JP2003038524A - 咬合検出方法および咬合シート - Google Patents

咬合検出方法および咬合シート

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JP2003038524A
JP2003038524A JP2001229302A JP2001229302A JP2003038524A JP 2003038524 A JP2003038524 A JP 2003038524A JP 2001229302 A JP2001229302 A JP 2001229302A JP 2001229302 A JP2001229302 A JP 2001229302A JP 2003038524 A JP2003038524 A JP 2003038524A
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Japan
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occlusal
sheet
tooth
teeth
occlusal sheet
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Tokuko Yoshimura
督子 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、咬合シートを歯に仮止めする咬合
検出方法および仮止め機構を設けた咬合シートを提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】 本発明は、歯1、1、・・に対して着色
剤3が表裏面、又は片面のみに塗布された咬合シート4
を、着色剤3が歯1上面に位置する状態で被せ、咬合シ
ート4の左右側周辺に配設された金属性芯線5を、歯1
と歯肉11の境目や、唇裏部と歯肉11の境目に沿って
変形させることにより咬合シート4を歯1、1、・・に
仮止めするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】咬合検出方法および咬合シー
トに関する。詳しくは歯科治療において上下歯の咬合状
態を検査するための咬合検出方法および咬合シートに係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より歯科治療、例えば義歯の製作あ
るいは歯冠補綴などにおいては、上下歯の咬合状態を検
査するために、紙などの基材の両面にカーボンなどの着
色材を付与した咬合シートが使用されている。
【0003】この咬合シートは図16に示すように、個
々の上下歯の咬合状態を検査するために紙片状としたも
の、又は図17に示すように上下歯全体の咬合状態およ
び歯列状態を検査するために馬蹄形状としたもの等があ
る。
【0004】そこで咬合シートの発明として特開平5−
168664号がある。この発明は咬合シートの一方の
面に着色剤を塗布し、他方の面に顕色剤を塗布した構成
とすることにより、この咬合シートを上下歯の間に挿入
して、これを噛むことによって、歯が咬合シートに接触
した部位が着色するとともに、噛み合わせにおいても最
も高い圧力が加わった部位を発色によって的確に検知す
ることを特徴とするものである。
【0005】又この発明では図18に示すように、咬合
シート101を舌状に形成し、その外方にタブ部102
を伸長し、このタブ部102を設けることによって咬合
シート101を口内に挿入する場合の取扱いを便利とし
たことを特徴とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
咬合シートは、治療時に歯科医師等が咬合紙ホルダーに
よりこれらの咬合シートをはさみ、又は図18に示すよ
うな咬合シートではタブ部をはさんで口内に挿入し、上
下歯間で噛み合わせ、歯が咬合シートに接触した部位が
着色することによって咬合状態を検査するものである
が、この場合その殆どの患者は治療椅子に後傾した状態
で、歯科医師等が咬合紙ホルダー等により咬合シートを
固定した状態で噛み合わせを行うために、常に同一姿勢
による咬合状態での検出しかすることができないことと
なる。
【0007】その結果、同一姿勢での上下歯間の噛み合
わせでは、人間本来の歯の動き、例えば話す、食事、就
寝、前後左右に首を振る等の自然体での歯の咬合状態を
正しく把握することが困難である。
【0008】咬合紙ホルダーの金具等を、上下唇間に挟
んで、歯を噛み合せると、歯及び下顎が前方や後方に移
動しがちであり、その為に調整を重ねても正確な咬合状
態を検出することが困難である。
【0009】そこで本発明では以上の点に鑑みて創案さ
れたものであって、咬合シートによる正確な歯の咬み合
せ状態の咬合検出方法および咬合シートを提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る咬合検出方法は、咬合圧によって咬
合シートに塗布された着色剤を歯に着色する咬合検出方
法であって、咬合シートを歯に被せる工程と、前記咬合
シートを歯に仮止めする工程とを備える。
【0011】ここで、咬合シートを歯に被せる工程と
は、義歯あるいは歯冠補綴した歯を耐水性の支持基材の
表裏両面、又は片面に着色剤が塗布された咬合シートに
よって、その周辺が歯肉と唇裏部との境目に達するまで
被覆する。そして例えば自在に変形できる金属性芯線に
よって、歯と歯肉の境目や唇裏部と歯肉境目部に仮止め
する、あるいは接着剤によって歯及び歯肉に仮止めする
等の手段によって、咬合シートを仮止めする。
【0012】従って歯に咬合シートを仮止めすることに
よって、あらゆる姿勢での上下歯による噛み合せを行う
ことが可能となり、更に咬合検査後の咬合シートの取り
外しが容易に行えるものである。なお咬合シートを接着
剤によって歯及び歯肉に仮止めする場合には、咬合シー
トに接着剤を塗布せずに、歯及び歯肉に接着剤となるも
のを塗布して咬合シートを仮止めする方法もある。
【0013】また、本発明に係る咬合検出方法は、咬合
圧によって咬合シートに塗布された着色剤を歯に着色す
る咬合検出方法であって、歯列状に形成された咬合シー
トを歯に被せる工程と、前記咬合シートを歯に仮止めす
る工程とを備える。
【0014】ここで、歯列状に形成された咬合シートを
歯に被せる工程とは、上,下のいずれかの歯列に合わせ
た、例えば平面歯列型形状の耐水性支持基材の表裏両
面、又は片面のみに着色剤が塗布された咬合シートによ
って、その周辺が歯肉と唇裏部との境目に達するまで被
覆する。そして例えば自在に変形できる金属性芯線によ
って、歯と歯肉の境目や唇裏部と歯肉境目部に仮止めす
る、あるいは接着剤によって歯及び歯肉に仮止めする等
の手段によって、咬合シートを仮止めする。
【0015】従って上,下の歯列に合わせて咬合シート
を仮止めすることによって、あらゆる姿勢での上下歯に
よる噛み合せを行うことが可能となると共に、歯列状態
も着色示現され、更に咬合検査後の咬合シートの取り外
しが容易に行えるものである。なお咬合シートを接着剤
によって歯及び歯肉に仮止めする場合には、咬合シート
に接着剤を塗布せずに、歯及び歯肉に接着剤となるもの
を塗布して咬合シートを仮止めする方法もある。
【0016】また、本発明に係る咬合検出方法は、咬合
圧によって咬合シートに塗布された着色剤を歯に着色す
る咬合検出方法であって、歯列状に形成された咬合シー
トを歯に被せる工程と、前記咬合シートの中心を前歯中
心線に合わせる工程と、前記咬合シートを歯に仮止めす
る工程とを備える。
【0017】ここで、咬合シートの中心を前歯中心線に
合わせる工程とは、歯列状に形成された咬合シートの中
央部を全歯の中心位、即ち前歯中心位に合わせた状態
で、その周辺が歯肉下部に達するまで歯を被覆し、更に
金属性芯線によって自在に変形でき、かつ歯と歯肉の境
目や、唇裏部と歯肉の境目部に仮止めする、あるいは接
着剤によって歯や歯肉に仮止めする等の手段によって咬
合シートを仮止めする。
【0018】従って上,下いずれかの歯列を咬合シート
により全歯の中心線に合わせた状態で仮止めすることに
よって、あらゆる姿勢での上下歯による噛み合せを行う
ことが可能となると共に、左右に歯をすりあわせたりす
ることによって上下歯噛み合わせ部に歯列状態が波線形
で着色示現されるため、歯列矯正の治療にも適応する。
なお咬合シートを接着剤によって歯及び歯肉に仮止めす
る場合には、咬合シートに接着剤を塗布せずに、歯及び
歯肉に接着剤となるものを塗布して咬合シートを仮止め
する方法もある。
【0019】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る咬合シートは、咬合圧によって支持基材に塗布
された着色剤を歯に着色させる咬合シートであって、該
咬合シート周辺に仮止め手段を備える。
【0020】ここで、咬合シート周辺に備える仮止め手
段とは、耐水性の支持基材に着色剤が塗布された咬合シ
ートの周辺に、例えば自在に変形できる金属性芯線を1
本又は複数本配設し、歯と歯肉の境目や、唇裏部と歯肉
の境目の谷間部に沿って咬合シートを仮止めできる構成
とする。あるいは接着剤を咬合シートの周辺に塗布し、
歯や歯肉に貼着することにより咬合シートを仮止めする
構成とする。
【0021】従って歯に咬合シートを被せた状態で芯線
又は接着剤による手段によって仮止めすることにより、
あらゆる姿勢での上下歯による噛み合せを行うことが可
能となり、更に咬合検査後の咬合シートの取り外しが容
易に行えるものである。
【0022】また、本発明に係る咬合シートは、咬合圧
によって支持基材に塗布された着色剤を歯に着色させる
咬合シートであって、歯列状に形成された咬合シート周
辺に仮止め手段を備える。
【0023】ここで、歯列型に形成された咬合シートと
は、上,下のいずれかの歯列に合わせた、例えば馬蹄形
状の耐水性支持基材に着色剤が塗布され、その周辺に例
えば自在に変形できる金属性芯線を1本以上配設し、歯
と歯肉の境目に咬合シートを仮止めできる構成とする。
あるいは接着剤を咬合シートの着色部の周辺に塗布し、
歯に貼着することにより咬合シートを仮止めする構成と
する。
【0024】従って上,下いずれかの歯列を歯列状の咬
合シートにより被せて芯線、又は接着剤により仮止めす
ることによって、あらゆる姿勢での上下歯による噛み合
せを行うことが可能となると共に、歯列状態が着色示現
され、更に咬合検査後の咬合シートの取り外しが容易に
行えるものである。
【0025】また、本発明に係る咬合シートは、咬合圧
によって支持基材に塗布された着色剤を歯に着色させる
咬合シートであって、歯列状に形成された咬合シートを
前歯中心位に合わせる手段と、前記咬合シート周辺に仮
止め手段を備える。
【0026】ここで、歯列状に形成された咬合シートを
前歯中心線に合わせる手段とは、上,下のいずれかの歯
列に合わせた、例えば馬蹄形状の耐水性支持基材に着色
剤が塗布された咬合シートの中央部に例えば菱形の貫設
穴を設け、この貫設穴により目視によって全歯の中心
位、即ち前歯中心位に咬合シートの中央を容易に合わせ
ることが可能となり、更にその周辺に例えば自在に変形
できる金属性芯線を1本以上配設し、歯と歯肉の境目
や、唇裏部と歯肉境目の谷部に、咬合シートを仮止めで
きる構成とする。あるいは接着剤を咬合シートの着色部
の周辺に塗布し、歯や歯肉に貼着することにより咬合シ
ートを仮止めする構成とする。
【0027】従って上,下いずれかの歯列を咬合シート
の中央部と全歯の中心線に合わせた状態で被せて芯線、
又は接着剤により仮止めすることによって、あらゆる姿
勢での上下歯による噛み合せを行うことが可能となると
共に、上下歯噛み合わせ部に歯列状態が波線形で着色示
現されるため、歯列矯正の治療にも適応する。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明を適用した咬合検出方法の
一例は、図1に示すように例えば1本又は2本の歯の治
療による義歯、又は歯冠などの歯1の噛み合わせを検出
するために、歯1、1、・・に対して耐水性紙などから
成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の着色剤3が表
裏面又は片面のみに塗布された咬合シート4を、着色剤
3が歯1上面に位置する状態で被せる。
【0029】そして咬合シート4の左右側周辺に配設さ
れた真鍮などの金属性芯線5を、歯1と歯肉11の境目
に沿って変形させ、又唇裏部と歯肉11境目の谷間部に
変形させ、密着させることにより咬合シート4を歯1、
1、・・に仮止めすることができる。なお金属性芯線5
は、図1に示すように単線に配列する外に、2本以上
(図示せず。)の複線による配列も考えられ、状況に応
じて適した配列とする。
【0030】又図2に示すように、咬合シート4の左右
側周辺に人体に無害で、歯および義歯や歯肉に貼着する
接着剤6を金属性芯線5(図示せず。)に替えて塗布す
ることによって咬合シート4を歯1、1、・・に仮止め
することができる。
【0031】以上のように本発明方法では、咬合シート
4を義歯又は治療歯1に仮止めすることによって、あら
ゆる姿勢での上下歯による噛み合わせが可能となり、し
かも金属性芯線5あるいは接着剤6による仮止めによ
り、咬合シート4の取り外しが容易かつ素早く行え、正
確な咬合検出が可能となる。
【0032】本発明を適用した咬合検出方法では、図3
に示すように前歯から奥歯に渡り馬蹄形に配列される全
歯列形状に形成された歯1、1・・に対して耐水性紙な
どから成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の着色剤
3が表裏面又は片面のみに塗布された咬合シート4を、
着色剤3が歯1上面に位置する状態で被せる。
【0033】そして咬合シート4の左右側周辺の支持基
材2及び支持基材2に接する咬合シート4の一部に、一
定間隔の切り込み7を入れ、更に真鍮などの芯線5が配
設されることによって、歯肉部方向に咬合シート4及び
支持基材2が、広がりや歪曲性を持つことになり、咬合
シート4の左右側周辺が歯1と歯肉11の境目に沿っ
て、しわや型崩れを起こすことなく覆うことができ、か
つ金属性芯線5を歯1と歯肉11の境目や唇裏部と歯肉
11の境目部に沿って変形させることにより咬合シート
4を歯1、1、・・に仮止めすることができる。なお金
属性芯線5は、図3に示すように2本以上(図示せ
ず。)の複線による配列の外に単線の場合も考えられ、
状況に応じて適した配列とする。
【0034】又図4に示すように、咬合シート4の左右
側周辺に人体に無害で、歯および義歯に貼着する接着剤
6を金属性芯線5(図示せず。)に替えて塗布し、更に
一定間隔ごとに切り込み7を入れることで咬合シート4
の左右側周辺が歯1と歯肉の境目に沿って皺や型崩れを
起こすことなく覆うことができ、かつ接着剤6によって
咬合シート4を歯1、1、・・及び歯肉11に仮止めす
ることができる。
【0035】以上のように本発明方法では、咬合シート
4を全歯列部の各々の歯1に仮止めすることによって、
あらゆる姿勢での上下歯による噛み合わせが可能とな
り、更に上下歯噛み合わせ部に咬み合わせやすり合わせ
で歯列状態が着色示現されるために、歯列矯正の治療に
も適応し、しかも金属性芯線5あるいは接着剤6による
仮止めにより、咬合シート4の取り外しが容易かつ素早
く行え、正確な咬合検出が可能となる。
【0036】また本発明を適用した咬合検出方法では、
図5に示すように前歯から奥歯に渡り馬蹄形に配列され
る全歯列形状に形成された歯1、1・・に対して耐水性
紙などから成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の着
色剤3が表裏面及び片面のみに塗布された咬合シート4
を、着色剤3が歯1上面に位置する状態で被せる。
【0037】そして咬合シート4の中央に開口された例
えば菱形の貫設穴8より、前歯1の中心線を目視によっ
て合わせ、そして咬合シート4の左右側周辺に真鍮など
の金属性芯線5が配設され、更に一定間隔ごとに切り込
み7を入れることで咬合シート4の左右側周辺が歯1と
歯肉5の境目に沿って皺や型崩れを起こすことなく覆う
ことができ、かつ金属性芯線5を歯1と歯肉5の境目や
唇裏部と歯肉11の境目部に沿って変形させることによ
り咬合シート4を歯1、1、・・に中心位置に左右対称
な状態で仮止めすることができる。なお金属性芯線5
は、図5に示すように1本以上(図示せず。)の複線に
よる配列の外に単線の場合も考えられ、状況に応じて適
した配列とする。
【0038】又図6に示すように、咬合シート4の左右
側周辺に人体に無害で、歯、義歯及び歯肉に貼着する接
着剤6を金属性芯線5(図示せず。)に替えて塗布し、
更に一定間隔ごとに切り込み7を入れることで咬合シー
ト4の左右側周辺が歯1と歯肉11の境目に沿って皺や
型崩れを起こすことなく覆うことができ、かつ接着剤6
によって咬合シート4を歯1、1、・・に中心位置に左
右対称な状態で仮止めすることができる。
【0039】以上のように本発明方法では、咬合シート
4を全歯列部の中心位置に左右対称な状態で各々の歯1
に仮止めすることによって、身体の中心線に近い状態で
あらゆる姿勢での上下歯による噛み合わせが可能とな
り、更に上下歯噛み合わせ部に歯列状態が波線形で着色
示現されるために、正常な状態での歯列矯正の治療にも
適応し、しかも金属性芯線5あるいは接着剤6による仮
止めにより、咬合シート4の取り外しが容易かつ素早く
行え、正確な咬合検出が可能となる。
【0040】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る咬合シート4は、図7に示すように、例えば1
本又は2本の歯の治療による義歯、又は歯冠などを施し
た歯を被せるに必要な幅と長さを有する耐水性紙などか
ら成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の着色剤3が
表裏面又は片面のみに塗布される。
【0041】この支持基材2は耐水性紙の外に、透明も
しくは半透明の可塑性フィルム、例えばポリエステルフ
ィルムとすることができる。更に着色剤3としては、カ
ーボンインキや感圧顕色剤などを使用するものである。
【0042】そして支持基材2の両側に沿って折り込み
部9が延設され、支持基材2の両側周辺に1本以上(図
7では2本)の真鍮などの金属性芯線5を配設する。
【0043】次に図8に示すように、折り込み部9を内
側に折り込んで金属性芯線5を支持基材2の両側周辺に
綴じ込める。更に一定間隔ごとに金属性芯線5を切断し
た切り込み7を入れた構成とするものである。なお切り
込み7は予め入れておく場合と、使用の際に各個人がは
さみなどによって入れる場合が考えら、又金属性芯線5
を切断しないで切り込み7を入れる場合も考えられるも
のである。
【0044】又図9に示すように咬合シート4は、支持
基材2の両側に沿って人体に無害の成分からなる接着剤
3を塗布し、一定間隔ごとに切り込み7を入れ、更に容
易に取り外すことができる保湿シート10によって接着
剤3を被覆保護した構成とするものである。
【0045】以上のように本発明の咬合シートでは、図
1に示すように歯1、1、・・に対して支持基材2の着
色剤3が歯1上面に位置する状態で被せ、咬合シート4
の左右側周辺に配設された金属性芯線5を、歯1と歯肉
11の境目や、唇裏部と歯肉境目部に沿って変形させる
ことにより咬合シート4を歯1、1、・・に容易に仮止
めすることができる。
【0046】又図2に示すように、保湿シート10(図
示せず。)を接着剤3より取り外し、咬合シート4を歯
1、1、・・に被せた状態で左右側周辺に塗布された接
着剤6によって咬合シート4を容易に歯1、1、・・に
仮止めすることができる。
【0047】本発明を適用した咬合シート4は、図10
に示すように、前歯から奥歯に渡り馬蹄形に配列される
歯全体を被せるに必要な長さおよび幅を有する耐水性紙
などから成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の着色
剤3が表裏面及び片面のみに塗布される。
【0048】この支持基材2は耐水性紙の外に、透明も
しくは半透明の可塑性フィルム、例えばポリエステルフ
ィルムとすることができる。更に着色剤3としては、カ
ーボンインキや感圧顕色剤などを使用するものである。
【0049】そして支持基材2の両側周辺に沿って折り
込み部9が延設され、支持基材2の両側周辺にその曲面
に沿って1本以上(図7では2本)の真鍮などの金属性
芯線5を配設する。
【0050】次に図11に示すように、折り込み部9を
内側に折り込んで金属性芯線5を支持基材2の両側周辺
に綴じ込める。更に一定間隔ごとに金属性芯線5を切断
した切り込み7を入れた構成とするものである。なお切
り込み7は予め入れておく場合と、使用の際に各個人が
はさみなどによって入れる場合が考えられ、又金属性芯
線5を切断しないで切り込み7を入れる場合も考えられ
るものである。
【0051】又図12に示すように咬合シート4は、歯
全体を被せるに必要な長さおよび幅を有する耐水性紙な
どから成る支持基材2の両側周辺に沿って人体に無害の
成分からなる接着剤3を塗布し、一定間隔ごとに切り込
み7を入れ、更に容易に取り外すことができる保湿シー
ト10によって接着剤3を被覆保護した構成とするもの
である。
【0052】更に支持基材2の外周の中心位置に突起状
の摘み部11を設け、この摘み部11には接着剤3を塗
布せず、咬合シート4の取り付け、又は取り外しの際に
摘み部11を持つことによって容易に行える構成とする
ものである。
【0053】以上のように本発明の咬合シートでは、図
3に示すように全歯列1、1、・・に対して支持基材2
の着色剤3が歯1上面に位置する状態で被せ、咬合シー
ト4の左右側周辺に配設された金属性芯線5を、歯1と
歯肉11の境目や、唇裏部と歯肉11境目の谷間部に沿
って変形させることにより咬合シート4を歯1、1、・
・に容易に仮止めすることができる。
【0054】又図4に示すように、保湿シート10(図
示せず。)を接着剤3より取り外し、咬合シート4を全
歯列1、1、・・に被せた状態で左右側周辺に塗布され
た接着剤6によって咬合シート4を容易に歯1、1、・
・に仮止めすることができる。
【0055】また本発明を適用した咬合シート4は、図
13に示すように、前歯から奥歯に渡り馬蹄形に配列さ
れる歯全体を被せるに必要な長さおよび幅を有する耐水
性紙などから成る支持基材2の中央に沿って略歯幅状の
着色剤3が表裏面又は片面のみに塗布される。
【0056】この支持基材2は耐水性紙の外に、透明も
しくは半透明の可塑性フィルム、例えばポリエステルフ
ィルムとすることができる。更に着色剤3としては、カ
ーボンインキや感圧顕色剤などを使用するものである。
【0057】そして支持基材2の中心線上に例えば菱形
の貫設穴8を設ける。この貫設穴8を設けることによっ
て目視によって貫設穴8を通して全歯列の中心位、即ち
前歯の中心に咬合シート4を左右対称な状態で歯列に被
せることが可能となる。
【0058】更に支持基材2の両側周辺に沿って折り込
み部9が延設され、支持基材2の両側周辺にその曲面に
沿って1本以上(図13では2本)の真鍮などの金属性
芯線5を配設する。
【0059】次に図14に示すように、折り込み部9を
内側に折り込んで金属性芯線5を支持基材2の両側周辺
に綴じ込める。更に一定間隔ごとに金属性芯線5を切断
した切り込み7を入れた構成とするものである。なお切
り込み7は予め入れておく場合と、使用の際に各個人が
はさみなどによって入れる場合が考えら、又金属性芯線
5を切断しないで切り込み7を入れる場合も考えられる
ものである。
【0060】又図15に示すように咬合シート4は、歯
全体を被せるに必要な長さおよび幅を有する耐水性紙な
どから成る支持基材2の両側周辺に沿って人体に無害の
成分からなる接着剤3を塗布し、一定間隔ごとに切り込
み7を入れ、更に容易に取り外すことができる保湿シー
ト10によって接着剤3を被覆保護した構成とするもの
である。
【0061】そして支持基材2の中心線上に例えば菱形
の貫設穴8を設ける。この貫設穴8を設けることによっ
て目視によって貫設穴8を通して全歯列の中心位、即ち
前歯の中心に咬合シート4を左右対称な状態で歯列に被
せることが可能となる。
【0062】更に支持基材2の外周の中心位置に突起状
の摘み部12を設け、この摘み部12には接着剤3を塗
布せず、咬合シート4の取り付け、又は取り外しの際に
摘み部12を持つことによって容易に行える構成とする
ものである。
【0063】以上のように本発明の咬合シートでは、図
5に示すように全歯列1、1、・・に対して支持基材2
の着色剤3が歯1上面に位置する状態で被せ、更に貫設
穴8を通して全歯中心に支持基材2の中心を合わせ、咬
合シート4の左右側周辺に配設された金属性芯線5を、
歯1と歯肉11の境目や、唇裏部と歯肉11の境目部の
谷間に沿って変形させることにより咬合シート4を歯
1、1、・・に容易に仮止めすることができる。
【0064】又図6に示すように、保湿シート10(図
示せず。)を接着剤3より取り外し、更に貫設穴8を通
して全歯中心に支持基材2の中心を合わせた後、咬合シ
ート4を全歯列1、1、・・に被せた状態で左右側周辺
に塗布された接着剤6によって咬合シート4を容易に歯
1、1、・・に仮止めすることができる。
【0065】なお本発明では着色剤3が咬合シート4の
片面のみの場合には、着色剤3を歯1表面に合わせて覆
うために、口中に余分な着色剤3が流れ出したり、付着
したりすることがなくなる。
【0066】
【発明の効果】以上述べて来た如く本発明によれば、咬
合シートを治療歯、あるいは義歯などに仮止めすること
によって、自然状態での歯の噛み合わせをすることが可
能となり、これにより噛み合わせの異常部が着色示現さ
れるので、義歯などの咬み合わせの調整時間が短縮され
る。
【0067】又咬合シートの中心を全歯列の中心に合わ
せた仮止めを行うことによって、真直な姿勢での上下歯
噛み合わせ状態を検出することができ、これにより歯列
矯正の治療にも適応でき、身体と歯の中心位をより正確
に合わせることにより、噛み合わせ異常を原因とする唇
の変形、肩こり、腰痛の軽減などの効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる咬
合検出方法を示す説明図である。
【図2】本発明を適用した接着剤の仮止めによる咬合検
出方法を示す説明図である。
【図3】本発明を適用した歯列型咬合シートにおける金
属性芯線の仮止めによる咬合検出方法を示す説明図であ
る。
【図4】本発明を適用した歯列型咬合シートにおける接
着剤の仮止めによる咬合検出方法を示す説明図である。
【図5】本発明を適用した貫設穴を設けた歯列型咬合シ
ートにおける金属性芯線の仮止めによる咬合検出方法を
示す説明図である。
【図6】本発明を適用した貫設穴を設けた歯列型咬合シ
ートにおける接着剤の仮止めによる咬合検出方法を示す
説明図である。
【図7】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる咬
合シートの展開説明図である。
【図8】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる咬
合シートの説明図である。
【図9】本発明を適用した接着剤の仮止めによる咬合シ
ートの説明図である。
【図10】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる
全歯列型咬合シートの展開説明図である。
【図11】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる
全歯列型咬合シートの説明図である。
【図12】本発明を適用した接着剤の仮止めによる全歯
列型咬合シートの説明図である。
【図13】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる
貫設穴を設けた全歯列型咬合シートの展開説明図であ
る。
【図14】本発明を適用した金属性芯線の仮止めによる
貫設穴を設けた全歯列型咬合シートの説明図である。
【図15】本発明を適用した接着剤の仮止めによる貫設
穴を設けた全歯列型咬合シートの展開説明図である。
【図16】従来の紙片型の咬合シートの一例を示す説明
図である。
【図17】従来の全歯列型の咬合シートの一例を示す説
明図である。
【図18】タブ部を設けた咬合シートを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 歯 2 支持基材 3 着色剤 4 咬合シート 5 金属性芯線 6 接着剤 7 切り込み 8 貫設穴 9 折り込み部 10 保湿シート

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 咬合圧によって咬合シートに塗布された
    着色剤を歯に着色する咬合検出方法であって、 咬合シートを歯に被せる工程と、 前記咬合シートを歯に仮止めする工程とを備える咬合検
    出方法。
  2. 【請求項2】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の金属性芯線を備える請求項1記載の咬合検出方法。
  3. 【請求項3】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の接着剤を塗布する請求項1記載の咬合検出方法。
  4. 【請求項4】 咬合圧によって咬合シートに塗布された
    着色剤を歯に着色する咬合検出方法であって、 歯列状に形成された咬合シートを歯に被せる工程と、 前記咬合シートを歯に仮止めする工程とを備える咬合検
    出方法。
  5. 【請求項5】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の金属性芯線を備える請求項4記載の咬合検出方法。
  6. 【請求項6】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の接着剤を塗布する請求項4記載の咬合検出方法。
  7. 【請求項7】 咬合圧によって咬合シートに塗布された
    着色剤を歯に着色する咬合検出方法であって、 歯列状に形成された咬合シートを歯に被せる工程と、 前記咬合シートの中心を前歯中心位に合わせる工程と、 前記咬合シートを歯に仮止めする工程とを備える咬合検
    出方法。
  8. 【請求項8】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の金属性芯線を備える請求項7記載の咬合検出方法。
  9. 【請求項9】 前記咬合シート周辺に、仮止め用として
    の接着剤を塗布する請求項7記載の咬合検出方法。
  10. 【請求項10】 咬合圧によって支持基材に塗布された
    着色剤を歯に着色させる咬合シートであって、 該咬合シート周辺に仮止め手段を備えた咬合シート。
  11. 【請求項11】 前記仮止め手段として、金属性芯線を
    備えた請求項10記載の咬合シート。
  12. 【請求項12】 前記仮止め手段として、接着剤を塗布
    した請求項10記載の咬合シート。
  13. 【請求項13】 咬合圧によって支持基材に塗布された
    着色剤を歯に着色させる咬合シートであって、 歯列状に形成された咬合シート周辺に仮止め手段を備え
    た咬合シート。
  14. 【請求項14】 前記仮止め手段として、金属性芯線を
    備えた請求項13記載の咬合シート。
  15. 【請求項15】 前記仮止め手段として、接着剤を塗布
    した請求項13記載の咬合シート。
  16. 【請求項16】 咬合圧によって支持基材に塗布された
    着色剤を歯に着色させる咬合シートであって、 歯列状に形成された咬合シートを前歯中心位に合わせる
    手段と、 前記咬合シート周辺に仮止め手段を備えた咬合シート。
  17. 【請求項17】 前記仮止め手段として、金属性芯線を
    備えた請求項16記載の咬合シート。
  18. 【請求項18】 前記仮止め手段として、接着剤を塗布
    した請求項16記載の咬合シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7255708B2 (en) 2004-03-25 2007-08-14 Masayuki Nakamura Medical chair

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