JP2003047962A - 電解液及び該電解液により生成させた電解水 - Google Patents

電解液及び該電解液により生成させた電解水

Info

Publication number
JP2003047962A
JP2003047962A JP2001234375A JP2001234375A JP2003047962A JP 2003047962 A JP2003047962 A JP 2003047962A JP 2001234375 A JP2001234375 A JP 2001234375A JP 2001234375 A JP2001234375 A JP 2001234375A JP 2003047962 A JP2003047962 A JP 2003047962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic solution
acid
water
electrolytic
electrolyzed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001234375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3705756B2 (ja
Inventor
Takuro Kato
琢朗 加藤
Morio Kawai
守雄 河合
Katsuyuki Murakami
勝幸 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Carlit Co Ltd
Original Assignee
Japan Carlit Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Carlit Co Ltd filed Critical Japan Carlit Co Ltd
Priority to JP2001234375A priority Critical patent/JP3705756B2/ja
Publication of JP2003047962A publication Critical patent/JP2003047962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3705756B2 publication Critical patent/JP3705756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌効果の高い最適pH範囲であるpH4〜
7に制御された電解酸性水、及び洗浄効果の高い最適p
H範囲である11〜12.5に制御された電解アルカリ
性水を、低電力、低コストで生成できる電解液と、該電
解液で生成させた電解水を提供。 【解決手段】 強電解質である硫酸ナトリウム含有水溶
液に、pH緩衝作用のある、弱電解質の炭酸及び/また
は炭酸塩、あるいはカルボン酸及び/またはカルボン酸
ナトリウムを添加させた電解液を、隔膜式電解槽で電解
させて、陽極室より電解酸性水を、陰極室より電解アル
カリ性水を生成させる。 【効果】 特別なpH保持制御回路が不要の、小型、簡
易な電解装置を用いて、低電力、低コストで、簡単かつ
容易に電解水が生成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隔膜電解槽を用い
て、陽極室に次亜塩素酸(HClO)を含有する電解酸
性水を生成させると同時に、陰極室に電解アルカリ性水
を生成させるための電解液、及び該電解液により生成さ
せた電解水に関する。より詳しくは、陽極室に、殺菌効
果の高い最適pH範囲内に制御された電解酸性水を、ま
た陰極室に、洗浄効果の高い最適pH範囲内に制御され
た電解アルカリ性水を生成させるための電解液、及び該
電解液により生成させた電解水に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、隔膜電解槽を用いて、塩化ナトリ
ウム(NaCl)含有水溶液を電気分解させることによ
り、陽極室に次亜塩素酸を含有する電解酸性水を、また
陰極室に電解アルカリ性水を生成させることは、広く知
られている。
【0003】陽極室で生成させた電解酸性水は、厨房、
食器の他、医療用、食品用等の洗浄、消毒、殺菌用に用
いられ、また陰極室で生成させた電解アルカリ性水は、
厨房、食器、窓ガラス、衣類等の油汚れ、泥汚れの洗浄
用に用いられる。
【0004】特公平4−42077号公報には、殺菌水
製造装置及び殺菌水製造方法が開示されており、明細書
には、「塩素殺菌の場合、水溶液のpHにより残留塩素
の存在比が変化し、それに伴って同一の残留塩素濃度で
も殺菌効果が変動する。殺菌効果が最も大きいといわれ
ている次亜塩素酸(HClO)の存在比の高いpH範
囲、すなわちpH3〜7好ましくはpH4〜6の範囲に
すれば、残留塩素濃度が低くとも大きな殺菌効果を発揮
できる」、すなわち、殺菌用として用いる場合には、p
H3〜7が、殺菌効果が最も大きい最適pH範囲である
ことが記載されている。
【0005】一般に、隔膜電解槽を用いて、塩化ナトリ
ウム含有水溶液を電気分解させた場合、塩素イオン(C
)が、陽極室側に電気的に引き寄せられ、隔膜を透
過(電気透析)して、陽極室に塩酸(HCl)が生成し
て、酸性となり、また、ナトリウムイオン(Na
が、陰極室側に電気透析して、陰極室に水酸化ナトリウ
ム(NaOH)が生成して、アルカリ性となる。
【0006】陽極室に生成した塩酸は、強酸であり、か
つpH緩衝作用がないため、生成させる電解酸性水のp
Hを、殺菌効果の高い最適pH範囲内に制御すること
は、困難であり、かつ使用水の水質の影響を受け、電解
酸性水のpHが大幅に変動してしまうという問題点があ
った。このため、電解装置には、生成させる電解酸性水
を、設定したpH範囲内に保持させるための自動制御回
路を設けなくてはならず、電解装置がコスト高になると
いう問題点があった。
【0007】一方、陰極室では水酸化ナトリウムを主成
分とした強アルカリ性の電解アルカリ性水が生成する。
水酸化ナトリウムは、強アルカリ性というだけでなく、
“毒物及び劇物取締法”の“劇物”に指定されており、
また“有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法
律”により、含有量や容器等が厳しく制限されており、
一般家庭で用いる場合、特段の注意を払わなくてはなら
なかった。
【0008】特開平9−262587号公報には、塩化
ナトリウム、塩化カリウム等の塩化物塩と、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の水酸化物塩等の、水に溶け
てアルカリ性を示す化合物を含むアルカリ化剤とを含有
した水溶液を、有隔膜電解槽で電気分解させ、陰極室
に、pH10〜12.5の強アルカリ水を生成させると
共に、陽極室に、pH3〜7.5の次亜塩素酸殺菌水を
生成させる、強アルカリ水と次亜塩素酸殺菌水の同時生
成方法が開示されている。
【0009】しかしながら、上記の場合でも、塩化ナト
リウム、水酸化ナトリウムのような電離度の大きい強電
解質を用いた電気分解では、前記と同様、自動制御回路
なしには、陽極室に生成させる電解酸性水のpHを、設
定したpH範囲内に制御することは、実質上難しかっ
た。
【0010】また、該電解液は、強アルカリ性であり、
水酸化ナトリウムは、前記の通り“劇物”であり、含有
量や容器等が、法的に厳しく制限されており、取り扱い
には特段の注意を要する必要があった。
【0011】さらに、同号公報の明細書には、アルカリ
化剤として、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素塩も記載
されている。炭酸水素塩を用いた場合は、安全性の面で
は、取り扱い上も安全で、かつ規制を受けるような法令
はない。
【0012】しかしながら、炭酸塩は、一般に電離度の
小さい弱電解質であり、導電率が低く、槽電圧が高くな
る。図1に示すように、水溶液中の炭酸イオンは、一般
に、pHによって存在形態が変化し、強アルカリ性で
は、CO 2−の状態で電離しているものの、弱アルカ
リ性では、HCO となり、pH4〜7の弱酸性から
中性では、HCOが生成してしまい、電離しなくな
る。すなわち、電気分解の進行に伴い、陽極室の電解液
のpHが低下し、弱酸性から中性となると、HCO
となって、電離しなくなるため、電解液の導電率が低下
し、槽電圧が上昇していく傾向が見られる。
【0013】上記の理由により、塩化物塩と、アルカリ
化剤である炭酸水素塩とを含有する電解液を用いた電気
分解では、電力コストが高くなり、電解装置は、容量の
大きい直流電源を備えなければならず、高価となるとい
う問題を有していた。また、槽電圧が高くなるため、電
流密度を上げるのは困難であり、従来に比べ、電極面積
が大きくなり、電解装置を大型化しなくてはならず、高
価になるという問題があった。
【0014】特開平10−57960号公報には、塩化
ナトリウム及び/または硫酸ナトリウム含有水溶液を電
解液として用いた、電解水の生成方法及び装置が開示さ
れている。しかしながら、該電解液を用いて電気分解さ
せた場合、塩素イオンや硫酸イオンが、陽極室側に電気
透析され、強酸性の塩酸や硫酸(HSO)の酸性水
が生成する。該酸性水は、腐食性が強く、皮膚や金属に
付着しないよう特段の注意を要する必要があり、電解酸
性水として用いることは、実質上難しかった。
【0015】また、ナトリウムイオンが、陰極室側に電
気透析され、強アルカリ性の水酸化ナトリウムを含有す
るアルカリ水が生成する。該アルカリ水は、アルカリ性
が強く、ケン化作用が大きいため、洗浄効果は高いもの
の、腐食性が強く、取り扱いの面を考慮すると、電解ア
ルカリ性水として用いることは、実質上難しかった。
【0016】電解酸性水のpHを設定したpH範囲内に
保持させるための自動回路が不要な、小型で簡易な構成
の電解装置で電気分解でき、また低電力、低コストで、
取り扱いが容易で、殺菌効果の高い最適pH範囲である
pH4〜7に制御された電解酸性水、及び取り扱いが容
易で、洗浄効果の高い最適pH範囲であるpH11〜1
2.5に制御された電解アルカリ性水を生成できる電解
液が望まれていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取り
扱いが容易で、殺菌効果の高い最適pH範囲であるpH
4〜7に制御された電解酸性水、及び取り扱いが容易
で、洗浄効果の高い最適pH範囲であるpH11〜1
2.5に制御された電解アルカリ性水を、低電力かつ低
コストで生成させるための電解液を提供することであ
り、さらに、該電解液により生成させた電解水を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、電解液の導電率を高める電解質として、
強電解質である硫酸ナトリウムを溶解させた水溶液に、
pH緩衝作用を有する弱電解質である、炭酸及び/また
は炭酸塩、あるいはカルボン酸及び/またはカルボン酸
ナトリウムを添加させた電解液を用いることにより、上
記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0019】すなわち、本発明の、請求項1に記載の電
解液は、隔膜電解槽を用いて、陽極室に電解酸性水を、
陰極室に電解アルカリ性水を生成させるための電解液
が、強電解質である硫酸ナトリウム含有水溶液に、pH
緩衝作用を有する弱電解質である炭酸及び/または炭酸
塩を、添加させてなることを特徴とする。
【0020】請求項2に記載の電解液は、請求項1に記
載の発明において、炭酸塩が、炭酸ナトリウム及び/ま
たは炭酸水素ナトリウムであることを特徴とする。
【0021】請求項3に記載の電解液は、隔膜電解槽を
用いて、陽極室に電解酸性水を、陰極室に電解アルカリ
性水を生成させるための電解液が、強電解質である硫酸
ナトリウム含有水溶液に、pH緩衝作用を有する弱電解
質であるカルボン酸及び/またはカルボン酸ナトリウム
を添加させてなることを特徴とする。
【0022】請求項4に記載の電解液は、請求項3に記
載の発明において、カルボン酸が、食品添加物である、
アジピン酸、クエン酸、酢酸、乳酸、グルコン酸、酒石
酸、こはく酸からなる群から選ばれる少なくとも1種で
あることを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の電解液は、請求項3に記
載の発明において、カルボン酸ナトリウムが、食品添加
物である、アジピン酸、クエン酸、酢酸、乳酸、グルコ
ン酸、酒石酸、こはく酸からなる群から選ばれる少なく
とも1種のナトリウム塩であることを特徴とする。
【0024】請求項6に記載の電解液は、請求項1から
請求項5のいずれか1項に記載の発明において、電解液
が、塩化物塩を添加されてなることを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の電解液は、請求項6に記
載の発明において、塩化物塩が、塩化ナトリウムであ
り、かつ電解液中の塩素イオン濃度が、10〜100p
pmであることを特徴とする。
【0026】請求項8に記載の電解液は、請求項1から
請求項7のいずれか1項に記載の発明において、電解液
中の硫酸ナトリウム濃度が、0.3〜5g/Lであるこ
とを特徴とする。
【0027】請求項9に記載の電解水は、請求項1から
請求項8のいずれか1項に記載の電解液により、陽極室
に生成させる電解酸性水のpHが、4〜7であることを
特徴とする。
【0028】請求項10に記載の電解水は、請求項1か
ら請求項8のいずれか1項に記載の電解液により、陽極
室に生成させる電解酸性水のpHが、5〜7であること
を特徴とする。
【0029】請求項11に記載の電解水は、請求項1か
ら請求項8のいずれか1項に記載の電解液により、陰極
室に生成させる電解アルカリ性水のpHが、11〜1
2.5であることを特徴とする。
【0030】請求項12に記載の電解水は、請求項1か
ら請求項8のいずれか1項に記載の電解液により、陽極
室に生成させる電解酸性水のpHが、4〜7であり、か
つ陰極室に生成させる電解アルカリ性水のpHが、11
〜12.5であることを特徴とする。
【0031】請求項13に記載の電解水は、請求項1か
ら請求項8のいずれか1項に記載の電解液により、陽極
室に生成させる電解酸性水のpHが、5〜7であり、か
つ陰極室に生成させる電解アルカリ性水のpHが、11
〜12.5であることを特徴とする。
【0032】以下、本発明について、詳細に説明する。
【0033】本発明の電解液は、電解液の導電率を高め
る強電解質の硫酸ナトリウムを溶解させた水溶液に、p
H緩衝作用を有する弱電解質である、炭酸及び/または
炭酸塩、あるいはカルボン酸及び/またはカルボン酸ナ
トリウムを添加させて、調製される。
【0034】本発明の電解液中の硫酸ナトリウム濃度
は、0.3〜5g/Lである。硫酸ナトリウム濃度が
0.3g/L未満の場合、電解液の導電率を高めること
ができず、また5g/L超の場合、処理時に噴霧した場
合、塩が析出してしまい、不都合である。
【0035】硫酸ナトリウムは、電離度の大きい強電解
質であり、電解液の導電率を高め、電解時の槽電圧を低
減させるのに有効であり、電力コストを低減させること
ができる。しかしながら、硫酸ナトリウムのような強電
解質を含有する電解液は、陽極室に強酸性の硫酸水溶液
を、陰極室に強アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液を
生成させるので、腐食性が強く、取り扱いが困難であ
る。
【0036】本発明において、電解液の導電率を高める
強電解質である硫酸ナトリウム含有水溶液に、pH緩衝
作用を有する弱電解質である、炭酸及び/または炭酸
塩、あるいはカルボン酸及び/またはカルボン酸ナトリ
ウムを添加させることにより、陽極室に生成させる硫酸
含有水溶液のpHを、弱酸性〜中性の範囲に、陰極室に
生成させる水酸化ナトリウム水溶液のpHを、弱アルカ
リ性に制御させることができる。
【0037】本発明に用いられる炭酸塩としては、炭酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
アンモニウム等があげられ、これらの少なくとも1種が
用いられる。上記炭酸塩中、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムは、安価であり経済性に優れており、かつ
“食品衛生法”の“食品添加物”に指定されているの
で、食器類、厨房等の洗浄、消毒、殺菌用として好まし
い。
【0038】上記炭酸及び/または炭酸塩を用いた場合
には、電解酸性水のpH範囲を6〜7に制御できる。
【0039】また、本発明に用いられるカルボン酸とし
ては、“食品添加物”である、アジピン酸、クエン酸、
酢酸、乳酸、グルコン酸、酒石酸、こはく酸があげら
れ、これらの少なくとも1種が用いられる。電解酸性水
中の次亜塩素酸の安定性を考慮すると、アジピン酸、酢
酸、こはく酸が好ましい。また、上記カルボン酸の他
に、そのナトリウム塩も用いることができる。
【0040】上記カルボン酸及び/またはカルボン酸ナ
トリウムを用いた場合には、電解酸性水のpH範囲を4
〜6に制御することができる。
【0041】電解酸性水の処理対象、処理方法、処理目
的等に応じて、上記炭酸及び/または炭酸塩、あるいは
上記カルボン酸及び/またはカルボン酸ナトリウムを、
適宜選択し、単独あるいは適宜組合せて、硫酸ナトリウ
ム含有水溶液に添加させて調製した電解液を、電気分解
させることにより、陽極室に、所望の最適pH範囲に制
御された電解酸性水を、また陰極室に、所望の最適pH
範囲に制御された電解アルカリ性水を生成させることが
できる。
【0042】本発明の電解液は、所定量の硫酸ナトリウ
ムと、所定量の炭酸及び/または炭酸塩、あるいはカル
ボン酸及び/またはカルボン酸ナトリウムとを、水に溶
解させて調製した、所定の濃度の水溶液として用いられ
るか、予め高濃度に調製した水溶液を、使用場面におい
て、水により希釈して、所定の濃度の水溶液に調製して
用いられる。
【0043】水が水道水の場合、原水中の塩素イオン濃
度は、通常、数ppm〜数10ppmであり、特に塩化
物塩を添加させなくとも、殺菌作用を有する次亜塩素酸
を含有する電解酸性水を生成させることができる。しか
しながら、水道水中の塩素イオン濃度は、地域により異
なっており、電解酸性水中の次亜塩素酸濃度も変動して
しまい、殺菌効果にバラツキの生ずる恐れがある。
【0044】所定量の塩化物塩を、電解液に添加させる
ことにより、電解酸性水中の次亜塩素酸濃度を一定範囲
に制御させることができ、殺菌効果のより優れた電解酸
性水が生成できるので、好ましい。
【0045】電解液に添加される塩化物塩は、特に限定
されないが、経済性の面を考慮すると、塩化ナトリウム
が安価であり、好ましい。また、電解液中の塩素イオン
濃度は、10〜100ppmである。塩素イオン濃度が
10ppm未満の場合、殺菌効果が発現せず、また10
0ppm超の場合、電解酸性水の塩素臭が著しく、取り
扱いが困難であり、不都合である。
【0046】本発明の電解液を用いる電解装置として
は、従来用いられている回分式または連続通水式の隔膜
電解槽のいずれもでもよく、特に限定されない。
【0047】図2は、本発明の電解液を用いる回分式隔
膜電解槽1を組み込んだ電解装置の一実施態様を示す模
式図である。なお、本発明は、図2によりなんら限定さ
れない。
【0048】隔膜電解槽1に、本発明の電解液を供給さ
せ、一定時間、定電流電解させることにより、陽極室3
に、殺菌効果の高い最適pH範囲に制御された、次亜塩
素酸を含有する電解酸性水を、また、陰極室6に、洗浄
効果の高い最適pH範囲に制御された電解アルカリ性水
を生成させる。
【0049】本発明の電解液は、pH緩衝作用を有する
弱電解質を含有しており、電気分解させた場合、生成さ
れる電解酸性水のpHは、使用水の水質に依存せず、か
つ電解条件を特別に変更せずとも、取り扱いが容易で、
殺菌効果の高い最適pH範囲であるpH4〜7に制御さ
れた電解酸性水を得ることができる。
【0050】電解酸性水のpHが4未満の場合、皮膚へ
の刺激性、金属への腐食性が著しく、pHが7超の場
合、殺菌効果が発現せず、不都合である。
【0051】また、電解酸性水のpHが5〜7の場合、
皮膚への刺激性、金属への腐食性もなく、取り扱いやす
いので、特に好ましい。
【0052】また、本発明の電解液を用いて生成される
電解アルカリ性水のpHは、最適pH範囲である11〜
12.5であり、従来の塩化ナトリウム及び/または硫
酸ナトリウム等の強電解質のみを用いた場合と比べ、取
り扱いが容易である。さらに、本発明の電解液を用いて
生成される電解アルカリ性水は、アルカリ度が高く、洗
浄効果に優れている。
【0053】電解アルカリ性水のpHが11未満の場
合、洗浄効果が不十分となり、またpHが12.5超の
場合、皮膚への刺激性、金属への腐食性が著しく、取り
扱いが困難であり、不都合である。
【0054】本発明の電解液は、強電解質である硫酸ナ
トリウムと、pH緩衝作用を有する弱電解質である、炭
酸及び/または炭酸塩、あるいはカルボン酸及び/また
はカルボン酸ナトリウムとを組合せたものであり、該電
解液を用いた電気分解では、従来のように、電解酸性水
のpHを設定したpH範囲内に保持させるための自動制
御回路が不要であり、簡易な構成の電解装置で十分であ
り、安価であり、経済性に優れている。
【0055】また、本発明の電解液を用いる電気分解で
は、特開平9−262587号公報開示の電解液の場合
における、高槽電圧、及び電解に伴う槽電圧の上昇もな
く、小型で簡易な構成の電解装置で十分であると共に、
低電力で電気分解でき、経済性に優れている。
【0056】本発明の電解液を用いた電気分解では、使
用水の水質に依存せず、また電解条件を特別に変更させ
ることなく、一定時間、定電流電解させるだけで、陽極
室から、取り扱いが容易で、殺菌効果の高い最適pH範
囲に制御された電解酸性水を、また陰極室から、取り扱
いが容易で、アルカリ度が高く、洗浄効果の高い最適p
H範囲に制御された電解アルカリ性水を、簡単かつ容易
に生成させることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例及び比較例を参照して説明する。本発明は、実施例
により、なんら限定されない。
【0058】実施例1 水道水に、硫酸ナトリウム1g/Lを溶解させた後、p
H緩衝作用を有する弱電解質として炭酸ナトリウム1g
/Lを添加させ、ついで塩化ナトリウム0.082g/
L(塩素イオン濃度として50mg/L)を添加させ
て、電解液を調製した。
【0059】電解装置としては、図2に示すように、陽
極2及び陰極5が白金メッキチタン電極(縦60mm×
横50mm)、隔膜4がポリエステル製不織布で構成さ
れている、回分式の隔膜電解槽(全容量500mL)1
を用いた。
【0060】先に調製した電解液を、陽極室3及び陰極
室6に、各々約250mLを供給させた後、直流電流
0.3Aで30分間、定電流電解を行った。この時の槽
電圧は、6.0Vであった。陽極室3に生成させた電解
酸性水のpHは、6.3であり、殺菌効果の高い最適p
H範囲であるpH4〜7に制御されていた。また、電解
酸性水の酸化還元電位(ORP)は、950mV、次亜
塩素酸濃度は、30ppmであった。また、陰極室に生
成させた電解アルカリ性水のpHは、12.0であり、
洗浄効果の高い最適pH範囲であるpH11〜12.5
に制御されていた。また電解アルカリ性水のORPは、
−890mVであった。
【0061】実施例2 水道水に、硫酸ナトリウム1g/Lを溶解させた後、p
H緩衝作用を有する弱電解質として酢酸1g/Lを添加
させ、ついで塩化ナトリウムを0.082g/L(塩素
イオン濃度として50mg/L)を添加させて、電解液
を調製した。以下、実施例1と同様にして、電気分解を
行った。この時の槽電圧は、5.5Vであった。陽極室
3に生成させた電解酸性水のpHは、4.2であり、実
施例1と同様、殺菌効果の高い最適pH範囲内に制御さ
れており、また、ORPは、980mV、次亜塩素酸濃
度は、30ppmであった。また、陰極室に生成させた
電解アルカリ性水のpHは、11.5であり、実施例1
と同様、洗浄効果の高い最適pH範囲内に制御されてお
り、ORPは、−880mVであった。
【0062】比較例1 水道水に、硫酸ナトリウム1g/Lを溶解させた後、塩
化ナトリウム0.082g/L(塩素イオン濃度として
50mg/L)を添加させて、pH緩衝作用を有する弱
電解質が添加されていない電解液を調製した。以下、実
施例1と同様にして、電気分解を行った。この時の槽電
圧は、6.5Vであった。陽極室3に生成させた電解酸
性水のpHは、2.2であり、皮膚への刺激性及び金属
への腐食性を有する強酸であった。また、電解酸性水の
ORPは、1140mV、次亜塩素酸濃度は、20pp
mであった。また、陰極室に生成させた電解アルカリ性
水のpHは、12.9であり、最適pH範囲の上限1
2.5を超えた、強アルカリ性であった。また、電解ア
ルカリ性水のORPは、−890mVであった。
【0063】比較例2 水道水に、pH緩衝作用を有する弱電解質として炭酸ナ
トリウム1g/Lを溶解させた後、塩化ナトリウム0.
082g/L(塩素イオン濃度として50mg/L)を
添加させて、硫酸ナトリウムを含有しない電解液を調製
した。以下、実施例1と同様にして、電気分解を行っ
た。この時の槽電圧は、電解初期では10Vであり、電
解の進行に伴い、槽電圧が上昇し、約30分後には、1
7Vに達した。この原因としては、陽極室の電解液のp
Hが、電解の進行に伴い低下し、電離していたCO
2−が、HCOとなって、電解液の導電率を低下さ
せたためと考えられる。陽極室3に生成させた電解酸性
水のpHは、6.5であり、ORPは、880mV、次
亜塩素酸濃度は、30ppmであった。また、陰極室6
に生成させた電解アルカリ性水のpHは、12.1であ
り、ORPは、−870mVであった。
【0064】
【発明の効果】本発明の電解液は、強電解質である硫酸
ナトリウムと、pH緩衝作用を有する弱電解質である、
炭酸及び/または炭酸塩、あるいはカルボン酸及び/ま
たはカルボン酸ナトリウムとを組合せたものであり、該
電解液を用いた電気分解では、従来のように、電解酸性
水のpHを設定したpH範囲内に保持させるための自動
制御回路が不要であり、簡易な構成の電解装置で十分で
あり、安価であり、経済性に優れている。
【0065】また、本発明の電解液を用いる電気分解
は、特開平9−262587号公報開示の電解液の場合
における、高槽電圧、及び電解に伴う槽電圧の上昇もな
く、小型で簡易な構成の電解装置で十分であると共に、
低電力で電気分解でき、経済性に優れている。
【0066】本発明の電解液を用いた電気分解では、使
用水の水質に依存せず、また電解条件を特別に変更させ
ることなく、一定時間、定電流電解させるだけで、陽極
室から、取り扱いが容易で、殺菌効果の高い最適pH範
囲に制御された電解酸性水を、また陰極室から、取り扱
いが容易で、アルカリ度が高く、洗浄効果の高い最適p
H範囲に制御された電解アルカリ性水を、簡単かつ容易
に生成させることができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】各pHにおける、水溶液中の炭酸イオンの存在
形態と存在比を示す図である。
【図2】本発明の電解液を用いる回分式の隔膜電解槽を
組み込んだ電解装置の一実施様態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 隔膜電解槽 2 陽極 3 陽極室 4 隔膜 5 陰極 6 陰極室 7 直流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 EA03 EA04 EB01 EB02 EB04 EB12 EB19 EB30 EB37 EB39 ED12 ED13 GA06 GA22 GA23 GC12 GC18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔膜電解槽を用いて、陽極室に電解酸性
    水を、陰極室に電解アルカリ性水を生成させるための電
    解液が、強電解質である硫酸ナトリウム含有水溶液に、
    pH緩衝作用を有する弱電解質である炭酸及び/または
    炭酸塩を、添加させてなることを特徴とする電解液。
  2. 【請求項2】 炭酸塩が、炭酸ナトリウム及び/または
    炭酸水素ナトリウムであることを特徴とする請求項1に
    記載の電解液。
  3. 【請求項3】 隔膜電解槽を用いて、陽極室に電解酸性
    水を、陰極室に電解アルカリ性水を生成させるための電
    解液が、強電解質である硫酸ナトリウム含有水溶液に、
    pH緩衝作用を有する弱電解質であるカルボン酸及び/
    またはカルボン酸ナトリウムを添加させてなることを特
    徴とする電解液。
  4. 【請求項4】 カルボン酸が、食品添加物である、アジ
    ピン酸、クエン酸、酢酸、乳酸、グルコン酸、酒石酸、
    こはく酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である
    ことを特徴とする請求項3に記載の電解液。
  5. 【請求項5】 カルボン酸ナトリウムが、食品添加物で
    ある、アジピン酸、クエン酸、酢酸、乳酸、グルコン
    酸、酒石酸、こはく酸からなる群から選ばれる少なくと
    も1種のナトリウム塩であることを特徴とする請求項3
    に記載の電解液。
  6. 【請求項6】 電解液が、塩化物塩を添加されてなるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載の電解液。
  7. 【請求項7】 塩化物塩が、塩化ナトリウムであり、か
    つ電解液中の塩素イオン濃度が、10〜100ppmで
    あることを特徴とする請求項6に記載の電解液。
  8. 【請求項8】 電解液中の硫酸ナトリウム濃度が、0.
    3〜5g/Lであることを特徴とする請求項1から請求
    項7のいずれか1項に記載の電解液。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれか1項に
    記載の電解液により、陽極室に生成させる電解酸性水の
    pHが、4〜7であることを特徴とする電解水。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8のいずれか1項
    に記載の電解液により、陽極室に生成させる電解酸性水
    のpHが、5〜7であることを特徴とする電解水。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項8のいずれか1項
    に記載の電解液により、陰極室に生成させる電解アルカ
    リ性水のpHが、11〜12.5であることを特徴とす
    る電解水。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項8のいずれか1項
    に記載の電解液により、陽極室に生成させる電解酸性水
    のpHが、4〜7であり、かつ陰極室に生成させる電解
    アルカリ性水のpHが、11〜12.5であることを特
    徴とする電解水。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項8のいずれか1項
    に記載の電解液により、陽極室に生成させる電解酸性水
    のpHが、5〜7であり、かつ陰極室に生成させる電解
    アルカリ性水のpHが、11〜12.5であることを特
    徴とする電解水。
JP2001234375A 2001-08-02 2001-08-02 電解液及び該電解液により生成させた電解水 Expired - Lifetime JP3705756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234375A JP3705756B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 電解液及び該電解液により生成させた電解水

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234375A JP3705756B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 電解液及び該電解液により生成させた電解水

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003047962A true JP2003047962A (ja) 2003-02-18
JP3705756B2 JP3705756B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=19065990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234375A Expired - Lifetime JP3705756B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 電解液及び該電解液により生成させた電解水

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3705756B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082801A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Japan Science And Technology Agency ガスの製造方法、酸性水及びアルカリ水の製造方法、並びにそれらの製造装置
US20110059028A1 (en) * 2007-07-18 2011-03-10 Burkhard Ponitz Method for membrane electrolysis and the use of the products obtained by it
JP5238899B1 (ja) * 2012-07-13 2013-07-17 稔 菅野 殺菌水生成装置および殺菌洗浄方法
CN105239088A (zh) * 2015-09-16 2016-01-13 浙江大学 一种柠檬酸在制备弱酸性电位水中的应用及弱酸性电位水的制备方法
WO2016186852A1 (en) * 2015-05-15 2016-11-24 Manos Paul D Process of making alkaline and acidic water
JP2017087084A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 モレックス エルエルシー 酸性電解水およびその製造方法、該酸性電解水を含む殺菌剤および洗浄剤ならびに酸性電解水の製造装置
WO2019045275A1 (ko) * 2017-08-28 2019-03-07 김은상 살균제 또는 세정제를 생성할 수 있는 전기분해 장치 및 그것을 위한 전기분해 방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082801A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Japan Science And Technology Agency ガスの製造方法、酸性水及びアルカリ水の製造方法、並びにそれらの製造装置
JPWO2006082801A1 (ja) * 2005-02-02 2008-08-07 独立行政法人科学技術振興機構 ガスの製造方法、酸性水及びアルカリ水の製造方法、並びにそれらの製造装置
US20110059028A1 (en) * 2007-07-18 2011-03-10 Burkhard Ponitz Method for membrane electrolysis and the use of the products obtained by it
JP5238899B1 (ja) * 2012-07-13 2013-07-17 稔 菅野 殺菌水生成装置および殺菌洗浄方法
WO2016186852A1 (en) * 2015-05-15 2016-11-24 Manos Paul D Process of making alkaline and acidic water
CN107750238A (zh) * 2015-05-15 2018-03-02 保罗·D·马诺斯 制备碱性水和酸性水的方法
US11926541B2 (en) * 2015-05-15 2024-03-12 G Water Llc Process of making alkaline and acidic water
CN105239088A (zh) * 2015-09-16 2016-01-13 浙江大学 一种柠檬酸在制备弱酸性电位水中的应用及弱酸性电位水的制备方法
JP2017087084A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 モレックス エルエルシー 酸性電解水およびその製造方法、該酸性電解水を含む殺菌剤および洗浄剤ならびに酸性電解水の製造装置
WO2019045275A1 (ko) * 2017-08-28 2019-03-07 김은상 살균제 또는 세정제를 생성할 수 있는 전기분해 장치 및 그것을 위한 전기분해 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3705756B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2948413B1 (en) An electrolyzed water generating method and a generator therefor
US8262872B2 (en) Cleansing agent generator and dispenser
KR101579044B1 (ko) 전해수 생성 장치
US6527940B1 (en) Production method of acid water and alkaline water
WO2001074724A1 (fr) Procede et appareil pour la desinfection electrolytique de l'eau
JP2004267956A (ja) 混合電解水の製造方法
KR101768458B1 (ko) 전해살균수 손 소독기
KR20130049031A (ko) 약산성 차아염소산 수용액을 얻기 위한 살균 소독제 조성물 및 이를 이용한 살균수 제조 방법
JP2016083650A (ja) 電解水生成器と電解水生成方法
JP3705756B2 (ja) 電解液及び該電解液により生成させた電解水
JP2000226680A (ja) 殺菌性を有する電解水の製造方法及び装置
JPH03258392A (ja) 電解による次亜塩素酸含有殺菌水の製造方法
KR101362966B1 (ko) 염화나트륨 수용액으로부터 고농도 차아염소산 수용액을 얻기 위한 전극 구조물 및 이를 이용한 살균수 제조 방법
JP5678000B2 (ja) 洗浄水の製造方法
JP3548603B2 (ja) 殺菌用処理液の製造方法
JP2002361250A (ja) 活性水素含有水の製法
JP3183481B2 (ja) 殺菌用処理液の製造方法および製造装置
JP3718781B2 (ja) 電解槽における次亜塩素酸殺菌水と強アルカリ水の同時生成方法及びこの方法に使用する添加薬液
JP2002159970A (ja) 電解液及び該電解液より生成させた電解酸性水
KR100830147B1 (ko) 전해셀과 초음파를 이용한 자외선복합살균기
JP3794314B2 (ja) 水浄化装置
JPH09154557A (ja) 野菜・果物等の洗浄・殺菌方法
JPH09253651A (ja) 殺菌水製造装置および殺菌水の製造方法
JP2002153873A (ja) 殺菌方法
US20030168348A1 (en) Method and apparatus for generating ozone by electrolysis

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3705756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term