JP2003042459A - 五徳装置 - Google Patents

五徳装置

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JP2003042459A
JP2003042459A JP2001224259A JP2001224259A JP2003042459A JP 2003042459 A JP2003042459 A JP 2003042459A JP 2001224259 A JP2001224259 A JP 2001224259A JP 2001224259 A JP2001224259 A JP 2001224259A JP 2003042459 A JP2003042459 A JP 2003042459A
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Kunihiko Ishii
邦彦 石井
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Toho Metal Industries Co Ltd
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Toho Metal Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性を向上しかつ被加熱体を安定した状態
で載置する。 【解決手段】 開口部12からバーナ9の火口を外方に
臨ませて装着された汁受け部材10に複数個の五徳部材
11を開口部を中心として放射状に配列して取り付けて
なる。各五徳部材11は、耐熱性の高い金属板により一
体に形成され、載置部16の両側縁にそれぞれ相対向す
る一対の側面部17を形成した断面略コ字状を呈し、各
側面部17の先端部に嵌合凸部21と水平に折曲された
受け板部22とからなる取付部18が一体に形成され
る。汁受け部材10には、開口部12を中心に放射状に
配列されて形成された複数の位置決め凸部14と、この
位置決め凸部14の周囲に形成された嵌合溝15とから
なる五徳取付部13が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンロに備えられ
る五徳装置に関し、さらに詳しくは耐熱性が大きい鋼板
やステンレス板にプレス加工を施して形成した五徳部材
を備える五徳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスボンベを用いるガスコンロ装置は、
配管設備が不要で適宜の場所に持ち運び自在であること
から手軽な加熱調理器具として一般家庭ばかりでなく料
理店やアウトドア用にと広く用いられている。ガスコン
ロ装置は、一般に燃焼部と、ガスボンベを装填するボン
ベ装填部とから構成される。燃焼部は、中央部にバーナ
が配置され、その火口を外方に臨ませるバーナ開口部が
形成された汁受け部材がコンロ本体部に装着されるとと
もに、この汁受け部材に複数個の五徳部材が取り付けら
れてなる。
【0003】各五徳部材は、汁受け部材上に、バーナ開
口部の外周部に位置してバーナの火口を中心として互い
に等間隔を以って放射状に配列して取り付けられてい
る。五徳部材は、鍋等の被加熱体を載置することによっ
て、この被加熱体とバーナとが適当な間隔に保持される
ようにする。五徳部材は、一般に板状を呈しており、上
辺部に被加熱体を載置する載置部が形成されるとともに
下辺部に汁受け部材に設けた取付部に取り付けられる取
付部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】五徳部材は、載置部に
滑り止めの凹凸が形成され、また汁受け部材に設けた取
付孔に対応してねじ孔を有する取付部が形成されて取付
ねじがねじ込まれる構造となっている。また、五徳部材
は、汁受け部材に対して強固に取り付けられるととも
に、被加熱体を安定した状態で載置し、またガスコンロ
装置に安物感を感じさせないようにするためにある程度
の厚みを以って形成される必要がある。従来の五徳部材
は、このために一般にアルミダイキャストによって成形
されていた。
【0005】ところで、ガスコンロ装置においては、熱
効率の改良等によって大発熱量化が図られており、汁受
け部材のバーナ開口部の開口縁に延在された五徳部材の
先端部が強く加熱されることによって溶け出したり変形
するといった不都合が発生することがあった。ガスコン
ロ装置においては、かかる不都合は機能上特に大きな問
題とはならないが、外観劣化或いは被加熱体の安定性等
の面で支障がある。ガスコンロ装置においては、環状に
形成されるバーナの火口が、例えば五徳部材の対向位置
においてやや絞られることによって加熱状態を緩和する
対応も図られているが、上述した問題を解決するに至っ
ていない。
【0006】ガスコンロ装置においては、例えば耐熱性
の高い鉄板やステンレス板等の金属板によって五徳部材
を形成する対応も図られるが、材料板の厚み寸法によっ
て五徳部材の厚みが規定されてしまう。したがって、五
徳部材は、載置部の厚みが薄くなることから被加熱体を
安定した状態で保持し得なくなったり、安物感を与えた
りするといった問題が生じる。また、五徳部材は、汁受
け部材に設けた取付部に対して強固にかつ安定した状態
で取り付けることが困難となるといった問題があった。
さらに、五徳部材は、金属板にプレス打抜き加工を施し
て形成されるために、外周縁部のバリ取り処理や磨き処
理等の追加工を施さなければならないといった問題があ
った。
【0007】したがって、本発明は、上述した従来の五
徳部材の問題点を解決して、鋼板やステンレス板等をプ
レス加工して形成することによって耐熱性の向上が図ら
れるとともに被加熱体を安定した状態で載置する五徳装
置を提供することを目的に提案されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる五徳装置は、コンロ本体に、開口部から
バーナの火口を外方に臨ませて装着された汁受け部材
に、複数個の五徳部材をバーナの火口の周囲に配列して
取り付けてなる。各五徳部材は、耐熱性の高い金属板を
素材として一体に形成され、梁状の載置部と、この載置
部の幅方向の両側縁にそれぞれ相対向する一対の取付部
とを有して断面略コ字状に折曲形成されてなる。各取付
部は、載置部から折曲形成された脚部と、この脚部の先
端部に形成された嵌合凸部及び水平に折曲された受け板
部とが一体に形成されてなる。汁受け部材には、バーナ
の火口部を中心として五徳取付面に形成された複数の位
置決め凸部と、この位置決め凸部の周囲に形成された嵌
合溝とからなる取付受け部を有してなる。
【0009】以上のように構成された本発明にかかる五
徳装置によれば、取付部を相対する取付受け部に取り付
けることにより各五徳部材が汁受け部材に取り付けられ
る。各五徳部材は、各脚部で位置決め凸部を挟み込むと
ともに、嵌合凸部を嵌合溝に嵌合することによって受け
板部が五徳取付面上に当てがわれて汁受け部材に取り付
けられ、嵌合溝を貫通した嵌合凸部の端部が折曲処理等
を施されることにより固定される。各五徳部材は、各脚
部が位置決め凸部に支えられて厚み方向を保持されると
ともに、嵌合凸部が嵌合溝に嵌合されることにより位置
決めされる。各五徳部材は、受け板部が五徳取付面上に
当てがわれることによって大きな接地面を確保されるこ
とで、載置部上に大きな荷重の被加熱部材が載置されて
もこれを安定した状態でしっかりと支える。
【0010】五徳装置は、鋼板やステンレス板等の耐熱
性が大きい金属板にプレス加工を施して形成されること
から、バーナの火口部と対向する五徳部材の先端部が溶
けたり変形したりすることは無い。五徳装置は、五徳部
材が断面略コ字状に折曲形成されることから、被加熱部
材が載置される載置部の幅寸法が確保されて被加熱部材
を安定した状態で載置するとともに、ダイキャスト製の
五徳部材と同等の充分な量感が得られるようになる。五
徳装置は、汁受け部材に対して各五徳部材が取付ねじを
不要として強固に取り付けられるために、部品点数や取
付工数が低減されてコスト低減が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
図面に示した五徳装置1について詳細に説明する。五徳
装置1は、図1に示すようにガスボンベ3を用いるガス
コンロ装置2に備えられる。ガスコンロ装置2は、基本
的な構成を従来のガスコンロ装置と同様とされ、詳細を
省略するが底板4が平面形状を略正方形領域とされた燃
焼部4aと、この燃焼部4aに隣接する矩形領域のボン
ベ装填部4bとに区割りされて構成されている。ガスコ
ンロ装置2は、燃焼部4aを囲んで底板4に外枠部材5
が取り付けられるとともに、ボンベ装填部4bを覆って
カバー部材6が回転自在に組み付けられてなる。
【0012】ガスコンロ装置2には、ボンベ装填部4b
側に、装填されたガスボンベ3を図示しないガバナ機構
に結合するチャッキング機構を駆動する操作レバー7
や、燃焼部4aに供給するガス量の調整操作或いは着火
操作を行う操作ツマミ8が設けられている。ガスコンロ
装置2には、底板4に支持されて燃焼部4aの中央部に
バーナ9が配置されるとともに、図示しない着火機構が
配置されている。バーナ9は、ガバナ機構を介してガス
ボンベ3から供給された燃料ガスに空気を混合して、こ
の混合気体を環状の火口から吹き出しながら燃焼させ
る。ガスコンロ装置2には、燃焼部4aを覆って外枠部
材5に五徳装置1が着脱自在に組み付けられる。
【0013】五徳装置1は、平面形状が略正方形の汁受
け部材10と、この汁受け部材10に取り付けられた同
一形状の4個の五徳部材11(11a乃至11d)とか
ら構成される。五徳装置1は、各五徳部材11が、それ
ぞれ汁受け部材10の各対角線上に配置されることによ
り放射状に取り付けている。なお、五徳装置1は、4個
の五徳部材11に限定されず、3個或いは多数個を備え
るようにしてもよい。五徳装置1は、この場合各五徳部
材11が汁受け部材10の各対角線上に配置されず、バ
ーナ9を中心としてその周囲に等間隔を以って配置され
る。
【0014】五徳装置1は、使用状態において図1に示
すように各五徳部材11が上方に突出されるようにして
汁受け部材10が外枠部材5に組み合わされる。五徳装
置1は、未使用状態において各五徳部材11が内部空間
に収納されるように汁受け部材10が反転されて外枠部
材5に組み合わされる。汁受け部材10は、外枠部材5
の上方開放部を閉塞するに足る外形形状を有する浅皿状
を呈しており、円形に段落ちされた内周部位の中央部に
位置してバーナ9の火口部位を外方に臨ませるバーナ開
口部12が形成されている。なお、汁受け部材10は、
ガスコンロ装置2の形状や構成に応じてその外形や内周
部位が適宜の形状を以って形成される。
【0015】汁受け部材10は、下方へと折曲された外
周フランジ部を、上縁部に係合することによって外枠部
材5上に載置される。汁受け部材10には、バーナ開口
部12を中心として各対角線上に位置して詳細を後述す
る五徳取付部13(取付受け部)が形成されており、上
述したように各五徳部材11を放射状に配置して取り付
ける。なお、汁受け部材10には、五徳部材11の個数
に応じて各五徳取付部13が適宜形成され、バーナ開口
部12を中心として互いに等間隔を以って配置される。
各五徳取付部13は、それぞれ各対角線上に位置して、
バーナ開口部12側の段落ちされた領域に形成された内
周取付部13aと、外周側の領域に形成された外周取付
部13bの一対からなる。内周取付部13aと外周取付
部13bとは、互いに同一の構成であり、以下の説明に
おいては内周取付部13aについて代表して説明する。
【0016】五徳取付部13は、図4及び図5に示すよ
うに、汁受け部材10の表面に突出形成された位置決め
凸部14と、この位置決め凸部14の長手方向の両側面
と平行に形成された一対の嵌合溝15(15a、15
b)とからなる。位置決め凸部14は、例えば汁受け部
材10に打出し加工を施して一体に突出形成され、対角
線に沿った方向を長軸とする矩形凸部からなる。位置決
め凸部14は、図4に示すように所定の幅wを有して形
成されている。各嵌合溝15は、位置決め凸部14の長
手方向の両側面に沿って互いに平行に形成されている。
各嵌合溝15は、後述する五徳部材11を形成する金属
材料板の板厚とほぼ等しい溝幅を以って形成されてい
る。
【0017】五徳部材11は、鋼板やステンレス板等の
耐熱性が大きい金属板を素材としてプレス加工を施して
形成されてなる。五徳部材11は、図2乃至図4に示す
ように、載置された被加熱体を支持する載置部16と、
この載置部16から折曲された互いに平行に対峙する一
対の側面部17(17a、17b)と、これら側面部1
7の先端部にそれぞれ形成された詳細を後述する取付部
18とからなり、断面略コ字状を呈して一体に形成され
ている。
【0018】載置部16は、その長さが上述した内周取
付部13aと外周取付部13bとの間隔よりも大きくか
つその幅寸法dが位置決め凸部14の幅寸法wよりもや
や小幅とされた平面形状が矩形の部位からなる。載置部
16には、図2に示すように内周側(同図において左
側)から長手方向の略中央位置の領域に亘って、被加熱
体を滑り止めするとともに機械的強度の向上を図る幅方
向の多数個の凹凸部が折曲形成されている。載置部16
には、長手方向の両端部に、鋭利化を抑制して危険防止
を図る折返し部が折曲形成されている。
【0019】各側面部17は、載置部16の幅方向の両
側縁に沿って長手方向の全域に亘ってそれぞれ折曲形成
されてなり、上述したように五徳部材11が断面コ字状
を呈するようにする。各側面部17には、汁受け部材1
0側の内周取付部13aと外周取付部13bとに対応す
る部位がそれぞれ下方へと延長されることによってそれ
ぞれ一対の内周取付脚部19(19a、19b)及び外
周取付脚部20(20a、20b)が一体に形成されて
なる。各側面部17は、上述したように汁受け部材10
の段落ちされた部位に内周取付部13aが形成されると
ともに外周部位に外周取付部13bに形成されているこ
とから、図2に示すように内周取付脚部19と外周取付
脚部20とがその長さを異にして形成されている。
【0020】各側面部17は、対をなす各内周取付脚部
19aと19b、外周取付脚部20aと20bとが、そ
れぞれの先端部の対向間隔を汁受け部材10の位置決め
凸部14の幅寸法wとほぼ等しく設定されてなる。各側
面部17は、図2に示すように上述した内周取付脚部1
9と外周取付脚部20との間をアーチ状に連結して機械
的強度の向上を図っている。各側面部17は、図3に示
すように内周取付脚部19と外周取付脚部20の先端部
位を除く外周部分に、鋭利化を抑制して危険防止を図る
折返し部が折曲形成されている。各側面部17には、厚
み方向の機械的強度の向上とともに外観的差別性を図る
ために、図2に示すように内周取付脚部19と外周取付
脚部20との外形形状と略相似形を呈するリブ凹部がそ
れぞれ形成されている。
【0021】取付部18は、具体的には内周取付脚部1
9a、19bの先端部にそれぞれ一体に形成された内周
取付部18a、18bと、外周取付脚部20a、20b
の先端部にそれぞれ一体に形成された外周取付部18
c、18dとからなる。各取付部18は、それぞれ同一
の構成であり、以下の説明においては内周取付脚部19
側の一方の内周取付部18aについて代表して説明す
る。各取付部18は、図4に示すように、それぞれ嵌合
凸部21(21a、21b)と、受け板部22(22
a、22b)とから構成される。各取付部18は、取付
脚部19の先端部をそれぞれ外側に向けて直角に折曲し
て受け板部22を形成している。
【0022】各取付部18は、受け板部22に、折曲げ
部位を両端とした略コ字状のスリットを形成し、このス
リットによって切り残された舌片部分が下方へと突出さ
れて嵌合凸部21を形成している。嵌合凸部21は、汁
受け部材10の板厚よりも大きな長さを有するととも
に、その幅寸法が嵌合溝15の長さとほぼ等しい凸片か
らなる。なお、各取付部18は、汁受け部材10に位置
決め凸部14を形成する際に加工特性から外周面にテー
パが付されることから、受け板部22の折曲部分もテー
パが付されて折曲されてなる。
【0023】五徳部材11は、金属板に対して打抜き加
工を施して展開形状の中間部材を形成した後に折曲げ加
工を施して上述した各部を形成する連続プレス加工によ
って形成されるが、打抜き加工の際のダレ側を表面側と
して折曲げ加工が施される。五徳部材11は、上述した
各部位の折返し部を折曲形成する際に、端面のバリ取り
処理が施される。五徳部材11は、上述した加工、処理
を施した後に必要に応じて適宜塗装等が施される。
【0024】以上のように構成された五徳部材11は、
内周取付脚部19と外周取付脚部20とが相対する内周
取付部13aと外周取付部13bにそれぞれ取り付けら
れることによって、汁受け部材10に対して放射状に配
置されて取り付けられる。すなわち、五徳部材11は、
内周取付脚部19a、19bが図4に示すように各嵌合
凸部21をそれぞれ五徳取付部13の相対する嵌合溝1
5内に差し込まれて取り付けられる。五徳部材11は、
各受け板部22を汁受け部材10の表面に当接するまで
嵌合凸部21を嵌合溝15内に差し込む。五徳部材11
は、この状態で図5に示すように嵌合溝15を貫通した
嵌合凸部21の先端部を汁受け部材10を挟んで受け板
部22と対向するようにして折り曲げることによってそ
れぞれ固定される。なお、五徳部材11は、外周取付脚
部20についても汁受け部材10の外周取付部13bに
対して同様の組付操作が行われる。
【0025】各五徳部材11は、上述したように嵌合溝
15を貫通した各嵌合凸部21の先端部に折曲げ処理を
施すことによって汁受け部材10に固定するようにした
が、かかる固定方法に限定されるものでは無い。各五徳
部材11は、例えば嵌合溝15を貫通した各嵌合凸部2
1の先端部にねじり処理を施すことによって固定した
り、各嵌合凸部21の先端部につぶし処理やポンチ処理
等を施こすいわゆるかしめによって汁受け部材10に固
定するようにしてもよい。
【0026】五徳装置1は、上述した組付操作によって
汁受け部材10に対して五徳部材11を取り付けること
によって、図5に示すように内周取付脚部19a、19
bが位置決め凸部14の両側面を挟持するとともに受け
板部22が表面上で支持されて、五徳部材11の横振れ
や横方向への移動が規制される。五徳装置1は、受け板
部22と折曲された嵌合凸部21の先端部とによって汁
受け部材10を挟持することから、五徳部材11が脱落
を防止されるとともに移動を規制されて強固に取り付け
られる。五徳装置1は、嵌合凸部21がその断面形状に
ほぼ等しい開口形状を有する嵌合溝15に嵌合されるこ
とによって、五徳部材11が長手方向の移動を規制され
て強固に取り付けられる。
【0027】五徳装置1は、上述した組付操作によって
五徳部材11を取り付けた汁受け部材10が、燃焼部4
aを覆って外枠部材5に組み付けられる。五徳装置1
は、各五徳部材11の載置部16が、その内周側の先端
部を汁受け部材10のバーナ開口部12の外周部に延在
される。五徳装置1は、上述したように各五徳部材11
が汁受け部材10に対して強固に取り付けられることか
ら、載置される鍋等の被加熱体をしっかりと保持する。
五徳装置1は、五徳部材11上に被加熱体が載置されて
バーナ9が点火されると、火口から吹き出た炎が載置部
16の先端部に直接浴びせられる。五徳装置1は、上述
したように各五徳部材11が耐熱特性の大きい金属材に
よって形成されているために、それぞれの先端部が溶け
出したり変形したりすることは無い。
【0028】五徳装置1は、上述したように各五徳部材
11が断面略コ字状に形成されていることから、載置部
16が充分な厚みを有しており被加熱体が安定した状態
で載置される。五徳装置1は、上述した各五徳部材11
の形状によって全体的に従来のダイキャスト製の五徳部
材と同等以上の厚み感を有し、高級品の印象を与えるよ
うになる。なお、五徳装置1は、例えば使用後は外枠部
材5から取り外され、反転した状態で外枠部材5に再組
み付される。
【0029】上述した五徳装置1においては、内周取付
脚部19と外周取付脚部20とを相対する内周取付部1
3aと外周取付部13bに取り付けることによって、汁
受け部材10に取り付けるようにしたが、本発明はかか
る構成に限定されるものでは無いことは勿論である。五
徳装置1は、各五徳部材11の内周側に被加熱体の荷重
が大きく負荷されることから、少なくとも内周取付脚部
19に上述した構成を採用するようにしてもよい。五徳
装置1は、例えば汁受け部材10の外周取付部13bを
嵌合溝15に代えて同等の溝幅を有する凹溝によって構
成し、この凹溝中に嵌合凸部21を嵌合して移動を規制
するようにしてもよい。
【0030】第2の実施の形態として図6に示した五徳
装置30は、汁受け部材31に対して五徳部材32がよ
り強固に取り付けられるように構成してなる。五徳装置
30は、汁受け部材31に形成される五徳取付部33
が、位置決め凸部34と、その周囲に形成される嵌合溝
35とからなる基本的な構成を上述した汁受け部材10
と同様とするが、位置決め凸部34の各側面にそれぞれ
対応して4個の嵌合溝35a乃至35dを形成した構成
に特徴を有している。
【0031】また、五徳部材32は、耐熱性の大きい金
属板にプレス加工が施されて、載置部36と、その幅方
向の両側縁に沿って互いに平行に対峙するように折曲さ
れた一対の側面部37(37a、37b)とからなる断
面コ字状を呈する基本的な構成を同等とする。五徳部材
32は、汁受け部材31の五徳取付部33に対応して形
成される取付部38が側面部37a、37bを断面L字
状としてこれらの間を連結する角筒状を呈してなる構成
に特徴を有している。
【0032】すなわち、取付部38は、一方の側面部3
7aから下方に延長されて一体に形成された第1の取付
脚部39と、他方の側面部37bから下方に延長されて
一体に形成された第2の取付脚部40と、第1の取付脚
部39の両側縁にそれぞれ一体に折曲形成された第3の
取付脚部41及び第4の取付脚部42とからなる。第1
の取付脚部39は、位置決め凸部34の長手方向の側面
の幅よりもやや大きい幅を有しており、先端部に嵌合凸
部43と受け板部44とが形成されている。なお、嵌合
凸部43及び受け板部44は、第2の取付脚部40乃至
第4の取付脚部42の先端部にも同様に一体に形成され
ている。これら嵌合凸部43a乃至43d及び受け板部
44a乃至44dは、上述した五徳部材11に形成した
嵌合凸部21と受け板部22と同様であるからその説明
を省略する。
【0033】第2の取付脚部40は、位置決め凸部34
の幅とほぼ等しい対向間隔を以って第1の取付脚部39
と平行に対峙している。第3の取付脚部41及び第4の
取付脚部42は、位置決め凸部34の幅方向の側面の幅
とほぼ等しい幅を有し、第1の取付脚部39の両側縁部
に直交して折曲されてなる。第3の取付脚部41及び第
4の取付脚部42は、それぞれの側縁部が第2の取付脚
部40の内側面に突き当てられている。したがって、第
1の取付脚部39乃至第4の取付脚部42は、全体とし
て位置決め凸部34の外形形状とほぼ等しい形状の内部
空間を有して角筒状の取付部38を構成する。
【0034】以上のように構成された取付部38を有す
る五徳部材32は、第1の取付脚部39乃至第4の取付
脚部42が位置決め凸部34の各周側面を取り囲むよう
にしてして汁受け部材31に組み合わされる。五徳部材
32は、第1の取付脚部39乃至第4の取付脚部42の
先端部に形成した各嵌合凸部43が対応する五徳取付部
33に形成した各嵌合溝35に相対嵌合されるととも
に、それぞれの先端部に折曲処理が施されることにより
汁受け部材31に取り付けられる。
【0035】五徳装置30は、上述したように五徳部材
32の取付部38が汁受け部材31の取付部33に対し
て、位置決め凸部34をコアとして第1の取付脚部39
乃至第4の取付脚部42を固定される。したがって、五
徳装置30においては、五徳部材32が前後・左右のい
ずれの方向に対する移動が規制されて強固な取り付けが
行われる。五徳装置30は、上述した取付構造を内周側
に設けることによって外周側を受け部のみによって構成
したり、一カ所にのみ形成しても汁受け部材31に対し
て五徳部材32が強固に取り付けられる。なお、五徳部
材32は、第2の取付脚部40と第3の取付脚部41及
び第4の取付脚部42との間に嵌合凸部と嵌合溝との構
造を設けることによって取付部38の機械的強度がさら
に向上されるようになる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる五徳装置によれば、五徳部材が耐熱性の高い金属板
にプレス加工を施して断面略コ字状に折曲形成され、脚
部と、その先端部に形成された嵌合凸部と受け板部とか
らなる一対の取付部を載置部の両側縁に相対向して一体
に形成するとともに、五徳取付面にバーナの火口部の周
囲に形成された複数の位置決め凸部と、この位置決め凸
部の周囲に形成された嵌合溝とからなる取付受け部を形
成した汁受け部材に取り付けて構成される。したがっ
て、五徳装置によれば、バーナの火口部と対向する五徳
部材の先端部の溶融や変形の発生が防止され、その載置
部の幅寸法を確保されて被加熱部材を安定した状態で載
置するとともに、ダイキャスト製の五徳部材と同等の充
分な量感が得られるようになる。五徳装置によれば、各
五徳部材がその取付部を汁受け部材の五徳取付面に形成
した取付受け部に取り付けられることによって、大きな
接地面を確保されるとともに脚部がしっかりと保持され
大きな荷重の被加熱部材が載置されてもこれを安定した
状態でしっかりと支える。五徳装置によれば、汁受け部
材に対して各五徳部材が取付ねじを用いずに固定される
ために、部品点数や取付工数の低減によるコストダウン
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す五徳装置を備え
たガスコンロ装置の一部切欠き正面図である。
【図2】五徳部材の正面図である。
【図3】五徳部材の側面図である。
【図4】汁受け部材に五徳部材を取り付ける操作を説明
する分解斜視図である。
【図5】汁受け部材に五徳部材を取り付けた状態を示す
要部縦断面図である。
【図6】他の実施の形態として示す五徳装置の分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 五徳装置、2 ガスコンロ装置、3 ガスボンベ、
4 底板、4a 燃焼部、5 外枠部材、9 バーナ、
10 汁受け部材、11 五徳部材、12 バーナ開口
部、13 五徳取付部(取付受け部)、14 位置決め
凸部、15 嵌合溝、16 載置部、17 側面部、1
8 取付部、19 内周取付脚部、20外周取付脚部、
21 嵌合凸部、22 受け板部、30 五徳装置、3
1 汁受け部材、32 五徳部材、33 五徳取付部、
34 位置決め凸部、35 嵌合溝、36 載置部、3
7 側面部、38 取付部、39 第1の取付脚部、4
0 第2の取付脚部、41 第3の取付脚部、42 第
4の取付脚部、43 嵌合凸部、44 受け板部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部からバーナの火口を外方に臨ませ
    てコンロ本体部に装着された汁受け部材に、複数個の五
    徳部材を上記バーナの火口の周囲に配列して取り付けて
    なる五徳装置において、 上記各五徳部材は、耐熱性が大きい金属板を素材として
    一体に形成され、梁状の載置部と、この載置部の幅方向
    の両側縁にそれぞれ折曲形成された脚部と、この脚部の
    先端部に形成された嵌合凸部及び水平に折曲された受け
    板部とからなる相対向する一対の取付部とを有して断面
    略コ字状に折曲形成されてなり、 上記バーナの火口部を中心として五徳取付面に複数の位
    置決め凸部が形成されるとともにそれぞれの周囲に嵌合
    溝が形成されてなる取付受け部を有する上記汁受け部材
    に対して、上記位置決め凸部を挟み込むとともに上記嵌
    合凸部を上記嵌合溝に嵌合して上記受け板部を上記五徳
    支持面上に当てがって組み付けた後に、上記嵌合溝を貫
    通した上記嵌合凸部の端部が固定されて取り付けられる
    ことを特徴とする五徳装置。
  2. 【請求項2】 上記各五徳部材は、上記取付部が上記汁
    受け部材の位置決め凸部の外周部を囲む筒状を呈して形
    成されるとともに、各側面部の先端部に上記位置決め凸
    部の周囲に形成された複数個の嵌合溝にそれぞれ嵌合さ
    れる複数の嵌合凸部と上記五徳取付面上に当てがわれる
    受け板部とが形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の五徳装置。
  3. 【請求項3】 上記各五徳部材には、内周取付部と外周
    取付部とが形成され、少なくとも内周取付部の嵌合凸部
    が、上記汁受け部材に形成した嵌合溝に嵌合されるとと
    もに貫通した端部が固定されて取り付けられることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の五徳装置。
  4. 【請求項4】 上記各五徳部材には、周縁部に沿って内
    面側に折曲される折返し部が形成されることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3に記載の五徳装置。
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JP4686694B2 (ja) * 2005-11-22 2011-05-25 株式会社パロマ ガラストップコンロ

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