JP2003043464A - 液晶装置、電子機器、およびカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

液晶装置、電子機器、およびカラーフィルタの製造方法

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JP2003043464A
JP2003043464A JP2001228337A JP2001228337A JP2003043464A JP 2003043464 A JP2003043464 A JP 2003043464A JP 2001228337 A JP2001228337 A JP 2001228337A JP 2001228337 A JP2001228337 A JP 2001228337A JP 2003043464 A JP2003043464 A JP 2003043464A
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color filter
color
liquid crystal
reflective layer
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Kazuhiro Tanaka
千浩 田中
Hideki Kaneko
英樹 金子
Keiji Takizawa
圭二 瀧澤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタの剥離を防止する。 【解決手段】領域A3においては、半透過反射層21、
カラーフィルタ23B’、カラーフィルタ23G、およ
びカラーフィルタ23Rが順に積層されている。この例
では、密着強度の大きいカラーフィルタ23B’を半透
過反射層21に形成した後に、カラーフィルタ23Gを
積層しているから、エッジ部分からカラーフィルタ23
Gが剥離するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置、その生
産に用いられるカラーフィルタの製造方法、および液晶
装置を用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、反射型表示と透過型表示とを
必要に応じて切り替え可能な半透過反射型の液晶装置
が、携帯電話機等の電子機器の表示装置として広く普及
している。この種の液晶装置は、一対の基板間に液晶を
挟持してなる液晶表示パネルと、当該液晶表示パネルの
観察側とは反対側に設けられて当該液晶表示パネルの基
板面に光を照射する照明装置とを備えるのが一般的であ
る。さらに、上記液晶表示パネルの観察側とは反対側の
基板には、複数の開口部を有する半透過反射層が設けら
れている。以下の説明では、液晶表示パネルの観察側と
は反対側の基板を第2基板、液晶表示パネルの観察側の
基板を第1基板と称することにする。
【0003】半透過反射型の液晶装置において、カラー
表示を実現するためには、カラーフィルタを光路中に設
ける必要がある。図11は、カラーフィルタを設けた第
2基板の要部を示す断面図である。第2基板200の材
質はガラスである。この第2基板200の上に半透過反
射層210が形成されている。半透過反射層210の材
質はアルミニウムである。そして、半透過反射層210
には開口部210aが設けられている。また、カラーフ
ィルタは、第2基板200の上に半透過反射層210a
を形成した後、B色カラーフィルタ230B、G色カラ
ーフィルタ230G、R色カラーフィルタ230Rの順
に形成される。
【0004】かかる構成において、観察側から液晶表示
パネルに入射した光(例えば太陽光や室内照明光等)
は、半透過反射層210の表面で反射して観察側に出射
し、これにより反射型表示が実現される。一方、照明装
置から液晶表示パネルの背面側に入射した光は、半透過
反射層210の開口部210aを通過して観察側に出射
し、これにより透過型表示が実現される。つまり、反射
型表示においては太陽光等の外光が表示に寄与するのに
対し、透過型表示においては照明装置から出射された照
明光が表示に寄与することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2つの部材
を接着させた場合、接着の強度は部材の材質によって定
まる。上述したカラーフィルタの構造においては、アル
ミニウムの半透過反射層210と、B色カラーフィルタ
230B、G色カラーフィルタ230GおよびR色カラ
ーフィルタ230Rとが各々密着している。また、各開
口部210aにおいて、ガラスの第2基板200と、B
色カラーフィルタ230B、G色カラーフィルタ230
GおよびR色カラーフィルタ230Rとが各々密着して
いる。
【0006】ここで、各カラーフィルタ間の密着強度、
および第2基板200と各カラーフィルタとの密着強度
は良好である。しかし、G色カラーフィルタ230Gお
よびR色カラーフィルタ230Rについては、B色カラ
ーフィルタ230Bと比較して、半透過反射層210と
の密着強度が小さいといった問題がある。また、ある応
力が液晶表示パネルにかかった場合、最も密着強度が小
さい部分から剥離が始まる。
【0007】図11に示すカラーフィルタ構造におい
て、G色カラーフィルタ230Gは、領域GA1、GA
2において半透過反射層210と接する。また、領域G
GにおいてG色カラーフィルタ230Gは第2基板20
0と接し、領域GBにおいてG色カラーフィルタ230
GはB色カラーフィルタ230Bと接する。ここで、G
色カラーフィルタ230Gに応力がかかると、密着強度
の最も小さい部分である領域GA2の右端部からG色カ
ラーフィルタ230Gは剥離する。G色カラーフィルタ
230Gの剥離は、画素不良の原因となり、ひいては液
晶表示パネルの不良率を増加させることになる。
【0008】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、CFの剥離を防止して不良率を低減す
ることができる液晶装置、その生産に用いられるカラー
フィルタの製造方法、および液晶装置を用いた電子機器
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかわる液層装置は、相互に対向する第1
基板と第2基板間に液晶を挟持してなり、第1色、第2
色および第3色に各々対応した第1画素、第2画素、お
よび第3画素の組を複数有するものであって、前記液晶
に対して観察側とは反対側の前記第2基板上に形成さ
れ、前記観察側から前記第1基板を通過して入射した光
を反射する反射層と、前記第1画素に対応して前記反射
層の上に形成され、前記第1色に対応する波長の光を透
過させる第1カラーフィルタと、前記第2画素に対応し
て前記反射層の上に形成され、前記第2色に対応する波
長の光を透過させる第2カラーフィルタと、前記第3画
素に対応して前記反射層の上に形成され、前記第3色に
対応する波長の光を透過させる第3カラーフィルタと、
前記第1乃至第3画素間の隙間部分に前記各カラーフィ
ルタを重ねて形成した遮光部とを備え、前記第1カラー
フィルタと前記反射層との密着強度は、前記第2および
第3カラーフィルタと前記反射層との密着強度より大き
く、前記第1画素と前記第2画素との間の遮光部は、前
記反射層、前記第1カラーフィルタ、および前記第2カ
ラーフィルタの順に積層して形成し、前記第2画素と前
記第3画素との間の遮光部は、前記反射層、前記第1カ
ラーフィルタ、前記第2カラーフィルタまたは前記第3
カラーフィルタのうちいずれか一方、他方の順で積層し
て形成し、前記第3画素と前記第1画素との間の遮光部
は、前記反射層、前記第1カラーフィルタ、および前記
第3カラーフィルタの順に積層して形成したことを特徴
とする。
【0010】この発明によれば、各画素間の隙間部分に
おいては、反射層の上には反射層と最も密着強度の大き
い第1カラーフィルタが形成される。したがって、第2
画素と第3画素との隙間部分において、第2または第3
カラーフィルタと反射層との密着強度を大きくすること
が可能となる。つまり、当該隙間部分において、第1カ
ラーフィルタは、第2または第3カラーフィルタと反射
層とを強固に接着する接着剤として作用する。これによ
り、カラーフィルタの剥離を防止することができ、液晶
装置の耐久性を向上させることが可能となる。
【0011】また、前記第2画素と前記第3画素との間
の遮光部を構成する前記第1カラーフィルタは、前記第
1画素に対応する第1カラーフィルタより厚さが薄いこ
とが好ましい。前記第2画素と前記第3画素との間の遮
光部を構成する前記第1カラーフィルタは、主として接
着剤として作用させればよいからである。この場合に
は、隙間部分の光をさらに有効に利用できるから、液晶
装置の明るさとコントラストを向上させることができ
る。なお、当該部分の第1カラーフィルタの厚さは耐久
応力に応じて定めればよい。
【0012】また、前記第2画素と前記第3画素との間
の遮光部を構成する前記第1カラーフィルタは、前記反
射層の上に散点状に形成してもよい。この場合にも、隙
間部分の光をさらに有効に利用できるから、液晶装置の
明るさとコントラストを向上させることができる。な
お、当該部分の第1カラーフィルタの間隔は耐久応力に
応じて定めればよい。
【0013】また、前記反射層は、前記第1乃至第3画
素に対応した開口部を各々備えるものであってもよい。
この発明によれば、液晶装置を半透過反射型とすること
ができる。ここで、前記第2画素の開口部は、前記第2
画素と前記第3画素との間の遮光部の近傍に形成するこ
とが望ましい。前記第2画素と前記第3画素との間の遮
光部は、反射層、第1カラーフィルタ、第2または第3
カラーフィルタの順に形成される。一般に第2基板と第
1乃至第3カラーフィルタの密着強度は大きいため、開
口部を密着強度が小さい遮光部の近傍に設けることで、
密着強度の均一化を図ることができる。この結果、カラ
ーフィルタの耐久応力を大きくして、カラーフィルタの
剥離を防止することができる。
【0014】また、上述した液晶装置は、前記第2基板
の前記第1乃至第3カラーフィルタの上に凹凸を無くす
ために形成されたオーバーコート層と、前記オーバーコ
ート層の上に形成された複数の走査線と、前記第1基板
上に形成された複数のデータ線と、前記複数のデータ線
と前記複数の走査線との交差に対応して、各画素に対応
して前記第1基板上に形成された複数の画素電極と、前
記各画素電極と前記各データ線との間に設けられ前記第
1基板上に形成された複数のスイッチング素子とを備
え、前記遮光部は、前記各データ線に対応する領域であ
ることが好ましい。この発明によれば、遮光部は、各デ
ータ線に対応する領域に形成されることになるので、カ
ラーフィルタの2色重ねばかりでなく、液晶によっても
遮光が行われる。カラーフィルタの2色重ねの部分では
画素間の隙間に入射する光を有効に利用できるので、液
晶装置の明るさとコントラストを向上させることができ
る。
【0015】次に、本発明の電子機器は、上述した液晶
装置を備えたものであって、例えば、テレビやモニタ等
の各種ディスプレイ装置、携帯電話機やPDA等の通信
機器、またはパーソナルコンピュータ等の情報処理装置
など、各種の電子機器の表示装置として用いることがで
きる。かかる電子機器によれば、耐久性がありかつ明る
さとコントラストを向上させることができるから、特に
屋外において携帯され、高品質な表示が要求される電子
機器に好適である。
【0016】次に、本発明のカラーフィルタの製造方法
は、相互に対向する第1基板と第2基板間に液晶を挟持
してなり、第1色、第2色および第3色に各々対応した
第1画素、第2画素、および第3画素の組を複数有する
液晶装置の生産に用いられるものであって、前記第2基
板上に、光を反射する反射層を形成し、前記反射層にお
ける前記第1画素に対応する画素領域、前記第1画素と
前記第2画素との間の隙間領域、前記第1画素と前記第
3画素との間の隙間領域、および前記第2画素と前記第
3画素との隙間領域に、前記第1色に対応する波長の光
を透過させる第1カラーフィルタを形成し、前記反射層
における前記第2画素に対応する画素領域、前記第2画
素と前記第1画素との間の隙間領域、および前記第2画
素と前記第3画素との間の隙間領域に、前記第2色に対
応する波長の光を透過させる第2カラーフィルタを形成
し、前記反射層における前記第3画素に対応する画素領
域、前記第3画素と前記第1画素との間の隙間領域、お
よび前記第3画素と前記第2画素との間の隙間領域に、
前記第3色に対応する波長の光を透過させる第3カラー
フィルタを形成することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、各画素にカラーフィル
タを形成するのと同時に画素間の隙間領域にカラーフィ
ルタを重ねることによって遮光部を形成することが可能
となる。したがって、いわゆるブラックマトリックスを
形成する工程を省略することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0019】<A:液晶装置の構成>まず、スイッチン
グ素子としてTFD(Thin Film Diode)素子を備える
アクティブマトリクス方式の半透過反射型液晶装置に本
発明を適用した形態について説明する。図1は、本実施
形態に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、液晶装置は、X方向に延在する
複数の走査線25と、Y方向に延在する複数のデータ線
11と、走査線25およびデータ線11の各交差に設け
られたサブ画素50とを有する。各走査線25はYドラ
イバIC40に接続される一方、各データ線11はXド
ライバIC41に接続されている。マトリクス状に配列
する複数のサブ画素50の各々は、R(赤色)、G(緑
色)またはB(青色)のいずれかの色に対応する。各サ
ブ画素50は、液晶表示要素51とTFD素子13とが
直列接続された構成となっている。
【0020】次に、図2は、本実施形態に係る液晶装置
を観察側(つまり観察者が位置すべき側)からみた場合
の構成を示す斜視図である。なお、図2および以下に示
す各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な
程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を異
ならせてある。
【0021】図2に示すように、液晶装置は、相互に対
向する素子基板10および対向基板20がシール材30
によって貼り合わされるとともに、両基板とシール材3
0とによって囲まれた領域に液晶(図2においては図示
が省略されている)が封入された構成となっている。シ
ール材30は、対向基板20の縁辺に沿って略長方形の
枠状に形成されるが、液晶を封入するために一部が開口
している。このため、液晶の封入後にその開口部分が封
止材31によって封止される。また、シール材30には
導電性を有する多数の導通粒子が分散されている。この
導通粒子は、例えば金属のメッキが施されたプラスチッ
クの粒子や、導電性を有する樹脂の粒子であり、素子基
板10および対向基板20の各々に形成された配線同士
を導通させる機能と、両基板の間隙(セルギャップ)を
一定に保つスペーサとしての機能とを兼ね備える。な
お、実際には、素子基板10および対向基板20の外側
の表面に、入射光を偏光させるための偏光板や、干渉色
を補償するための位相差板などが適宜貼着されるが、本
発明とは直接の関係がないため、その図示および説明を
省略する。
【0022】素子基板10および対向基板20として
は、ガラスや石英、プラスチックなどの光透過性を有す
る板状部材を用いることができる。この例では、ガラス
を用いることにする。観察側に位置する素子基板10の
内側(液晶側)表面には上述した複数のデータ線11が
形成される一方、背面側に位置する対向基板20の内側
の面上には複数の走査線25が形成されている。また、
素子基板10は、シール材30の外周縁から一方の側に
張り出した縁辺領域10aを有する。そして、縁辺領域
10aにはXドライバIC41およびYドライバIC4
0が、それぞれCOG技術を用いて実装されている。す
なわち、これらのドライバICは、接着材中に導通粒子
を分散させた異方性導電膜(以下、「ACF(Anisotro
pic Conductive Film)」と表記する)を介して素子基
板10上に接合されている。また、縁辺領域10aのう
ち素子基板10の縁端部近傍には複数のパッド17が形
成されるとともに、各パッドが形成された部分の近傍に
は、フレキシブル基板(図示略)の一端が接合される。
このフレキシブル基板の他端には、例えば回路基板など
の外部機器が接合されている。
【0023】かかる構成の下、XドライバIC41は、
外部機器からフレキシブル基板およびパッド17を介し
て入力された信号に応じてデータ信号を生成し、これを
データ線11に対して出力する。他方、YドライバIC
40は、外部機器からフレキシブル基板およびパッド1
7を介して入力された信号に応じて走査信号を生成して
出力する。
【0024】次に、液晶装置のうち、シール材30の内
周縁によって囲まれた領域(以下、「表示領域」と表記
する)内の構成を説明する。図3は、図2におけるC−
C’線からみた断面のうち表示領域内の部分を示す図で
あり、図4は、液晶装置のうち表示領域内に形成された
要素を示す斜視図である。図4におけるD−D’線から
みた断面図が図3に相当する。
【0025】これらの図に示すように、表示領域内にお
ける素子基板10の内側(液晶35側)表面には、マト
リクス状に配列された複数の画素電極12と、各画素電
極12の間隙部分においてY方向に延在する複数のデー
タ線11とが形成されている。各画素電極12は、例え
ばITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料によ
って形成された略矩形状の電極である。そして、各画素
電極12と、当該画素電極12に一方の側において隣接
するデータ線11とはTFD素子13を介して接続され
ている。
【0026】また、図3に示すように、データ線11、
画素電極12およびTFD素子13が形成された素子基
板10の表面は、配向膜151(図4においては図示
略)によって覆われている。この配向膜151は、ポリ
イミドなどからなる有機薄膜であり、電圧が印加されて
いないときの液晶35の配向方向を規定するためのラビ
ング処理が施されている。
【0027】一方、図3および図4に示すように、対向
基板20の面上には、半透過反射層21、カラーフィル
タ23R,23G,23B、オーバーコート層24、複
数の走査線25および配向膜26が形成されている。
【0028】次に、半透過反射層21は、例えばアルミ
ニウムや銀といった光反射性を有する金属によって形成
された薄膜である。この例では、アルミニウムが用いら
れる。また、半透過反射層21には、開口部21aが設
けられている。なお、半透過反射層21の表面を多数の
微細な凹凸が形成された粗面としてもよい。これによ
り、観察側からの入射光は、半透過反射層21の表面に
おいて適度に散乱した状態で反射するから、半透過反射
層21の表面における鏡面反射を回避して広い視野角が
実現される。
【0029】カラーフィルタ23R,23G,23B
は、各サブ画素50に対応して半透過反射層21の面上
に形成された樹脂層であり、染料や顔料によってR(赤
色)、G(緑色)またはB(青色)のうちのいずれかに
着色されている。そして、相互に異なる色に対応した3
つのサブ画素50によって、表示画像の画素(ドット)
が構成される。ここで、各カラーフィルタ23R,23
G,23B同士の密着性、およびカラーフィルタ23B
と半透過反射層21との密着性は良好である。一方、カ
ラーフィルタ23R,23Gと半透過反射層21との密
着性は悪い。
【0030】まず、図3に示す領域A1においては、半
透過反射層21の上にカラーフィルタ23B、23Rが
形成され、さらに、カラーフィルタ23Rのエッジ部が
カラーフィルタ23Bに乗り上げるように積層されてい
る。つまり、カラーフィルタ23Rのエッジ部分は、密
着性が良好なカラーフィルタ23Bと接している。この
ため、ある程度の応力がパネルにかかってもエッジ部分
からカラーフィルタ23Rが剥離することはない。
【0031】次に、領域A2においては、半透過反射層
21の上にカラーフィルタ23B、23Gが形成され、
さらに、カラーフィルタ23Gのエッジ部がカラーフィ
ルタ23Bに乗り上げるように積層されている。つま
り、カラーフィルタ23Gのエッジ部分は、密着性が良
好なカラーフィルタ23Bと接している。このため、あ
る程度の応力がパネルにかかってもエッジ部分からカラ
ーフィルタ23Gが剥離することはない。
【0032】次に、領域A3においては、半透過反射層
21→カラーフィルタ23B’→カラーフィルタ23G
→カラーフィルタ23Rの順に積層されている。仮に、
カラーフィルタ23B’がなく、半透過反射層21→カ
ラーフィルタ23G→カラーフィルタ23Rの順に積層
されているとすれば、カラーフィルタ23Gのエッジ部
分から剥離が起こりやすい。しかし、この例では、密着
強度の大きいカラーフィルタ23B’を半透過反射層2
1に形成した後に、カラーフィルタ23Gを積層してい
るから、カラーフィルタ23Gのエッジ部分から剥離す
るのを防止することができる。
【0033】また、領域A3のカラーフィルタ23B’
の厚さは、カラーフィルタ23Bの厚さと比較して薄
い。これは、カラーフィルタ23BはB色のフィルタと
して作用するのに対して、カラーフィルタ23B’は半
透過反射層21とカラーフィルタ23Gとの接着材とし
て作用するためである。換言すれば、カラーフィルタ2
3B’の厚さは、半透過反射層21とカラーフィルタ2
3Gとを密着させるのに十分な強度が得られるように選
ばれている。
【0034】オーバーコート層24は、カラーフィルタ
23R,23G,23Bよって形成された凹凸を平坦化
するための層であり、例えばエポキシ系やアクリル系な
どの樹脂材料が用いられる。
【0035】走査線25は、オーバーコート層24の面
上に、ITOなどの透明導電材料によって形成された帯
状の電極である。図4に示すように、各走査線25は、
素子基板10上においてX方向に列をなす複数の画素電
極12と対向するようにX方向に延在して形成される。
そして、画素電極12と、これに対向する走査線25
と、両者によって挟まれた液晶35とによって、前掲図
1に示した液晶表示要素51が構成される。すなわち、
走査線25に走査信号を供給するとともに、データ線1
1にデータ信号を供給することによってTFD素子13
にしきい値以上の電圧を印加すると、当該TFD素子1
3はオン状態となる。そしてこの結果、TFD素子13
に接続された液晶表示要素51に電荷が蓄積され、液晶
35の配向方向が変化する。こうしてサブ画素50ごと
に液晶35の配向方向を変化させることにより、所望の
表示を行なうことができるのである。一方、電荷が蓄積
された後に当該TFD素子13をオフ状態となっても液
晶表示要素51における電荷の蓄積は維持される。
【0036】複数の走査線25が形成されたオーバーコ
ート層24の表面は、素子基板10上の配向膜151と
同様の配向膜26(図4においては図示略)によって覆
われている。
【0037】次に、図5は、カラーフィルタと遮光の関
係を示す模式図である。この図において、各サブ画素5
0(第1乃至第3画素)に付した符号B,G,Rは、当
該サブ画素50がB色(第1色)、G色(第2色)、R
色(第3色)を表示することを示している。カラー表示
の液晶装置にあっては、鮮明に画像を表示することを目
的として、各サブ画素50を区分けするために格子上の
遮光層を設ける必要がある。この例の遮光層は、図5に
示す隙間領域X1〜X3、Y1、およびY2に形成され
る。
【0038】まず、隙間領域Y1およびY2において
は、上述したカラーフィルタ23R,23G,23Bを
3色重ねて遮光層を形成する(図5中斜線部分)。各カ
ラーフィルタ23R,23G,23Bは相異なる波長領
域の光を透過するから、3色のフィルタを重ねることに
より、光をほぼ完全に遮光することができる。
【0039】一方、隙間領域X1〜X3においては、上
述したカラーフィルタ23R,23G,23Bを2色重
ねて遮光層を形成することを基本とする。隙間領域X1
は、カラーフィルタ23Bおよび23Gの2色重ねとな
り、隙間領域X3は、カラーフィルタ23Rおよび23
Bの2色重ねとなる。一方、隙間領域X2は、カラーフ
ィルタ23R、23G、および23B’の3色重ねとな
る。ただし、カラーフィルタ23B’は、カラーフィル
タ23Bと比較して薄いので、主として接着剤として作
用する。
【0040】このように隙間領域X1〜X3において
は、カラーフィルタ23R,23G,23Bの2色重ね
を基本とするが、2色重ねではフィルタのみによって完
全に遮光することはできない。しかし、隙間領域X1〜
X3においては、データ線11が延在しており、データ
線11と走査線25との間には、表示階調に応じた期間
だけある電圧が印加される。したがって、隙間領域X1
〜X3の液晶層35の透過率は、100%であることは
なく平均的には50%となる。このため、隙間領域X1
〜X3においては、フィルタの2色重ねと液晶層35の
透過率によって、遮光を行うことができる。このよう
に、隙間領域X1〜X3において、3色重ねの替わりに
2色重ねを選択したのは、隙間領域X1〜X3に入射す
る光を有効に利用して明るさおよびコントラストを向上
させるためである。
【0041】<B:製造プロセス>次に、液晶装置の製
造プロセスについて説明する。図6は、対向基板20上
の各要素を製造するプロセスを示す説明図である。ま
ず、第1工程B1においては、対向基板20に半透過反
射層21を形成する。具体的には、対向基板20の全面
を覆うように、光反射性を有する金属の薄膜を、スパッ
タリング法などを用いて形成する。この薄膜は、例えば
アルミニウムや銀といった単体金属、またはこれらを主
成分とする合金などによって形成される。この例では、
アルミニウムを用いる。この後、フォトリソグラフィお
よびエッチング技術を用いて当該薄膜をパターニングす
ることにより、開口部21aを形成して半透過反射層2
1を形成する。
【0042】次に、第2工程B2では、半透過反射層2
1の面上にカラーフィルタ23B’を形成する。まず、
B(青色)に着色された樹脂膜を半透過反射層21の面
上に形成した後、カラーフィルタ23B’が形成される
べき領域を残して、当該樹脂膜を除去する。
【0043】次に、第3工程B3では、第2工程B2と
同様に半透過反射層21の面上にカラーフィルタ23B
を形成する。カラーフィルタ23Bとカラーフィルタ2
3B’の材料は同じである。第3工程B3を第2工程B
2と分離したのは、カラーフィルタ23B’の厚さがカ
ラーフィルタ23Bの厚さより薄いからである。なお、
カラーフィルタ23Bとカラーフィルタ23B’との厚
さを同一とする場合には、第2工程B2と第3工程B3
とを同時に行うようにしてもよい。
【0044】次に、第4工程B4では、カラーフィルタ
23Gを積層し、さらに第5工程B5では、カラーフィ
ルタ23Rを積層する。これらの工程は、第2工程B2
と同様に、樹脂膜を半透過反射層21の面上に形成した
後、必要な領域を残して、当該樹脂膜を除去する。
【0045】この後、第6工程B6においては、カラー
フィルタ23R、23G、23Bを覆うようにエポキシ
系またはアクリル系の樹脂材料を塗布・焼成して、オー
バーコート層24を形成する。
【0046】続いて、第7工程B7においては、上記各
要素が形成された対向基板20の全面を覆うようにIT
Oなどからなる透明導電膜を形成する。この成膜には、
例えばスパッタリング法などを用いることができる。そ
して、この透明導電膜をフォトリソグラフィおよびエッ
チング技術によってパターニングして、複数の走査線2
5を形成する。この後、表示領域を覆うように配向膜2
6を形成するとともに、当該配向膜26に対してラビン
グ処理を施す。
【0047】次に、上記各工程により得られた対向基板
20と周知な製造工程によって得られた素子基板10と
を、各々の電極形成面が対向するようにシール材30を
介して貼り合わせる。そして、両基板とシール材30と
によって囲まれた領域内に、シール材30の開口部分を
介して液晶を封入した後、当該開口部分を封止材31に
よって封止する。この後、両基板の基板面に偏光板や位
相差板などを適宜貼着するとともに、素子基板10の縁
辺領域10aにXドライバIC41およびYドライバI
C40をCOG技術を用いて実装して、上述した液晶装
置が得られる。
【0048】このように、本実施形態によれば、カラー
フィルタ23B’を接着層として用いたので、接着剤を
特別に塗布する必要がない。また、遮光層をカラーフィ
ルタを重ねることによって形成したので、ブラックマト
リックスを別個に形成する必要がない。したがって、液
晶装置の製造工程の簡略化および製造コストの低減が図
られる。
【0049】<C:変形例>以上この発明の一実施形態
について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示で
あり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱
しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例
としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0050】(1)上述した実施形態では、カラーフィ
ルタ23R、23G、23Bのうち、B色のカラーフィ
ルタ23Bが半透過反射層21と最も密着強度が大きい
ものとして説明したが、本発明は相対的な密着強度を問
題にするから、これに限定されるものではない。要は、
3色のうち最も半透過反射層21と密着強度が大きいも
のをカラーフィルタ23B、23B’として取り扱えば
よい。
【0051】(2)また、上述した実施形態では、半透
過反射型の液晶装置を一例として説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、反射型の液晶装置であ
ってもよい。つまり、半透過反射層21において開口部
21aが形成されていなくてもよい。要は、光を反射す
る反射層の上に、上述したようにカラーフィルタ23
R、23G、23Bを形成するのであればどのような液
晶装置であってもよい。
【0052】(3)上述した実施形態においては、カラ
ーフィルタ23B’を薄膜として形成したが、本発明は
これに限定されるものではなく、図5に示す隙間領域X
2の一部にカラーフィルタ23Bと同じ厚さでカラーフ
ィルタ23B’を形成してもよい。具体的には、島状の
カラーフィルタ23B’を半透過反射膜21に散点状に
形成してもよい。図7は、変形例にかかわるカラーフィ
ルタ23B’を説明するための説明図である。なお、こ
の図は、図5におけるE−E’断面を示すものである。
この例では、島状のカラーフィルタ23B’を一定間隔
で半透過反射層21の上に形成する。カラーフィルタ2
3B’はカラーフィルタ23Gと半透過反射層21との
接着のために用いられる。したがって、ある程度の接着
強度が得られれば足りる。島状のカラーフィルタ23
B’の間隔は接着強度に応じて定めたものである。
【0053】(4)上述した実施形態においては、開口
部21aをサブ画素50の中央部分に形成したが、特
に、G色のサブ画素50においては、開口部21aを遮
光部の近傍に形成するようにしてもよい。図8は、変形
例に係わる液晶装置の断面図である。この図に示すよう
に各開口部21aは、カラーフィルタ23R、23G、
23Bが重なる領域A1、A2、A3の近傍に形成され
ている。特に、領域A3は、カラーフィルタ23Gと半
透過反射層21の密着性を高めるために、カラーフィル
タ23B’が設けられている。ここで、カラーフィルタ
23Gが最も剥離し易いのはエッジ部分である。一方、
カラーフィルタ23Gと対向基板20との密着強度は大
きい。したがって、開口部21aを領域A3の近傍に設
けることによって、カラーフィルタ23G全体として見
たとき、密着強度の分布を均一化することができる。こ
の結果、カラーフィルタ23B’の厚さを薄くしたり、
あるいは、上述した変形例を適用する場合には、島状の
カラーフィルタ23B’の間隔を広くすることが可能と
なる。さらに、カラーフィルタ23B’を省略すること
も構造や望まれる強度によっては可能である。
【0054】<D:電子機器>次に、上述した実施形態
に係る表示装置を電子機器に用いた例について説明す
る。 (1)モバイル型コンピュータ まず、上述した液晶装置を、モバイル型のパーソナルコ
ンピュータの表示部に適用した例について説明する。図
9は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図
である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ7
1は、キーボード711を備えた本体部712と、本発
明に係る液晶装置(図9においては素子基板10のみが
図示されている。)を用いた表示部713とを備えてい
る。
【0055】(2)携帯電話機 続いて、上述した液晶装置を、携帯電話機の表示部に適
用した例について説明する。図10は、この携帯電話機
の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電
話機72は、複数の操作ボタン721のほか、受話口7
22、送話口723とともに、本発明に係る液晶装置
(図10においては素子基板10のみが図示されてい
る。)を用いた表示部724を備えるものである。
【0056】なお、電子機器としては、図9に示したパ
ーソナルコンピュータや図10に示した携帯電話機のほ
かにも、液晶テレビや、ビューファインダ型・モニタ直
視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装
置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワ
ークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパ
ネルを備えた機器等などが挙げられる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラーフィルタの剥離を防止して表示装置の不良率を低
減することができ、かつ、振動や応力に対して耐久性の
ある表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る液晶装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】 同液晶装置の外観を示す斜視図である。
【図3】 同液晶装置の構成を示す断面図である。
【図4】 同液晶装置の構成を示す斜視図である。
【図5】 同液晶装置におけるカラーフィルタと遮光の
関係を示す模式図である。
【図6】 同液晶装置における対向基板20上の各要素
を製造するプロセスを示す説明図である。
【図7】 変形例にかかわるカラーフィルタ23B’を
説明するための説明図である。
【図8】 変形例に係わる液晶装置の断面図である。
【図9】 本発明に係る液晶装置を適用した電子機器の
一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図で
ある。
【図10】 本発明に係る液晶装置を適用した電子機器
の一例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。
【図11】 従来のカラーフィルタを設けた第2基板の
要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10……素子基板(第1基板)、11……データ線、1
2……画素電極、13……TFD素子(スイッチング素
子)、20……対向基板(第2基板)、21……半透過
反射層(反射層)、21a……開口部、23R、23
G、23B、23B’……カラーフィルタ、24……オ
ーバーコート層、25……走査線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧澤 圭二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA45 BB01 BB02 BB03 BB07 BB08 BB10 BB37 BB44 2H091 FA02Y FA11X FA11Z FA34Y FD06 GA01 GA08 GA13 LA02 LA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向する第1基板と第2基板間に
    液晶を挟持してなり、第1色、第2色および第3色に各
    々対応した第1画素、第2画素、および第3画素の組を
    複数有する液晶装置であって、 前記液晶に対して観察側とは反対側の前記第2基板上に
    形成され、前記観察側から前記第1基板を通過して入射
    した光を反射する反射層と、 前記第1画素に対応して前記反射層の上に形成され、前
    記第1色に対応する波長の光を透過させる第1カラーフ
    ィルタと、 前記第2画素に対応して前記反射層の上に形成され、前
    記第2色に対応する波長の光を透過させる第2カラーフ
    ィルタと、 前記第3画素に対応して前記反射層の上に形成され、前
    記第3色に対応する波長の光を透過させる第3カラーフ
    ィルタと、 前記第1乃至第3画素間の隙間部分に前記各カラーフィ
    ルタを重ねて形成した遮光部とを備え、 前記第1カラーフィルタと前記反射層との密着強度は、
    前記第2および第3カラーフィルタと前記反射層との密
    着強度より大きく、 前記第1画素と前記第2画素との間の遮光部は、前記反
    射層、前記第1カラーフィルタ、および前記第2カラー
    フィルタの順に積層して形成し、 前記第2画素と前記第3画素との間の遮光部は、前記反
    射層、前記第1カラーフィルタ、前記第2カラーフィル
    タまたは前記第3カラーフィルタのうちいずれか一方、
    他方の順で積層して形成し、 前記第3画素と前記第1画素との間の遮光部は、前記反
    射層、前記第1カラーフィルタ、および前記第3カラー
    フィルタの順に積層して形成したことを特徴とする液晶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2画素と前記第3画素との間の遮
    光部を構成する前記第1カラーフィルタは、前記第1画
    素に対応する第1カラーフィルタより厚さが薄いことを
    特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2画素と前記第3画素との間の遮
    光部を構成する前記第1カラーフィルタは、前記反射層
    の上に散点状に形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記反射層は、前記第1乃至第3画素に
    対応した開口部を各々備えることを特徴とする請求項1
    に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記第2画素の開口部は、前記第2画素
    と前記第3画素との間の遮光部の近傍に形成したことを
    特徴とする請求項4に記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記第2基板の前記第1乃至第3カラー
    フィルタの上に凹凸を無くすために形成されたオーバー
    コート層と、 前記オーバーコート層の上に形成された複数の走査線
    と、 前記第1基板上に形成された複数のデータ線と、 前記複数のデータ線と前記複数の走査線との交差に対応
    して、各画素に対応して前記第1基板上に形成された複
    数の画素電極と、 前記各画素電極と前記各データ線との間に設けられ前記
    第1基板上に形成された複数のスイッチング素子とを備
    え、 前記遮光部は、前記各データ線に対応する領域であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の液晶装置を備えたこと
    を特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 相互に対向する第1基板と第2基板間に
    液晶を挟持してなり、第1色、第2色および第3色に各
    々対応した第1画素、第2画素、および第3画素の組を
    複数有する液晶装置の生産に用いられるカラーフィルタ
    の製造方法であって、 前記第2基板上に、光を反射する反射層を形成し、 前記反射層における前記第1画素に対応する画素領域、
    前記第1画素と前記第2画素との間の隙間領域、前記第
    1画素と前記第3画素との間の隙間領域、および前記第
    2画素と前記第3画素との隙間領域に、前記第1色に対
    応する波長の光を透過させる第1カラーフィルタを形成
    し、 前記反射層における前記第2画素に対応する画素領域、
    前記第2画素と前記第1画素との間の隙間領域、および
    前記第2画素と前記第3画素との間の隙間領域に、前記
    第2色に対応する波長の光を透過させる第2カラーフィ
    ルタを形成し、 前記反射層における前記第3画素に対応する画素領域、
    前記第3画素と前記第1画素との間の隙間領域、および
    前記第3画素と前記第2画素との間の隙間領域に、前記
    第3色に対応する波長の光を透過させる第3カラーフィ
    ルタを形成することを特徴とするカラーフィルタの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004258367A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Seiko Epson Corp カラーフィルタ基板、電気光学装置及び電子機器
WO2011158288A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 パナソニック株式会社 El表示パネル、el表示パネルを備えたel表示装置、有機el表示装置、およびel表示パネルの製造方法

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