索引力(ラッチ操作
力)を付与できるので、クロージャー用アクチュエータ
とリンク16が不要にできるのである。 【0047】また、上記クロージャーのラッチ操作力の
他に、スライドドア2が閉作動中、即ち挟み込み未検出
位置を通過して連結具7が引き込み部4bに移動したと
きには、スライドドア2がドア開口部のシール用クッシ
ョン材を圧縮しながら進行するので、モータ32を第1
の状態33から第2の状態34に切換えてモータトルク
を大にしている。 【0048】これにより、所謂半ドアの状態にあるスラ
イドドア2の全閉索引操作力をアップしてドアを確実に
全閉保持状態に作動させることができるものである。 【0049】駆動軸55の回転入力を停止すると、リタ
ーンバネ73によって従動カム体71は押し戻され、元
の位置に戻り受圧部66との間に僅かな隙間αを生ず
る。 【0050】3)スライドドア2を手動開作動する場合 操作スイッチ36をオフ状態とする。スライドドア2を
手動で開作動すると、ワイヤ6a,6bを介して巻取り
ドラム11及び回転従動部材61(ドラム)がドアの開
動作につれて右回転駆動される。然しながら、前述のよ
うに、回転従動部材61は駆動軸55に対して空転する
ので、従動部材61(ドラム)だけが自由に右回転する
ことができ、手動開ドア操作を支障なく行うことができ
る。換言すれば、モータ負荷やクラッチ負荷などに関係
なく手動にて開ドアできる。 【0051】4)スライドドア2を手動閉作動する場合 操作スイッチ36をオフ状態とする。スライドドア2を
手動で閉作動すると、ワイヤ6a,6bを介して巻取り
ドラム11及び回転従動部材61(ドラム)がドアの開
動作につれて左回転駆動される。この閉作動において
も、前述の開作動と同様に、回転従動部材61は駆動軸
55に対して空転するので、スライドドア2は閉作動中
の慣性により全閉位置まで閉鎖される。即ち、手動閉ド
ア操作を支障なく行うことができる。 【0052】ところで、スライドドア2が挟み込み未検
出位置から全閉位置へ移動する区間は、ドアに取付けた
クッションなどを圧縮しながら移動するので、ドアを移
動させる力が他の区間よりも大きい。スライドドア2が
全開位置から早い速度で挟み込み未検出位置を通過する
場合には問題が発生しないが、緩やかに未検出位置を通
過する場合には全閉位置に到達する前に停止する場合が
ある(図2参照)。即ちいわゆる半ドア状態である。 【0053】本実施例においては、この半ドア状態を、
図1に示すように、挟み込み未検出位置検出センサ31
b、全閉位置検出センサ31cで検出している。スライ
ドドア2が図2に示す位置にある場合は、挟み込み未検
出位置検出センサ31bはオンであり、全閉位置検出セ
ンサ31cはオフである(STEP81)。 【0054】この状態は、スライドドア2が全閉位置か
ら開方向に移動する場合にも発生する。即ち、全閉位置
から開方向に移動した直後の状態である。そこで、本実
施例においては、挟み込み未検出位置検出センサ31b
がオンであり、全閉位置検出センサ31cがオフである
状態が、開作動のときに発生したのか、閉作動のときに
発生したのかをその経過時間により判断している。 【0055】即ち、開作動のときに発生した場合、操作
開始から挟み込み未検出位置を通過するまでの時間は極
めて短く1秒未満である。これに対して閉作動の場合に
発生すれば、スライドドア2はこの位置で停止している
ので、継続時間は1秒以上となる。 【0056】そこで、STEP82において、上記状態
の経過時間を観測して、1秒以上であれば、閉作動中と
判断し、STEP83においてモータ32を第2の状態
34で駆動する。停止していたスライドドア2はモータ
32により自動閉作動のときと同様に、強制的に全閉位
置まで移動される。そして、全開位置検出センサ31a
がオンされるとモータ32が停止する。 【0057】上述のように、本発明を自動車用のスライ
ドドアの開閉装置に利用した場合は、電磁クラッチを必
要としないので、構造を著しく簡単にすることができ、
また、手動によりドアを閉作動する場合の半ドア状態を
回避することができるという効果を奏するものである。 【0058】 【発明の効果】本発明は、車体側面のレールに移動可能
に設けられ索引部材が連結されたスライドドアと、モー
タにより双方向回転クラッチを介して正逆両方向に駆動
され前記索引部材の一端を結着する巻取りドラムと、前
記モータをオン・オフ制御する操作スイッチとを備え、
操作スイッチがオン状態のときは前記モータにより前記
巻取りドラムを駆動して前記スライドドアを自動開閉作
動し、操作スイッチがオフ状態のときは前記スライドド
アを手動にて開閉作動するスライドドアの開閉駆動装置
において、前記車体に、前記スライドドアの全開位置、
挟み込み未検出位置、全閉位置を検出するセンサを設
け、前記操作スイッチがオフ状態における前記スライド
ドアの手動閉作動時において、該スライドドアが挟み込
み未検出位置を通過して全閉位置に至る途中で停止した
とき、これを検知して前記モータを駆動し前記スライド
ドアを全閉位置まで自動的に移動させるようにしたの
で、構造を著しく簡単にすることができ、また、手動に
よりドアを閉作動する場合の半ドア状態を回避すること
ができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例を示すフローチャートであ
る。 【図2】 スライドドアを手動にて閉作動中に半ドア状
態で停止した状態を示す正面図である。 【図3】 スライドドアの開閉駆動装置の平面図であ
る。 【図4】 構成を示す図である。 【図5】 モータの特性図である。 【図6】 モータの結線図である。 【図7】 双方向回転クラッチの縦断正面図である。 【図8】 分解斜視図である。 【図9】 スライドドアの開作動中の状態を示し、
(a)はスライドドアの位置を示す図、(b)はモータ
の切換状態を示す図である。 【図10】 スライドドアの閉作動中の状態を示し、
(a)はスライドドアの位置を示す図、(b)はモータ
の切換状態を示す図ある。 【図11】 閉作動におけるフローチャート である。 【図12】 ドアクロージャー機構の説明図であり、
(a)は所謂半ドア状態、(b)は途中の状態、(c)
は全閉保持状態を示す図である。 【図13】 従来のスライドドアの開閉駆動装置の平面
図である。 【符号の説明】 2 スライドドア 6a索引部材 6b索引部材 11 巻取りドラム 31a全開位置検出センサ 31b挟み込み未検出位置検出センサ 31c全閉位置検出センサ 32 モータ 36 操作スイッチ 50 双方向回転クラッチ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体側面のレールに移動可能に設けられ
    索引部材が連結されたスライドドアと、 モータにより双方向回転クラッチを介して正逆両方向に
    駆動され前記索引部材の一端を結着する巻取りドラム
    と、 前記モータをオン・オフ制御する操作スイッチとを備
    え、 操作スイッチがオン状態のときは前記モータにより前記
    巻取りドラムを駆動して前記スライドドアを自動開閉作
    動し、 操作スイッチがオフ状態のときは前記スライドドアを手
    動にて開閉作動するスライドドアの開閉駆動装置におい
    て、 前記車体に、前記スライドドアの全開位置、挟み込み未
    検出位置、全閉位置を検出するセンサを設け、前記操作
    スイッチがオフ状態における前記スライドドアの手動閉
    作動時において、該スライドドアが挟み込み未検出位置
    を通過して全閉位置に至る途中で停止したとき、これを
    検知して前記モータを駆動し前記スライドドアを全閉位
    置まで自動的に移動させるようにしたことを特徴とする
    スライドドアの開閉駆動装置。
JP2001238909A 2001-08-07 2001-08-07 スライドドアの開閉駆動装置 Pending JP2003049585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238909A JP2003049585A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 スライドドアの開閉駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238909A JP2003049585A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 スライドドアの開閉駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003049585A true JP2003049585A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19069751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238909A Pending JP2003049585A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 スライドドアの開閉駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003049585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8479445B2 (en) 2004-12-28 2013-07-09 Mitsui Kinzoku Act Corporation Door opening/closing device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8479445B2 (en) 2004-12-28 2013-07-09 Mitsui Kinzoku Act Corporation Door opening/closing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3591349B2 (ja) 車両用スライドドア装置
JP3709545B2 (ja) ドア開閉装置
US7703838B2 (en) Clutch mechanism for power device
US5829198A (en) Opening and closing device for vehicle sliding door
EP0897443B1 (en) Power striker with over-ride capabilities
JP4024738B2 (ja) 作動装置
US7360337B2 (en) Door closing apparatus
US6536814B2 (en) Motor vehicle door lock with a controlled actuating element
US6618997B2 (en) Control method of sliding a vehicle door by a powered sliding device
JP4831794B2 (ja) バックドアのドア開閉装置
JP2003049585A (ja) スライドドアの開閉駆動装置
JP2002129812A (ja) 車両用ドア装置
JP4960809B2 (ja) ドア開閉装置
JPS6136480A (ja) 車両用スライドドアの自動開閉装置における制御装置
JP2533514Y2 (ja) 電動開閉扉の安全装置
JP3111702B2 (ja) ドアクローザ装置
JP2002327575A (ja) スライドドアの開閉駆動装置
JPH077505Y2 (ja) 電動スライドドアの強制開装置
JP2007009514A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4295992B2 (ja) ドアの自動閉鎖装置
JP3656182B2 (ja) 車両用スライドドアの自動開閉装置
JP3556050B2 (ja) ドアクロージャ
JP3111701B2 (ja) ドアクローザ装置
JP4747470B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2002180741A (ja) スライドドアの開閉装置