JP2003046125A - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JP2003046125A
JP2003046125A JP2001230532A JP2001230532A JP2003046125A JP 2003046125 A JP2003046125 A JP 2003046125A JP 2001230532 A JP2001230532 A JP 2001230532A JP 2001230532 A JP2001230532 A JP 2001230532A JP 2003046125 A JP2003046125 A JP 2003046125A
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light emitting
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crystal
emitting device
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JP2001230532A
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Inventor
Yukari Suzuki
由佳里 鈴木
Keizo Yasutomi
敬三 安富
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定発光波長を得るために所定の組成を有す
る活性層において、活性層の積層構造を変えることな
く、その結晶品質を低下させないヘテロ構造を形成し、
活性層の特定波長の発光効率を高めることができる半導
体発光素子を提供する。 【解決手段】 発光層部1は、n型クラッド層2、調整
結晶層3、活性層4及びp型クラッド層5が互いに積層
されたダブルヘテロ構造を有する。また、活性層4は、
井戸層7をバリア層6で挟んだ単一量子井戸構造もしく
は多重量子井戸構造とされる。調整結晶層3は、活性層
4が有する井戸層7とバリア層6が形成するヘテロ接合
界面における格子定数差を縮小させる機能を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体を用いた発
光素子、特に青色から緑色の可視波長帯における発光に
適した発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】青色光領域の短波長発光が可能な半導体
発光素子は、永らく要望されており、最近になり、窒化
ガリウム系半導体を用いた短波長発光が可能な発光素子
が実現されている。窒化ガリウム系半導体は、光学遷移
が直接遷移型であるために、高効率で発光再結合を生じ
させることが可能であり、また、その遷移エネルギー範
囲は、2eV〜6eVと広く、短波長半導体レーザある
いは高輝度可視LEDなどの高効率発光素子の材料とし
て開発が進められている。窒化ガリウム系半導体は、窒
化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)及
び窒化インジウム(InN)を組み合わせた混晶化合物
として作製することができる。特に活性層に窒化ガリウ
ムインジウムInGa1−xN(0<x≦1:以下、
InGaNとも記す。)を用いた素子では、InGaN
混晶比xを変化させることにより、そのバンドギャップ
エネルギーEをGaNの3.4eV近辺からInNの
1.9eVまで発光波長を変化させることができるた
め、広範囲の可視波長帯にわたる発光素子を得ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】InNの格子定数(a
=0.35nm、c=0.57nm)は、GaN(a=
0.32nm、c=0.52nm)やAlN(a=0.
31nm、c=0.50nm)の格子定数に比べ大きい
ので、上記InGa1−xN(0<x≦1)において
は、InN組成が増えるほど(InN混晶比xが増える
ほど)格子定数は大きくなる。そのため、InGaNよ
り構成される活性層を、該活性層よりもバンドギャップ
エネルギーの大きなGaN、AlN(バンドギャップエ
ネルギーE =6.2eV)及びその混晶で構成された
クラッド層で挟んだダブルへテロ構造において、クラッ
ド層と活性層が形成するヘテロ接合界面の格子不整合
は、活性層のInN混晶比xの増加に伴い大きくなる。
【0004】上記クラッド層と活性層が形成するヘテロ
接合界面の格子不整合により、クラッド層上に積層され
る活性層に応力が生じ、活性層を構成するInGaN結
晶に結晶歪もしくは結晶欠陥を誘起する結果となる。こ
のことにより、活性層を構成するInGaNの結晶品質
が劣化するとともに、クラッド層とのヘテロ接合界面も
劣化し、ひいては発光効率を低下させる問題が起こる。
【0005】一方、このような格子不整合を緩和する方
法として、活性層を構成するInGaNのInN混晶比
xを低く抑えることも考えられる。しかし、InN混晶
比xは、活性層における発光波長を決定する基本的要素
であり、InN混晶比xを変化させることは、発光波長
そのものが変化してしまうという不具合を生じさせる。
【0006】上記したInGaNのような混晶よりなる
活性層において、特定発光波長を得るために必要な混晶
比に調整した場合、クラッド層と活性層が形成するヘテ
ロ接合界面において格子不整合が大きくなり、活性層へ
の結晶歪もしくは結晶欠陥が避けがたくなり発光効率の
向上を妨げるという問題が起こり得る。特定波長の発光
を得るために所定の組成を有する活性層において、該活
性層の組成を変えることなく、活性層への結晶歪もしく
は結晶欠陥の誘起を抑制することは、ダブルヘテロ構造
よりなる発光素子の発光効率向上という観点において重
要な課題である。
【0007】 本発明は、かかる課題を考慮してなされ
たものである。すなわち、本発明は、所定の組成を有す
る活性層において、活性層の積層構造を変えることな
く、その結晶品質の低下を抑制することができるダブル
ヘテロ構造よりなる半導体発光素子を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために本発明の発光素子は、発光層部が、バ
リア層と井戸層とを交互に積層した量子井戸構造からな
る活性層と、前記活性層にキャリアを注入するためのク
ラッド層とを有し、さらに、前記活性層と前記クラッド
層との間、又は前記クラッド層の内部に、前記クラッド
層に最も近い側に位置するバリア層に対し、該バリア層
に隣接する井戸層との格子定数差を縮小する弾性変位を
与える調整結晶層が介挿されてなることを特徴とする。
【0009】通常、発光素子では、発光効率を高めるた
め、活性層を該活性層よりもバンドギャップエネルギー
の高いクラッド層で挟み込んだ、ダブルへテロ構造が用
いられる。さらに、活性層を、バリア層と井戸層とを交
互に積層した量子井戸構造にすることで、クラッド層か
ら活性層に注入されたキャリアの活性層内での非発光遷
移となる確率を下げ、発光に寄与するキャリア密度を上
げることができるので発光効率をさらに高めることが可
能となる。このようなダブルへテロ構造において、発光
エネルギーを決定する井戸層のバンドギャップエネルギ
ーを変化させるには、井戸層を構成する化合物半導体の
組成もしくは混晶比を調整する必要がある。しかしなが
ら、組成または混晶比の調整により、井戸層と該井戸層
に隣接するバリア層との格子定数差が変化するので、該
格子定数差による格子不整合が、井戸層および、その上
に積層される積層結晶への結晶歪または結晶欠陥を誘起
する問題が起こる。その結果、量子井戸構造よりなる活
性層において、結晶歪または結晶欠陥によりキャリアの
非発光遷移確率が上がり、発光効率の低下という不具合
が生じる。
【0010】しかし、本発明においては、クラッド層に
最も近い側に位置するバリア層に対して、これに隣接す
る井戸層との格子定数差を縮小する弾性変位を与えるよ
うに、格子定数が調整された調整結晶層を、活性層とク
ラッド層との間、又はクラッド層の内部に格子整合形態
にて介挿させている。その結果、特定波長を得るために
井戸層の格子定数が変化しても、調整結晶層の格子定数
を調整することにより、井戸層とクラッド層に最も近い
側に位置するバリア層との格子定数差を縮小させること
ができ、該井戸層における特定波長の発光効率を向上さ
せることが可能となる。また、調整結晶層は、活性層に
属さないので、活性層に注入されたキャリアに対する非
発光遷移確率を高めることなく、その機能を果たすこと
ができる。
【0011】上記した調整結晶層の機能は、調整結晶層
と隣接する層が、調整結晶層とのヘテロ接合界面におい
て応力を受け、その応力による弾性エネルギーが弾性変
位を与えながら層厚方向に伝播することによる。この調
整結晶層がその隣接する層に与える弾性エネルギーが大
きいほど、弾性変位を与える層厚方向への伝播距離が長
くなることになる。そのため、調整結晶層の層厚が、量
子井戸構造をなすバリア層及び井戸層の層厚程度に薄け
れば、調整結晶層が、その隣接する層へ与える弾性エネ
ルギーも小さくなり、十分に調整結晶層の機能を果たす
ことができなくなる。そこで、本発明において、調整結
晶層は、量子井戸構造をなすバリア層及び井戸層のいず
れよりも層厚が大きく設定されてなる。
【0012】つぎに、本発明の発光素子において、クラ
ッド層は、導電型の異なる2層が活性層を挟む形で配置
され、これらクラッド層及び活性層を有する発光層部が
基板上にエピタキシャル成長されてなり、調整結晶層
は、活性層を挟む2つのクラッド層のうち、基板側に位
置するものに対応して設けられていることを特徴とす
る。このように、調整結晶層を、基板側のクラッド層と
活性層との間、又は基板側のクラッド層の内部に格子整
合形態で介挿させれば、上記調整結晶層の機能により基
板側のクラッド層上に積層されるバリア層とそれに隣接
する井戸層の格子定数差が縮められ、該井戸層の結晶性
を向上させることができ、さらに、その井戸層の上にエ
ピキシャル成長する結晶層の結晶性をも向上させること
ができる。活性層が単一量子井戸構造を周期的に積層さ
せた多重量子井戸構造よりなる場合、結晶歪もしくは結
晶欠陥が抑制された多重量子井戸構造を積層させること
ができ、単一量子井戸構造と同様、井戸層における結晶
欠陥によるキャリアの非発光遷移確率を下げることが可
能となり、ひいては発光効率の向上が可能となる。
【0013】本発明の発光素子において、クラッド層
は、基板側に位置する第一クラッド層がn型であり、前
記活性層の反対側に位置する第二クラッド層がp型であ
るように積層されていることを特徴とする。活性層に対
してn型クラッド層より注入される電子と、p型クラッ
ド層より注入される正孔が再結合することにより発光が
起こるが、正孔は電子より有効質量が大きいので、正孔
の活性層内における存在確率はp型クラッド層に近いほ
ど大きくなる。そこで、基板側からn型クラッド層、活
性層、p型クラッド層の順に積層することにより、活性
層からの発光をp型クラッド層側から取り出し、発光効
率を向上させることができる。
【0014】本発明の発光素子において、調整結晶層
は、活性層とクラッド層との間に配置され、かつキャリ
アドーピングがなされていることを特徴とする。調整結
晶層がクラッド層内より、活性層とクラッド層の間に位
置する方が、調整結晶層と上記弾性変位を与えるバリア
層との層間が短くなる。よって、該バリア層は、調整結
晶層より、弾性変位を与えるための弾性エネルギーを強
く受けることができ、調整結晶層の機能を効果的にする
ことができる。また、調整結晶層に適切な量のキャリア
ドーピングを施すことで、活性層への注入効率を落とさ
ないようにすることができる。
【0015】本発明の発光素子において、井戸層はバリ
ア層よりも格子定数が大きく設定され、調整結晶層はバ
リア層よりも格子定数が大きく設定されてなることを特
徴とする。一般的に、化合物半導体よりなる積層結晶に
おいては、ヘテロ界面を構成する格子定数とそのバンド
ギャップエネルギーの相関は、反比例の関係よりなる。
この関係を用いれば、井戸層はバリア層のバンドギャッ
プエネルギーよりも小さく設定されるので、井戸層の格
子定数はバリア層のものより大きくなる。このように設
定された井戸層とバリア層との格子定数差を縮小させる
ためには、調整結晶層よりバリア層に正の向き(格子定
数を伸ばす向き)の弾性変位を与えればよく、調整結晶
層の格子定数を、バリア層より大きく設定することで、
その調整結晶層の機能を果たすことができる。
【0016】本発明の発光素子において、調整結晶層は
バリア層と井戸層との中間の格子定数を有するものであ
ることを特徴とする。上記したように、調整結晶層の格
子定数をバリア層より大きくすることで、調整結晶層の
機能は果たされるが、調整結晶層が井戸層の格子定数以
上になると、調整結晶層とバリア層との格子定数差が大
きくなりすぎ、弾性変位を与えるバリア層の結晶性を悪
化させ、ひいては井戸層の結晶性をも悪化させる可能性
がある。そのために、調整結晶層の格子定数は、バリア
層と井戸層の中間に設定することが望ましい。
【0017】本発明の発光素子において、調整結晶層は
バリア層と井戸層との中間のバンドギャップエネルギー
を有するものであることを特徴とする。調整結晶層が井
戸層のバンドギャップエネルギー以下であれば、キャリ
アが調整結晶層内において局在する可能性が高く、キャ
リアを有効的に井戸層へ注入できなくなる。
【0018】本発明の発光素子は、量子井戸構造におい
て、井戸層がInGa1−xN(0<x≦1)にて構
成され、調整結晶層がInGa1−yN(0<y≦
1)にて構成され、バリア層が、井戸層及び調整結晶層
のいずれよりもバンドギャップエネルギーが高く、か
つ、GaN、AlN及びInNのうち、GaNを必須と
する混晶化合物からなることを特徴とする。このような
組成により、井戸層とバリア層を構成した場合、InN
と、AlNまたはGaNとの格子定数差が大きいため
に、従来、井戸層とバリア層間の格子定数差が大きくな
り、バリア層上に積層される井戸層の結晶性が悪化し、
結果として発光効率を低下させる問題があった。しか
し、該井戸層とバリア層との格子定数差を、本発明にお
いては、上記した調整結晶層の機能により縮小させるこ
とができる。よって、InGa1−xN(0<x≦
1)より構成された井戸層より、広範囲にわたる可視波
長帯の発光を効率よく得ることが可能となる。
【0019】さらに、本発明の発光素子は、調整結晶層
を構成するInGa1−yN(0<y≦1)のInN
混晶比yが、井戸層を構成するInGa1−xN(0
<x≦1)のInN混晶比xよりも小さく設定されてい
ることを特徴とする。InGa1−xN(0<x≦
1)において、InN混晶比xが大きくなるに伴い、そ
の格子定数は大きくなり、バンドギャップエネルギーは
小さくなる。調整結晶層のInN混晶比yを井戸層のI
nN混晶比xより小さく設定することで、調整結晶層の
格子定数およびバンドギャップエネルギーが、バリア層
と井戸層の中間に設定されることになるので、上記した
ように、調整結晶層は、その機能を有効に果たし、かつ
キャリアを有効に井戸層に注入させることができる。
【0020】本発明の発光素子は、バリア層を構成する
化合物半導体がGaNであることを特徴とする。AlN
の格子定数は、GaNのものより小さいので、GaNと
AlNの混晶化合物よりも、GaNのみでバリア層を構
成した方が、InGa1− N(0<x≦1)よりな
る井戸層との格子定数差を小さくすることができる。バ
リア層と井戸層間の格子定数が大きくなることは、調整
結晶層よりバリア層に与える弾性変位を大きくしなけれ
ばならないので、上記調整結晶層の機能が十分、作用し
なくなる可能性がある。一方、バリア層をGaNとIn
Nの混晶化合物より構成すると、GaNの場合に比べ、
バリア層と井戸層間の格子定数差を小さくできるが、逆
にバリア層のバンドギャップエネルギーは小さくなり、
井戸層のキャリア閉じ込め効果が弱められることにな
る。これらを考慮し、バリア層をGaNで構成すること
で、調整結晶層を有効に機能させ、かつキャリアの井戸
層における閉じ込め効果を抑制することなく、井戸層の
発光効率を向上させることができる。
【0021】本発明の発光素子は、クラッド層のうち、
基板側に位置する第一クラッド層がGaNにて構成され
たn型クラッド層とされ、活性層の反対側に位置する第
二クラッド層が、バリア層よりもバンドギャップエネル
ギーが高く、かつ、GaN、AlN及びInNのうち、
GaN及びAlNを必須とする2種以上の混晶化合物か
らなることを特徴とする。このようにn型クラッド層と
p型クラッド層を構成することで、InGa1−x
(0<x≦1)よりなる井戸層とp型クラッド層とのバ
ンドギャップエネルギー差を、n型クラッド層とのもの
より大きくすることができる。上記したように活性層内
において正孔(p型キャリア)は、p型クラッド層に近
いほど存在確率が高くなる。p型クラッド層と井戸層と
のバンドギャップエネルギー差を、n型クラッド層のも
のより大きくすることで、正孔(p型キャリア)のp型
クラッド層への逆拡散を抑制し、また電子(n型キャリ
ア)のp型クラッド層への順拡散をも抑制するので、活
性層における発光効率をさらに向上させることができ
る。
【0022】また、p型クラッド層のバンドギャップエ
ネルギーが、バリア層よりも大きいことは、p型クラッ
ド層の格子定数が、それに隣接するバリア層よりも小さ
くなることを意味する。そのとき、該バリア層にp型ク
ラッド層から、格子定数を縮めるような応力がかかり、
結果、そのバリア層に隣接する井戸層との格子定数差を
大きくすることが考えられる。しかしながら、本発明に
おいては、p型クラッド層内に調整結晶層を介挿するこ
とによりその不具合を抑制することが可能であり、さら
に発光効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を説
明するための発光素子要部の積層構造を模式的に示すも
のである。それぞれ化合物半導体より構成される、n型
クラッド層2、調整結晶層3、活性層4、p型クラッド
層5を順次、格子整合形態をなして接合させることによ
り、ダブルへテロ接合よりなる発光層部1が形成されて
いる。さらに、活性層4は、バリア層6で井戸層7を挟
み込むように格子整合形態をなして接合された量子井戸
構造より形成されている。図1bは、単一量子井戸構造
よりなる場合で、図1cは多重量子井戸構造よりなる場
合である。上記の積層構造における特徴は、活性層4が
有するn型クラッド層に隣接するバリア層6と井戸層7
とのヘテロ接合界面における格子定数差を縮小させるた
めの調整結晶層3が活性層4とn型クラッド層2に格子
整合形態をなして接合されている点にある。
【0024】上記図1の積層構造において、バリア層6
の格子定数Aと井戸層7の格子定数Bが、A<Bという
関係にある場合、格子定数Cが、A<Cである化合物半
導体より調整結晶層3を構成してやることにより、それ
に隣接するバリア層6と井戸層7が形成するヘテロ接合
界面の格子定数差を縮小することができる(格子定数
A、BおよびCは、バルク結晶における公知の格子定数
である)。なぜなら、図2の模式図を用いて説明する
と、各々調整結晶層3とバリア層6を構成する化合物半
導体のバルク結晶における、格子定数の関係は、A<C
の関係である(図2(a))が、図2(b)に示すよう
に、バリア層6を調整結晶層3上に積層させた場合、そ
のヘテロ接合界面において、バリア層6は引っ張り応力
Fをうける。該引っ張り応力Fの弾性エネルギーによ
り、ヘテロ接合界面上に積層される結晶の格子は伸張す
る方向の弾性変位を起こしながらエピタキシャル成長が
進み、エネルギーが平衡状態になる。該弾性変位した積
層結晶の格子定数A1は、A<A1<Cの関係になり、
その結果、バリア層6と井戸層7との格子定数差は縮小
され、井戸層7の結晶性を向上させることで、井戸層7
からの発光効率を向上させることができる。また、格子
定数の関係がB<Aの場合においても、C<Aとなる格
子定数Cをもつ化合物半導体より調整結晶層3を構成す
ることで、図2(b)のFの向きが逆になるだけで、調
整結晶層3はその機能を果たすことができる。
【0025】つぎに、図3は、本発明の一実施形態を説
明するための化合物半導体発光素子の積層構造の概略断
面図である。まず、図3(a)に示すように、サファイ
ア基板8の一方の主表面にn型GaNバッファ層9を形
成し、次いでn型GaNクラッド層2、InGa
1−yN調整結晶層3(0<y≦1)、InGa
1−xN活性層4(0≦x≦1)、p型AlGa
1−vN(0<v<1)クラッド層5、さらにp型Ga
Nコンタクト層10をエピタキシャル成長させる。ま
た、図3(b)、図3(c)に示すうように、活性層4
は、GaNバリア層6とInGa1−xN井戸層7
(0<x≦1)で構成される単一量子井戸構造(図3
(b))または多重量子井戸構造(図3(c))を形成
するようにエピタキシャル成長させている。上記の層の
形成は公知のMOCVD(Metalorganic Chemical Vapo
r Deposition)法あるいはMBE(Molecular Beam Epi
taxy)法にて行なうことができる。なお、本明細書にお
いてMBEは、金属元素成分源と非金属元素成分源との
両方を固体とする狭義のMBEに加え、金属元素成分源
を有機金属とし非金属元素成分源を固体とするMOMB
E(Metal Organic Molecular Beam Epitaxy)、金属元
素成分源を固体とし非金属元素成分源を気体とするガス
ソースMBE、金属元素成分源を有機金属とし非金属元
素成分源を気体とする化学ビームエピタキシ(CBE
(Chemical Beam Epitaxy))を概念として含む。
【0026】図3に示す積層構造をMOCVD法にて形
成する場合、主原料としては次のようなものを用いるこ
とができる。 ・Ga源:トリメチルガリウム(TMGa)、トリエチ
ルガリウム(TEGa)など。 ・In源:トリメチルインジウム(TMIn)、トリエ
チルインジウム(TEIn)など。 ・Al源;トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリ
エチルアルミニウム(TEAl)など。 N源:アンモニア(NH)、窒素(N)など。
【0027】調整結晶層3には、IV族元素であるSi
を添加することによりn型ドーピングを、また、p型ク
ラッド層5およびp型コンタクト層10には、II族元
素であるMgを添加することによりp型ドーピングが施
されている。以下にドーパント源を示す。 ・Si源:シランなどのシリコン水素化物など; ・Mg源:ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(C
Mg)など。 なお、本実施例においては、ドーパント元素としてSi
およびMgを採用しているが、n型ドーパントとして
C、Ge、SnなどのIV族元素を、p型ドーパントと
してCa、Sr、ZnなどのII族元素を用いてもよ
い。
【0028】図5は、InN、GaNおよびAlNバル
ク結晶における格子定数とエネルギーバンドギャップの
関係を模式的に示したものである。縦軸を格子定数、横
軸をエネルギーバンドギャップの値とし、図中の実線
は、バルク混晶化合物における経路を示している。図3
に示した積層構造において、調整結晶層3が積層されて
いない場合、活性層4が有するGaNバリア層6とIn
Ga1−xN井戸層7(0<x≦1)とが形成するヘ
テロ接合界面での格子定数差は、図5に示すように、井
戸層7のInN混晶比xの増加に伴い、大きくなる。そ
の結果、井戸層7に、結晶欠陥または結晶歪が生じ、結
晶性が低下することで、InN混晶比xが調整された井
戸層7からの特定発光波長のピークはシフトし、かつそ
の発光強度は低下する。そこで、本発明に示すように、
調整結晶層3をn型クラッド層2と活性層4との間に積
層されることで、井戸層7のInN混晶xを変えること
なく、井戸層7とバリア層6との格子定数差を縮小さ
せ、井戸層7より特定発光波長の発光効率を向上させる
ことができる。
【0029】調整結晶層3の働きについては、図2で述
べたが、図3においてInGaN井戸層7がGaNバリ
ア層6より格子定数が大きい場合にあたり、InGaN
調整結晶層3の格子定数はGaNバリア層6より大きい
ので、その機能を果たすことができる。しかし、InG
aN調整結晶層3のInN混晶比yが、InGaN井戸
層7のInN混晶比x以上なると、GaNバリア層6へ
与えられる弾性変位が大きくなりすぎ、その結晶性を悪
化させ、結果としてInGaN井戸層7の結晶性を悪化
させる可能性がある。また、キャリアがInGaN調整
結晶層3で局在するという不具合も考えられるので、本
実施例においては、InGaN調整結晶層3および井戸
層7におけるInN混晶比は、y<xの関係が満たされ
ている。
【0030】図4は、図3に示す積層構造を形成した場
合における、伝導電子帯底のエネルギーレベル(E
を模式的に示したものである。図4(a)は、活性層4
が単一量子井戸構造の場合で、図4(b)は多重量子井
戸構造の場合である。注目する点は、調整結晶層3と井
戸層7におけるInN混晶比を、y<xになるように調
整することで、調整結晶層3におけるEが、井戸層7
のEとバリア層6のEの間に位置していることであ
る。E≦EもしくはE≦Eの場合、キャリアの
調整結晶層3における局在化や、キャリアに対して調整
結晶層3がポテンシャル障壁として働きキャリア散乱頻
度が上がるなどの不具合が予想できるが、図4に示すよ
うな、積層構造を形成することで、キャリアは、有効的
に活性層に流れ込むことになる。また、井戸層7とp型
クラッド層5とのバンドギャップエネルギー差を、n型
クラッド層2のものより大きくすることで、活性層4か
らのp型クラッド層へのp型キャリアの逆拡散およびn
型キャリアの順拡散を抑制し、活性層4内におけるキャ
リア密度の低下を抑えることができる。
【0031】また、調整結晶層3の層厚は、量子井戸構
造をなすバリア層6および井戸層7の層厚より大きくな
るように調整されている。調整結晶層3の層厚が、量子
井戸構造をなすバリア層6および井戸層7の層厚程度
(2nm程度)に薄い場合、調整結晶層3からその上に
積層されるバリア層6へ十分な弾性エネルギーが与えら
れず、調整結晶層3の機能が有効に働かない可能性があ
る。一方、調整結晶層3の層厚が大きくなりすぎると、
キャリアの活性層4へ注入される過程における距離が長
くなり、結果として、キャリア散乱頻度が大きくなるこ
とが考えられる。そこで、調整結晶層3の層厚は、10
0nm以下にすることが望ましい。調整結晶層3の層厚
を、2nm以上100nm以下に調整することで、調整
結晶層3の機能が有効に機能し、活性層4に効率よくキ
ャリアを注入させることができる。より望ましくは、調
整結晶層3の厚さを3nm以上80nm以下に調整する
とよい。
【0032】図3に示した積層構造よりなる発光素子に
おいて、発光強度の測定を行った。図6は、その測定結
果の一例を示すものであり、縦軸は発光強度、横軸は発
光波長を示す。また、図中の点線aは、活性層4が単一
量子井戸構造で調整結晶層3がない場合で、実線bは調
整結晶層3がある場合にあたる。さらに、実線cは、活
性層4が多重量子井戸構造よりなり調整結晶層3がある
場合である。図6より、調整結晶層3を積層することに
より、発光波長のピークは鋭くなり(半値全幅が減
少)、発光強度が3〜5倍となっていることがわかる。
このことは、調整結晶層3を積層させることにより、活
性層4の結晶性が向上し、その結果、井戸層7におけ
る、結晶欠陥によるキャリアの非発光遷移確率が下が
り、発光に寄与するキャリア密度が向上したことを示し
ている。また、単一量子井戸構造を周期的に積層させた
多重量子井戸構造においては、単一量子井戸構造の場合
に比べ、さらに発光輝度は向上し発光波長ピークは鋭く
なっていることがわかる。このようにして、調整結晶層
3を積層することで、InGaN井戸層7より広可視波
長帯の発光を効率よく取り出すことが可能となる。
【0033】また、調整結晶層3を積層させず、多重量
子井戸構造における、単一量子井戸構造の周期を変化さ
せ、発光強度の測定を行った。その結果、多重量子井戸
構造における該周期が増えるに従い、発光強度は減少
し、発光波長は長波長側へシフトした。活性層4におけ
る発光は、正孔(p型キャリア)の有効質量が電子(n
型キャリア)より大きいので、p型クラッド層に近い位
置の井戸層7からの発光が支配的になる。よって、上記
測定結果は、活性層4の基板側のバリア層6と井戸層7
との間の格子定数差による井戸層7の結晶性の悪化が、
その上に積層される結晶をさらに悪化させ、ひいては、
活性層4の発光効率を低下させることを示している。こ
のことより、活性層4からの発光効率を向上させるに
は、本発明による調整結晶層3を積層させることが有効
であることがわかる。
【0034】図7は、本実施例以外において調整結晶層
の機能を有する積層構造の変形例を示す。また、図1と
同様に基板側が紙面下側にある発光層部1のみ示す。図
7(a)は、発光層部がダブルへテロ接合よりなる場合
で、nクラッド層2、活性層4、p型クラッド層5が順
次積層されており、活性層4が量子井戸構造でない単層
である。活性層4とn型クラッド層2が形成するヘテロ
接合界面の格子定数差を縮小させるために、調整結晶層
3がn型クラッド層2内に積層されている例である。ま
た、活性層4が量子井戸構造においても、図7(a)と
同様に、調整結晶層3をn型クラッド層2内に積層する
ことにより、量子井戸構造が有するバリア層と井戸層が
形成するヘテロ接合界面の格子定数差を縮小させること
ができる。次に、図7(b)は、調整結晶層3が、p型
クラッド層5内に積層されている場合である。このとに
より、p型クラッド層5と活性層4が形成するヘテロ接
合界面における格子定数差を縮小させることが可能とな
る。
【0035】また、図1、図3及び図7においては、基
板に対してn型クラッド層、活性層、p型クラッド層の
順に積層させているが、nクラッド層とp型クラッド層
の順番を変え、基板に対してp型クラッド層、活性層、
n型クラッド層の順に積層させても本発明における効果
が達成されることはいうまでもない。本発明において
は、格子定数の異なる複数の化合物半導体より構成され
る発光層部において、格子定数差によるヘテロ接合界面
の格子不整合を緩和するために、調整結晶層が発光層部
に介挿されていることが特徴である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態を説明する為の発光
層部の要部断面図。
【図2】本発明における調整結晶層の機能を説明するた
めの模式図。
【図3】本発明における一実施形態を説明する為の要部
断面図。
【図4】図2における発光層部の伝導電子帯底のエネル
ギーレベル概略図。
【図5】GaN、InN、AlNバルク結晶およびその
バルク混晶における格子定数とバンドギャップエネルギ
ーの関係模式図。
【図6】本発明における一実施形態の発光素子におけ
る、発光強度の測定結果。
【図7】本発明における一実施形態を示す図1以外の変
形例。
【符号の説明】
1 発光層部 2 n型クラッド層 3 調整結晶層 4 活性層 5 p型クラッド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA40 CA05 CA34 CA40 CA46 CA65 5F073 AA51 AA74 CA07 CB05 CB07 DA05 DA35 EA29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光層部が、バリア層と井戸層とを交互
    に積層した量子井戸構造からなる活性層と、前記活性層
    にキャリアを注入するためのクラッド層とを有し、 さらに、前記活性層と前記クラッド層との間、又は前記
    クラッド層の内部に、前記クラッド層に最も近い側に位
    置する前記バリア層に対し、該バリア層に隣接する前記
    井戸層との格子定数差を縮小する弾性変位を与える調整
    結晶層が介挿されてなることを特徴とする発光素子。
  2. 【請求項2】 前記調整結晶層は、前記量子井戸構造を
    なす前記バリア層及び前記井戸層のいずれよりも層厚が
    大きく設定されてなることを特徴とする請求項1記載の
    発光素子。
  3. 【請求項3】 前記クラッド層は、導電型の異なる2層
    が前記活性層を挟む形で配置され、これらクラッド層及
    び活性層を有する前記発光層部が基板上にエピタキシャ
    ル成長されてなり、前記調整結晶層は、前記2つのクラ
    ッド層のうち、前記基板側に位置するものに対応して設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    発光素子。
  4. 【請求項4】 前記クラッド層は、基板側に位置する第
    一クラッド層がn型であり、前記活性層の反対側に位置
    する第二クラッド層がp型であることを特徴とする請求
    項1又は3に記載の発光素子。
  5. 【請求項5】 前記調整結晶層は、前記活性層と前記ク
    ラッド層との間に配置され、かつキャリアドーピングが
    なされていることを特徴とする請求項1又は3に記載の
    発光素子。
  6. 【請求項6】 前記井戸層は前記バリア層よりも格子定
    数が大きく設定され、前記調整結晶層は前記バリア層よ
    りも格子定数が大きく設定されてなることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の発光素子。
  7. 【請求項7】 前記調整結晶層は前記バリア層と前記井
    戸層との中間の格子定数を有するものであることを特徴
    とする請求項6記載の発光素子。
  8. 【請求項8】 前記調整結晶層は前記バリア層と前記井
    戸層との中間のバンドギャップエネルギーを有するもの
    であることを特徴とする請求項7記載の発光素子。
  9. 【請求項9】 前記量子井戸構造において、前記井戸層
    がInGa1−xN(0<x≦1)にて構成され、前
    記調整結晶層がInGa1−yN(0<y≦1)にて
    構成され、前記バリア層が、前記井戸層及び前記調整結
    晶層のいずれよりもバンドギャップエネルギーが高く、
    かつ、GaN、AlN及びInNのうち、GaNを必須
    とする混晶化合物からなることを特徴とする請求項6な
    いし8のいずれか1項に記載の発光素子。
  10. 【請求項10】 前記調整結晶層を構成するInGa
    1−yN(0<y≦1)のInN混晶比yが、前記井戸
    層を構成するInGa1−xN(0<x≦1)のIn
    N混晶比xよりも小さく設定されていることを特徴とす
    る請求項9記載の発光素子。
  11. 【請求項11】 前記バリア層を構成する化合物半導体
    がGaNであることを特徴とする請求項9記載の発光素
    子。
  12. 【請求項12】 前記クラッド層のうち、基板側に位置
    する第一クラッド層がGaNにて構成されたn型クラッ
    ド層とされ、活性層の反対側に位置する第二クラッド層
    が、前記バリア層よりもバンドギャップエネルギーが高
    く、かつ、GaN、AlN及びInNのうち、GaN及
    びAlNを必須とする2種以上の混晶化合物からなるこ
    とを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記
    載の発光素子。
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