JP2003036239A - 中央処理装置用通信制御回路 - Google Patents

中央処理装置用通信制御回路

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JP2003036239A
JP2003036239A JP2001221081A JP2001221081A JP2003036239A JP 2003036239 A JP2003036239 A JP 2003036239A JP 2001221081 A JP2001221081 A JP 2001221081A JP 2001221081 A JP2001221081 A JP 2001221081A JP 2003036239 A JP2003036239 A JP 2003036239A
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signal
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JP2001221081A
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Tatsuhiro Nakada
樹宏 中田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一のCPUが通信処理中であっても、他のCP
Uが一のCPUからは独立して通信を行うことができる
とともに、マルチポートメモリのポート数によって制限
されることなく、CPUの数を拡張することが可能なC
PU用の通信制御回路を提供する。 【解決手段】通信制御回路10は、中央処理装置11、
14の各々に接続された入力用先入れ先出しメモリ1
2、15と、中央処理装置11、14の各々に接続され
た出力用先入れ先出しメモリ13、16と、入力用先入
れ先出しメモリ12、15及び出力用先入れ先出しメモ
リ13、16に接続され、入力用先入れ先出しメモリ1
2、15を介しての中央処理装置11、14への信号の
入力及び出力用先入れ先出しメモリ13、16を介して
の中央処理装置11、14からの信号の出力を制御する
調停回路17と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の中央処理装
置を搭載した装置に使用され、複数の中央処理装置間に
おける通信を制御する通信制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の中央処理装置(Central
Processing Unit、以下「CPU」と呼
ぶ)を搭載した装置は、通常、各CPU間におけるデー
タの受け渡しを行うために、あるいは、その同期をとる
ために、CPU間で通信を行う機構を有している。
【0003】従来は、例えば、特開平5−324533
号公報に記載されているデュアルポートメモリ装置のよ
うに、DPRAM(Dual Port Memor
y)に代表されるマルチポートメモリ(Multi P
ort Memory)を使用して、CPU間における
通信を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
マルチポートメモリを用いてCPU間の通信を行う場
合、複数のCPUが同時に同一のマルチポートメモリに
ライトアクセスを行うと、アクセスの競合により、マル
チポートメモリにアクセスを行っているCPUが処理を
完了するまでその他のCPUは処理を行うことができな
いという問題が発生していた。
【0005】また、マルチポートメモリを使用する場
合、接続可能なCPUの数はマルチポートメモリのポー
ト数によって制限されるという問題点もあった。
【0006】本発明はこのような従来のCPU間通信機
構における問題点に鑑みてなされたものであり、一のC
PUが通信処理中であっても、他のCPUが一のCPU
からは独立して通信を行うことができるとともに、マル
チポートメモリのポート数によって制限されることな
く、CPUの数を拡張することが可能なCPU用の通信
制御回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信制御回
路は、先入れ先出しメモリ(First In Fir
st Out Memory、以下「FIFO」と呼
ぶ)および独自の調停回路を備えることにより、この目
的を達成するものである。
【0008】具体的には、本発明は、複数の中央処理装
置間の通信を制御する通信制御回路であって、各中央処
理装置に接続されている先入れ先出し(FIFO)メモ
リと、先入れ先出しメモリを介しての中央処理装置への
信号の入力及び先入れ先出しメモリを介しての中央処理
装置からの信号の出力を制御する調停回路と、からなる
通信制御回路を提供する。
【0009】さらに、本発明は、N(Nは2以上の正の
整数)個の中央処理装置間の通信を制御する通信制御回
路であって、中央処理装置の各々に接続された入力用先
入れ先出しメモリと、中央処理装置の各々に接続された
出力用先入れ先出しメモリと、入力用先入れ先出しメモ
リ及び出力用先入れ先出しメモリに接続され、入力用先
入れ先出しメモリを介しての中央処理装置への信号の入
力及び出力用先入れ先出しメモリを介しての中央処理装
置からの信号の出力を制御する調停回路と、からなる通
信制御回路を提供する。
【0010】調停回路は、例えば、基準クロック信号を
N分周するN分周回路と、N個の中央処理装置における
処理が重複したときに、何れか一の中央処理装置におけ
る処理を優先させる優先処理回路と、出力用先入れ先出
しメモリから出力されたデータをラッチし、基準クロッ
ク信号の1サイクル分だけ送らせて出力するラッチ回路
と、出力先の出力用先入れ先出しメモリを決定するデコ
ード回路と、から構成することができる。
【0011】さらに、調停回路は、ラッチ回路とデコー
ド回路との間にデマルチプレクサをさらに備えるもので
あることが好ましい。
【0012】また、調停回路は、調停方式としてラウン
ドロビン方式を用いることが可能である。
【0013】また、調停回路は、N分周回路に接続する
Nビットシフトレジスタをさらに備えることが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る通信制御回路のハードウェア構成を示すブロック
図である。本実施形態に係る通信制御回路は2個のCP
Uに対応する回路である。なお、以下の通信制御回路に
おけるCPU間通信用のメモリのバス幅は16bitと
してあらわす。
【0015】本実施形態に係る通信制御回路10は、第
1のCPU11に接続されている第1入力用FIFOメ
モリ12及び第1出力用FIFOメモリ13と、第2の
CPU14に接続されている第2入力用FIFOメモリ
15及び第2出力用FIFOメモリ16と、第1入力用
FIFOメモリ12、第1出力用FIFOメモリ13、
第2入力用FIFOメモリ15及び第2出力用FIFO
メモリ16に接続され、第1のCPU11及び第2のC
PU14相互間の通信を調停する調停回路17と、を備
えている。
【0016】第1入力用FIFOメモリ12、第1出力
用FIFOメモリ13、第2入力用FIFOメモリ15
及び第2出力用FIFOメモリ16は何れも同期式FI
FOメモリであり、第1のCPU11及び第2のCPU
14はこれらのメモリを介して相互に通信を行う。
【0017】第1入力用FIFOメモリ12は調停回路
17から第1のCPU11へのデータ送信用バッファと
して機能する。第1入力用FIFOメモリ12のデータ
入力用バス30は調停回路17に、データ出力用バス3
1は第1のCPU11にそれぞれ接続されている。
【0018】また、第1のCPU11の割り込みポート
と第1入力用FIFOメモリ12との間には、第1入力
用FIFOメモリ12におけるデータの有無を示す第1
フラグ18が接続されている。この第1フラグ18は、
第1入力用FIFOメモリ12にデータが存在する場合
には「0」を出力し、第1入力用FIFOメモリ12に
データが存在しない場合には「1」を出力する。
【0019】第1出力用FIFOメモリ13は第1のC
PU11から調停回路17へのデータ送信用バッファと
して機能する。第1出力用FIFOメモリ13のデータ
入力用バス32は第1のCPU11に、データ出力用バ
ス33は調停回路17にそれぞれ接続されている。
【0020】また、調停回路17と第1出力用FIFO
メモリ13との間には、第1出力用FIFOメモリ13
におけるデータの有無を示す第2フラグ19が接続され
ている。この第2フラグ19は、第1出力用FIFOメ
モリ13にデータが存在する場合には「0」を出力し、
第1出力用FIFOメモリ13にデータが存在しない場
合には「1」を出力する。
【0021】第2入力用FIFOメモリ15は調停回路
17から第2のCPU14へのデータ送信用バッファと
して機能する。第2入力用FIFOメモリ15のデータ
入力用バス34は調停回路17に、データ出力用バス3
5は第2のCPU14にそれぞれ接続されている。
【0022】また、第2のCPU14の割り込みポート
と第2入力用FIFOメモリ15との間には、第2入力
用FIFOメモリ15におけるデータの有無を示す第3
フラグ20が接続されている。この第3フラグ20は、
第2入力用FIFOメモリ15にデータが存在する場合
には「0」を出力し、第2入力用FIFOメモリ15に
データが存在しない場合には「1」を出力する。
【0023】第2出力用FIFOメモリ16は第2のC
PU14から調停回路17へのデータ送信用バッファと
して機能する。第2出力用FIFOメモリ16のデータ
入力用バス36は第2のCPU14に、データ出力用バ
ス37は調停回路17にそれぞれ接続されている。
【0024】また、調停回路17と第2出力用FIFO
メモリ16との間には、第2出力用FIFOメモリ16
におけるデータの有無を示す第4フラグ21が接続され
ている。この第4フラグ21は、第2出力用FIFOメ
モリ16にデータが存在する場合には「0」を出力し、
第2出力用FIFOメモリ16にデータが存在しない場
合には「1」を出力する。
【0025】なお、本実施形態に係る通信制御回路の外
部には基準クロック信号発生回路(図示せず)が存在し
ており、この基準クロック信号発生回路から第1入力用
FIFOメモリ12、第1出力用FIFOメモリ13、
第2入力用FIFOメモリ15及び第2出力用FIFO
メモリ16にそれらのメモリを駆動するための基準クロ
ック信号CLKがそれぞれ送信されている。
【0026】図2は、調停回路17の一構成例を示すブ
ロック図である。
【0027】調停回路17は、基準クロック信号CLK
を2分周する2分周回路BLOCK1と、第1のCPU
11と第2のCPU14とにおける処理が重複したとき
に、第1のCPU11における処理を優先させる優先処
理回路BLOCK2と、データ出力用バス33、37を
介して第1出力用FIFOメモリ13及び第2出力用F
IFOメモリ16から出力されたデータをラッチし、ラ
ッチしたデータを、基準クロック信号の1サイクル分だ
け遅らせて、データ出力用バス22に出力するラッチ回
路BLOCK3と、書き込みデータのID情報に基づい
て、出力先の出力用FIFOメモリを決定する書き込み
データデコード回路BLOCK4と、を備えている。
【0028】2分周回路BLOCK1は、1個のフリッ
プフロップ回路51と、1個のインバータ52と、から
なる。
【0029】優先処理回路BLOCK2は、2個のフリ
ップフロップ回路53、54と、インバータ55と、O
R回路56と、からなる。
【0030】ラッチ回路BLOCK3は1個のフリップ
フロップ回路57を備えている。
【0031】デコード回路BLOCK4は2個のOR回
路58、59からなる。
【0032】第2フラグ19は第1出力用FIFOメモ
リ13におけるデータの存在の有無を示すステータス信
号19aを優先処理回路BLOCK2に発信する。この
ステータス信号19aは、第1出力用FIFOメモリ1
3に未処理のデータが存在する場合には「0」、存在し
ない場合には「1」のレベルを有している。
【0033】同様に、第4フラグ21は第2出力用FI
FOメモリ16におけるデータの存在の有無を示すステ
ータス信号21aを優先処理回路BLOCK2に発信す
る。このステータス信号21aは、第2出力用FIFO
メモリ16に未処理のデータが存在する場合には
「0」、存在しない場合には「1」のレベルを有してい
る。
【0034】第1出力用FIFOメモリ13及び第2出
力用FIFOメモリ16から送られてくるデータはデー
タ出力用バス33、37を介してラッチ回路BLOCK
3に入力され、ラッチ回路BLOCK3からデータ出力
用バス22を介して出力される。
【0035】2分周回路BLOCK1からの出力信号と
優先処理回路BLOCK2を構成するフリップフロップ
回路53からの出力信号はOR回路60に入力され、制
御信号REN1として第1出力用FIFOメモリ13に
出力される。第1出力用FIFOメモリ13は制御信号
REN1の信号レベルが「LOW」であるときに、デー
タ出力用バス33にデータを出力する。
【0036】2分周回路BLOCK1からの出力信号と
優先処理回路BLOCK2を構成するOR回路56から
の出力信号はOR回路61に入力され、制御信号REN
2として第2出力用FIFOメモリ16に出力される。
第2出力用FIFOメモリ16は制御信号REN2の信
号レベルが「LOW」であるときに、データ出力用バス
37にデータを出力する。
【0037】デコード回路BLOCK4のOR回路58
から出力される制御信号WEN1は第1入力用FIFO
メモリ12に入力される。第1入力用FIFOメモリ1
2は制御信号WEN1の信号レベルが「LOW」である
ときに、基準クロック信号CLKの立ち下りのタイミン
グでデータ出力用バス22から出力されたデータの値を
取り込む。
【0038】デコード回路BLOCK4のOR回路59
から出力される制御信号WEN2は第2入力用FIFO
メモリ15に入力される。第2入力用FIFOメモリ1
5は制御信号WEN2の信号レベルが「LOW」である
ときに、基準クロック信号CLKの立ち下りのタイミン
グでデータ出力用バス22から出力されたデータの値を
取り込む。
【0039】優先処理回路BLOCK2を構成するフリ
ップフロップ回路53は、第2フラグ19からのステー
タス信号19aと基準クロック信号CLKとを受信し、
調停の結果を示す制御信号53aをOR回路60、イン
バータ55及びAND回路63に出力する。
【0040】また、優先処理回路BLOCK2を構成す
るフリップフロップ回路54は、第4フラグ21からの
ステータス信号21aと基準クロック信号CLKとを受
信し、調停の結果を示す制御信号54aをOR回路56
に出力する。OR回路56からの出力信号はOR回路6
1及びAND回路63に送られる。
【0041】図3は第1のCPU11及び第2のCPU
14相互間における通信用のデータフォーマットを示
す。
【0042】データバス16ビットのうち、「D15」
23は通信先のCPUのIDを表す目的で使用し、残り
のD0からD14までの15ビットは通信用のデータ領
域として使用する。
【0043】「D15」23が「1」の場合は第1のC
PU11宛てのデータ、「0」の場合は第2のCPU1
4宛てのデータと定める。
【0044】以上のような構成を有する第1の実施形態
に係る通信制御装置10は以下のように動作する。
【0045】図4は、第1のCPU11から第2のCP
U14に対しての通信が行われる際のタイミングチャー
トである。
【0046】図4は、上から順に、基準クロック信号C
LK、2分周回路BLOCK1により2分周された基準
クロック信号CLK2、第2フラグ19から出力される
ステータス信号19a、第4フラグ21から出力される
ステータス信号21a、制御信号REN1、データ出力
用バス33、37を介して出力された第1出力用FIF
Oメモリ13及び第2出力用FIFOメモリ16からの
データINPUT、制御信号WEN2、ラッチ回路BL
OCK3からデータ出力用バス22を介して出力される
データOUTPUT、第3フラグ20から出力されるス
テータス信号20aの各信号波形を示す。
【0047】第3フラグ20から出力されるステータス
信号20aは、第2入力用FIFOメモリ15にデータ
が存在することを第2のCPU14に伝達する役割を有
している。
【0048】先ず、第1のCPU11から第1出力用F
IFOメモリ13にデータが書き込まれると、ステータ
ス信号19aがHIGHからLOWに変化する。この
際、第1出力用FIFOメモリ13に書き込まれるデー
タの最上位ビットは、第2のCPU14へのデータを示
す「0」とする。
【0049】次いで、ステータス信号19aがHIGH
からLOWに変化すると、基準クロック信号CLK2の
立ち下がりにおいてステータス信号21aがLOWに変
化する。
【0050】ステータス信号21aがLOWに変化する
と、制御信号REN1としてLOWレベルの信号が出力
される。制御信号REN1は基準クロック信号CLK2
とステータス信号21aとの論理和に等しい。
【0051】制御信号REN1がLOWになると、第1
出力用FIFOメモリ13はデータ出力用バス33を介
してラッチ回路BLOCK3にデータを出力する。
【0052】次いで、ラッチ回路BLOCK3は、基準
クロック信号CLK2の立ち上がり時において、データ
出力用バス33を介して第1出力用FIFOメモリ13
から出力されたデータをラッチする。
【0053】これにより、第1出力用FIFOメモリ1
3に格納されていたデータがなくなったので、ステータ
ス信号19aがLOWからHIGHに変化する。
【0054】書き込みデータコード回路BLOCK4
は、ラッチ回路BLOCK3からの出力の最上位ビット
を監視し、それが「0」である場合には、制御信号WE
N2としてLOWレベルの信号を出力する。この信号は
クロック基準信号CLK2の反転信号を元に生成され
る。
【0055】制御信号WEN2としてLOWレベルの信
号が出力されると、第2入力用FIFOメモリ15はク
ロック基準信号CLK2の立ち下がり時にラッチ回路B
LOCK3からの出力信号を取り込む。
【0056】また、ステータス信号19aがHIGHに
変化したときに、ステータス信号21aはクロック基準
信号CLK2の立ち下がり時にHIGHに変化する。
【0057】第2入力用FIFOメモリ15がデータを
取り込むと、ステータス信号20aはLOWに変化し、
第2のCPU14に割り込みが入る。
【0058】以上のようにして、第1のCPU11から
第2のCPU14に対してデータ送信が行われる。
【0059】図5は、第1のCPU11から第2のCP
U14へのデータ通信及び第2のCPU14から第1の
CPU11へのデータ通信が同時に発生した場合のタイ
ミングチャートである。
【0060】図5は、上から順に、基準クロック信号C
LK、2分周回路BLOCK1により2分周された基準
クロック信号CLK2、第2フラグ19から出力される
ステータス信号19a、第4フラグ21から出力される
ステータス信号21a、制御信号REN1、データ出力
用バス33、37を介して出力された第1出力用FIF
Oメモリ13及び第2出力用FIFOメモリ16からの
データINPUT、制御信号WEN2、ラッチ回路BL
OCK3からデータ出力用バス22を介して出力される
データOUTPUT、第2出力用FIFOメモリ16か
ら出力されるステータス信号16a、優先処理回路BL
OCK2から出力される制御信号23、制御信号REN
2、制御信号WEN1の各信号波形を示す。
【0061】先ず、第1のCPU11から第1出力用F
IFOメモリ13にデータが書き込まれると、ステータ
ス信号19aがHIGHからLOWに変化する。この
際、第1出力用FIFOメモリ13に書き込まれるデー
タの最上位ビットは、第2のCPU14へのデータを示
す「0」とする。
【0062】次いで、第2のCPU14から第2出力用
FIFOメモリ16にデータが書き込まれ、ステータス
信号16aがLOWに変化する。この際、第2出力用F
IFOメモリ16に書き込まれるデータの最上位ビット
「D15」23は第1のCPU11へのデータを示す
「1」とする。
【0063】ステータス信号19aがLOWに変化する
と、基準クロック信号CLK2の立ち下がり時におい
て、ステータス信号21aがLOWに変化する。この場
合、制御信号23はステータス信号19aにマスクされ
るため変化しない。
【0064】ステータス信号21aがLOWに変化する
と、制御信号REN1としてLOWレベルの信号が出力
される。制御信号REN1は基準クロック信号CLK2
とステータス信号21aとの論理和に等しい。
【0065】制御信号REN1がLOWになると、第1
出力用FIFOメモリ13はデータ出力用バス33を介
してラッチ回路BLOCK3にデータを出力する。
【0066】次いで、ラッチ回路BLOCK3は、基準
クロック信号CLK2の立ち上がり時において、制御信
号REN1をラッチする。
【0067】これにより、第1出力用FIFOメモリ1
3に格納されていたデータがなくなったので、ステータ
ス信号19aがLOWからHIGHに変化する。
【0068】書き込みデータコード回路BLOCK4
は、ラッチ回路BLOCK3からの出力の最上位ビット
を監視し、それが「0」である場合には、制御信号WE
N2としてLOWレベルの信号を出力する。この信号は
クロック基準信号CLK2の反転信号を元に生成され
る。
【0069】制御信号WEN2としてLOWレベルの信
号が出力されると、第2入力用FIFOメモリ15はク
ロック基準信号CLKの立ち下がり時にラッチ回路BL
OCK3からの出力信号を取り込む。
【0070】また、ステータス信号19aがHIGHに
変化したときに、ステータス信号21aはクロック基準
信号CLK2の立ち下がり時にHIGHに変化する。
【0071】ステータス信号21aがHIGHに変化し
たことにより、ステータス信号19aによる制御信号2
3に対するマスクが解除されるため、制御信号23とし
てLOWレベルの信号が出力される。
【0072】制御信号23がLOWに変化すると、制御
信号REN2としてLOWレベルの信号が出力される。
制御信号REN2は制御信号23と基準クロック信号C
LK2の論理和である。
【0073】制御信号REN2がLOWレベルに変化し
たため、第2出力用FIFOメモリ16はラッチ回路B
LOCK3にデータを出力する。
【0074】次いで、ラッチ回路BLOCK3は、基準
クロック信号CLK2の立ち上がり時において、第2出
力用FIFOメモリ16から出力されたデータをラッチ
する。
【0075】これにより、第2出力用FIFOメモリ1
6に格納されていたデータがなくなったので、ステータ
ス信号16aがLOWからHIGHに変化する。
【0076】書き込みデータコード回路BLOCK4
は、ラッチ回路BLOCK3からの出力の最上位ビット
を監視し、それが「1」である場合には、制御信号WE
N1としてLOWレベルの信号を出力する。この信号は
クロック基準信号CLK2の反転信号を元に生成され
る。
【0077】制御信号WEN1としてLOWレベルの信
号が出力されると、第2入力用FIFOメモリ15はク
ロック基準信号CLKの立ち下がり時にラッチ回路BL
OCK3からの出力信号を取り込む。
【0078】ステータス信号16aがHIGHに変化し
たことにより、制御信号23はクロック基準信号CLK
2の立ち下がり時においてHIGHに変化する。
【0079】以上のようにして、第1のCPU11と第
2のCPU14との間でデータ送信が同時に行われる。
【0080】図6は、本発明の第2の実施形態に係る通
信制御回路100のハードウェア構成を示すブロック図
である。
【0081】本実施形態に係る通信制御回路100は、
第1のCPU111に接続されている第1入力用FIF
Oメモリ112及び第1出力用FIFO113メモリ
と、第2のCPU114に接続されている第2入力用F
IFOメモリ115及び第2出力用FIFOメモリ11
6と、第3のCPU117に接続されている第3入力用
FIFOメモリ118及び第3出力用FIFOメモリ1
19と、第4のCPU120に接続されている第4入力
用FIFOメモリ121及び第4出力用FIFOメモリ
122と、各FIFOメモリ112、113、115、
116、118、119、121、122に接続され、
第1のCPU111乃至第4のCPU120相互間の通
信を調停する調停回路123と、を備えている。
【0082】すなわち、第2の実施形態に係る通信制御
回路100は、第1の実施形態に係る通信制御回路10
におけるCPUの個数を2個から4個に増加させた回路
に対応するものであり、CPUの個数の増加に伴い、各
FIFOメモリに伴う構成も同様に拡張されている。
【0083】図7は、図6に示した調停回路123の一
構成例のブロック図である。
【0084】図7に示した調停回路123の基本的な構
造は、以下に述べる2ビットのデマルチプレクサ130
を備えている点を除き、図2に示した調停回路17の基
本的な構造と同一であり、通信制御回路100における
CPUの個数が4個に増加したことに伴い、フリップフ
ロップ回路、インバータ及びOR回路の個数が増加して
いる。
【0085】図7に示した調停回路123は、図2に示
した調停回路17とは異なり、ラッチ回路BLOCK3
と書き込みデータコード回路BLOCK4との間に2ビ
ットのデマルチプレクサ130を備えている。
【0086】デマルチプレクサ130は、入力ポートI
N1及びIN0への入力がともにLOWレベルの信号で
ある場合に、出力ポートOUT0からHIGHレベルの
信号を出力し、入力ポートIN1及びIN0への入力が
それぞれLOWレベル及びHIGHレベルの信号である
場合に、出力ポートOUT1からHIGHレベルの信号
を出力する。
【0087】また、デマルチプレクサ130は、入力ポ
ートIN1及びIN0への入力がそれぞれHIGHレベ
ル及びLOWレベルの信号である場合に、出力ポートO
UT2からHIGHレベルの信号を出力し、入力ポート
IN1及びIN0への入力がともにHIGHレベルの信
号である場合に、出力ポートOUT3からHIGHレベ
ルの信号を出力する。
【0088】図8は、本実施形態に係る通信制御装置1
00において使用するCPU間通信のデータフォーマッ
トを示す。
【0089】通信先のCPUを指定する「CPU I
D」74を2ビットに拡張し、「CPU ID」74を
構成する(D15、D14)が(1、1)の場合には、
第1のCPU111に対しての通信データ、(D15、
D14)が(1、0)の場合には、第2のCPU114
に対しての通信データ、(D15、D14)が(0、
1)の場合には、第3のCPU117に対しての通信デ
ータ、(D15、D14)が(0、0)の場合には、第
4のCPU120に対しての通信データと定める。
【0090】なお、通信を行うCPUの数をn個に拡張
する場合には、図7に示したデータフォーマットの「C
PU ID」74のビット数をiととしたとき、n≦2
iとなるようにiを定め、調停回路123中の優先処理
回路BLOCK2及びデマルチプレクサ130を拡張す
ればよい。
【0091】図9は、本発明の第3の実施形態に係る通
信制御回路において用いる調停回路の構造を示すブロッ
ク図である。
【0092】本調停回路においては、CPU間の通信が
競合した際の調停方法として、ラウンドロビン方式が採
用されている。
【0093】本実施形態は4個のCPUに対する通信制
御回路であり、全体の回路構成は図6に示した第2の実
施形態に係る通信制御回路100と同様である。
【0094】本実施形態における調停回路は、調停に優
先処理を取り入れた回路構成とは異なり、各CPUの通
信処理を均等に行えるという特徴を備えている。
【0095】なお、本実施形態における調停回路は、二
分周回路BLOCK1に接続する、初期値「1」の4ビ
ットシフトレジスタ91を備えている。
【0096】第1の実施形態は2個のCPUに対する通
信制御回路として、第2及び第3の実施形態は4個のC
PUに対する通信制御回路としてそれぞれ構成されてい
るが、本発明に係る通信制御回路に対応するCPUの個
数は2個または4個に限定されるものではない。2個以
上の全ての個数のCPUに対して本発明に係る通信制御
回路を適用することが可能である。
【0097】
【発明の効果】本発明に係る通信制御装置によれば、各
CPUに対して個別のFIFOが用意されているため、
一のCPUが通信処理中であっても、他のCPUは当該
一のCPUとは独立に通信を行うことができる。
【0098】また、マルチポートメモリを使用する場
合、接続可能なCPUの数はマルチポートメモリのポー
ト数によって制限されていたが、本発明に係る通信制御
装置によれば、調停回路を拡張することにより、通信を
行うCPUの数を容易に拡張することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信制御回路の
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る通信制御回路に
おける調停回路のブロック図である。
【図3】第1の実施形態に係る通信制御装置におけるC
PU相互間における通信用のデータフォーマットを示す
図である。
【図4】第1の実施形態に係る通信制御装置において、
第1のCPUから第2のCPUに対しての通信が行われ
る際のタイミングチャートである。
【図5】第1の実施形態に係る通信制御装置において、
第1のCPUから第2のCPUへのデータ通信及び第2
のCPUから第1のCPUへのデータ通信が同時に発生
した場合のタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る通信制御回路の
ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る通信制御回路に
おける調停回路のブロック図である。
【図8】第2の実施形態に係る通信制御装置におけるC
PU相互間における通信用のデータフォーマットを示す
図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る通信制御回路に
おける調停回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態に係る通信制御回路 11 第1のCPU 12 第1入力用FIFOメモリ 13 第1出力用FIFOメモリ 14 第2のCPU 15 第2入力用FIFOメモリ 16 第2出力用FIFOメモリ 17 調停回路 100 第2の実施形態に係る通信制御回路 111 第1のCPU 112 第1入力用FIFOメモリ 113 第1出力用FIFOメモリ 114 第2のCPU 115 第2入力用FIFOメモリ 116 第2出力用FIFOメモリ 117 第3のCPU 118 第3入力用FIFOメモリ 119 第3出力用FIFOメモリ 120 第4のCPU 121 第4入力用FIFOメモリ 122 第4出力用FIFOメモリ 123 調停回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中央処理装置間の通信を制御する
    通信制御回路であって、 各中央処理装置に接続されている先入れ先出し(FIF
    O)メモリと、 前記先入れ先出しメモリを介しての前記中央処理装置へ
    の信号の入力及び前記先入れ先出しメモリを介しての前
    記中央処理装置からの信号の出力を制御する調停回路
    と、 からなる通信制御回路。
  2. 【請求項2】 N(Nは2以上の正の整数)個の中央処
    理装置間の通信を制御する通信制御回路であって、 前記中央処理装置の各々に接続された入力用先入れ先出
    しメモリと、 前記中央処理装置の各々に接続された出力用先入れ先出
    しメモリと、 前記入力用先入れ先出しメモリ及び前記出力用先入れ先
    出しメモリに接続され、前記入力用先入れ先出しメモリ
    を介しての前記中央処理装置への信号の入力及び前記出
    力用先入れ先出しメモリを介しての前記中央処理装置か
    らの信号の出力を制御する調停回路と、 からなる通信制御回路。
  3. 【請求項3】 前記調停回路は、 基準クロック信号をN分周するN分周回路と、 前記N個の中央処理装置における処理が重複したとき
    に、何れか一の中央処理装置における処理を優先させる
    優先処理回路と、 前記出力用先入れ先出しメモリから出力されたデータを
    ラッチし、前記基準クロック信号の1サイクル分だけ送
    らせて出力するラッチ回路と、 出力先の出力用先入れ先出しメモリを決定するデコード
    回路と、 からなるものであることを特徴とする請求項2に記載の
    通信制御回路。
  4. 【請求項4】 前記調停回路は、前記ラッチ回路と前記
    デコード回路との間にデマルチプレクサをさらに備える
    ものであることを特徴とする請求項3に記載の通信制御
    回路。
  5. 【請求項5】 前記調停回路は、調停方式としてラウン
    ドロビン方式を用いるものであることを特徴とする請求
    項3または4に記載の通信制御回路。
  6. 【請求項6】 前記調停回路は、前記N分周回路に接続
    するNビットシフトレジスタをさらに備えることをを特
    徴とする請求項3または4に記載の通信制御回路。
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