JP2003047503A - 安全作業靴 - Google Patents
安全作業靴Info
- Publication number
- JP2003047503A JP2003047503A JP2001238821A JP2001238821A JP2003047503A JP 2003047503 A JP2003047503 A JP 2003047503A JP 2001238821 A JP2001238821 A JP 2001238821A JP 2001238821 A JP2001238821 A JP 2001238821A JP 2003047503 A JP2003047503 A JP 2003047503A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- safety work
- intermediate sheet
- midsole
- shoe
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐薬品性および防刺性を有する軽量な安全作
業靴を提供する。 【解決手段】 甲被１１につま先を保護する先芯１２が
取付けられた安全作業靴であって、ミッドソール１６の
下面に樹脂製の布または金属製のメッシュからなる中間
シート１９を介してゴム底１８を接合し、ゴム底１８の
一部が貫通した開口部１８ａとなっており、前記開口部
１８ａから中間シート１９が露出している。
業靴を提供する。 【解決手段】 甲被１１につま先を保護する先芯１２が
取付けられた安全作業靴であって、ミッドソール１６の
下面に樹脂製の布または金属製のメッシュからなる中間
シート１９を介してゴム底１８を接合し、ゴム底１８の
一部が貫通した開口部１８ａとなっており、前記開口部
１８ａから中間シート１９が露出している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量化した安全作
業靴に関し、特に靴底部分を軽量化した安全作業靴に関
する。
業靴に関し、特に靴底部分を軽量化した安全作業靴に関
する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、靴の軽量化の一方法として、ミッドソールに軽量で
硬度のあるＥＶＡ（エチレンビニルアセテート）が用い
られ、その下面にゴム製のアウトソール（ゴム底）が接
合されている。しかし、安全作業靴のように強度を必要
とする靴は、他の種類の靴に比べて重量があり、さらな
る軽量化が求められる。そこでさらに、ゴム底に複数の
貫通孔を設けて肉抜きを行うことによる大幅な軽量化が
考えられる。ところが、ＥＶＡで形成されるミッドソー
ルがゴム底の開口部から外部に露出すると、ＥＶＡは薬
品、特に油系に弱く、また、柔らかいために鋭い破片や
切粉等が刺さりやすい特性であるため、主に工場内で用
いられる安全作業靴には適さない。
年、靴の軽量化の一方法として、ミッドソールに軽量で
硬度のあるＥＶＡ（エチレンビニルアセテート）が用い
られ、その下面にゴム製のアウトソール（ゴム底）が接
合されている。しかし、安全作業靴のように強度を必要
とする靴は、他の種類の靴に比べて重量があり、さらな
る軽量化が求められる。そこでさらに、ゴム底に複数の
貫通孔を設けて肉抜きを行うことによる大幅な軽量化が
考えられる。ところが、ＥＶＡで形成されるミッドソー
ルがゴム底の開口部から外部に露出すると、ＥＶＡは薬
品、特に油系に弱く、また、柔らかいために鋭い破片や
切粉等が刺さりやすい特性であるため、主に工場内で用
いられる安全作業靴には適さない。
【０００３】そこで本発明の目的は、耐薬品性および防
刺性を有する軽量な安全作業靴を提供することにある。
刺性を有する軽量な安全作業靴を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の安全作業靴は、甲被につま先を保護する先
芯が取付けられており、ミッドソールの下面に樹脂製の
布または金属製のメッシュからなる中間シートを介して
ゴム底を接合し、ゴム底の一部が貫通した開口部となっ
ており、前記開口部から中間シートが露出している。
め、本発明の安全作業靴は、甲被につま先を保護する先
芯が取付けられており、ミッドソールの下面に樹脂製の
布または金属製のメッシュからなる中間シートを介して
ゴム底を接合し、ゴム底の一部が貫通した開口部となっ
ており、前記開口部から中間シートが露出している。
【０００５】前記安全作業靴によれば、ゴム底には開口
部が設けられているから、靴が軽量化される。また、耐
薬品性および防刺性に劣るミッドソールは中間シートに
覆われており、ゴム底に設けられた開口部から外部へ露
出しない。したがって、耐薬品性および防刺性が向上す
る。さらに、中間シートを布やメッシュで形成したか
ら、繊維の目やメッシュにゴム底接着用の接着剤が入り
込み、接着強度が向上する。
部が設けられているから、靴が軽量化される。また、耐
薬品性および防刺性に劣るミッドソールは中間シートに
覆われており、ゴム底に設けられた開口部から外部へ露
出しない。したがって、耐薬品性および防刺性が向上す
る。さらに、中間シートを布やメッシュで形成したか
ら、繊維の目やメッシュにゴム底接着用の接着剤が入り
込み、接着強度が向上する。
【０００６】また、本発明の好ましい実施形態では、前
記ゴム底は前部と後部からなり、前部と後部との間でシ
ャンクがミッドソールの下面に接合されている。
記ゴム底は前部と後部からなり、前部と後部との間でシ
ャンクがミッドソールの下面に接合されている。
【０００７】前記構成によれば、靴底の土踏まず部に設
けられたシャンクにより、土踏まず部の弾力性を保持し
ながら、靴底の変形や捩れを防止する。
けられたシャンクにより、土踏まず部の弾力性を保持し
ながら、靴底の変形や捩れを防止する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図１において、この安全作業靴は
ひも結びタイプであり、靴底１０とその上部に取付けら
れた甲被１１とを備えている。甲被１１には爪先を守る
ための先芯１２が取付けられており、さらに、靴ひも１
７が通されている。先芯１２は、例えば硬い樹脂で形成
される。
に基づいて説明する。図１において、この安全作業靴は
ひも結びタイプであり、靴底１０とその上部に取付けら
れた甲被１１とを備えている。甲被１１には爪先を守る
ための先芯１２が取付けられており、さらに、靴ひも１
７が通されている。先芯１２は、例えば硬い樹脂で形成
される。
【０００９】靴底１０は、ＥＶＡ製のミッドソール１６
およびゴム製のアウトソール（ゴム底）１８を備えてい
る。ゴム底１８は、中間シート１９を介してミッドソー
ル１６の下面に接合されている。
およびゴム製のアウトソール（ゴム底）１８を備えてい
る。ゴム底１８は、中間シート１９を介してミッドソー
ル１６の下面に接合されている。
【００１０】図２に示すように、アウトソールであるゴ
ム底１８は前部２２と後部２４とに分かれている。ゴム
底１８には、靴底の模様の一部を形成する開口部１８ａ
が多数形成されており、前記開口部１８ａから中間シー
ト１９が露出している。開口部１８ａの両側部には、連
結部１８ｂが設けられている。前部２２と後部２４との
間の土踏まず部２０にはシャンク３０が設けられてい
る。シャンク３０はミッドソール１６の下面に取付けら
れている。シャンク３０の材料には、例えば、ＴＰＵ
（熱可塑性ウレタン）のような硬い樹脂が用いられる。
ム底１８は前部２２と後部２４とに分かれている。ゴム
底１８には、靴底の模様の一部を形成する開口部１８ａ
が多数形成されており、前記開口部１８ａから中間シー
ト１９が露出している。開口部１８ａの両側部には、連
結部１８ｂが設けられている。前部２２と後部２４との
間の土踏まず部２０にはシャンク３０が設けられてい
る。シャンク３０はミッドソール１６の下面に取付けら
れている。シャンク３０の材料には、例えば、ＴＰＵ
（熱可塑性ウレタン）のような硬い樹脂が用いられる。
【００１１】中間シート１９は、図３に示すように、ミ
ッドソール１６とゴム底１８の間に介在しており、厚み
を１ｍｍ以下とし、ミッドソール１６の下面全体を覆う
形状を有する。また、材料は、樹脂製の布または金属製
のメッシュからなる。樹脂製の布は例えば、ナイロン布
またはアラミド繊維とする。金属性メッシュは例えばス
チール製であり、靴底面の形状変化によく対応するよう
に形成する。
ッドソール１６とゴム底１８の間に介在しており、厚み
を１ｍｍ以下とし、ミッドソール１６の下面全体を覆う
形状を有する。また、材料は、樹脂製の布または金属製
のメッシュからなる。樹脂製の布は例えば、ナイロン布
またはアラミド繊維とする。金属性メッシュは例えばス
チール製であり、靴底面の形状変化によく対応するよう
に形成する。
【００１２】上記構成において、ゴム底１８には開口部
１８ａが設けられているから、靴が軽量化される。ま
た、耐薬品性および防刺性に劣るミッドソール１６は中
間シート１９に覆われており、ゴム底１８に設けられた
開口部１８ａから外部へ露出しない。したがって、耐薬
品性および防刺性が向上する。前記中間シート１９が布
製の場合、特に耐薬品性が向上し、金属製であれば、特
に防刺性が向上する。また、金属製中間シート１９の場
合には、これをメッシュにすることで柔らかく曲がりや
すい靴底１０となる。さらに、中間シート１９を布やメ
ッシュで形成したから、繊維の目やメッシュにゴム底１
８接着用の接着剤が入り込み、接着強度が向上する。ま
た、安全作業靴は、甲被１１に爪先を守るための先芯１
２が取付けられているため、靴全体では前側が重くなる
傾向にあるが、ゴム底１８の開口部１８ａを形成するこ
とで肉抜きを行う際に、前部２２を後部２４より多く肉
抜きして前部２２を軽くすることで、軽量化と同時に靴
全体の重量バランスもとることができる。
１８ａが設けられているから、靴が軽量化される。ま
た、耐薬品性および防刺性に劣るミッドソール１６は中
間シート１９に覆われており、ゴム底１８に設けられた
開口部１８ａから外部へ露出しない。したがって、耐薬
品性および防刺性が向上する。前記中間シート１９が布
製の場合、特に耐薬品性が向上し、金属製であれば、特
に防刺性が向上する。また、金属製中間シート１９の場
合には、これをメッシュにすることで柔らかく曲がりや
すい靴底１０となる。さらに、中間シート１９を布やメ
ッシュで形成したから、繊維の目やメッシュにゴム底１
８接着用の接着剤が入り込み、接着強度が向上する。ま
た、安全作業靴は、甲被１１に爪先を守るための先芯１
２が取付けられているため、靴全体では前側が重くなる
傾向にあるが、ゴム底１８の開口部１８ａを形成するこ
とで肉抜きを行う際に、前部２２を後部２４より多く肉
抜きして前部２２を軽くすることで、軽量化と同時に靴
全体の重量バランスもとることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る安全作業靴
によれば、耐薬品性および防刺性を有し、さらに、ゴム
底部が軽くなることから、軽量化される。また、ゴム底
の接着強度も向上する。
によれば、耐薬品性および防刺性を有し、さらに、ゴム
底部が軽くなることから、軽量化される。また、ゴム底
の接着強度も向上する。
【図１】本発明の一実施形態に係る靴底を有する安全作
業靴の側面図である。
業靴の側面図である。
【図２】同安全作業靴の底面図である。
【図３】図２のII−II線に沿った断面図である。
１１…甲被、１２…先芯、１６…ミッドソール、１８…
ゴム底、１８ａ…開口部、１９…中間シート、２２…前
部、２４…後部、３０…シャンク。
ゴム底、１８ａ…開口部、１９…中間シート、２２…前
部、２４…後部、３０…シャンク。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4F050 AA01 AA06 BA02 BA08 BA33
BA55 BC01 BF06 BF09 HA16
HA33 HA43 HA58 HA60 HA85
JA23
Claims (2)
- 【請求項１】 甲被につま先を保護する先芯が取付けら
れた安全作業靴であって、ミッドソールの下面に樹脂製
の布または金属製のメッシュからなる中間シートを介し
てゴム底を接合し、ゴム底の一部が貫通した開口部とな
っており、前記開口部から中間シートが露出している安
全作業靴。 - 【請求項２】 請求項１において、前記ゴム底は前部と
後部からなり、前部と後部の間でシャンクがミッドソー
ルの下面に接合されている安全作業靴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238821A JP2003047503A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 安全作業靴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238821A JP2003047503A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 安全作業靴 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047503A true JP2003047503A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19069679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001238821A Pending JP2003047503A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 安全作業靴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047503A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102885433A (zh) * | 2011-07-20 | 2013-01-23 | 萨洛蒙股份有限公司 | 鞋底改进的鞋 |
| CN102970890A (zh) * | 2010-06-15 | 2013-03-13 | 林玉顺 | 具备防刺穿装置的鞋底可拆卸式鞋 |
-
2001
- 2001-08-07 JP JP2001238821A patent/JP2003047503A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102970890A (zh) * | 2010-06-15 | 2013-03-13 | 林玉顺 | 具备防刺穿装置的鞋底可拆卸式鞋 |
| JP2013528462A (ja) * | 2010-06-15 | 2013-07-11 | 鄭 惠先 | 突き刺し防止手段を備えた靴底分離型履物 |
| CN102885433A (zh) * | 2011-07-20 | 2013-01-23 | 萨洛蒙股份有限公司 | 鞋底改进的鞋 |
| CN102885433B (zh) * | 2011-07-20 | 2016-12-21 | 萨洛蒙股份有限公司 | 鞋底改进的鞋 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060201 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060905 |