JP2003031380A - 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および自動車用ヘッドライト装置 - Google Patents

高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および自動車用ヘッドライト装置

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JP2003031380A
JP2003031380A JP2001213785A JP2001213785A JP2003031380A JP 2003031380 A JP2003031380 A JP 2003031380A JP 2001213785 A JP2001213785 A JP 2001213785A JP 2001213785 A JP2001213785 A JP 2001213785A JP 2003031380 A JP2003031380 A JP 2003031380A
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pressure discharge
core
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arc tube
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Manabu Takaya
学 貴家
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Harison Toshiba Lighting Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2900/00Features of lamps not covered by other groups in B60Q
    • B60Q2900/20Arrangements for easy recycling, e.g. for easy dismantling or use of special materials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプ交換費用の低減による低価格化を図っ
た高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および自動
車用ヘッドライト装置を提供する。 【解決手段】 高圧放電ランプ1は、一方の封止部14
に連続して管軸方向に延在するように形成された絶縁性
管体15を有する透光性気密容器5を備えた発光管2
と、発光管2を着脱可能に固定しているケース3と、ケ
ース3内に固着されたコア23、絶縁性管体15がコア
23の環の中から引き出されたときにコア23と分離可
能にして発光管2に固定された1次巻線26および2次
巻線27を有するパルストランス21を備えた高電圧発
生装置4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧発生装置を
備えた高圧放電ランプ、高圧放電ランプ用点灯装置およ
び自動車用ヘッドライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧発生装置を備えた、例えばメタル
ハライドランプである高圧放電ランプは、自動車用ヘッ
ドライト装置に用いられている。自動車用ヘッドライト
装置は、高電圧発生装置が発生する高い始動パルス電圧
によって高圧放電ランプが瞬時に始動、再始動するよう
に構成されている。
【0003】従来、自動車用ヘッドライト装置は、高圧
放電ランプおよび高電圧発生装置がランプソケット内に
一体的に取り付けられ、高電圧発生装置をランプソケッ
トから取り外し不可能にしていた。このため、高圧放電
ランプが破損などして使用不能となった場合、高圧放電
ランプよりも著しく長い寿命を有する高電圧発生装置も
高圧放電ランプと一緒に交換せざるを得なかった。この
問題点を解消する自動車用ヘッドライトの照明装置が特
開2000−40596号公報(従来技術)に提案され
ている。
【0004】この従来技術の照明装置50は、図9に示
すように、第1のケーシング部51aおよび第2のケー
シング部51bからなるプラスチック製のランプソケッ
ト51を有し、第1のケーシング部51aに高圧放電ラ
ンプ52および高電圧発生装置53のリングコアトラン
スTRから構成された高電圧部が取り付けられ、第2の
ケーシング部51bに高電圧発生装置53の別の構成要
素、すなわち火花ギャップ部FS、点弧コンデンサC2
および電圧変換器Wが担体板54に取り付けられて収容
されている。そして、両ケーシング部51a,51b
は、取り外し可能なロック部55によって相互に結合さ
れている。また、第1のケーシング部51aは、第1の
電気コンタクト56,57を有し、第2のケーシング部
51bは、第2の電気コンタクト58,59を有してお
り、第1の電気コンタクト56,57は、ランプソケッ
ト51の取り付けの際、すなわち、両ケーシング部51
a,51bの接合時に、第2の電気コンタクト58,5
9に電気接続されるように形成されている。
【0005】照明装置50は、高圧放電ランプ52が破
損などした場合、ロック部55のロックが外され、高圧
放電ランプ52および高電圧発生装置53のトランスT
Rから構成された高電圧部とともに、第1のケーシング
部51aが交換される。そして、第2のケーシング部5
1bは、第2のケーシング部51bに設けられた高電圧
発生装置53の別の構成要素、すなわち火花ギャップ部
FS、点弧コンデンサC2および電圧変換器Wと一緒に
更に使用される。この結果、資源の有効利用が図られる
とともに、交換費用を安価することができる。
【0006】また、第1のケーシング部51aの交換
時、第1のケーシング部51aと共に高電圧発生装置5
3のトランスTRから構成された高電圧部が取り除かれ
るので、高電圧の発生が防止でき、高電圧に対する安全
性が高くなる。さらに、第1の電気コンタクト56,5
7および第2の電気コンタクト58,59は、低電圧で
の電気接触であるので、第1のケーシング部51aの取
り外し時に、アークの発生が防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、第1のケ
ーシング部51aの交換時、高電圧発生装置53のトラ
ンスTRから構成された高電圧部の全てを交換するの
で、高電圧部の資源の有効利用が図れず、さらなる交換
費用の低減化が図られないという欠点を有する。さら
に、トランスTR(のコア)については言及しておら
ず、トランスTRを有効に設計することにより、照明装
置の小形化、低価格化を図れる余地がある。また、第1
のケーシング部51aが取り外されたとき、第2のケー
シング部51bに設けられた第2の電気コンタクト5
8,59が露出するので、電撃などの電気的事故が発生
するおそれがある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、ランプ交換費用の低減による低価格化を図った高圧
放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および自動車用ヘ
ッドライト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の高圧放
電ランプの発明は、放電空間を有する中間部、この中間
部の両端部に形成された一対の封止部および一方の封止
部に連続して管軸方向に延在するように形成された絶縁
性管体を有する透光性気密容器と、一対の封止部内に基
端部が植設され、先端が放電空間内に互いに離間して位
置する一対の電極軸と、電極軸の先端に形成された一対
の電極と、それぞれ電極軸の基端部に電気的に接続され
ているとともに、一方は絶縁性管体内を挿通して絶縁性
管体から外部へ導出されている第1および第2の導入線
と、透光性気密容器の放電空間内に封入された放電媒体
とを備えた発光管と;発光管を着脱可能に固定している
ケースと;環状に形成され、発光管がケースに装着され
た状態においてその絶縁性管体が環の中を貫通するケー
ス内に固着されたコア、絶縁性管体がコイルのターンの
中を貫通するようにコアに対して巻装されているととも
に、絶縁性管体がコアの環の中から引き出されたときに
コアと分離可能にして発光管に固定された1次巻線およ
び2次巻線を有するパルストランスと、2次巻線に高電
圧を発生させるパルス発生用電圧を1次巻線間に供給す
るように接続されているとともにケース内に収容された
パルス発生用回路とを備え、2次巻線に発生したパルス
トランスの出力電圧が一対の電極間に印加されるように
接続された高電圧発生装置と;を具備していることを特
徴とする。
【0010】放電空間とは、透光性気密容器の中間部の
内部に形成された空間をいい、この空間の中心に一対の
電極が対向して配設される。
【0011】「管軸方向」とは、一対の電極軸の長手方
向に対する直角方向の断面の中心点を結ぶ線上方向を意
味する。
【0012】電極軸に配設される電極は、特定の電極に
限定されるものではなく、陽極および陰極のいずれであ
ってもよい。したがって、交流点灯における電極のよう
に、陽極、陰極の区別のない電極を備えた高圧放電ラン
プであってもよい。また、電極は、電極軸の先端側を加
工して形成したものであってもよい。
【0013】「電極軸の基端部が封止部内に植設され
る」とは、基端部が封止部に封着された金属箔に接続さ
れていてもよく、基端部が封止部内を貫通して封止部に
封着されていてもよいことを意味する。したがって、第
1および第2の導入線は、電極軸の基端部が封止部内に
封着されるときは、封止部内で基端部と電気的に接続さ
れ、電極軸の基端部が封止部外に突出しているときは、
封止部外で基端部と電気的に接続される。また、封止部
内に電極軸の基端部と接続される金属箔が封着されると
きは、この金属箔に第1および第2の導入線が接続され
る。
【0014】「環状」とは、環を成している形状をい
い、円環形状に限らず、楕円形状などの非円環形状も包
含される。
【0015】「コイルのターンの中」とは、巻回された
コイルの内部をいう。
【0016】「絶縁性管体がコアの環の中を貫通してい
る」とは、発光管がケースに装着されているときであ
り、「絶縁性管体がコアの環の中から引き出されたとき
に」とは、発光管がケースから取り外されたときであ
る。そして、発光管がケースから取り外されたときに、
発光管に固定されたパルストランスの1次巻線および2
次巻線は、ケース内に固着されたパルストランスのコア
と分離される。
【0017】本発明によれば、発光管が破損などして高
圧放電ランプを交換するとき、発光管とパルストランス
の1次巻線および2次巻線が交換され、パルストランス
のコアなど、高電圧発生装置の他の構成要素は継続して
使用される。したがって、資源の有効利用が図れるとと
もに、高圧放電ランプの交換費用を安価にできる。ま
た、高電圧が発生する2次巻線が高電圧発生装置から分
離されるので、高電圧に対する電撃等の電気的事故が回
避される。
【0018】請求項2に記載の高圧放電ランプの発明
は、請求項1記載の高圧放電ランプにおいて、コアは、
フェライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を成形
して形成されていることを特徴とする。
【0019】合成樹脂に含有されるフェライトは、特定
の組成に限定されないが、Ni−Zn系フェライトを用
いるのが好ましい。合成樹脂は、フェライトの含有比率
を大きくすれば磁気特性が良好になるが、成形性が低下
するので、適当な含有比率に設定すればよい。例えば、
Ni−Zn系フェライトの場合、フェライト微粒子を7
0〜90質量%程度の範囲で含有するのが好ましく、最
適には80質量%程度である。
【0020】そして、フェライトまたはフェライトを含
有した合成樹脂のコアは、軽量であり、高周波における
磁気特性が良好であるので、小形のコアにおいて、発光
管を確実に始動させる始動パルスの高さおよび幅を適宜
設定できる。
【0021】本発明によれば、始動パルスを発光管が始
動しやすい所望の高さおよび幅に設定しやすいととも
に、パルストランスを小形、軽量化できて、高圧放電ラ
ンプが安価に形成される。
【0022】請求項3に記載の高圧放電ランプの発明
は、請求項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、
ケースは、少なくとも一部がフェライトまたはフェライ
トを含有した合成樹脂を成形して形成され、かつ、フェ
ライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を成形して
形成した部分がコアの一部を形成していることを特徴と
する。
【0023】「コアの一部を形成している」とは、ケー
スのフェライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を
成形して形成した部分がコアと閉磁路を形成してコアと
して作用することを意味する。
【0024】ケースにおけるフェライトの組成および含
有比率は、特段限定されないが、一般的にコアにおける
含有比率よりも小さくすることができる。例えば、Ni
−Zn系のフェライトを用いる場合、35〜65質量%
程度の範囲が好適であり、また最適には50質量%程度
である。
【0025】そして、フェライトまたはフェライトを含
有した合成樹脂は、絶縁性を有するので、ケースのフェ
ライトまたはフェライトを含有した合成樹脂の成形部分
に給電端子を設けることができる。
【0026】本発明によれば、ケースのフェライトまた
はフェライトを含有した合成樹脂の成形部分がコアの一
部として作用するので、コアを小形にすることができ
る。この結果、ケースも小形化できて、高圧放電ランプ
が小形化される。
【0027】請求項4に記載の高圧放電ランプ点灯装置
の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の高圧放電
ランプと;高圧放電ランプから離間した位置に配設さ
れ、入力端が電源に接続され出力端が高圧放電ランプに
接続され、高圧放電ランプを始動させて安定的に点灯さ
せる点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、高圧放電ランプを交換す
るとき、発光管とパルストランスの1次巻線および2次
巻線が交換されるので、高電圧発生装置の有効利用が図
られ、交換費用が安価であるとともに、高電圧発生装置
から2次巻線が分離されるので、高電圧に対する電撃等
の電気的事故を回避できる高圧放電ランプ点灯装置が提
供される。
【0029】請求項5に記載の自動車用ヘッドライト装
置の発明は、自動車用ヘッドライト装置本体と;自動車
用ヘッドライト装置本体に高圧放電ランプが配設された
請求項4記載の高圧放電ランプ点灯装置と;を具備して
いることを特徴とする。
【0030】「自動車用ヘッドライト装置本体」とは、
自動車用ヘッドライト装置から高圧放電ランプ点灯装置
を除いた残余の部分をいう。
【0031】本発明によれば、高圧放電ランプを交換す
るとき、高圧放電ランプの発光管とパルストランスの1
次巻線および2次巻線が交換されるので、高圧放電ラン
プの交換費用が安価であるとともに、高電圧発生装置か
ら2次巻線が分離されるので、高電圧に対する電撃等の
電気的事故を回避できる自動車用ヘッドライト装置が提
供される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0033】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0034】図1は、本発明の第1の実施形態を示す高
圧放電ランプの正面図、図2は、同じくケースを断面し
て示す高圧放電ランプの一部断面正面図、図3は、同じ
くケースを断面して示す高圧放電ランプの一部断面分解
正面図、図4は、同じく発光管を示す正面図、図5は、
同じく高圧放電ランプの回路図、図6は、同じくコアを
示す横断面図である。図1〜図3に示すように、高圧放
電ランプ1は、発光管2、ケース3および高電圧発生装
置4を有して構成されている。
【0035】図4において、発光管2は、透光性気密容
器5、一対の電極軸6、6、一対の電極7,7、第1の
導入線8、第2の導入線9、放電媒体10および外管1
1を具備して構成されている。
【0036】透光性気密容器5は、石英ガラスからな
り、中間部12、一対の封止部13,14および絶縁性
管体15を有している。中間部12は、紡錘状をなし、
内部に円柱状の放電空間16を有している。一対の封止
部13,14は、中間部12の両端部に一体に細長く形
成され、内部にモリブデン箔17,17が減圧封止法に
より気密に埋設されている。そして、絶縁性管体15
は、石英ガラス製の排気管からなり、一方の封止部14
に連続して発光管2の管軸方向に所定長延在するように
形成され、管軸方向に挿通孔15aを有している。
【0037】一対の電極軸6,6は、タングステンから
なり、先端6a,6aが中間部12の放電空間16内に
互いに離間して位置するように、基端部6b,6bが一
対の封止部13,14内に植設されたものである。そし
て、基端部6b,6bは、それぞれモリブデン箔17,
17に溶接されて、モリブデン箔17,17に電気的に
接続している。
【0038】一対の電極7,7は、電極軸6,6の先端
6a,6aに一体に形成された球状の径大部からなり、
その電極間距離Lは、例えば6mmである。
【0039】第1の導入線8および第2の導入線9は、
それぞれ先端が封止部13,14に埋設されたモリブデ
ン箔17,17の他端に溶接され、他端側が封止部1
3,14の外部へ導出されている。すなわち、第1の導
入線8および第2の導入線9は、電極軸6,6の基端部
6b,6bに電気的に接続されている。そして、第2の
導入線9は、絶縁性管体15内に形成されている挿通孔
15aを挿通して、絶縁性管体15から所定長導出して
いる。
【0040】放電媒体10は、中間部12の放電空間1
6内に封入され、発光金属のハロゲン化物および希ガス
からなっている。発光金属のハロゲン化物は、例えばナ
トリウムNa、スカンジウムScおよび希土類金属のハ
ロゲン化物からなり、希ガスは、例えばキセノンからな
っている。
【0041】外管11は、紫外線遮断性のガラスチュー
ブからなり、発光管2の封止部13および絶縁性管体1
5にガラス溶着することによって発光管2に支持されて
いる。外管11は、発光管2の中間部12から放射され
た紫外線を遮断する他、発光管2の保温や外的保護をす
る。
【0042】こうして、発光管2は構成されているが、
発光管2は少なくとも内管である透光性気密容器5を具
備していればよく、外管11は具備していなくてもよ
い。
【0043】図1〜図3において、ケース3は、Ni−
Zn系フェライトの微粒子を約50質量%含有する合成
樹脂にて成形されており、ケース本体18、蓋体19お
よび中継基板20から構成されている。
【0044】ケース本体18は、図3に示すように、上
部が開口したパルストランス収納部18aおよびパルス
発生用回路収納部18bを一体的に成形して備えてい
る。そして、パルストランス収納部18aとパルス発生
用回路収納部18bとは、側面で連通している。そし
て、パルストランス収納部18aは、図2に示すよう
に、パルストランス21を内部に収容しており、パルス
発生用回路収納部18bは、パルス発生用回路22を内
部に収容しており、電源受電端子22aに対向して電源
ハーネス線のコネクタを挿入して、電源受電端子22a
に着脱可能に接続するためのガイド孔18b1を備えて
いる。
【0045】蓋体19は、パルストランス収納部18a
の上部開口に嵌合し、かつ、跨座している。また、蓋体
19は、パルストランス21のコア23の円形孔23a
に正対する透孔を有していて、絶縁性管体15が上記透
孔に挿通している状態で、発光管2を金属バンド24お
よび金属支持片25によって固定している。金属バンド
24は、外管11の下部を緊締している。金属支持片2
5は、蓋体19の上面に透孔と同心的に形成された環状
の凹溝内に支持された環状部から45°間隔で4個起立
していて、その先端を金属バンド24に溶接している。
すなわち、蓋体19は、発光管2をケース本体18に着
脱可能に固定している。
【0046】中継基板20は、蓋体19の下面に配設さ
れており、パルス発生用回路22のコネクタ22bに電
気的に接続する接続ピン20aを有しているとともに、
図5に示すように、パルストランス21の1次巻線26
の両端26a,26b、2次巻線27の一端27aおよ
び発光管2の第1の導入線8を所要に接続するために中
継する。接続ピン20aは、側面横列された4個よりな
っている。接続ピン20aおよびコネクタ22bは、蓋
体19がパルストランス収納部18aの上部開口に嵌合
したときに、接続ピン20aがコネクタ22bに挿入さ
れて電気接続されるように、その配設位置が予め設定さ
れている。
【0047】そして、高電圧発生装置4は、パルストラ
ンス21およびパルス発生用回路22を有して構成され
ている。
【0048】パルストランス21は、コア23、1次巻
線26および2次巻線27を有している。そして、コア
23は、Ni−Zn系フェライトの微粒子を約80質量
%含有する合成樹脂を成形して形成している。また、コ
ア23は、図6に示すように、外形が横断面ほぼD字状
をなし、環状に形成された筒構造であり、偏心位置に円
形孔23aが形成されている。そして、その軸方向に外
周面から所定の間隙、例えば0.1mmを有して複数の
フランジ28により区画された一対の巻溝29a、29
bを有するコイルボビン30が配設されている。すなわ
ち、コア23は、コイルボビン30内に挿通されて配設
されている。そして、コア23は、図2に示すように、
発光管2の絶縁性管体15が円形孔23a(コア23の
環の中)を貫通しているとともに、ケース本体18のパ
ルストランス収納部18a内に支持体31,31を介し
て固着されている。
【0049】1次巻線26および2次巻線27は、コイ
ルボビン30の巻溝29a、巻溝29bにそれぞれ巻装
されている。そして、コイルボビン30は、図3に示す
ように、ケース3の中継基板20に接着材等によって取
り付けられている。また、コア23は、ケース本体18
のパルストランス収納部18a内の底部18a1に配設
された支持体31,31に立設されている。この支持体
31,31は、ケース3と同様、Ni−Zn系フェライ
トの微粒子を約50質量%含有する合成樹脂にて成形さ
れている。これにより、コア23は、支持体31,31
を介してケース3と閉磁路を形成している。そして、コ
イルボビン30およびコア23は、蓋体19がパルスト
ランス収納部18aの上部開口に嵌合したときに、発光
管2の絶縁性管体15がコア23の円形孔23aに貫通
され、コイルボビン30内にコア23が挿通されるよう
に、その配設位置が予め設定されている。
【0050】また、パルストランス収納部18a内の底
部18a1には、接続端子32,33が配設され、それ
らの接続端子32,33は、電線等の導電体34によっ
て電気的に接続されている。接続端子32,33は、蓋
体19がパルストランス収納部18aの上部開口に嵌合
して、発光管2の絶縁性管体15がコア23の円形孔2
3aに貫通されたときに、発光管2の第2の導入線9の
先端側およびコイルボビン30のフランジ28に突設さ
れた給電端子35を挟持するように形成されている。こ
の給電端子35は、図5に示すように、高電圧側である
2次巻線27の他端27bと電気的に接続している。こ
れにより、発光管2の第2の導入線9と2次巻線27の
他端27bは、接続端子32,33および導電体34を
介して電気的に接続される。
【0051】上述したように、コア23がコイルボビン
30内に挿通するように配設されるので、1次巻線26
および2次巻線27は、コア23に対して巻装されると
ともに、発光管2の絶縁性管体15が円形孔23a(コ
ア23の環の中)から引き出されたときにコア23と分
離可能となっている。そして、発光管2の絶縁性管体1
5が円形孔23a(コア23の環の中)を貫通している
とき、絶縁性管体15が1次巻線26および2次巻線2
7のコイルのターンの中を貫通している。
【0052】パルス発生用回路22は、パルストランス
21に隣接するケース本体18のパルス発生用回路収納
部18bに配設されており、その回路部品が配線基板2
2cに実装されてブロック状をなしているとともに、電
源受電端子22aを備えている。また、発光管2および
パルストランス21に接続すべき配線を中継基板20に
送るコネクタ22bを有している。そして、パルス発生
用回路22は、2次巻線27に高電圧を発生させるパル
ス発生用電圧を1次巻線26の両端26a,26b間に
供給するように接続され、例えば、図5に示すように、
1次巻線26の両端26a,26b間に接続された充放
電用コンデンサC1および1次巻線26と直列接続され
た放電ギャップGを有して構成されている。
【0053】図5に示すパルス発生用回路22は、充放
電用コンデンサC1が所定電圧以上に充電されると放電
ギャップGが導通して1次巻線26に電流が流れ、所定
電圧を下回ると放電ギャップGが非導通するものであ
り、放電ギャップGの導通、非導通において2次巻線2
7に高電圧が誘起されるものである。この2次巻線27
に発生した高電圧(パルストランス21の出力電圧)が
発光管2の第1の導入線8および第2の導入線9を介し
て一対の電極7,7間に印加されて、高圧放電ランプ1
が始動するものである。
【0054】また、発光管2、パルストランス21の1
次巻線26、2次巻線27およびケース3の蓋体19が
一体化されているので、蓋体19は高圧放電ランプ1の
口金として機能する。一方、ケース本体18、パルスト
ランス21のコア23およびパルス発生用回路22は、
高圧放電ランプ1のランプソケットとして機能する。
【0055】次に、第1の実施形態の作用について述べ
る。
【0056】高圧放電ランプ1は、蓋体19をケース本
体18のパルストランス収納部18aの上部開口に嵌合
させるように、発光管2の絶縁性管体15をコア23の
円形孔23aに挿入し貫通させると、中継基板20の接
続ピン20aがパルス発生用回路22のコネクタ22b
に電気的に接続され、発光管2の第2の導入線9および
パルストランス21の2次巻線27の他端27bと電気
的に接続している給電端子35がそれぞれ接続端子3
2,33に電気的に接続され、図5に示す電気回路に接
続される。そして、パルス発生用回路22が給電される
と、パルストランス21の2次巻線27に高電圧が発生
して発光管2が始動する。
【0057】そして、発光管2の破損など、発光管2が
不点になると、高圧放電ランプ1を交換することにな
り、この場合、ケース本体18から蓋体19を取り外
す。すなわち、発光管2の絶縁性管体15がコア23の
円形孔23aから引き出され、パルス発生用回路22の
コネクタ22bから中継基板20の接続ピン20aが引
き出され、コア23からパルストランス21の1次巻線
26および2次巻線27が取り外される。このとき、最
初に発光管2の第2の導入線9および給電端子35がそ
れぞれ接続端子32,33から取り外され、両者は遮断
される。したがって、発光管2は高電圧部であるパルス
トランス21の2次巻線27から電気的に開放されるの
で、仮にコネクタ22bが給電状態で発光管2の破損部
から第2の導入線9、モリブデン箔17や電極軸6など
に接触しても、高電圧からの電撃が防止される。そし
て、コネクタ22bから接続ピン20aが引き出される
と、コネクタ22bはパルス発生用回路収納部18bに
収容されているので、コネクタ22bに触れにくく、コ
ネクタ22bが給電状態であっても、電撃等の電気的事
故を防止できる。
【0058】そして、高圧放電ランプ1の交換に際し
て、ケース3の蓋体19、蓋体19に固着された発光管
2、中継基板20および中継基板20に取り付けられた
パルストランス21の1次巻線26および2次巻線27
が交換され、ケース本体18のパルストランス21のコ
ア23およびパルス発生用回路22は継続して使用され
る。したがって、高電圧発生回路4の有効利用が図られ
るとともに、高圧放電ランプ1の交換費用を安価にする
ことができる。ここで、蓋体19から破損などして不点
となった発光管2のみを交換するようにすれば、さらに
資源(高電圧発生回路4)の有効利用およびランプ交換
費用の低減を図ることができる。
【0059】そして、コア23は、フェライトの微粒子
を含有した合成樹脂を成形して形成しているので、高周
波における磁気特性が良好である。したがって、コア2
3に対して1次巻線26および2次巻線27の巻回数を
適宜設定して、発光管2を確実に始動させる始動パルス
の波高値およびパルス幅を良好に得ることができる。ま
た、フェライトの微粒子を含有した合成樹脂は、軽量で
あり、任意に成形できるので、コア23は軽量であると
ともに、小形に成形することができる。
【0060】そして、ケース3は、フェライトの微粒子
を含有した合成樹脂を成形して、コア23と閉磁路を形
成するように構成されているので、ケース3がコア23
の一部として機能する。したがって、コア23をさらに
小形化することができる。また、フェライトの微粒子を
含有した合成樹脂は絶縁性を有するので、ケース本体1
8の底部18a1に直接に接続端子32,33および導
電体34を配設することができ、これら接続端子32,
33、導電体34およびパルス発生用回路22とケース
本体18の内壁との距離を小さくすることができる。し
たがって、ケース本体18が小形化できて、高圧放電ラ
ンプ1を小形化することができる。
【0061】なお、ケース3は、その一部がフェライト
の微粒子を含有した合成樹脂を成形して形成され、か
つ、この合成樹脂を成形して形成された一部分がコア2
3と閉磁路を形成しているように構成されていればよ
い。また、ケース3は、鉄板などの金属で形成してもよ
い。この場合、接続端子32,33および導電体34と
ケース本体18に絶縁材を介在させる他、接続端子3
2,33、導電体34およびパルス発生用回路22とケ
ース本体18の内壁との絶縁距離が確保される。
【0062】また、コア23は、積層鉄心などを用いて
よく、この場合でも、コア23およびパルス発生用回路
22を継続して使用することができ、資源の有効利用を
図ることができる。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0064】図7は、本発明の第2の実施形態を示す高
圧放電ランプ点灯装置の回路図である。なお、図5と同
一部分および同一部分に相当する部分には同一符号を付
して説明は省略する。
【0065】図7に示す高圧放電ランプ点灯装置36
は、高圧放電ランプ1および点灯装置37を有して構成
されている。高圧放電ランプ1は、第1の実施形態にお
いて説明した図1〜図6と同様に構成されている。点灯
装置37は、高圧放電ランプ1から離間した位置に配設
されており、その入力端が電源38に接続され、出力端
が電源ハーネス線39を介して高圧放電ランプ1に接続
されている。すなわち、電源ハーネス線39の先端に
は、図1に示すように、コネクタ40が取り付けられて
おり、このコネクタ40がパルス発生用回路22の電源
受電端子22aに着脱可能に接続されている。
【0066】電源38は、直流電源または交流電源のい
ずれでもよく、図7においては、自動車の12Vバッテ
リーを示している。そして、点灯回路37は、電源38
から給電されると、出力端から交流電圧または直流電圧
を出力してパルス発生用回路22を動作させ、発光管2
を始動させた後、高圧放電ランプ1を安定的に点灯させ
るように周知の回路により構成されている。
【0067】高圧放電ランプ点灯装置36は、高圧放電
ランプ1を交換するとき、ケース3の蓋体19および中
継基板20、発光管2、パルストランス21の1次巻線
26および2次巻線27が交換され、ケース本体18内
のパルストランス21のコア23およびパルス発生用回
路22が継続して使用されるので、高電圧発生装置4の
有効利用が図られて、ランプ交換の費用を安価にするこ
とができる。また、パルストランス21の高電圧部であ
る2次巻線27がコア23から分離されるので、高電圧
に対する電気的事故が回避され、コア23、ケース3に
フェライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を用い
ることにより、高圧放電ランプ1が小形化、軽量化され
る。
【0068】なお、高圧放電ランプ点灯装置36は、自
動車用ヘッドライト装置に限らず、一般の照明装置に使
用してもよい。
【0069】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0070】図8は、本発明本の第3の実施形態を示す
自動車用ヘッドライト装置の斜視図である。なお、図1
〜図7と同一部分および同一部分に相当する部分には同
一符号を付して説明は省略する。
【0071】図8に示す自動車用ヘッドライト装置41
は、自動車用ヘッドライト装置本体42と、この自動車
用ヘッドライト装置本体42に高圧放電ランプ1,1が
配設された図7に示す高圧放電ランプ点灯装置36,3
6を有して構成されている。
【0072】自動車用ヘッドライト装置本体42は、前
面透過パネル43、リフレクタ44、45、ランプソケ
ット46,46および取付部47,47などから構成さ
れている。前面透過パネル43は、自動車の外面と合わ
せた形状をなし、所要の光学的手段たとえばプリズムを
備えている。リフレクタ44,45は、それぞれの高圧
放電ランプ1,1に配設されており、それぞれに要求さ
れる配光特性が得られるように構成されている。ランプ
ソケット46,46は、点灯装置37の出力端に接続
し、高圧放電ランプ1,1の口金48,48に装着され
る。取付部47,47は、自動車用ヘッドライト装置本
体42を自動車の所定の位置に取り付けるための手段で
ある。なお、ランプソケット46,46は、図1におい
て、電源ハーネス線39の先端に取り付けられたコネク
タ40に置き換わったものであり、口金48,48は、
図2または図3において、パルス発生用回路22の電源
受電端子22aに置き換わったものである。
【0073】高圧放電ランプ1,1は、図1〜図6に示
す構造と同様に構成されている。ランプソケット46,
46は、口金48,48に装着される。そして、2灯の
高圧放電ランプ1,1が自動車用ヘッドライト装置本体
42に装着される。そして、ヘッドライト装置本体42
は、自動車の両側にそれぞれ設置される。それぞれの高
圧放電ランプ1,1の発光管2,2の電極7,7の中心
は、自動車用ヘッドライト装置本体42のリフレクタ4
4,45の焦点にほぼ位置する。
【0074】点灯装置37,37は、金属製容器49,
50内に収納され、電源38から給電されると、高圧放
電ランプ1,1を始動させ、安定的に点灯させる。な
お、図中、51は方向支持用ランプである。
【0075】自動車用ヘッドライト装置41は、小形、
軽量の高圧放電ランプ1,1を具備することができると
ともに、高圧放電ランプ1,1を交換するとき、ランプ
交換費用が安価であり、高電圧に対する電撃等の電気的
事故が回避できる。
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高圧放電ラン
プを交換するとき、少なくとも高電圧発生装置のコアお
よびパルス発生用回路は継続して使用されるので、高電
圧発生装置の有効利用が図られて、ランプ交換費用を安
価にできるとともに、高電圧が発生する2次巻線がコア
から分離されるので、高電圧に対する電撃等の電気的事
故を回避することができる。
【0077】請求項2の発明によれば、コアは、軽量で
あり、所望に形成可能で高周波における磁気特性が良好
なフェライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を成
形して形成されているので、高圧放電ランプを確実に始
動させる始動パルスの波高値およびパルス幅を所望に得
ることができるとともに、パルストランスを小形、軽量
化できて、高圧放電ランプを安価にすることができる。
【0078】請求項3の発明によれば、ケースのフェラ
イトまたはフェライトを含有した合成樹脂を成形して形
成した部分がコアの一部として作用するので、コアおよ
びケースを小形化でき、高圧放電ランプを小形にするこ
とができる。
【0079】請求項4の発明によれば、コア、ケースに
フェライトまたはフェライトを含有した合成樹脂を用い
ることにより、高圧放電ランプを小形、軽量にすること
ができるとともに、高圧放電ランプを交換するとき、高
電圧発生装置のコアおよびパルス発生用回路の有効利用
が図られて、ランプ交換費用が安価であり、また、高電
圧に対する電撃等の電気的事故が回避される高圧放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
【0080】請求項5の発明によれば、小形、軽量の高
圧放電ランプを備えることができるとともに、高圧放電
ランプを交換するとき、高電圧発生装置のコアおよびパ
ルス発生用回路の有効利用が図られて、ランプ交換費用
が安価であり、高電圧に対する電撃等の電気的事故が回
避される高圧放電ランプ点灯装置を具備した自動車用ヘ
ッドライト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す高圧放電ラン
プの正面図。
【図2】 同じく、ケースを断面して示す高圧放電ラン
プの一部断面正面図。
【図3】 同じく、ケースを断面して示す高圧放電ラン
プの一部断面分解正面図。
【図4】 同じく、発光管を示す正面図。
【図5】 同じく、高圧放電ランプの回路図。
【図6】 同じく、コアを示す横断面図。
【図7】 本発明の第2の実施形態を示す高圧放電ラン
プ点灯装置の回路図。
【図8】 本発明の第3の実施形態を示す自動車用ヘッ
ドライト装置の斜視図。
【図9】 従来技術の高圧放電ランプの断面正面図。
【符号の説明】
1………高圧放電ランプ 2………発光管 3………ケース 4………高電圧発生装置 36……高圧放電ランプ点灯装置 37……点灯装置 41……自動車用ヘッドライト装置 42……自動車用ヘッドライト装置本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を有する中間部、この中間部の
    両端部に形成された一対の封止部および一方の封止部に
    連続して管軸方向に延在するように形成された絶縁性管
    体を有する透光性気密容器と、一対の封止部内に基端部
    が植設され、先端が放電空間内に互いに離間して位置す
    る一対の電極軸と、電極軸の先端に形成された一対の電
    極と、それぞれ電極軸の基端部に電気的に接続されてい
    るとともに、一方は絶縁性管体内を挿通して絶縁性管体
    から外部へ導出されている第1および第2の導入線と、
    透光性気密容器の放電空間内に封入された放電媒体とを
    備えた発光管と;発光管を着脱可能に固定しているケー
    スと;環状に形成され、発光管がケースに装着された状
    態においてその絶縁性管体が環の中を貫通するケース内
    に固着されたコア、絶縁性管体がコイルのターンの中を
    貫通するようにコアに対して巻装されているとともに、
    絶縁性管体がコアの環の中から引き出されたときにコア
    と分離可能にして発光管に固定された1次巻線および2
    次巻線を有するパルストランスと、2次巻線に高電圧を
    発生させるパルス発生用電圧を1次巻線間に供給するよ
    うに接続されているとともにケース内に収容されたパル
    ス発生用回路とを備え、2次巻線に発生したパルストラ
    ンスの出力電圧が一対の電極間に印加されるように接続
    された高電圧発生装置と;を具備していることを特徴と
    する高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 コアは、フェライトまたはフェライトを
    含有した合成樹脂を成形して形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】 ケースは、少なくとも一部がフェライト
    またはフェライトを含有した合成樹脂を成形して形成さ
    れ、かつ、フェライトまたはフェライトを含有した合成
    樹脂を成形して形成した部分がコアの一部を形成してい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の高圧放電ラ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一記載の高圧
    放電ランプと;高圧放電ランプから離間した位置に配設
    され、入力端が電源に接続され出力端が高圧放電ランプ
    に接続され、高圧放電ランプを始動させて安定的に点灯
    させる点灯装置と;を具備していることを特徴とする高
    圧放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】 自動車用ヘッドライト装置本体と;自動
    車用ヘッドライト装置本体に高圧放電ランプが配設され
    た請求項4記載の高圧放電ランプ点灯装置と;を具備し
    ていることを特徴とする自動車用ヘッドライト装置。
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