JP2003034930A - ノンプレートグラウンドアンカー工、メッシュ工及びノンプレートグラウンドアンカー工におけるセンターホルダーパイプ - Google Patents

ノンプレートグラウンドアンカー工、メッシュ工及びノンプレートグラウンドアンカー工におけるセンターホルダーパイプ

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JP2003034930A
JP2003034930A JP2001225527A JP2001225527A JP2003034930A JP 2003034930 A JP2003034930 A JP 2003034930A JP 2001225527 A JP2001225527 A JP 2001225527A JP 2001225527 A JP2001225527 A JP 2001225527A JP 2003034930 A JP2003034930 A JP 2003034930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のグラウンドアンカー工では、アンカー
頭部構造として受圧板やコンクリート構造物を地表面に
設置しなければならない。このため、植生など周辺環境
に大きな影響を及ぼす問題がある。 【解決手段】 移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシン
グパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカー体を
形成した後、該移動層部アンカー体を通して掘削した不
動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、グラウ
ト材を圧入して不動層部アンカー体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラウンドアンカ
ー工を改良したノンプレートグラウンドアンカー工、メ
ッシュ工及びノンプレートグラウンドアンカー工におけ
るセンターホルダーパイプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラウンドアンカー工は、不安定な地盤
や岩盤を直接安定な地盤や岩盤に緊結して崩落・剥落を
防止するために用いられる工法であり、基盤内にボーリ
ングで削孔しセメントモルタル等を注入してアンカー体
を形成する方法で、次の3つの基本的要素からなる。 「アンカー頭部」:構造物からの力を引張り部に無理な
く引張り力として伝達させるための部分。 「引張り部」:引張り力を基盤内のアンカー体へ伝達す
る部分。 「アンカー体」:引張り部からの引張り力を基盤に伝達
し抵抗する部分。
【0003】グラウンドアンカー工の一般的な施工方法
は、図11に示すように、例えばロータリーパーカッシ
ョン式削孔機で基盤に至る深さまで掘削した削孔に、ケ
ーシングパイプ21を挿入する[同図(a)]。そして、
同図(b)のように該ケーシングパイプ21内にグラウ
ト材Gを充填して、テンドン3(引張材)を挿通する
[同図(c)]。次に、同図(d)のようにケーシングパ
イプ21を引き抜きながらグラウト材Gを加圧注入し
て、アンカー体22を形成する。このようにして安定層
に形成したアンカー体22と、地表面に設けた受圧板2
3との間で、引張り部を緊張させることによって、不安
定層の補強が図られる[同図(e)]。
【0004】グラウンドアンカー工の主な特徴は、引張
り部にプレストレスをかけることにより、滑落の危険の
ある斜面を押さえ付けて安定化させる締め付け機能。引
張り部の引張強さを利用して地滑り土塊が滑動しようと
するのを引き止めるものであるが、杭工と異なり引張り
部に対して初期にある程度のプレストレスをかけること
で、引張り部の伸び(地滑りによる変形量)の少ない段
階で抑止効果が上げられる初期引き止め機能がある。こ
の他、アンカー体を滑り面を挟んで形成し、引張り部の
引張強さによる滑り面の強度を高める縫い合わせ機能が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、グラウンド
アンカー工においては、アンカー頭部構造として受圧板
や法枠等のコンクリート構造物を地上に設置しなければ
ならない問題がある。この地上構造物は、グラウンドア
ンカー工の大きな要素となっており、施工性や経済性等
を大きく左右すると共に、植生をも変化させる程周辺環
境に大きな影響を及ぼすものとなっている。しかも、コ
ンクリート構造物であることから、直射日光による放射
熱源ともなっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は上記問
題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、方法の発明にあっては、
グラウンドアンカー工において、移動層部掘削孔に挿入
した大径ケーシングパイプにグラウト材を圧入して移動
層部アンカー体を形成した後、該移動層部アンカー体を
通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケーシングパイプ
を挿入し、グラウト材を圧入して不動層部アンカー体を
形成すること。
【0007】或いは、グラウンドアンカー工において、
移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラ
ウト材を圧入して移動層部アンカー体を形成した後、該
移動層部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に
小径ケーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧入して
不動層部アンカー体を形成し、引張材との間に隙間を有
する径のパイプ部と該パイプ部の先端部に設けられこれ
に連通する拡径部とによって構成したラッパ管を、該ケ
ーシングパイプ内に挿通して、該ケーシングパイプと該
ラッパ管との間のグラウト材を、該ラッパ管のパイプ部
を通じて排出させること。
【0008】或いは、グラウンドアンカー工において、
移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラ
ウト材を圧入して移動層部アンカー体を形成した後、該
移動層部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に
小径ケーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧入して
不動層部アンカー体を形成する工法であって、小径ケー
シングパイプを挿通させるもので、両端開口部を封止し
たパイプ本体の外周面に、大径ケーシングパイプ内周面
との間に隙間を形成する間隔保持具を設けたセンターホ
ルダーパイプを、該移動層部掘削孔に大径ケーシングパ
イプと共に挿入すること。
【0009】或いは、移動層部掘削孔に挿入した大径ケ
ーシングパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカ
ー体を形成した後、該移動層部アンカー体を通じて掘削
した不動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、
グラウト材を圧入して不動層部アンカー体を形成するノ
ンプレートグラウンドアンカー工において、複数のアン
カー頭部のキャップで、ネットを固定することにある。
【0010】物の発明にあっては、移動層部掘削孔に挿
入した大径ケーシングパイプにグラウト材を圧入して移
動層部アンカー体を形成した後、該移動層部アンカー体
を通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケーシングパイ
プを挿入し、グラウト材を圧入して不動層部アンカー体
を形成するノンプレートグラウンドアンカー工におい
て、小径ケーシングパイプにグラウト材を圧入して不動
層部アンカー体を形成した後、該小径ケーシングパイプ
内に挿通させるものであって、引張材との間に隙間を有
する径のパイプ部と、該パイプ部の先端部に設けられこ
れに連通する拡径部とによって構成したこと。
【0011】或いは、移動層部掘削孔に挿入した大径ケ
ーシングパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカ
ー体を形成した後、該移動層部アンカー体を通じて掘削
した不動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、
グラウト材を圧入して不動層部アンカー体を形成するノ
ンプレートグラウンドアンカー工において、該移動層部
掘削孔に大径ケーシングパイプと共に挿入するものであ
って、両端開口部を封止したパイプ本体の外周面に、該
大径ケーシングパイプ内周面との間に隙間を形成する間
隔保持具を設けたことにある。
【0012】ここで、本明細書中でいう「アンカー体」
とは、従来のグラウンドアンカー工でいうところの、不
動層部に形成したアンカー体の他、本発明に係るノンプ
レートグラウンドアンカー工の特徴である地表付近の不
安定層に形成するアンカー体をもいうものとする。不安
定層である移動層部に形成するアンカー体は、移動層部
に削孔した掘削孔に大径ケーシングパイプを挿通し、セ
メントミルクやセメントモルタルなどのグラウト材を圧
入して形成する。従来のグラウンドアンカー工における
不動層部アンカー体は、移動層部に形成したアンカー体
を通じて地表から安定基盤に至る深さまで削孔機で削孔
した掘削孔に、小径のケーシングパイプを挿通し、該ケ
ーシングパイプ内にグラウト材を圧入して形成する基盤
内の塊である。
【0013】つまり、本発明に係るノンプレートグラウ
ンドアンカー工は、従来のグラウンドアンカー工法にお
ける掘削時の孔口保護を兼ねた大口径ボウリング掘削孔
をグラウトすることで、その掘削深度と口径によって得
られるその周面摩擦力とそれから求まる支圧影響線で自
然地盤に受圧層を形成させ、受圧板を必要としない工法
である。この移動層と不動層に形成した2つのアンカー
体の間で引張材にテンションをかけて不安定層の補強が
図られる。大径のケーシングパイプと小径のケーシング
パイプは、前者が移動層部アンカー体を形成するケーシ
ングパイプ、後者が該移動層部アンカー体の中を通すた
めのケーシングパイプを指す相対的な関係である。
【0014】削孔機としては、種々の構造のものがある
が、例えばロータリーパーカッション型やダウンザホー
ルハンマー型などがある。ロータリーパーカッション型
ではケーシングパイプを引き抜きながらグラウト材を圧
入してアンカー体を形成するが、ダウンザホールハンマ
ー型はアンカー体を形成する部分が一連の工程で削孔さ
れ、ケーシングパイプを引き抜くことなくアンカー体が
形成される。
【0015】「引張材」とは、一端を不動層部アンカー
体に埋設し、他端を移動層部アンカー体に係止してプレ
ストレスをかける鋼材をいう。一般的には、PC鋼より
線、PC鋼複合より線束、PC鋼棒などが用いられる。
通常、引張材にはシースを被せて内部にグリスなどの防
錆材を封入する。また、一般的にマンションや定着体な
どを設けたものをテンドンと称している。
【0016】「ラッパ管」とは、小径ケーシングパイプ
内に充填されたグラウト材を除去するための部材をい
う。上述したように、斜面補強工としてグラウンドアン
カー工を採用する上で、最も期待される効果は、引張り
部にプレストレスがかけられるという点にあるものの、
従来のグラウンドアンカー工においては、最大の特徴で
あるプレストレスが構造的にほとんどかけることができ
ないという問題がある。これは、不安定層の圧縮すべき
部分がグラウト材の注入によってアンカー体と連続して
一体となってしまうためである。このような現象は、ケ
ーシング加圧注入方法において生じ、アンカー頭部に与
えられたプレストレスが、圧縮すべき部分にまで侵入し
たグラウト材にかかり、この部分のグラウト材が破壊し
ない限り不安定層に圧縮域が生じないことになる。仮
に、グラウト材が破壊しても圧縮は破壊局部に限られる
し、グラウト材による張り的性格が不安定層全域で失わ
れない限り、グラウンドアンカー工の実質的な機能が充
分発揮できないことになる。
【0017】このため、小径ケーシングパイプ内にグラ
ウト材を加圧注入して不動層部アンカー体を形成した
後、ラッパ管を該小径ケーシングパイプ内に挿通して、
グラウト材を排出させる。これによって、アンカー頭部
の引張り力を不動層部アンカー体に確実に伝達させるこ
とが可能となる。ラッパ管の挿通長さは、基本的に不動
層部アンカー体まで行う。つまり、小径ケーシングパイ
プとラッパ管との間のグラウト材のほとんど全てを取り
除くと共に、アンカー体注入グラウト材の自由長部への
流出を防ぐことを基本とする。
【0018】しかしながら、ラッパ管を利用する最大の
目的は、不安定層の圧縮すべき部分がグラウト材の注入
によってアンカー体と連続して一体となり、不安定層に
圧縮域が生じなくなることを防止することにある。従っ
て、不安定層に圧縮域が生じる程度にラッパ管を挿通し
て(アンカー体に届かない長さ)、ケーシングパイプと
ラッパ管との間のグラウト材の一部を取り除くだけでも
よい。
【0019】ラッパ管は、パイプ部とこれの先端に設け
て連通する拡径部とによって構成する。パイプ部は引張
材に嵌め込む部分であり、グラウト材はパイプ部の中を
通って排出される。このため、パイプ部の内径は引張材
との間に隙間を生じる径とする。材質は特に限定するも
のではないが、アルミニウムやポリ塩化ビニルなどのプ
ラスチックで軽量にするのが好ましい。
【0020】拡径部は、パイプ部の先端に設けることに
より、小径ケーシングパイプ内のグラウト材を該パイプ
部に導入させるためのもので、円錐台状やお椀型であ
る。これの材質はゴム・皮・合成ゴム・合成皮革などの
軟質部材で形成して、ケーシングパイプの内周面に沿わ
せるようにする。拡径部で小径ケーシングパイプ内周面
部分のグラウト材まで取り除くようにするのが好ましい
が、ある程度残っても引張材の緊締時に容易に破壊され
ることや、小径ケーシングパイプ引き抜き時に取り除か
れる場合もある。従って、小径ケーシングパイプの内径
に対して隙間が生じる径でもよく、金属やプラスチック
などの硬質部材で形成しても、不動層部アンカー体の引
張を阻害するグラウト材のほとんどを取り除くことがで
きる。
【0021】拡径部には、その先端側にガイド部材を設
けておくのが好ましい。これは、ケーシングパイプ内に
カップリングなどの異径部分が存在すると、拡径部が引
っ掛かってそれ以上挿通できなくなる可能性があるため
である。ガイド部材としては、例えば金属やプラスチッ
クなどのピン状のものを適宜間隔に設けておく。この場
合、ガイド部材が異径部分に引っ掛からないように内方
に傾斜させて設けたり、先端部を内方に曲げておくよう
にする。
【0022】従来のグラウンドアンカー工においては、
グラウト材を圧入してアンカー体を形成した段階でアン
カーの成型が終了する。その後、養生、緊張・定着、防
錆処理などを施して完了する。本発明においては、ラッ
パ管を利用する場合、ラッパ管を挿通した段階で不動層
部アンカー体形成を終了とし、後は移動層部アンカー体
との間で、従来と同様の方法で完了させればよい。ラッ
パ管は、グラウト材を除去した段階で引き抜いてもよ
く、そのまま放置しておいてもよい。
【0023】小径ケーシングパイプ内に挿通してグラウ
ト材を排出させたラッパ管には、パイプ部端部にラッパ
管ストッパーシースを設ける。これは、挿入したラッパ
管をそのまま残す場合に、その頭部を処理するための部
材である。つまり、ラッパ管がアンカー頭部と不動層部
アンカー体との間で梁効果を生じさせないようにするこ
と。また、ラッパ管端部を密閉して防錆効果を高める目
的である。このため、ラッパ管ストッパーシースは本体
をジャバラ体で形成したり、ラッパ管のパイプ部に摺動
可能に装着させるようにする。
【0024】「センターホルダーパイプ」とは、移動層
部アンカー体を形成する場合において、大径ケーシング
パイプと共に移動層部掘削孔に挿入する部材をいう。こ
のセンターホルダーパイプは、移動層部アンカー体の中
心を確保するためのものである。つまり、本発明に係る
ノンプレートグラウンドアンカー工及びメッシュ工にお
いては、先ず移動層部アンカー体を形成し、この移動層
部アンカー体を通して不動層部掘削工を削孔して不動層
部アンカー体を形成する工法であることから、移動層部
アンカー体が長くなるほど該移動層部アンカー体におけ
る掘削方向の中心線確保が難しくなるためである。移動
層部アンカー体の中心から外れてボーリングすると、ボ
ーリング特有の孔曲がりによって掘削孔が曲がってしま
い、緊張時に移動層部アンカー体の折れ曲がりが生じ、
均等なアンカー体周面摩擦抵抗が発生しなくなる。あく
までも、緊張方向とテンドン軸方向が平行となるよう
に、移動層部アンカー体にテンドン軸方向に平行な中心
を表層部から深層部に至るまで確保することが最も重要
となるためである。
【0025】移動層部におけるアンカー体の形成は、セ
ンターホルダーパイプを大径ケーシングパイプ内に装着
した状態で行う。これは、従来のグラウンドアンカー工
と同様に大径ケーシングパイプ内にグラウト材を充填
し、該大径ケーシングパイプを引き抜きながらグラウト
材を加圧注入して形成する。このため、センターホルダ
ーパイプは、両端開口部を封止すると共に、大径ケーシ
ングパイプ内周面との間に隙間を形成する間隔保持具を
備える。両端の封止は、不動層部掘削工の削孔時に削孔
機で破るが、後端側の封止部材は取り外すようにしても
よい。
【0026】センターホルダーパイプは、パイプ本体と
間隔保持具を設けた別体の部材を嵌め合わす構造として
もよく、螺合構造にして長さ調整できるようにしてもよ
い。また、パイプ本体として、後部封止部を別部材で形
成した2ピース構造とし、該後部封止部を該間隔保持具
の螺合部で連結して、削孔時に取り外す。この場合、該
後部封止部に代えて、移動層部掘削工を保護するための
孔口カバーを該間隔保持具に螺合させてから、不動層部
掘削孔を削孔するようにしてもよい。
【0027】「ネット」とは、小規模表層崩壊や崩落な
どの発生に対し、不安定層の表面を覆って保護する部材
であって、ノンプレートグラウンドアンカー工によって
形成した孔口の頭部キャップで固定するものをいう。つ
まり、本発明に係るメッシュ工は、本発明に係るノンプ
レートグラウンドアンカー工と併用する工法であり、従
来のグラウンドアンカー工の受圧板や法枠等のコンクリ
ート構造物が地表に存在しないことによる、支圧影響線
外の表層部分についての、表面処理を補う工法である。
孔口の頭部キャップとは、ノンプレートグラウンドアン
カー工における移動層部アンカー体を形成するために削
孔した掘削孔を塞ぐカバー部材であり、これを利用して
ネットを固定する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は本発明に係るノンプレートグラウン
ドアンカー工の実施の形態の一例を示すもので、移動層
部に移動層部アンカー体1を形成し、不動層部に形成し
た不動層部アンカー体2とテンドン3で連結することに
よって、移動層を補強する工法である。つまり、従来の
グラウンドアンカー工における受圧板やコンクリート構
造物に代えて、移動層部の内部にアンカー体1を形成さ
せたものである。
【0030】図2は、ノンプレートグラウンドアンカー
工の施工方法の実施の形態の一例を示すもので、先ず、
同図(a)(b)のように移動層部に削孔して大径ケー
シングパイプ11を挿通し、固めのグラウト材Gを充填
する。そして、同図(c)のように大径ケーシングパイ
プ11を引き抜きながらグラウト材Gを加圧注入して、
移動層部アンカー体1を形成する。移動層部アンカー体
1形成後は、孔口4保護のため大径ケーシングパイプ1
1の一部を残す[同図(d)]。次に、この移動層部アン
カー体1を通して不動層部掘削孔を削孔して小径ケーシ
ングパイプ12を挿通する[同図(e)]。 この小径ケ
ーシングパイプ12に、同図(f)(g)のようにグラ
ウト材充填、テンドン(引張材)3挿入、ケーシング引
き抜き加圧注入によって、不動層部アンカー体2を形成
する。そして、同図(h)(i)のように小径ケーシン
グパイプ12を引き抜いて、移動層部アンカー体1との
間でテンドン3を緊張・定着して完成する。孔口4に
は、頭部キャップ41を設けて封止する。
【0031】図3(a)は、ノンプレートグラウンドア
ンカー工の施工方法の実施の形態の他の例を示すもの
で、図2(g)の不動層部アンカー体2を形成した後、
ラッパ管5を挿入する方法である。ラッパ管5の挿入に
よって、小径ケーシングパイプ12と該ラッパ管5との
間のグラウト材Gが排出される。この結果、図3(b)
のように移動層部アンカー体1と不動層部アンカー体2
との間のグラウトGが、ほとんど除去されることにな
り、アンカー頭部に与えたプレストレスをより確実に不
動層部アンカー体2にかけることが可能となる。挿入し
たラッパ管5は、同図(c)のように端部にラッパ管ス
トッパーシース51を装着して頭部処理を行う。
【0032】このように、本発明に係るラッパ管5を用
いたノンプレートグラウンドアンカー工によって施工し
たアンカーの構造は、自由長部にテンドン3による圧縮
を阻害させるものが存在せず、移動層部アンカー体1に
よる引張り部からの引張り力を不動層部アンカー体2に
確実に伝達でき、二次引張も効果的に行うことが可能と
なる。
【0033】図4は、本発明に係るノンプレートグラウ
ンドアンカー工用ラッパ管5の実施の形態の一例を示す
もので、同図(a)に示すようにパイプ部52と拡径部
53とによって構成し、該拡径部53は同図(b)のよ
うに先端部にガイド部材であるガイドピン54を設けて
いる。本例では、ラッパ管5にラッパ管ストッパーシー
ス51を装着した例を示している。
【0034】図5は、ラッパ管5の使用状態を示すもの
で、小径ケーシングパイプ12内に挿入することで、拡
径部53でかき込まれたグラウト材Gがパイプ部52内
部のテンドン3との隙間を通じて排出する状態を示して
いる。本例では、小径ケーシングパイプ12内にカップ
リング13の存在による異径部分がある場合でも、ガイ
ドピン54によって拡径部53が図の鎖線のように変形
して移動できる状態を示している。
【0035】図6(a)は、ノンプレートグラウンドア
ンカー工の施工方法の実施の形態のさらに他の例を示す
もので、移動層部に削孔した掘削孔に大径ケーシングパ
イプ11と共にセンターホルダーパイプ6を挿入する工
法である。センターホルダーパイプ6は、上述したよう
に移動層部アンカー体1形成後に、不動層部掘削孔を削
孔する場合における該移動層部アンカー体1の中心確保
を目的とする。センターホルダーパイプ6を利用した場
合における移動層部アンカー体1の形成は、同図(b)
(c)に示すようにセンターホルダーパイプ6を挿入し
た状態で図2(b)(c)と同様にグラウトGの充填・
圧入によって行う。移動層部アンカー体1形成後は、セ
ンターホルダーパイプ6の内周面に沿って削孔する。
【0036】センターホルダーパイプ6の両端部は、グ
ラウト材Gが入り込まないように封止しているため、掘
削機で封止部を破って不動層部掘削孔を削孔し、図6
(d)のようにセンターホルダーパイプ6を通じて該掘
削孔に小径ケーシングパイプ12を挿通する。本例で
は、移動層部アンカー体1形成後、センターホルダーパ
イプ6に孔口カバー64を取り付けてから、不動層部掘
削孔を削孔し、小径ケーシングパイプ12を挿通してい
る。その後は、図2(f)以降、或いは図2(f)
(g)から図3(a)以降のように施工する。
【0037】本発明に係るセンターホルダーパイプ6
は、図7に示すように両端開口部を封止したパイプ本体
61の外周面に、間隔保持具62を設けた構造である。
間隔保持具62は、パイプ本体61を大径ケーシングパ
イプ11のほぼ中心部に位置させるようにすると共に、
該大径ケーシングパイプ11の内周面との間の全周に渡
ってグラウト材Gを充填させる隙間を確保するための部
材である。
【0038】図8(a)は、本発明に係るセンターホル
ダーパイプ6の実施の形態の他の例を示すもので、パイ
プ本体61は後部封止部63を別部材で形成した2ピー
ス構造としている。また、間隔保持具62を先端ガイド
621とパイプソケット623の2つの部材で構成し、
該先端ガイド621をパイプ本体61の先端部に、該パ
イプソケット623をパイプ本体61の後端部と後部封
止部63に螺号する構造としている。移動層部アンカー
体1の形成後、後部封止部63を取り外し、パイプ本体
61の内周面を基準にして不動層部掘削孔を削孔する。
この場合、同図(b)の孔口カバー64をパイプソケッ
ト623に取り付けることによって、孔口4を保護して
から不動層部掘削孔を削孔するようにしてもよい。
【0039】図9は、本発明に係るメッシュ工の実施の
形態の一例を示すもので、不安定層の表面をネット7で
覆って保護する工法である。この工法は、本発明に係る
ノンプレートグラウンドアンカー工による斜面補強工に
併用する工法であって、該ノンプレートグラウンドアン
カー工によって形成した複数のアンカーの頭部キャップ
41でネット7を固定して地表面を覆って、小規模表層
崩壊などを防止する表面処理工法である。本例ではワイ
ヤロープ71にネット7を設けたものを利用し、該ワイ
ヤロープ71の交点を頭部キャップ41で固定してい
る。
【0040】図10は本発明を総括したもので、センタ
ーホルダーパイプ6によって移動層部アンカー体1のセ
ンターを確保して不動層部アンカー体2を形成し、ラッ
パ管5で移動層部アンカー体1と不動層部アンカー体2
との間の不要なグラウト材Gを除去してアンカー体を形
成する。そして、このアンカー体にネット7を設けるこ
とによって、表層を保護した斜面崩壊防止構造である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明に係るノンプレート
グラウンドアンカー工は、グラウンドアンカー工におい
て、移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプに
グラウト材を圧入して移動層部アンカー体を形成した
後、該移動層部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘
削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧
入して不動層部アンカー体を形成することにより、従来
のグラウンドアンカー工のように地表面に受圧板や法枠
などのコンクリート構造物を設けることなく、不安定層
の補強を図ることができ、環境保全を図る上で極めて有
益な工法である。
【0042】本発明に係るノンプレートグラウンドアン
カー工において、ラッパ管を用いることにより、自由長
部分の弾性的機能を拘束することなく、ノンプレートグ
ラウンドアンカー工の機能を充分に活かすことが可能と
なる。また、ラッパ管の装着によって地盤の乱れによる
シースの損傷を保護し、テンドンの防食効果を高めるこ
とができる。さらに、シース、シースとラッパ管の間に
残るグラウト材、及びラッパ管のパイプ部による三重構
造で、引張材を確実に防食でき、施工性、安全性、構造
物の耐久性に優れた構造、工法、作業工程で、ノンプレ
ートグラウンドアンカー工を施工することができる
【0043】本発明に係るノンプレートグラウンドアン
カー工において、センターホルダーパイプを用いること
により、移動層部アンカー体の中心を確保することがで
き、該移動層部アンカー体と不動層部アンカー体とのテ
ンドンによる緊張が直線的となって、各アンカー体の周
面全体に摩擦抵抗を確実に発生させることで、ノンプレ
ートグラウンドアンカー工の機能を充分に活かすことが
可能となる。
【0044】本発明に係るメッシュ工は、移動層部掘削
孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラウト材を圧入
して移動層部アンカー体を形成した後、該移動層部アン
カー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケーシン
グパイプを挿入し、グラウト材を圧入して不動層部アン
カー体を形成するノンプレートグラウンドアンカー工に
おいて、複数のアンカー頭部のキャップで、ネットを固
定することにより、受圧板や法枠等のコンクリート構造
物が存在しないノンプレートグラウンドアンカー工に併
用することで、小規模表層崩壊や崩落などの発生に対す
る表面処理を行うことができる。また、地表部をネット
で覆う工法であるため、植物種の吹き付けなど植生を図
ることができ、斜面の活性化を促進させることも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノンプレートグラウンドアンカー
工の実施の形態の一例を示す概略断面図である。
【図2】(a)乃至(i)は、夫々本発明に係るノンプ
レートグラウンドアンカー工の施工方法の実施の形態の
一例を示す概略断面図である。
【図3】(a)乃至(c)は、夫々本発明に係るノンプ
レートグラウンドアンカー工の施工方法の実施の形態の
他の例を示す概略断面図である。
【図4】本発明に係るノンプレートグラウンドアンカー
工に用いるラッパ管の実施の形態の一例を示すもので、
(a)は縦断面図、(b)は拡径部の斜視図である。
【図5】ラッパ管の使用状態の一例を示す概略断面図で
ある。
【図6】(a)乃至(d)は、夫々本発明に係るノンプ
レートグラウンドアンカー工の施工方法の実施の形態の
さらに他の例を示す概略断面図である。
【図7】本発明に係るノンプレートグラウンドアンカー
工に用いるセンターホルダーパイプの実施の形態の一例
を示す斜視図である。
【図8】(a)は本発明に係るノンプレートグラウンド
アンカー工に用いるセンターホルダーパイプの実施の形
態の他の例を示す縦断面図、(b)は後部封止部に代え
てセンターホルダーパイプに取り付ける孔口カバーの縦
断面図である。
【図9】本発明に係るメッシュ工の実施の形態の一例を
示す概略正面図である。
【図10】本発明に係るノンプレートグラウンドアンカ
ー工によって施工したアンカー体構造の実施の形態の一
例を示す概略断面図である。
【図11】(a)乃至(e)は、夫々従来のグラウンド
アンカー工の施工方法の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
G グラウト材 1 移動層部アンカー体 11 大径ケーシングパイプ 12 小径ケーシングパイプ 13 カップリング 2 不動層部アンカー体 3 テンドン 4 孔口 41 頭部キャップ 5 ラッパ管 51 ラッパ管ストッパーシース 52 パイプ部 53 拡径部 54 ガイドピン 6 センターホルダーパイプ 61 パイプ部本体 62 間隔保持具 63 後部封止部 64 孔口カバー 7 ネット 71 ワイヤロープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラウンドアンカー工において、移動層
    部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラウト材
    を圧入して移動層部アンカー体を形成した後、該移動層
    部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケ
    ーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧入して不動層
    部アンカー体を形成することを特徴とするノンプレート
    グラウンドアンカー工。
  2. 【請求項2】 グラウンドアンカー工において、移動層
    部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラウト材
    を圧入して移動層部アンカー体を形成した後、該移動層
    部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケ
    ーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧入して不動層
    部アンカー体を形成し、引張材との間に隙間を有する径
    のパイプ部と該パイプ部の先端部に設けられこれに連通
    する拡径部とによって構成したラッパ管を、該ケーシン
    グパイプ内に挿通して、該ケーシングパイプと該ラッパ
    管との間のグラウト材を、該ラッパ管のパイプ部を通じ
    て排出させることを特徴とするノンプレートグラウンド
    アンカー工。
  3. 【請求項3】 ラッパ管は、パイプ部端部にラッパ管ス
    トッパーシースを装着して定着部を形成するものである
    請求項2記載のノンプレートグラウンドアンカー工。
  4. 【請求項4】 ラッパ管ストッパーシースは、本体をジ
    ャバラ体で構成したものである請求項3記載のノンプレ
    ートグラウンドアンカー工。
  5. 【請求項5】 移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシン
    グパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカー体を
    形成した後、該移動層部アンカー体を通じて掘削した不
    動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、グラウ
    ト材を圧入して不動層部アンカー体を形成するノンプレ
    ートグラウンドアンカー工において、小径ケーシングパ
    イプにグラウト材を圧入して不動層部アンカー体を形成
    した後、該小径ケーシングパイプ内に挿通させるもので
    あって、引張材との間に隙間を有する径のパイプ部と、
    該パイプ部の先端部に設けられこれに連通する拡径部と
    によって構成したことを特徴とするノンプレートグラウ
    ンドアンカー工用ラッパ管。
  6. 【請求項6】 グラウンドアンカー工において、移動層
    部掘削孔に挿入した大径ケーシングパイプにグラウト材
    を圧入して移動層部アンカー体を形成した後、該移動層
    部アンカー体を通じて掘削した不動層部掘削孔に小径ケ
    ーシングパイプを挿入し、グラウト材を圧入して不動層
    部アンカー体を形成する工法であって、小径ケーシング
    パイプを挿通させるもので、両端開口部を封止したパイ
    プ本体の外周面に、大径ケーシングパイプ内周面との間
    に隙間を形成する間隔保持具を設けたセンターホルダー
    パイプを、該移動層部掘削孔に大径ケーシングパイプと
    共に挿入することを特徴とするノンプレートグラウンド
    アンカー工。
  7. 【請求項7】 センターホルダーパイプは、パイプ本体
    と間隔保持具を螺合する構造にすると共に、該パイプ本
    体を後部封止部が別部材で形成した2ピース構造とし
    て、該後部封止部を該間隔保持具の螺合部で連結し、移
    動層部アンカー体形成後、該後部封止部に代えて孔口カ
    バーを該間隔保持具に螺合し、不動層部掘削孔を削孔し
    て小径ケーシングパイプを挿通するものである請求項6
    記載のノンプレートグラウンドアンカー工。
  8. 【請求項8】 移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシン
    グパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカー体を
    形成した後、該移動層部アンカー体を通じて掘削した不
    動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、グラウ
    ト材を圧入して不動層部アンカー体を形成するノンプレ
    ートグラウンドアンカー工において、複数のアンカー頭
    部のキャップで、ネットを固定することを特徴とするメ
    ッシュ工。
  9. 【請求項9】 移動層部掘削孔に挿入した大径ケーシン
    グパイプにグラウト材を圧入して移動層部アンカー体を
    形成した後、該移動層部アンカー体を通じて掘削した不
    動層部掘削孔に小径ケーシングパイプを挿入し、グラウ
    ト材を圧入して不動層部アンカー体を形成するノンプレ
    ートグラウンドアンカー工において、該移動層部掘削孔
    に大径ケーシングパイプと共に挿入するものであって、
    両端開口部を封止したパイプ本体の外周面に、該大径ケ
    ーシングパイプ内周面との間に隙間を形成する間隔保持
    具を設けたことを特徴とするセンターホルダーパイプ。
  10. 【請求項10】 パイプ本体と間隔保持具は、螺合構造
    にすると共に、該パイプ本体を後部封止部が別部材で形
    成した2ピース構造とし、該後部封止部を該間隔保持具
    の螺合部で連結したものである請求項9記載のセンター
    ホルダーパイプ。
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