JP2003033741A - 歯科用ユニットの水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニット - Google Patents
歯科用ユニットの水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歯科用ユニットの水配管に簡単に取付け可能
であり、操作が簡単で、少量の洗浄液で且つ短時間で水
配管内部を洗浄可能な洗浄装置を提供する。 【解決手段】 歯科用ユニット水配管91への口腔処置
用水の供給及び供給停止を可能にする口腔処置用水開閉
バルブ31と、圧縮気体供給手段11から供給される圧
縮気体を、水配管において口腔処置用水開閉バルブより
も下流の側壁部に設けられた圧縮気体供給孔13から水
配管の管内に供給可能な圧縮気体送気管12と、大気か
ら遮断した状態の洗浄液貯液槽21から供給される洗浄
液2を圧縮気体の高速気流と接触させることによって洗
浄液の飛沫同伴が可能な位置に配置された洗浄液供給孔
24へ、洗浄液を洗浄液貯液槽から供給可能な洗浄液送
液管22と、洗浄液供給孔から歯科用ユニット水配管内
への洗浄液の供給量を調整可能な洗浄液供給調整手段2
4とを有する。
であり、操作が簡単で、少量の洗浄液で且つ短時間で水
配管内部を洗浄可能な洗浄装置を提供する。 【解決手段】 歯科用ユニット水配管91への口腔処置
用水の供給及び供給停止を可能にする口腔処置用水開閉
バルブ31と、圧縮気体供給手段11から供給される圧
縮気体を、水配管において口腔処置用水開閉バルブより
も下流の側壁部に設けられた圧縮気体供給孔13から水
配管の管内に供給可能な圧縮気体送気管12と、大気か
ら遮断した状態の洗浄液貯液槽21から供給される洗浄
液2を圧縮気体の高速気流と接触させることによって洗
浄液の飛沫同伴が可能な位置に配置された洗浄液供給孔
24へ、洗浄液を洗浄液貯液槽から供給可能な洗浄液送
液管22と、洗浄液供給孔から歯科用ユニット水配管内
への洗浄液の供給量を調整可能な洗浄液供給調整手段2
4とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用ユニットの
水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニットに関
する。本発明の洗浄装置によれば、歯科用ユニットにお
いて口腔処置用水を供給している配管(すなわち、水配
管)の管内を、簡便にしかも有効に洗浄することができ
る。
水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニットに関
する。本発明の洗浄装置によれば、歯科用ユニットにお
いて口腔処置用水を供給している配管(すなわち、水配
管)の管内を、簡便にしかも有効に洗浄することができ
る。
【0002】
【従来の技術】歯科用ユニットには、患者の口腔内部へ
水(一般的には、水道水)を噴射するためのインスツル
メント(例えば、エアタービン、マイクロモーター、又
はシリンジ)が設けられている。患者の口腔内部を処理
する前記の水、すなわち、口腔処置用水(一般的には、
水道水)を供給するための水配管が、前記のインスツル
メントに設けられている。従来、この水配管の管内を洗
浄するためには、歯科用ユニットの口腔処置用水の供給
側の固定配管を外して、そこに洗浄液の供給装置を接続
し、ポンプ等の動力を利用して水配管内部に洗浄液を通
過させ、それにより水配管内部を洗浄した後、更に、洗
浄液を流し落とすために各種液体を水配管内部に通過さ
せて洗浄している。このような洗浄方法は、特別に訓練
された専門の作業者、多くの器具、及び大量の洗浄液を
必要とするばかりでなく、多大の時間及び費用を必要と
している。そのことが歯科用ユニットの水配管内部の頻
繁な洗浄の障害となり、ひいては歯科用ユニットの水配
管内部の微生物汚染による患者及び歯科医の微生物感染
の危険性を高めていた。従って、特別に訓練された専門
の作業者を必要とせずに、歯科医が自分で簡単に操作す
ることができ、しかも優れた洗浄効果の得られる水配管
洗浄装置の開発が求められていた。
水(一般的には、水道水)を噴射するためのインスツル
メント(例えば、エアタービン、マイクロモーター、又
はシリンジ)が設けられている。患者の口腔内部を処理
する前記の水、すなわち、口腔処置用水(一般的には、
水道水)を供給するための水配管が、前記のインスツル
メントに設けられている。従来、この水配管の管内を洗
浄するためには、歯科用ユニットの口腔処置用水の供給
側の固定配管を外して、そこに洗浄液の供給装置を接続
し、ポンプ等の動力を利用して水配管内部に洗浄液を通
過させ、それにより水配管内部を洗浄した後、更に、洗
浄液を流し落とすために各種液体を水配管内部に通過さ
せて洗浄している。このような洗浄方法は、特別に訓練
された専門の作業者、多くの器具、及び大量の洗浄液を
必要とするばかりでなく、多大の時間及び費用を必要と
している。そのことが歯科用ユニットの水配管内部の頻
繁な洗浄の障害となり、ひいては歯科用ユニットの水配
管内部の微生物汚染による患者及び歯科医の微生物感染
の危険性を高めていた。従って、特別に訓練された専門
の作業者を必要とせずに、歯科医が自分で簡単に操作す
ることができ、しかも優れた洗浄効果の得られる水配管
洗浄装置の開発が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、操作が簡
単で、優れた洗浄効果が得られる水配管洗浄装置の開発
を目指したところ、歯科用ユニットの水配管に簡単に取
付けることができ、操作が簡単で、使用する洗浄液が少
量で充分であり、短時間で水配管内部を有効に洗浄する
ことを可能にする洗浄装置を開発した。従って、本発明
の課題は、前記の洗浄装置を提供することにある。
単で、優れた洗浄効果が得られる水配管洗浄装置の開発
を目指したところ、歯科用ユニットの水配管に簡単に取
付けることができ、操作が簡単で、使用する洗浄液が少
量で充分であり、短時間で水配管内部を有効に洗浄する
ことを可能にする洗浄装置を開発した。従って、本発明
の課題は、前記の洗浄装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯科用ユニッ
トの水配管への口腔処置用水の供給及び供給停止を実施
することのできる口腔処置用水開閉バルブと;圧縮気体
供給手段から供給される圧縮気体を、前記水配管におい
て前記口腔処置用水開閉バルブよりも下流の側壁部に設
けられた圧縮気体供給孔から前記水配管の管内に供給す
ることができる圧縮気体送気管と;大気から遮断した状
態の洗浄液貯液槽から供給される洗浄液を前記圧縮気体
の高速気流と接触させることによって洗浄液の飛沫同伴
が可能な位置に配置された洗浄液供給孔へ、前記洗浄液
を前記洗浄液貯液槽から供給することができる洗浄液送
液管と;前記洗浄液供給孔から歯科用ユニット水配管内
への洗浄液の供給量を調整することのできる洗浄液供給
調整手段と;を有することを特徴とする、歯科用ユニッ
トの水配管の洗浄装置に関する。本発明の好ましい洗浄
装置においては、大気から遮断した状態の前記洗浄液貯
液槽内の洗浄液を洗浄液送液管へ押し出すことのできる
圧縮気体を供給する押圧用圧縮気体供給手段を、前記洗
浄液貯液槽に設ける(以下、圧縮気体型洗浄装置と称す
る)。本発明の別の好ましい洗浄装置においては、大気
から遮断した状態の前記洗浄液貯液槽内の洗浄液を洗浄
液送液管へ押し出すことのできる洗浄液の押圧手段を、
前記洗浄液貯液槽に設ける(以下、押圧型洗浄装置と称
する)。また、本発明は、前記洗浄装置を含む、歯科用
ユニットに関する。
トの水配管への口腔処置用水の供給及び供給停止を実施
することのできる口腔処置用水開閉バルブと;圧縮気体
供給手段から供給される圧縮気体を、前記水配管におい
て前記口腔処置用水開閉バルブよりも下流の側壁部に設
けられた圧縮気体供給孔から前記水配管の管内に供給す
ることができる圧縮気体送気管と;大気から遮断した状
態の洗浄液貯液槽から供給される洗浄液を前記圧縮気体
の高速気流と接触させることによって洗浄液の飛沫同伴
が可能な位置に配置された洗浄液供給孔へ、前記洗浄液
を前記洗浄液貯液槽から供給することができる洗浄液送
液管と;前記洗浄液供給孔から歯科用ユニット水配管内
への洗浄液の供給量を調整することのできる洗浄液供給
調整手段と;を有することを特徴とする、歯科用ユニッ
トの水配管の洗浄装置に関する。本発明の好ましい洗浄
装置においては、大気から遮断した状態の前記洗浄液貯
液槽内の洗浄液を洗浄液送液管へ押し出すことのできる
圧縮気体を供給する押圧用圧縮気体供給手段を、前記洗
浄液貯液槽に設ける(以下、圧縮気体型洗浄装置と称す
る)。本発明の別の好ましい洗浄装置においては、大気
から遮断した状態の前記洗浄液貯液槽内の洗浄液を洗浄
液送液管へ押し出すことのできる洗浄液の押圧手段を、
前記洗浄液貯液槽に設ける(以下、押圧型洗浄装置と称
する)。また、本発明は、前記洗浄装置を含む、歯科用
ユニットに関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に沿って本発明の
特定の態様を説明する。歯科用ユニットの水配管に、本
発明の圧縮気体型洗浄装置の一態様を取り付けた状態を
図1に模式的に示す。図1に示す態様の本発明による洗
浄装置1は、圧縮気体供給手段としての圧縮空気ボンベ
11、圧縮気体送気管としての圧縮空気送気管12、及
び前記圧縮空気送気管12の途中に設けられた圧縮空気
バルブ14を含む。圧縮空気バルブ14は、前記圧縮空
気の通気及び通気停止のみを行うか、あるいはそれらに
加えて、通気量の調整可能なバルブであることができ
る。前記圧縮空気送気管12の出口である圧縮空気供給
孔13は、歯科用ユニットの水配管91の屈曲部91a
の側壁に設けられている。なお、図1に示す態様では、
圧縮気体供給手段として圧縮空気ボンベ11を使用して
いるが、それに代えて、後述の図2及び図3に示す態様
と同様に、歯科用ユニットの空気配管に口腔処置用圧縮
空気を供給するための口腔処置用圧縮空気供給手段を利
用することもできる。
特定の態様を説明する。歯科用ユニットの水配管に、本
発明の圧縮気体型洗浄装置の一態様を取り付けた状態を
図1に模式的に示す。図1に示す態様の本発明による洗
浄装置1は、圧縮気体供給手段としての圧縮空気ボンベ
11、圧縮気体送気管としての圧縮空気送気管12、及
び前記圧縮空気送気管12の途中に設けられた圧縮空気
バルブ14を含む。圧縮空気バルブ14は、前記圧縮空
気の通気及び通気停止のみを行うか、あるいはそれらに
加えて、通気量の調整可能なバルブであることができ
る。前記圧縮空気送気管12の出口である圧縮空気供給
孔13は、歯科用ユニットの水配管91の屈曲部91a
の側壁に設けられている。なお、図1に示す態様では、
圧縮気体供給手段として圧縮空気ボンベ11を使用して
いるが、それに代えて、後述の図2及び図3に示す態様
と同様に、歯科用ユニットの空気配管に口腔処置用圧縮
空気を供給するための口腔処置用圧縮空気供給手段を利
用することもできる。
【0006】また、図1に示す本発明の洗浄装置1は、
洗浄液2の貯液槽21、前記洗浄液貯液槽21の底部
(又は下方部)から重力方向の下方向に延びる洗浄液送
液管22、前記洗浄液送液管22の途中に設けられた洗
浄液供給調整手段としての洗浄液流量調整バルブ24、
及び前記圧縮空気送気管12の途中から分岐し、前記洗
浄液貯液槽21内の上部空間21aと連絡する分岐配管
26を含む。前記洗浄液送液管22の出口である洗浄液
供給孔23は、歯科用ユニットの水配管91の屈曲部9
1aの側壁に設けられている。前記洗浄液貯液槽21
は、その上部に、洗浄液2を貯液槽内に装入する際に使
用される開閉可能な蓋25を備えており、蓋25を閉じ
ると、洗浄液貯液槽21の内部を大気から遮断すること
ができる。本発明の洗浄装置1を用いて歯科用ユニット
水配管の洗浄を行う場合には、蓋25を閉じることによ
り、洗浄液貯液槽21の内部を大気から遮断した状態に
する。前記洗浄液流量調整バルブ24は、洗浄液送液管
22から歯科用ユニット水配管91の管内への洗浄液2
の供給量(流量)を調整することができる。ここで「供
給量(流量)を調整する」には、洗浄液の供給を停止す
ることも含む。
洗浄液2の貯液槽21、前記洗浄液貯液槽21の底部
(又は下方部)から重力方向の下方向に延びる洗浄液送
液管22、前記洗浄液送液管22の途中に設けられた洗
浄液供給調整手段としての洗浄液流量調整バルブ24、
及び前記圧縮空気送気管12の途中から分岐し、前記洗
浄液貯液槽21内の上部空間21aと連絡する分岐配管
26を含む。前記洗浄液送液管22の出口である洗浄液
供給孔23は、歯科用ユニットの水配管91の屈曲部9
1aの側壁に設けられている。前記洗浄液貯液槽21
は、その上部に、洗浄液2を貯液槽内に装入する際に使
用される開閉可能な蓋25を備えており、蓋25を閉じ
ると、洗浄液貯液槽21の内部を大気から遮断すること
ができる。本発明の洗浄装置1を用いて歯科用ユニット
水配管の洗浄を行う場合には、蓋25を閉じることによ
り、洗浄液貯液槽21の内部を大気から遮断した状態に
する。前記洗浄液流量調整バルブ24は、洗浄液送液管
22から歯科用ユニット水配管91の管内への洗浄液2
の供給量(流量)を調整することができる。ここで「供
給量(流量)を調整する」には、洗浄液の供給を停止す
ることも含む。
【0007】なお、図1に示す態様では、圧縮空気供給
孔13及び洗浄液供給孔23が歯科用ユニットの水配管
の側壁部の同じ位置(すなわち、歯科用ユニットの水配
管91の屈曲部91a)に設けられているが、洗浄液供
給孔23が圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するよ
うに設けることもできる。本明細書において、歯科用ユ
ニットの水配管における「上流」及び「下流」とは、前
記歯科用ユニットの水配管を通常どおりに使用している
際の口腔処置用水の流水方向に基づくものである。
孔13及び洗浄液供給孔23が歯科用ユニットの水配管
の側壁部の同じ位置(すなわち、歯科用ユニットの水配
管91の屈曲部91a)に設けられているが、洗浄液供
給孔23が圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するよ
うに設けることもできる。本明細書において、歯科用ユ
ニットの水配管における「上流」及び「下流」とは、前
記歯科用ユニットの水配管を通常どおりに使用している
際の口腔処置用水の流水方向に基づくものである。
【0008】更に、図1に示す本発明の洗浄装置1は、
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、水配管9
1内において、圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔2
3が設けられている位置よりも上流の位置に設けられて
いる。
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、水配管9
1内において、圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔2
3が設けられている位置よりも上流の位置に設けられて
いる。
【0009】図1に示す本発明の洗浄装置1を備えた歯
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、圧縮空気バルブ14及び洗浄液
流量調整バルブ24を閉じ、口腔処置用水開閉バルブ3
1を開いた状態にする。口腔処置用水開閉バルブ31を
開くと、水配管91の上流に位置する口腔処置用水供給
源90から、歯科用ユニット水配管91に口腔処置用水
が供給される。歯科用ユニット水配管91に供給された
口腔処置用水は、更に、歯科用ユニット水配管91の出
口側にチューブ(図示せず)を介して接続されている各
インスツルメント(図示せず)に送られ、前記インスツ
ルメントの先端から噴出される。歯科用ユニット水配管
91内の口腔処置用水の供給量の調整は、通常、口腔処
置用水開閉バルブ31とは別に、口腔処置用水開閉バル
ブ31よりも下流(すなわち、インスツルメント用チュ
ーブの取付口に近い位置)に設けられる開閉バルブによ
り行われるため、歯科用ユニットの通常使用の際には、
口腔処置用水開閉バルブ31は開放されたままである。
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、圧縮空気バルブ14及び洗浄液
流量調整バルブ24を閉じ、口腔処置用水開閉バルブ3
1を開いた状態にする。口腔処置用水開閉バルブ31を
開くと、水配管91の上流に位置する口腔処置用水供給
源90から、歯科用ユニット水配管91に口腔処置用水
が供給される。歯科用ユニット水配管91に供給された
口腔処置用水は、更に、歯科用ユニット水配管91の出
口側にチューブ(図示せず)を介して接続されている各
インスツルメント(図示せず)に送られ、前記インスツ
ルメントの先端から噴出される。歯科用ユニット水配管
91内の口腔処置用水の供給量の調整は、通常、口腔処
置用水開閉バルブ31とは別に、口腔処置用水開閉バル
ブ31よりも下流(すなわち、インスツルメント用チュ
ーブの取付口に近い位置)に設けられる開閉バルブによ
り行われるため、歯科用ユニットの通常使用の際には、
口腔処置用水開閉バルブ31は開放されたままである。
【0010】図1に示す本発明の洗浄装置1を用いて歯
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、圧縮空気バルブ14を開く
と、圧縮空気ボンベ11内の圧縮空気が、高速且つ高圧
の状態で、圧縮空気送気管12及び圧縮空気供給孔13
を経由して、歯科用ユニットの水配管91における屈曲
部91a及びそれより下流の水配管に送り込まれ、水配
管91における屈曲部91a及びそれより下流の水配管
の管内に残っている口腔処置用水を歯科用ユニット外部
に排出することができる。なお、圧縮空気バルブ14を
開くことにより圧縮空気ボンベ11から送出された圧縮
空気は、分岐配管26を通って洗浄液貯液槽21内の上
部空間21aにも送られ、洗浄液2に圧力をかけること
ができるが、この時点では、洗浄液流量調整バルブ24
が閉じているため、洗浄液2が洗浄液供給孔23から水
配管91の管内に送られることはない。
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、圧縮空気バルブ14を開く
と、圧縮空気ボンベ11内の圧縮空気が、高速且つ高圧
の状態で、圧縮空気送気管12及び圧縮空気供給孔13
を経由して、歯科用ユニットの水配管91における屈曲
部91a及びそれより下流の水配管に送り込まれ、水配
管91における屈曲部91a及びそれより下流の水配管
の管内に残っている口腔処置用水を歯科用ユニット外部
に排出することができる。なお、圧縮空気バルブ14を
開くことにより圧縮空気ボンベ11から送出された圧縮
空気は、分岐配管26を通って洗浄液貯液槽21内の上
部空間21aにも送られ、洗浄液2に圧力をかけること
ができるが、この時点では、洗浄液流量調整バルブ24
が閉じているため、洗浄液2が洗浄液供給孔23から水
配管91の管内に送られることはない。
【0011】続いて、この状態(すなわち、圧縮空気バ
ルブ14が開いたままの状態)で、洗浄液流量調整バル
ブ24を開くと、圧縮空気ボンベ11から洗浄液貯液槽
21内の上部空間21aに供給された圧縮空気により生
じる押圧力の作用によって、洗浄液貯水槽21内の洗浄
液2が、洗浄液送液管22を通って、洗浄液供給孔23
から水配管91の管内に送られ、圧縮空気供給孔13か
ら供給されている高速圧縮空気流と、水配管91の屈曲
部91aにおいて接触する。洗浄液2が高速圧縮空気流
と接触すると、洗浄液が小滴となって高速圧縮空気流内
に飛散し、高速圧縮空気流に飛沫同伴されて混合流体と
なり、水配管91における屈曲部91aの下流部の水配
管の内壁面を洗浄しながら、これらの管内を通過し、最
終的には歯科用ユニット外部に排出される。この際、歯
科用ユニットを操作することにより、洗浄を行いたいイ
ンスツルメント及びそれに接続する水配管を選択的に洗
浄することが可能である。
ルブ14が開いたままの状態)で、洗浄液流量調整バル
ブ24を開くと、圧縮空気ボンベ11から洗浄液貯液槽
21内の上部空間21aに供給された圧縮空気により生
じる押圧力の作用によって、洗浄液貯水槽21内の洗浄
液2が、洗浄液送液管22を通って、洗浄液供給孔23
から水配管91の管内に送られ、圧縮空気供給孔13か
ら供給されている高速圧縮空気流と、水配管91の屈曲
部91aにおいて接触する。洗浄液2が高速圧縮空気流
と接触すると、洗浄液が小滴となって高速圧縮空気流内
に飛散し、高速圧縮空気流に飛沫同伴されて混合流体と
なり、水配管91における屈曲部91aの下流部の水配
管の内壁面を洗浄しながら、これらの管内を通過し、最
終的には歯科用ユニット外部に排出される。この際、歯
科用ユニットを操作することにより、洗浄を行いたいイ
ンスツルメント及びそれに接続する水配管を選択的に洗
浄することが可能である。
【0012】前記混合流体による管内の洗浄が終了した
ところで、圧縮空気バルブ14及び洗浄液流量調整バル
ブ24を閉じてから、口腔処置用水開閉バルブ31を開
くと、口腔処置用水が、水配管91に流れ、水配管91
の水配管の内壁面に残っている洗浄液を洗い流すことが
できる。水配管の内壁面に残っている洗浄液を完全に洗
い流すことのできる適当量の口腔処置用水を流し終えた
後、再び、歯科用ユニットを、通常の使用、すなわち、
口腔処置の目的で使用することができる。
ところで、圧縮空気バルブ14及び洗浄液流量調整バル
ブ24を閉じてから、口腔処置用水開閉バルブ31を開
くと、口腔処置用水が、水配管91に流れ、水配管91
の水配管の内壁面に残っている洗浄液を洗い流すことが
できる。水配管の内壁面に残っている洗浄液を完全に洗
い流すことのできる適当量の口腔処置用水を流し終えた
後、再び、歯科用ユニットを、通常の使用、すなわち、
口腔処置の目的で使用することができる。
【0013】図1に示す態様の洗浄装置1では、水配管
91に屈曲部91aを設け、その屈曲部91aにおい
て、圧縮空気ボンベ11から供給される高速圧縮空気流
を直線的に通過させることができるように圧縮空気供給
孔13を設ける。更に、その屈曲部91aを直線的に通
過する高速圧縮空気流に洗浄液を接触するように洗浄液
供給孔23を設けるので、飛沫同伴を効果的に発生させ
ることができる。前記の飛沫同伴が発生するかぎり、屈
曲部91aよりも下流部の水配管側壁部に洗浄液供給孔
を設けることもできる。更に、圧縮空気送気管12にお
ける屈曲部91aよりも上流部の側壁部に洗浄液供給孔
を設け、混合流体を屈曲部91aに供給することもでき
る。また、図1に示す態様の洗浄装置1では、洗浄液流
量調整バルブ24及び/又は圧縮空気バルブ14によっ
て、洗浄液の流量及び/又は圧縮空気の流量を調整する
ことにより、飛沫同伴の程度を調整することができる。
更に、図1に示す態様では、分岐配管26との連結部か
ら圧縮空気供給孔13までの間に、特に開閉バルブは設
けられていないが、水配管91からの逆流を完全に防止
することができる点で、開閉バルブ15又は逆流防止弁
を設けることが好ましい。
91に屈曲部91aを設け、その屈曲部91aにおい
て、圧縮空気ボンベ11から供給される高速圧縮空気流
を直線的に通過させることができるように圧縮空気供給
孔13を設ける。更に、その屈曲部91aを直線的に通
過する高速圧縮空気流に洗浄液を接触するように洗浄液
供給孔23を設けるので、飛沫同伴を効果的に発生させ
ることができる。前記の飛沫同伴が発生するかぎり、屈
曲部91aよりも下流部の水配管側壁部に洗浄液供給孔
を設けることもできる。更に、圧縮空気送気管12にお
ける屈曲部91aよりも上流部の側壁部に洗浄液供給孔
を設け、混合流体を屈曲部91aに供給することもでき
る。また、図1に示す態様の洗浄装置1では、洗浄液流
量調整バルブ24及び/又は圧縮空気バルブ14によっ
て、洗浄液の流量及び/又は圧縮空気の流量を調整する
ことにより、飛沫同伴の程度を調整することができる。
更に、図1に示す態様では、分岐配管26との連結部か
ら圧縮空気供給孔13までの間に、特に開閉バルブは設
けられていないが、水配管91からの逆流を完全に防止
することができる点で、開閉バルブ15又は逆流防止弁
を設けることが好ましい。
【0014】本発明の圧縮気体型洗浄装置の別の一態様
を歯科用ユニットの水配管に取り付けた状態を模式的に
図2に示す。図2に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮空
気送気管12、及び前記圧縮空気送気管12の途中に設
けられた圧縮空気バルブ14を含む。前記圧縮空気送気
管12の出口である圧縮空気供給孔13は、歯科用ユニ
ットの水配管91の側壁に設けられている。また、図2
に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮気体供給手段とし
て、歯科用ユニットの空気配管に口腔処置用圧縮空気を
供給するための口腔処置用圧縮空気供給手段92と、歯
科用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93とを利用
しており、前記圧縮空気送気管12は、その入口側で前
記口腔処置用圧縮空気送気管93と連結している。
を歯科用ユニットの水配管に取り付けた状態を模式的に
図2に示す。図2に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮空
気送気管12、及び前記圧縮空気送気管12の途中に設
けられた圧縮空気バルブ14を含む。前記圧縮空気送気
管12の出口である圧縮空気供給孔13は、歯科用ユニ
ットの水配管91の側壁に設けられている。また、図2
に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮気体供給手段とし
て、歯科用ユニットの空気配管に口腔処置用圧縮空気を
供給するための口腔処置用圧縮空気供給手段92と、歯
科用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93とを利用
しており、前記圧縮空気送気管12は、その入口側で前
記口腔処置用圧縮空気送気管93と連結している。
【0015】なお、図2に示す態様では、圧縮気体供給
手段として、口腔処置用圧縮空気供給手段92及び歯科
用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93を利用して
いるが、図1に示す態様と同様に、口腔処置用圧縮空気
供給手段92及び歯科用ユニットの口腔処置用圧縮空気
送気管93に代えて、圧縮空気ボンベを使用することも
できるし、あるいは、口腔処置用圧縮空気供給手段92
及び歯科用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93に
加え、口腔処置用圧縮空気供給手段92及び歯科用ユニ
ットの口腔処置用圧縮空気送気管93から供給される圧
縮空気の圧力を高めることのできるコンプレッサーを更
に用いることもできる。
手段として、口腔処置用圧縮空気供給手段92及び歯科
用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93を利用して
いるが、図1に示す態様と同様に、口腔処置用圧縮空気
供給手段92及び歯科用ユニットの口腔処置用圧縮空気
送気管93に代えて、圧縮空気ボンベを使用することも
できるし、あるいは、口腔処置用圧縮空気供給手段92
及び歯科用ユニットの口腔処置用圧縮空気送気管93に
加え、口腔処置用圧縮空気供給手段92及び歯科用ユニ
ットの口腔処置用圧縮空気送気管93から供給される圧
縮空気の圧力を高めることのできるコンプレッサーを更
に用いることもできる。
【0016】また、図2に示す本発明の洗浄装置1は、
洗浄液2の貯液槽21、洗浄液送液管22、前記洗浄液
送液管22の途中に設けられた洗浄液流量調整バルブ2
4、及び前記圧縮空気送気管12の途中から分岐し、前
記洗浄液貯液槽21内の上部空間21aと連絡する分岐
配管26を含む。前記洗浄液貯液槽21は、その上部
に、洗浄液2を貯液槽内に装入する際に使用される開閉
可能な蓋25を備えており、蓋25を閉じると、洗浄液
貯液槽21の内部を大気から遮断することができる。本
発明の洗浄装置1を用いて歯科用ユニット水配管の洗浄
を行う場合には、蓋25を閉じることにより、洗浄液貯
液槽21の内部を大気から遮断した状態にする。前記洗
浄液送液管22の一方の端部22aは、洗浄液の液中に
開口することができるように前記洗浄液貯液槽21の槽
内の下方に位置し、もう一方の端部は、洗浄液貯液槽2
1の上方向に延び、洗浄液供給孔23として、歯科用ユ
ニットの水配管91の側壁に開口している。
洗浄液2の貯液槽21、洗浄液送液管22、前記洗浄液
送液管22の途中に設けられた洗浄液流量調整バルブ2
4、及び前記圧縮空気送気管12の途中から分岐し、前
記洗浄液貯液槽21内の上部空間21aと連絡する分岐
配管26を含む。前記洗浄液貯液槽21は、その上部
に、洗浄液2を貯液槽内に装入する際に使用される開閉
可能な蓋25を備えており、蓋25を閉じると、洗浄液
貯液槽21の内部を大気から遮断することができる。本
発明の洗浄装置1を用いて歯科用ユニット水配管の洗浄
を行う場合には、蓋25を閉じることにより、洗浄液貯
液槽21の内部を大気から遮断した状態にする。前記洗
浄液送液管22の一方の端部22aは、洗浄液の液中に
開口することができるように前記洗浄液貯液槽21の槽
内の下方に位置し、もう一方の端部は、洗浄液貯液槽2
1の上方向に延び、洗浄液供給孔23として、歯科用ユ
ニットの水配管91の側壁に開口している。
【0017】なお、図2に示す態様では、洗浄液供給孔
23が圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するように
設けられているが、洗浄液の飛沫同伴が可能であるかぎ
り、圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔23を歯科用
ユニットの水配管の側壁部の同じ位置に設けることもで
きる。また、図2に示す態様では、洗浄液貯液槽21
が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して下方に位
置するが、本発明の閉鎖型洗浄装置においては、洗浄液
を洗浄液供給孔から水配管へ供給するのに重力を利用し
ないため、洗浄液貯液槽21が、洗浄液供給孔23より
も重力方向に関して上方に位置することもできるし、あ
るいは、同じ高さに位置することもできる。
23が圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するように
設けられているが、洗浄液の飛沫同伴が可能であるかぎ
り、圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔23を歯科用
ユニットの水配管の側壁部の同じ位置に設けることもで
きる。また、図2に示す態様では、洗浄液貯液槽21
が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して下方に位
置するが、本発明の閉鎖型洗浄装置においては、洗浄液
を洗浄液供給孔から水配管へ供給するのに重力を利用し
ないため、洗浄液貯液槽21が、洗浄液供給孔23より
も重力方向に関して上方に位置することもできるし、あ
るいは、同じ高さに位置することもできる。
【0018】更に、図2に示す本発明の洗浄装置1は、
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、圧縮空気
供給孔13が設けられている位置よりも上流であって、
しかも、洗浄液供給孔23が設けられている位置よりも
上流の位置に設けられている。
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、圧縮空気
供給孔13が設けられている位置よりも上流であって、
しかも、洗浄液供給孔23が設けられている位置よりも
上流の位置に設けられている。
【0019】図2に示す本発明の洗浄装置1を備えた歯
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、圧縮空気バルブ14及び洗浄液
流量調整バルブ24を閉じ、歯科用ユニットの口腔処置
用圧縮空気送気管93の口腔処置用圧縮空気バルブ94
と、口腔処置用水開閉バルブ31とを開いた状態にす
る。前記口腔処置用圧縮空気バルブ94を開くと、口腔
処置用圧縮空気送気管93の上流に位置する口腔処置用
圧縮空気供給手段92から、歯科用ユニットの口腔処置
用圧縮空気送気管93に口腔処置用圧縮空気が供給され
る。また、前記口腔処置用水開閉バルブ31を開くと、
水配管91の上流に位置する口腔処置用水供給源90か
ら、歯科用ユニット水配管91に口腔処置用水が供給さ
れる。
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、圧縮空気バルブ14及び洗浄液
流量調整バルブ24を閉じ、歯科用ユニットの口腔処置
用圧縮空気送気管93の口腔処置用圧縮空気バルブ94
と、口腔処置用水開閉バルブ31とを開いた状態にす
る。前記口腔処置用圧縮空気バルブ94を開くと、口腔
処置用圧縮空気送気管93の上流に位置する口腔処置用
圧縮空気供給手段92から、歯科用ユニットの口腔処置
用圧縮空気送気管93に口腔処置用圧縮空気が供給され
る。また、前記口腔処置用水開閉バルブ31を開くと、
水配管91の上流に位置する口腔処置用水供給源90か
ら、歯科用ユニット水配管91に口腔処置用水が供給さ
れる。
【0020】図2に示す本発明の洗浄装置1を用いて歯
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、口腔処置用圧縮空気バルブ9
4を閉じ、圧縮空気バルブ14を開くと、口腔処置用圧
縮空気供給手段92から供給された圧縮空気が、高速且
つ高圧の状態で、口腔処置用圧縮空気送気管93、圧縮
空気送気管12、及び圧縮空気供給孔13を経由して、
歯科用ユニットの水配管91に送り込まれ、水配管91
における圧縮空気供給孔13より下流の水配管の管内に
残っている口腔処置用水を歯科用ユニット外部に排出す
ることができる。なお、圧縮空気バルブ14を開くこと
により口腔処置用圧縮空気供給手段92から送出された
圧縮空気は、分岐配管26を通って洗浄液貯液槽21内
の上部空間21aにも送られ、洗浄液2に圧力をかける
ことができるが、この時点では、洗浄液流量調整バルブ
24が閉じているため、洗浄液2が洗浄液供給孔23か
ら水配管91の管内に送られることはない。
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、口腔処置用圧縮空気バルブ9
4を閉じ、圧縮空気バルブ14を開くと、口腔処置用圧
縮空気供給手段92から供給された圧縮空気が、高速且
つ高圧の状態で、口腔処置用圧縮空気送気管93、圧縮
空気送気管12、及び圧縮空気供給孔13を経由して、
歯科用ユニットの水配管91に送り込まれ、水配管91
における圧縮空気供給孔13より下流の水配管の管内に
残っている口腔処置用水を歯科用ユニット外部に排出す
ることができる。なお、圧縮空気バルブ14を開くこと
により口腔処置用圧縮空気供給手段92から送出された
圧縮空気は、分岐配管26を通って洗浄液貯液槽21内
の上部空間21aにも送られ、洗浄液2に圧力をかける
ことができるが、この時点では、洗浄液流量調整バルブ
24が閉じているため、洗浄液2が洗浄液供給孔23か
ら水配管91の管内に送られることはない。
【0021】続いて、この状態(すなわち、圧縮空気バ
ルブ14が開いたままの状態)で、洗浄液流量調整バル
ブ24を開くと、口腔処置用圧縮空気供給手段92から
洗浄液貯液槽21内の上部空間21aに供給された圧縮
空気により生じる押圧力の作用によって、洗浄液貯水槽
21内の洗浄液2が、洗浄液送液管22を通って、洗浄
液供給孔23から水配管91の管内に送られ、圧縮空気
供給孔13から供給されている高速圧縮空気流と接触す
る。洗浄液2が高速圧縮空気流と接触すると、洗浄液が
小滴となって高速圧縮空気流内に飛散し、高速圧縮空気
流に飛沫同伴されて混合流体となり、水配管91の下流
部の水配管の内壁面を洗浄しながら、これらの管内を通
過し、最終的には歯科用ユニット外部に排出される。こ
の際、歯科用ユニットを操作することにより、洗浄を行
いたいインスツルメント及びそれに接続する水配管を選
択的に洗浄することが可能である。
ルブ14が開いたままの状態)で、洗浄液流量調整バル
ブ24を開くと、口腔処置用圧縮空気供給手段92から
洗浄液貯液槽21内の上部空間21aに供給された圧縮
空気により生じる押圧力の作用によって、洗浄液貯水槽
21内の洗浄液2が、洗浄液送液管22を通って、洗浄
液供給孔23から水配管91の管内に送られ、圧縮空気
供給孔13から供給されている高速圧縮空気流と接触す
る。洗浄液2が高速圧縮空気流と接触すると、洗浄液が
小滴となって高速圧縮空気流内に飛散し、高速圧縮空気
流に飛沫同伴されて混合流体となり、水配管91の下流
部の水配管の内壁面を洗浄しながら、これらの管内を通
過し、最終的には歯科用ユニット外部に排出される。こ
の際、歯科用ユニットを操作することにより、洗浄を行
いたいインスツルメント及びそれに接続する水配管を選
択的に洗浄することが可能である。
【0022】前記混合流体による管内の洗浄が終了した
ところで、圧縮空気バルブ14及び洗浄液流量調整バル
ブ24を閉じてから、口腔処置用水開閉バルブ31を開
くと、口腔処置用水が、水配管91に流れ、水配管91
の水配管の内壁面に残っている洗浄液を洗い流すことが
できる。水配管の内壁面に残っている洗浄液を完全に洗
い流すことのできる適当量の口腔処置用水を流し終えた
後、再び、口腔処置用圧縮空気バルブ94を開くことに
より、歯科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔
処置の目的で使用することができる。
ところで、圧縮空気バルブ14及び洗浄液流量調整バル
ブ24を閉じてから、口腔処置用水開閉バルブ31を開
くと、口腔処置用水が、水配管91に流れ、水配管91
の水配管の内壁面に残っている洗浄液を洗い流すことが
できる。水配管の内壁面に残っている洗浄液を完全に洗
い流すことのできる適当量の口腔処置用水を流し終えた
後、再び、口腔処置用圧縮空気バルブ94を開くことに
より、歯科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔
処置の目的で使用することができる。
【0023】図2に示す態様では、洗浄液貯液槽21の
槽内へ圧縮気体を送り込む圧縮気体供給手段と、水配管
へ圧縮気体を供給するための圧縮気体供給手段とを併用
しているが、洗浄液貯液槽21の槽内へ圧縮気体を送り
込む圧縮気体供給手段と、水配管へ圧縮気体を供給する
ための圧縮気体供給手段とを別々に用意することがで
き、洗浄液貯液槽21の槽内へ圧縮気体を送り込む圧縮
気体供給手段として、圧縮空気ボンベを設けることもで
きる。
槽内へ圧縮気体を送り込む圧縮気体供給手段と、水配管
へ圧縮気体を供給するための圧縮気体供給手段とを併用
しているが、洗浄液貯液槽21の槽内へ圧縮気体を送り
込む圧縮気体供給手段と、水配管へ圧縮気体を供給する
ための圧縮気体供給手段とを別々に用意することがで
き、洗浄液貯液槽21の槽内へ圧縮気体を送り込む圧縮
気体供給手段として、圧縮空気ボンベを設けることもで
きる。
【0024】また、図2に示す態様では、圧縮空気送気
管12の下流側(より具体的には、分岐配管26との連
結部から圧縮空気供給孔13までの間)に、特に開閉バ
ルブは設けられていないが、水配管91からの逆流を完
全に防止することができる点で、開閉バルブ15又は逆
流防止弁を設けることが好ましい。
管12の下流側(より具体的には、分岐配管26との連
結部から圧縮空気供給孔13までの間)に、特に開閉バ
ルブは設けられていないが、水配管91からの逆流を完
全に防止することができる点で、開閉バルブ15又は逆
流防止弁を設けることが好ましい。
【0025】本発明の押圧型洗浄装置の一態様を歯科用
ユニットの水配管に取り付けた状態を模式的に図3に示
す。図3に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮気体供給手
段として、図2と同様に、歯科用ユニットの空気配管に
口腔処置用圧縮空気を供給するための口腔処置用圧縮空
気供給手段92を利用する。しかしながら、口腔処置用
圧縮空気送気管93の途中に分岐バルブ16を設けて、
口腔処置用圧縮空気送気管93から圧縮空気送気管12
を分岐する。分岐バルブ16で分岐された口腔処置用圧
縮空気送気管93の下流送気管93aは、そのまま口腔
処置用圧縮空気を用いるインスツルメントへ連絡する。
分岐バルブ16で分岐されたもう一方の圧縮空気送気管
12は、その出口である圧縮空気供給孔13によって歯
科用ユニットの水配管91の側壁で開口する。なお、図
3に示す洗浄装置1においても、圧縮気体供給手段とし
て、図1に示す態様と同様に、圧縮空気ボンベを使用す
ることもできるし、図2で示す態様と同様に、分岐後の
送気管のそれぞれに1つずつバルブを設けることもでき
る。
ユニットの水配管に取り付けた状態を模式的に図3に示
す。図3に示す本発明の洗浄装置1は、圧縮気体供給手
段として、図2と同様に、歯科用ユニットの空気配管に
口腔処置用圧縮空気を供給するための口腔処置用圧縮空
気供給手段92を利用する。しかしながら、口腔処置用
圧縮空気送気管93の途中に分岐バルブ16を設けて、
口腔処置用圧縮空気送気管93から圧縮空気送気管12
を分岐する。分岐バルブ16で分岐された口腔処置用圧
縮空気送気管93の下流送気管93aは、そのまま口腔
処置用圧縮空気を用いるインスツルメントへ連絡する。
分岐バルブ16で分岐されたもう一方の圧縮空気送気管
12は、その出口である圧縮空気供給孔13によって歯
科用ユニットの水配管91の側壁で開口する。なお、図
3に示す洗浄装置1においても、圧縮気体供給手段とし
て、図1に示す態様と同様に、圧縮空気ボンベを使用す
ることもできるし、図2で示す態様と同様に、分岐後の
送気管のそれぞれに1つずつバルブを設けることもでき
る。
【0026】また、図3に示す本発明の洗浄装置1の洗
浄液貯液槽21は、シリンダ状であり、先端部の壁面の
一部から洗浄液送液管22が歯科用ユニットの水配管9
1の方向へ延び、その端部である洗浄液供給孔23が水
配管91の側壁で開口している。洗浄液送液管22の途
中に洗浄液流量調整バルブ24を設ける。また、シリン
ダ状洗浄液貯液槽21には、気密状態を維持しながら往
復運動可能なプランジャ27が含まれている。プランジ
ャ27は、洗浄液貯液槽21内の洗浄液2と接触して、
洗浄液2を押圧することのできる押圧部71と、側面に
嵌合用溝部72aを有するシャフト部72とを有する。
シャフト部72は、嵌合用溝部72aを歯車73,74
と嵌合させ、歯車73,74の回転によって往復運動を
行うことができる。
浄液貯液槽21は、シリンダ状であり、先端部の壁面の
一部から洗浄液送液管22が歯科用ユニットの水配管9
1の方向へ延び、その端部である洗浄液供給孔23が水
配管91の側壁で開口している。洗浄液送液管22の途
中に洗浄液流量調整バルブ24を設ける。また、シリン
ダ状洗浄液貯液槽21には、気密状態を維持しながら往
復運動可能なプランジャ27が含まれている。プランジ
ャ27は、洗浄液貯液槽21内の洗浄液2と接触して、
洗浄液2を押圧することのできる押圧部71と、側面に
嵌合用溝部72aを有するシャフト部72とを有する。
シャフト部72は、嵌合用溝部72aを歯車73,74
と嵌合させ、歯車73,74の回転によって往復運動を
行うことができる。
【0027】洗浄液貯液槽21の洗浄液収容部と接触す
る壁部には、洗浄液2の装入口41を設け、洗浄液装入
管42を介して洗浄液タンク(図示せず)と連絡させ
る。洗浄液装入管42には開閉バルブ43を設ける。洗
浄液貯液槽21へ洗浄液2の装入する場合は、洗浄液送
液管22の途中に洗浄液流量調整バルブ24を閉鎖し、
開閉バルブ43を開け、プランジャ27を矢印Bの方向
へ引き上げると、洗浄液装入管42から洗浄液2を洗浄
液貯液槽21内へ装入することができる。なお、洗浄液
2の装入後は、開閉バルブ43を閉鎖し、本発明の洗浄
装置1を用いて歯科用ユニット水配管の洗浄を行う場合
に、洗浄液貯液槽21の内部が大気から遮断された状態
にする。
る壁部には、洗浄液2の装入口41を設け、洗浄液装入
管42を介して洗浄液タンク(図示せず)と連絡させ
る。洗浄液装入管42には開閉バルブ43を設ける。洗
浄液貯液槽21へ洗浄液2の装入する場合は、洗浄液送
液管22の途中に洗浄液流量調整バルブ24を閉鎖し、
開閉バルブ43を開け、プランジャ27を矢印Bの方向
へ引き上げると、洗浄液装入管42から洗浄液2を洗浄
液貯液槽21内へ装入することができる。なお、洗浄液
2の装入後は、開閉バルブ43を閉鎖し、本発明の洗浄
装置1を用いて歯科用ユニット水配管の洗浄を行う場合
に、洗浄液貯液槽21の内部が大気から遮断された状態
にする。
【0028】図3に示す態様では、洗浄液供給孔23が
圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するように設けら
れているが、圧縮空気供給孔から供給される高速圧縮空
気によって洗浄液の飛沫同伴が発生するかぎり、洗浄液
供給孔及び圧縮空気供給孔を設ける位置は限定されず、
圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔23を歯科用ユニ
ットの水配管の同じ位置に設けることもできる。
圧縮空気供給孔13よりも下流に位置するように設けら
れているが、圧縮空気供給孔から供給される高速圧縮空
気によって洗浄液の飛沫同伴が発生するかぎり、洗浄液
供給孔及び圧縮空気供給孔を設ける位置は限定されず、
圧縮空気供給孔13及び洗浄液供給孔23を歯科用ユニ
ットの水配管の同じ位置に設けることもできる。
【0029】また、図3に示す態様のように、洗浄液貯
液槽21が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して
上方に位置させることもできるが、本発明の閉鎖型洗浄
装置においては、洗浄液を洗浄液供給孔から水配管へ供
給するのに重力を利用しないため、洗浄液貯液槽21
が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して下方に位
置することもできるし、あるいは、同じ高さに位置する
こともできる。
液槽21が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して
上方に位置させることもできるが、本発明の閉鎖型洗浄
装置においては、洗浄液を洗浄液供給孔から水配管へ供
給するのに重力を利用しないため、洗浄液貯液槽21
が、洗浄液供給孔23よりも重力方向に関して下方に位
置することもできるし、あるいは、同じ高さに位置する
こともできる。
【0030】更に、図3に示す本発明の洗浄装置1は、
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、圧縮空気
供給孔13が設けられている位置よりも上流であって、
しかも、洗浄液供給孔23が設けられている位置よりも
上流の位置に設けられている。
歯科用ユニットの水配管への口腔処置用水の供給及び供
給停止を実施することのできる口腔処置用水開閉バルブ
31を含む。口腔処置用水開閉バルブ31は、圧縮空気
供給孔13が設けられている位置よりも上流であって、
しかも、洗浄液供給孔23が設けられている位置よりも
上流の位置に設けられている。
【0031】図3に示す本発明の洗浄装置1を備えた歯
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、分岐バルブ16において、圧縮
空気を圧縮空気送気管12へは送らず、口腔処置用圧縮
空気送気管93の下流送気管93aへのみ送るように調
整する。洗浄液送液管22の途中に設けた洗浄液流量調
整バルブ24も閉鎖する。また、口腔処置用水開閉バル
ブ31を開いた状態にする。口腔処置用水開閉バルブ3
1を開くと、水配管91の上流に位置する口腔処置用水
供給源90から、歯科用ユニット水配管91に口腔処置
用水が供給される。
科用ユニットを、通常の使用、すなわち、口腔処置の目
的で使用する場合には、分岐バルブ16において、圧縮
空気を圧縮空気送気管12へは送らず、口腔処置用圧縮
空気送気管93の下流送気管93aへのみ送るように調
整する。洗浄液送液管22の途中に設けた洗浄液流量調
整バルブ24も閉鎖する。また、口腔処置用水開閉バル
ブ31を開いた状態にする。口腔処置用水開閉バルブ3
1を開くと、水配管91の上流に位置する口腔処置用水
供給源90から、歯科用ユニット水配管91に口腔処置
用水が供給される。
【0032】図3に示す本発明の洗浄装置1を用いて歯
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、分岐バルブ16を調整して、
圧縮空気を圧縮空気送気管12へ送る。この際、口腔処
置用圧縮空気送気管93の下流送気管93aへの送気は
継続しても、遮断してもよい。圧縮空気送気管12へ送
られた圧縮空気は、高速且つ高圧の状態で、圧縮空気供
給孔13を経由して、歯科用ユニットの水配管91に送
り込まれ、水配管91における圧縮空気供給孔13より
下流の水配管の管内に残っている口腔処置用水を歯科用
ユニット外部に排出することができる。この際、歯科用
ユニットを操作することにより、洗浄を行いたいインス
ツルメント及びそれに接続する水配管を選択的に洗浄す
ることが可能である。
科用ユニット水配管の洗浄を行う場合には、例えば、以
下の手順により実施することができる。まず、口腔処置
用水開閉バルブ31を閉じ、水配管91の上流に位置す
る口腔処置用水供給源90から供給される口腔処置用水
の水流を遮断する。次に、分岐バルブ16を調整して、
圧縮空気を圧縮空気送気管12へ送る。この際、口腔処
置用圧縮空気送気管93の下流送気管93aへの送気は
継続しても、遮断してもよい。圧縮空気送気管12へ送
られた圧縮空気は、高速且つ高圧の状態で、圧縮空気供
給孔13を経由して、歯科用ユニットの水配管91に送
り込まれ、水配管91における圧縮空気供給孔13より
下流の水配管の管内に残っている口腔処置用水を歯科用
ユニット外部に排出することができる。この際、歯科用
ユニットを操作することにより、洗浄を行いたいインス
ツルメント及びそれに接続する水配管を選択的に洗浄す
ることが可能である。
【0033】続いて、この状態(すなわち、圧縮空気が
圧縮空気送気管12へ送られるように、分岐バルブ16
が調整されている状態)で、洗浄液流量調整バルブ24
を開き、プランジャ27を矢印Aの方向へ移動させる
と、洗浄液貯水槽21内の洗浄液2が、洗浄液送液管2
2を通って、洗浄液供給孔23から水配管91の管内に
送られ、圧縮空気供給孔13から供給されている圧縮空
気と接触する。洗浄液2が高速圧縮空気流と接触する
と、洗浄液が小滴となって高速圧縮空気流内に飛散し、
高速圧縮空気流に飛沫同伴されて混合流体となり、水配
管91の下流部の水配管の内壁面を洗浄しながら、これ
らの管内を通過し、最終的には歯科用ユニット外部に排
出される。
圧縮空気送気管12へ送られるように、分岐バルブ16
が調整されている状態)で、洗浄液流量調整バルブ24
を開き、プランジャ27を矢印Aの方向へ移動させる
と、洗浄液貯水槽21内の洗浄液2が、洗浄液送液管2
2を通って、洗浄液供給孔23から水配管91の管内に
送られ、圧縮空気供給孔13から供給されている圧縮空
気と接触する。洗浄液2が高速圧縮空気流と接触する
と、洗浄液が小滴となって高速圧縮空気流内に飛散し、
高速圧縮空気流に飛沫同伴されて混合流体となり、水配
管91の下流部の水配管の内壁面を洗浄しながら、これ
らの管内を通過し、最終的には歯科用ユニット外部に排
出される。
【0034】前記混合流体による管内の洗浄が終了した
ところで、分岐バルブ16を調整して、圧縮空気の圧縮
空気送気管12への送出を停止すると共に、洗浄液流量
調整バルブ24を閉じる。続いて、口腔処置用水開閉バ
ルブ31を開くと、口腔処置用水が、水配管91に流
れ、水配管91の水配管の内壁面に残っている洗浄液を
洗い流すことができる。水配管の内壁面に残っている洗
浄液を完全に洗い流すことのできる適当量の口腔処置用
水を流し終えた後、再び、歯科用ユニットを、通常の使
用、すなわち、口腔処置の目的で使用することができ
る。
ところで、分岐バルブ16を調整して、圧縮空気の圧縮
空気送気管12への送出を停止すると共に、洗浄液流量
調整バルブ24を閉じる。続いて、口腔処置用水開閉バ
ルブ31を開くと、口腔処置用水が、水配管91に流
れ、水配管91の水配管の内壁面に残っている洗浄液を
洗い流すことができる。水配管の内壁面に残っている洗
浄液を完全に洗い流すことのできる適当量の口腔処置用
水を流し終えた後、再び、歯科用ユニットを、通常の使
用、すなわち、口腔処置の目的で使用することができ
る。
【0035】図3では、洗浄液送液管22の途中に洗浄
液流量調整バルブ24を設ける態様を示したが、洗浄液
送液管22の途中に洗浄液流量調整バルブを設けずに、
プランジャ27による往復運動によって押圧部71の位
置を調整することにより、洗浄液送液管22内への口腔
処置用水の流入も、洗浄液送液管22内からの洗浄液2
の流出も防止することができる。
液流量調整バルブ24を設ける態様を示したが、洗浄液
送液管22の途中に洗浄液流量調整バルブを設けずに、
プランジャ27による往復運動によって押圧部71の位
置を調整することにより、洗浄液送液管22内への口腔
処置用水の流入も、洗浄液送液管22内からの洗浄液2
の流出も防止することができる。
【0036】以上、本発明の圧縮気体型洗浄装置を図1
及び図2に示す各態様に基づいて説明し、本発明の押圧
型洗浄装置を図3に示す各態様に基づいて説明したが、
図1において、洗浄液貯液槽22に関しては重力方向に
対する上下関係をそのまま示しているが、それ以外の部
分は重力方向に対する上下方向は限定されない。また、
図2及び図3においても、各部分の重力方向に対する上
下方向は限定されない。
及び図2に示す各態様に基づいて説明し、本発明の押圧
型洗浄装置を図3に示す各態様に基づいて説明したが、
図1において、洗浄液貯液槽22に関しては重力方向に
対する上下関係をそのまま示しているが、それ以外の部
分は重力方向に対する上下方向は限定されない。また、
図2及び図3においても、各部分の重力方向に対する上
下方向は限定されない。
【0037】本発明の洗浄装置において使用することの
できる洗浄液は、歯科用ユニットの水配管の洗浄に用い
ることができる限り、特に限定されるものではなく、例
えば、殺菌消毒液又は殺菌洗浄液を挙げることができ
る。前記殺菌消毒液又は殺菌洗浄液としては、例えば、
塩化ベンザルコニウム、グルタルアルデヒド、ヨウ素、
ヨウ化物、銀、クロラミンB、クロラミンT、サラシ
粉、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、又はニトロフ
ラゾンの水溶液、あるいは、消毒用エタノールを挙げる
ことができ、洗浄効果、洗浄液の除去の容易さ、及び安
全性などの点で、消毒用エタノールを用いることが好ま
しい。
できる洗浄液は、歯科用ユニットの水配管の洗浄に用い
ることができる限り、特に限定されるものではなく、例
えば、殺菌消毒液又は殺菌洗浄液を挙げることができ
る。前記殺菌消毒液又は殺菌洗浄液としては、例えば、
塩化ベンザルコニウム、グルタルアルデヒド、ヨウ素、
ヨウ化物、銀、クロラミンB、クロラミンT、サラシ
粉、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、又はニトロフ
ラゾンの水溶液、あるいは、消毒用エタノールを挙げる
ことができ、洗浄効果、洗浄液の除去の容易さ、及び安
全性などの点で、消毒用エタノールを用いることが好ま
しい。
【0038】また、本発明の洗浄装置において使用する
ことのできる圧縮気体は、歯科用ユニットの水配管の洗
浄に用いることができる限り、特に限定されるものでは
なく、例えば、空気又は窒素を挙げることができ、コス
トの点で、空気を用いることが好ましい。
ことのできる圧縮気体は、歯科用ユニットの水配管の洗
浄に用いることができる限り、特に限定されるものでは
なく、例えば、空気又は窒素を挙げることができ、コス
トの点で、空気を用いることが好ましい。
【0039】本発明の洗浄装置においては、圧縮気体供
給手段から供給された高速且つ高圧の圧縮気体を、圧縮
気体供給孔から歯科用ユニット水配管の管内へ、高速且
つ高圧の状態で供給する。圧縮気体の速度及び圧力は、
歯科用ユニット水配管の出口まで混合流体を送出するこ
とができ、しかも、歯科用ユニット水配管内において圧
縮気体と洗浄液とが接触した際に、混合流体となること
ができる速度及び圧力である限り、特に限定されるもの
ではない。また、洗浄液を洗浄液送液管へ送出するため
に洗浄液に加える圧力は、洗浄液が逆流しないように、
歯科用ユニット水配管の内部圧力より高い圧力である限
り、特に限定されるものではない。
給手段から供給された高速且つ高圧の圧縮気体を、圧縮
気体供給孔から歯科用ユニット水配管の管内へ、高速且
つ高圧の状態で供給する。圧縮気体の速度及び圧力は、
歯科用ユニット水配管の出口まで混合流体を送出するこ
とができ、しかも、歯科用ユニット水配管内において圧
縮気体と洗浄液とが接触した際に、混合流体となること
ができる速度及び圧力である限り、特に限定されるもの
ではない。また、洗浄液を洗浄液送液管へ送出するため
に洗浄液に加える圧力は、洗浄液が逆流しないように、
歯科用ユニット水配管の内部圧力より高い圧力である限
り、特に限定されるものではない。
【0040】本発明の洗浄装置においては、洗浄液をそ
のまま洗浄液流の形で歯科用ユニットの水配管へ通すの
ではなく、洗浄液の小滴が高速圧縮気体流に含まれてい
る混合流体の状態で水配管を通すので、水配管の管内を
効果的に洗浄することができる。また、洗浄液をそのま
ま流す場合と比較して、遥かに少量の洗浄液により優れ
た洗浄効果を得ることができる。例えば、管の直径が2
mmであり、管の全長が10mである水配管の洗浄を実
施したところ、洗浄液をそのまま使用した場合(従来
法)の洗浄液の使用量は1000mLであったのに対し
て、本発明の洗浄装置を用いた場合の洗浄液の使用量は
10mLであった。
のまま洗浄液流の形で歯科用ユニットの水配管へ通すの
ではなく、洗浄液の小滴が高速圧縮気体流に含まれてい
る混合流体の状態で水配管を通すので、水配管の管内を
効果的に洗浄することができる。また、洗浄液をそのま
ま流す場合と比較して、遥かに少量の洗浄液により優れ
た洗浄効果を得ることができる。例えば、管の直径が2
mmであり、管の全長が10mである水配管の洗浄を実
施したところ、洗浄液をそのまま使用した場合(従来
法)の洗浄液の使用量は1000mLであったのに対し
て、本発明の洗浄装置を用いた場合の洗浄液の使用量は
10mLであった。
【0041】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、歯科用ユニットに
簡単に組み込むことが可能であるため、例えば、歯科用
ユニットへ口腔処置用水を供給するための配管を外した
りする操作が不要になり、短時間且つ簡単に水配管内部
を洗浄することができる。また、本発明の洗浄装置にお
いては、洗浄液をそのまま、歯科用ユニットの水配管へ
通すのではなく、洗浄液と圧縮気体との混合流体の状態
で水配管を通すため、洗浄液をそのまま流す場合と比較
して、遥かに少量の洗浄液により洗浄を行うことができ
る。
簡単に組み込むことが可能であるため、例えば、歯科用
ユニットへ口腔処置用水を供給するための配管を外した
りする操作が不要になり、短時間且つ簡単に水配管内部
を洗浄することができる。また、本発明の洗浄装置にお
いては、洗浄液をそのまま、歯科用ユニットの水配管へ
通すのではなく、洗浄液と圧縮気体との混合流体の状態
で水配管を通すため、洗浄液をそのまま流す場合と比較
して、遥かに少量の洗浄液により洗浄を行うことができ
る。
【図1】本発明の圧縮気体型洗浄装置の一態様を、歯科
用ユニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図であ
る。
用ユニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図であ
る。
【図2】本発明の圧縮気体型洗浄装置の別の態様を、歯
科用ユニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図で
ある。
科用ユニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図で
ある。
【図3】本発明の押圧型洗浄装置の一態様を、歯科用ユ
ニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図である。
ニット内の水配管と共に、模式的に示す説明図である。
1・・・洗浄装置;2・・・洗浄液;11・・・圧縮空
気ボンベ;12・・・圧縮空気送気管;13・・・圧縮
空気供給孔;14・・・圧縮空気バルブ;15・・・開
閉バルブ;16・・・分岐バルブ;21・・・洗浄液貯
液槽;22・・・洗浄液送液管;23・・・洗浄液供給
孔;24・・・洗浄液流量調整バルブ;25・・・蓋;
26・・・分岐配管;27・・・プランジャ;28・・
・開閉バルブ;31・・・口腔処置用水バルブ;41・
・・洗浄液装入口;42・・・洗浄液装入管;43・・
・開閉バルブ;71・・・押圧部;72・・・シャフト
部;73,74・・・歯車;90・・・口腔処置用水供
給源;91・・・歯科用ユニット水配管;92・・・口
腔処置用圧縮空気供給手段;93・・・口腔処置用圧縮
空気送気管;94・・・口腔処置用圧縮空気バルブ。
気ボンベ;12・・・圧縮空気送気管;13・・・圧縮
空気供給孔;14・・・圧縮空気バルブ;15・・・開
閉バルブ;16・・・分岐バルブ;21・・・洗浄液貯
液槽;22・・・洗浄液送液管;23・・・洗浄液供給
孔;24・・・洗浄液流量調整バルブ;25・・・蓋;
26・・・分岐配管;27・・・プランジャ;28・・
・開閉バルブ;31・・・口腔処置用水バルブ;41・
・・洗浄液装入口;42・・・洗浄液装入管;43・・
・開閉バルブ;71・・・押圧部;72・・・シャフト
部;73,74・・・歯車;90・・・口腔処置用水供
給源;91・・・歯科用ユニット水配管;92・・・口
腔処置用圧縮空気供給手段;93・・・口腔処置用圧縮
空気送気管;94・・・口腔処置用圧縮空気バルブ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3B116 AA12 BB88 BB90
3B201 AA12 BB88 BB90 BB92 BB98
4C052 AA06 AA10 LL06
Claims (4)
- 【請求項1】 歯科用ユニットの水配管への口腔処置用
水の供給及び供給停止を実施することのできる口腔処置
用水開閉バルブと;圧縮気体供給手段から供給される圧
縮気体を、前記水配管において前記口腔処置用水開閉バ
ルブよりも下流の側壁部に設けられた圧縮気体供給孔か
ら前記水配管の管内に供給することができる圧縮気体送
気管と;大気から遮断した状態の洗浄液貯液槽から供給
される洗浄液を前記圧縮気体の高速気流と接触させるこ
とによって洗浄液の飛沫同伴が可能な位置に配置された
洗浄液供給孔へ、前記洗浄液を前記洗浄液貯液槽から供
給することができる洗浄液送液管と;前記洗浄液供給孔
から歯科用ユニット水配管内への洗浄液の供給量を調整
することのできる洗浄液供給調整手段と;を有すること
を特徴とする、歯科用ユニットの水配管の洗浄装置。 - 【請求項2】 大気から遮断した状態の前記洗浄液貯液
槽内の洗浄液を洗浄液送液管へ押し出すことのできる圧
縮気体を供給する押圧用圧縮気体供給手段を、前記洗浄
液貯液槽に設ける、請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項3】 大気から遮断した状態の前記洗浄液貯液
槽内の洗浄液を洗浄液送液管へ押し出すことのできる洗
浄液の押圧手段を、前記洗浄液貯液槽に設ける、請求項
1に記載の洗浄装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗
浄装置を含む、歯科用ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001225994A JP2003033741A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 歯科用ユニットの水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001225994A JP2003033741A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 歯科用ユニットの水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003033741A true JP2003033741A (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=19058894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001225994A Pending JP2003033741A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 歯科用ユニットの水配管の洗浄装置及びそれを備えた歯科用ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003033741A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520054A (ja) * | 2007-03-08 | 2010-06-10 | ザ・コカ−コーラ・カンパニー | パイプ清掃システム |
CN114587665A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-06-07 | 广东罗曼智能科技股份有限公司 | 一种自动清洗式冲牙器 |
WO2023167462A1 (ko) * | 2022-03-02 | 2023-09-07 | 주식회사 에스엠디솔루션 | 구강세정기 및 그 제어방법 |
KR102722800B1 (ko) | 2022-03-02 | 2024-10-28 | 주식회사 에스엠디솔루션 | 구강세정기의 제어방법 |
-
2001
- 2001-07-26 JP JP2001225994A patent/JP2003033741A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520054A (ja) * | 2007-03-08 | 2010-06-10 | ザ・コカ−コーラ・カンパニー | パイプ清掃システム |
US9085018B2 (en) | 2007-03-08 | 2015-07-21 | The Coca-Cola Company | Pipe clearing systems |
WO2023167462A1 (ko) * | 2022-03-02 | 2023-09-07 | 주식회사 에스엠디솔루션 | 구강세정기 및 그 제어방법 |
KR102722800B1 (ko) | 2022-03-02 | 2024-10-28 | 주식회사 에스엠디솔루션 | 구강세정기의 제어방법 |
CN114587665A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-06-07 | 广东罗曼智能科技股份有限公司 | 一种自动清洗式冲牙器 |
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