JP2003043468A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2003043468A
JP2003043468A JP2001232386A JP2001232386A JP2003043468A JP 2003043468 A JP2003043468 A JP 2003043468A JP 2001232386 A JP2001232386 A JP 2001232386A JP 2001232386 A JP2001232386 A JP 2001232386A JP 2003043468 A JP2003043468 A JP 2003043468A
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JP
Japan
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liquid crystal
plate
display
polarizing plate
light
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JP2001232386A
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Tetsuya Morita
哲也 森田
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Kyocera Display Corp
Original Assignee
Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RGBカラーフィルタによることなく、部分
的に背景色が異なるネガ表示を得る。 【解決手段】 セル空隙内にほぼ90゜の螺旋構造を持
つネマチック液晶Lを封入してなる液晶セル10の観察
面側と裏面側とに、それぞれ偏光板20,30を取り付
けてなる液晶表示素子において、液晶セル10の裏面側
に、部分的に異なる背景色とするための複数の背景表示
用偏光板31〜34を、その偏光軸が観察面側偏光板2
0の偏光軸と平行になるように貼着するとともに、各背
景表示用偏光板の間を遮光マスク40で遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分的に背景色が
異なり、その各背景色下でネガ表示を行う液晶表示素子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今までのところ、部分的に背景色を異な
らせてネガ表示させるには、たとえ必要な背景色が2〜
3色程度で、しかも表示容量が少なくて、例えば1/8
デューティ程度の時分割駆動で表示可能なような場合で
も、RGBのカラーフィルタを有するドットマトリクス
型の液晶表示素子によらざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のカラー液晶表示素子は、製造がむずかしく歩留まりが
よくないために高価である。また、白表示を得るには、
RGBそれぞれのカラーフィルタに光が通されるため透
過率が低くなり、その分、白表示が暗くなる。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、RGBカラーフィルタによる
ことなく、部分的に背景色を異ならせてネガ表示するこ
とができる、特に必要とする背景色が少ない場合に好適
な液晶表示素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、周辺シール材を介して圧着された一対の
透明電極基板のセル空隙内にほぼ90゜の螺旋構造を持
つネマチック液晶を封入してなる液晶セルを備え、上記
液晶セルの観察面側と裏面側とにそれぞれ偏光板を取り
付けてなる液晶表示素子において、上記液晶セルの裏面
側に、部分的に異なる背景色とするための複数の背景表
示用偏光板を、その偏光軸が上記観察面側偏光板の偏光
軸と平行になるように貼着するとともに、上記各背景表
示用偏光板の間を遮光マスクで遮光することを特徴とし
ている。
【0006】本発明において、主として耐光性の観点か
ら、上記遮光マスクは上記液晶セルの裏面側透明電極基
板(内面もしくは外面のいずれでも可)に設けられるこ
とが好ましい。また、セル空隙内のギャップを均一に保
つうえで、上記遮光マスクは上記周辺シール材の下にま
で入り込むように配置されることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、図1の断面図を参照して、
この液晶表示素子は、観察面側透明電極基板11と裏面
側透明電極基板12とを備えている。各基板11,12
はガラスもしくはプラスチックのいずれであってもよ
く、以下の説明において、観察面側透明電極基板をF
板、裏面側透明電極基板をR板と適宜略記する。
【0008】F板11とR板12とを周辺シール材13
を介して圧着することにより、液晶セル10が構成さ
れ、本発明において、そのセル空隙内にはほぼ90゜の
螺旋構造を持つネマチック液晶Lが封入されている。
【0009】部分的に背景色を異ならせてネガ表示する
ため、この実施形態においては、図2の平面図に示すよ
うに、液晶セル10の表示面を4つの表示区画D1〜D
4に等分割し、F板11およびR板12の各内面に、各
表示区画D1〜D4に図6に示す表示パターンを点灯す
るためのITOよりなるセグメント電極(図示省略)を
形成している。
【0010】F板11には偏光板20が貼着され、ま
た、R板12にも偏光板30が貼着されるが、この実施
形態では、R板12側の偏光板30には表示区画D1〜
D4に対応させて4枚の偏光板が用いられる。図3にF
板側偏光板20を示し、図4にR板側に用いられる4枚
の偏光板31〜34を示す。なお、各偏光板内の矢印は
偏光軸方向を示している。
【0011】この実施形態において、F板側偏光板20
には、一枚の高偏光度タイプ偏光板を用いている。表示
区画D1の背景色を「黒」としてネガ表示するため、R
板側偏光板31に高偏光度タイプ偏光板用い、その偏光
軸をF板側偏光板20の偏光軸とほぼ平行としている。
【0012】表示区画D2の背景色を「緑」としてネガ
表示するため、R板側偏光板32に緑系偏光板を用い、
また、表示区画D3の背景色を「青」としてネガ表示す
るため、R板側偏光板33に青系偏光板を用いている。
R板側偏光板32,33の各偏光軸もF板側偏光板20
の偏光軸とほぼ平行である。
【0013】なお、表示区画D4ついては、参考例とし
て背景色を「白」としてポジ表示するため、R板側偏光
板34に高偏光度タイプ偏光板用い、その偏光軸をF板
側偏光板20の偏光軸に対してほぼ直交させている。
【0014】各R板側偏光板31〜34の間からの光漏
れを防止するため、遮光マスク40が設けられる。この
実施形態における遮光マスク40のマスクパターンを図
5に示す。この例において、表示区画D1については、
非表示状態での遮光度を高めるため表示パターン以外の
部分にも遮光マスクが形成されている。
【0015】遮光マスク40はF板11側に設けられて
もよいが、耐光性の点からすれば、R板12側に設けら
れることが好ましい。その場合の配置部位は、R板12
の内面もしくは外面のいずれでもよい。
【0016】また、遮光マスク40をR板12の内面に
形成する場合には、セル空隙の均一化を図るため、遮光
マスク40を周辺シール材13の下にまで入り込むよう
に配置することが好ましい。
【0017】具体的実施例として、液晶セル10をセル
空隙幅6.0μm,液晶の屈折率異方性Δnが約0.1
である90゜ツイストの液晶セルとし、F板側偏光板2
0に一般的な高偏光度タイプの偏光板を用いた。
【0018】これに対して、背景色を「黒」とする表示
区画D1のR板側偏光板31には、F板側偏光板20と
同じ高偏光度タイプの偏光板を、背景色を「緑」とする
表示区画D2のR板側偏光板32には、クロスニコル状
態で波長が550nm付近の透過率が高くなる緑系の偏
光板を、また、背景色を「青」とする表示区画D3のR
板側偏光板33には、クロスニコル状態で波長が450
nm付近の透過率が高くなる青系の偏光板をそれぞれ用
い、これら各R板側偏光板31〜33を偏光軸がF板側
偏光板20の偏光軸とほぼ平行になるようにR板12に
貼着した。
【0019】なお、参考例としての背景色を「白」とす
る表示区画D4のR板側偏光板34には、F板側偏光板
20と同じ高偏光度タイプの偏光板を用い、その偏光軸
がF板側偏光板20の偏光軸に対してほぼ直交するよう
にR板12に貼着した。
【0020】そして、液晶セル10の裏面側に白色LE
Dのバックライトを配置して、透過状態として観察した
ところ、図6に示すように、表示区画D1では黒背景、
表示区画D2では緑背景および表示区画D3では青背景
が得られ、その各々の区画について、白色表示パターン
の透過率が25〜30%の明るい表示が観察された。な
お、表示区画D4については、白背景で表示パターンが
黒のポジ表示が得られた。
【0021】比較例として、RGBのカラーフィルタを
有するドットマトリクス型の液晶表示素子にて、図6と
同様な部分的に背景色が異なるネガ表示をさせたとこ
ろ、その白色表示パターンの透過率は5〜10%で、暗
い表示であった。
【0022】上記実施形態では、部分的に異なる背景色
を「黒」「緑」「青」としているが、当然のことなが
ら、これ以外の背景色であってもよい。また、場合によ
っては、F板側偏光板に着色された偏光板を用いること
もできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セル空隙内にほぼ90゜の螺旋構造を持つネマチック液
晶を封入してなる液晶セルの観察面側と裏面側とに、そ
れぞれ偏光板を取り付けてなる液晶表示素子において、
液晶セルの裏面側に、部分的に異なる背景色とするため
の複数の背景表示用偏光板を、その偏光軸が観察面側偏
光板の偏光軸と平行になるように貼着するとともに、各
背景表示用偏光板の間を遮光マスクで遮光したことによ
り、RGBカラーフィルタによることなく、部分的に背
景色を異ならせてネガ表示することができる。本発明の
液晶表示素子は、特に必要とする背景色が少ない場合に
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶表示素子の構成を
模式的に示した断面図。
【図2】上記液晶表示素子のセル表示面を仮想的に4分
割した状態を示す平面図。
【図3】上記実施形態における観察面側偏光板を示す平
面図。
【図4】上記実施形態における4枚の裏面側偏光板を示
す平面図。
【図5】上記実施形態における遮光マスクを示す平面
図。
【図6】上記実施形態における表示状態示す平面図。
【符号の説明】
10 液晶セル 11 観察面側透明電極基板(F板) 12 裏面側透明電極基板(R板) 13 周辺シール材 20 観察面側偏光板(F板側偏光板) 31〜34 裏面側偏光板(R板側偏光板) 40 遮光マスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺シール材を介して圧着された一対の
    透明電極基板のセル空隙内にほぼ90゜の螺旋構造を持
    つネマチック液晶を封入してなる液晶セルを備え、上記
    液晶セルの観察面側と裏面側とにそれぞれ偏光板を取り
    付けてなる液晶表示素子において、 上記液晶セルの裏面側に、部分的に異なる背景色とする
    ための複数の背景表示用偏光板を、その偏光軸が上記観
    察面側偏光板の偏光軸と平行になるように貼着するとと
    もに、上記各背景表示用偏光板の間を遮光マスクで遮光
    することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 上記遮光マスクは、上記液晶セルの裏面
    側透明電極基板に設けられる請求項1に記載の液晶表示
    素子。
JP2001232386A 2001-07-31 2001-07-31 液晶表示素子 Withdrawn JP2003043468A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190775A (ja) * 2012-02-14 2013-09-26 Nippon Seiki Co Ltd 液晶表示装置
CN103246104B (zh) * 2012-02-14 2017-09-26 日本精机株式会社 液晶显示装置
CN110945417A (zh) * 2017-07-25 2020-03-31 皇家飞利浦有限公司 显示单元及其操作方法

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