JP2003035500A - 矢筈とそれを使用した矢及び矢の射的方法 - Google Patents

矢筈とそれを使用した矢及び矢の射的方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】射手が放った矢がどこに当たったかを確認しや
すいようにした矢筈とそれを使用した矢及び矢の射的方
法を提供する。 【解決手段】 矢1に設けられる矢筈15は、弓の弦を
かける切欠部151を備えた矢筈本体150と、矢1が
的や地面等に当たった際に矢筈本体150を光らせる発
光装置2を備えている。発光装置2は、導電性を有し、
電池3を進退自在に収容する電池ケース2と、電池ケー
ス2と接続されている発光ダイオード21を備えてい
る。矢1が当たると、矢1が当たって停止したときの電
池3自身の慣性によって電池3が電池ケース2内部を動
き、電池3の正極端子が電池ケース2に設けてある正極
コイルバネ43に接触する。矢が当たった後は、電池3
の正極端子に接触したときに受ける反作用によって電池
3が電池ケース2内部を動き、電池3の正極端子が正極
コイルバネ43から離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は矢筈とそれを使用し
た矢及び矢の射的方法に関する。更に詳しくは、射手が
放った矢がどこに当たったかを確認しやすいようにした
矢筈とそれを使用した矢及び矢の射的方法に関する。ま
た、矢の着地点(到達点)を確認しやすい矢筈を備えた
矢を導入するためのコストも安価に抑えることができる
矢筈とそれを使用した矢及び矢の射的方法に関する。
【0002】
【従来技術】標的に向けて矢を射る競技あるいはゲーム
として、弓道、アーチェリー、ボーガン(クロスボーと
もいう)等が挙げられる。例えば日本の伝統的競技の一
つである弓道は、通常、射距離28mから直径36cm
の円形の的を矢で射るものである。そして、矢が的に当
たったか否かは、練習時には射手本人によって、競技中
には審判によっていずれも目視で行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、射場から的までの距離は決して短いものでは
ないため、例えば視力が落ちた人にとっては、矢の着地
点(矢が的に当たったか否か、あるいはどの位置に着地
したか)を目視で確認することは困難であった。
【0004】また屋外の競技場では、日が落ちて薄暗く
なると、同じく矢の着地点を目視で確認することは困難
であった。
【0005】更に、練習時においては、矢の着地点の確
認が困難であると、次に矢をどの方向に射てば良いか
(矢の射手方向)の判断に時間がかかり、リズムが狂っ
て練習に集中しにくいといった問題もあった。
【0006】(本発明の目的)そこで本発明の目的は、
射手が放った矢がどこに当たったか(矢の着地点、つま
り、矢が的に当たったか否か、あるいはどの位置に当た
ったか)を確認しやすい矢筈とそれを使用した矢及び矢
の射的方法を提供することにある。また、矢が当たった
際の発光時間を長く保つことができるようにした矢筈と
それを使用した矢を提供することにある。また本発明の
他の目的は、矢の着地点を確認しやすい矢筈を備えた矢
を導入するためのコストも安価に抑えることができる矢
筈とそれを使用した矢を提供することにある。その他の
本発明の目的は、以下の説明によって明らかになるであ
ろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、矢に設けられる矢筈であって、矢が当たる
と発光する発光手段を備えていることを特徴とする、矢
筈である。
【0008】第2の発明にあっては、発光手段は、電源
と、光源と、矢が当たると上記光源を発光させる発光制
御部と、を備えていることを特徴とする、第1の発明に
係る矢筈である。
【0009】第3の発明にあっては、矢が当たったとき
から一定時間経過した後に発光が止まるように構成され
ていることを特徴とする、第1または第2の発明に係る
矢筈である。
【0010】第4の発明にあっては、矢に設けられる矢
筈であって、矢が当たると発光する発光手段を備えてお
り、当該発光手段は、電源と、光源と、矢が当たると上
記光源を発光させる発光制御部と、を備え、上記発光制
御部は、矢が当たると、矢が当たったときの衝撃によっ
て上記光源に電流を通す導電経路を形成するようにして
あることを特徴とする、矢筈である。
【0011】第5の発明にあっては、矢に設けられる矢
筈であって、矢が当たると発光する発光手段を備えてお
り、当該発光手段は、導電性を有し、電池を進退自在に
収容する収容体と、当該収容体と電気的に接続されてい
る光源と、を備え、矢が当たると、矢が当たって停止し
たときの上記電池自身の慣性によって電池が上記収容体
内部を動き、上記電池の端子が上記収容体に設けてある
導電部に接触して、上記光源に電流を通す導電経路が形
成されるようにしてあり、矢が当たった後は、上記導電
部に接触したときに受ける反作用によって電池が上記収
容体内部を動き、上記電池の端子が上記収容体の導電部
から離れて、上記光源に電流を通す導電経路が遮断され
るようにしてあることを特徴とする、矢筈である。
【0012】第6の発明にあっては、電源と、光源と、
矢が当たると上記光源を発光させるスイッチ装置と、矢
が当たったときの慣性で進行して上記スイッチ装置を入
の状態とし、矢が当たった後に退行して上記スイッチ装
置を切る位置まで移動するスイッチ操作体と、上記スイ
ッチ操作体が退行するときに、上記スイッチ操作体の移
動を遅くするための抵抗を与える手段と、を備えている
ことを特徴とする、矢筈である。
【0013】第7の発明にあっては、電源と、光源と、
矢が当たると上記光源を発光させるスイッチ装置と、矢
が当たったときの慣性により、空間部を進行して上記ス
イッチ装置を入の状態とし、矢が当たった後に付勢手段
により上記空間部を退行して上記スイッチ装置を切る位
置まで移動するスイッチ操作体と、矢が当たったときの
慣性によって進行するスイッチ操作体により、上記空間
部内の流体を空間部外へ排出する流体排出部と、退行す
る上記スイッチ操作体に抵抗を与えるために、空間部外
から空間部内へ導入する流体の量を制限する流体導入部
と、を備えていることを特徴とする、矢筈である。
【0014】第8の発明にあっては、矢本体に着脱可能
であることを特徴とする、第1,2,3,4,5,6ま
たは第7の発明に係る矢筈である。
【0015】第9の発明にあっては、第1,2,3,
4,5,6,7または第8の発明に係る矢筈を備えてい
ることを特徴とする、矢。
【0016】第10の発明にあっては、矢が当たると発
光する発光手段を備えていることを特徴とする、矢であ
る。
【0017】第11の発明にあっては、放った矢の着地
点を矢から発せられる光で確認するようにしたことを特
徴とする、矢の射的方法である。
【0018】矢筈は、例えば弓道、アーチェリー、ボー
ガン等の矢に設けることもできるが、特にこれらに限定
されない。
【0019】(作 用)本発明によれば、射手が放った
矢が的や地面等の対象に当たると、発光手段によって矢
筈が光る。したがって、視力が落ちた人でも、矢がどこ
に当たったかを確認しやすい。また、矢が当たると発光
するようになっているので、暗がりの競技場や練習場で
も、矢がどこに当たったかを確認しやすい。
【0020】電池等の電源と、光源と、矢が当たると上
記光源を発光させる発光制御部を備えている矢筈及びそ
れを使用した矢では、射手が放った矢が的や地面等の対
象に当たると、発光制御部によって光源に電気が流れ、
矢筈が光る。また、発光制御部は、例えば矢が当たる
と、矢が当たったときの衝撃によって光源に電流を通す
導電経路を形成し、矢が当たった後は、受けた衝撃に対
する反作用によって上記導電経路を遮断するように構成
することもできる。
【0021】矢が当たったときから一定時間経過した後
に発光が止まるように構成されているものでは、矢を続
けて(連続して)放つ場合、新たに矢を放つときには、
先に放った矢の発光は既に終わっているので、新たに放
った矢がどこに当たったかが確認しやすい(放った矢の
混同を防止することができる)。
【0022】導電性を有し、電池を進退自在に収容する
収容体と、収容体と接続されている光源と、を備えてい
る発光手段を有する矢筈及びそれを使用した矢では、射
手が放った矢が的や地面等の対象に当たると、電池自身
の慣性によって電池が収容体内部を動き、上記電池の端
子が収容体に設けてある導電部に接触して、上記光源に
電流を通す導電経路が形成される。これにより、光源が
発光し、矢筈が光る。また、矢が対象に当たった後は、
上記導電部に接触したときに受ける反作用によって電池
が収容体内部を動き、電池の端子が収容体の導電部から
離れて、上記光源に電流を通す導電経路が遮断される。
これにより、光源は発光せず、矢筈は光らなくなる。
【0023】矢が当たると光源を発光させるスイッチ装
置と、矢が当たったときの慣性で進行してスイッチ装置
を入の状態とし、矢が当たった後に退行してスイッチ装
置を切る位置まで移動するスイッチ操作体を備えている
ものでは、スイッチ操作体がスイッチ装置を切る方向に
退行するときに、スイッチ操作体の移動を遅くするため
の抵抗が与えられるので、スイッチ装置が切の状態なる
までにかかる時間が長くなる。したがって、当たった際
の光源の発光時間を長く保つことができ、暗がりの競技
場や練習場でも、矢がどこに当たったかがより一層分か
りやすい。
【0024】矢が当たったときの慣性によって進行する
スイッチ操作体により、空間部内の流体を空間部外へ排
出する流体排出部と、退行するスイッチ操作体に抵抗を
与えるために、空間部外から空間部内へ導入する流体の
量を制限する流体導入部と、を備えているものでは、矢
が当たった後、付勢手段によりスイッチ操作体が退行す
ることで空間部に生じる負圧によって流体導入部から流
体が導入されるが、その量は制限されるため、流体は少
量ずつしか空間部内へ導入されない。このため、スイッ
チ操作体は矢が当たったときの動きと比べゆっくりと復
帰する。したがって、スイッチ装置が切の状態なるまで
にかかる時間は長くなり、当たった際の光源の発光時間
は長く保たれる。
【0025】矢本体に着脱可能である矢筈及びそれを使
用した矢によれば、発光装置を備えた矢筈を今まで使用
していた既存の矢に設けることもできるし、発光装置を
備えた矢筈を通常の矢筈と取り替えて矢を使用すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は本発明に係る矢の第1の実施の
形態を示す側面視説明図、図2は矢を矢本体と矢筈とに
分離した状態を示す、矢の基端側の一部断面説明図、図
3は図1に示す矢の基端側を断面して内部構造を表した
拡大概略説明図である。
【0027】矢1は、矢本体10と、矢本体10に着脱
可能に設けてある矢筈15を有している。矢本体10
は、矢尻12、矢軸13、矢羽14を備えている。矢筈
15は、矢軸13の基端部に設けてある開口部131
(図2を参照)に嵌め込んで固定されている。なお、矢
尻12は板付、鏃、チップ、ポイントともいう。矢軸1
3は矢柄、箆、シャフト、ボディともいう。矢筈15は
弓筈、あるいは単に筈ともいう。
【0028】矢筈15は、弓の弦をかける切欠部151
(図2,3を参照)を備えた矢筈本体150と、矢1が
的や地面等の対象に当たった際に上記矢筈本体150を
光らせる発光装置2を備えている。発光装置2は、矢本
体10に矢筈15を設けた際に、矢軸13内部の基端部
分(矢羽14が設けられている部分)に位置する。発光
装置2は矢筈本体150にねじ込まれて固定されてい
る。図3に示される符号20は、発光装置2(後述する
電池ケース4)の基端側の外周壁に形成された螺旋溝を
示している。
【0029】矢筈本体150は、後述する発光ダイオー
ド21から発せられる光に対して透過性(透光性)を有
する材料(例えば、プラスチック等)によって形成され
ている。矢筈本体150には、発光装置2を構成する発
光ダイオード21が設けられる取付穴152(図1,2
では見えず、図3を参照)が形成されている。
【0030】なお、矢筈本体150の材料としては、光
に対する透過性(例えば透明または半透明等)を有する
材料以外に、部分的に透明または半透明を有しているも
の、蓄光性を有する材料等を挙げることができるが、特
にこれらに限定されない。また、矢筈本体150に孔
(図示省略)を開け、発光ダイオード21から発せられ
る光をその孔から外に照射するようにしても良い。
【0031】 更に、図3を参照
して、発光装置2について詳細に説明する。発光装置2
は、ピン形の電池3を進退自在に収容する、一端側が塞
がれた筒状の収容体である電池ケース4を備えている。
本実施の形態では、電池3として、松下電池工業株式会
社製のリチウム電池(商品番号 BR425/2B)を使用して
いるが、特にこれに限定されない。電池ケース4はアル
ミニウム製で導電性を有している。電池ケース4内部に
は、電池3に固定される絶縁性で円形状の電池ガイド板
6を間に挟んだ状態で、圧縮コイルバネ5A,5Bが長
手方向に並設されている。
【0032】電池ケース4の開口部側(図3で右端側)
には、円形状で絶縁性の蓋体(以下、ケース蓋41とい
う)が設けてある。ケース蓋41には上記した圧縮コイ
ルバネ5A,5Bのうち、図3で右側に位置する圧縮コ
イルバネ5Aの一端部が圧接している。一方、電池ケー
ス4の先端部内面に設けてある円形状のバネ取付板42
には、図2で左側に位置する圧縮コイルバネ5Bの一端
部が圧接している。
【0033】電池ガイド板6は、変形性(柔軟性や弾
性)を有するプラスチックで形成されている。電池ガイ
ド板6の中央には、円形状の貫通孔61が形成されてい
る。この貫通孔61と電池ガイド板6の周縁部の間に
は、切欠部(図示省略)が形成されている。電池ガイド
板6を変形させ切欠部を広げることで、電池3を電池ガ
イド板6の貫通孔61に挟み込んで固定することができ
る。貫通孔61には電池3の凹み部31が嵌着される。
なお、貫通孔61の周縁部分に放射状に切込み(図示省
略)を入れることにより、電池3を貫通孔61に押し込
んで固定することもできる。
【0034】このような構成により、電池3は圧縮コイ
ルバネ5A,5Bの伸縮に伴い、電池ケース4の長手方
向に沿って前後(矢印I方向及びその逆方向)に進退可
能となっている。
【0035】電池ケース4の先端部側(図3で左端側)
には、電池3が矢印I方向に移動した際に電池3の正極
端子と接する導電部である圧縮コイルバネ(以下、正極
コイルバネ43という)が設けてある。正極コイルバネ
43は、先部側がすぼまるように形成されている。正極
コイルバネ43は、常態では電池3の正極端子と接して
いないが、放たれた矢が的や地面に当たると、矢が当た
って停止したときの電池3自身の慣性によって(当たっ
たときの衝撃によって)、電池3が矢印I方向に移動し
た際に、接するように構成されている。
【0036】ケース蓋41のほぼ中央には、円形状の切
欠部411が形成されている。切欠部411には、一端
側が塞がれた筒状で導電性を有する銅製のバネ押さえ7
1が設けてある。このバネ押さえ71には、電池3の負
極側に位置する導電性の圧縮コイルバネ(以下、負極コ
イルバネ72という)の一端部が嵌め込まれて固定され
ている。この負極コイルバネ72の他端部には、ほぼ中
央に棒状突起731を備えた導電性を有する銅製のキャ
ップ73が設けてある。棒状突起731によりキャップ
73に構成される穴部732には、電池3の棒状に形成
された負極端子32が挿入されている。
【0037】放たれた矢1が的や地面に当ると、電池3
は矢印I方向に移動し、その後、圧縮コイルバネ5A,
5Bの付勢力によって矢印I方向と逆方向に戻る。その
際、電池3の負極端子32がケース蓋41等に接触して
破損することを、上記した負極コイルバネ72が緩衝し
て防止する。
【0038】バネ押さえ71には、発光ダイオード21
から延びる負極導電体であるリード線211が取り付け
てある。一方、発光ダイオード21から延びる正極導電
体であるリード線212は、ケース蓋41の外側に位置
し、電池ケース4端部に設けてある導電性を有する取付
金具44に取り付けてある。なお、正極コイルバネ4
3、圧縮コイルバネ5A,5B、電池ガイド板6、負極
コイルバネ72等によって、発光ダイオード21を発光
させる発光制御部が構成される。
【0039】以上のような構成により、電池ケース4内
の電池3が矢印I方向に移動して、電池3の正極端子が
正極コイルバネ43と接触した場合には、電流は正極端
子から正極コイルバネ43、電池ケース4、取付金具4
4、発光ダイオード21、バネ押さえ71、負極コイル
バネ72、キャップ73等の導電経路を経由して、電池
3の負極端子32に流れる。これにより、発光ダイオー
ド21が発光し、矢筈15が光る。
【0040】正極コイルバネ43と接した電池3は、そ
の後、正極コイルバネ43に接触したときに受ける反作
用(衝撃に対する反動)及び圧縮コイルバネ5A,5B
の付勢力により、矢印I方向と逆方向に移動して正極コ
イルバネ43と離れる。これによって、発光ダイオード
21が発光しなくなり、矢筈15は光らなくなる。
【0041】なお、使用する圧縮コイルバネ5A,5B
や負極コイルバネ72の付勢力やバネの長さ等を調整す
ることにより、矢1が当たったときに、電池3が前後に
繰り返して移動(振動)して、正極コイルバネ43と何
度も接触するように形成することができる。この構造に
よれば、発光ダイオード21を一定の時間点滅させるこ
とができるので、矢がどこに当たったかがより一層確認
しやすい。
【0042】また電池3は、圧縮コイルバネ5A,5B
によって前後方向(図3で左右方向)に付勢されてい
る。これにより、矢1が放たれて当たった際に電池3が
受ける衝撃を圧縮コイルバネ5A,5Bが緩衝(吸収)
して和らげ、矢筈15の破損は防止される。
【0043】(作 用)矢が放たれて的や地面に当たっ
た際の衝撃によって、電池ケース4内の電池3が電池ガ
イド板6と共に矢印I方向に移動し、電池3の正極端子
が正極コイルバネ43と接する。これにより、導電経路
に電流が流れて発光ダイオード21が発光し、矢筈15
部分が光る。
【0044】したがって、視力が落ちた人でも、矢1が
どこに当たったかを確認しやすい。また、矢1が当たる
と発光するようになっているので、暗がりの競技場や練
習場でも、矢1がどこに当たったかを確認しやすい。ま
た、練習時においては、矢1の着地点が確認しやすいの
で、次に矢1をどの方向に射てば良いかが容易に判断で
き、リズムが狂って練習に集中できないといった不都合
は生じにくい。一方、試合時においても、矢1がどこに
当たったかを遠方から確認しやすいので、審判は離れた
位置からでも採点しやすく、競技を円滑に進めることが
できるといった利点がある。
【0045】更に、矢筈15は矢本体10に着脱可能で
あるので、矢筈15を今まで使用していた既存の矢に設
けるようにすれば、既存の矢をそのまま使用することが
でき、発光装置2を備えた矢1を導入するためのコスト
も安価に抑えることができる。また、例えば競技場や練
習場が明るく、放った矢の着地点が容易に確認できるよ
うな場合は、発光装置2を備えた矢筈15を通常の矢筈
(発光装置が設けられていない)に取り替えて矢を使用
することができる。
【0046】[実施の形態2]本発明を図面に示した実
施の形態に基づき更に詳細に説明する。図4は本発明に
係る矢の第2の実施の形態を示しており、矢の基端側を
断面して内部構造を表した拡大概略説明図である。な
お、第1の実施の形態と同一または同等箇所には同一の
符号を付して示している。また、第1の実施の形態で示
してある箇所については、説明を省略し、主に相異点を
説明する。
【0047】矢1aでは、第1の実施の形態に係る矢
(図3参照)と比べ、矢1aが的や地面等の対象に当た
った際の発光ダイオード21の発光時間が長い。
【0048】具体的には、図4に示すように、発光ダイ
オード21を光らせる発光装置2aの構造が第1の実施
の形態と相違している。即ち、第1の実施の形態では、
スイッチの役割を果たしたピン形の電池3は、本実施の
形態では進退または移動せずに固定されている。そし
て、その代わりに符号8で示すスイッチ操作体が第1空
間部50及び第2空間部60内を進退し、スイッチ装置
を構成するスイッチ開閉片33a,33bを開閉する。
以下、発光装置2aの各構成部材について、順を追って
詳しく説明する。
【0049】発光装置2aの内部には、上記したよう
に、ピン形の電池3が固定して設けてある。図4で電池
3の右端部に設けてある棒状の負極端子32には、有底
筒状の銅製のキャップ73aが嵌め込んで固定してあ
る。
【0050】キャップ73aには、発光ダイオード21
から延びる負極導電体であるリード線211aが取り付
けてある。他方、発光ダイオード21から延びる正極導
電体であるリード線212aは、電池3の正極端子側に
延長して設けられ、上記したスイッチ開閉片の一方33
aの基端部に接続されている。スイッチ開閉片の他方3
3bの基端部は、正極導電体であるリード線213で、
電池3の正極端子と接続されている。
【0051】以上、電池3に接続された各リード線21
1a,212a,213とスイッチ開閉片33a,33
b等によって、発光ダイオード21に電流を通す導電ま
たは通電経路が構成される。符号22は、発光ダイオー
ド21を固定する充填材を示しており、例えば発泡プラ
スチック等の柔軟性、可撓性または変形性を有する材料
で形成されている。これについては、第1の実施の形態
に係る矢筈15ついても採用することができる。
【0052】上記したスイッチ開閉片33a,33b
は、先部側が第2空間部内60(図4で右側)へ突出し
て設けてある。スイッチ開閉片33a,33bは、柔軟
性、可撓性または変形性を有する導電性の素材(例えば
銅合金等の金属)で形成され、両端が外へ反った形状と
なっている。
【0053】各スイッチ開閉片33a,33bは内側に
向けてそれぞれ付勢され、通常、二枚重ね合わさった状
態となるが、図4に示す矢1aを射る前の状態では、第
2空間部60内に突き出た後述するスイッチ操作体8の
操作部81がスイッチ開閉片33a,33bの間に挿入
され、スイッチ開閉片33a,33b同士は接していな
い。そして、矢1aが当たったことによる慣性によって
スイッチ操作体8が矢印II方向に移動し、その操作部8
1がスイッチ開閉片33a,33bから外れれば、スイ
ッチ開閉片33a,33b同士は接し、導電経路が形成
される。
【0054】第2空間部60には、発光装置2aの外部
と連通する孔(以下、「連通孔601」という)が設け
てある。連通孔601についての作用は後述する。
【0055】発光装置2aの先部側内部には、上記した
ように、スイッチ操作体8が密接した状態で摺動しなが
ら進退する第1空間部50及び第2空間部60が設けて
ある。図4でスイッチ操作体8の左側に第1空間部50
が構成され、スイッチ操作体8の右側に第2空間部60
が構成されている。第1空間部50と第2空間部60の
所要の位置(図4では空間部50,60のやや後部寄
り)には、孔701をほぼ中央に有する停止部材70が
設けてある。
【0056】スイッチ操作体8は、円柱状のスイッチ操
作体本体82の基端側(図4で右側)のほぼ中央に、上
記した操作部81を有している。操作部81は、先部側
に向けて尖った形状である。スイッチ操作体8は、矢1
aが当たった際に第1空間部50を慣性で移動できる所
要の重さを有している。スイッチ操作体8は、例えばプ
ラスチックや金属、あるいはそれらの組み合わせ等やそ
の他の材料で形成することができる。
【0057】第1空間部50内の先部側(図4で左端
側)には、付勢手段であるコイルバネ501(本実施の
形態では圧縮コイルバネ)の一端部が固定されている。
コイルバネ501の他端部は、スイッチ操作体8の先部
側に固定または当接されており、スイッチ操作体8を矢
印II方向と逆方向に付勢している。よって、矢1aを射
る前の常態では、スイッチ操作体8は矢1aの後方部側
に付勢され、上記した停止部材70に当接して停止して
いる。そして、スイッチ操作体8の操作部81は、上記
したように、スイッチ開閉片33a,33bの間に入り
込んでおり、導電経路は遮断されている。
【0058】符号502は緩衝体を示している。この緩
衝体502は、矢1aが放たれて的や地面等に当たった
際に、進行するスイッチ操作体8と接触して発光装置2
aが受ける衝撃を緩衝(吸収)する。緩衝体502は筒
状で、ゴムや柔軟性、可撓性または変形性を有するプラ
スチック等で形成されている。なお、コイルバネ501
によって、スイッチ操作体8が与える衝撃が十分に緩衝
されるのであれば、緩衝体502は必ずしも必要ではな
い。
【0059】発光装置2aの先端部のほぼ中央には、主
に第1空間部50内の空気を発光装置2aの外へ排出す
る流体排出部である孔(以下、「空気排出孔9」とい
う)が設けてある。この空気排出孔9には、後述する逆
止弁装置91の弁体900の山形部分が入り込んだ状態
で設けてある。
【0060】逆止弁装置91は全体が断面略「コ」状に
形成され、発光装置2aの先部側に嵌め込んで固定され
ている。詳しくは、逆止弁装置91の開口部側の端部側
が、発光装置2aの周面部の先部側に嵌め込んである。
逆止弁装置91は、例えばゴムや柔軟性(変形性)のプ
ラスチック等で形成されているが、特にこれに限定する
ものではない。逆止弁装置91により、第1空間部50
内の空気は外へ排出されるが、外の空気の第1空間部5
0内へ流入は防止される。
【0061】逆止弁装置91の弁体900の周りには、
第1空間部50内の空気を外へ排出する孔901が所要
間隔で複数設けてある。そして、孔901と孔901の
間の残りの部分で、弁体900が逆止弁装置91の本体
と繋がっている。弁体900は、空気排出孔9側が山形
に突き出ている。そして、スイッチ操作体8が矢印II方
向に移動して第1空間部50が高圧になると、弁体90
0が外へ押されて、空気排出孔9と弁体900の周りの
孔901,…が連通し、空気が第1空間部50から外へ
排出される。一方、第1空間部50が低圧のときは、弁
体900が空気排出孔9側に引っ張れて空気排出孔9を
塞ぎ、外から第1空間部50内へ空気の流入が防止され
る。
【0062】また、上記した空気排出孔9とは別に、発
光装置2aの先端部の所要の箇所には、主に発光装置2
a外から第1空間部50に流体導入部である空気を導入
する孔(以下、「空気導入孔100」という)が設けて
ある。この空気導入孔100は、上記した空気排出孔9
よりも径が小さい。これにより、スイッチ操作体8が矢
印II方向に移動すると、第1空間部50内の空気は逆止
弁装置91から発光装置2aの外へ主に排出される。た
だし、径が小さな空気導入孔100からも空気の一部が
排出される。
【0063】なお、本実施の形態では、発光装置2a
は、停止部材70が設けてある部分で連結して容易に製
造することができる。符号702は螺旋溝を示し、ねじ
込み式により発光装置2aは連結される。
【0064】(作 用)図4に示す矢を射る前の状態で
は、スイッチ操作体8の操作部81は、スイッチ開閉片
33a,33bの間に挿入され、スイッチ開閉片同士3
3a,33bは接していない。よって、発光ダイオード
21に電流を通す導電経路が遮断されている。
【0065】矢が放たれて的や地面に当たった場合で
は、その衝撃によって、第1空間部50及び第2空間部
60内のスイッチ操作体8が、コイルバネ501の付勢
に抗して矢印II方向に移動する。これにより、スイッチ
操作体8の操作部81がスイッチ開閉片33a,33b
から外れて互いに接し、導電経路が形成される。導電経
路が形成されることにより、発光ダイオード21が発光
して矢筈15部分が光る。
【0066】また、スイッチ操作体8が矢印II方向に移
動することによって、第1空間部50の空気が瞬時また
は短時間で、逆止弁装置91が設けてある空気排出孔9
を通り、発光装置2aの外へ排出される。なお、空気導
入孔100からも空気の一部が多少排出される。これに
より、第1空間部50が占める体積は小さくなり、第2
空間部60が占める体積は大きくなる。第2空間部60
には、連通孔601が設けてあるので、スイッチ操作体
8の移動が妨げられることはない。
【0067】次いで、スイッチ操作体8は、緩衝体50
2に接触したときに受ける反作用(衝撃に対する反動)
及びコイルバネ501の付勢力により、矢印II方向と逆
方向に戻る。この際、逆止弁装置91によって空気排出
孔9から第1空間部50へは、空気が入らないようにな
っているため、空気は上記空気排出孔9に比べて径が小
さな空気導入孔100からしか流れ込むことができな
い。
【0068】よって、空気導入孔100からは少量ずつ
しか空気が導入されず、スイッチ開閉片33a,33b
を切る方向に退行するスイッチ操作体8に、抵抗が与え
られる。このため、スイッチ操作体8は、衝突時の動き
と比べてゆっくりと復帰する。そして、スイッチ操作体
8の操作部81は、再びスイッチ開閉片33a,33b
の間に挿入され、導電経路は遮断される。これによっ
て、発光ダイオード21の発光が停止する。
【0069】以上のように、本実施の形態では、矢1a
が的や地面等に当たった際の導電経路形成の時間が長く
確保されるので、発光ダイオード21の発光時間が長
い。したがって、暗がりの競技場や練習場でも、矢1a
がどこに当たったかがより一層分かりやすい。
【0070】なお、本実施の形態では、第1空間部50
から空気が排出または流入するように設計されている
が、流体は空気に限定するものではなく、水や油やその
他の液体を使用することができる。その場合、第1空間
部50から排出される液体を格納する空間部を発光装置
2aに別途設ける。
【0071】また、径の小さな空気導入孔100の大き
さを調整できる手段を設ければ、衝突後のスイッチ操作
体8が戻る速さを調整することができる。これにより、
衝突後の発光ダイオード21の発光時間を調整すること
ができる。空気導入孔100の大きさを調整できる手段
としては、弁体が針状であるニードル弁等の各種の公知
技術を採用することができる。
【0072】本明細書で使用している用語と表現はあく
まで説明上のものであって、限定的なものではなく、上
記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではな
い。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるもの
ではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能
である。
【0073】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明によれば、射手が放った矢が的や地面等の
対象に当たると、発光手段によって矢筈が光る。したが
って、視力が落ちた人でも、矢がどこに当たったかを確
認しやすい。また、暗がりの競技場や練習場でも、矢が
どこに当たったかを確認しやすい。更に、練習時におい
ては、矢の着地点が確認しやすいので、次に矢をどの方
向に射てば良いかが容易に判断でき、リズムが狂って練
習に集中できないといった不都合は生じにくい。一方、
試合時においても、矢がどこに当たったかを遠方から確
認しやすいので、審判は離れた位置からでも採点しやす
く、競技を円滑に進めることができるといった利点があ
る。
【0074】(b)矢が当たった一定時間後に発光しな
いようにしてあるものは、矢を続けて放つ場合、新たに
矢を放つときには、先に放った矢の発光は既に終わって
いるので、新たに放った矢がどこに当たったかが確認し
やすい。
【0075】(c)矢本体に着脱可能である矢筈及びそ
れを使用した矢によれば、発光装置を備えた矢筈を今ま
で使用していた既存の矢に設けるようにすれば、既存の
矢をそのまま使用することができ、発光装置を備えた矢
を導入するためのコストも安価に抑えることができる。
また、例えば競技場や練習場が明るく、放った矢の着地
点が容易に確認できるような場合は、発光装置を備えた
矢筈を通常の矢筈(発光装置が設けられていない)に取
り替えて矢を使用することができる。
【0076】(d)矢が的や地面等の対象に当たった際
の発光時間を長く保つことができるものでは、暗がりの
競技場や練習場でも、矢がどこに当たったかがより一層
分かりやすい。
【0077】(e)本発明に係る矢の射的方法によれ
ば、放った矢の着地点を矢から発せられる光で確認でき
るので、矢の正確な着地点を容易に確認することができ
る。したがって、視力が落ちた人でも、矢がどこに当た
ったかを確認しやすい。また、暗がりの練習場でも、矢
がどこに当たったかを確認しやすい。よって、視力の良
い悪いに関わらず、また練習場が暗いかどうかに関わら
ず、弓道やアーチェリー等の練習に打ち込める。更に、
本発明に係る矢の射的方法を競技にも採用すれば(競技
方法として採用すれば)、審判は離れた位置からでも正
確に採点しやすく、競技を円滑に進めることができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る矢の第1の実施の形態を示す側面
視説明図。
【図2】矢を矢本体と矢筈とに分離した状態を示す、矢
の基端部の一部断面説明図。
【図3】図1に示す矢の基端側を断面して内部構造を表
した拡大概略説明図。
【図4】本発明に係る矢の第2の実施の形態を示してお
り、矢の基端側を断面して内部構造を表した拡大概略説
明図。
【符号の説明】
1 矢 10 矢本体 12 矢尻 13 矢軸 131 開口部 14 矢羽 15 矢筈 150 矢筈本体 151 切欠部 152 取付穴 2 発光装置 20 螺旋溝 21 発光ダイオード 211 リード線 212 リード線 3 電池 31 凹み部 32 負極端子 4 電池ケース 41 ケース蓋 411 切欠部 42 バネ取付板 43 正極コイルバネ 44 取付金具 5A,5B コイルバネ 6 電池ガイド板 61 貫通孔 72 負極コイルバネ 73 キャップ 731 棒状突起 732 穴部 2a 発光装置 9 空気排出孔 91 逆止弁装置 900 弁体 901 孔 33a,33b スイッチ開閉片 50 第1空間部 60 第2空間部 70 停止部材 701 孔 73a キャップ 8 スイッチ操作体 81 操作部 82 スイッチ操作体本体 100 空気導入孔 211a リード線 212a リード線 213 リード線 22 充填材 501 コイルバネ 502 緩衝体 601 連通孔 702 螺旋溝

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矢に設けられる矢筈であって、 矢が当たると発光する発光手段を備えていることを特徴
    とする、矢筈。
  2. 【請求項2】 発光手段は、電源と、光源と、矢が当た
    ると上記光源を発光させる発光制御部と、を備えている
    ことを特徴とする、 請求項1記載の矢筈。
  3. 【請求項3】 矢が当たったときから一定時間経過した
    後に発光が止まるように構成されていることを特徴とす
    る、 請求項1または2記載の矢筈。
  4. 【請求項4】 矢に設けられる矢筈であって、 矢が当たると発光する発光手段を備えており、 当該発光手段は、電源と、光源と、矢が当たると上記光
    源を発光させる発光制御部と、を備え、 上記発光制御部は、矢が当たると、矢が当たったときの
    衝撃によって上記光源に電流を通す導電経路を形成する
    ようにしてあることを特徴とする、 矢筈。
  5. 【請求項5】 矢に設けられる矢筈であって、 矢が当たると発光する発光手段を備えており、 当該発光手段は、導電性を有し、電池を進退自在に収容
    する収容体と、当該収容体と電気的に接続されている光
    源と、を備え、 矢が当たると、矢が当たって停止したときの上記電池自
    身の慣性によって電池が上記収容体内部を動き、上記電
    池の端子が上記収容体に設けてある導電部に接触して、
    上記光源に電流を通す導電経路が形成されるようにして
    あり、 矢が当たった後は、上記導電部に接触したときに受ける
    反作用によって電池が上記収容体内部を動き、上記電池
    の端子が上記収容体の導電部から離れて、上記光源に電
    流を通す導電経路が遮断されるようにしてあることを特
    徴とする、 矢筈。
  6. 【請求項6】 矢に設けられる矢筈であって、 電源と、 光源と、 矢が当たると上記光源を発光させるスイッチ装置と、 矢が当たったときの慣性で進行して上記スイッチ装置を
    入の状態とし、矢が当たった後に退行して上記スイッチ
    装置を切る位置まで移動するスイッチ操作体と、 上記スイッチ操作体が退行するときに、上記スイッチ操
    作体の移動を遅くするための抵抗を与える手段と、を備
    えていることを特徴とする、 矢筈。
  7. 【請求項7】 矢に設けられる矢筈であって、 電源と、 光源と、 矢が当たると上記光源を発光させるスイッチ装置と、 矢が当たったときの慣性により、空間部を進行して上記
    スイッチ装置を入の状態とし、矢が当たった後に付勢手
    段により上記空間部を退行して上記スイッチ装置を切る
    位置まで移動するスイッチ操作体と、 矢が当たったときの慣性によって進行するスイッチ操作
    体により、上記空間部内の流体を空間部外へ排出する流
    体排出部と、 退行する上記スイッチ操作体に抵抗を与えるために、空
    間部外から空間部内へ導入する流体の量を制限する流体
    導入部と、を備えていることを特徴とする、 矢筈。
  8. 【請求項8】 矢本体に着脱可能であることを特徴とす
    る、 請求項1,2,3,4,5,6または7記載の矢筈。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は8記載の矢筈を備えていることを特徴とする、矢。
  10. 【請求項10】 矢が当たると発光する発光手段を備え
    ていることを特徴とする、 矢。
  11. 【請求項11】 放った矢の着地点を矢から発せられる
    光で確認するようにしたことを特徴とする、 矢の射的方法。
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