JP2003046407A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

Info

Publication number
JP2003046407A
JP2003046407A JP2002139362A JP2002139362A JP2003046407A JP 2003046407 A JP2003046407 A JP 2003046407A JP 2002139362 A JP2002139362 A JP 2002139362A JP 2002139362 A JP2002139362 A JP 2002139362A JP 2003046407 A JP2003046407 A JP 2003046407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antennas
power supply
unit
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002139362A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takebe
裕幸 武部
Keijiro Azuma
啓二朗 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002139362A priority Critical patent/JP2003046407A/ja
Publication of JP2003046407A publication Critical patent/JP2003046407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のアンテナ間隔が十分とれずアンテナ間
相互結合がある場合であっても、無線部と接続されてい
るアンテナの利得劣化を防ぐ携帯無線機を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 複数のアンテナ11,12端にそれぞ
れ、複数の給電線13a〜13hを切替可能に接続す
る。無線部16と接続されているアンテナで使用中の周
波数帯域に依存して、無線部と切り離されているアンテ
ナの給電線長さを変化させる。又は、単一又は複数の共
振周波数可変アンテナを有し、無線部と接続されている
アンテナの使用中の周波数帯域に依存して、無線部と切
り離されているアンテナの共振周波数を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機等
の携帯無線機で、携帯無線機上に複数のアンテナを有
し、複数の周波数帯域で送受信を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、準マイクロ波帯における各種の移
動体通信が脚光を浴びつつあり、携帯無線機の小型化が
望まれている。また、屋内、屋外で音声、データ等の通
信を行うと、電波は建造物や樹木等で反射、回折しなが
ら多重波として伝搬するため、受信点での電界強度はフ
ェージングを伴う。このフェージングの影響を軽減する
技術として、2個以上の受信を用いるダイバーシティ受
信が知られている。一般に、ダイバーシティ受信を行う
ためにアンテナとしては、複数個のアンテナを組み合わ
せたものが利用されている。
【0003】さらに、近年移動無線端末としては、PD
C、PHS等の端末融合化が要望されており、この際、
複数のアンテナが小型端末上に設置されることとなる。
【0004】図11に従来の携帯無線機の例を示す。図
11は、切替ダイバーシティを行う場合の例であり、第
1、第2のアンテナ111,112と、第1、第2のア
ンテナ111,112に接続された給電線113a,1
13bと、給電線113a,113bの他端に接続され
たアンテナ切替部114と、アンテナ切替部114に接
続された無線部115を有する。
【0005】図11に示した携帯無線機は、多重波伝搬
環境下で、第1のアンテナ111からの受信レベルと、
第2のアンテナ112からの受信レベルを比較、又はあ
るしきい値より現在選択しているアンテナからの受信レ
ベルが下回るとアンテナ切替部114で第1又は第2の
アンテナ111,112を無線部115に接続し、アン
テナからの受信レベルを切り替える。
【0006】以上により、より良好なアンテナブランチ
からの受信レベルを選択することによって、フェージン
グの影響を軽減できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数のア
ンテナを小型携帯端末上に設置すると、アンテナ間隔を
十分にとることが不可能となり、各アンテナ間に相互結
合が生じる。アンテナ間相互結合は、無線部に接続され
ていないアンテナによって、無線部に接続されているア
ンテナのインピーダンス不整合や、利得劣化を招き、ア
ンテナからの輻射電力や、受信感度が劣化する。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、複数のアンテナ間隔が十分とれずアンテナ
間相互結合がある場合でも、無線部に接続されているア
ンテナの利得劣化を防ぐ携帯無線機を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の周波数帯域で送受信を行う携帯無
線機であって、複数のアンテナと、該複数のアンテナに
接続された給電線と、前記複数のアンテナを無線部に切
り替えて接続するアンテナ切替部と、前記複数のアンテ
ナのうち無線部と切り離されたアンテナに接続されてい
る給電線の長さにより与えられる特定の周波数における
リアクタンスを、使用周波数により変化させる給電線路
長変化手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】又、本発明は、複数の周波数帯域で送受信
を行う携帯無線機であって、複数のアンテナと、該複数
のアンテナに接続された給電線と、前記複数のアンテナ
を無線部に切り替えて接続するアンテナ切替部とを備
え、前記複数のアンテナの少なくとも一つを、前記複数
の周波数帯域に共振周波数を変化可能な共振周波数可変
アンテナとする一方、前記共振周波数可変アンテナが無
線部と切り離されている時、当該切り離された共振周波
数可変アンテナの共振周波数を、使用周波数に依存して
変化させる共振周波数制御部と、前記共振周波数可変ア
ンテナ以外の単一又は複数のアンテナが前記無線部から
切り離されている時、当該切り離されたアンテナに接続
されている給電線の長さにより与えられる特定の周波数
におけるリアクタンスを、使用周波数により変化させる
給電線路長変化手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0011】従って、本発明によれば、アンテナ切替部
で無線機に接続するアンテナを選択し、選択アンテナの
使用周波数によって、非選択アンテナ端に接続されてい
る給電線の長さを給電線路長変化手段で変化させること
により、非選択アンテナ端に接続されるリアクタンス値
が変化し、選択アンテナとの結合状態を変化させ、使用
周波数帯での選択アンテナの利得特性劣化を防ぐことが
できる。
【0012】又、本発明によれば、アンテナ切替部で無
線機に接続するアンテナを選択し、選択アンテナの使用
周波数によって、非選択アンテナの共振周波数を共振周
波数制御部からの信号により変化させ、選択アンテナと
非選択アンテナとの結合状態を変化させるか、または使
用周波数に依存して、非選択アンテナ端に接続される給
電線路長を変化させ、該非選択アンテナに接続されてい
るリアクタンス値を変化させることにより、使用周波数
帯での選択アンテナの利得特性劣化を防ぐことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明携帯無線機の第1
の実施の形態の構成を示したブロック図である。図1に
示した携帯無線機は、複数の周波数帯をカバーする第
1、第2のアンテナ11,12と、無線部16と、第
1、第2のアンテナ11,12を無線部16に切り替え
て接続するアンテナ切替部15と、第1のアンテナ11
とアンテナ切替部15間に設けられたPINダイオード
等で構成されたRF信号のスイッチングを行う第1、第
2の給電線切替スイッチ14a,14b、第1、第2、
第3、第4の給電線13a,13b,13c,13d
と、第2のアンテナ12とアンテナ切替部15間に設け
られたPINダイオード等で構成されたRF信号のスイ
ッチングを行う第3、第4の給電線切替スイッチ14
c,14d、第5、第6、第7、第8の給電線13e,
13f,13g,13hと、第1、第2、第3、第4の
給電線切替スイッチ14a,14b,14c,14dと
アンテナ切替部15をコントロールする切替制御部17
を有している。
【0014】第1のアンテナ11端には、第1の給電線
13aが接続され、第1の給電線13aの他端には第1
の給電線切替スイッチ14aが接続される。第1の給電
線切替スイッチ14aと、第2の給電線切替スイッチ1
4b間には、それぞれ並列に第2、第3の給電線13
b,13cが接続され、第2の給電線切替スイッチ14
bの他端は、第4の給電線13dを介してアンテナ切替
部15に接続されている。
【0015】同様に、第2のアンテナ12端には、第5
の給電線13eが接続され、第5の給電線13eの他端
には第3の給電線切替スイッチ14cが接続される。第
3の給電線切替スイッチ14cと、第4の給電線切替ス
イッチ14d間には、それぞれ並列に第6、第7の給電
線13f,13gが接続され、第4の給電線切替スイッ
チ14dの他端は、第8の給電線13hを介してアンテ
ナ切替部15に接続されている。
【0016】まず、第1のアンテナ11を第1の周波数
帯で使用する場合は、切替制御部17からの信号によ
り、アンテナ切替部15は第4の給電線13d側へ、第
1、第2の給電線切替スイッチ14a,14bは第2の
給電線13b側へ、第3の給電線切替スイッチ14cは
第6の給電線13f側へ、第4の給電線切替スイッチ1
4dは第7の給電線13g側へ接続される。よって、第
1のアンテナ11からの信号は、第1、第2、第4の給
電線13a,13b,13d、アンテナ切替部15を介
して無線部16へ接続される。また、非選択アンテナで
ある第2のアンテナ12は、第5、第6の給電線13
e,13fと接続され、第6の給電線13f端で開放と
なる。
【0017】次に、第1のアンテナ11を第2の周波数
帯で使用する場合は、切替制御部17からの信号によ
り、アンテナ切替部15は第4の給電線13d側へ、第
1、第2の給電線切替スイッチ14a,14bは第2の
給電線13b側へ、第3の給電線切替スイッチ14cは
第7の給電線13g側へ、第4の給電線切替スイッチ1
4dは第6の給電線13f側へ接続される。よって、第
1のアンテナ11からの信号は、第1、第2、第4の給
電線13a,13b,13d、アンテナ切替部15を介
して無線部16へ接続される。また、非選択アンテナで
ある第2のアンテナ12は、第5、第7の給電線13
e,13gと接続され、第7の給電線13g端で開放と
なる。
【0018】この時、第1、第2のアンテナ11,12
は使用する波長に対して近接して設置される為、アンテ
ナ間相互結合が存在し、第1のアンテナ11使用時に
は、第2のアンテナ12によりある周波数帯域に対して
利得が劣化する。その劣化量と劣化周波数は、第1、第
2のアンテナ11,12の間隔、アンテナ形式にもよる
が、第2のアンテナ12の給電点に接続されるリアクタ
ンス値を変化させることによって、変化する。該リアク
タンス値は、第2のアンテナ12に接続される先端開放
又は短絡された給電線の長さによって変化させることが
できる。
【0019】上記実施の形態における第1のアンテナ使
用時の利得特性を図2に示す。図2は、最大放射方向主
偏波の利得特性であり、無線通信を第1の周波数帯域2
3で行う場合は、同図の破線で示す第1の利得特性2
1、無線通信を第2の周波数帯域24で行う場合は、同
図の実線で示す第2の利得特性22で示す。また、第1
の利得特性21は、利得が落ち込んでいる第1のヌル2
5を、第2の利得特性22は第2のヌル26を有する。
第1、第2のヌル25,26は、第2のアンテナ12に
接続されているリアクタンス値を変化させることによ
り、周波数軸上でシフトさせることが可能であり、該周
波数シフトに伴って落ち込みの度合いも変化する性質を
有している。
【0020】無線通信を第1の周波数帯域23で行う場
合は、第1の周波数帯域23以外に第1のヌル25が存
在し、第1の周波数帯域23では、第1のヌル25が存
在しないように第2のアンテナ12に接続されるリアク
タンス値が第5、第6の給電線13e,13fのトータ
ルの長さによって決定されている。また、無線通信を第
2の周波数帯域24で行う場合は、第2の周波数帯域2
4以外に第2のヌル26が存在し、第2の周波数帯域2
4では第2のヌル26が存在しないように第2のアンテ
ナ12に接続されるリアクタンス値が第5、第7の給電
線13e,13gのトータルの長さによって決定されて
いる。
【0021】以上、第1、第2の利得特性21,22上
の第1、第2のヌル25,26を使用周波数帯域からず
らすことによって、アンテナ間相互結合がある場合であ
っても、相互結合による利得劣化を防ぐことができる。
【0022】また、同様に第2のアンテナ12を第1の
周波数帯域で使用する場合は、アンテナ切替部15は第
8の給電線13h側へ、第3、第4の給電線切替スイッ
チ14c,14dは第6の給電線13f側へ、第1の給
電線切替スイッチ14aは第2の給電線13b側へ、第
2の給電線切替スイッチ14bは第3の給電線13c側
へ接続される。よって、第2のアンテナ12からの信号
は、第5、第6、第8の給電線13e,13f,13
h、アンテナ切替部15を介して無線部16へ接続され
る。また、第1のアンテナ11は、第1、第2の給電線
13a,13bと接続され、第2の給電線13b端で開
放となる。この時、第1のアンテナ11に接続されてい
る第1、第2の給電線13a,13bのトータルの長さ
で決定されるリアクタンス値は、第2のアンテナ12の
利得特性が第1の周波数帯域でヌルを持たないように設
定されている。
【0023】次に、第2のアンテナ12を第2の周波数
帯で使用する場合は、アンテナ切替部15は第8の給電
線13h側へ、第3、第4の給電線切替スイッチ14
c,14dは第6の給電線13f側へ、第1の給電線切
替スイッチ14aは第3の給電線13c側へ、第2の給
電線切替スイッチ14bは第2の給電線13b側へ接続
される。よって、第2のアンテナ12からの信号は、第
5、第6、第8の給電線13e,13f,13h、アン
テナ切替部15を介して無線部16へ接続される。 ま
た、第1のアンテナ11は、第1、第3の給電線13
a,13cと接続され、第3の給電線13c端で開放と
なる。この時、第1のアンテナ11に接続されている第
1、第3の給電線13a,13cのトータルの長さで決
定されるリアクタンス値は、第2のアンテナ12の利得
特性が第2の周波数帯域でヌルを持たないように設定さ
れている。
【0024】以上の様に、アンテナ間相互結合による利
得劣化周波数を非選択アンテナに接続されている給電線
長さを変化させることによって使用周波数帯域外にシフ
トし、使用周波数帯域でのアンテナ利得劣化を防ぐこと
ができる。
【0025】また、第1、第4、第5、第8の給電線1
3a,13d,13e,13hは、第1、第2のアンテ
ナ11,12と、アンテナ切替部15の物理的位置を接
続する為に存在する為、アンテナ切替部15、第1、第
2のアンテナ11,12の物理的位置に自由度がある場
合は特に必要ない。この際、第1、第4の給電線切替ス
イッチ14b,14dを、アンテナ切替部15で共用し
てもよい。
【0026】図3は、本発明携帯無線機の第2の実施の
形態を示すブロック図である。図3に示した携帯無線機
は、上記第1の実施の形態で示した非選択アンテナ端の
給電線長さを直列に接続された給電線で実現したもので
あり、複数の周波数帯域をカバーする第1、第2のアン
テナ31,32と、無線部36と、第1、第2のアンテ
ナ31,32を無線部36に切り替えて接続するアンテ
ナ切替部35と、第1のアンテナ31とアンテナ切替部
35間に設けられたPINダイオード等で構成されたR
F信号のスイッチングを行う第1、第2の給電線切替ス
イッチ34a,34b、第1、第2、第3の給電線33
a,33b,33cと、第2のアンテナ32とアンテナ
切替部35間に設けられたPINダイオード等で構成さ
れたRF信号のスイッチングを行う第3、第4の給電線
切替スイッチ34c,34d、第4、第5、第6の給電
線33d,33e,33fと、第1、第2、第3、第4
の給電線切替スイッチ34a,34b,34c,34d
とアンテナ切替部35をコントロールする切替制御部3
7を有している。
【0027】第1のアンテナ31は、第1の給電線33
a、第1の給電線切替スイッチ34a、第2の給電線3
3b、第2の給電線切替スイッチ34b、第3の給電線
33c、アンテナ切替部35の順に直列に接続されてい
る。同様に第2のアンテナ32は、第4の給電線33
d、第3の給電線切替スイッチ34c、第5の給電線3
3e、第4の給電線切替スイッチ34d、第6の給電線
33f、アンテナ切替部35の順に直列に接続されてい
る。
【0028】まず、第1のアンテナ31を第1の周波数
帯域で使用する場合は、切替制御部37からの信号によ
り、アンテナ切替部35は第3の給電線33c側へ、第
1、第2の給電線切替スイッチ34a,34bはON、
第3、第4のの給電線切替スイッチ34c,34dはO
FFとなる。よって、第1のアンテナ31からの信号
は、第1、第2、第3の給電線33a,33b,33
c、アンテナ切替部35を介して無線部36へ接続され
る。また、非選択アンテナである第2のアンテナ32
は、第4の給電線33d端で開放となる。この時、第2
のアンテナ32に接続される第4の給電線33d長さで
決定されるリアクタンス値は、第1のアンテナ31の利
得特性が第1の周波数帯域でヌルを持たないように設定
されている。
【0029】次に、第1のアンテナ31を第2の周波数
帯域で使用する場合は、切替制御部37からの信号によ
り、アンテナ切替部35は第3の給電線33c側へ、第
1、第2の給電線切替スイッチ34a,34bはON、
第3の給電線切替スイッチ34cはON、第4の給電線
切替スイッチ34dはOFFとなる。よって、第1のア
ンテナ31からの信号は、第1、第2、第3の給電線3
3a,33b,33c、アンテナ切替部35を介して無
線部36へ接続される。また、非選択アンテナである第
2のアンテナ32は、第4、第5の給電線33d,33
eと接続され、第5の給電線33e端で開放となる。こ
の時、第2のアンテナ32に接続される第4、第5の給
電線33d,33eのトータルの長さで決定されるリア
クタンス値は、第1のアンテナ31の利得特性が第2の
周波数帯域でヌルを持たないように設定されている。
【0030】同様に、第2のアンテナ32を第1の周波
数帯域で使用する場合は、アンテナ切替部35は第6の
給電線33f側へ、第3、第4の給電線切替スイッチ3
4c,34dはON、第1、第2の給電線切替スイッチ
34a,34bはOFFとなる。この時、第1のアンテ
ナ31に接続される第1の給電線33a長さで決定され
るリアクタンス値は、第2のアンテナ32の利得特性が
第1の周波数帯域でヌルを持たないように設定されてい
る。次に、第2のアンテナ32を第2の周波数帯域で使
用する場合は、アンテナ切替部35は第6の給電線33
f側へ、第3、第4の給電線切替スイッチ34c,34
dはON、第1の給電線切替スイッチ34aはON、第
2の給電線切替スイッチ34bはOFFとなる。この
時、第1のアンテナ31に接続される第1、第2の給電
線33a,33bのトータルの長さで決定されるリアク
タンス値は、第2のアンテナ32の利得特性が第2の周
波数帯域でヌルを持たないように設定されている。
【0031】また、第1、第3、第4、第6の給電線3
3a,33c,33d,33fは、第1、第2のアンテ
ナ31,32と、アンテナ切替部35の物理的位置を接
続する為に存在する為、アンテナ切替部35、第1、第
2のアンテナ31,32の物理的位置に自由度がある場
合は特に必要ない。この際、第2、第4の給電線切替ス
イッチ34b,34dを、アンテナ切替部35で共用し
てもよい。
【0032】図4は、本発明携帯無線機の第3の実施の
形態を示すブロック図である。図4に示した携帯無線機
は、第2の実施の形態において、第1、第2のアンテナ
と、アンテナ切替部の設置位置に物理的自由度が無い場
合であっても、第2、第4の給電線切替スイッチを省略
し、設計の自由度を向上した例であり、複数の周波数帯
域をカバーする第1、第2のアンテナ41,42と、無
線部47と、第1、第2のアンテナ41,42を無線部
47に切り替えて接続するアンテナ切替部46と、第1
のアンテナ41とアンテナ切替部46間に設けられたP
INダイオード等で構成されたRF信号のスイッチング
を行う第1の給電線切替スイッチ44a、第1、第2の
給電線43a,43b、第1の遅延素子45aと、第2
のアンテナ42とアンテナ切替部間46に設けられたP
INダイオード等で構成されたRF信号のスイッチング
を行う第2の給電線切替スイッチ45b、第3、第4の
給電線43c,43d、第2の遅延素子45bと、第
1、第2の給電線切替スイッチ44a,44bとアンテ
ナ切替部46をコントロールする切替制御部48を有し
ている。
【0033】第1のアンテナ41は、第1の給電線43
a、第1の遅延素子45a、第1の給電線切替スイッチ
44a、第2の給電線43b、アンテナ切替部46と直
列に接続されている。同様に第2のアンテナ42は、第
3の給電線43c、第2の遅延素子45b、第2の給電
線切替スイッチ44b、第4の給電線43d、アンテナ
切替部46と直列に接続されている。
【0034】第1のアンテナ41を第1の周波数帯域で
使用する場合は、アンテナ切替部46は第2の給電線4
3b側へ、第1の給電線切替スイッチ44aはON、第
2の給電線切替スイッチ44bはOFFとなる。この
時、第2のアンテナ42に接続されている第3の給電線
43c長さと第2の遅延素子45bのトータルの電気長
で決定されるリアクタンス値は、第1のアンテナ41の
利得特性が第1の周波数帯域でヌルを持たないように設
定されている。次に、第2の周波数帯域で使用する場合
は、アンテナ切替部46は第2の給電線43b側へ、第
1、第2の給電線切替スイッチ44a,44bはONと
なる。この時、第2のアンテナ42に接続されている第
3、第4の給電線43c,43d長さと第2の遅延素子
45bのトータルの電気長で決定されるリアクタンス値
は、第1のアンテナ41の利得特性が第2の周波数帯域
でヌルを持たないように設定されている。
【0035】同様に、第2のアンテナ42を第1の周波
数帯で使用する場合は、アンテナ切替部46は第4の給
電線43d側へ、第2の給電線切替スイッチ44bはO
N、第1の給電線切替スイッチ44aはOFFとなる。
この時、第1のアンテナ41に接続されている第1の給
電線43a長さと第1の遅延素子45aのトータルの電
気長で決定されるリアクタンス値は、第2のアンテナ4
2の利得特性が第1の周波数帯域でヌルを持たないよう
に設定されている。次に、第2の周波数帯域で使用する
場合は、アンテナ切替部46は第4の給電線43d側
へ、第1、第2の給電線切替スイッチ44a,44bは
ONとなる。この時、第1のアンテナ41に接続されて
いる第1、第2の給電線43a、43b長さと第1の遅
延素子45aのトータルの電気長で決定されるリアクタ
ンス値は、第2のアンテナ42の利得特性が第2の周波
数帯域でヌルを持たないように設定されている。
【0036】以上のように、第1、第2のアンテナ4
1,42、アンテナ切替部46の設置位置に自由度が無
い場合においても、非選択アンテナに接続されている給
電線長さを遅延素子によって、変化させることができる
為、第2の実施の形態で示した、第2、第4の給電線切
替スイッチ34b,34dをアンテナ切替部46と共用
できる。さらに、基板設計後であっても、遅延素子を置
き換える事によってアンテナ間相互結合による利得劣化
状態を変化させることができるため設計の自由度が向上
する。
【0037】図5は、本発明の第4の実施の形態に伴う
携帯無線機の構造を示した斜視図であり、図6は、同構
成を示したブロック図である。図5に示した携帯無線機
は、先端にローディング部51を有する無線機筐体54
に収納可能な第1のアンテナであるホイップアンテナ5
2と、該ホイップアンテナ収納スペース53と、該ホイ
ップアンテナ52の収納を検知するアンテナ状態検知装
置55と、無線機筐体54内に内装された第2のアンテ
ナである内蔵アンテナ56を有する。
【0038】ホイップアンテナ52の引出時と収納時で
アンテナ状態が変化する為、内蔵アンテナ56との結合
状態が変化する。そのため選択アンテナの帯域内の利得
劣化状態も変化するので、アンテナ状態検知装置55で
ホイップアンテナ52の引出、収納状態を検知し、アン
テナ間結合状態を予測し、上述の実施の形態と同様に非
選択アンテナの給電線長さ変化させ、特性を改善する。
【0039】以下、図6を用いて本実施の形態の動作を
説明する。図6の携帯無線機は、第1、第2のアンテナ
61,62と、無線部67と、第1、第2のアンテナ6
1,62を無線部67に切り替えて接続するアンテナ切
替部66と、第1のアンテナ61とアンテナ切替部66
間に設けられた第1、第2の給電線63a,63bとP
INダイオード等で構成されたRF信号の給電線経路を
スイッチングする第1、第2の給電線経路切替スイッチ
64a,64bと、第1、第2の給電線経路切替スイッ
チ64a,64b間に並列に接続された第1、第2の給
電線路長変化手段65a,65bと、第2のアンテナ6
2とアンテナ切替部66間に設けられた第3、第4の給
電線63c,63dと、第3、第4の給電線経路切替ス
イッチ64c,64dと、第3、第4の給電線経路切替
スイッチ64c,64d間に並列に接続された第3、第
4の給電線路長変化手段65c,65dと、第1、第
2、第3、第4の給電線経路切替スイッチ64a,64
b,64c,64dを第1のアンテナ61の状態によっ
てコントロールするアンテナ状態検知装置68を有す
る。
【0040】まず、第1のアンテナ61を使用する場
合、第1、第2の給電線経路切替スイッチ64a,64
bは、第1、又は、第2の給電線路変化手段65a,6
5bに接続され、アンテナ切替部66を介して無線部6
7に接続される。一方、非選択アンテナである第2のア
ンテナ62は、アンテナ状態検知装置68からの信号に
より、第1のアンテナ61が引出状態にある場合は、第
3の給電線経路切替スイッチ64cは第3の給電線路長
変化手段65cに接続され、第4の給電線経路切替スイ
ッチ64dは第4の給電線路長変化手段65dに接続さ
れる。この時、第1のアンテナ61が使用している周波
数帯域に依存して、該周波数帯域で利得劣化がない様
に、第3の給電線変化手段65cは、非選択アンテナで
ある第2のアンテナ62端に接続される給電線路長を与
える。
【0041】また、第1のアンテナ61が収納状態にあ
る場合は、第3の給電線経路切替スイッチ64cは第4
の給電線路長変化手段65dに接続され、第4の給電線
経路切替スイッチ64dは第3の給電線路長変化手段6
5cに接続され、同様に第1のアンテナ61が使用して
いる周波数に依存して、該帯域で第1のアンテナ61の
利得劣化がない様に第4の給電線路長変化手段65dは
非選択アンテナである第2のアンテナ端に接続される給
電線路長を与える。
【0042】同様に第2のアンテナ62を使用する場合
は、第1のアンテナ61の状態を検知し、第1、第2の
給電線経路切替スイッチ64a,64bによって、第
1、第2の給電線路長変化手段65a,65bに接続さ
れ、使用帯域での第2アンテナ62の利得劣化がないよ
うな給電線長さが、第1のアンテナ端に接続される。
【0043】上記第1、第2、第3、第4の給電線路長
変化手段65a,65b,65c,65dは、上述の第
1、第2、第3の実施の形態に示すような、RF切替ス
イッチと、適宜調整された長さの給電線で構成される。
【0044】以上の様に、第1のアンテナ61の引出、
収納等のアンテナ状態変化に伴う第2のアンテナ62と
の相互結合が変化した場合であっても、使用周波数帯域
での利得劣化を防止することができる。
【0045】図7は、本発明携帯無線機の第5の実施の
形態を説明するための前提例である。図7の携帯無線機
は、近接しているアンテナ間の相互結合により利得劣化
している周波数帯域を非選択アンテナの共振周波数を変
化させることで、周波数軸上でシフトする例であり、共
振周波数が変化できる第1、第2のアンテナ71,72
と、第1、第2のアンテナ71,72を切り替えるアン
テナ切替部74と、第1、第2のアンテナ71,72と
アンテナ切替部74間を接続する、第1、第2の給電線
73a,73bと、アンテナ切替部74に接続された無
線部75と、第1、第2のアンテナ71,72の共振周
波数の変化と、アンテナ切替部を制御するコントロール
部76を有する。
【0046】第1のアンテナ71使用時は、アンテナ切
替部74は第1の給電線73aに接続され、第1のアン
テナ71は、無線部75に接続される。まず第1の周波
数帯域で使用する場合は、第1のアンテナ71の共振周
波数は、第1の共振周波数にスイッチされ、非選択アン
テナである第2のアンテナ72の共振周波数は、第2の
共振周波数にスイッチされる。次に第2の周波数帯を使
用する場合は、第1のアンテナ71は、第2の共振周波
数にスイッチされ、非選択アンテナである第2のアンテ
ナ72は、第1の共振周波数にスイッチされる。
【0047】同様に、第2のアンテナ72使用時には、
アンテナ切替部74は、第2の給電線73bに接続さ
れ、第1の周波数帯域で使用時は、第2のアンテナ71
は第1の共振周波数で、第1のアンテナ71は、第2の
共振周波数にスイッチされる。また、第2の周波数帯域
で使用時は、第2のアンテナ72は、第2の共振周波数
に、第1のアンテナ71は第1のアンテナにスイッチさ
れる。この際、第1、第2の給電線73a,73bは、
非選択アンテナの共振周波数とほぼ同一の周波数で選択
アンテナ側の利得特性に劣化が生じるように調整してあ
る。
【0048】この時の第1のアンテナ71の利得特性を
図8に示す。図8は、最大放射方向主偏波の利得特性で
あり、第1の周波数帯域83で使用する場合は、同図破
線で示す第1の利得特性81を、第2の周波数帯84で
使用する場合は同図実線の第2の利得特性82で示す。
また、第1の利得特性81は第1のヌル85を、第2の
利得特性82は第2のヌル86を有する。この時、上述
のように第1の周波数帯域83使用時は、第2の周波数
帯域84に第1のヌル85が第2のアンテナ72との相
互結合により発生し、第2の周波数帯域84使用時は、
第1の周波数帯域83に第2のヌル86が第2のアンテ
ナ72との相互結合により生じている。しかしながら、
使用周波数帯域においては、アンテナ間相互結合による
利得劣化が見られない。
【0049】以上の様に、選択アンテナの使用する周波
数帯域に依存して、非選択アンテナの共振周波数を変化
させることにより、相互結合による利得劣化周波数をシ
フトさせ、使用周波数での相互結合による利得特性の劣
化を防ぐ事ができる。
【0050】以上、第1、2、3、4の実施の形態およ
び第5の実施の形態の前提例においては、無線周波数帯
域が2個、使用アンテナが2個の場合であるが2個以上
の複数の周波数帯域、アンテナであってもよい。また、
すべてのアンテナがすべての帯域をカバーする必要はと
くにない。
【0051】図9は本発明携帯無線機の第5の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図9に示した携帯無
線機は、アンテナ間相互結合による利得劣化の改善方法
として、共振周波数のスイッチングと、給電線路長のス
イッチングを併用し、現在用いられている巻き取り方式
ディジタル携帯電話に本発明を適用した例である。該巻
き取り方式ディジタル携帯電話は、ダイバーシティ受信
が採用され、非常に小型な受信専用内蔵アンテナが強く
要望されている。
【0052】該携帯無線機は、ディジタル、アナログ帯
域の送受信の周波数帯域をカバーする第1のアンテナ9
1と、ディジタル、アナログの受信帯域のみを共振周波
数をスイッチングしてカバーする第2のアンテナ92
と、第1、第2のアンテナ91,92を無線部96に切
り替えて接続するアンテナ切替部95と、第1のアンテ
ナ91とアンテナ切替部95間に接続された第1、第
2、第3の給電線93a,93b,93cと、第1、第
2の給電線93a,93b間に挿入されたRF信号のス
イッチングを行う第1の給電線切替スイッチ94aと、
第2の給電線93bと第3の給電線93c間に接続され
た第2の給電線切替スイッチ94bと、第2のアンテナ
92とアンテナ切替部95間を接続する第4の給電線9
3dと、第2のアンテナ92の共振周波数と、第1、第
2の給電線切替スイッチ94a,94bと、アンテナ切
替部95を制御するコントロール部97を有する。
【0053】第1のアンテナ91を使用する場合は、第
1、第2の給電線切替スイッチ94a,94bはON、
アンテナ切替部95は第3の給電線93c側に接続さ
れ、第1のアンテナ91は、第1の給電線93a、第1
の給電線切替スイッチ94a、第2の給電線93b、第
2の給電線切替スイッチ94b、第3の給電線93c、
アンテナ切替部95を介して無線部96と接続される。
この時、第2のアンテナ92は、第4の給電線93dの
アンテナ切替部95端で開放となる。
【0054】図10に第1のアンテナの利得特性を示
す。図10は、最大放射方向主偏波での利得特性であ
り、ディジタル帯域103,106を使用する場合は、
同図破線で示す第1の利得特性101で、アナログ帯域
104,105で使用する場合は同図実線で示す第2の
利得特性102で示し、第1の利得特性101はアナロ
グ受信帯域104に第1のヌル107を有し、第2の利
得特性102はディジタル受信帯域103に第2のヌル
108を有する。
【0055】上記第1、第2のヌル107,108は、
第1、第2のアンテナ91,92間相互結合により発生
し、第1のアンテナ91をディジタル帯域で使用してい
るときは、第2のアンテナ92をアナログ受信帯域にス
イッチし、逆に、第1のアンテナ91をアナログ帯域で
使用しているときは、第2のアンテナ92をディジタル
受信帯域にスイッチする。上述の様に第2のアンテナ9
2の共振周波数のスイッチングを行うことにより、第
1、第2のヌル107,108が非選択アンテナである
第2のアンテナ92の共振周波数とほぼ同一の周波数で
第1のアンテナ側の利得特性上に発生するように第3の
給電線長93dを調整してある。
【0056】第2のアンテナ92を使用する場合は、ア
ンテナ切替部95は第4の給電線93d側に接続され、
第2のアンテナ92は、第4の給電線93d、アンテナ
切替部95を介して無線部96に接続される。
【0057】まず、ディジタル受信帯域を使用する場
合、第2のアンテナ92の共振周波数は、コントロール
部97からの信号により、ディジタル受信帯域にスイッ
チングされる。一方、第1の給電線切替スイッチ94a
はOFFとなる為、非選択アンテナである第1のアンテ
ナ91は、第1の給電線93a端で開放となる。この
時、第1の給電線93aの長さは、第2のアンテナ92
のディジタル受信帯域の利得特性に劣化がないようなリ
アクタンス値を第1のアンテナ91に与える長さに調整
されている。
【0058】次に、アナログ受信帯域を使用する場合、
第2のアンテナ92の共振周波数は、コントロール部9
7からの信号により、アナログ受信帯域にスイッチング
される。一方、第1の給電線切替スイッチ94aはO
N、第2の給電線切替スイッチ94bはOFFとなるた
め、非選択アンテナである第1のアンテナ91は、第1
の給電線93a、第1の給電線切替スイッチ94aを介
して第2の給電線93b端で開放となる。この時、第
1、第2の給電線93a,93bのトータル長さは、第
2のアンテナ92のアナログ受信帯域の利得特性に劣化
がないようなリアクタンス値を第1のアンテナに与える
長さに調整されている。
【0059】以上の様に、アンテナ間相互結合がある場
合においても各使用周波数帯での利得劣化を防止でき
る。また、第2のアンテナ92は、非常に侠帯域なアン
テナを切り替えて使用する為、小型化が可能である。
【0060】本発明第5の実施の形態およびその前提例
に示す、周波数可変アンテナは、たとえば特開平7−2
97627等で示されるアンテナを用いればよい。
【0061】また、上記実施の形態では、第2のアンテ
ナ92で受信時にディジタル受信帯域、アナログ受信帯
域のそれぞれにおいて、第1、第2の給電線切替スイッ
チ94a,94bを用いて第1のアンテナ端に接続され
る給電線路長を変化させたが、第1、第2のアンテナ9
1,92間距離等により、第1のアンテナ91端のリア
クタンス値が一定であっても第2のアンテナ92の利得
劣化が無い場合は、第2の給電線切替スイッチ94bは
省略してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯無線機
においては、複数のアンテナ間隔が十分とれずアンテナ
間相互結合がある場合でも、使用周波数帯域における選
択アンテナの利得劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯無線機の第1の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る携帯無線機の第1の実施の形態の
利得特性を示す特性図である。
【図3】本発明に係る携帯無線機の第2の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る携帯無線機の第3の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る携帯無線機の第4の実施の形態の
構成を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る携帯無線機の第4の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る携帯無線機の第5の実施の形態の
前提例の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る携帯無線機の第5の実施の形態の
前提例の利得特性を示す特性図である。
【図9】本発明に係る携帯無線機の第5の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る携帯無線機の第5の実施の形態
における第1のアンテナの利得特性を示す特性図であ
る。
【図11】従来の携帯無線機のブロック図である。
【符号の説明】
11 第1のアンテナ 12 第2のアンテナ 13a、13b、13c、13d、13e、13f、1
3g、13h 給電線 14a、14b、14c、14d 給電線切替スイッチ 15 アンテナ切替部 16 無線部 17 切替制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA02 AB02 CA06 DB04 FA31 GA02 HA05 HA06 HA10 JA03 5J047 AA01 AA02 AA04 AA12 AB06 FD01 5K011 DA02 EA06 GA02 JA03 KA04 5K027 AA11 BB03 CC08 MM04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数帯域で送受信を行う携帯無
    線機であって、 複数のアンテナと、 該複数のアンテナに接続された給電線と、 前記複数のアンテナを無線部に切り替えて接続するアン
    テナ切替部と、 前記複数のアンテナのうち無線部と切り離されたアンテ
    ナに接続されている給電線の長さにより与えられる特定
    の周波数におけるリアクタンスを、使用周波数により変
    化させる給電線路長変化手段とを備えたことを特徴とし
    た携帯無線機。
  2. 【請求項2】 複数の周波数帯域で送受信を行う携帯無
    線機であって、複数のアンテナと、該複数のアンテナに
    接続された給電線と、前記複数のアンテナを無線部に切
    り替えて接続するアンテナ切替部とを備え、 前記複数のアンテナの少なくとも一つを、前記複数の周
    波数帯域に共振周波数を変化可能な共振周波数可変アン
    テナとする一方、 前記共振周波数可変アンテナが無線部と切り離されてい
    る時、当該切り離された共振周波数可変アンテナの共振
    周波数を、使用周波数に依存して変化させる共振周波数
    制御部と、 前記共振周波数可変アンテナ以外の単一又は複数のアン
    テナが前記無線部から切り離されている時、当該切り離
    されたアンテナに接続されている給電線の長さにより与
    えられる特定の周波数におけるリアクタンスを、使用周
    波数により変化させる給電線路長変化手段とを有するこ
    とを特徴とした携帯無線機。
JP2002139362A 2002-05-15 2002-05-15 携帯無線機 Pending JP2003046407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139362A JP2003046407A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 携帯無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139362A JP2003046407A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 携帯無線機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8344895A Division JPH10190516A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 携帯無線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003046407A true JP2003046407A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19194543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002139362A Pending JP2003046407A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 携帯無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003046407A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339507A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Hitachi Maxell Ltd リーダライタ装置及び情報認識システム
JP2006217048A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触通信用リーダ装置
JP2006295469A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯通信機器
WO2007083390A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯端末装置
WO2007094050A1 (ja) * 2006-02-14 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯無線装置
JP2008072486A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sharp Corp 携帯無線機用アンテナ及び携帯無線機
JP2011155626A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Fujitsu Ltd アンテナ装置及び通信装置
US8138979B2 (en) 2006-02-24 2012-03-20 Kyocera Corporation Portable wireless apparatus
WO2015105117A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 シャープ株式会社 携帯端末装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339507A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Hitachi Maxell Ltd リーダライタ装置及び情報認識システム
JP4753591B2 (ja) * 2004-04-26 2011-08-24 日立マクセル株式会社 リーダライタ装置及び情報認識システム
JP2006217048A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非接触通信用リーダ装置
JP4660219B2 (ja) * 2005-02-01 2011-03-30 パナソニック株式会社 非接触通信用リーダ装置
JP2006295469A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯通信機器
US8041295B2 (en) 2005-04-08 2011-10-18 Panasonic Corporation Mobile communication device
US7907094B2 (en) 2006-01-20 2011-03-15 Panasonic Corporation Portable terminal apparatus
WO2007083390A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯端末装置
WO2007094050A1 (ja) * 2006-02-14 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯無線装置
US8138979B2 (en) 2006-02-24 2012-03-20 Kyocera Corporation Portable wireless apparatus
JP2008072486A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sharp Corp 携帯無線機用アンテナ及び携帯無線機
JP4734204B2 (ja) * 2006-09-14 2011-07-27 シャープ株式会社 携帯電話
JP2011155626A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Fujitsu Ltd アンテナ装置及び通信装置
WO2015105117A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 シャープ株式会社 携帯端末装置
JP2015133578A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 シャープ株式会社 携帯端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6021317A (en) Dual antenna radiotelephone systems including an antenna-management matrix switch and associated methods of operation
US8914084B2 (en) Method of controlling a plurality of internal antennas in a mobile communication device
US9065496B2 (en) Method and system for switched combined diversity with a modal antenna
JP4777428B2 (ja) アンテナ切替装置及び通信装置
US20130051284A1 (en) Carrier aggregation radio system
EP1770875A1 (en) Mobile telephone device
KR20020039695A (ko) Rf파를 송신 및/또는 수신하기 위한 안테나 장치
JP2003046407A (ja) 携帯無線機
CN114124145A (zh) 射频系统及通信设备
US20050239416A1 (en) Portable radio apparatus
US20030048227A1 (en) Portable radio equipment capable of receiving signals of multiple frequency bands
CN113938152B (zh) 射频系统及通信设备
CN114124137B (zh) 射频系统及通信设备
JP2006333387A (ja) スライド式携帯無線端末
JP2005094714A (ja) デュアルバンド送受信装置
JP2002261665A (ja) 携帯無線装置
US20050195121A1 (en) Impedance matching apparatus in a mobile communication terminal
JP4728864B2 (ja) 携帯無線機
JPH10190516A (ja) 携帯無線機
JP4274904B2 (ja) アンテナ装置及び通信端末
JP4037327B2 (ja) 携帯無線機
CN113949402A (zh) 射频系统及通信设备
CA2584375A1 (en) Method of controlling a plurality of internal antennas in a mobile communication device
KR100700598B1 (ko) 기구구조가 변화 가능한 단말기에서의 안테나 다이버시티장치 및 그 방법, 그리고 그 안테나 다이버시티 장치를포함하는 단말기
CN117375657A (zh) 通信装置、终端设备及通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418