JP2003039647A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003039647A
JP2003039647A JP2001228902A JP2001228902A JP2003039647A JP 2003039647 A JP2003039647 A JP 2003039647A JP 2001228902 A JP2001228902 A JP 2001228902A JP 2001228902 A JP2001228902 A JP 2001228902A JP 2003039647 A JP2003039647 A JP 2003039647A
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JP2001228902A
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Hiroomi Ozawa
広臣 小沢
Kenji Yamada
健二 山田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無処理印刷媒体へのインクジェット印刷を可
能にするため、約10〜40cPsの高粘度インクを噴
射が出来る印字ヘッドの構成を採り、更に高粘度インク
でのインク乾燥時間を確保し、又、当該インクで2色以
上を印刷した時でも、混色が起こらないインクジェット
プリンタを開発する。 【解決手段】 インク粘度10〜40cPsを噴射出来
る吐出力を得るための圧電駆動素子の断面積0.36平
方mm以上、及び共通インク通路幅2mm以上を確保で
きる様に、オンデマンド式インク噴射機構群のノズル間
隔を0.508mm(50ノズル/1インチ)、又は
0.677mm(37.5ノズル/1インチ)に設定す
る。インク受離層を持たない無処理印刷媒体に印刷され
た10〜40cPsの高粘度インクが乾燥時間を確保す
るため、該当の印刷領域を6回以上に分割して印刷す
る。該当の印刷領域を2色以上で印刷する時は、1色の
印字ヘッドで当該の印刷領域を印刷した後で2色目の印
字ヘッドで印刷する様に印字ヘッドを配置して、この配
置に対応したプリンタ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク受離層を設
けない印刷媒体への印刷を可能にするインクジェットプ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタでは、滲
みを抑える等の目的で、印刷媒体の表面にインク受離層
を設けたインクジェットプリンタ専用印刷媒体を使用
し、この専用印刷媒体に印刷することで解決している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1に、インク受離層
(もしくはインク受容層という)を設けた印刷媒体への
インクジェット印刷の原理を示した模式図を示す。イン
ク受離層を設けたインクジェットプリンタ専用印刷媒体
を用いた場合は、インク受離層がインク溶剤を即座に吸
収するため、インクの乾燥時間が短く、また、同じ印刷
領域にインク色の異なる印字ヘッドで同時に印刷した場
合でも、各々のインク溶剤がインク受離層に吸収される
ため、混色やインク同士のにじみが少ない。そのため、
図2の印刷方法の様に連続した基本印刷走査(ラスタ
ー)間隔で一斉に印刷可能である。しかし、産業界のP
OD(Print On Demand)印刷やJIT
(Just In Time)生産対応印刷でインクジ
ェットプリンタを採用した場合には、インクジェットプ
リンタ専用印刷媒体を用いる事によるコストアップが大
きな課題として残る。
【0004】本発明の目的は、インク受離層を設けない
印刷媒体に印刷可能なインクジェットプリンタを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決する手段】上記問題を解決するため、本発
明では、圧電駆動素子と、振動板と、インク室と、共通
インク通路と、リストリクタと、ノズル穴を有するオリ
フィスプレートと、圧電駆動素子駆動回路等から成るオ
ンデマンド式インク噴射機構群を具備した印字ヘッドを
搭載したインクジェットプリンタにおいて、インク受離
層を設けない無処理印刷媒体へのインクジェット印刷を
可能とするため、使用するインク粘度を10〜40cP
sの高粘度インクとし、前記無処理印刷媒体に印刷され
た前記高粘度インクのインク乾燥時間を確保するため、
当該インクジェットプリンタの基本印刷走査間隔(0.
0423mm=600dpi相当)を、6倍以上の間隔
に分散して印刷する事を特徴とする。
【0006】また、分散して印刷する事によって印刷速
度が低下する点をカバーするため、印字ヘッドの印刷可
能な幅を、2.5インチ(63.5mm)以上に広くす
る事を特徴とする。
【0007】また、インク色の異なる印字ヘッドを有し
た多色プリンタ構成の場合、各色の印字ヘッドの印刷可
能域がオーバラップする事がない様に、各色の印字ヘッ
ドを印刷可能域の幅だけ順次ずらした配置を採り、同じ
印刷域に2色以上の印刷を行う場合には、先ず1色目の
印字ヘッドで印字ヘッドの印刷幅分だけ印刷した後に、
用紙を印字ヘッドの印刷可能域分だけ搬送方向にずら
し、2色目以降も同様に印字する事を特徴とする。
【0008】また、インク粘度が10〜40cPsの高
粘度インクを確実に噴射できる様にするため、当該オン
デマンド式インク噴射機構群の圧電駆動素子の断面積を
0.36平方mm以上とし、更に、前記高粘度インクを
確実に供給するため、共通インク通路幅を2mm以上と
する事を特徴とする。
【0009】また、当該オンデマンド式インク噴射機構
群のノズル穴(インク噴射口)ピッチを0.508mm
(50ノズル/1インチ)、又は0.677mm(75
ノズル/2インチ)に設定する事を特徴とする。更に、
最大の印刷速度を引き出すため、当該オンデマンド式イ
ンク噴射機構群を2列に配置して、1列目のノズル穴
(インク噴射口)間隔の中間に、2列目のノズル穴(イ
ンク噴射口)を配置させて、実質のノズル穴間隔を請求
項1の最小条件と合せるを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図3に、本発明による無処理印刷
媒体へのインクジェット印刷の原理を示した模式図を示
す。インク受理層を設けない印刷媒体に印刷するために
は、インク溶剤の含有量を減らして、インク滴の流れ出
しを抑えることで対応できる。インク受離層を設けない
用紙や有機フィルムや板材等で予備検討をした結果、図
3を満足させるにはインク粘度を10〜40cPs(印
刷媒体により、適正値が異なる)の範囲で高くする必要
がある事が判った。因みに、従来のオンデマンド式イン
ク噴射機構用のインク粘度は2〜4cPs付近が多い。
【0011】図5は、インク粘度10〜40cPsの高
粘度インクを噴射できる、本発明による印字ヘッドの印
字面側から見た平面図である。オリフィスプレート2の
裏側に、オンデマンド式インク噴射機構群が2列実装さ
れている。それらのインク噴射口に当たるノズル穴1
が、1列当たり128個並んでいる。N1、N3、N
5、…、N255は、1列目のインク噴射口(ノズル穴
1)の番号で、N2、N4、N6、…、N256は、2
列目のインク噴射口(ノズル穴1)の番号である。1列
当たり128個での対応印刷幅は、50ノズル/1イン
チ×128ノズル=2.56インチ(約65mm)であ
る。2列のインク噴射機構群を合せての実質ノズル・ピ
ッチMは、M=0.254mm(100ノズル/1イン
チ=100dpi相当)となる。印字ヘッド10は、印
字ヘッド取付ベース11と印字ヘッド取付穴14を用い
て、図7の印字ヘッド取付台32に図5の平面を印刷媒
体に対面するようにして搭載される。
【0012】図5における説明は、1発当たりのインク
吐出量が30〜75pl位を目標としたノズル・ピッチ
L=0.508mm(50ノズル/1インチ)の例であ
る。1発当たりのインク吐出量が75〜120pl位を
目標する場合には、ノズル・ピッチL=0.677mm
(75ノズル/2インチ)となり、インク噴射機構群が
3列で実装されるが、ここでは説明を省略する。
【0013】6回以上(6ラスター以上毎)に分散して
印刷する事と、圧電駆動素子(PZT)の断面積:0.
36平方mm以上を確保するため、ノズル穴(インク噴
射口)ピッチを0.508mmとする必要がある。しか
し、これは、12ラスターに相当することになる。従っ
て、当該印字ヘッドの実質ノズル・ピッチを6ラスター
(0.254mm=100dpi)相当にするには、当
該印字ヘッドのインク噴射機構群を2列実装にして、更
に1列目のノズル穴(インク噴射口)間隔の中間に2列
目のノズル穴(インク噴射口)位置を配設する。これに
より、本発明の必要条件を満足させながら最大の印刷速
度を得ることが可能となる。
【0014】前記高粘度インク(10〜40cPs)を
確実に噴射できる吐出力を得るには、当該オンデマンド
式インク噴射機構群の圧電駆動素子(PZT)の断面積
が0.36平方mm(列方向0.24mm、横幅1.5
mm)<計算上>以上、及び共通インク通路幅を2mm
<計算上>以上の印字ヘッド構成を必要とする。
【0015】上記の値を確保するために、当該オンデマ
ンド式インク噴射機構群のノズル穴(インク噴射口)ピ
ッチを0.508mm(50ノズル/1インチ)、又は
0.677mm(75ノズル/2インチ)とする。
【0016】図6は、図5のAA’断面で見た、本発明
に供するオンデマンド式インク噴射機構の断面図であ
る。プリンタ制御回路21の指示により、印字ヘッド制
御回路20の該当ノズルが選択され、駆動信号が付勢さ
れると、PZT駆動回路19がオンして圧電駆動素子1
3に電圧が印加される。この時、圧電駆動素子13に変
位が起こり、振動板7に変位を与え、インク室3のイン
クを押してノズル穴1からインクを噴射する。共通イン
ク通路8は、インク補給源からのインクをインク室3に
導く幹路である。リストリクタ5は、共通インク通路8
からインクをインク室3に導く通路であるが、インク噴
射時の逆流を防ぐため、狭い通路で構成されている。図
6の圧電駆動素子(PZT)13は、本発明の高粘度イ
ンク(10〜40cPs)を確実に噴射できる吐出力を
得るため、断面積を0.36平方mm<計算値>以上に
設計する。
【0017】電極を貼り付けた圧電駆動素子素材(角
材)に歯幅0.22mmのダイシングカッターで溝を入
れ、1列128個のインク噴射機構群に配設する。歯幅
0.22mmのダイシングカッターで溝を入れた時の列
方向幅は、0.288mmであるが、カッターの歯の公
差や振れ幅等で溝幅が広くなった最悪条件でも、列方向
幅0.24mm以上は確保できる。従って、圧電駆動素
子(PZT)13の断面積0.36平方mm<計算値>
以上を確保するには、圧電駆動素子(PZT)13の横
幅を1.5mm以上に設計する。
【0018】図4は、本発明の印刷方法を示した模式図
である。インク受離層を設けない印刷媒体で、高粘度イ
ンクを使用して印刷した場合のインク乾燥時間を確保す
るため、印字ヘッドの対応印刷領域内で、印字ヘッドの
基本印刷走査(ラスター)間隔を6倍以上に分散して印
刷することで、対処出来る事が予備検討で分かってい
る。
【0019】また、印字ヘッドの対応印刷領域内で6ラ
スター以上に分散して印刷する事で印刷速度が低下する
問題は、1スキャン(印字ヘッドのシリアル移動1回)
当たりの対応印刷幅を6倍以上にすれば、カバーでき
る。具体的には1スキャン当たり2.5インチ(63.
5mm)以上にする。
【0020】図7は、本発明を適用したインクジェット
プリンタの平面図である。印字ヘッド取付台32の上
に、4式(黒インク用とカラー用3種)の印字ヘッド1
0の印字可能域12がオーバラップしない様に、印字ヘ
ッド取付ネジ15により取り付ける。印字ヘッド取付台
32は、スライド軸受34を介して、印字ヘッド取付台
移動レール33に係合されている。このヘッド取付け台
は、図6のプリンタ制御回路21からのS FEED−
P信号を受け取り、シリアル駆動モータ36を駆動し、
無処理印刷媒体37の上をシリアル移動動作する構成で
ある。上下2本の印字ヘッド取付台移動レール33は、
プリンタ側フレーム31に支持されている。印字ヘッド
10の印字動作は、当該移動動作で無処理印刷媒体37
の印字位置と該当する印字ヘッドの該当するノズル穴
(インク噴射口)が、整合した時に、図6のプリンタ制
御回路21からのPRINTn−P信号を受け取って実
施される。
【0021】無処理印刷媒体上の同じ印刷領域に2色以
上を印刷する場合は、印字ヘッドの印刷対応幅だけ、先
ず1色目を本発明の印刷方法(6ラスター以上に分散し
て印刷)で行ない、1色目の印刷が完了した時に、印刷
媒体を2色目のヘッドの印字開始位置まで搬送し、2色
目の印刷を行うようにする。
【0022】タイミングベルト35は、同期ズレを起こ
さずに、シリアル移動動作をさせるための伝達機構であ
る。本発明のインクジェットプリンタの印刷対象である
無処理印刷媒体37は、媒体搬送軸38と媒体保持軸3
9とに保持されており、図6のプリンタ制御回路21か
らのM FEED−P信号を与えることで、印媒体搬送
モータ41を駆動し、減速機構40を介して無処理印刷
媒体37の送り量が制御される。媒体搬送軸38と媒体
保持軸39は、プリンタ側フレーム31に支持されてい
る。
【0023】図8は、本発明による1色インクジェット
プリンタの基本動作タイムチャート図である。M FE
ED−P信号は、図6のプリンタ制御回路21からの印
刷媒体の送り量を制御する信号である。最初の長パルス
は、該当する印字ヘッドの位置に送る信号で、次の短パ
ルスは、本発明に基づく分散印刷のために基本印字走査
(ラスタ―)間隔:0.0423mm=600dpi相
当を微送りする信号である。S FEED−P信号は、
印字動作を行うため、シリアル移動動作を行っている期
間を示す信号である。PRINT1−P信号は、当該1
色の印字ヘッドのインク噴射機構が印字データと同期し
た際の信号である。
【0024】図9は、本発明による2色インクジェット
プリンタの基本動作タイムチャート図である。M FE
ED−P信号は、図6のプリンタ制御回路21からの印
刷媒体の送り量を制御する信号である。最初の長パルス
は、該当する印字ヘッドの位置に送る信号で、次の短パ
ルスは、本発明に基づく分散印刷のために基本印字走査
(ラスタ―)間隔:0.0423mm=600dpi相
当を微送りする信号である。S FEED−P信号は、
印字動作を行うため、シリアル移動動作を行っている期
間を示す信号である。PRINT1−P信号は、当該1
色の印字ヘッドのインク噴射機構が印字データと同期し
た際の示す信号である。PRINT2−Pは、本発明に
よる2色目の印字ヘッドのインク噴射機構が当該印字デ
ータと同期した際の信号である。
【0025】
【発明の効果】グラフィック用途のインクジェットプリ
ンタの運用コスト比率は、インクジェットプリンタの購
入&維持コスト:約14%、インク代:約26%、印刷
媒体(有インク受離層)コスト:約56%、サービス費
用:約4%との報告がある。本発明による、インク受離
層を設けない従来の印刷媒体をそのまま用いられれば、
印刷媒体コストを1/2〜1/3に低減できるので、全
体の運用コストに対して約19〜28%削減できる見込
みである。
【0026】更に、本発明によれば、インク受離層を設
けにくい金属やタイル(陶器)等にもインクジェットプ
リンタ印刷が可能になるため、インクジェットプリンタ
適用範囲が拡大でき、当該プリンタの拡販に寄与でき
る。また、従来の無処理印刷媒体がそのまま用いられる
ので、従来印刷機で事前に印刷した印刷物にインクジェ
ットプリンタによるPOD(Print On Dem
and)追加印刷が可能になる。
【0027】従来の印刷媒体をそのまま用いる事が可能
になるため、JIT(Just In Time)生産
対応の多種少数生産にもインクジェットプリンタの導入
が可能になる。また、コストアップが抑えられので、イ
ンクジェットプリンタを用いたサービスを低価格で提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来発明によるインク受離層を設けた印刷媒
体へのインクジェット印刷の原理を示した模式図
【図2】 従来発明によるインクジェット印刷の原理説
明図
【図3】 本発明による無処理印刷媒体へのインクジェ
ット印刷の原理を示した模式図
【図4】 本発明のインクジェット印刷の方法を示した
模式図
【図5】 本発明の例を示した印字ヘッドの印字面から
見た平面図
【図6】 本発明に供するオンデマンド(間欠駆動)式
インク噴射機構の断面図と制御ブロック図
【図7】 本発明を適用したインクジェットプリンタの
平面図
【図8】 本発明による1色インクジェットプリンタの
基本動作タイムチャート図
【図9】 本発明による2色インクジェットプリンタの
基本動作タイムチャート図
【符号の説明】
図において、1はノズル穴、2はオリフィスプレート、
3はインク室、5はリストリクタ、7は振動板、8は共
通インク通路、10は印字ヘッド、11は印字ヘッド取
付ベース、12は印字ヘッドの印字可能域、13は圧電
駆動素子(PZT)、14は印字ヘッド取付穴、15は
印字ヘッド取付ネジ、16は支持基板、17は個別電
極、18は共通電極、19はPZT駆動回路、20はI
Jヘッド制御回路、21はプリンタ制御回路、31はプ
リンタ側フレーム、32は印字ヘッド取付台、33は印
字ヘッド取付台移動レール、34はスライド軸受、35
はタイミングベルト、36はシリアル駆動モータ、37
は無処理印刷媒体、38は媒体搬送軸、39は媒体保持
軸、40は減速機構、41は媒体搬送モータである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電駆動素子と、振動板と、インク室と、
    共通インク通路と、リストリクタと、ノズル穴を有する
    オリフィスプレートと、圧電駆動素子駆動回路等から成
    るオンデマンド式インク噴射機構群を具備した印字ヘッ
    ドを搭載したインクジェットプリンタにおいて、 インク受離層を設けない無処理印刷媒体へのインクジェ
    ット印刷を可能とするため、使用するインク粘度を10
    〜40cPsの高粘度インクとし、前記無処理印刷媒体
    に印刷された前記高粘度インクのインク乾燥時間を確保
    するため、当該インクジェットプリンタの基本印刷走査
    間隔(0.0423mm=600dpi相当)を、6倍
    以上の間隔に分散して印刷する事を特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  2. 【請求項2】分散して印刷する事によって印刷速度が低
    下する点をカバーするため、印字ヘッドの印刷可能な幅
    を、2.5インチ(63.5mm)以上に広くする事を
    特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】インク色の異なる印字ヘッドを有した多色
    プリンタ構成の場合、各色の印字ヘッドの印刷可能域が
    オーバラップする事がない様に、各色の印字ヘッドを印
    刷可能域の幅だけ順次ずらした配置を採り、同じ印刷域
    に2色以上の印刷を行う場合には、先ず1色目の印字ヘ
    ッドで印字ヘッドの印刷幅分だけ印刷した後に、用紙を
    印字ヘッドの印刷可能域分だけ搬送方向にずらし、2色
    目以降も同様に印字する事を特徴とする請求項1に記載
    のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】インク粘度が10〜40cPsの高粘度イ
    ンクを確実に噴射できる様にするため、当該オンデマン
    ド式インク噴射機構群の圧電駆動素子の断面積を0.3
    6平方mm以上とし、更に、前記高粘度インクを確実に
    供給するため、共通インク通路幅を2mm以上とする事
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリン
    タ。
  5. 【請求項5】当該オンデマンド式インク噴射機構群のノ
    ズル穴ピッチを0.508mm(50ノズル/1イン
    チ)、又は0.677mm(75ノズル/2インチ)に
    設定する事を特徴とする請求項4に記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  6. 【請求項6】最大の印刷速度を引き出すため、当該オン
    デマンド式インク噴射機構群を2列に配置して、1列目
    のノズル穴間隔の中間に、2列目のノズル穴を配置させ
    て、実質のノズル穴間隔を請求項1の最小条件と合せる
    事を特徴とする請求項1乃至5に記載のインクジェット
    プリンタ。
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