JP2003032389A - 着信メロディ・ダウンロード方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビで放送中の楽曲の楽音データを簡単に
携帯端末装置にダウンロードすることができる着信メロ
ディダウンロード方法を提供する。 【解決手段】 地上局１は、音楽番組を放送する際に、
テレビ画面右下部にダウンロードサーバ４の電話番号ま
たはダウンロードマークの表示を行う。携帯端末１５の
ユーザがその電話番号を携帯端末１５から発信すると、
発信された電話番号によってダウンロードサーバ４へ呼
が送信される。ダウンロードサーバ４はこの呼を受け、
内部の記憶装置から楽音データを読み出し、携帯端末１
５へダウンロードする。この楽音データは、携帯端末１
５内のメモリに着信メロディとして記憶される。一方、
テレビ画面にダウンロードマークが表示された場合、ユ
ーザがリモコンによってこのマークを選択すると、受信
装置１３からダウンロードサーバ４へ呼が発信される。
サーバ４はこの呼を受けダウンロードを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、テレビで放送中
の楽曲を簡単に携帯端末装置にダウンロードすることが
できる着信メロディ・ダウンロード方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】テレビで放送中の楽曲を聞いて、そのメ
ロディを携帯電話の着信メロディとして使用したいと考
えることが時々ある。しかし、従来の地上波テレビは、
アナログ信号による動画と音楽（音声）を一方的に送信
してくるのみであり、放送されている楽曲の楽音データ
をダウンロードすることは勿論できなかった。一方、近
年、ディジタル衛星放送の普及が進んでいる。このディ
ジタル衛星放送を受信することができる特別な受信装置
によれば、番組と同時に送られてきた楽音データ、アー
ティスト情報等をダウンロードし、ＭＤやハードディス
クに保存することができる（特開平１１−１４６３７９
号）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た受信装置によってハードディスク等にダウンロードし
た場合においても、ダウンロードした楽音データを携帯
電話へ転送することは簡単にはできなかった。また、楽
音データや着信メロディデータを必要としていない受信
端末にも番組と共にデータが送られ、回線効率が悪化す
る問題があった。この発明は、このような事情を考慮し
てなされたもので、その目的は、テレビで放送中の楽曲
の楽音データを簡単に携帯端末装置にダウンロードする
ことができる着信メロディダウンロード方法を提供する
ことにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、請求項１に記載の発明は、
テレビ局がテレビジョン信号にダウンロードサーバの電
話番号を付加して放送し、前記テレビジョン信号に基づ
くテレビ画像を見たユーザが携帯端末装置から前記電話
番号を発信し、前記携帯端末装置からの呼を受けたダウ
ンロードサーバが内部の記憶手段内の楽音データを前記
携帯端末装置へ送信することを特徴とする着信メロディ
・ダウンロード方法である。

【０００５】また、請求項２に記載の発明は、テレビ局
がテレビジョン信号にダウンロードを指定するためのダ
ウンロードマークを付加して放送し、受信装置によって
受信された前記テレビジョン信号に基づくテレビ画像を
見たユーザが、前記ダウンロードマークを選択すること
によって前記受信装置へダウンロードを指示し、前記受
信装置がダウンロードサーバへ電話回線を介して呼を発
信し、前記受信装置からの呼を受けたダウンロードサー
バが内部の記憶手段内の楽音データを前記ユーザの携帯
端末装置へ送信することを特徴とする着信メロディ・ダ
ウンロード方法である。

【０００６】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または請求項２に記載の着信メロディ・ダウンロード方
法において、前記ダウンロードサーバが前記楽音データ
のダウンロードを行う際に、課金サーバへ課金処理の指
示を行うことを特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
一実施の形態について説明する。図１は同実施の形態に
よる着信メロディダウンロードシステムの構成を示すブ
ロック図である。この図において、符号１は地上局であ
り、各種のディジタル放送番組をパラボラアンテナ２か
ら放送衛星（または通信衛星）３へ向けて送信する。４
は着メロダウンロードデータサーバ（以下、ダウンロー
ドサーバ４という）であり、内部の記憶装置には、地上
局１から放送される番組に含まれる楽曲の楽音データが
記憶されていると共に、ダウンロードを希望するユーザ
の携帯端末の電子メールアドレスが登録されている。６
は携帯通信会社、７は携帯通信会社６が管理する基地局
である。８は地上局１が管理する課金サーバであり、ダ
ウンロードサーバ４の楽音データをユーザにダウンロー
ドした時の課金処理を行う。９は有線による電話回線で
ある。

【０００８】符号１１は各家庭内に設けられた機器を示
す。符号１２はパラボラアンテナであり、放送（通信）
衛星３からの電波を受信する。１３は受信装置であり、
アンテナ１２を介して受信された信号からディジタルデ
ータを復調し、さらに、そのディジタルデータ（圧縮さ
れている）を解凍した後、アナログテレビジョン信号に
変換し、テレビ１４へ出力する。また、この受信装置１
３はモデムを内蔵し、テレビ１４のリモコン（図示略）
からの信号に基づくダウンロード要求を電話回線９を介
して地上局１のダウンロードサーバ４へ出力する。１５
は上述したテレビ１４等を使用するユーザが所有する携
帯端末である。

【０００９】次に、上述した着信メロディダウンロード
システムの動作を図２に示すフローチャートを参照して
説明する。地上局１は、特に音楽番組を放送する際に、
図３に示すように、テレビ１４の画面右下部にダウンロ
ードサーバ４の電話番号またはダウンロードマークの表
示を行う（符号２０参照）。最初に、電話番号を表示す
る場合について説明する（図２のステップＳ１）。

【００１０】携帯端末１５のユーザが番組で放送された
楽曲を携帯端末１５の着信メロディに使用したいと思っ
た場合は、テレビ画面に表示された電話番号を携帯端末
１５から発信する（ステップＳ２）。発信された電話番
号は基地局７を介して携帯通信会社６へ送信され、携帯
通信会社６から地上局１のダウンロードサーバ４へ呼が
送信される。ダウンロードサーバ４はこの呼を受け、そ
の呼に含まれる携帯端末１５の電話番号から、内部の記
憶装置に携帯端末１５の電子メールアドレスが登録され
ているか否かをチェックする（ステップＳ３）。

【００１１】そして、電子メールアドレスが登録されて
いない場合は、メールアドレス入力画面を携帯端末１５
へ送信し、ユーザによってメールアドレスが入力される
と、そのメールアドレスを記憶装置に設定する（ステッ
プＳ４）。また、メールアドレスが既に登録されていた
場合は、そのメールアドレスを携帯端末１５へ送信し、
表示する（ステップＳ５）。ユーザがその表示を見て、
携帯端末１５のメールアドレスと違っていた場合は、そ
のアドレス表示と同時に表示されている「ＮＯ」ボタン
にカーソルを合わせ、オンとする（ステップＳ６の判断
が「ＮＯ」）。ダウンロードサーバ４は、ユーザによる
その応答を受け、上述したメールアドレス入力画面を携
帯端末１５へ送信する（ステップＳ４）。

【００１２】一方、ユーザがステップＳ５の表示を見て
間違いないと判断した場合は、そのアドレス表示と同時
に表示されている「ＯＫ」ボタンにカーソルを合わせオ
ンとする（ステップＳ６の判断が「ＹＥＳ」）。ダウン
ロードサーバ４はユーザからの「ＯＫ」の応答を受け、
地上局１を介して課金サーバ８へ楽音データのダウンロ
ードを通知する。課金サーバ８はこの通知を受け、ユー
ザの口座からダウンロード料金の引き落とし処理を行う
（ステップＳ７）。次に、ダウンロードサーバ４は楽音
データのダウンロードを行う。この楽音データは、携帯
端末１５内のメモリに着信メロディとして記憶される
（ステップＳ８）。

【００１３】次に、図３に示すテレビ画面の右下部にダ
ウンロードマークが表示される場合（ステップＳ１１）
について説明する。携帯端末１５のユーザが番組で放送
された楽曲を携帯端末１５の着信メロディに使用したい
と思った場合、カーソルをダウンロードマークに合わ
せ、予め決められているリモコンのボタンをオンとする
（ステップＳ１２）。リモコンボタンがオンとされる
と、その旨がテレビ１４から受信装置１３へ通知され
る。受信装置１３はその通知を受け、電話回線９を介し
て地上局１のダウンロードサーバ４へ楽音データのダウ
ンロード依頼を送信する。ダウンロードサーバ４はその
依頼を受け、受信装置１３の電話番号から、内部の記憶
装置に携帯端末１５の電子メールアドレスが登録されて
いるか否かをチェックする（ステップＳ１３）。

【００１４】そして、電子メールアドレスが登録されて
いない場合は、メールアドレス入力を指示する画面を受
信装置１３へ送信し、ユーザのリモコンによりメールア
ドレスが入力されると、そのメールアドレスを記憶装置
に設定する（ステップＳ１５）。また、メールアドレス
が既に登録されていた場合は、そのメールアドレスを受
信装置１３へ送信し、テレビ１４に表示させる（ステッ
プＳ１４）。ユーザがその表示を見て、携帯端末１５の
メールアドレスと違っていた場合は、そのアドレス表示
と同時に表示されている「ＮＯ」ボタンにカーソルを合
わせ、リモコンの所定ボタンをオンとする（ステップＳ
１３の判断が「ＮＯ」）。ダウンロードサーバ４は、ユ
ーザによるその入力を受け、メールアドレス入力画面を
受信装置１３へ送信する（ステップＳ１５）。

【００１５】一方、ユーザがステップＳ１４の表示を見
て間違いないと確認した場合は、そのアドレス表示と同
時に表示されている「ＯＫ」ボタンにカーソルを合わせ
リモコンの所定ボタンをオンとする（ステップＳ１６の
判断が「ＹＥＳ」）。ダウンロードサーバ４はユーザか
らの「ＯＫ」の応答を受け、課金処理を指示し（ステッ
プＳ７）、次いで、楽音データのダウンロードを行う
（ステップＳ８）。

【００１６】なお、上記実施形態において、携帯端末は
携帯電話またはＰＨＳのいずれであってもよい。また、
上記実施形態は衛星放送によるテレビジョン放送であっ
たが、この発明は地上波テレビジョン放送であっても勿
論適用することができる。また、ダウンロードするデー
タは着信メロディだけではなく、他の音楽データや画像
データにも適用可能である。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、テレビ局がテレビジョン信号にダウンロ
ードサーバの電話番号を付加して放送し、前記テレビジ
ョン信号に基づくテレビ画像を見たユーザが携帯端末装
置から前記電話番号を発信し、前記携帯端末装置からの
呼を受けたダウンロードサーバが内部の記憶手段内の楽
音データを前記携帯端末装置へ送信するので、テレビで
放送中の楽曲の楽音データを簡単に携帯端末装置にダウ
ンロードすることができる効果が得られる。

【００１８】また、請求項２に記載の発明によれば、テ
レビ局がテレビジョン信号にダウンロードを指定するた
めのダウンロードマークを付加して放送し、受信装置に
よって受信された前記テレビジョン信号に基づくテレビ
画像を見たユーザが、前記ダウンロードマークを選択す
ることによって前記受信装置へダウンロードを指示し、
受信装置がダウンロードサーバへ電話回線を介して呼を
発信し、受信装置からの呼を受けたダウンロードサーバ
が内部の記憶手段内の楽音データをユーザの携帯端末装
置へ送信するので、ユーザの手を介さずにテレビで放送
中の楽曲の楽音データを携帯端末装置にダウンロードす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の一実施形態による着信メロディダ
ウンロードシステムの構成を示すブロック図である。

【図２】 同システムの動作を説明するためのフローチ
ャートである。

【図３】 図１におけるテレビ１４の画面表示例を示す
図である。

【符号の説明】

１…地上局、３…放送（通信）衛星、４…着メロダウン
ロードデータサーバ（ダウンロードサーバ）、６…携帯
通信会社、８…課金サーバ、９…電話回線、１３…受信
装置、１４…テレビ、１５…携帯端末。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テレビ局がテレビジョン信号にダウンロ
   ードサーバの電話番号を付加して放送し、 前記テレビジョン信号に基づくテレビ画像を見たユーザ
   が携帯端末装置から前記電話番号を発信し、 前記携帯端末装置からの呼を受けたダウンロードサーバ
   が内部の記憶手段内の楽音データを前記携帯端末装置へ
   送信することを特徴とする着信メロディ・ダウンロード
   方法。
2. 【請求項２】 テレビ局がテレビジョン信号にダウンロ
   ードを指定するためのダウンロードマークを付加して放
   送し、 受信装置によって受信された前記テレビジョン信号に基
   づくテレビ画像を見たユーザが、前記ダウンロードマー
   クを選択することによって前記受信装置へダウンロード
   を指示し、 前記受信装置がダウンロードサーバへ電話回線を介して
   呼を発信し、 前記受信装置からの呼を受けたダウンロードサーバが内
   部の記憶手段内の楽音データを前記ユーザの携帯端末装
   置へ送信することを特徴とする着信メロディ・ダウンロ
   ード方法。
3. 【請求項３】 前記ダウンロードサーバが前記楽音デー
   タのダウンロードを行う際に、課金サーバへ課金処理の
   指示を行うことを特徴とする請求項１または請求項２に
   記載の着信メロディ・ダウンロード方法。