JP2003045995A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003045995A
JP2003045995A JP2001226232A JP2001226232A JP2003045995A JP 2003045995 A JP2003045995 A JP 2003045995A JP 2001226232 A JP2001226232 A JP 2001226232A JP 2001226232 A JP2001226232 A JP 2001226232A JP 2003045995 A JP2003045995 A JP 2003045995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
gate
gate material
material film
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001226232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4044306B2 (ja
Inventor
Koji Matsuo
浩司 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001226232A priority Critical patent/JP4044306B2/ja
Publication of JP2003045995A publication Critical patent/JP2003045995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4044306B2 publication Critical patent/JP4044306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66545Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET using a dummy, i.e. replacement gate in a process wherein at least a part of the final gate is self aligned to the dummy gate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデュアルメタルゲートプロセスの問題
を改善し、素子の特性や信頼性を向上させることが可能
な半導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 n型MISトランジスタ及びp型MIS
トランジスタを有する半導体装置であって、n型及びp
型MISトランジスタの一方のトランジスタのゲート電
極は、ゲート絶縁膜20上に形成された第1のゲート材
料膜21、第1のゲート材料膜上に形成された第2のゲ
ート材料膜22及び第2のゲート材料膜上に形成された
第3のゲート材料膜24を含み、n型及びp型MISト
ランジスタの他方のトランジスタのゲート電極は、ゲー
ト絶縁膜20上に形成された第3のゲート材料膜24を
含み、第1のゲート材料膜21は、アンチモン、ビスマ
ス、インジウム、鉛、スズ又はテルルからなる金属膜、
又はそれらの金属元素を含む金属化合物膜である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法、特にn型MISトランジスタとp型MIS
トランジスタとで異なるゲート材料を用いた半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSFETの微細化に伴って、ゲート
酸化膜の薄膜化が進み、ゲート長50nm以下では1nm
程度の極めて薄いゲート酸化膜厚が求められている。そ
の要因の一つとして、ゲート電極に用いているポリシリ
コンの空乏化がある。このポリシリコンの空乏化がなく
なると、ゲート酸化膜を0.5nm程度厚くすることがで
きる。従って、ゲート空乏化のない金属をゲート電極に
用いた、いわゆるメタルゲート電極のMOSFET(M
ISFET)が注目されている。
【0003】しかし、ゲート電極として1種類の金属を
用いた場合には、以下のような問題がある。ゲート電極
の仕事関数がn型及びp型MISFETで同一になるた
め、ポリシリコンゲートのように仕事関数が異なるゲー
ト電極をn型MISFETとp型MISFETとで作り
分けることができず、しきい値電圧を適正化することが
非常に難しくなる。特に、0.5V以下の低いしきい値を
実現するためには、n型MISFETのゲート電極には
仕事関数が4.6eV以下、望ましくは4.3eV以下の材
料、p型MISFETのゲート電極には仕事関数が4.6
eV以上、望ましくは4.9eV以上の材料が必要とされ
る。そのため、ゲート電極としてn型MISFETとp
型MISFETとで異なる金属材料を用いた、いわゆる
デュアルメタルゲートプロセスが必要とされる。
【0004】デュアルメタルゲートプロセスでは、n型
とp型MISFETとでゲート電極を作り分ける必要か
ら、n型及びp型MISFETの形成領域を含む全面に
一方のMISFET(例えばn型)用のゲート電極材料
を形成した後、他方のMISFET(例えばp型)の形
成領域に形成されたゲート電極材料のみを除去し、その
後で他方のMISFET(例えばp型)用のゲート電極
材料を形成する。
【0005】例えば、n型MISFETのゲート電極材
料としてハフニウム窒化物、p型MISFETのゲート
電極材料としてタングステンを用いた場合、p型MIS
FET形成領域のハフニウム窒化物は、レジストをマス
クとして、例えば過酸化水素水を用いてウエットエッチ
ングによって除去する。
【0006】しかしながら、ハフニウム窒化物等のゲー
ト電極材料をウエットエッチングで除去する際に、p型
MISFET形成領域のゲート絶縁膜がエッチング液に
晒されてしまう。また、マスクとして用いたレジストを
剥離する際に、剥離液として用いる有機溶剤などにもp
型MISFET形成領域のゲート絶縁膜が晒されること
になる。したがって、上述したデュアルメタルゲートプ
ロセスでは、p型MISFETのゲート絶縁膜の信頼性
が大幅に低下してしまう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、n型MI
SFETとp型MISFETとで仕事関数等が異なるゲ
ート電極材料を用いたデュアルメタルゲートプロセスが
提案されているが、ゲート電極材料を除去する際のエッ
チング液やレジストを剥離する際の剥離液にゲート絶縁
膜が晒されるため、ゲート絶縁膜の信頼性が大幅に低下
するという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題に対してなされ
たものであり、上述したデュアルメタルゲートプロセス
の問題を改善し、素子の特性や信頼性を向上させること
が可能な半導体装置及びその製造方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、n型MISト
ランジスタ及びp型MISトランジスタを有する半導体
装置であって、n型及びp型MISトランジスタの一方
のトランジスタのゲート電極は、ゲート絶縁膜上に形成
された第1のゲート材料膜、第1のゲート材料膜上に形
成された第2のゲート材料膜及び第2のゲート材料膜上
に形成された第3のゲート材料膜を含み、n型及びp型
MISトランジスタの他方のトランジスタのゲート電極
は、ゲート絶縁膜上に形成された第3のゲート材料膜を
含み、前記第1のゲート材料膜は、アンチモン、ビスマ
ス、インジウム、鉛、スズ又はテルルからなる金属膜、
又はそれらの金属元素を含む金属化合物膜であることを
特徴とする。
【0010】また、本発明は、n型MISトランジスタ
及びp型MISトランジスタを有する半導体装置の製造
方法であって、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する
工程と、前記ゲート絶縁膜上に第1のゲート材料膜を形
成する工程と、第1のゲート材料膜上に第2のゲート材
料膜を形成する工程と、n型及びp型MISトランジス
タの一方のトランジスタが形成される第1の領域の第2
のゲート材料膜を選択的に除去して、第1の領域の第1
のゲート材料膜を露出させる工程と、露出した第1の領
域の第1のゲート材料膜を熱処理により選択的に昇華さ
せて、第1の領域のゲート絶縁膜を露出させる工程と、
露出した第1の領域のゲート絶縁膜上と、n型及びp型
MISトランジスタの他方のトランジスタが形成される
第2の領域の第2のゲート材料膜上とに、第3のゲート
材料膜を形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、熱処理により第1のゲート材
料膜を第2のゲート材料膜に対して選択的に昇華させる
ことでゲート絶縁膜を露出させるので、従来のように、
ゲート材料膜を除去する際のエッチング液やレジストを
剥離する際の剥離液にゲート絶縁膜が晒されることがな
い。したがって、ゲート絶縁膜の信頼性の低下を防止す
ることができる。特に、第1のゲート材料膜として、ア
ンチモン、ビスマス、インジウム、鉛、スズ又はテル
ル、或いはそれらの化合物を用いた場合、それらの材料
は一般に比較的低温で昇華するため、n型MISトラン
ジスタとp型MISトランジスタとで異なるゲート材料
を用いた半導体装置を容易に得ることができ、素子特性
や信頼性に優れた半導体装置を得ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】(実施形態1)図1(a)〜図6(l)
は、本発明の第1の実施形態に係るMISFET(MI
Sトランジスタ)の製造工程を示した断面図である。本
実施形態は、いわゆるダマシンゲート技術を用いてMI
SFETを作製する例である。
【0014】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板10の表面領域にSTI技術等を用いて素子分離領
域11を形成する。続いて、将来除去されるダミーゲー
ト構造として、例えば厚さ6nm程度のゲート酸化膜1
2、厚さ150nm程度のポリシリコン膜13、厚さ50n
m程度のシリコン窒化膜14の積層構造を、酸化技術、
CVD技術、リソグラフィー技術及びRIE技術を用い
て形成する。続いて、イオン注入技術を用いて、エクス
テンション拡散層領域15を形成する。さらに、シリコ
ン窒化膜からなる幅40nm程度のゲート側壁16をCV
D技術とRIE技術を用いて形成する。
【0015】次に、図1(b)に示すように、イオン注
入技術によりソース・ドレイン拡散層17を形成する。
その後、サリサイドプロセス技術を用いて、ダミーゲー
ト構造及びゲート側壁16をマスクにして、ソース・ド
レイン領域のみに厚さ40nm程度のシリサイド膜(例え
ばコバルトシリサイド膜)18を形成する。この時、ソ
ース・ドレイン領域のドーパントとして、n型領域には
ヒ素、p型領域にはガリウムを、いずれも1×1015
cm2以上のドーズ量でイオン注入しておく。これらの
ドーパントは、シリサイドの凝集を抑制し、熱耐性を大
幅に向上させることが可能なものである。
【0016】次に、図2(c)に示すように、層間膜1
9として例えばシリコン酸化膜をCVD法によって堆積
する。さらに、このシリコン酸化膜をCMP技術によっ
て平坦化することで、シリコン窒化膜14及びシリコン
窒化膜16の上面を露出させる。
【0017】次に、図2(d)に示すように、例えば燐
酸を用いて、シリコン窒化膜14を層間膜19に対して
選択的に除去する。この時に、ゲート側壁のシリコン窒
化膜16もポリシリコン膜13の高さ程度までエッチン
グされる。続いて、例えばラジカル原子エッチング技術
を用いて、ダミーゲートであるポリシリコン膜13を、
層間膜19及びゲート側壁16に対して選択的に除去す
る。
【0018】次に、図3(e)に示すように、弗酸等の
ウエット処理によってダミーゲート酸化膜12を除去す
ることで、シリコン基板10の表面を露出させる。続い
て、このようにして得られたゲート用溝部の少なくとも
底部に、ゲート絶縁膜20を形成する。ゲート絶縁膜2
0には、例えばシリコン基板10を熱酸化したシリコン
酸化膜を用いることができる。また、このシリコン酸化
膜の表面を窒素プラズマでさらに窒化したものを用いて
もよい。さらに、以下に述べるように、高誘電体膜をゲ
ート絶縁膜20に用いてもよい。
【0019】ゲート絶縁膜20に用いる高誘電体膜に
は、例えばハフニウム酸化膜があげられる。このハフニ
ウム酸化膜は、例えば、HfCl4とNH3を用いたCV
D法、有機系のHfガス等を用いたCVD法、或いはハ
フニウム窒化物のターゲットやハフニウムのターゲット
を用いたスパッタリング法等を用いてハフニウム窒化膜
を形成した後、ハフニウム窒化膜の酸化を行うことで形
成することができる。酸化されるハフニウム窒化膜の厚
さは、数nm程度の極薄であることが望ましい。ハフニ
ウム窒化膜の膜厚が厚くなるにつれて、結晶化が起こり
やすくなるためである。また、ハフニウム窒化物をスパ
ッタリング法で形成する場合は、スパッタされたハフニ
ウムやハフニウム窒化物の粒子のエネルギーを100eV
以下、望ましくは50eV以下にすることが望ましい。ス
パッタ粒子のエネルギーが高くなるにつれて、シリコン
基板へスパッタ粒子が食い込むようになり、チャネル表
面のモフォロジーが劣化するためである。
【0020】次に、図3(f)に示すように、仕事関数
が4.6eV以下の電極材料として、アンチモン膜(第1
のゲート材料膜)21を、10nm程度、望ましくはそれ
以下の膜厚で、少なくともゲート用溝の底部に成膜す
る。成膜には、スパッタリング法、CVD法或いは蒸着
法を用いればよい。アンチモンは融点が630℃と低いた
め、熱蒸着による成膜を簡単に行うことができる。
【0021】スパッタリング法を用いる場合は、スパッ
タされたアンチモン粒子のエネルギーを100eV以下、
望ましくは50eV以下に制御することが望ましい。アン
チモン粒子のエネルギーをこのような低エネルギーにす
ることで、下地のゲート絶縁膜20へアンチモン粒子が
食い込むことがなくなり、ゲート絶縁膜の信頼性が著し
く向上する。
【0022】なお、図4(g)に示すように、アンチモ
ンを溶かした塗布液をウエハ全面に塗布し、ベーキング
を行った後、ドライエッチング技術でアンチモンをエッ
チバックし、ゲート用溝の底部のみにアンチモン膜21
を残すようにしてもよい。この場合にも、アンチモン膜
21の膜厚は10nm以下にすることが望ましい。
【0023】次に、図4(h)に示すように、タングス
テン膜(第2のゲート材料膜)22を全面に成膜する。
成膜法には、スパッタリング法、CVD法或いは塗布法
等を用いればよい。タングステン22の膜厚は特に限定
されないが、望ましくは20nm以下程度がよく、その理
由は後述する。
【0024】次に、図5(i)の工程に移行する。な
お、図5(i)からは、図の向かって左側はn型MIS
FET形成領域、右側はp型MISFET形成領域とす
る(以後の図も同様)。本工程では、リソグラフィー技
術を用いて、p型MISFET領域のみを開口したレジ
スト23のパターンを形成する。
【0025】次に、図5(j)に示すように、レジスト
23をマスクとして、過酸化水素水によるウエットエッ
チングを行うことで、p型MISFET領域のみタング
ステン膜22を選択的に除去する。アンチモン膜21は
過酸化水素水に不溶なため、タングステン膜22のみを
選択的に除去することが可能である。また、ゲート絶縁
膜20はアンチモン膜21に覆われているため、過酸化
水素水に晒されないですむ。また、タングステン膜22
の膜厚を20nm以下程度と薄くしておくことで、エッチ
ング量が少なくてすむ。
【0026】次に、図6(k)に示すように、レジスト
23を有機溶剤などで除去するが、この時もゲート絶縁
膜20はアンチモン膜21に覆われているため、有機溶
剤などに晒されないですむ。その後、例えば窒素雰囲気
中において500℃程度の温度で熱処理を行う。この熱処
理により、p型MISFET領域の表面に露出していた
アンチモン膜21が昇華してなくなり、p型MISFE
T領域のゲート絶縁膜20が露出する。一方、n型MI
SFET領域のアンチモン膜21はタングステン膜22
に覆われているので昇華しない。熱処理時の雰囲気の圧
力は、大気圧程度(1×105Pa程度)でもよいが、よ
り効率的にアンチモンを昇華させたい場合は、大気圧以
下の圧力で熱処理を行う。
【0027】次に、図6(l)に示すように、タングス
テン膜(第3のゲート材料膜)24を、スパッタリング
法或いはCVD法など用いて全面に堆積する。続いて、
アンチモン膜21、タングステン膜22及びタングステ
ン膜24のCMPを行うことで、n型MISFET領域
のゲート用溝内にはアンチモン膜21、タングステン膜
22及びタングステン膜24が、p型MISFET領域
にはタングステン膜24が、それぞれ埋め込まれたゲー
ト電極構造が得られる。
【0028】なお、タングステン膜24の成膜にスパッ
タリング法を用いる場合は、スパッタされたタングステ
ン粒子のエネルギーを100eV以下、望ましくは50eV
以下に制御することが望ましい。タングステン粒子のエ
ネルギーをこのような低エネルギーにすることで、下地
のゲート絶縁膜20へタングステン粒子が食い込むこと
がなくなり、ゲート絶縁膜の信頼性が著しく向上する。
【0029】以上のようにして、n型MISFETはア
ンチモン膜21、タングステン膜22及びタングステン
膜24の積層膜からなるゲート電極構造、p型MISF
ETはタングステン膜24の単層膜からゲート電極構造
のCMISFETが作製される。
【0030】このように、本実施形態では、n型MIS
FETのゲート電極の最下層にアンチモン膜(仕事関数
4.2eV程度)、p型MISFETのゲート電極にタン
グステン膜(仕事関数4.9eV程度)を用いることで、
n型MISFET及びp型MISFETいずれもゲート
電極の仕事関数を最適化することができる。したがっ
て、n型MISFETとp型MISFETそれぞれのし
きい値電圧を適正化することが可能となる。
【0031】また、p型MISFETのゲート絶縁膜を
露出させる際に、熱処理によってアンチモン膜を選択的
に昇華させることから、ゲート絶縁膜の表面が従来のよ
うにウエットエッチング溶液や有機溶剤などに晒される
ことがない。従って、ゲート絶縁膜の信頼性に優れたM
ISFETを作製することが可能となる。
【0032】なお、ゲート絶縁膜の信頼性を高めるため
に、以下のような方法を適用することが望ましい。
【0033】まず、ゲート絶縁膜20を成膜する工程か
らアンチモン膜21を成膜する工程までは、大気に晒す
ことなく行うことが望ましい。つまり、ゲート絶縁膜2
0の成膜装置とアンチモン膜21の成膜装置との間のウ
エハ搬送は、窒素を充満させて大気を追い出した空間、
或いは真空の空間で行うことが望ましい。また、アンチ
モン膜21を昇華させるための熱処理装置とタングステ
ン膜24の成膜装置との間のウエハ搬送についても、同
様に行うことが望ましい。
【0034】また、アンチモン膜21を昇華させるため
の熱処理装置とタングステン膜24の成膜装置を同じ装
置としてもよい。具体的には、ウエハ1枚単位で成膜す
る、いわゆる枚葉式の成膜装置を用いればよい。この場
合、まず、タングステン膜24の成膜を行うチャンバー
内において、タングステン膜24を成膜する前に、シリ
コンウエハを例えば500℃程度に加熱してp型MISF
ET領域のアンチモン膜21を昇華させる。シリコンウ
エハの加熱は、例えば、光を照射して行う、或いはシリ
コンウエハの載置台であるウエハチャックを加熱するこ
とで行えばよい。その後、同一チャンバー内でウエハを
大気に晒すことなくタングステン膜24を成膜する。
【0035】以上のような方法を適用することにより、
p型MISFET領域のゲート絶縁膜20が全く大気に
晒されることなく、タングステン膜24を成膜すること
が可能となる。
【0036】(実施形態2)図7(a)〜図10(h)
は、本発明の第2の実施形態に係るMISFET(MI
Sトランジスタ)の製造工程を示した断面図である。
【0037】まず、図7(a)に示すように、シリコン
基板30の表面領域に素子分離領域31を形成し、続い
てゲート絶縁膜32を成膜する。ゲート絶縁膜32の成
膜方法等は第1の実施形態と同様であり、例えばハフニ
ウム酸化膜からなるゲート絶縁膜32を全面に成膜す
る。さらに、第1の実施形態と同様に、ゲート絶縁膜3
2上にアンチモン膜(第1のゲート材料膜)33を10n
m程度、望ましくはそれ以下の厚さで全面に成膜し、続
いて厚さ20nm程度のタングステン膜(第2のゲート材
料膜)34を全面に成膜する。
【0038】次に、図7(b)の工程に移行する。な
お、図7(b)からは、図の向かって左側はn型MIS
FET形成領域、右側はp型MISFET形成領域とす
る(以後の図も同様)。本工程では、リソグラフィー技
術を用いて、p型MISFET領域のみを開口したレジ
スト35のパターンを形成する。
【0039】次に、図8(c)に示すように、過酸化水
素水によるウエットエッチングを行うことで、p型MI
SFET領域に形成されたタングステン膜34のみを選
択的に除去する。ゲート絶縁膜32はアンチモン膜33
に覆われているため、過酸化水素水に晒されないです
む。
【0040】次に、図8(d)に示すように、レジスト
35を有機溶剤などで除去するが、この時もゲート絶縁
膜32はアンチモン膜33に覆われているため、有機溶
剤などに晒されないですむ。その後、第1の実施形態と
同様、例えば窒素雰囲気中において500℃程度の温度で
熱処理を行う。この熱処理により、p型MISFET領
域の表面に露出していたアンチモン膜33が昇華してな
くなり、p型MISFET領域のゲート絶縁膜32が露
出する。一方、n型MISFET領域のアンチモン膜3
3はタングステン膜34に覆われているので昇華しな
い。
【0041】次に、図9(e)に示すように、タングス
テン膜(第3のゲート材料膜)36を、スパッタリング
法或いはCVD法など用いて、全面に厚さ50nm程度堆
積する。さらに、シリコン窒化膜37をCVD技術など
用いて、全面に厚さ50nm程度堆積する。
【0042】次に、図9(f)に示すように、リソグラ
フィー技術とRIE技術を用いて、シリコン窒化膜3
7、タングステン膜36、タングステン膜34及びアン
チモン膜33のエッチングを行い、n型及びp型MIS
FET領域にゲート電極を形成する。ソース・ドレイン
が形成される領域のゲート絶縁膜32もRIE技術を用
いて除去してもよい。ここでは除去した場合について図
示している。
【0043】次に、図10(g)に示すように、上記の
ようにして形成されたゲート電極をマスクにして、イオ
ン注入技術によりエクステンション拡散層領域38を形
成する。その後、シリコン窒化膜からなる幅が40nm程
度のゲート側壁39を形成する。さらに、イオン注入技
術によりソース・ドレイン拡散層40を形成した後、不
純物活性化の熱処理を行う。なお、図9(f)の工程に
おいてソース・ドレイン領域のゲート絶縁膜32を除去
しなかった場合は、ゲート側壁39を形成するためのR
IE技術を用いたエッチバック処理において、ソース・
ドレイン領域のゲート絶縁膜32もエッチングする。
【0044】次に、図10(h)に示すように、サリサ
イドプロセス技術を用いて、ソース・ドレイン領域のみ
に厚さ40nm程度のシリサイド膜(例えばコバルトシリ
サイド膜)41を形成する。
【0045】以上のようにして、n型MISFETはア
ンチモン膜33、タングステン膜34及びタングステン
膜36の積層膜からなるゲート電極構造、p型MISF
ETはタングステン膜36の単層膜からゲート電極構造
のCMISFETが作製される。
【0046】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様、n型及びp型MISFETのゲート電極の仕事関
数の最適化、ゲート絶縁膜の信頼性の向上といった、素
子特性及びに信頼性に優れたMISFETを得ることが
可能となる。
【0047】なお、以上説明した第1及び第2の実施形
態では、第1のゲート材料膜としてアンチモン(S
b)、第2及び第3のゲート材料膜としてタングステン
(W)を用いたが、以下に述べるように、これらの材料
以外の導電性を有する材料を用いることも可能である。
【0048】また、第1及び第2の実施形態では、n型
MISFETのゲート電極を第1、第2及び第3のゲー
ト材料膜で、p型MISFETのゲート電極を第3のゲ
ート材料膜で構成したが、第1、第2及び第3のゲート
材料膜の組み合わせを適当に選択することで、p型MI
SFETのゲート電極を第1、第2及び第3のゲート材
料膜で、n型MISFETのゲート電極を第3のゲート
材料膜で構成することも可能である。
【0049】第1のゲート材料膜としては、n型MIS
FETのゲート電極に適用する場合には、仕事関数が4.
6eV以下、望ましくは4.3eV以下の材料、p型MIS
FETのゲート電極に適用する場合には、仕事関数が4.
6eV以上、望ましくは4.9eV以上の材料を用いること
が望ましい。また、ゲート絶縁膜にダメージを与えない
程度の温度、例えば800℃以下程度の温度で昇華が可能
な材料であることが望ましい。
【0050】具体的には、上述したアンチモンの他、ビ
スマス(Bi)、インジウム(In)、鉛(Pb)、ス
ズ(Sn)及びテルル(Te)などの金属を用いること
が可能である。アンチモン、ビスマス、インジウム、鉛
及びスズは主としてn型MISFETのゲート電極に用
いることが可能であり、テルルは主としてp型MISF
ETのゲート電極に用いることが可能である。
【0051】ビスマス、インジウム、鉛、スズ及びテル
ルは、アンチモンよりも昇華しにくいが、蒸気圧を考慮
して熱処理時の雰囲気の圧力を適当な値に下げれば、昇
華するようになる。例えばビスマスでは、真空度を1×1
0-1Pa以下程度にして500℃程度で熱処理すれば、昇華
させることが可能である。インジウムでは1×10-4Pa
以下で600℃程度、鉛では1×10-2Pa以下で600℃程度
で熱処理することで、昇華させることが可能である。
【0052】また、アンチモン、ビスマス、インジウ
ム、鉛、スズ及びテルルのなかから選択された1又は2
以上の金属元素を含む金属化合物を、第1のゲート材料
膜として用いることも可能である。これらの2以上の金
属元素どうしの化合物でもよいし、これらの1以上の金
属元素とその他の金属元素との化合物でもよい。
【0053】具体的には、主としてn型MISFETの
ゲート電極に適した化合物として、インジウム・スズ酸
化物があげられる。また、主としてp型MISFETの
ゲート電極に適した化合物として、砒素化インジウム、
アンチモン化インジウム、テルル化ビスマス、砒素化イ
ンジウムとアンチモン化インジウムの化合物、テルル化
鉛、テルル化スズ、テルル化鉛とテルル化スズの化合
物、セレン化鉛とセレン化スズの化合物があげられる。
【0054】上述した金属化合物のうち、アンチモン化
インジウムや砒素化インジウムは半導体であるが、バン
ドギャップがそれぞれ0.17eV、0.35eV程度であり、
シリコンのバンドギャップ(1.1eV)よりはるかに小
さい値である。このような小さなバンドギャップの材料
は、室温で多数の電子とホールが発生しているので、金
属に近い電気伝導性を示す。従って、このような化合物
を第1のゲート材料として用いることも可能である。
【0055】また、バンドギャップを小さくすることも
可能である。例えば、テルル化鉛とテルル化スズのバン
ドギャップは、それぞれ0.22eVと0.25eVであるが、
テルル化鉛とテルル化スズを3:2程度のモル比で混ぜ
合わせることで、バンドギャップをゼロにすることも可
能である。これは、上述した他の半導体でも同様であ
る。
【0056】第2のゲート材料膜としては、所定の温度
及び圧力下において、第1のゲート材料膜よりも昇華温
度が高い材料を用いる。具体的には、第1のゲート材料
を昇華させる工程の温度及び圧力において昇華しない材
料であって、その工程の温度より融点が十分に高い材料
を用いることが望ましい。例えば、第1のゲート材料膜
としてアンチモンを用いた場合には、アンチモンを昇華
させる工程での熱処理温度が800℃以下程度であること
から、融点が1000℃程度以上であることが望ましい。具
体的には、第2のゲート材料膜として、タングステン
(W)或いはモリブデン(Mo)などの金属や、タング
ステン窒化物、モリブデン窒化物或いはチタン窒化物
(TiN)などの金属窒化物を用いることが望ましい。
これらはアンチモンと反応しにくいので、望ましい材料
といえる。
【0057】第3のゲート材料膜としては、n型MIS
FETに適用する場合(n型MISFETのゲート絶縁
膜に接するゲート材料膜に適用する場合)には、仕事関
数が4.6eV以下、望ましくは4.3eV以下の材料、p型
MISFETのゲート電極に適用する場合(p型MIS
FETのゲート絶縁膜に接するゲート材料膜に適用する
場合)には、仕事関数が4.6eV以上、望ましくは4.9e
V以上の材料を用いることが望ましい。
【0058】具体的には、第3のゲート材料膜として、
タングステン(W)、モリブデン(Mo)、白金(P
t)、イリジウム(Ir)或いはルテニウム(Ru)な
どの金属や、イリジウム酸化物或いはルテニウム酸化物
などの導電性金属酸化物を用いることが望ましい。タン
グステン、モリブデン及び白金は、シリコン酸化膜中に
拡散しにくいので、ゲート絶縁膜にシリコン酸化膜を用
いた場合には、特に望ましい材料であるといえる。
【0059】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み
合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例え
ば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除
されても、所定の効果が得られるものであれば発明とし
て抽出され得る。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、従来のデュアルメタル
ゲートプロセスを用いた半導体装置の問題点が改善さ
れ、素子特性や信頼性に優れた半導体装置を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るMISトランジ
スタの製造工程の一部を示した断面図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るMISトラン
ジスタの製造工程の一部を示した断面図。
【符号の説明】
10、30…シリコン基板 11、31…素子分離領域 12…ゲート酸化膜 13…ポリシリコン膜 14…シリコン窒化膜 15、38…エクステンション拡散層領域 16、39…ゲート側壁 17、40…ソース・ドレイン拡散層 18、41…シリサイド膜 19…層間膜 20、32…ゲート絶縁膜 21、33…アンチモン膜(第1のゲート材料膜) 22、34…タングステン膜(第2のゲート材料膜) 23、35…レジスト 24、36…タングステン膜(第3のゲート材料膜) 37…シリコン窒化膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB04 BB18 BB20 BB36 CC01 CC05 DD02 DD03 DD04 DD26 DD34 DD37 DD43 DD65 DD75 DD84 DD91 EE03 EE09 EE16 EE17 FF13 GG08 GG09 GG10 GG14 HH20 5F048 AA07 AC03 BA01 BB04 BB09 BB10 BB11 BB12 BB13 BB19 BC06 BF06 BG14 DA27 5F140 AA00 AA06 AB03 BA01 BD07 BD09 BD11 BE03 BE07 BE08 BE09 BE10 BF01 BF05 BF06 BF07 BF17 BF20 BF21 BF25 BF27 BF30 BG03 BG04 BG08 BG14 BG27 BG28 BG30 BG36 BG37 BG38 BG39 BG40 BG52 BG53 BH14 BH21 BJ01 BJ08 BK02 BK05 BK13 BK34 CB04 CC03 CC12 CE07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n型MISトランジスタ及びp型MISト
    ランジスタを有する半導体装置であって、 n型及びp型MISトランジスタの一方のトランジスタ
    のゲート電極は、ゲート絶縁膜上に形成された第1のゲ
    ート材料膜、第1のゲート材料膜上に形成された第2の
    ゲート材料膜及び第2のゲート材料膜上に形成された第
    3のゲート材料膜を含み、 n型及びp型MISトランジスタの他方のトランジスタ
    のゲート電極は、ゲート絶縁膜上に形成された第3のゲ
    ート材料膜を含み、 前記第1のゲート材料膜は、アンチモン、ビスマス、イ
    ンジウム、鉛、スズ又はテルルからなる金属膜、又はそ
    れらの金属元素を含む金属化合物膜であることを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第2のゲート材料膜は、タングステン
    膜、モリブデン膜、タングステン窒化膜、モリブデン窒
    化膜又はチタン窒化膜であることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第3のゲート材料膜は、タングステン
    膜、モリブデン膜、白金膜、イリジウム膜、ルテニウム
    膜、イリジウム酸化膜又はルテニウム酸化膜であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第2のゲート材料膜と前記第3のゲー
    ト材料膜の構成材料は同一であることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】n型MISトランジスタ及びp型MISト
    ランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に第1のゲート材料膜を形成する工
    程と、 第1のゲート材料膜上に第2のゲート材料膜を形成する
    工程と、 n型及びp型MISトランジスタの一方のトランジスタ
    が形成される第1の領域の第2のゲート材料膜を選択的
    に除去して、第1の領域の第1のゲート材料膜を露出さ
    せる工程と、 露出した第1の領域の第1のゲート材料膜を熱処理によ
    り選択的に昇華させて、第1の領域のゲート絶縁膜を露
    出させる工程と、 露出した第1の領域のゲート絶縁膜上と、n型及びp型
    MISトランジスタの他方のトランジスタが形成される
    第2の領域の第2のゲート材料膜上とに、第3のゲート
    材料膜を形成する工程と、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第1のゲート材料膜は、アンチモン、
    ビスマス、インジウム、鉛、スズ又はテルルからなる金
    属膜、又はそれらの金属元素を含む金属化合物膜である
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記第2のゲート材料膜は、タングステン
    膜、モリブデン膜、タングステン窒化膜、モリブデン窒
    化膜又はチタン窒化膜であることを特徴とする請求項5
    又は6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第3のゲート材料膜は、タングステン
    膜、モリブデン膜、白金膜、イリジウム膜、ルテニウム
    膜、イリジウム酸化膜又はルテニウム酸化膜であること
    を特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第2のゲート材料膜と前記第3のゲー
    ト材料膜の構成材料は同一であることを特徴とする請求
    項5乃至8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1、第2及び第3のゲート材料膜
    を加工して、n型及びp型MISトランジスタのゲート
    電極を形成する工程をさらに備えたことを特徴とする請
    求項5乃至9のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】前記第1のゲート材料膜を昇華させる工
    程から前記第3のゲート材料膜を形成する工程までを大
    気に晒さずに行うことを特徴とする請求項5乃至10の
    いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記第1のゲート材料膜を昇華させる工
    程において、熱処理温度を800℃以下とし、且つ熱処
    理雰囲気を1×105 Pa以下とすることを特徴とする
    請求項5乃至11のいずれかに記載の半導体装置の製造
    方法。
JP2001226232A 2001-07-26 2001-07-26 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4044306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226232A JP4044306B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226232A JP4044306B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003045995A true JP2003045995A (ja) 2003-02-14
JP4044306B2 JP4044306B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=19059085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001226232A Expired - Fee Related JP4044306B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4044306B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197676A (ja) * 2003-12-29 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2006086467A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
US7265428B2 (en) 2004-03-12 2007-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having NMOSFET and PMOSFET and manufacturing method thereof
JP2008523591A (ja) * 2004-12-07 2008-07-03 インテル コーポレイション 高誘電率ゲート誘電体および金属ゲート電極をもつ半導体デバイスの作成方法
JP2008537359A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 自己整合され積極的にスケーリングされたcmosデバイスにおけるゲート電極の金属/金属窒化物二重層のcmos構造体及び半導体構造体
US7432147B2 (en) 2004-12-28 2008-10-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing semiconductor device
US7795688B2 (en) 2005-06-13 2010-09-14 Sony Corporation Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
JP2011166152A (ja) * 2010-02-11 2011-08-25 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置の製造方法
US9034714B2 (en) 2012-09-07 2015-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for fabricating semiconductor device
US9048236B2 (en) 2012-10-15 2015-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315789A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001176985A (ja) * 1999-12-14 2001-06-29 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315789A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001176985A (ja) * 1999-12-14 2001-06-29 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197676A (ja) * 2003-12-29 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US7265428B2 (en) 2004-03-12 2007-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having NMOSFET and PMOSFET and manufacturing method thereof
US7528450B2 (en) 2004-03-12 2009-05-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having NMOSFET and PMOSFET and manufacturing method therefor
JP2006086467A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2008523591A (ja) * 2004-12-07 2008-07-03 インテル コーポレイション 高誘電率ゲート誘電体および金属ゲート電極をもつ半導体デバイスの作成方法
US7432147B2 (en) 2004-12-28 2008-10-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing semiconductor device
JP2008537359A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 自己整合され積極的にスケーリングされたcmosデバイスにおけるゲート電極の金属/金属窒化物二重層のcmos構造体及び半導体構造体
US7795688B2 (en) 2005-06-13 2010-09-14 Sony Corporation Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device
JP2011166152A (ja) * 2010-02-11 2011-08-25 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置の製造方法
US9034714B2 (en) 2012-09-07 2015-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for fabricating semiconductor device
US9048236B2 (en) 2012-10-15 2015-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4044306B2 (ja) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7042033B2 (en) ULSI MOS with high dielectric constant gate insulator
US7718521B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP3906020B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3851752B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7465996B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2007208260A (ja) 二重仕事関数金属ゲートスタックを備えるcmos半導体装置
US20070075374A1 (en) Semicondutor device and method for fabricating the same
US7859059B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
JP2006344836A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20120045876A1 (en) Method for manufacturing a semiconductor device
US6784506B2 (en) Silicide process using high K-dielectrics
CN102640280B (zh) 半导体器件及其制造方法
JP2008053283A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4044306B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6555438B1 (en) Method for fabricating MOSFETs with a recessed self-aligned silicide contact and extended source/drain junctions
JP3646718B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008103613A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20030186523A1 (en) Method for forming an improved metal silicide portion in a silicon-containing conductive region in an integrated circuit
US8513080B2 (en) Reducing contamination in a process flow of forming a channel semiconductor alloy in a semiconductor device
JP2009277961A (ja) Cmisトランジスタの製造方法
JP2003224268A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080233747A1 (en) Semiconductor Device Manufactured Using an Improved Plasma Etch Process for a Fully Silicided Gate Flow Process
WO2002065523A1 (en) Gate electrode silicidation layer
KR100532398B1 (ko) 금속막으로구성된게이트전극을갖는모스트랜지스터
JP2000150871A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees