JP2003032110A - アナログ/デジタル変換方法 - Google Patents

アナログ/デジタル変換方法

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JP2003032110A
JP2003032110A JP2001211320A JP2001211320A JP2003032110A JP 2003032110 A JP2003032110 A JP 2003032110A JP 2001211320 A JP2001211320 A JP 2001211320A JP 2001211320 A JP2001211320 A JP 2001211320A JP 2003032110 A JP2003032110 A JP 2003032110A
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JP
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frequency
signal
analog
recording
circuit
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JP2001211320A
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Naoki Suhara
直樹 栖原
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数信号の所定レベル値を超える部分が記
録時または伝送時に信号化されない場合でも、その再生
時に聴感が良好になる。 【解決手段】 入力されるアナログ信号は、周波数帯域
で複数の周波数信号f1〜f6に分割される。所定レベ
ル値を超える周波数信号f3がある場合には、擬似周波
数信号f3A,f3Bが、所定レベル値を超える周波数
信号f3に連続するように生成される。即ち、周波数信
号f3の所定レベル値を超える部分が記録時に信号化さ
れない場合でも、擬似周波数信号f3A,f3Bが所定
レベル値を超える周波数信号f3に連続するように生成
するので、再生時の聴感が良好になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されるアナロ
グ信号を周波数帯域で複数の周波数信号に分割し、前記
複数の周波数信号のうち、所定レベル値を超える前記周
波数信号がある場合には、前記周波数信号の前記所定レ
ベル値を超える部分が信号化されないアナログ/デジタ
ル変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアナログ信号を符号化する場合に
は、まず、図3に示すような入力波形(アナログ信号)
を、サンプリングすることによって図4に示すように標
本化した信号にする。この標本化は、入力された時系列
のアナログ信号をフーリエ変換し、周波数成分として表
わす。なお、図3は入力されたアナログ信号を示す波形
図であり、図4は図3に示すアナログ信号を周波数帯域
で分割した信号列を示す。
【0003】図4に示すように、入力された時系列のア
ナログ信号を周波数帯域で分割した各周波数成分f1〜
f6は、周波数成分f1の電圧レベルが「1.2」,周
波数成分f2の電圧レベルが「3.25」,周波数成分
f3の電圧レベルが「4.9」,周波数成分f4の電圧
レベルが「1.85」,周波数成分f5の電圧レベルが
「0.85」,および周波数成分f6の電圧レベルが
「3.9」となっている。
【0004】そして、図示しないアナログ/デジタル変
換装置は、上記各周波数成分f1〜f6を、量子化す
る。即ち、アナログ/デジタル変換装置は、ビット数に
よって予め設定されているステップ数の基準電圧とサン
プル値を比較することにより、相当するステップ電圧に
近似させる。
【0005】具体的には、図5に示すように、周波数成
分f1の電圧レベルが「1」,周波数成分f2の電圧レ
ベルが「3」,周波数成分f3の電圧レベルが「4」,
周波数成分f4の電圧レベルが「2」,周波数成分f5
の電圧レベルが「1」,および周波数成分f6の電圧レ
ベルが「4」になる。
【0006】即ち、アナログ/デジタル変換装置は、例
えば図4および図5の例ではステップ数の基準電圧の電
圧レベル「4」が、限界値(しきい値)となるように予
め設定している。そのため、図4に示す周波数成分f3
の電圧レベル「4.9」は、アナログ/デジタル変換装
置で量子化されると、電圧レベル「4」以上のオーバフ
ローした周波数成分がカット(削除)される。従って、
図5に示すように、周波数成分f3の電圧レベルは、
「4」になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5の例で
は、図4に示す周波数成分f3のオーバフローした周波
数成分がカットされるので、周波数帯域で分割した周波
数成分f3の電圧レベル(図4参照)よりも、その電圧
レベルが小さくなる。即ち、上述した従来例では、入力
された信号を再生する際に、入力アナログ信号を忠実に
再生することにはならず、再生時の聴感が低下するとい
う不都合があった。
【0008】そこで、本発明は、上記事情を考慮し、周
波数信号の所定レベル値を超える部分が記録時または伝
送時に信号化されない場合でも、その再生時に聴感が良
好になるアナログ/デジタル変換方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、入力される
アナログ信号を周波数成分別に分離すると共に、前記周
波数成分別された周波数信号の夫々のレベルを量子化す
るアナログ/デジタル変換方法であって、前記複数の周
波数信号のうち、所定レベル値を超える前記周波数信号
がある場合には、前記所定レベル値を超える前記周波数
信号に連続するように、擬似の周波数信号を生成させる
ことを特徴とする。
【0010】即ち、本発明によれば、周波数信号の所定
レベル値を超える部分が記録時または伝送時に信号化さ
れない場合でも、擬似の周波数信号が所定レベル値を超
える周波数信号に連続するように生成するので、再生時
の聴感が良好になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に基づいて、
本発明の一実施形態であるアナログ/デジタル変換方法
について説明する。なお、本実施形態では、アナログ/
デジタル変換方法を実行する回路が、デジタル録音装置
に内蔵された例である。また、本実施形態は、マイクな
どで入力されるアナログ信号を、デジタル信号へ変換す
る際に行うアナログ/デジタル変換方法である。
【0012】さらに、本実施形態において、デジタル録
音装置に入力されるアナログ信号は、図3に示すアナロ
グ信号とする。また、図1はデジタル録音装置の要部を
示すブロック図、図2は図1に示す演算回路を経て処理
された信号列を示す。
【0013】図1に示すように、データ記録部10は、
マイクジャック12を接続した周波数帯域分割回路14
と,A/Dコンバータ16と,演算回路18と,記録回
路20を備える。周波数帯域分割回路14,A/Dコン
バータ16,演算回路18,および記録回路20には、
システムコントロール部22がそれぞれ接続されてい
る。そして、システムコントロール部22は、制御信号
を出力することにより、周波数帯域分割回路14,A/
Dコンバータ16,演算回路18,および記録回路20
をそれぞれ制御する。
【0014】周波数帯域分割回路14には、入力された
時系列のアナログ信号をフーリエ変換させるフーリエ変
換回路,および複数のバンド・パス・フィルターが含ま
れている。また、A/Dコンバータ16は、ステップ数
の基準電圧の電圧レベル「4」が、限界値(しきい値)
となるようにビット数によって予め設定している。さら
に、演算回路18は、周波数帯域分割回路14によって
周波数帯域で分割された周波数成分の電圧レベル(数値
データ)と,予め設定されている限界値(しきい値)と
を比較(演算)する。
【0015】外部からのデータを録音装置に装填された
記録媒体(ディスク,テープなど)に記録する場合に
は、まず図示しないマイクをマイクジャック12に接続
する。そして、マイクジャック12から入力されるアナ
ログ信号(図3参照)は、周波数帯域分割回路14に入
力される。
【0016】周波数帯域分割回路14は、フーリエ変換
回路により、入力された時系列のアナログ信号をフーリ
エ変換する。また、周波数帯域分割回路14は、複数の
バンド・パス・フィルターにより、上記アナログ信号を
周波数帯域で分割し、各周波数成分f1〜f6(図4参
照)を生成させる。
【0017】A/Dコンバータ16は、入力された上記
各周波数成分f1〜f6を、量子化する(図5参照)。
即ち、A/Dコンバータ16は、ビット数によって予め
設定されているステップ数の基準電圧とサンプル値を比
較することにより、相当するステップ電圧に近似させ
る。
【0018】そして、図4に示す周波数成分f3の電圧
レベル「4.9」は、A/Dコンバータ16で量子化さ
れると、電圧レベル「4」以上のオーバフローした周波
数成分がカット(削除)される。従って、図2に示すよ
うに、周波数成分f3のレベルは、「4」になる。ま
た、A/Dコンバータ16は、量子化された周波数成分
(周波数信号)f1〜f6を、符号化する。
【0019】演算回路18には、システムコントロール
部22を介し、周波数帯域分割回路14によって生成さ
れた周波数成分f1〜f6(図4参照)のデータが入力
される。そして、演算回路18では、上記周波数成分f
1〜f6の電圧レベル(図4参照)と,予め設定されて
いる限界値(しきい値)とが比較される。
【0020】演算回路18は、周波数成分f3の電圧レ
ベルが「4」以上であると判断した場合、図2に示すよ
うに、周波数成分f3の両側に連続するように、擬似周
波数信号f3Aおよびf3Bを生成(出力)させる。擬
似周波数信号f3Aおよびf3Bは、周波数成分f3と
同様に、レベルが「4」になるように設定されている。
【0021】即ち、演算回路18は、量子化された周波
数成分(周波数信号)f3の両側に、符号化した擬似周
波数信号f3Aおよびf3Bを追加(補正)すると共
に、記録回路20に符号化した周波数信号f1〜f6お
よび擬似周波数信号f3A,f3Bを出力する。
【0022】そして、記録回路20は、上記符号化され
た信号(データ)を、図示しない記録手段(磁気ヘッド
などで構成される)を介して記録媒体(図示省略)に記
録する。一方、図1に示すデータ記録部10で記録され
たデータを再生する場合には、図示しない読出回路,D
/Aコンバータ,および復調回路が、符号化された信号
を逆フーリエ変換させてアナログ信号として出力する。
【0023】即ち、本実施形態においては、周波数成分
f3のオーバフローした周波数成分がカットされる場合
でも、記録回路20に記録されたデジタル信号を再生す
る際に、入力アナログ信号に近似した再生音となる。従
って、本実施形態によれば、周波数信号f3の所定レベ
ル値を超える部分が記録時に信号化されない場合でも、
擬似周波数信号f3A,f3Bが所定レベル値を超える
周波数信号f3に連続するように生成するので、再生時
の聴感が良好になる。
【0024】なお、上記実施形態では周波数成分f3の
両側に連続するように擬似周波数信号f3Aおよびf3
Bを生成(出力)させた例(図2参照)であるが、本発
明では所定レベル値を超える周波数信号の片側のみに連
続するように擬似周波数信号を生成させても良い。ま
た、本発明においては、複数の周波数成分が連続して所
定レベル値を超える場合でも、同様に擬似周波数信号を
生成させても良い。
【0025】上記実施形態では擬似周波数信号f3Aお
よびf3Bを周波数成分f3と同様のレベルとした例で
あるが、本発明では擬似周波数信号のレベル値を変更
(低く)させることによって再生時のアナログ出力信号
をスムージングさせても良い。また、本発明に係るアナ
ログ/デジタル変換方法は、上記実施形態に限定される
ものではなく、任意に変更できる。
【0026】例えば、上記実施形態では周波数帯域分割
回路14の後段にA/Dコンバータ16を設けた例であ
るが、A/Dコンバータ16でアナログ/デジタル変換
した後に演算回路18で周波数成分別分離(フーリエ変
換演算)しても良い。また、本発明に係るアナログ/デ
ジタル変換方法は、例えば中央処理装置(CPU)で、
すべて処理し得るようにしても良い。
【0027】本発明は、上記データを記録またはこの記
録を再生させる場合に、限定されるものではなく、記録
回路またはD/Aコンバータをインタフェースなどで構
成される伝送回路などとしても良い。即ち、本発明に係
る符号化したデータを、コンピュータなどに伝送する場
合にも、本発明は同様に適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数信号の所定レベル値を超える部分が記録時または
伝送時に信号化されない場合でも、擬似の周波数信号が
所定レベル値を超える周波数信号に連続するように生成
するので、再生時の聴感が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル録音装置の
要部を示すブロック図である。
【図2】図1に示す演算回路を経て処理された信号列で
ある。
【図3】入力されたアナログ信号を示す波形図である。
【図4】図3に示すアナログ信号を周波数帯域で分割し
た信号列である。
【図5】図4に示す周波数成分が量子化された信号列で
ある。
【符号の説明】
10 データ記録部 14 周波数帯域分割回路 16 A/Dコンバータ 18 演算回路 20 記録回路 22 システムコントロール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるアナログ信号を周波数成分別
    に分離すると共に、前記周波数成分別された周波数信号
    の夫々のレベルを量子化するアナログ/デジタル変換方
    法であって、 前記複数の周波数信号のうち、所定レベル値を超える前
    記周波数信号がある場合には、前記所定レベル値を超え
    る前記周波数信号に連続するように、擬似の周波数信号
    を生成させることを特徴とするアナログ/デジタル変換
    方法。
  2. 【請求項2】 前記所定レベル値は量子化するのに使わ
    れるビット数で表せる最大値であることを特徴とする請
    求項1記載のアナログ/デジタル変換方法。
JP2001211320A 2001-07-11 2001-07-11 アナログ/デジタル変換方法 Pending JP2003032110A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012002576A1 (ja) * 2010-07-01 2012-01-05 日本電気株式会社 信号検出器、その信号検出器を備えた通信装置及び通信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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