JP2003043383A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

Info

Publication number
JP2003043383A
JP2003043383A JP2002183257A JP2002183257A JP2003043383A JP 2003043383 A JP2003043383 A JP 2003043383A JP 2002183257 A JP2002183257 A JP 2002183257A JP 2002183257 A JP2002183257 A JP 2002183257A JP 2003043383 A JP2003043383 A JP 2003043383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mems device
mirror
imaging system
light
optical switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002183257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003043383A5 (ja
JP4205900B2 (ja
Inventor
Joseph Earl Ford
アール フォード ジョセフ
Randy Clinton Giles
クリントン ジャイルズ ランディー
David Thomas Neilson
トーマス ネルソン デイビット
Roland Ryf
リッフ ローランド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JP2003043383A publication Critical patent/JP2003043383A/ja
Publication of JP2003043383A5 publication Critical patent/JP2003043383A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205900B2 publication Critical patent/JP4205900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/35Optical coupling means having switching means
    • G02B6/3564Mechanical details of the actuation mechanism associated with the moving element or mounting mechanism details
    • G02B6/3582Housing means or package or arranging details of the switching elements, e.g. for thermal isolation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/35Optical coupling means having switching means
    • G02B6/351Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements
    • G02B6/3512Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements the optical element being reflective, e.g. mirror
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/35Optical coupling means having switching means
    • G02B6/354Switching arrangements, i.e. number of input/output ports and interconnection types
    • G02B6/35543D constellations, i.e. with switching elements and switched beams located in a volume
    • G02B6/3556NxM switch, i.e. regular arrays of switches elements of matrix type constellation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/43Arrangements comprising a plurality of opto-electronic elements and associated optical interconnections

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な全光スイッチを提供する。 【解決手段】 全光スイッチにおいて、マイクロレンズ
アレイと、光ビームが向けられる又は出射されるMEM
Sデバイスの可動性マイクロミラーとの間に撮像系を間
挿する。これにより、マイクロレンズアレイの像を、M
EMSデバイスの位置に、又はこの逆に形成させること
ができ、その結果、マイクロレンズアレイとMEMSデ
バイスとの間の間隔を効率的に除去できる。撮像系はテ
レセントリック系であることができる。本発明の集成装
置のサイズは、光路をコンパクト化することにより小さ
くすることができる。例えば、適当な常用のミラーを使
用する及び/又は屈曲された集成装置を使用することに
より小型化することができる。システム全体は、導入さ
れた任意の反転に原因するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光マイクロ電磁機械
システム(MEMS)デバイスに関する。更に詳細に
は、本発明はMEMSデバイスを用いた全光スイッチン
グ(all-optical switching)に関する。
【0002】
【従来の技術】全光スイッチングの一つの解は、2つの
MEMSデバイスを使用することである。各MEMSデ
バイスは、傾斜可能なマイクロミラー(例えば、微小ミ
ラー)のアレイを有する。このミラーは、可視スペクト
ルであるか否かに拘わらず、所望の波長の全ての輻射線
からなる光線を反射することができる。入力源(例え
ば、光ファイバ)から出力(例えば、出力ファイバ)ま
で供給される光のために光路が確立される。光路は例え
ば、第1の光MEMSデバイス上の第1のマイクロミラ
ー(この第1のマイクロミラーは前記入力ファイバに付
属されている)を用いて光を第2の光MEMSデバイス
上の第2のマイクロミラー(この第2のマイクロミラー
は前記出力ファイバに付属されている)に向けることに
より確立される。次いで、第2のマイクロミラーが光を
出力ファイバに向ける。MEMSデバイスに接続されて
いる各ファイバは、MEMSデバイスのポートと見做さ
れる。従って、入力ファイバは入力ポートであり、出力
ファイバは出力ポートである。
【0003】大抵の場合、入力ファイバから第1の光M
EMSデバイスの第1のマイクロミラーに向けられる光
は最初にマイクロレンズに入射される。このマイクロレ
ンズはMEMSデバイスに付属され、入力マイクロレン
ズアレイの一部である。各マイクロレンズの機能はその
各関連入力ファイバから供給される光ビームを平行(コ
リメート)化することである。別法として、別のマイク
ロレンズアレイを使用する代わりに、コリメータを形成
する集成装置内のファイバ束の各ファイバとレンズを統
合させることもできる。マイクロレンズアレイ又はコリ
メータの同様な集成装置も、出力MEMSデバイスと、
全光スイッチの出力セクション内の出力ファイバ束との
間に間挿されている。出力セクションにおける各マイク
ロレンズの機能は、光ビームをその各関連出力ファイバ
に結合させることである。
【0004】MEMSデバイスを使用する従来技術の全
光スイッチングの問題は、任意の特定のマイクロレンズ
の中心が、その対応する光ファイバの中心と正確に一列
に並ばせられないことである。これにより、光ビームが
その関連マイクロミラーの中心に向かって直接に進行し
ないという点で、光ビームは方向エラーを起こす。ME
MSデバイスのマイクロミラーから反射されるビームの
ブロッキングから入力ファイバ束を保護するために必要
である、マイクロレンズとMEMSデバイスとの間の間
隔が大きい場合、光ビームは、あったとすれば、中心を
外れてマイクロミラーに入射する。その結果、光ビーム
がマイクロミラーに全く入射しない場合には光はマイク
ロミラーから全く反射されないか、又は、マイクロミラ
ーに入射しない光ビームの一部がカットされ、そのため
に、光ビームの減衰を起こすという点で、反射される光
ビームは元の光ビームの一部分しか示さない。
【0005】同様に、出力セクションにおいて、出力マ
イクロミラーから反射される光はマイクロレンズに入射
せず、その結果、出力ファイバに結合されない。別法と
して、一部分だけの光をマイクロレンズに入射させる
と、多くてもその一部分だけの光しかファイバに結合さ
せることができない。その結果、光ビームの減衰を起こ
す。更に、光が出力マイクロレンズに入射したとして
も、マイクロレンズの中心からファイバまでの軸線と平
行ではない角度で光が入射すると、マイクロレンズの到
達した一部分の光だけが出力ファイバに結合される。こ
の場合も、前記と同様に、光ビームの減衰を生じる。
【0006】全光スイッチの別の処理系では、マイクロ
レンズアレイは使用されない。その代わりに、各ファイ
バは、コリメータを形成するために、該ファイバに一体
化されたレンズを有する。これにより、光は平行ビーム
として出射される。光ファイバ束は非常に規則的に形成
することができるが、コリメータレンズが照準する方向
は、該レンズの中心及びその関連マイクロミラーにより
形成される軸線に対して平行ではないこともある。この
角度はしばしば、コリメータが実装されるハウジングの
角度により設定される。レンズの角度が、該レンズの中
心及びその関連するマイクロミラーにより形成される軸
線に対して平行でない場合、光ビームがその関連するマ
イクロミラーの中心に向かって直接進行しないという点
で、光ビームは方向エラーを起こす。MEMSデバイス
のマイクロミラーから反射されるビームのブロッキング
から入力ファイバ束を保護するために必要である、コリ
メータとMEMSデバイスとの間の間隔が大きい場合、
光ビームは、あったとすれば、中心を外れてマイクロミ
ラーに入射する。その結果、光ビームがマイクロミラー
に全く入射しない場合には光はマイクロミラーから全く
反射されないか、又は、マイクロミラーに入射しない光
ビームの一部がカットされ、そのために、光ビームの減
衰を起こすという点で、反射される光ビームは元の光ビ
ームの一部分しか示さない。
【0007】同様に、出力セクションにおいて、出力マ
イクロミラーから反射される光はコリメータレンズに入
射せず、その結果、出力ファイバに結合されない。別法
として、一部分だけの光をコリメータレンズに入射させ
ると、多くてもその一部分だけの光しかファイバに結合
させることができない。その結果、光ビームの減衰を起
こす。更に、光が出力マイクロレンズに入射したとして
も、マイクロレンズの中心からファイバまでの軸線と平
行ではない角度で光が入射すると、マイクロレンズの到
達した一部分の光だけが出力ファイバに結合される。こ
の場合も、前記と同様に、光ビームの減衰を生じる。
【0008】ファイバ束の代わりに導波路を使用する場
合にも同じタイプの問題が出現する。
【0009】単一の入力ファイバ又は単一の出力ファイ
バしか存在しない場合には、光ビームを所望の光路に確
実に流すための心合わせを行うことは非常に簡単であ
る。しかし、千本以上もの多数のファイバからなる入力
又は出力ファイバ束を使用する場合、全てのビームを平
行にさせることは非常に困難な作業である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、千本以上もの多数のファイバからなる入力又は出力
ファイバ束を使用する場合に、全てのビームを簡単に平
行化させることができる光スイッチを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】平行ではない及び/又は
光ビームがその光源から出射されるときに望ましからざ
る角度で出射されるなどの複数の光ビームを使用する際
の前記のような問題点は、マイクロレンズアレイ及び/
又はコリメータと、光ビームが向けられる又は出射され
るMEMSデバイスの可動性マイクロミラーとの間に撮
像系を間挿ことにより解決できる。このような構成を有
する集成装置により、マイクロレンズアレイ及び/又は
コリメータの像を、MEMSデバイスの位置に、又は光
学系の反転性によりこの逆に形成させることができる。
従って、従来技術において光ビームが進行していた、マ
イクロレンズアレイ及び/又はコリメータとMEMSデ
バイスとの間の間隔は効率的に除去される。斯くして、
各光ビームが、そのレンズ又はコリメータとその関連マ
イクロミラーにより形成される軸線に対して所望の方向
に進行しないとしても、該光ビームはその所期の目標か
ら逸脱して進行するような機会を得ることはない。
【0012】本発明の或る実施態様では、撮像系は、第
1のマイクロミラーからの光の反射角を再形成する。こ
れは、別名「4f系」とも呼ばれる、テレセントリック
系を使用することにより行うことができる。本発明の集
成装置の物理的サイズは、光路をコンパクト化すること
により小さくすることができる。例えば、適当な常用の
ミラーを使用する及び/又は屈曲された集成装置(すな
わち、少なくとも1個の常用のミラーを使用することに
より入力と出力の両方の機能を果たすMEMSデバイス
段階が1個しか存在しない集成装置)を使用することに
より小型化することができる。システム全体は、導入さ
れた任意の反転に原因するように構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による光スイッチ
ングを行うための集成装置の一例の概要構成図である。
図1に示されるように、この集成装置は、(a)入力ファ
イバ束101,(b)入力マイクロレンズアレイ103、
(c)入力MEMSデバイス105,(d)レンズ107、
(e)レンズ109、(f)レンズ113、(g)出力MEMS
デバイス115、(h)レンズ117、(i)レンズ119、
(j)出力マイクロレンズアレイ123、及び(k)出力ファ
イバ束125を有する。
【0014】入力ファイバ束101は、スイッチされる
べき光信号を供給する。更に詳細には、入力ファイバ束
101の各ファイバは図1のスイッチングシステムに対
する入力ポートである。入力ファイバ束101の各ファ
イバにより供給される光は、マイクロレンズアレイ10
3の一部である対応する各マイクロレンズを通過する。
各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイバか
ら供給される光ビームを平行化することである。本発明
の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイを使
用する代わりに、レンズを、コリメータを形成する集成
装置内で入力ファイバ束101の各ファイバと統合させ
ることができる。その結果、光は平行ビームとして出て
くる。
【0015】本発明によれば、マイクロレンズアレイ1
03から通過してくる光ビームは、レンズ107及び1
09により構成される撮像系に向かい、レンズ107か
ら入り、レンズ109から出てゆく。撮像系は、マイク
ロレンズ及び/又はコリメータの像を入力MEMSデバ
イス105に形成させるか又は光学系の反転性によりこ
の逆に像を形成させるように配列されている。従って、
従来技術の集成装置において光ビームが効率的に進行し
ていた、マイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ1
03入力MEMSデバイス105との間の間隔を効率的
に除去する。従って、ファイバ−マイクロレンズ心合わ
せのエラーにより各光ビームがその所期の方向に進行し
ないとしても、各光ビームは、その所期の目標から離れ
て進行する機会を得ることはない。また、更に、光ビー
ムは収束するように配向される。
【0016】撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。
【0017】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光が入力
MEMSデバイス105に到達したときに、各ビームが
各マイクロレンズ107から出るのにつれて、各ビーム
の角度は再生される。しかし、好都合なことに、この角
度は入力MEMSデバイス105の面で直接再生され
る。その結果、光ビームはその角度の線に沿って進行す
る事は出来ず、従って、ビームが、ビームを反射するた
めに支持されているマイクロミラーを完全に又は部分的
にでも外れる機会を有することはない。
【0018】テレセントリック系は反転可能なので、入
力MEMSデバイス105の各対応マイクロミラーは、
撮像系が使用されていない場合に該マイクロミラーが存
在したであろう位置と、正確に同じ位置(例えば、入力
ファイバ束101からの直進ライン上)には存在しない
こともある。撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、入力MEMS
デバイス105のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ103のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ107と109との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0019】第1の入力MEMSデバイス105の各マ
イクロミラーは、該ミラーに入射する光ビームを、それ
ぞれ所定の角度で反射するように設定されている。各特
定の所定角度は、前記光ビームが出力MEMSデバイス
115上の各所定のマイクロミラーに配向されるように
選択される。出力MEMSデバイス115上の所定のマ
イクロミラーは、該マイクロミラーからの光ビームが出
力として配向される出力ファイバ束125の特定のファ
イバに対応する。マイクロレンズ又はコリメータ及び第
1の入力MEMSデバイス上のその関連マイクロミラー
の中心により形成されるラインと平行でない方向に沿っ
て伝搬する撮像系に進入する光により生じるエラーは、
平行からの光の偏向角が、ミラーを傾斜させることがで
きる最大角度に比べて小さい場合に限り、全光システム
の“トレーニング(調教)”により補正される。“トレ
ーニング”は、各ミラーと反対側のセットの各他のミラ
ーとの間の最善の接続をもたらす必要な傾斜を達成する
ための各ミラーの電極に何ボルトの電圧を印加する必要
があるか及び同様に、反対側の各ミラーの電極に何ボル
トの電圧を印加する必要があるかを決定するプロセスで
ある。
【0020】その特定のマイクロミラーから反射した
後、各光ビームはその光軸上の随意レンズ113を通過
し、出力MEMSデバイス115に至る。随意レンズ1
13は視野レンズとして機能し、そして、光ビームが各
マイクロミラーに入射する角度を、光ビームが向かうで
あろう位置に変換する。これにより、同じ傾斜を有する
全てのマイクロミラーがこれらの光ビームを同じ位置に
配向するという点で、入力マイクロレンズを均質化させ
ることできる。更に、視野レンズは、この視野レンズを
通過する各ビームを再焦点合わせし、その結果、損失が
低下する。
【0021】レンズ113から通過する各光ビームは出
力MEMSデバイス115の各マイクロミラーに向か
う。出力MEMSデバイス115の各マイクロミラー
は、ミラーに入射する光ビームを、各所定角度で反射す
るように設定されている。各特定の所定角度は、各光ビ
ームが、該光ビームのための出力ファイバとなるべき出
力ファイバ束125の各ファイバに向かって配向される
ように選択される。
【0022】その特定のマイクロミラーの反射後及び、
その各出力ファイバに到達する前に、各光ビームはレン
ズ117を通過し、次いで、レンズ119を通過する。
レンズ117と119は一緒になって、撮像系を形成す
る。撮像系は、出力MEMSデバイス115の像を、出
力マイクロレンズアレイ123及び/又はコリメータ1
23において形成されるか又は光学系の反転性によりこ
の逆に形成させるように配列されている。従って、従来
技術の集成装置において光ビームが効率的に進行してい
た、出力MEMSデバイス115とマイクロレンズアレ
イ及び/又はコリメータ123との間の間隔は効果的に
除去される。従って、そのマイクロレンズ又はコリメー
タ及びその関連マイクロミラーの中心により形成される
ラインと平行な所望な方向に進行しないとしても、各光
ビームはその所望の目標から離れて進行する機会を得る
ことはない。
【0023】入力撮像系のレンズに関連して前記に説明
したように、撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。本発明の或る実施態様では、撮像系とし
てテレセントリック系を使用する。
【0024】撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、出力MEMS
デバイス115のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ123のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ117と119との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0025】レンズ119から通過する光ビームはマイ
クロレンズアレイ123の各マイクロレンズを通過す
る。各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイ
バから供給される光ビームを平行化することである。本
発明の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイ
を使用する代わりに、レンズを、ファイバ束125の各
出力ファイバに統合させ、これにより、コリメータを形
成することもできる。マイクロレンズアレイ123の各
マイクロレンズからの光はその後、マイクロレンズに関
連付けられる各出力ファイバ束内を通過する。
【0026】本発明の幾つかの実施態様では、撮像系は
1個しか使用する必要がない。このような実施態様で
は、撮像系は入力用にだけ又は出力用にだけ使用するこ
とができる。
【0027】図1に示されたシステムは、従来技術の装
置を凌駕する優れた改善をもたらす。しかし、図1にお
いて、入力MEMSデバイス105は、光ビームが入力
ファイバ束101のファイバから出てくる面に対する角
度に配置され、かつ、同様に、出力MEMSデバイス1
15は、光ビームが出力ファイバ束125のファイバに
進入する面に対する角度に配置されている点で、性能は
依然として若干限定される。その結果、各撮像系により
形成されるファイバ束の像はこれらの各MEMSデバイ
スと厳密に共面ではない。このため、像は僅かにピンボ
ケになる。従って、本発明による全光スイッチング集成
装置を図2に示す。図2の全光スイッチング集成装置で
は、MEMSデバイスのうちの少なくとも一方を、その
各ファイバ束のファイバに進入するか又はファイバから
出てくる面に対して平行にさせることができるように光
路が配列されている。
【0028】図1の集成装置に加えて、図2はホール2
21及び223を有するミラーを示す。図1におけるよ
うに、入力ファイバ束101は、スイッチされるべき光
信号を供給する。更に詳細には、入力ファイバ束101
の各ファイバは図1のスイッチングシステムに対する入
力ポートである。入力ファイバ束101の各ファイバに
より供給される光は、マイクロレンズアレイ103の一
部である対応する各マイクロレンズを通過する。各マイ
クロレンズの機能は、その各関連入力ファイバから供給
される光ビームを平行化することである。本発明の別の
実施態様では、個別のマイクロレンズアレイを使用する
代わりに、レンズを、コリメータを形成する集成装置内
で入力ファイバ束101の各ファイバと統合させること
ができる。その結果、光は平行ビームとして出てくる。
【0029】本発明によれば、マイクロレンズアレイ1
03から通過してくる光ビームは、レンズ107及び1
09により構成される撮像系に向かい、レンズ107か
ら入り、レンズ109から出てゆく。撮像系は、マイク
ロレンズ及び/又はコリメータの像を入力MEMSデバ
イス105に形成させるか又は光学系の反転性によりこ
の逆に像を形成させるように配列されている。従って、
従来技術の集成装置において光ビームが効率的に進行し
ていた、マイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ1
03入力MEMSデバイス105との間の間隔を効果的
に除去する。従って、ファイバ−マイクロレンズ心合わ
せのエラーにより各光ビームがその所期の方向に進行し
ないとしても、各光ビームは、その所期の目標から離れ
て進行する機会を得ることはない。また、更に、光ビー
ムは収束するように配向される。
【0030】撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。
【0031】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光が入力
MEMSデバイス105に到達したときに、各ビームが
各マイクロレンズ107から出るのにつれて、各ビーム
の角度は再生される。しかし、好都合なことに、この角
度は入力MEMSデバイス105の面で直接再生され
る。その結果、光ビームはその角度の線に沿って進行す
る事は出来ず、従って、ビームが、ビームを反射するた
めに支持されているマイクロミラーを完全に又は部分的
にでも外れる機会を有することはない。
【0032】テレセントリック系は反転可能なので、入
力MEMSデバイス105の各対応マイクロミラーは、
撮像系が使用されていない場合に該マイクロミラーが存
在したであろう位置と、正確に同じ位置(例えば、入力
ファイバ束101からの直進ライン上)には存在しない
こともある。撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、入力MEMS
デバイス105のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ103のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ107と109との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0033】本発明によれば、ホール付ミラー221の
ホールがレンズ107の焦点位置に存在するように、ホ
ール付ミラー221をレンズ107と109の間に間挿
する。ホール付ミラー221のホールをレンズ107の
焦点位置に配置させることにより、撮像系に入る全ての
光が焦点を通過し、その結果、ミラー221により邪魔
されずにホールを通過する。撮像系を出た光は入力ME
MSデバイス105に進入する。入力MEMSデバイス
は、入力ファイバ束101を出る光の面と平行になるよ
うに配列されている。
【0034】入力MEMSデバイス105の各マイクロ
ミラーは、該ミラーに入射する光ビームを各所定角度で
反射するように設定されている。特定の所定角度は、光
ビームが出力MEMSデバイス115上の所定のマイク
ロミラーに向けられるように選択される。この出力ME
MSデバイス115は、光が出力として向けられている
出力ファイバ束125の特定のファイバに対応する。マ
イクロレンズ又はコリメータ及びその関連マイクロミラ
ーの中心により形成されるラインと平行でない方向に沿
って伝搬する撮像系に進入する光により生じるエラー
は、平行からの光の偏向角が、ミラーを傾斜させること
ができる最大角度に比べて小さい場合に限り、全光シス
テムの“トレーニング”により補正される。
【0035】少なくとも入力MEMSデバイス105及
び出力MEMSデバイス115の中心のミラーはスイッ
チングには使用できない。同様に、ホール付ミラー内の
ホールの形状及びサイズに応じて、中心マイクロミラー
周囲のその他のマイクロミラーも使用できないというこ
ともあり得る。
【0036】その特定のマイクロミラーの反射後、各光
ビームは、レンズ109,ホール付ミラー221及びレ
ンズ113により形成される撮像系を通過する。この撮
像系は、ホール付ミラー223の位置に入力MEMSデ
バイス105の像を生成する。入力MEMSデバイスの
この像は、仮想入力MEMSデバイスであると見做すこ
とができる。入力MEMSデバイス105の像からの光
はホール付ミラー223から反射され、そして、レンズ
117を通過して、出力MEMSデバイス115に向か
う。このキャパシティにおいて、レンズ117は視野レ
ンズとして機能する。視野レンズは、光が各マイクロミ
ラーに入射する角度を、光が向かう位置に変換する。こ
れにより、全ての入力マイクロミラーを均質化させるこ
とができる。この均質化により、同じ傾斜を有する全て
のマイクロミラーはこれらの光を同じ位置に配向する。
更に、視野レンズは、この視野レンズを通過する各ビー
ムを再焦点合わせし、その結果、損失が低下する。
【0037】視野レンズを通過してきた光ビームはそれ
ぞれ出力MEMSデバイス115の各マイクロミラーに
向かう。出力MEMSデバイス115の各マイクロミラ
ーは、該ミラーに入射する光ビームを、それぞれ所定の
角度で反射するように設定されている。特定の所定角度
は、各光ビームが出力ファイバ束125の各ファイバに
向かうように選択される。出力ファイバ束125の各フ
ァイバは、光ビーム用の出力ファイバとなるものであ
る。
【0038】その特定のマイクロミラーから反射され、
そしてその各出力ファイバに到着した後、各光ビーム
は、レンズ117を次いでレンズ119を通過する。レ
ンズ117と119は一緒になって、撮像系を形成す
る。撮像系は、出力MEMSデバイス115及び/又は
コリメータの像を、出力マイクロレンズアレイ123及
び/又はコリメータ123において形成されるか又は光
学系の反転性によりこの逆に形成させるように配列され
ている。従来技術の集成装置において光ビームが効率的
に進行していた、出力MEMSデバイス115とマイク
ロレンズアレイ及び/又はコリメータ123との間の間
隔は効果的に除去される。従って、そのマイクロレンズ
又はコリメータ及びその関連マイクロミラーの中心によ
り形成されるラインに対して平行に所望の方向に進行し
ないとしても、各光ビームは、その所期の目標から離れ
て進行する機会を得ることはない。
【0039】入力撮像系のレンズに関連して前記に説明
したように、撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。本発明の或る実施態様では、撮像系とし
てテレセントリック系を使用する。
【0040】撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、出力MEMS
デバイス115のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ123のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ117と119との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0041】本発明によれば、ホール付ミラー223の
ホールがレンズ117の焦点位置に存在するように、ホ
ール付ミラー223をレンズ117と119の間に間挿
する。ホール付ミラー223のホールを撮像系の焦点位
置に配置させることにより、撮像系に入る全ての光が焦
点を通過し、その結果、ホール付ミラー223により邪
魔されずにホールを通過する。撮像系を出た光は入力M
EMSデバイス105に進入する。好都合なことに、出
力MEMSデバイス115は、出力ファイバ束125に
入る光の面に対して平行であるように配列されており、
斯くして、図1の集成装置に伴う焦点問題が除去され
る。
【0042】レンズ119から通過してくる各光ビーム
はマイクロレンズアレイ123の各マイクロレンズを通
過する。各マイクロレンズの機能は、その各関連入力フ
ァイバに供給される光ビームをコリメート(平行化)す
ることである。本発明の別の実施態様では、個別のマイ
クロレンズアレイを使用する代わりに、レンズをファイ
バ束125の各出力ファイバに統合させることができ、
これによりコリメータを生成する。マイクロレンズアレ
イ123の各マイクロレンズからの光は次いで、これら
のマイクロレンズに関連される各出力ファイバ束を通過
する。
【0043】本発明の幾つかの実施態様では、撮像系は
1個しか使用する必要がない。このような実施態様で
は、撮像系は入力用にだけ又は出力用にだけ使用するこ
とができる。また、図2では、ホール付ミラーの角度は
45度であるが、このような特定の角度は不要である。
【0044】ホール付ミラーは実際の物理的なホールを
有しなくてもよいが、これらの代わりに、ホールの所望
位置に、全光スイッチにより切換られる光の波長に対し
て透明な領域を使用することができる。透明領域に必要
なサイズはレンズアレイ103から来る光の角度エラー
に正比例する。
【0045】図3は、図2の全光スイッチング集成装置
のための別の構成例を示す。図3では、ホール付ミラー
221及び223が、入力ファイバ束101及び出力フ
ァイバ束125が、MEMSデバイス間の光路の同じ側
に存在できるように配向されている。光学的に、光路と
機能性は同じである。
【0046】図4は、図2の全光スイッチング集成装置
のための他の構成例を示す。図4では、ホール付ミラー
221及び223の代わりに、各種撮像系の焦点位置に
小型ミラー421及び423を使用する。小型ミラー4
21及び423は、それぞれガラス板425及び427
上に実装させることができる。ガラス板425及び42
7は、小型ミラーを光路の外側に支持させることができ
る。更に、少なくとも1個のMEMSデバイスをその各
ファイバ束に入る又はファイバ束から出る光の面と実際
に物理的に平行にさせることができる代わりに、図4の
実施態様では、少なくとも1個のMEMSデバイスを、
その各ファイバ束に入るか又はファイバ束から出てくる
光の面に対して光学的に平行すなわち仮想的に平行であ
るように形成する。
【0047】図2に示されるように、入力ファイバ束1
01は、スイッチされるべき光信号を供給する。更に詳
細には、入力ファイバ束101の各ファイバは図1のス
イッチングシステムに対する入力ポートである。入力フ
ァイバ束101の各ファイバにより供給される光は、マ
イクロレンズアレイ103の一部である対応する各マイ
クロレンズを通過する。各マイクロレンズの機能は、そ
の各関連入力ファイバから供給される光ビームを平行化
することである。本発明の別の実施態様では、個別のマ
イクロレンズアレイを使用する代わりに、レンズを、コ
リメータを形成する集成装置内で入力ファイバ束101
の各ファイバと統合させることができる。その結果、光
は平行ビームとして出てくる。
【0048】本発明によれば、マイクロレンズアレイ1
03から通過してくる光ビームは、レンズ107及び1
09により構成される撮像系に向かい、レンズ107か
ら入り、レンズ109から出てゆく。撮像系は、マイク
ロレンズ及び/又はコリメータの像を入力MEMSデバ
イス105に形成させるか又は光学系の反転性によりこ
の逆に像を形成させるように配列されている。従って、
従来技術の集成装置において光ビームが効率的に進行し
ていた、マイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ1
03入力MEMSデバイス105との間の間隔を効果的
に除去する。従って、ファイバ−マイクロレンズ心合わ
せのエラーにより各光ビームがその所期の方向に進行し
ないとしても、各光ビームは、その所期の目標から離れ
て進行する機会を得ることはない。また、更に、光ビー
ムは収束するように配向される。
【0049】撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。
【0050】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光が入力
MEMSデバイス105に到達したときに、各ビームが
各マイクロレンズ107から出るのにつれて、各ビーム
の角度は再生される。しかし、好都合なことに、この角
度は入力MEMSデバイス105の面で直接再生され
る。その結果、光ビームはその角度の線に沿って進行す
る事は出来ず、従って、ビームが、ビームを反射するた
めに支持されているマイクロミラーを完全に又は部分的
にでも外れる機会を有することはない。
【0051】テレセントリック系は反転可能なので、入
力MEMSデバイス105の各対応マイクロミラーは、
撮像系が使用されていない場合に該マイクロミラーが存
在したであろう位置と、正確に同じ位置(例えば、入力
ファイバ束101からの直進ライン上)には存在しない
こともある。撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、入力MEMS
デバイス105のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ103のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ107と109との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0052】本発明によれば、小型ミラー421が撮像
系の焦点位置に存在するように、小型ミラー421をレ
ンズ107と109の間に間挿する。小型ミラー421
を撮像系の焦点位置に配置させることにより、撮像系に
入る全ての光が焦点を通過し、その結果、小型ミラー4
21により反射され、斯くしてその方向がレンズ109
の方向に変化される。撮像系を出た光は入力MEMSデ
バイス105に進入する。入力MEMSデバイスは、入
力ファイバ束101を出る光の面と平行になるように配
列されている。
【0053】入力MEMSデバイス105の各マイクロ
ミラーは、該ミラーに入射する光ビームを各所定角度で
反射するように設定されている。特定の所定角度は、光
ビームが出力MEMSデバイス115上の所定のマイク
ロミラーに向けられるように選択される。この出力ME
MSデバイス115は、光が出力として向けられている
出力ファイバ束125の特定のファイバに対応する。マ
イクロレンズ又はコリメータ及びその関連マイクロミラ
ーの中心により形成されるラインと平行でない方向に沿
って伝搬する撮像系に進入する光により生じるエラー
は、平行からの光の偏向角が、ミラーを傾斜させること
ができる最大角度に比べて小さい場合に限り、全光シス
テムの“トレーニング”により補正される。
【0054】少なくとも入力MEMSデバイス105及
び出力MEMSデバイス115の中心のミラーはスイッ
チングには使用できない。同様に、ホール付ミラー内の
ホールの形状及びサイズに応じて、中心マイクロミラー
周囲のその他のマイクロミラーも使用できないというこ
ともあり得る。
【0055】その特定のマイクロミラーの反射後、各光
ビームは、レンズ109及びレンズ113により形成さ
れる撮像系を通過する。この撮像系は、小型ミラーを横
切り、かつ、入力MEMSデバイス105と平行な面の
位置に入力MEMSデバイス105の像を生成する。入
力MEMSデバイスのこの像は、仮想入力MEMSデバ
イスであると見做すことができる。入力MEMSデバイ
ス105の像からの光は、レンズ117を通過して、出
力MEMSデバイス115へ入射し続ける。このキャパ
シティにおいて、レンズ117は視野レンズとして機能
する。視野レンズは、光が各マイクロミラーに入射する
角度を、光が向かう位置に変換する。これにより、全て
の入力マイクロミラーを均質化させることができる。こ
の均質化により、同じ傾斜を有する全てのマイクロミラ
ーはこれらの光を同じ位置に配向する。更に、視野レン
ズは、この視野レンズを通過する各ビームを再焦点合わ
せし、その結果、損失が低下する。
【0056】視野レンズを通過してきた光ビームはそれ
ぞれ出力MEMSデバイス115の各マイクロミラーに
向かう。出力MEMSデバイス115の各マイクロミラ
ーは、該ミラーに入射する光ビームを、それぞれ所定の
角度で反射するように設定されている。各特定の所定角
度は、出力ファイバ束125が出力MEMSデバイス1
15と入力MEMSデバイス105との間の光路に沿っ
ていれば、各光ビームが、該光ビームのための出力ファ
イバであるべき出力ファイバ束125の各ファイバに向
かって配向されるように選択される。
【0057】しかし、その特定のマイクロミラーの反射
後及び、その各出力ファイバに到達する前に、各光ビー
ムは、レンズ117、小型ミラー423及びレンズ11
9により構成される撮像系を通過する。撮像系は、出力
MEMSデバイス115の像を、出力MEMSデバイス
115及び入力MEMSデバイス105との間の光路に
対して直角に配置された、出力マイクロレンズアレイ1
23及び/又はコリメータ123において形成されるか
又は光学系の反転性によりこの逆に形成させるように配
列されている。この方向転換は、レンズ117の焦点位
置に配置された小型ミラー423により行われる。従っ
て、撮像系は光路の方向を変化させ、かつ、従来技術の
集成装置において光ビームが効率的に進行していた、出
力MEMSデバイス115とマイクロレンズアレイ及び
/又はコリメータ123との間の間隔も効果的に除去さ
れる。従って、そのマイクロレンズ又はコリメータ及び
その関連マイクロミラーの中心により形成されるライン
と平行な所望な方向に進行しないとしても、各光ビーム
はその所望の目標から離れて進行する機会を得ることは
ない。
【0058】入力撮像系のレンズに関連して前記に説明
したように、撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。本発明の或る実施態様では、撮像系とし
てテレセントリック系を使用する。
【0059】撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、出力MEMS
デバイス115のマイクロミラーは、マイクロレンズア
レイ及び/又はコリメータ123のサイズ及び/又は間
隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有することがで
きる。また、フィルファクター(すなわち、スポットサ
イズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデバイスの
マイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が実質的に
維持されている場合、マイクロレンズ及び/又はコリメ
ータ無しでファイバ束を使用することもできる。更に、
例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護及び回復機
能を実現するために、撮像系を介して多数の信号路を形
成するように、例えば、レンズ117と119との間で
光スプリッターを使用することもできる。好都合なこと
に、システム設計の高度な柔軟性が達成される。
【0060】レンズ119から通過する各光ビームはマ
イクロレンズアレイ123の各マイクロレンズを通過す
る。各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイ
バから供給される光ビームを平行化することである。本
発明の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイ
を使用する代わりに、レンズを、ファイバ束125の各
出力ファイバに統合させ、これにより、コリメータを形
成することもできる。マイクロレンズアレイ123の各
マイクロレンズからの光はその後、マイクロレンズに関
連付けられる各出力ファイバ束内を通過する。
【0061】図5は、図4の全光スイッチング集成装置
のための別の構成例を示す。図5では、小型ミラー41
2及び423が、入力ファイバ束101及び出力ファイ
バ束125が、MEMSデバイス間の光路の同じ側に存
在できるように配向されている。光学的に、光路と機能
性は同じである。
【0062】ホール付ミラーを使用する本発明の実施態
様又は小型ミラーを使用する本発明の実施態様若しくは
ホール付ミラーと小型ミラーを併用する実施態様に拘わ
らず、異なる角度を有するその他の実施態様は、本明細
書に開示された原理を使用することにより当業者であれ
ば容易に想到することもできる。
【0063】図6は、本発明による全光スイッチング集
成装置の別の例の概要構成図である。図6の集成装置で
は、光路は、少なくとも1個のMEMSデバイスがその
各ファイバ束のファイバに進入するか又はファイバから
出る光の面に対して平行であるように配列されている。
図6の集成装置は、(a)入力ファイバ束101、(b)入力
マイクロレンズアレイ103,(c)ホールを有する入力
MEMSデバイス605、(d)レンズ107,(e)レンズ
613、(f)ホールを有する出力MEMSデバイス61
5、(g)レンズ119,(h)出力マイクロレンズアレイ1
23及び(i)出力ファイバ束125からなる。
【0064】入力ファイバ束101は、スイッチされる
べき光信号を供給する。更に詳細には、入力ファイバ束
101の各ファイバは図6のスイッチングシステムに対
する入力ポートである。入力ファイバ束101の各ファ
イバにより供給される光は、マイクロレンズアレイ10
3の一部である対応する各マイクロレンズを通過する。
各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイバか
ら供給される光ビームを平行化することである。本発明
の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイを使
用する代わりに、レンズを、コリメータを形成する集成
装置内で入力ファイバ束101の各ファイバと統合させ
ることができる。その結果、光は平行ビームとして出て
くる。
【0065】本発明によれば、マイクロレンズアレイ1
03から通過してくる光ビームは、レンズ107及び6
13により構成される撮像系に向かい、レンズ107か
ら入り、レンズ613から出てゆく。撮像系は、マイク
ロレンズ及び/又はコリメータの像をホール付入力ME
MSデバイス605に形成させるか又は光学系の反転性
によりこの逆に像を形成させるように配列されている。
従って、従来技術の集成装置において光ビームが効率的
に進行していた、マイクロレンズアレイ及び/又はコリ
メータ103入力MEMSデバイス105との間の間隔
を効果的に除去する。従って、ファイバ−マイクロレン
ズ心合わせのエラーにより各光ビームがその所期の方向
に進行しないとしても、各光ビームは、その所期の目標
から離れて進行する機会を得ることはない。また、更
に、光ビームは収束するように配向される。
【0066】本発明によれば、ホール付出力MEMSデ
バイス615のホールがレンズ107の焦点位置に配置
されるように、ホール付出力MEMSデバイス615
が、レンズ107とレンズ613との間に間挿されてい
る。ホール付出力MEMSデバイス615のホールをレ
ンズ107の焦点位置に配置させることにより、撮像系
に入る全ての光が焦点を通過する、すなわち、ホール付
出力MEMSデバイス615により邪魔されずにホール
を通過する。撮像系を出た光はホール付入力MEMSデ
バイス605に進入する。ホール付入力MEMSデバイ
ス605は、入力ファイバ束125から出てくる光の面
に対して平行であるように配列されている。
【0067】撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。
【0068】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光がホー
ル付入力MEMSデバイス605に到達したときに、各
ビームが各マイクロレンズ107から出るのにつれて、
各ビームの角度は再生される。しかし、好都合なこと
に、この角度はホール付入力MEMSデバイス605の
面で直接再生される。その結果、光ビームはその角度の
線に沿って進行する事は出来ず、従って、ビームが、ビ
ームを反射するために支持されているマイクロミラーを
完全に又は部分的にでも外れる機会を有することはな
い。
【0069】本発明によれば、入力MEMSデバイス6
05のホールがレンズ613の焦点位置に配置されるよ
うに、入力MEMSデバイス605が、レンズ613と
レンズ119との間に間挿されている。
【0070】テレセントリック系は反転可能なので、ホ
ール付入力MEMSデバイス605の各対応マイクロミ
ラーは、撮像系が使用されていない場合に該マイクロミ
ラーが存在したであろう位置と、正確に同じ位置(例え
ば、入力ファイバ束101からの直進ライン上)には存
在しないこともある。撮像系は、元のサイズに比べて像
のサイズを変化させることもできる。これにより、ホー
ル付入力MEMSデバイス605のマイクロミラーは、
マイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ103のサ
イズ及び/又は間隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔
を有することができる。また、フィルファクター(すな
わち、スポットサイズと、スポット間、ファイバ束とM
EMSデバイスのマイクロミラーとの間の間隔との間の
比率)が実質的に維持されている場合、マイクロレンズ
及び/又はコリメータ無しでファイバ束を使用すること
もできる。更に、例えば、マルチキャスト、放送、監
視、保護及び回復機能を実現するために、撮像系を介し
て多数の信号路を形成するように、例えば、レンズ10
7と613との間で光スプリッターを使用することもで
きる。好都合なことに、システム設計の高度な柔軟性が
達成される。
【0071】入力MEMSデバイス605の各マイクロ
ミラーは、該ミラーに入射する光ビームを、各所定角度
で反射するように設定されている。特定の所定角度は、
光ビームがホール付出力MEMSデバイス615上の所
定のマイクロミラーに向けられるように選択される。こ
のホール付出力MEMSデバイス615は、光が出力と
して向けられている出力ファイバ束125の特定のファ
イバに対応する。マイクロレンズ又はコリメータ及びそ
の関連マイクロミラーの中心により形成されるラインと
平行でない方向に沿って伝搬する撮像系に進入する光に
より生じるエラーは、平行からの光の偏向角が、ミラー
を傾斜させることができる最大角度に比べて小さい場合
に限り、全光システムの“トレーニング”により補正さ
れる。
【0072】その特定のマイクロミラーから反射した
後、各光ビームは、視野レンズとして機能するレンズ6
13を通過する。視野レンズは、光ビームが各マイクロ
ミラーに入射する角度を、光ビームが向かうであろう位
置に変換する。これにより、同じ傾斜を有する全てのマ
イクロミラーがこれらの光ビームを同じ位置に配向する
という点で、入力マイクロレンズを均質化させることで
きる。更に、視野レンズは、この視野レンズを通過する
各ビームを再焦点合わせし、その結果、損失が低下す
る。
【0073】視野レンズを通過した各光ビームはホール
付出力MEMSデバイス615の各マイクロミラーに向
かう。ホール付出力MEMSデバイス615の各マイク
ロミラーは、該ミラーに入射する光ビームを、各所定角
度で反射するように設定されている。各特定の所定角度
は、各光ビームが、該光ビームのための出力ファイバと
なるべき出力ファイバ束125の各ファイバに向かって
配向されるように選択される。
【0074】ホール付出力MEMSデバイス615のそ
の特定のマイクロミラーの反射後及び、その各出力ファ
イバに到達する前に、各光ビームはレンズ613を通過
し、次いで、レンズ119を通過する。レンズ613と
119は一緒になって、撮像系を形成する。撮像系は、
ホール付出力MEMSデバイス615及び/又はコリメ
ータの像を、出力マイクロレンズアレイ123及び/又
はコリメータ123において形成されるか又は光学系の
反転性によりこの逆に形成させるように配列されてい
る。従って、従来技術の集成装置において光ビームが効
率的に進行していた、ホール付出力MEMSデバイス6
15とマイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ12
3との間の間隔は効果的に除去される。従って、そのマ
イクロレンズ又はコリメータ及びその関連マイクロミラ
ーの中心により形成されるラインと平行な所望な方向に
進行しないとしても、各光ビームはその所望の目標から
離れて進行する機会を得ることはない。
【0075】入力撮像系のレンズに関連して前記に説明
したように、撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。本発明の或る実施態様では、撮像系とし
てテレセントリック系を使用する。
【0076】撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、ホール付出力
MEMSデバイス615のマイクロミラーは、マイクロ
レンズアレイ及び/又はコリメータ123のサイズ及び
/又は間隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有する
ことができる。また、フィルファクター(すなわち、ス
ポットサイズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデ
バイスのマイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が
実質的に維持されている場合、マイクロレンズ及び/又
はコリメータ無しでファイバ束を使用することもでき
る。更に、例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護
及び回復機能を実現するために、撮像系を介して多数の
信号路を形成するように、例えば、レンズ613とレン
ズ119との間で光スプリッターを使用することもでき
る。好都合なことに、システム設計の高度な柔軟性が達
成される。
【0077】レンズ119を抜けた各光ビームはマイク
ロレンズアレイ123の各マイクロレンズを通過する。
各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイバか
ら供給される光ビームを平行化することである。本発明
の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイを使
用する代わりに、レンズを、ファイバ束125の各出力
ファイバに統合させ、これにより、コリメータを形成す
ることもできる。マイクロレンズアレイ123の各マイ
クロレンズからの光はその後、マイクロレンズに関連付
けられる各出力ファイバ束内を通過する。
【0078】ホール付入力MEMSデバイス605又は
ホール付出力MEMSデバイス615の中心部にマイク
ロミラーを配設しないこともできる。また、同様に、ホ
ール付MEMSデバイスのホールの形状及びサイズに応
じて、マイクロミラーアレイの中心の周囲に別の方法で
存在したであろうその他のマイクロミラーも使用できな
いかもしれないということもあり得る。ホールは実際の
物理的な穴である必要はなく、ホールは、全光スイッチ
によりスイッチされる光の波長に対して透明である領域
でありさえすればよい。更に、ホールは、MEMSデバ
イスの“中心”に存在するように図示され、かつ説明さ
れているが、中心に存在する必要はない。当業者であれ
ば、ホールを別の位置に配置させたり、別の動作実施態
様を開発することができる。ホールの異なる位置を補正
するために、レンズ配置又は構成部品の角度を偏向する
ことは当業者により容易に想到される。更に、MEMS
デバイスに命中することを避けるために、光を上方又は
下方へ向けることにより、ホールを完全に除去すること
もできる。このような構成例を図7に示す。図7におけ
るMEMSデバイスはホールを有しないので、このME
MSデバイスは単に、入力MEMSデバイス及び出力M
EMSデバイスと呼ばれ、図1〜6におけるように、そ
れぞれ符号105及び115が付けられている。
【0079】図8は、図6に示された全光スイッチング
集成装置の一層簡単かつコンパクトな実施態様を示す概
要構成図である。図8の集成装置は、(a)入力ファイバ
束101、(b)入力マイクロレンズアレイ103,(c)ミ
ラー付入力MEMSデバイス805、(d)レンズ10
7,(e)レンズ613、(f)ミラー付出力MEMSデバイ
ス815、(g)レンズ119,(h)出力マイクロレンズア
レイ123及び(i)出力ファイバ束125からなる。
【0080】入力ファイバ束101は、スイッチされる
べき光信号を供給する。更に詳細には、入力ファイバ束
101の各ファイバは図8のスイッチングシステムに対
する入力ポートである。入力ファイバ束101の各ファ
イバにより供給される光は、マイクロレンズアレイ10
3の一部である対応する各マイクロレンズを通過する。
各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイバか
ら供給される光ビームを平行化することである。本発明
の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイを使
用する代わりに、レンズを、コリメータを形成する集成
装置内で入力ファイバ束101の各ファイバと統合させ
ることができる。その結果、光は平行ビームとして出て
くる。
【0081】本発明によれば、マイクロレンズアレイ1
03から通過してくる光ビームは、レンズ107及び6
13により構成される撮像系に向かい、レンズ107で
入り、レンズ613で出てゆく。撮像系は、マイクロレ
ンズ及び/又はコリメータの像をミラー付入力MEMS
デバイス805に形成させるか又は光学系の反転性によ
りこの逆に像を形成させるように配列されている。従っ
て、従来技術の集成装置において光ビームが効率的に進
行していた、マイクロレンズアレイ及び/又はコリメー
タ103入力MEMSデバイス105との間の間隔を効
果的に除去する。従って、ファイバ−マイクロレンズ心
合わせのエラーにより各光ビームがその所期の方向に進
行しないとしても、各光ビームは、その所期の目標から
離れて進行する機会を得ることはない。また、更に、光
ビームは収束するように配向される。
【0082】本発明によれば、ミラー付出力MEMSデ
バイス815のミラー845がレンズ107の焦点位置
に配置されるように、ミラー付出力MEMSデバイス8
15が、レンズ107とレンズ613との間に光学的に
存在している。ミラー付MEMSデバイスを示す場合に
呼ばれるミラーは、MEMSデバイス上に包含される
が、MEMSデバイス上に組み込まれたその他のマイク
ロミラーと同様に、光スイッチの動作中は移動されない
ミラーである。このミラーは、MEMSデバイス上に製
造された、又はそうでなければ、MEMSデバイス上に
組み込まれた別個の固定ミラーであるか、又は固定傾斜
角に設定されたマイクロミラーであることもできる。ミ
ラー付出力MEMSデバイス815の場合、ミラーはミ
ラー845であり、一方、ミラー付入力MEMSデバイ
ス805の場合、ミラーはミラー835である。
【0083】図10は、ミラー付出力MEMSデバイス
815の一部の部分拡大図である。図10には、MEM
Sデバイス基板1051、マイクロミラー1053及び
ミラー835が図示されている。マイクロミラー105
3は自由に傾斜させることができるが、ミラー835は
固定傾斜角に維持されている。ミラー845を有する入
力MEMSデバイスも同じ構造を有する。
【0084】ミラー付出力MEMSデバイス815のミ
ラー845をレンズ107の焦点位置に配置させること
により、撮像系に入る全ての光は焦点を通過する。従っ
て、この光はミラー付出力MEMSデバイス815のミ
ラー845により反射される。撮像系を出た光はミラー
付入力MEMSデバイス805に進む。
【0085】撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。
【0086】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光がミラ
ー付入力MEMSデバイス805に到達したときに、各
ビームが各マイクロレンズ107から出るのにつれて、
各ビームの角度は再生される。しかし、好都合なこと
に、この角度はミラー付入力MEMSデバイス805の
面で直接再生される。その結果、光ビームはその角度の
線に沿って進行する事は出来ず、従って、ビームが、ビ
ームを反射するために支持されているマイクロミラーを
完全に又は部分的にでも外れる機会を有することはな
い。
【0087】テレセントリック系は反転可能なので、ミ
ラー付入力MEMSデバイス805の各対応マイクロミ
ラーは、撮像系が使用されていない場合に該マイクロミ
ラーが存在したであろう位置と、正確に同じ位置(例え
ば、入力ファイバ束101からの直進ライン上)には存
在しないこともある。撮像系は、元のサイズに比べて像
のサイズを変化させることもできる。これにより、ミラ
ー付入力MEMSデバイス805のマイクロミラーは、
マイクロレンズアレイ及び/又はコリメータ103のサ
イズ及び/又は間隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔
を有することができる。また、フィルファクター(すな
わち、スポットサイズと、スポット間、ファイバ束とM
EMSデバイスのマイクロミラーとの間の間隔との間の
比率)が実質的に維持されている場合、マイクロレンズ
及び/又はコリメータ無しでファイバ束を使用すること
もできる。更に、例えば、マルチキャスト、放送、監
視、保護及び回復機能を実現するために、撮像系を介し
て多数の信号路を形成するように、例えば、レンズ10
7と613との間で光スプリッターを使用することもで
きる。好都合なことに、システム設計の高度な柔軟性が
達成される。
【0088】入力MEMSデバイス605の各マイクロ
ミラーは、該ミラーに入射する光ビームを各所定角度で
反射するように設定されている。各特定の所定角度は、
光ビームがミラー付出力MEMSデバイス815上の所
定のマイクロミラーに向けられるように選択される。こ
のミラー付出力MEMSデバイス815は、光が出力と
して向けられている出力ファイバ束125の特定のファ
イバに対応する。マイクロレンズ又はコリメータ及びそ
の関連マイクロミラーの中心により形成されるラインと
平行でない方向に沿って伝搬する撮像系に進入する光に
より生じるエラーは、平行からの光の偏向角が、ミラー
を傾斜させることができる最大角度に比べて小さい場合
に限り、全光システムの“トレーニング”により補正さ
れる。
【0089】その特定のマイクロミラーから反射した
後、各光ビームは、視野レンズとして機能するレンズ6
13を通過する。視野レンズは、光ビームが各マイクロ
ミラーに入射する角度を、光ビームが向かうであろう位
置に変換する。これにより、同じ傾斜を有する全てのマ
イクロミラーがこれらの光ビームを同じ位置に配向する
という点で、入力マイクロレンズを均質化させることで
きる。更に、視野レンズは、この視野レンズを通過する
各ビームを再焦点合わせし、その結果、損失が低下す
る。
【0090】視野レンズを通過した各光ビームはミラー
付出力MEMSデバイス815の各マイクロミラーに向
かう。ミラー付出力MEMSデバイス815の各マイク
ロミラーは、該ミラーに入射する光ビームを各所定角度
で反射するように設定されている。各特定の所定角度
は、各光ビームが、該光ビームのための出力ファイバと
なるべき出力ファイバ束125の各ファイバに向かって
配向されるように選択される。
【0091】その特定のマイクロミラーの反射後及び、
その各出力ファイバに到達する前に、各光ビームはレン
ズ613を通過し、次いで、レンズ119を通過する。
レンズ613と119は一緒になって撮像系を形成す
る。撮像系は、ミラー付出力MEMSデバイス815及
び/又はコリメータの像を、出力マイクロレンズアレイ
123及び/又はコリメータ123において形成される
か又は光学系の反転性によりこの逆に形成させるように
配列されている。従って、従来技術の集成装置において
光ビームが効率的に進行していた、ミラー付出力MEM
Sデバイス815とマイクロレンズアレイ及び/又はコ
リメータ123との間の間隔は効果的に除去される。従
って、そのマイクロレンズ又はコリメータ及びその関連
マイクロミラーの中心により形成されるラインと平行な
所望な方向に進行しないとしても、各光ビームはその所
望の目標から離れて進行する機会を得ることはない。
【0092】本発明によれば、ミラー付入力MEMSデ
バイス805のミラー835がレンズ613の焦点位置
に存在するように、ミラー付入力MEMSデバイス80
5をレンズ613と119の間に間挿する。ミラー付入
力MEMSデバイス805のミラー835を撮像系の焦
点位置に配置させることにより、撮像系に入る全ての光
が焦点を通過し、その結果、ミラー付入力MEMSデバ
イス805のミラー835により反射される。
【0093】入力撮像系のレンズに関連して前記に説明
したように、撮像系を構成するために2枚のレンズが図
示されているが、これは単なる説明目的のための例示で
ある。例えば、1枚以上のレンズを使用する撮像系など
のような任意の撮像系を使用できることは当業者に容易
に想到できる。本発明の或る実施態様では、撮像系とし
てテレセントリック系を使用する。
【0094】撮像系は、元のサイズに比べて像のサイズ
を変化させることもできる。これにより、ミラー付出力
MEMSデバイス815のマイクロミラーは、マイクロ
レンズアレイ及び/又はコリメータ123のサイズ及び
/又は間隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有する
ことができる。また、フィルファクター(すなわち、ス
ポットサイズと、スポット間、ファイバ束とMEMSデ
バイスのマイクロミラーとの間の間隔との間の比率)が
実質的に維持されている場合、マイクロレンズ及び/又
はコリメータ無しでファイバ束を使用することもでき
る。更に、例えば、マルチキャスト、放送、監視、保護
及び回復機能を実現するために、撮像系を介して多数の
信号路を形成するように、例えば、レンズ613とレン
ズ119との間で光スプリッターを使用することもでき
る。好都合なことに、システム設計の高度な柔軟性が達
成される。
【0095】レンズ119を通過した各光ビームはマイ
クロレンズアレイ123の各マイクロレンズを通過す
る。各マイクロレンズの機能は、その各関連入力ファイ
バから供給される光ビームを平行化することである。本
発明の別の実施態様では、個別のマイクロレンズアレイ
を使用する代わりに、レンズを、ファイバ束125の各
出力ファイバに統合させ、これにより、コリメータを形
成することもできる。マイクロレンズアレイ123の各
マイクロレンズからの光はその後、マイクロレンズに関
連付けられる各出力ファイバ束内を通過する。
【0096】ミラー付MEMSデバイスのミラーが配置
されている場合、スイッチングのためにマイクロミラー
を使用しないこともできる。更に、ミラーは、MEMS
デバイスの“中心”に存在するように図示され、かつ説
明されているが、中心に存在する必要はない。当業者で
あれば、ミラーを別の位置に配置させたり、別の動作実
施態様を開発することができる。ホールの異なる位置を
補正するために、レンズ配置又は構成部品の角度を偏向
することは当業者により容易に想到される。
【0097】前記の説明において、入力ファイバ束、出
力ファイバ束、MEMSデバイス等の意味は基本的に単
なる例示である。なぜなら、各交差接続ファイバ対は実
際にこれらの間で双方向接続を有するからである。しか
し、入力ファイバは、入力ファイバの光が出力として配
向されているファイバ以外の出力ファイバから出力する
ために光を受光することはできないかもしれない。
【0098】図9は、図8に示された全光スイッチング
集成装置の屈曲形実施態様の概要構成図である。図9に
は、(a)ファイバ束901、(b)マイクロレンズアレイ9
03、(c)ミラー付MEMSデバイス905、(d)レンズ
907及び(e)曲面ミラー913が図示されている。前
記の実施態様と異なり、ファイバ束901は、光を供給
する入力ファイバと、光を受光する出力ファイバの両方
を包含する。従って、ファイバ束901は入力ポート及
び出力ポートの両方として機能する。しかし、入力ファ
イバ及び出力ファイバのこのような意味は基本的に単な
る例示である。なぜなら、各交差接続ファイバ対は実際
にこれらの間で双方向接続を有するからである。ユーザ
が入力ファイバとして選定する特定のファイバは、ユー
ザが出力ファイバとして選定するために選択するその他
のファイバと一対にすることもできる。
【0099】ファイバ束901の入力ファイバから供給
される光は、第1のマイクロレンズアレイ903の関連
する各マイクロレンズを通過する。各マイクロレンズの
機能は、その各関連入力ファイバから供給される光ビー
ムを平行化することである。本発明の別の実施態様で
は、個別のマイクロレンズアレイを使用する代わりに、
レンズを、コリメータを形成する集成装置内で入力ファ
イバ束901の各ファイバと統合させることができる。
その結果、光は平行ビームとして出てくる。
【0100】本発明によれば、マイクロレンズアレイ9
03から通過してくる光ビームは、レンズ907、ミラ
ー付MEMSデバイス905のミラー935及び曲面ミ
ラー913により構成される撮像系に入射する。光はレ
ンズ907で入り、レンズ907の略焦点位置に配置す
るミラー935で再配向された後、曲面ミラー913を
出る。ミラー935は曲面ミラー913の略焦点位置に
も位置している。撮像系は、マイクロレンズ及び/又は
コリメータの像をミラー付MEMSデバイス905に形
成させるか又は光学系の反転性によりこの逆に像を形成
させるように配列されている。従って、従来技術の集成
装置において光ビームが効率的に進行していた、マイク
ロレンズアレイ及び/又はコリメータ903とミラー付
MEMSデバイス905との間の間隔を効果的に除去す
る。従って、ファイバ−マイクロレンズ心合わせのエラ
ーにより各光ビームがその所期の方向に進行しないとし
ても、各光ビームは、その所期の目標から離れて進行す
る機会を得ることはない。
【0101】ミラー付MEMSデバイス905は、図1
0に示されるミラー付MEMSデバイス815と同じ構
造を有する。
【0102】ミラー付出力MEMSデバイス905のミ
ラーをレンズ907の焦点位置に配置させることによ
り、撮像系に入る全ての光は焦点を通過する。従って、
この光はミラー付出力MEMSデバイス905のミラー
935により反射される。撮像系を出た光はミラー付M
EMSデバイス905に進む。
【0103】本発明の或る実施態様では、撮像系とし
て、テレセントリック系(別名「4f系」とも呼ばれ
る)を使用する。テレセントリック系(このような系は
当業者に周知である)を使用することにより、光がミラ
ー付MEMSデバイス905に到達したときに、各ビー
ムが各マイクロレンズ903から出るのにつれて、各ビ
ームの角度は再生される。しかし、好都合なことに、こ
の角度はミラー付MEMSデバイス905の面で直接再
生される。その結果、光ビームはその角度の線に沿って
進行する事は出来ず、従って、ビームが、ビームを反射
するために支持されているマイクロミラーを完全に又は
部分的にでも外れる機会を有することはない。
【0104】テレセントリック系は反転可能なので、ミ
ラー付入力MEMSデバイス905の各対応マイクロミ
ラーは、撮像系が使用されていない場合に該マイクロミ
ラーが存在したであろう位置と、正確に同じ位置(例え
ば、入力ファイバ束901からの直進ライン上)には存
在しないこともある。撮像系は、元のサイズに比べて像
のサイズを変化させることもできる。これにより、ミラ
ー付MEMSデバイス905のマイクロミラーは、マイ
クロレンズアレイ及び/又はコリメータ903のサイズ
及び/又は間隔よりも異なるサイズ及び/又は間隔を有
することができる。また、フィルファクター(すなわ
ち、スポットサイズと、スポット間、ファイバ束とME
MSデバイスのマイクロミラーとの間の間隔との間の比
率)が実質的に維持されている場合、マイクロレンズ及
び/又はコリメータ無しでファイバ束を使用することも
できる。更に、例えば、マルチキャスト、放送、監視、
保護及び回復機能を実現するために、撮像系を介して多
数の信号路を形成するように、例えば、レンズ907と
曲面ミラー913との間で光スプリッターを使用するこ
ともできる。好都合なことに、システム設計の高度な柔
軟性が達成される。
【0105】MEMSデバイス905の各マイクロミラ
ーは、該ミラーに入射する光ビームを、各所定角度で反
射するように設定されている。各特定の所定角度は、光
ビームがミラー付MEMSデバイス905上の所定のマ
イクロミラーに向けられるように選択される。このミラ
ー付MEMSデバイス905は、光が曲面ミラー913
により反射された後に、光が出力として向けられている
ファイバ束125の特定の出力ファイバに対応する。ま
た、このミラー付MEMSデバイス905は、視野レン
ズの機能も果たす。視野レンズは、光が各マイクロミラ
ーに入射する角度を、光が向かう位置に変換する。これ
により、全ての入力マイクロミラーを均質化させること
ができる。この均質化により、同じ傾斜を有する全ての
マイクロミラーはこれらの光を同じ位置に配向する。更
に、視野レンズは、この視野レンズを通過する各ビーム
を再焦点合わせし、その結果、損失が低下する。マイク
ロレンズ又はコリメータ及びその関連マイクロミラーの
中心により形成されるラインと平行でない方向に沿って
伝搬する撮像系に進入する光により生じるエラーは、平
行からの光の偏向角が、ミラーを傾斜させることができ
る最大角度に比べて小さい場合に限り、全光システムの
“トレーニング”により補正される。
【0106】曲面ミラー913から戻って通過した各光
ビームは、ミラー付MEMSデバイス905の各マイク
ロミラーに入射する。ミラー付MEMSデバイス905
の各マイクロミラーは、光が出力として供給されるファ
イバ束101の特定のファイバに光を向けるために使用
される点で、ミラー付MEMSデバイス905の各マイ
クロミラーは出力マイクロミラーである。ミラー付ME
MSデバイス905の各出力マイクロミラーは、各所定
角度でミラーに入射する光ビームを反射するように設定
されている。各特定の所定角度は、各光ビームが、ファ
イバ束901の各出力ファイバに向かって配向されるよ
うに選択される。
【0107】その特定の出力マイクロミラーの反射後及
び、その各出力ファイバに到達する前に、各光ビーム
は、曲面ミラー913、ミラー935及びレンズ907
により構成される撮像系を通過する。この撮像系は入力
光ビームが最初に通過した撮像系と同一である。前記の
ように、撮像系は、ミラー付MEMSデバイス905の
像を、マイクロレンズアレイ903及び/又はコリメー
タ903において形成されるか又は光学系の反転性によ
りこの逆に形成させるように配列されている。従って、
従来技術の集成装置において光ビームが効率的に進行し
ていた、ミラー付MEMSデバイス905とマイクロレ
ンズアレイ及び/又はコリメータ903との間の間隔は
効果的に除去される。従って、そのマイクロレンズ又は
コリメータ及びその関連マイクロミラーの中心により形
成されるラインと平行な所望な方向に進行しないとして
も、各光ビームはその所望の目標から離れて進行する機
会を得ることはない。
【0108】レンズ907を通過した各出力光ビームは
マイクロレンズアレイ903の各マイクロレンズを通過
する。マイクロレンズアレイ903の各マイクロレンズ
からの光はその後、該マイクロレンズに関連されるファ
イバ束901の各出力ファイバに入射する。
【0109】ミラー付MEMSデバイスのミラーが配置
されている場合、スイッチングのためにマイクロミラー
を使用しないこともできる。更に、ミラーは、MEMS
デバイスの“中心”に存在するように図示され、かつ説
明されているが、中心に存在する必要はない。当業者で
あれば、ミラーを別の位置に配置させたり、別の動作実
施態様を開発することができる。ホールの異なる位置を
補正するために、レンズ配置又は構成部品の角度を偏向
することは当業者により容易に想到される。
【0110】前記のように、図9の実施態様は本発明の
屈曲形態の一例である。当業者であれば、本発明のその
他の実施態様の屈曲形態を容易に開発することができ
る。
【0111】光ビームを入力として供給する光ファイバ
の代わりに、光ビームは光源(例えば、レーザ、発光ダ
イオード、平面導波管など)により供給することもでき
る。同様に、光ファイバに出力として光ビームを受光さ
せる代わりに、光ビームは光検出器、平面導波管などの
ようなその他の受光器により受光させることもできる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来技術において光ビームが進行していた、マイクロレ
ンズアレイ及び/又はコリメータとMEMSデバイスと
の間の間隔は効率的に除去される。斯くして、各光ビー
ムが、そのレンズ又はコリメータとその関連マイクロミ
ラーにより形成される軸線に対して所望の方向に進行し
ないとしても、該光ビームはその所期の目標から逸脱し
て進行するような機会を得ることはない。
【0113】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。尚、特許請求の範囲に記載した参
照番号がある場合は、発明の容易な理解のためで、その
技術的範囲を制限するよう解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により光スイッチングを行うための集成
装置の一例の概要構成図である。
【図2】少なくとも1個のMEMSデバイスが、その各
ファイバ束のファイバに入るか又はファイバから出る光
の面に対して平行であることができるように光路が配列
されている全光スイッチング集成装置の一例の概要構成
図である。
【図3】入力ファイバ束及び出力ファイバ束がMEMS
デバイス間の光路の同じ側にあることができるようにホ
ール付ミラーが配向されている、図2の全光スイッチン
グ集成装置の別の例の概要構成図である。
【図4】ホール付ミラーを使用する代わりに、様々な撮
像系の焦点位置で小型ミラーを使用する、図2の全光ス
イッチング集成装置の他の例の概要構成図である。
【図5】入力ファイバ束及び出力ファイバ束がMEMS
デバイス間の光路の同じ側にあることができるように小
型ミラーが配向されている、図4の全光スイッチング集
成装置の別の例の概要構成図である。
【図6】少なくとも1個のMEMSデバイスが、その各
ファイバ束のファイバに入るか又はファイバから出る光
の面に対して平行であることができるように光路が配列
されている、本発明による全光スイッチング集成装置の
別の簡略化された実施態様の概要構成図である。
【図7】ホール付ミラー又は小型ミラーを必要としない
本発明の別の実施態様の概要構成図である。
【図8】図6に示された全光スイッチング集成装置の簡
単かつコンパクトにされた別の実施態様の概要構成図で
ある。
【図9】図8に示された全光スイッチング集成装置の屈
曲型の実施態様の概要構成図である。
【図10】図8に示されたミラー付出力MEMSデバイ
スの一部の部分拡大図である。
【符号の説明】 101 入力ファイバ束 103 入力マイクロレンズアレイ 105 入力MEMSデバイス 107,109 レンズ 113 レンズ 115 出力MEMSデバイス 117,119 レンズ 123 出力マイクロレンズアレイ 125 出力ファイバ束 221,223 ホール付ミラー 421,423 小型ミラー 425,427 ガラス板 605 ホール付入力MEMSデバイス 613 レンズ 615 ホール付出力MEMSデバイス 805 ミラー付入力MEMSデバイス 815 ミラー付出力MEMSデバイス 835,845 ミラー 901 ファイバ束 903 マイクロレンズアレイ 905 ミラー付MEMSデバイス 907 レンズ 913 曲面ミラー 935 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ジョセフ アール フォード アメリカ合衆国、92014 カリフォルニア 州、デ・マー、ヴィア ドナーダ 12787 (72)発明者 ランディー クリントン ジャイルズ アメリカ合衆国、07981 ニュージャージ ー州、ホイッパニー、パーシッパニー ロ ード 114 (72)発明者 デイビット トーマス ネルソン アメリカ合衆国、08857 ニュージャージ ー州、オールド ブリッジ、アイゼンハワ ー ドライブ 11 (72)発明者 ローランド リッフ アメリカ合衆国、07747 ニュージャージ ー州、アバディーン、ドラン アベニュー 2 Fターム(参考) 2H041 AA14 AB14 AB15 AC04 AZ00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1の多数のマイクロミラーを有す
    る第1のマイクロ電磁機械システム(MEMS)デバイ
    スと、 (b)前記第1のMEMSデバイスが結合されている第1
    の撮像系の端部と反対側の第1の撮像系の端部に前記第
    1のMEMSデバイスの像を生成するために、前記第1
    のMEMSデバイスに対して一方の端部が光学的に結合
    されている第1の撮像系とからなる光スイッチであり、 前記第1のMEMSデバイスの前記像は、前記光スイッ
    チの入力及び前記光スイッチの出力からなる組のうちの
    少なくとも一方の側の面内に概ね存在する、ことを特徴
    とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1の撮像系の構成要素は前記全光
    スイッチのための視野レンズとしても機能する、ことを
    特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1のMEMSデバイスから反射さ
    れた光が通過する視野レンズを更に有する、ことを特徴
    とする請求項1に記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 視野レンズの機能を果たすために配置さ
    れ、かつ、前記第1のMEMSデバイスから反射された
    光路上の光を反射する曲面鏡を更に有する、ことを特徴
    とする請求項1に記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1のMEMSデバイスはミラーを
    有するMEMSデバイスである、ことを特徴とする請求
    項1に記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記ミラーは、前記第1の撮像系の概ね
    焦点位置に配置されている、ことを特徴とする請求項5
    に記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記第1のMEMSデバイスは、前記全
    光スイッチにより切換られている少なくとも幾つかの波
    長の光に対して透明な領域を有する、ことを特徴とする
    請求項1に記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記透明領域は、前記第1の撮像系の概
    ね焦点位置に配置されている、ことを特徴とする請求項
    7に記載の光スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記第1の撮像系を通過する光は、ミラ
    ーの透明領域を通過し、前記透明領域は、前記全光スイ
    ッチにより切換られている少なくとも幾つかの波長の光
    に対して透明であり、かつ、前記第1の撮像系の光路内
    に存在するが、前記ミラーの残部は前記撮像系の光路内
    には存在しない、ことを特徴とする請求項1に記載の光
    スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記第1の撮像系はテレセントリック
    撮像系である、ことを特徴とする請求項1に記載の光ス
    イッチ。
  11. 【請求項11】 (a)第2の多数のマイクロミラーを有
    する第2のマイクロ電磁機械システム(MEMS)デバ
    イスと、 (b)前記第2のMEMSデバイスが結合されている第2
    の撮像系の端部と反対側の第2の撮像系の端部に前記第
    2のMEMSデバイスの像を生成するために、前記第2
    のMEMSデバイスに対して一方の端部が光学的に結合
    されている第2の撮像系とからなる光スイッチであり、 前記第1のMEMSデバイスの前記像は、前記光スイッ
    チの入力及び前記光スイッチの出力からなる組のうちの
    一方のみの側の面内に概ね存在し、かつ、前記第2のM
    EMSデバイスは前記組の他方の側の面内に概ね存在
    し、 前記第1のMEMSデバイスの前記マイクロミラーの少
    なくとも一つのミラーにより反射された光は、前記第2
    のMEMSデバイスの前記マイクロミラーの少なくとも
    一つのミラーにより反射される、ことを特徴とする請求
    項1に記載の光スイッチ。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つのレンズが、前記第1
    の撮像系及び前記第2の撮像系により共有される、こと
    を特徴とする請求項11に記載の光スイッチ。
  13. 【請求項13】 前記光スイッチの入力及び前記光スイ
    ッチの出力からなる組の少なくとも一方の側の面内に前
    記第1のMEMSデバイスの像を形成するために、第1
    の多数のマイクロミラーを有する第1のマイクロ電磁機
    械システム(MEMS)デバイスを撮像するステップか
    らなる、ことを特徴とする全光スイッチにおける使用方
    法。
  14. 【請求項14】 前記像を生成する光線が焦点位置に概
    ね合致するときに、ミラー内に含まれる透明領域を前記
    光線が通過するステップを更に有する、ことを特徴とす
    る請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記像を生成する光線が焦点位置に概
    ね合致するときに、前記MEMSデバイス上のミラーで
    前記光線を反射するステップを更に有する、ことを特徴
    とする請求項13に記載の方法。
JP2002183257A 2001-06-29 2002-06-24 光スイッチ Expired - Lifetime JP4205900B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/895,949 US6704476B2 (en) 2001-06-29 2001-06-29 Optical MEMS switch with imaging system
US09/895949 2001-06-29

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003043383A true JP2003043383A (ja) 2003-02-13
JP2003043383A5 JP2003043383A5 (ja) 2005-07-28
JP4205900B2 JP4205900B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=25405347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002183257A Expired - Lifetime JP4205900B2 (ja) 2001-06-29 2002-06-24 光スイッチ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6704476B2 (ja)
EP (1) EP1271202B1 (ja)
JP (1) JP4205900B2 (ja)
CN (1) CN1271434C (ja)
CA (1) CA2384071C (ja)
DE (1) DE60201630T2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0126822D0 (en) * 2001-11-07 2002-01-02 King S College London Optical crossbar switch
US20030133186A1 (en) * 2002-01-15 2003-07-17 Yakov Reznichenko Optical switching system and apparatus with integral covering lens
US7027203B2 (en) * 2002-03-19 2006-04-11 Xanoptix Inc. Combination micromachine and optical device array
JP3973944B2 (ja) * 2002-03-26 2007-09-12 オリンパス株式会社 光接続モジュール及び赤外光用光学系
US6975791B2 (en) * 2002-07-25 2005-12-13 Ceramoptec Industries, Inc. Fiber laser pumping device
AU2003245360A1 (en) * 2002-08-08 2004-02-25 The Regents Of The University Of California Wavelength-selective 1xn2 switches with two-dimensional input/output fiber arrays
US6842556B2 (en) * 2002-09-10 2005-01-11 Analog Devices, Inc. Two input, two output optical switch using two movable mirrors
US6856474B2 (en) * 2003-01-29 2005-02-15 Intel Corporation Assembled multi-surface optical component and method for fabricating
US7027232B2 (en) * 2003-01-29 2006-04-11 Intel Corporation Optical cross-connect switch with telecentric lens and multi-surface optical element
US6912090B2 (en) * 2003-03-18 2005-06-28 Lucent Technologies Inc. Adjustable compound microlens apparatus with MEMS controller
US7362930B2 (en) * 2005-04-11 2008-04-22 Capella Photonics Reduction of MEMS mirror edge diffraction in a wavelength selective switch using servo-based rotation about multiple non-orthogonal axes
US7539371B2 (en) 2005-04-11 2009-05-26 Capella Photonics, Inc. Optical apparatus with reduced effect of mirror edge diffraction
US7352927B2 (en) 2005-04-11 2008-04-01 Capella Photonics Optical add-drop multiplexer architecture with reduced effect of mirror edge diffraction
US7263253B2 (en) * 2005-04-11 2007-08-28 Capella Photonics, Inc. Optimized reconfigurable optical add-drop multiplexer architecture with MEMS-based attenuation or power management
US7756368B2 (en) * 2005-04-11 2010-07-13 Capella Photonics, Inc. Flex spectrum WSS
US7346234B2 (en) * 2005-04-11 2008-03-18 Capella Photonics Reduction of MEMS mirror edge diffraction in a wavelength selective switch using servo-based multi-axes rotation
US7567756B2 (en) * 2005-08-03 2009-07-28 Capella Photonics Method of automatic adjustment of dither amplitude of MEMS mirror arrays
JP4757244B2 (ja) * 2006-08-23 2011-08-24 富士通株式会社 光ゲートアレイ装置及び光ゲートアレイモジュール
US9069139B2 (en) 2011-07-28 2015-06-30 Jds Uniphase Corporation Multicast optical switch
US9575259B2 (en) 2013-07-02 2017-02-21 Finisar Corporation N×N optical switch
US10025033B2 (en) 2016-03-01 2018-07-17 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Optical fiber structure, optical communication apparatus and manufacturing process for manufacturing the same
US10241264B2 (en) 2016-07-01 2019-03-26 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device packages
US10399179B2 (en) 2016-12-14 2019-09-03 General Electric Company Additive manufacturing systems and methods
CN113741122B (zh) * 2020-05-29 2023-03-14 英錡科技股份有限公司 投影设备
US11477350B2 (en) * 2021-01-15 2022-10-18 Raytheon Company Active imaging using a micro-electro-mechanical system (MEMS) micro-mirror array (MMA)
US11550146B2 (en) 2021-01-19 2023-01-10 Raytheon Company Small angle optical beam steering using micro-electro-mechanical system (MEMS) micro-mirror arrays (MMAS)

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2559921B1 (fr) * 1984-02-16 1986-07-04 Sopelem Dispositif de commutation de fibres optiques
US5875271A (en) * 1994-05-27 1999-02-23 Optical Switch Corporation Apparatus for switching optical signals and method of operation
US6097859A (en) * 1998-02-12 2000-08-01 The Regents Of The University Of California Multi-wavelength cross-connect optical switch
US5974207A (en) * 1997-12-23 1999-10-26 Lucent Technologies, Inc. Article comprising a wavelength-selective add-drop multiplexer
US6445841B1 (en) * 1999-05-28 2002-09-03 Omm, Inc. Optomechanical matrix switches including collimator arrays
US6246504B1 (en) * 1999-06-30 2001-06-12 The Regents Of The University Of Caifornia Apparatus and method for optical raster-scanning in a micromechanical system
US6248509B1 (en) * 1999-07-27 2001-06-19 James E. Sanford Maskless photoresist exposure system using mems devices
US6188814B1 (en) * 1999-08-03 2001-02-13 Lucent Technologies Inc. Packaged microelectromechanical devices and systems
US6256131B1 (en) * 1999-08-05 2001-07-03 Microvision Inc. Active tuning of a torsional resonant structure
US6408120B1 (en) * 1999-10-20 2002-06-18 Agere Systems Guardian Corp. Fiber array alignment arrangement
DE60018883T2 (de) 1999-11-17 2006-04-13 Lucent Technologies Inc. Optisches Querverbindungssystem mit mikro-elektromechanischer Kippspiegelanordnung
CA2325611C (en) * 1999-12-01 2004-04-20 Lucent Technologies Inc. An optical cross connect employing a curved optical component
US6407851B1 (en) * 2000-08-01 2002-06-18 Mohammed N. Islam Micromechanical optical switch
US6330102B1 (en) * 2000-03-24 2001-12-11 Onix Microsystems Apparatus and method for 2-dimensional steered-beam NxM optical switch using single-axis mirror arrays and relay optics
US6456751B1 (en) * 2000-04-13 2002-09-24 Calient Networks, Inc. Feedback stabilization of a loss optimized switch
US6434291B1 (en) * 2000-04-28 2002-08-13 Confluent Photonics Corporations MEMS-based optical bench
US6605796B2 (en) * 2000-05-25 2003-08-12 Westar Photonics Laser beam shaping device and apparatus for material machining
US6313936B1 (en) * 2000-09-20 2001-11-06 General Nutronics, Inc. Method and device for switching wavelength division multiplexed optical signals using micro-electromechanical mirrors
US6549691B1 (en) * 2000-11-08 2003-04-15 Xerox Corporation Optical cross switching system
CA2326362A1 (en) * 2000-11-20 2002-05-20 Thomas Ducellier Optical switch
CA2338934A1 (en) * 2000-11-20 2002-05-20 Jds Uniphase Inc. Optical switch
US6574026B2 (en) * 2000-12-07 2003-06-03 Agere Systems Inc. Magnetically-packaged optical MEMs device
US20020105725A1 (en) * 2000-12-18 2002-08-08 Sweatt William C. Electrically-programmable optical processor with enhanced resolution
US6549692B1 (en) * 2001-02-13 2003-04-15 Tellium, Inc. Optical monitoring of the angular position of micro mirrors in an optical switch
US6470107B2 (en) * 2001-03-13 2002-10-22 President And Fellows Of Harvard College Fluidic all-optical switch
AU2002257138A1 (en) * 2001-04-13 2002-10-28 Movaz Networks, Inc. Reconfigurable free space wavelength cross connect
US6539142B2 (en) * 2001-06-01 2003-03-25 Agilent Technologies, Inc. System and method for actively aligning mirrors in an optical switch

Also Published As

Publication number Publication date
DE60201630D1 (de) 2004-11-25
CN1393714A (zh) 2003-01-29
EP1271202A1 (en) 2003-01-02
CA2384071A1 (en) 2002-12-29
JP4205900B2 (ja) 2009-01-07
CA2384071C (en) 2006-01-24
CN1271434C (zh) 2006-08-23
US6704476B2 (en) 2004-03-09
US20030002781A1 (en) 2003-01-02
DE60201630T2 (de) 2006-03-02
EP1271202B1 (en) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003043383A (ja) 光スイッチ
JP2003075745A (ja) 光学装置
US6711319B2 (en) Optical switch with converging optical element
US6487334B2 (en) Optical switch
US7233716B2 (en) Optical switch
US7440650B2 (en) Planar lightwave circuit based wavelength selective switch
US7676126B2 (en) Optical device with non-equally spaced output ports
JP4167013B2 (ja) Mems光学装置を利用するための結像技術
US9964707B2 (en) Cross-connect switch using 1D arrays of beam steering elements
JP3942497B2 (ja) 光スイッチ
US20020061158A1 (en) Optical switch
EP1271200B1 (en) Imaging technique and optical switch using optical MEMS devices
US6760501B2 (en) Device for imposing a field tilt for approximating the inherent field curvature of a focusing element in a free space optical device
US7039267B2 (en) Optical switch
US7177498B2 (en) Two-by-two optical routing element using two-position MEMS mirrors
US6728488B1 (en) Optical systems employing anamorphic beams and diffraction gratings
JP2011064721A (ja) 光スイッチ
JP2012173720A (ja) 波長選択スイッチ
US20020085793A1 (en) Optical switch
CA2387239C (en) Device for imposing a field tilt for approximating the inherent field curvature of a focusing element in a free space optical device
JP2004070050A (ja) 光スイッチ及び光スイッチアレー
EP1365267A1 (en) An optical switch unit and a method therefore
CN117130101A (zh) 具有椭圆光束的自由空间多路传送切换器
CA2363607A1 (en) Optical switch
CA2363526A1 (en) Optical switch

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080520

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080922

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4205900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term