JP2003048233A - 枠体付き板ガラスの製造装置 - Google Patents

枠体付き板ガラスの製造装置

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JP2003048233A
JP2003048233A JP2001238328A JP2001238328A JP2003048233A JP 2003048233 A JP2003048233 A JP 2003048233A JP 2001238328 A JP2001238328 A JP 2001238328A JP 2001238328 A JP2001238328 A JP 2001238328A JP 2003048233 A JP2003048233 A JP 2003048233A
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Japan
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plate glass
sound sensor
sound
manufacturing
mold
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JP2001238328A
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English (en)
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Koji Tamai
弘二 玉井
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両や建物の開口部に用いられる樹脂枠体付き
板ガラスの製造装置において、枠体が射出成形されてい
るときに、板ガラスの破損を検出するための、適切で簡
便な方法が求められた。 【解決手段】板ガラスの破損の音量を検知することを特
徴とする枠体付き板ガラスの製造装置である。枠体付き
板ガラスの製造装置の型に、感度が調整可能な音センサ
ーを設け、該音センサーにより、板ガラスの破損の音量
を検知させる。音センサーが板ガラスの破損を検知した
ときには、射出成形を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や建物の開口
部に用いられる樹脂枠体付き板ガラスの製造装置に関す
る。特に、樹脂枠体が板ガラスの周辺部に射出成形さ
れ、射出成型用の金型に、板ガラスの割れを検知するセ
ンサーを設けている製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板ガラスの周辺部に樹脂枠体を射出成形
する装置において、樹脂枠体の射出成形は、固定型と移
動型との金具の間に板ガラスを保持し、該板ガラスの周
辺部にキャビティーが形成され、該キャビティに樹脂が
射出成形される。
【0003】射出成形の最中には、金型によって板ガラ
スは押さえつけられており、さらに周辺部に射出成形さ
れる樹脂によって力が加わるため、板ガラスには複雑な
応力が発生し、板ガラスが破損することがある。
【0004】板ガラスは、金型に覆われているため、板
ガラスの破損を視認することができず、板ガラスの破損
を検知しない場合は、生産性が悪いばかりか、射出成形
を続行すると割れた板ガラスが金型を傷つけてしまっ
て、金型が使用できなくなる恐れがある。
【0005】従って、射出成形中に板ガラスが割れた場
合、直ちに板ガラスの割れを検知し、射出成形をやめる
必要がある。
【0006】板ガラスの割れを検知する方法として、特
開昭48−66485号に、板ガラス中を伝播する振動
を検知する方法が記載されている。この場合、板ガラス
に振動を検知するセンサーを、板ガラス毎に、設置と取
り外しが必要で、生産性が悪いという欠点があった。
【0007】また、射出成形中の板ガラスに接触センサ
ーを接触させて設け、板ガラスの破損を検知することが
特開平3−234608号に記載されているが、接触セ
ンサーのセットに時間が要することが問題であった。ま
た、風冷法による強化ガラスの様に、内部応力によって
細かく破損する場合には、接触センサーの接触する板ガ
ラスが無くなり、板ガラスの破損を検出可能であるが、
板ガラスが強化されていない場合や半強化ガラスのよう
に細かく割れない場合は、破損を検知できず、さらに、
強化ガラスが破損しても形状を保つ場合があって、必ず
しも破損を検知することが出来なかった。
【0008】実公平5−3289号において、射出成形
中の板ガラスを支持するバキュウームカップの圧力変化
や、発光素子と受光素子とを用いる光量変化により破損
を検出することが記載されているが、ガラスが細かく割
れなかったり、元の形状を保っている場合には、接触セ
ンサーと同様に、板ガラスの破損の検知が困難であっ
た。
【0009】また、防犯システムにおいて、ガラスの破
損を検知する方法として、特開平9−138894号に
マイクロホンを用いて集音した音を周波数解析すること
が記載されているが、周波数の解析では、板ガラスの破
損と射出成形装置の周囲の環境音との区別が困難で、板
ガラスの破損を検知することが困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑
み、射出成形中の板ガラスの破損を検出するための、適
切で簡便な方法が求められた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の枠体付き板ガラ
スの製造装置は、板ガラスを型に保持し、樹脂を該板ガ
ラスの周辺部に一体成形する枠体付き板ガラスの製造装
置において、型に音センサーを設け、該音センサーが板
ガラスの破損の音量を検知することを特徴とする枠体付
き板ガラスの製造装置である。
【0012】また、前述の枠体付き板ガラスの製造装置
において、音センサーの感度が調整可能であることを特
徴とする。
【0013】また、音センサーが、型の中に板ガラスが
セットされてから射出成形が終了するまでの時間のみに
作動することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に
記載の枠体付き板ガラスの製造装置。
【0014】
【発明の実施の形態】板ガラスは、固定型と移動型と呼
ばれる金型の間に保持され、板ガラスの周辺部にできる
キャビティに樹脂が射出成形される。固定型と移動型
は、凸型と凹型と呼ばれることもある。
【0015】板ガラスの支持は、吸引具などの支持具を
用いて支持してもよく、あるいは、固定型と移動型のみ
で挟み込むようにして支持することも出来る。
【0016】音センサーは、音量(音の大きさと継続時
間)により、板ガラスの破損を検知する。音センサーに
は、マイクロホンを用いることが好ましく、圧電素子、
圧力センサーを用いてもよい。
【0017】音センサーは、金型の近傍に設けても良い
が、板ガラスの破損(信号S)と射出成形装置が設置さ
れている環境音(ノイズN)とを区別する必要があるの
で、S/Nを良くするために、音センサーは移動型と固
定型との間に形成される空間に設けることが望ましい。
さらに望ましくは、板ガラスの中央付近の位置に設け
る。
【0018】音センサーは、増幅器に繋ぎ、音センサー
の感度を調節できるようにすることが望ましい。
【0019】また、板ガラスが割れる音よりも小さい音
に対して感度を持たない音センサーを選択して、板ガラ
スが割れたときにのみ音センサーが音を検知するように
してもよい。あるいは、固定型と移動型の間に板ガラス
がセットされてから、射出成形が終了するまでの時間だ
け音センサーを作動させるようにしてもよい。該作動
は、移動型のセットや射出成形に連動して、自動的に実
行されるようになっていることが好ましいマイクロホン
を音センサーに用いる場合、マイクロホンに繋いでいる
増幅器で感度を調整できるものが好適である。また、本
発明の実施には、通常、マイクロホンの感度は良すぎる
ので、マイクロホンにプラスティックフィルムや布など
を巻いて、感度を下げてもよい。
【0020】板ガラスの破損が音センサーで検知された
とき、音センサーで検知された信号により、スピーカー
で音を発生したり、ランプの点滅などで、板ガラスが破
損をしたことを知らせるようにすることが好ましい。
【0021】音センサーの信号をPC(パーソナルコン
ピュータ)に取り込み、PCに設けられているスピーカ
ーや表示装置で板ガラスの破損を示すようにしてもよ
い。
【0022】さらに、音センサーで板ガラスの割れを検
知し、検知した結果をトリガーにして、射出成形を自動
的に停止することが望ましい。停止信号などの発生に、
PCを用いてもよいが、マイクロクンピュ−タや増幅器
を用いて停止信号を発生させてもよい。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。
【0024】図1は、本発明の実施例において、板ガラ
スが設置された金型の断面と音センサーを示すものであ
る。
【0025】固定型1と移動型2の間に支持具5を設
け、支持具5の上端の吸引パッド8で板ガラス3を保持
した。板ガラス3の周辺部のキャビティ4に、枠体が射
出成形される。
【0026】音センサー6は、固定型1と移動型2との
間にできる空間7の、板ガラス3のほぼ中央付近に位置
するように設け、音センサー6にコンデンサマイクを用
いた。
【0027】さらに、図2に示すように、音センサー6
は、増幅器9とPC10に繋いだ。増幅器9により音セ
ンサー6の感度を、本発明を実施している設備の動作音
を検知しないレベルまで下げた。
【0028】さらに、板ガラスの割れを検知した場合、
PC10から射出成形装置の停止信号を発信し、射出成
形を即座に停止できるようにした。
【0029】
【発明の効果】本発明の枠体付き板ガラスの製造装置
は、射出成形中の板ガラスの割れを検出し、生産性を向
上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図。
【図2】実施例の音センサーの信号の処理を示す系統
図。
【符号の説明】
1 固定型 2 移動型 3 板ガラス 4 キャビティ 5 支持具 6 音センサー 7 固定型と移動型の間の空間 8 吸引パッド 9 増幅器 10 PC(パーソナルコンピュータ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B29L 31:30 31:58 31:58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラスを型に保持し、樹脂を該板ガラス
    の周辺部に射出成形により一体成形する枠体付き板ガラ
    スの製造装置において、型に音センサーを設け、該音セ
    ンサーが板ガラスの破損の音量を検知することを特徴と
    する枠体付き板ガラスの製造装置。
  2. 【請求項2】音センサーの感度が調整可能であることを
    特徴とする請求項1に記載の枠体付き板ガラスの製造装
    置。
  3. 【請求項3】音センサーは、型の中に板ガラスがセット
    されてから射出成形が終了するまでの時間にのみ作動す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の枠
    体付き板ガラスの製造装置。
JP2001238328A 2001-08-06 2001-08-06 枠体付き板ガラスの製造装置 Pending JP2003048233A (ja)

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