JP2003031343A - 面発熱体 - Google Patents
面発熱体Info
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Abstract
体を提供する。 【解決手段】 導電剤を含有するゴムからなる電熱基材
10上に、少なくとも一対以上の電極対20を形成した
構成とする。例えば、導電剤にはカーボンブラック等を
用い、ゴムにはシリコーンゴム等を用いる。この様な構
成とすることで、面発熱体に、可撓性、伸縮性、及び柔
軟性を付与することができる。その結果、面発熱体は、
折り曲げ、巻き取り等の作業性、取り扱いが容易である
上、布団、ベッド、座席等の伸縮性、弾力性を要する用
途に好適なものとなる。
Description
度分布で発熱する熱源として好適な面発熱体に関する。
特に、可撓性、伸縮性に優れた面発熱体に関する。 【0002】 【従来の技術】面発熱体は、床暖房、電気カーペット、
融雪ヒータ等の民生用途や、配管、タンクの保温等の産
業用途の熱源として、広く利用されている。従来の面発
熱体としては、例えば、(1)絶縁性基板上にエッチン
グ法等でパターニングした金属薄膜を貼り付けたもの、
(2)チタン酸バリウムやチタン酸鉛酸バリウム粉末を
成形して焼成したセラミックス、等の形態が知られてい
る。 【0003】例えば、上記(1)の形態のものとして
は、ステンレス薄膜やアルミニウム薄膜等を、エッチン
グ法や機械的プレス法によって細い線幅のパターン状に
し、それを絶縁処理を施したアルミニウム板やホーロー
基板等に、シリコーン樹脂系接着剤や無機系接着剤で張
り付けたものが知られている(特開平7−114976
号公報等参照)。 【0004】一方、上記(2)の形態のものとしては、
焼成で得られる焼結体自体が発熱体であり、且つチタン
酸バリウム系素子は、キュリー点以上の温度で、抵抗値
が極端に上昇する正の温度−抵抗特性(PCT特性)を
有している。そして、そのキュリー点が、チタン酸バリ
ウム中のバリウムサイトを、ストロンチウム、カルシウ
ム或いは鉛等で部分的に置換することにより、常温付近
から300℃位まで制御できることから、乾燥機、温風
ヒータ等の各種熱源に広く用いられている(特開平7−
263124号公報等参照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の形態のものは、発熱体の基板との接合に難点が
あり、高温用の面発熱体の作製が難しい。また、積層マ
イカ板にニクロム線を巻きつけ、その両面をマイカ板で
サンドイッチ状に挟んだものが作られているが、この構
成のものは、機械的強度が小さく、補強部材無しで独立
して使用することが困難である。 【0006】また、上記(2)の形態のものは、その焼
結体のサイズが小さく、広い面積の面発熱体に適用する
には、多数の素子を並べる必要があり、コスト的に難点
がある。また、上記(1)及び(2)の形態のものは、
いずれも素材が金属やセラミックス等の無機物である
為、可撓性、伸縮性及び柔軟性に乏しく、折り曲げや巻
き取り等の変形に追従できず、取り扱いに難点がある。 【0007】すなわち、本発明の課題は、可撓性、伸縮
性、及び柔軟性に優れた面発熱体を提供することであ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明の面発熱体では、ジュール熱により発熱する面発
熱体において、導電剤を含有するゴムからなる電熱基材
上に、少なくとも一対以上の電極対を形成して成る構成
とした。 【0009】この様に、導電基材にゴムを使用し、且つ
基材自体が所定の電気抵抗の導電性を有する導電基材と
した構成とすることで、他の方式の様に電熱(導電)層
に補強目的で支持基材を積層する必要が無いので、柔軟
性、可撓性、伸縮性に優れる。その結果、折り曲げ、巻
き取り等の作業性、取り扱いが容易である上、布団、ベ
ッド、座席等の伸縮性、弾力性を要する用途に好適に使
用することができる。また、製造上でも、電熱層とを支
持基材を別々に用意し積層する必要が無いので、それら
を張り合わせたり、電熱層を塗布形成したりする工程も
必要なく、容易に得られる面発熱体となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施の形
態を説明する。 【0011】〔概要〕先ず、図1は本発明の面発熱体の
或る一形態を例示する図であり、図1(A)及び(B)
は断面図、図1(C)は平面図である。なお、図1
(A)は、図1(C)中のA−A線部分での断面図、図
1(B)は、図1(C)中のB−B線部分での断面図で
ある。 【0012】図1に示す面発熱体100は、導電剤を含
有するゴムからなる電熱基材10上に、一対の電極対2
0が形成されて成る構成のものである。なお、同図の面
発熱体100は、電極対20のうち電極端子を取り出す
部分では、電熱基材10を発熱させない様にする為に、
端子絶縁層30を介してから電極対20を電極基材10
上に形成してある。なお、この端子絶縁層30は、電極
端子取出し部分(間)の電熱基材を発熱させても良い場
合には、もちろん不要であり、省略できる。なお、図1
に示した様な構成の面発熱体100は、例えば、電熱基
材10上に、先ず電極端子取出し部分に端子絶縁層30
を印刷形成し、次いで、電極対20を印刷形成すること
で得ることができる。 【0013】〔電熱基材〕電熱基材10としては、導電
剤を含有するゴムを使用する。この様な電熱基材として
は、導電剤を含有する導電性ゴムシートを使用すること
ができる。これにより、可撓性、伸縮性を面発熱体に付
与できる。そして、支持基材を省略できる上、面発熱体
に伸びや柔軟性が要求される用途(例えば、座席やベッ
ド等)への適用も容易となる。なお、電熱基材10は、
ジュール熱により発熱する電熱層であり、且つそれ自
体、形状を保持する支持基材でもある。なお、可撓性、
伸縮性としては、引張試験機による応力−伸度線図で、
好ましくは伸度(破断時伸度)50%以上、より好まし
くは80%以上である事が望ましい。座席やベッド等の
用途への適用を満足させる可撓性、伸縮性を得るには、
80%以上の伸度を有する事が好ましい。ちなみに、金
属箔エッング系の面発熱体で、その支持基材として使用
されているガラスクロス含有シリコーンゴムの伸度は、
40%程度あるが、実用的な伸びが無い。なお、電熱基
材の厚みは、基材としての強度を維持させる点から、通
常、100〜1000μm程度である。なお、導電性ゴ
ムシートは、導電剤をゴム中に混練した組成物を、カレ
ンダー法、熔融押出法等により、シート状に成膜すれば
得られる。 【0014】導電剤としては、例えば、カーボンブラッ
ク、黒鉛(グラファィト)、金、銀、銅、ニッケル、酸
化錫、ITO等の金属や金属酸化物、或いはこれらで表
面被覆された樹脂粉末等が用いられる。 【0015】一方、ゴムとしては、例えば、シリコーン
ゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高いものが好ましい。ま
た、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、NB
R(ニトリルブタジエンゴム)、CR(クロロプレンゴ
ム)、CE(塩素化ポリエチレンゴム)、SBR(スチ
レンブタジエンゴム等も使用することができる。これら
のゴムは、必要に応じ、硫黄、過酸化物等の公知の架橋
剤を用いて適度に架橋させる。 【0016】上記耐熱性としては、面発熱体の使用温度
範囲の最高温度に於いても、熔融、燃焼、分解、強度劣
化等を起こさ無いだけの耐熱性が好ましい。使用最高温
度としては、通常50〜100℃程度である。 【0017】また、導電基材中には、必要に応じ適宜、
リン酸エステル系可塑剤(トリメチルホスフェート、ト
リブチルフォスフェート等)やアルキレンオキサイド系
可塑剤等の各種可塑剤、ケイ酸塩、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、クレー等の各種
体質顔料、或いは、難燃・不燃剤、各種安定剤等で耐熱
性向上を図ることもできる。 【0018】〔電極対〕電極対20は、例えば、導電性
インキの印刷で形成できる。導電性インキとしては、例
えば、銀、銅、ITO、酸化錫等の金属或いは金属酸化
物の粒子、或いは鱗片状箔片等からなる導電剤を、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ウレタン樹脂等のバインダー樹脂に混合
したインキが用いられる。印刷方法としては、例えば、
シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、
オフセット印刷、ロール転写印刷等のパターン形成可能
なものであれば特に限定は無い。また、電極対は、例え
ば上記の様な金属或いは金属酸化物からなる導電性箔を
貼り付けて形成しても良い。 【0019】なお、電極対は、少なくとも一対以上を形
成し、図1は1対の例であったが、2対以上を形成して
も良い。また、電極対の形成面は、電熱基材の表面の
み、裏面のみ、或いは表面と裏面の両面、いずれでも良
い。 【0020】〔端子絶縁層〕電極対の電極端子を取り出
す部分にて、電熱基材を発熱させない必要がある場合に
は、その部分に端子絶縁層30を形成してから、該端子
絶縁層30上に電極対20を形成して、そこを電極端子
取出部とすると良い。端子絶縁層によって、電極端子取
出部の間に位置する電熱基材への電流のリークを防止
し、その部分での発熱を防げる。 【0021】端子絶縁層30は、例えば、絶縁ペースト
(或いはインキ)で印刷形成できる。絶縁ペーストは、
例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド
樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂が使用
される。更に、絶縁ペーストには、必要に応じ、体質顔
料、着色顔料等が添加される。また、絶縁ペーストは、
光開始剤、増感剤等を添加して、紫外線硬化型とするこ
とも出来る。絶縁ペーストは、シルクスクリーン印刷、
グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、ロール
転写印刷等の印刷法により、端子絶縁層を形成する。 【0022】〔絶縁層〕また、必要に応じ、電熱基材1
0及び電極対20とからなる面発熱体の片面、又は両面
を絶縁層40で被覆しても良い。絶縁層40の厚みは、
通常20〜300μm程度である。 【0023】図2は、絶縁層40を設けた場合の幾つか
の形態例を示す断面図である。図2(A)は、電極対2
0を電熱基材10の片面に設け、更に電極対20を設け
た側全面に、絶縁層40を設けた構成例である。また、
図2(B)は、電極対20を電熱基材10の片面に設
け、更に前記電極対20を設けた面の反対側全面に、絶
縁層40を設けた構成例である。また、図2(C)は、
電極対20を電熱基材10の片面に設けた上で、絶縁層
40は絶縁層40a及び40bとして両面の全面に設け
た構成例である。電極対20及び20の間の電熱基材部
分が、発熱部となる。 【0024】絶縁層40としては、所望の使用時間の間
に強度劣化、変形、溶融、変質、燃焼等の生じないだけ
の耐熱性を有すると共に、電熱基材の持つ可撓性、伸縮
性、及び柔軟性を損なわ無い材料で構成する。例えば、
前記の如き電熱基材に用いるゴム(もちろん、導電剤は
無添加とする)が好ましい。その他、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、エチレン−テレフタレート−イソフタ
レート共重合体、ポリアリレート等のポリエステル樹脂
からなるシートで、好ましくは、2軸延伸シートが挙げ
られる。或いは、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチ
レン共重合体等のフッ素樹脂、ポリイミド樹脂等からな
る樹脂シート等も使用できる。難燃性を付与する為、こ
れらの樹脂に難燃剤を添加しても良い。難燃剤として
は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化モ
リブデン、三酸化二アンチモン等が用いられる。また、
絶縁層は、例えば、予め成膜した上記樹脂シートを電熱
基材層に熱融着、ドライラミネーション等の方法により
接着しても良い。或いは、端子絶縁層で述べた絶縁ペー
スト(或いはインキ)で形成することもできる。絶縁層
の厚さは、通常100〜1000μm程度とする。 【0025】〔面発熱体の用途〕本発明による面発熱体
の用途は、特に制限は無いが、例えば、床暖房、電気カ
ーペット、椅子や座席の暖房、融雪ヒータ等の民生用途
や、配管、タンクの保温等の産業用途に利用され得る。
なお、面発熱体を発熱させる為の電源は、直流、交流、
いずれでも良い。発熱量を一定に保つ為には、電流、或
いは電圧の安定化された電源が好ましい。更に、短絡、
其の他過電流防止の為、フューズ或いは遮断機を取り付
けることが好ましい。 【0026】 【実施例】次に実施例及び比較例により本発明を更に説
明する。 【0027】〔実施例1〕図1(A)及び(B)の如き
断面図、及び図1(C)の如き平面図の、面発熱体10
0を次の様にして作製した。なお、図1(A)は、図1
(C)中の発熱部分に注目したA−A線での断面図であ
り、図1(B)は、図1(C)中の端子部分に注目した
B−B線での断面図である。 【0028】先ず、電熱基材10として導電性カーボン
ブラックを含有する導電性シリコーンゴムシート(クレ
ハエラストマー株式会社製、商品名「SB70EN
K」、厚み200μm)を用意し、この電熱基材10の
片面に、絶縁ペースト(十条ケミカル株式会社製、商品
名「JELCON IN−15M」)を200メッシュ
の版を用いてシルクスクリーン印刷した後、紫外線(ラ
ンプ強度120W/cm2、メタルハライドランプ1
灯)をコンベアスピード6m/min、照射距離10c
mの条件で照射して、インキを硬化させて、幅10c
m、長さ2cm、厚さ18μmの端子絶縁層30を形成
した。 【0029】次に、電極対20として、銀ペースト(十
条ケミカル株式会社製、商品名「JELCON SH−
1」)を250メッシュの版を用いてシルクスクリーン
印刷し、オーブンで150℃、30分、加熱し固化し
て、線幅5mm、電極間距離30mm、膜厚9μmで図
1(C)の様な形状の対向電極パターンを形成して、面
発熱体100を得た。なお、電極対の一部、すなわち、
電源ケーブルを接続する為の電極端子部分は、端子絶縁
層30上に重なる様に印刷した。 【0030】以上の様にして得られた面発熱体100
は、表面抵抗は170Ω/□、端子間抵抗は58Ωであ
った。 【0031】そして、図3で示す様に、上記面発熱体1
00の電極対20に、電源ケーブル300で電源400
に接続した。そして、電源400から直流12Vを電極
対20に印加して電熱基材10に通電し、発熱部Hの電
熱基材10をジュール発熱させた。 【0032】また、この面発熱体の伸縮性を評価すべ
く、その電熱基材10について、幅5mm、長さ6cm
に切断したサンプル片を、引張試験機にて引張速度10
0mm/minの条件で試験した。結果は、表1に比較
例1と共に纏めて示す。また、図6(A)は、その時の
応力−伸度線図である。 【0033】〔比較例1〕図4の如き断面図(於図5A
−A線)、及び通電時の配線表示も兼ねた図5の如き平
面図の、面発熱体100を次の様にして作製した。な
お、この面発熱体100は、支持基材50の上に、接着
剤層60により、パターン状の電熱層70を貼り付けた
構成のものである。 【0034】先ず、支持基材50として、ガラスクロス
入りシリコーンゴムシート(クレハエラストマー株式会
社製、商品名「R733」、厚さ1.5mm)を用い、
この片面に接着剤層60として、ポリイミド系接着剤
(三井化学株式会社製、商品名「LARC−TPI」)
を全面に塗布し、更にその上にステレンレス鋼の箔(S
US304、厚さ30μm)を張り合わせ、150℃、
10分の予備乾燥後、更に230℃、30分加熱して、
支持基材50上の全面に接着剤層60を介して、ステレ
ンレス鋼箔が積層された構成の積層シートを得た。 【0035】次いで、この積層シートのステレンレス鋼
面を、電熱層の形成箇所を残す形で、エッチング加工を
行い、図5の如きパターン形状の電熱層70を形成し
て、面発熱体100を得た。 【0036】そして、図5で示す様に、上記面発熱体1
00の電熱層70の端子部に電源ケーブル300で電源
400に接続し、電源400から直流12Vを通電して
電熱層70をジュール発熱させた。 【0037】また、この面発熱体の伸縮性(伸び性)を
評価すべく、実施例1と同様に、その支持基材50につ
いて、幅5mm、長さ6cmに切断したサンプル片を、
実施例1と同様の条件で試験評価した。結果は、表1に
示す。また、図6(B)は、その時の応力−伸度線図で
ある。 【0038】 【表1】【0039】〔評価結果〕表1及び図6の如く、実施例
1では、基本性能として通電40秒で60℃に到達して
おり発熱は良好であり、しかも、伸縮性も、最大点応力
4MPa、最大点伸度182%と、良好であった。これ
に対して、比較例1では、基本性能の発熱は、通電40
秒で80℃に到達し良好であるものの、伸縮性は、最大
点応力13MPa、最大点伸度18%と悪かった。以上
の如く、実施例1の面発熱体は、十分にヒータとして発
熱か可能であり、また、引っ張り時の伸度が大きく、伸
縮性に優れている。更に、その製造に於いては、エッチ
ングの様な処理が不要で、工程が簡便でもある。しか
し、比較例1の面発熱体では、製造にエッチング処理が
必要等、工程が煩雑であり、製造の面で劣る。 【0040】 【発明の効果】本発明の面発熱体によれば、柔軟性、可
撓性、伸縮性に優れる。その結果、折り曲げ、巻き取り
等の作業性、取り扱いが容易である上、布団、ベッド、
座席等の伸縮性、弾力性を要する用途に好適に使用する
ことができる。また、電熱層と支持基材とを兼ねる電熱
基材を発熱させる構成である為に、製造上でも、電熱層
と支持基材とを別々に用意し積層する必要が無いので、
それらを張り合わせたり、電熱層を塗布形成したりする
工程も必要なく、容易に得られる面発熱体となる。
図。 【図2】本発明の面発熱体の別の形態例を示す断面図。 【図3】本発明の面発熱体への配線例を示す平面図。 【図4】従来の或る面発熱体の一例を示す断面図。 【図5】従来の或る面発熱体の一例を示す平面視と、そ
の配線例を示す平面図。 【図6】実施例1及び比較例1の伸縮性評価時の応力−
伸度線図。 【符号の説明】 10 電熱基材層 20 電極対 30 端子絶縁層 40、40a、40b 絶縁層 50 支持基材 60 接着剤層 70 電熱層 100 面発熱体 200 開閉器 300 電源ケーブル 400 電源(直流安定化電源等) 500 温度計(デジタル温度計等) 510 温度センサ H 発熱部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ジュール熱により発熱する面発熱体にお
いて、 導電剤を含有するゴムからなる電熱基材上に、少なくと
も一対以上の電極対を形成して成る、面発熱体。
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