JP2003042991A - 接触燃焼式ガスセンサ及び該センサを使用したガス警報器 - Google Patents

接触燃焼式ガスセンサ及び該センサを使用したガス警報器

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JP2003042991A
JP2003042991A JP2001234926A JP2001234926A JP2003042991A JP 2003042991 A JP2003042991 A JP 2003042991A JP 2001234926 A JP2001234926 A JP 2001234926A JP 2001234926 A JP2001234926 A JP 2001234926A JP 2003042991 A JP2003042991 A JP 2003042991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下等による衝撃に対する強度を向上させる
ことができる接触燃焼式ガスセンサ及び該センサを使用
したガス警報器を提供すること。 【解決手段】 接触燃焼式ガスセンサ1は、検知素子1
a及び比較素子1bをベース1fに一体に取り付け、検
知素子用ピン1h及び比較素子用ピン1iは可撓性を有
すると共に、それぞれ一列になるように配置されてい
る。また、ガス警報器は、上述の接触燃焼式ガスセンサ
1の各ピン1h,1iの先端が基板11に接合され、ベ
ース1fが基板11外に位置するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触燃焼式ガスセ
ンサ及び該センサを使用したガス警報器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ガス警報器には、通常、接触燃焼式ガス
センサや半導体式ガスセンサが使用されている。例とし
て、従来の接触燃焼式ガスセンサの構造例を図8に示
す。接触燃焼式ガスセンサ1は、通常、20〜50μm
の白金コイル上に触媒(Pd/Al2 3 )を塗布形成
した検知素子1aのリード部1a1を2本のステム1d
に固着すると共に、センサ素子1aと同じ白金コイルに
ガスに反応しない比較素子(αまたはγ−Al2 3
を塗布して形成され、熱遮蔽板1cで検知素子1aから
熱的に遮蔽された比較素子1bのリード部1b1を2本
のステム1eに固着して1つのベース1fに一体化し、
ネットキャップ1gを被せた構造を有する。
【0003】ガス警報器は、このような構造の接触燃焼
式ガスセンサ1を用いて、図9に示すように、抵抗R
1,R2、検知素子1a及び比較素子1bからなるブリ
ッジ回路を構成し、ガス雰囲気中の検知素子1a及び比
較素子1b間の微妙な熱的バランスを検出することによ
り、ガス漏れを検知するものである。
【0004】この接触燃焼式ガスセンサ1は、一体化構
造の検知素子1aと比較素子1bにそれぞれ通電するた
めの円柱状のピン1h及び1iがハンダ12でハンダ付
けされることによりガス警報器の基板11上に取り付け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
取り付け構造では、たとえばガス警報器が設置場所から
落下した場合、衝撃が吸収されずに基板11上に取り付
けられた接触燃焼式ガスセンサ1に伝わるため、検知素
子1aの破壊やリード部1a1線の断線等による故障が
生じ易かった。
【0006】そこで、本発明は、上述した従来の問題点
に鑑み、落下等による衝撃に対する強度を向上させるこ
とができる接触燃焼式ガスセンサ及び該センサを使用し
たガス警報器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、検知素子及び比較素
子をベースに一体に取り付け、検知素子用ピン及び比較
素子用ピンは可撓性を有すると共に、それぞれ一列にな
るように配置されていることを特徴とする接触燃焼式ガ
スセンサに存する。
【0008】請求項1記載の発明においては、接触燃焼
式ガスセンサは、検知素子及び比較素子をベースに一体
に取り付け、検知素子用ピン及び比較素子用ピンは可撓
性を有すると共に、それぞれ一列になるように配置され
ている。
【0009】それにより、各ピンの先端をガス警報器等
の基板に取り付けた場合、落下等の衝撃を受けた際にピ
ン部分が撓むことにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、前記検知素子用ピン及び比較素子用ピ
ンは、断面が長方形の板状に形成されており、それぞれ
の長方形の長辺が一直線になるように整列して配置され
ていることを特徴とする請求項1記載の接触燃焼式ガス
センサに存する。
【0011】請求項2記載の発明においては、検知素子
用ピン及び比較素子用ピンは、断面が長方形の板状に形
成されており、それぞれの長方形の長辺が一直線になる
ように整列して配置されている。
【0012】それにより、各ピンの先端をガス警報器等
の基板に取り付けた場合、落下等の衝撃を受けた際に、
ピン部分が、断面長方形の長辺に垂直な方向へ撓むこと
により、衝撃を緩和させて、検知素子の劣化やリード部
の断線等によるセンサの故障を軽減することができ、落
下等による衝撃に対する強度を向上させることができ
る。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、請求項1または2記載の接触燃焼式ガ
スセンサを使用するガス警報器であって、前記各ピンの
先端が基板に接合され、前記ベースが基板外に位置する
ように構成されていることを特徴とするガス警報器に存
する。
【0014】請求項3記載の発明においては、請求項1
または2記載の接触燃焼式ガスセンサを使用するガス警
報器であって、各ピンの先端が基板に接合され、ベース
が基板外に位置するように構成されている。
【0015】それにより、落下等の衝撃を受けた際にピ
ン部分が撓み、ベース部分が基板外で上下運動すること
により、衝撃を緩和させて、検知素子の劣化やリード部
の断線等によるセンサの故障を軽減することができ、落
下等による衝撃に対する強度を向上させることができ
る。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の発明は、前記各ピンの中間部分が折り曲げられ
ていることを特徴とする請求項3記載のガス警報器に存
する。
【0017】請求項4記載の発明においては、各ピンの
中間部分が折り曲げられている。
【0018】それにより、落下等の衝撃を受けた際にピ
ン部分が撓み、ベース部分が基板外で上下運動すること
により、衝撃を緩和させて、検知素子の劣化やリード部
の断線等によるセンサの故障を軽減することができ、落
下等による衝撃に対する強度を向上させることができ
る。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の発明は、検知素子及び比較素子を熱遮蔽板をは
さんでベースに一体に取り付け、検知素子用ピン及び比
較素子用ピンは、可撓性を有すると共に、該熱遮蔽板に
対向するそれぞれの位置が互いに重ならないように配置
されていることを特徴とする接触燃焼式ガスセンサに存
する。
【0020】請求項5記載の発明においては、接触燃焼
式ガスセンサは、検知素子及び比較素子を熱遮蔽板をは
さんでベースに一体に取り付け、検知素子用ピン及び比
較素子用ピンは、可撓性を有すると共に、熱遮蔽板に対
向するそれぞれの位置が互いに重ならないように配置さ
れている。
【0021】それにより、各ピンの先端をガス警報器等
の基板に取り付けた場合、落下等の衝撃を受けた際にピ
ン部分が撓むことにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の発明は、前記検知素子用ピン及び比較素子用ピ
ンは、断面が長方形の板状に形成されており、それぞれ
の長方形の長辺が平行になるように整列して配置されて
いることを特徴とする請求項1記載の接触燃焼式ガスセ
ンサに存する。
【0023】請求項6記載の発明においては、検知素子
用ピン及び比較素子用ピンは、断面が長方形の板状に形
成されており、それぞれの長方形の長辺が平行になるよ
うに整列して配置されている。
【0024】それにより、各ピンの先端をガス警報器等
の基板に取り付けた場合、落下等の衝撃を受けた際に、
ピン部分が、断面長方形の長辺に垂直な方向へ撓むこと
により、衝撃を緩和させて、検知素子の劣化やリード部
の断線等によるセンサの故障を軽減することができ、落
下等による衝撃に対する強度を向上させることができ
る。
【0025】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の発明は、前記比較素子用ピン及び前記検知素子
用ピンのどちらか一方の長さが、他方の長さより、前記
検知素子用ピンと前記比較素子用ピンの間隔だけ長く形
成されていることを特徴とする請求項5または6記載の
接触燃焼式ガスセンサに存する。
【0026】請求項7記載の発明においては、比較素子
用ピン及び検知素子用ピンのどちらか一方の長さが、他
方の長さより、検知素子用ピンと前記比較素子用ピンの
間隔だけ長く形成されている。
【0027】それにより、各ピンを同一方向に折り曲げ
て使用する際、折り曲げ後の各ピンの先端の位置がそろ
い、基板等への接合が容易になる。
【0028】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の発明は、請求項5から7のいずれか1項に記載
の接触燃焼式ガスセンサを使用するガス警報器であっ
て、前記各ピンの中間部分が折り曲げられ、前記各ピン
の先端が基板に接合され、前記ベースが基板外に位置す
るように構成されていることを特徴とするガス警報器に
存する。
【0029】請求項8記載の発明においては、請求項5
から7のいずれか1項に記載の接触燃焼式ガスセンサを
使用するガス警報器であって、各ピンの中間部分が折り
曲げられ、各ピンの先端が基板に接合され、ベースが基
板外に位置するように構成されている。
【0030】それにより、落下等の衝撃を受けた際にピ
ン部分が撓み、ベース部分が基板外で上下運動すること
により、衝撃を緩和させて、検知素子の劣化やリード部
の断線等によるセンサの故障を軽減することができ、落
下等による衝撃に対する強度を向上させることができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による接触燃焼式
ガスセンサの第1の実施の形態を示す構成図である。図
1において、接触燃焼式ガスセンサ1は、図8の従来構
造と同様に、検知素子1aのリード部1a1を2本のス
テム1dに固着すると共に、熱遮蔽板1cで検知素子1
aから熱的に遮蔽された比較素子1bのリード部1b1
を2本のステム1eに固着して1つのベース1fに一体
化し、ネットキャップ1gを被せた構造を有する。
【0032】接触燃焼式ガスセンサ1は、さらに、検知
素子1aと比較素子1bを支持するステム1d,1eと
一体形成され、検知素子1aと比較素子1bに通電する
ための検知素子用ピン1h及び比較素子用ピン1iが、
可撓性を有すると共に、それぞれ一列になるように配置
されている。さらに詳述すると、ステム1d,1e及び
ピン1h,1iは、断面が長方形の板状に形成されてお
り、それぞれの長方形の長辺が一直線になるように整列
して配置されている。
【0033】図2は、図1の接触燃焼式ガスセンサを使
用したガス警報器の第1の実施の形態を示し、ガス警報
器の基板への接触燃焼式ガスセンサの取り付け状態を表
す概略斜視図である。図2において、接触燃焼式ガスセ
ンサ1は、基板11に対して横方向にして、検知素子用
ピン1h及び比較素子用ピン1iの先端が基板11にハ
ンダ12で接合され、ベース1fが基板11外に位置す
るように構成されている。
【0034】このような構成により、ガス警報器が落下
等の衝撃を受けた際、ピン1h,1i部分が撓み、ベー
ス1f部分が基板11外で上下運動することにより、接
触燃焼式ガスセンサ1に対する衝撃が緩和される。した
がって、衝撃印加時にピン1h,1i部分が撓み、衝撃
吸収の役目を果たすので、検知素子1aの劣化やリード
部1a1の断線等による接触燃焼式ガスセンサ1の故障
を軽減することができ、落下等による衝撃に対する強度
を向上させることができる。
【0035】図3は、接触燃焼式ガスセンサを使用した
ガス警報器に対して70cmの高さから落下試験を行な
った場合の落下回数対エアベースの変動量(ミリボル
ト)を示すグラフである。−●−及び−▲−は、それぞ
れ、図8および図10に示す従来構造の接触燃焼式ガス
センサ及びを使用したガス警報器のグラフ、−■−
及び−×−は、それぞれ、図1および図2に示す本発明
の接触燃焼式ガスセンサ及びを使用したガス警報器
のグラフである。
【0036】図3を見ると、従来構造の接触燃焼式ガス
センサ及びを使用したガス警報器に比べ、本発明の
接触燃焼式ガスセンサ及びを使用したガス警報器で
は、エアベースの変動が少なくなっていることから、接
触燃焼式ガスセンサに加わる衝撃が緩和され、落下強度
が向上していることが分かる。
【0037】次に、図4は、図1の接触燃焼式ガスセン
サを使用したガス警報器の第2の実施の形態を示し、ガ
ス警報器の基板への接触燃焼式ガスセンサの取り付け状
態を表す概略斜視図である。図4において、接触燃焼式
ガスセンサ1は、検知素子用ピン1h及び比較素子用ピ
ン1iの先端が基板11にハンダ12で接合され、各ピ
ン1h,1iの中間部分が折り曲げられ、ベース1fが
基板11に対して縦方向になって基板11外に位置する
ように構成されている。
【0038】このような構成の場合にも、ガス警報器が
落下等の衝撃を受けた際、ピン1h,1i部分が撓み、
ベース1f部分が基板11外で上下運動することによ
り、接触燃焼式ガスセンサ1に対する衝撃が緩和され
る。
【0039】次に、図5は、本発明による接触燃焼式ガ
スセンサの第2の実施の形態を示す構成図である。図5
において、接触燃焼式ガスセンサ1は、図8の従来構造
と同様に、検知素子1aのリード部1a1を2本のステ
ム1dに固着すると共に、熱遮蔽板1cで検知素子1a
から熱的に遮蔽された比較素子1bのリード部1b1を
2本のステム1eに固着して1つのベース1fに一体化
し、ネットキャップ1gを被せた構造を有する。
【0040】接触燃焼式ガスセンサ1は、さらに、検知
素子1aと比較素子1bを支持するステ1d,1eと一
体形成され、検知素子1aと比較素子1bに通電するた
めの検知素子用ピン1h及び比較素子用ピン1iが、可
撓性を有すると共に、熱斜派兵板1cに対向するそれぞ
れの位置が互いに重ならないように配置されている。さ
らに詳述すると、ステム1d,1e及びピン1h,1i
は、断面が長方形の板状に形成されており、それぞれの
長方形の長辺が平行になるように整列して配置されてい
る。また、比較素子用ピン1iの長さは、検知素子用ピ
ン1hより、検知素子用ピン1hと比較素子用ピン1i
の間隔だけ長く形成されている。
【0041】図6は、図5の接触燃焼式ガスセンサを使
用したガス警報器の第3の実施の形態を示し、ガス警報
器の基板への接触燃焼式ガスセンサの取り付け状態を表
す概略斜視図である。図6において、接触燃焼式ガスセ
ンサ1は、検知素子用ピン1h及び比較素子用ピン1i
の先端が基板11にハンダ12で接合され、各ピン1
h,1iの中間部分が同一方向に折り曲げられ、ベース
1fが基板11に対して縦方向になってベース1fが基
板11外に位置するように構成されている。各ピン1
h,1iの中間部分が同一方向に折り曲げられる際、比
較素子用ピン1iの長さが検知素子用ピン1hより検知
素子用ピン1hと比較素子用ピン1iの間隔だけ長く形
成されているので、各ピン1h,1iの折り曲げられた
部分から先端までの長さが同一になり、各ピン1h,1
iの先端の位置がそろい、基板11への接合が容易にな
る。
【0042】このような構成により、ガス警報器が落下
等の衝撃を受けた際、ピン1h,1i部分が撓み、ベー
ス1f部分が基板11外で上下運動することにより、接
触燃焼式ガスセンサ1に対する衝撃が緩和される。した
がって、衝撃印加時にピン1h,1i部分が撓み、衝撃
吸収の役目を果たすので、検知素子1aの劣化やリード
部1a1の断線等による接触燃焼式ガスセンサ1の故障
を軽減することができ、落下等による衝撃に対する強度
を向上させることができる。
【0043】図7は、接触燃焼式ガスセンサを使用した
ガス警報器に対して70cmの高さから落下試験を行な
った場合の落下回数対エアベースの変動量(ミリボル
ト)を示すグラフである。−●−及び−▲−は、それぞ
れ、図8および図10に示す従来構造の接触燃焼式ガス
センサ及びを使用したガス警報器のグラフ、−■−
及び−×−は、それぞれ、図5および図6に示す本発明
の接触燃焼式ガスセンサ及びを使用したガス警報器
のグラフである。
【0044】図7を見ると、従来構造の接触燃焼式ガス
センサ及びを使用したガス警報器に比べ、本発明の
接触燃焼式ガスセンサ及びを使用したガス警報器で
は、エアベースの変動が少なくなっていることから、接
触燃焼式ガスセンサに加わる衝撃が緩和され、落下強度
が向上していることが分かる。
【0045】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0046】たとえば、上述の接触燃焼式ガスセンサの
第2の実施の形態では、比較素子用ピン1iの長さが、
検知素子用ピン1hより、検知素子用ピン1hと比較素
子用ピン1iの間隔だけ長く形成されているが、これに
代えて、検知素子用ピン1hの長さを、比較素子用ピン
1iより、検知素子用ピン1hと比較素子用ピン1iの
間隔だけ長く形成しても良い。この場合は、図6と反対
側に検知素子用ピン1hと比較素子用ピン1iを折り曲
げれば、各ピン1h,1iの折り曲げられた部分から先
端までの長さが同一になり、各ピン1h,1iの先端の
位置がそろい、基板11への接合が容易になる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各ピンの
先端をガス警報器等の基板に取り付けた場合、落下等の
衝撃を受けた際にピン部分が撓むことにより、衝撃を緩
和させて、検知素子の劣化やリード部の断線等によるセ
ンサの故障を軽減することができ、落下等による衝撃に
対する強度を向上させることができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、各ピンの先
端をガス警報器等の基板に取り付けた場合、落下等の衝
撃を受けた際に、ピン部分が、断面長方形の長辺に垂直
な方向へ撓むことにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、落下等の衝
撃を受けた際にピン部分が撓み、ベース部分が基板外で
上下運動することにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、落下等の衝
撃を受けた際にピン部分が撓み、ベース部分が基板外で
上下運動することにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、各ピンの先
端をガス警報器等の基板に取り付けた場合、落下等の衝
撃を受けた際にピン部分が撓むことにより、衝撃を緩和
させて、検知素子の劣化やリード部の断線等によるセン
サの故障を軽減することができ、落下等による衝撃に対
する強度を向上させることができる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、各ピンの先
端をガス警報器等の基板に取り付けた場合、落下等の衝
撃を受けた際に、ピン部分が、断面長方形の長辺に垂直
な方向へ撓むことにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、各ピンを折
り曲げて使用する際、折り曲げ後の各ピンの先端の位置
がそろい、基板等への接合が容易になる。
【0054】請求項8記載の発明によれば、落下等の衝
撃を受けた際にピン部分が撓み、ベース部分が基板外で
上下運動することにより、衝撃を緩和させて、検知素子
の劣化やリード部の断線等によるセンサの故障を軽減す
ることができ、落下等による衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接触燃焼式ガスセンサの第1の実
施の形態を示す構成図であり、(A)は斜視図、(B)
は平面図である。
【図2】図1の接触燃焼式ガスセンサを使用したガス警
報器の第1の実施の形態を示し、ガス警報器の基板への
接触燃焼式ガスセンサの取り付け状態を表す概略斜視図
である。
【図3】接触燃焼式ガスセンサを使用したガス警報器に
対して70cmの高さから落下試験を行なった場合の落
下回数対エアベースの変動量(ミリボルト)を示すグラ
フである。
【図4】図1の接触燃焼式ガスセンサを使用したガス警
報器の第2の実施の形態を示し、ガス警報器の基板への
接触燃焼式ガスセンサの取り付け状態を表す概略斜視図
である。
【図5】本発明による接触燃焼式ガスセンサの第2の実
施の形態を示す構成図であり、(A)は斜視図、(B)
は平面図である。
【図6】図5の接触燃焼式ガスセンサを使用したガス警
報器の第3の実施の形態を示し、ガス警報器の基板への
接触燃焼式ガスセンサの取り付け状態を表す概略斜視図
である。
【図7】接触燃焼式ガスセンサを使用したガス警報器に
対して70cmの高さから落下試験を行なった場合の落
下回数対エアベースの変動量(ミリボルト)を示すグラ
フである。
【図8】従来の接触燃焼式ガスセンサの構造例を示す斜
視図である。
【図9】ガス警報器に使用されるブリッジ回路の回路図
である。
【図10】従来のガス警報器の基板への接触燃焼式ガス
センサの取り付け状態を表す略図である。
【符号の説明】
1 接触燃焼式ガスセンサ 1a 検知素子 1b 比較素子 1c 熱遮蔽板 1f ベース 1h 検知素子用ピン 1i 比較素子用ピン 11 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 真紀子 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 高島 裕正 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 2G060 AA02 AE19 AF07 BA03 BD02 BD08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知素子及び比較素子をベースに一体に
    取り付け、検知素子用ピン及び比較素子用ピンは可撓性
    を有すると共に、それぞれ一列になるように配置されて
    いることを特徴とする接触燃焼式ガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記検知素子用ピン及び比較素子用ピン
    は、断面が長方形の板状に形成されており、それぞれの
    長方形の長辺が一直線になるように整列して配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の接触燃焼式ガスセ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の接触燃焼式ガス
    センサを使用するガス警報器であって、前記各ピンの先
    端が基板に接合され、前記ベースが基板外に位置するよ
    うに構成されていることを特徴とするガス警報器。
  4. 【請求項4】 前記各ピンの中間部分が折り曲げられて
    いることを特徴とする請求項3記載のガス警報器。
  5. 【請求項5】 検知素子及び比較素子を熱遮蔽板をはさ
    んでベースに一体に取り付け、検知素子用ピン及び比較
    素子用ピンは、可撓性を有すると共に、該熱遮蔽板に対
    向するそれぞれの位置が互いに重ならないように配置さ
    れていることを特徴とする接触燃焼式ガスセンサ。
  6. 【請求項6】 前記検知素子用ピン及び比較素子用ピン
    は、断面が長方形の板状に形成されており、それぞれの
    長方形の長辺が平行になるように整列して配置されてい
    ることを特徴とする請求項5または6記載の接触燃焼式
    ガスセンサ。
  7. 【請求項7】 前記比較素子用ピン及び前記検知素子用
    ピンのどちらか一方の長さが、他方の長さより、前記検
    知素子用ピンと前記比較素子用ピンの間隔だけ長く形成
    されていることを特徴とする請求項5または6記載の接
    触燃焼式ガスセンサ。
  8. 【請求項8】 請求項5から7のいずれか1項に記載の
    接触燃焼式ガスセンサを使用するガス警報器であって、
    前記各ピンの中間部分が折り曲げられ、前記各ピンの先
    端が基板に接合され、前記ベースが基板外に位置するよ
    うに構成されていることを特徴とするガス警報器。
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