JP2003030681A - アンチエイリアス処理装置 - Google Patents

アンチエイリアス処理装置

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JP2003030681A JP2001210931A JP2001210931A JP2003030681A JP 2003030681 A JP2003030681 A JP 2003030681A JP 2001210931 A JP2001210931 A JP 2001210931A JP 2001210931 A JP2001210931 A JP 2001210931A JP 2003030681 A JP2003030681 A JP 2003030681A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチエイリアス処理を実行する際に、大量
のメモリを必要としないアンチエイリアス装置を提供す
る。 【解決手段】 各図形を描画する際に画素データ生成部
1が生成した画素データを各画素毎に所定の数格納する
画素保存用メモリ3を有し、画素保存用メモリ3に格納
された画素データに基づき、3次元グラフィックスにお
けるアンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス処理
装置であって、描画する図形の数が所定の数を超える画
素では、描画制御部2が、各図形の画素データの内か
ら、奥行きデータに基づいて、所定の数画素データを選
出し、選出した画素データを画素保存用メモリ3に格納
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元ディジタル
画像をディスプレイ等の表示装置において表示する際に
生じるジャギーが目立たないようにするアンチエイリア
ス処理装置に関する。特に本発明は、図形を描画する順
番に関係なく3次元グラフィックスにおけるアンチエイ
リアス処理を行えるアンチエイリアス処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像で斜めの線を表現する
と、ジャギーと呼ばれる階段状のギザギザが発生してし
まう。例えば、図12の(a)に示すような斜めの線を
ディジタル画像としてディスプレイ等で表示させると、
実際に表示される線は(b)のようにギザギザになって
しまう。ジャギーは、ディジタル画像がピクセル(画
素)の集まりで構成されていることが原因で発生する。
また、ディジタル画像を重ね合わせると、重ね合わせた
境界部分にジャギーと同様のギザギザが発生して境界が
不自然になってしまうことがある。
【0003】従来、これらのギザギザを目立たなくさせ
るためにアンチエイリアス処理(アンチエイリアシン
グ)という手法が用いられている。アンチエイリアス処
理の手法としては、解像度を上げることで実質的にジャ
ギーを見えにくくする方法と、ジャギーの発生している
画素の周囲をぼかすことで境界部分を目立たなくさせる
方法とがある。解像度を上げてジャギーを見えにくくす
る方法は、表示手段をより解像度の高い装置に取り替え
なければならないため、既存のディスプレイ等を利用す
ることはできない。よって、既存の装置を利用する場合
は、後者の方法を適用する必要がある。
【0004】ジャギーが発生している画素の周囲をぼか
す方法として、画素領域内の各図形の占有率に基づいて
アンチエイリアス処理を行う手法がある。占有率とは、
画素の全面積のうち図形が描画される割合を示す値であ
り、換言すると、図形の描画領域が当該画素に対して占
める割合を示す値である。図13を用いて、占有率を算
出する方法の例を示す。図形7を描画する場合、画素8
内部には、図形7が描画される領域(占有領域9)とさ
れない領域とが存在する。画素8の面積をS、専有領域
9の面積をsとすると、画素8における図形7の占有率
αは、 α=(s/S)×100(%) で表される。
【0005】図14を用いて、(a)に示す画像をディ
スプレイに表示させる場合のアンチエイリアス処理につ
いて説明する。この画像は、白地の背景に黒色の図形を
描画して得られる画像である。なお、ここでは説明を簡
略化するためグレイスケール階調画像において、白と黒
との2色を混合することによりアンチエイリアス処理を
実行する場合を考える。(b)に、図形と背景との境界
部分を拡大して示す。この画像は、図形と背景との境界
線が画素に対して斜め方向であるため、図に示すように
境界部に占有率が異なる画素が混在する(この例では占
有率25%の画素と、75%の画素とが混在する)。
(c)に、アンチエイリアス処理を実行しない場合にデ
ィスプレイに表示される画像を示す。また、この画像の
図形と背景との境界部分を(d)に拡大して示す。この
画像は、占有率50%を閾値として、占有率が閾値以上
である画素は黒色、閾値未満の画素は白色として各画素
の出力を決定している。このようにアンチエイリアス処
理を行わない場合には、ジャギーが発生して境界部が階
段状になってしまう。 (e)は、アンチエイリアス処理を実行する場合にディ
スプレイに表示される画像を示す。各画素での図形の占
有率に基づいて、占有率が大きい画素ほど黒に近い階調
値のグレイを表示させることでアンチエイリアス処理を
実行している。この例では(f)に示すように、画素内
で図形が占める面積と背景が占める面積との割合(占有
面積比)に基づいて黒色と白色とを混合して得られた階
調値のグレーをその画素におけるグレーの階調値として
いる。
【0006】このように、アンチエイリアス処理では、
図形と背景との境界上にある各画素の出力を、図形の色
値(色)と背景の色値とを占有面積比(α:1−α)に
基づいて混合して得られた色値とする。すなわち、アン
チエイリアス処理された画像では、境界部の画素に、図
形あるいは背景と同一の色ではなく、これらの色を占有
率に基づいた割合で混合して得られる中間の色を表示さ
せることで、境界部分が目立たなくなるようにしてい
る。なお、カラー画像の場合は上記同様の処理を、R
値、G値、B値のそれぞれについて行うことによりアン
チエイリアス処理を実行できる。
【0007】3次元グラフィックスは、画面に対して奥
行き方向にも座標(Z座標)が存在するため、この方向
に複数の画像が重なり合うことがある。このため、3次
元グラフィックスにおけるアンチエイリアス処理として
下記の(1)や(2)のような手法が用いられている。
【0008】(1)の手法は、視点位置をZ座標の基準
とし、奥側となる図形から順次描画するか、あるいは、
描画した図形をZ座標成分に基づいてソートするかした
後、一番奥側となる図形の画素データから順番にアンチ
エイリアス処理を行う手法である。すなわちこの手法
は、図13に示した2次元画像でのアンチエイリアス処
理と同様の処理を繰り返し実行する手法である。例え
ば、最初に一番奥側の図形を描画する。この図形の画素
データと背景とでアンチエイリアス処理を行い、これに
より得られた色値を新たに背景の色値とみなす。次に、
奥から2番目となる図形を描画して、この図形の画素デ
ータと先のアンチエイリアス処理によって得られた新た
な背景の色値とでアンチエイリアス処理を行う。同様な
処理を、全ての図形を描画するまで繰り返し実行する。
このようにアンチエイリアス処理によって得られた色値
を、次回のアンチエイリアス処理の際に背景の色値とみ
なすことで、2次元グラフィックスと同様にアンチエイ
リアス処理を実行できる。
【0009】(2)の手法は、サブピクセル(副画素)
を単位として各図形の描画・非描画を判断することで、
表示装置の解像度を上げた場合と同様の効果を擬似的に
得ようとするものである。つまりこの手法は、画素を仮
想的に更に細かいサブピクセルに分割し、全ての図形に
ついてサブピクセル単位で描画・非描画を判断すること
により、仮想的に解像度を向上させる。そして、全ての
図形を描画した後に、各画素毎に当該画素にかかる各サ
ブピクセルの色値を混合し、これによって得られた色値
をこの画素の色値とする手法である。サブピクセルの色
値の混合は、上述した画素の色値の混合と同様にして行
える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の手法は、奥側となる図形から順番にアンチエイ
リアス処理を実行しないと、表示装置に表示される画像
の色が変化してしまうため、奥側となる図形から順次描
画するか、あるいは、描画した図形を奥行き方向の座標
成分に基づいてソートする必要がある。しかし、奥側と
なる図形から順番に描画する場合は、図形を描画する順
番を考慮しなければならないし、描画した図形をソート
する場合は、全図形の画素データをメモリに格納してお
く必要があるため、大量のメモリが必要となる。一方、
上記(2)の手法は、1つの画素を副画素に分割して図
形を描画するため、大量のメモリが必要となる。例え
ば、1つの画素を4×4に分割したサブピクセルを単位
としてアンチエイリアス処理を実行する場合は、画素単
位でアンチエイリアス処理を実行する場合と比べて、1
6倍のメモリが必要になっていた。
【0011】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、アンチエイリアス処理を実行する際に大量の
メモリを必要としないアンチエイリアス処理装置を提供
することを目的とする。更には、図形を描画する順番に
関係なくアンチエイリアス処理を実行できるアンチエイ
リアス装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
請求項1記載のアンチエイリアス処理装置は、各図形を
描画する際に生成した画素データを各画素毎に所定の数
格納するメモリを有し、メモリに格納された画素データ
に基づき、3次元グラフィックスにおけるアンチエイリ
アス処理を行うアンチエイリアス処理装置であって、描
画する図形の数が所定の数を超える画素では、各図形の
画素データの内から、奥行きデータに基づいて、所定の
数画素データを選出し、選出した画素データをメモリに
格納することを特徴とする。
【0013】請求項2記載のアンチエイリアス処理装置
は、各図形を描画する際に生成した画素データを、各画
素毎に所定の数格納するメモリを有し、メモリに格納さ
れた画素データに基づき、3次元グラフィックスにおけ
るアンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス処理装
置であって、描画する図形の数が所定の数を超える画素
において、生成した画素データをメモリに格納する際
に、格納済み画素データの数が所定の数に達している場
合は、生成した画素データおよび格納済み画素データの
それぞれに、各々の奥行きデータに基づいた優先順位を
設定し、優先順位が高い画素データから順に、所定の数
の画素データを選出し、選出した画素データをメモリに
格納することを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は請求項2記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、優先順位は、奥行きデータ
がユーザの視点側に近いほど高い順位であることを特徴
とする。
【0015】請求項4の発明は請求項2または3記載の
アンチエイリアス処理装置であって、生成した画素デー
タに、図形の描画領域が当該画素に対して占める割合を
示す占有率を設定し、メモリに格納された各画素データ
それぞれの、奥行きデータと占有率とを用いて、アンチ
エイリアス処理を行うことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は請求項2または3記載の
アンチエイリアス処理装置であって、生成した画素デー
タに、図形の描画領域が当該画素に対して占める形状を
示す画素マスクを設定し、メモリに格納した各画素デー
タそれぞれの、奥行きデータと画素マスクとを用いて、
アンチエイリアス処理を行うことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は請求項5記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、生成した画素データおよび
格納済み画素データそれぞれの、画素マスクと奥行きデ
ータとに基づいて、生成した画素データが有効であるか
否かを判定し、有効と判定した画素データのみをメモリ
に格納することを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は請求項6記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、生成した画素データおよび
格納済み画素データをそれぞれの奥行きデータに基づい
てソートしたときに、生成した画素データがユーザの視
点側から見て一番手前となる描画領域を有する場合は、
生成した画素データを有効と判定することを特徴とす
る。
【0019】請求項8記載のアンチエイリアス処理装置
は、各図形を描画する際に生成した画素データを、各画
素毎に所定の数格納するメモリを有し、メモリに格納さ
れた画素データに基づき、3次元グラフィックスにおけ
るアンチエイリアス処理を行うアンチエイリアス処理装
置であって、描画する図形の数が所定の数を超える画素
では、各図形の画素データの内から奥行きデータに基づ
いて選出した画素データ同士を統合することにより、メ
モリに格納する画素データの数を所定の数以下に削減す
ることを特徴とする。
【0020】請求項9記載のアンチエイリアス処理装置
は、各図形を描画する際に生成した画素データを、各画
素毎に所定の数格納するメモリを有し、メモリに格納さ
れた画素データに基づき、画素毎に、3次元グラフィッ
クスにおけるアンチエイリアス処理を行うアンチエイリ
アス処理装置であって、描画する図形の数が所定の数を
超える画素において、生成した画素データをメモリに格
納する際に、格納済み画素データが所定の数に達してい
る場合は、生成した画素データおよび格納済み画素デー
タのそれぞれに、各々の奥行きデータに基づいた優先順
位を設定し、優先順位が低い画素データから順に、画素
データを選出し、選出した画素データ同士を統合するこ
とにより、メモリに格納する画素データの数を所定の数
以下に削減することを特徴とする。
【0021】請求項10の発明は請求項9記載のアンチ
エイリアス処理装置であって、優先順位は、奥行きデー
タがユーザの視点側に近いほど高い順位であることを特
徴とする。
【0022】請求項11の発明は請求項9または10記
載のアンチエイリアス処理装置であって、生成した画素
データに、図形の描画領域が当該画素に対して占める割
合を示す占有率を設定し、占有率と優先順位とに基づい
て、選出した画素データ同士を統合し、メモリに格納さ
れた各画素データそれぞれの、奥行きデータと占有率と
を用いて、アンチエイリアス処理を行うことを特徴とす
る。
【0023】請求項12の発明は請求項9または10記
載のアンチエイリアス処理装置であって、生成した画素
データに、図形の描画領域が当該画素に対して占める形
状を示す画素マスクを設定し、画素マスクと優先順位と
に基づいて、選出した画素データ同士を統合し、メモリ
に格納している各画素データそれぞれの、奥行きデータ
と画素マスクとを用いて、アンチエイリアス処理を行う
ことを特徴とする。
【0024】請求項13の発明は請求項12記載のアン
チエイリアス処理装置であって、生成した画素データお
よび格納済み画素データそれぞれの、画素マスクと奥行
きデータとに基づいて、生成した画素データが有効であ
るか否かを判定し、有効と判定した画素データのみをメ
モリに格納することを特徴とする。
【0025】請求項14の発明は請求項13記載のアン
チエイリアス処理装置であって、生成した画素データお
よび格納済み画素データを、それぞれの奥行きデータに
基づいてソートしたときに、生成した画素データがユー
ザの視点側から見て一番手前となる描画領域を有する場
合は、生成した画素データを有効と判定することを特徴
とする。
【0026】請求項15の発明は請求項9から14のい
ずれか1項記載のアンチエイリアス処理装置であって、
優先順位が最低の画素データと、この画素データより優
先順位が1つ上位の画素データとを統合することを特徴
とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明によるアンチエイリアス処
理装置は、同一画素に所定の数を超える図形が描画され
る場合に、画素データを取捨選択してメモリに格納する
ことにより、アンチエイリアス処理を実行する際に必要
となるメモリ量を低減する。また、画素データの取捨選
択を各画素データの奥行き方向座標成分に基づいて行う
ことにより、図形を描画する順番に関係なくアンチエイ
リアス処理を実行できる。このようなアンチエイリアス
処理装置の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
【0028】〔第1の実施形態〕図1に、第1の実施形
態によるアンチエイリアス処理装置の構成を示す。この
アンチエイリアス装置は、画素データ生成部1、描画制
御部2、画素保存用メモリ3、画素データ統合部4、表
示用メモリ5、RAMDAC6、CPU200、および
図形データメモリ210を有する。
【0029】画素データ生成部1は、CPU200から
の描画指令に基づいて、図形データメモリ210に格納
されている各図形の頂点座標データに応じた図形をそれ
ぞれ描画することにより、各図形の画素データを画素毎
に生成する。画素データ生成部1は、座標発生部11、
色値発生部12、画素占有率発生部13を有する。座標
発生部11は、CPU200からの描画指令に基づい
て、描画対象図形の3次元座標位置を示す情報(X,
Y,Zの各座標成分)を生成する。色値発生部12は、
CPU200からの描画指令に基づいて描画対象となる
画素の色値を生成する。画素占有率発生部13は、各画
素毎に描画対象図形の占有率を算出する。CPU200
は、画素データ生成部1に図形の描画を命令する。図形
データメモリ210は、各図形の図形データ(頂点座
標、色等)を格納する。
【0030】描画制御部2は、画素データ生成部1が生
成した画素データを画素保存用メモリ3に格納する際
に、各画素毎に奥行きデータ(Z座標成分)および占有
率に基づいた書き込み制御を行う(すなわち、画素デー
タを取捨選択する)。なお、この制御については、後に
詳細に述べる。画素保存用メモリ3は、同一画素に描画
された複数の図形の画素データ(X、Y座標成分が同一
の画素データ)を、各画素毎に所定の数(複数)を格納
する。本実施形態では、画素保存用メモリ3は、各画素
毎に2つまでの画素データを格納できる。画素データ統
合部4は、画素保存用メモリ3に格納されている同一画
素に係る各画素データの色値を、それぞれの画素データ
の占有率およびZ座標成分に基づいて混合する。表示用
メモリ5は表示装置(ディスプレイ)に表示する画像デ
ータを格納する。RAMDAC6は、表示用メモリ5が
格納する画像データをディジタルRGB信号からをアナ
ログRGB信号に変換して表示装置に出力する。
【0031】次に、本実施形態によるアンチエイリアス
処理装置が図2に示す画像をディスプレイに表示する場
合の動作例ついて、画素103に着目して説明する。画
素103には、図形100(色値=C0、Z値=Z0、
占有率100%)、図形101(色値=C1、Z値=Z
1、占有率50%)、および図形102(色値=C2、
Z値=Z2、占有率=50%)の3つの図形が描画され
る。なお、色値およびZ値は、画素データの色とZ座標
成分とをそれぞれ数値化して示した値である。図形を描
画する順番は、図形100、図形101、図形102と
する。また、各図形の奥行き方向の並びは、視点側(手
前側)から順に図形101、図形102、図形100と
する(Z0<Z2<Z1)。
【0032】図3に、本実施形態によるアンチエイリア
ス処理装置のアンチエイリアス処理動作の流れを示す。
画素データ生成部1は、図形データメモリ210に格納
されている図形データに基づいて図形100を描画し、
画素データを生成する(ステップS101)。描画制御
部2は、画素保存用メモリ3に空きが有るか否かをチェ
ックする(ステップS102)。この時点では、画素1
03に関する画素データは、画素保存用メモリ3に格納
されていないので(ステップS102/Yes)、描画
制御部2は、図形100の画素データを画素保存用メモ
リ3に格納する(ステップS103)。この後、図形1
01および図形102を描画するので(ステップS10
4/No)、ステップS101に戻る。
【0033】画素データ生成部1は、図形データメモリ
210に格納されている図形データに基づいて図形10
1を描画し、画素データを生成する(ステップS10
1)。描画制御部2は、画素保存用メモリ3に空きが有
るか否かをチェックする(ステップS102)。この時
点では、画素保存用メモリ3には画素103に関する画
素データは1つしか格納されていないので(ステップS
102/Yes)、描画制御部2は、図形101の画素
データを画素保存用メモリ3に格納する(ステップS1
03)。この後、さらに図形102を描画するので(ス
テップS104/No)、ステップS101に戻る。
【0034】画素データ生成部1は、図形データメモリ
210に格納されている図形データに基づいて図形10
2を描画し、画素データを生成する(ステップS10
1)。描画制御部2は、画素保存用メモリ3に空きがあ
るか否かをチェックする(ステップS102)。この時
点で、画素保存用メモリ3にはすでに画素103に関す
る画素データが2つ分格納されており(ステップS10
2/No)、画素103に関する画素データを新たに格
納することはできないため、ステップS108に進む。
【0035】描画制御部2は、各図形の画素データのZ
座標成分に基づいて、手前側ほど(視点側に近いほど)
高い優先順位を各画素データにそれぞれ設定する(ステ
ップS108)。描画制御部2は、優先順位が一番低い
図形100の画素データを破棄する(ステップS10
9)。これにより、画素保存用メモリ3に空きが生じる
ため、描画制御部2は、図形102の画素データを画素
保存用メモリに格納する(ステップS103)。
【0036】画素データ生成部1が全ての図形の描画を
終了したため(ステップS104/Yes)、画素デー
タ統合部4は、画素保存用メモリ3に格納されている図
形101および図形102の画素データの色値を混合す
る(ステップS105)。この例では、画素保存用メモ
リ3に格納されている図形101、および図形102の
占有率とZ座標成分とに基づいて各画素データの色値を
混合する。画素103では、図形101が図形102よ
りも手前に描画されているが(Z2<Z1)、図形10
1の占有率は50%であるため、画素103の残りの5
0%の領域は図形102の描画領域が占めている。よっ
て、画素データ統合部4は、図形101の色値と図形1
02の色値とを占有面積比(1:1)に従って混合す
る。
【0037】画素データ統合部4は、混合した画素デー
タの色値を表示用メモリ5に出力する(ステップS10
6)。RAMDAC6は、表示用メモリ5の画像データ
をディスプレイに出力する(ステップS107)。各画
素毎に、上記同様の手順で出力する色値を決定すること
により、アンチエイリアス処理を行った画像をディスプ
レイに表示できる。
【0038】なお、本実施形態では、描画制御部2が、
優先順位が一番低い図形100の画素データを破棄する
ものとして書き込み制御を行ったが、本発明はこれに限
定されることはない。例えば、画素データ統合部4が、
優先順位が最下位の図形100の画素データと、第2位
の図形102の画素データとを以下に示す手法で統合す
るようにしてもよい。画素データの統合とは、複数の画
素データを基に1つの画素データを新たに生成すること
を示す。例を挙げると、統合後の画素データの色値は、
統合する各画素データの色値を上記の方法で混合したも
のとし、Z値は、統合する各データのZ値のうち、一番
手前となる値を適用するとよい。
【0039】また、破棄あるいは統合する画素データの
選択方法は、上記の優先順位に基づいて選択する方法に
限定されるものではなく、奥行き方向の座標成分に基づ
いて手前側の画素データを優先して残すようにすればど
のような方法でもよい。
【0040】〔第2の実施形態〕次に本発明を適用した
アンチエイリアス処理装置の第2の実施形態について図
面を用いて説明する。図4に、本実施形態によるアンチ
エイリアス処理装置の構成を示す。このアンチエイリア
ス装置は、第1の実施形態によるアンチエイリアス装置
の画素占有率発生部13を、画素マスク発生部301で
置き換えたものである。また、このアンチエイリアス処
理装置において、描画制御部2は、書き込み制御に加え
て、生成した画素データが有効であるか否かの判定を行
う。画素保存用メモリ3は、1つの画素について2つ分
までの画素データを格納できる。画素データ統合部4
は、画素データのZ座標成分および画素マスクを各マス
クビット毎に判断して画素データの色値の混合および画
素データの統合を行う。画素マスク発生部301は、図
形の描画領域が画素に対して占める形状を示す。
【0041】図5に、画素マスク発生部301が生成す
る画素マスクの例を示す。画素マスク発生部301は、
画素8にこの画素の領域を4×4に分割した画素マスク
302を発生させている。マスク発生部301は、各領
域毎に図形の占有する面積が閾値以上であるか否かを判
断し、描画(1)・非描画(0)の情報をマスクビット
として生成する。例えば、分割された各領域毎に、図形
が描画される面積がその領域の面積の50%以上の場合
は描画(1)、50%未満の場合は非描画(0)とす
る。すなわち画素マスクは、図形の描画領域が当該画素
に対して占める形状を示す。
【0042】描画制御部2は、画素データが有効である
か否かをZ座標成分および画素マスクに基づいて判断
し、有効である場合は画素保存用メモリ3に格納する。
なお、本実施形態では、有効と判定する条件を、判定対
象である画素データのマスクビットを画素保存用メモリ
3に格納されている全画素データのマスクビットと比較
したときに、判定対象の画素データに一番手前となる描
画領域が1つでも含まれる場合とする。
【0043】図6に、本実施形態による描画制御部2が
画素データを有効と判断する場合としない場合との例を
示す。(a)ではマスクビット500のハッチングで示
した部分は、マスクビット501およびマスクビット5
02の対応する部分がともに非描画(0)であるため、
一番手前の描画領域(視点側に最も近い描画領域)とな
る。描画制御部2はこのような画素データを有効と判断
する。一方、(b)では、マスクビット500の描画領
域は、マスクビット503とマスクビット504との少
なくともいずれか一方の描画領域と一致するため、マス
クビット500には一番手前となる描画領域は存在しな
い。描画制御部2は、このような、他の画素データの裏
側に隠れてしまう画素データを有効でないと判断する。
【0044】画素データの統合方法を図7を用いて、画
素データ統合部4が、画素データA(色値=Ca)、画
素データB(色値=Cb)、および画素データC(色値
=Cc)を統合する場合を例に説明する。(a)に示す
ように、それぞれの画素データの優先順位は、画素デー
タAが最上位、画素データBが中位、画素データCが最
下位とする。(b)に示すように、統合後の画素データ
のマスクビットの形状は、統合前の各マスクビットのい
ずれか1つでも描画を示す領域については描画領域とな
るようにする。また、各画素データを優先順位に基づい
て重ね合わせた場合に一番手前に描画される画素データ
をマスクの各領域毎に(c)に示す。16分割された画
素内の領域のうち画素データAが一番手前に描画される
領域は4ブロック、画素データBが一番手前に描画され
る領域は4ブロック、画素データCが一番手前に描画さ
れる領域は5ブロック、描画されない領域が3ブロック
となる。画素データ統合部4は、このブロック数の比率
に基づいて各画素データの色値をCa:Cb:Cc=
4:4:5の割合で混合して統合後のデータの色値とす
る。統合後のZ値は、優先順位が一番高い画素データA
のZ値を適用する。このようにして、3つの画素データ
を統合することにより、画素データの数を削減できる。
なお、この例では3つの画素データを統合する場合を例
としたが、2つの画素データを統合する場合や4つ以上
の画素データを統合する場合も同様である。
【0045】本実施形態によるアンチエイリアス処理装
置が、図8に示す画像をディスプレイに表示する場合の
動作例について、画素104に着目して説明する。図形
を描画する順番は図形100(色値=C0、Z値=Z
0)、図形101(色値=C1、Z値=Z1)、図形1
02(色値=C2、Z値=Z2)、図形109(色値=
C9、Z値=Z9)とする。なお、色値およびZ値は、
画素データの色とZ座標成分とをそれぞれ数値化して示
した値である。また、各図形の奥行き方向の並びは手前
側(視点側)から順に、図形101、図形109、図形
102、図形100とする(Z0<Z2<Z9<Z
1)。
【0046】図9に、本実施形態によるアンチエイリア
ス処理装置のアンチエイリアス処理の流れを示す。画素
データ生成部1は、図形データメモリ210に格納され
ている図形データに基づいて、最初に描画する図形10
0の画素データを生成する(ステップS201)。画素
マスク発生部301がこのとき画素104に対して生成
する画素マスクのマスクビットは図10(a)に示すよ
うになる。
【0047】描画制御部2は、画素データ生成部1が生
成した画素データが有効であるか否かを判定する(ステ
ップS202)。この時点で、画素保存用メモリ3には
画素104に関する画素データは格納されていないた
め、描画制御部2はこのデータを有効と判定する(ステ
ップS202/Yes)。データが有効であるので、描
画制御部2は、この画素データを画素保存用メモリ3に
格納する(ステップS203/Yes、S204)。こ
の後、まだ他の図形を描画するので(ステップS205
/No)、ステップS201に戻る。
【0048】次に画素データ生成部1は、図形データメ
モリ210に格納されている図形データに基づいて、2
番目に描画する図形101の画素データを生成する(ス
テップS201)。画素マスク発生部301がこのとき
画素104に対して生成する画素マスクのマスクビット
は図10(b)のようになる。
【0049】描画制御部2は、図形101の画素データ
が有効であるか否かを判定する(ステップS202)。
このとき描画制御部2は、画素保存用メモリ3に格納さ
れている図形100の画素データのZ値と図形101の
画素データのZ値とを比較する。Z座標成分の関係は、
Z0<Z1であるので図形101の画素データを有効と
判定する(ステップS202/Yes)。この時点で
は、画素保存用メモリ3には図形100の画素データし
か格納されていないため(ステップS203/Ye
s)、描画制御部2は画素保存用メモリ3に図形101
の画素データを格納する(ステップS204)。この
後、まだ他の図形を描画するので(ステップS205/
No)、ステップS201に戻る。
【0050】次に画素データ生成部1は、図形データメ
モリ210に格納されている図形データに基づいて、3
番目に描画する図形102の画素データを生成する(ス
テップS201)。画素マスク発生部301がこのとき
画素104に対して生成する画素マスクのマスクビット
は図10(c)のようになる。
【0051】描画制御部2は、図形102の画素データ
が有効であるか否かを判定する(ステップS202)。
このとき描画制御部2は、画素保存用メモリ3に格納さ
れている図形100および図形101の画素データのZ
座標成分と、図形102の画素データのZ座標成分とを
比較する。これらの画素データのZ値の関係はZ0<Z
2<Z1であるので、さらに描画制御部2は、図形10
1画素データのマスクビットと図形102の画素データ
のマスクビットとを比較する。図形102の画素データ
のマスクビットには一番手前となる描画領域が存在する
ため、描画制御部2は図形102の画素データを有効と
判定する(ステップS202/Yes)。
【0052】この時点で、すでに図形100および図形
101の2つ分の画素データが、画素保存用メモリ3に
格納されている。よって、画素保存用メモリ3は、画素
104に関する画素データをこれ以上格納できない(ス
テップS203/No)。このため、画素データ統合部
4は、図形100、図形101、図形102の各画素デ
ータのZ座標成分を比較して、手前側ほど(視点側に近
い側ほど)優先順位が高いものとして順位を設定する
(ステップS209)。この条件では、図形100の画
素データの順位が最下位となり、図形102の画素デー
タの順位が下から2番目となるので、画素データ統合部
4はこれらの画素データを統合する(ステップS21
0)。統合後の画素データの色値をCnとする。Z値
は、統合前の各画素データのZ値のうち優先順位が高い
Z2とする。統合後のマスクビットを図10(d)に示
す。描画制御部2は、統合によって画素保存用メモリ3
に空きが生じたため、ここに統合後の画素データを格納
する(ステップS204)。この後、まだ他の図形を描
画するので(ステップS205/No)、ステップS2
01に戻る。
【0053】画素データ生成部1は、図形データメモリ
210に格納されている図形データに基づいて、最後に
描画する図形109の画素データを生成する(ステップ
S201)。画素マスク発生部301がこのとき画素1
04に対して生成する画素マスクのマスクビットは図1
0(e)のようになる。
【0054】描画制御部2は、画素データ生成部1が生
成した画素データが有効であるか否かを判定する(ステ
ップS202)。このとき描画制御部2は、画素保存用
メモリ3に格納されている各画素データのZ座標成分と
図形109の画素データのZ座標成分とを比較する。こ
れらの画素データのZ値の関係はZ2<Z9<Z1であ
るので、さらに描画制御部2は図形101の画素データ
のマスクビットと図形109の画素データのマスクビッ
トとを比較する。図形109の画素データの描画領域は
すべて図形101の画素データの描画領域の裏側となり
一番手前となる描画領域は存在しない。よって、描画制
御部2は図形109の画素データを有効ではないと判定
し(ステップS202/No)、画素保存用メモリ3に
格納せずに放棄する(ステップS211)。
【0055】全ての図形の描画し終えたので(ステップ
S205/Yes)、画素データ統合部4は、画素保存
用メモリ3に格納されている各画素データの色値を、Z
座標成分およびマスクビットに基づいて混合する(ステ
ップS206)。これにより、画素保存用メモリ3内の
各画素データの色値は、画素データ統合部4によって混
合される。
【0056】画素データ統合部4は、色値を混合した表
示用の画素データを表示用メモリ5に出力する(ステッ
プS207)。RAMDAC6は、表示用メモリ5の画
像データをディスプレイに出力して画像を表示させる
(ステップS208)。各画素毎に、上記同様の手順で
出力する色値を決定することにより、アンチエイリアス
処理を行った画像をディスプレイに表示できる。
【0057】なお、本実施形態では有効で有るか否かの
判定条件を、判定対象である画素データのマスクビット
を画素保存用メモリ3に格納されている全画素データの
マスクビットと比較した場合に一番手前となる描画領域
が1つでも含まれる場合としたが、本発明はこれに限定
されることはない。例えば、図11に示すように、全て
の描画領域が、手前となる画素データの描画領域の裏側
となってしまう画素データであっても、その画素データ
の輝度が手前の画素データの輝度より高い場合等は、有
効と判定するようにしてもよい。この場合、画素データ
統合部4は、画素データの描画領域が一番手前の描画領
域であるか否かを考慮せず、単に描画領域のブロック数
の比率に基づいて色値を混合するようにすればよい。
【0058】本発明において1つの画素について格納す
る画素データの数は、あらかじめ設定されたものであっ
てもよいし、ユーザが任意に設定するものでもよい。ま
た、各実施形態において示した画素データの統合方法や
色値の混合方法は、実施の一例である。よって、本発明
は、各実施形態に示した構成および動作に限定されるも
のではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変形実施
が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように請求項1
記載のアンチエイリアス処理装置は、全ての図形の画素
データをメモリに格納できない画素では、奥行きデータ
に基づいて選択した所定の数の画素データをメモリに格
納するため、アンチエイリアス処理を実行する際に必要
となるメモリ量を削減できる。
【0060】請求項2記載のアンチエイリアス処理装置
は、所定の数の画素データがすでにメモリに格納されて
いて、生成した画素データをメモリに格納できない画素
では、優先順位に基づいて画素データの取捨選択を行
う。よって、所定の数を超える画素データをメモリに格
納しないため、アンチエイリアス処理を実行する際に必
要となるメモリ量を削減できる。
【0061】請求項3の発明は請求項2記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、ユーザの視点位置を基準と
して優先順位を設定し、ユーザの視点から見て奥側とな
る画素データを破棄する。よって、ユーザの視点側から
見て手前となる有効性の高い画素データを選択保持でき
るため、図形を描画する順番を考慮する必要がない。
【0062】請求項4の発明は請求項2または3記載の
アンチエイリアス処理装置であって、選択保持した画素
データを用いて占有率に基づいたアンチエイリアス処理
を実行することにより、アンチエイリアス処理を実行す
る際に必要となるメモリ量を削減できる。
【0063】請求項5の発明は請求項2または3記載の
アンチエイリアス処理装置であって、図形の描画領域の
形状を考慮したアンチエイリアス処理を、選択保持した
画素データを用いて実行できる。よって、アンチエイリ
アス処理を実行する際に必要となるメモリ量を削減でき
る。
【0064】請求項6の発明は請求項5記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、生成した画素データをメモ
リに格納するか否かを判定できる。よって、格納しない
と判定した画素データをメモリに格納する必要がないた
め、アンチエイリアス処理を実行する際に必要となるメ
モリ量を削減できる。
【0065】請求項7の発明は請求項6記載のアンチエ
イリアス処理装置であって、ユーザの視点位置を基準と
して、生成した画素データを格納するか否かを判断する
ため、図形を描画する順番を考慮する必要がない。
【0066】請求項8記載のアンチエイリアス処理装置
は、全ての図形の画素データをメモリに格納できない画
素では、所定の数を超える画素データを他の画素と統合
することにより所定の数を超える画素データをメモリに
格納しない。よって、アンチエイリアス処理を実行する
際に必要となるメモリ量を削減できる。
【0067】請求項9記載のアンチエイリアス処理装置
は、所定の数の画素データがすでにメモリに格納されて
いて、生成した画素データをメモリに格納できない場合
に、優先順位に基づいて画素データを統合する。よっ
て、所定の数を超える画素データをメモリに格納しない
ため、アンチエイリアス処理を実行する際に必要となる
メモリ量を削減できる。
【0068】請求項10の発明は請求項9記載のアンチ
エイリアス処理装置であって、ユーザの視点位置を基準
とした優先順位を設定し、視点側から見て奥側となる有
効性の低い画素データを統合することにより、図形を描
画する順番を考慮する必要がない。
【0069】請求項11の発明は請求項9または10記
載のアンチエイリアス処理装置であって、描画する図形
の数が所定の数よりも多くても、所定の数の画素データ
のみを用いて占有率に基づいたアンチエイリアス処理を
実行できる。よって、アンチエイリアス処理を実行する
際に必要となるメモリ量を削減できる。
【0070】請求項12の発明は請求項9または10記
載のアンチエイリアス処理装置であって、統合によって
所定の数以下に削減した画素データを用いて、図形の描
画領域の形状を考慮したアンチエイリアス処理を実行で
きる。よって、アンチエイリアス処理を実行する際に必
要となるメモリ量を削減できる。
【0071】請求項13の発明は請求項12記載のアン
チエイリアス処理装置であって、生成した画素データを
メモリに格納するか否かを判定できる。よって、格納し
ないと判定した画素データをメモリに格納する必要がな
いため、アンチエイリアス処理を実行する際に必要とな
るメモリ量を削減できる。
【0072】請求項14の発明は請求項13記載のアン
チエイリアス処理装置であって、ユーザの視点位置を基
準として、生成した画素データを格納するか否かを判断
するため、図形を描画する順番を考慮する必要がない。
【0073】請求項15の発明は請求項9から14のい
ずれか1項記載のアンチエイリアス処理装置であって、
ユーザの視点位置から見て、奥側となる2つの画素デー
タを統合することにより、手前側の有効性の高い画素デ
ータをそのままアンチエイリアス処理に用いることがで
きる。このため、図形を描画する順番を考慮する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態によるアンチ
エイリアス処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態によるアンチエイリアス処理装
置の動作例において描画する図形を示す図である。
【図3】第1の実施形態によるアンチエイリアス処理装
置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明を適用した第2の実施形態によるアンチ
エイリアス処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】画素マスク発生部301が生成する画素マスク
の例を示す。
【図6】描画制御部2が有効と判断する場合としない場
合との例を示す図である。(a)は有効と判断する場合
を示す。(b)は有効と判断しない場合を示す。
【図7】画素データを統合する方法の例を示す図であ
る。(a)は、統合前の各画素データのマスクビットを
示す。(b)は、統合後のマスクビットを示す。(c)
は、優先順位に基づいて各画素データを重ね合わせた場
合に一番手前となる画素データを示す。
【図8】第2の実施形態によるアンチエイリアス処理装
置の動作例において描画する図形を示す図である。
【図9】第2の実施形態によるアンチエイリアス処理装
置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】各図形の描画時に生成される画素マスクを示
す図である。(a)は、図形100描画時の画素マスク
を示す。(b)は、図形101描画時の画素マスクを示
す。(c)は、図形102描画時の画素マスクを示す。
(d)は、図形100と図形102とを統合した時の画
素マスクを示す。(e)は、図形109描画時の画素マ
スクを示す。
【図11】第2の実施形態によるアンチエイリアス処理
装置において、有効であるか否かを別条件で判定する場
合の例を示す図である。
【図12】ジャギーの発生例を示す図である。
【図13】図形の占有率の求め方を示す図である。
【図14】アンチエイリアス処理の例を示す図である。
(a)は、ディスプレイに表示させる画像を示す。
(b)は、境界部に混在する占有率の異なる画素を示
す。(c)は、アンチエイリアス処理を実行しないで表
示させた場合の画像を示す。(d)は、図形の占有率5
0%以上の画素の色を黒とした状態を示す。(e)は、
アンチエイリアス処理を実行して表示させた場合の画像
を示す。(f)は、境界部の画素に図形の占有率に基づ
いたグレーを出力させた状態を示す。
【符号の説明】
1 画素データ生成部 2 描画制御部 3 画素保存用メモリ 4 画素データ統合部 5 表示用メモリ 6 RAMDAC 7、100、101、102、109 図形 8、103、104 画素 9 占有領域 11 座標発生部 12 色値発生部 13 画素占有率発生部 200 CPU 210 図形データメモリ 301 画素マスク発生部 302 画素マスク 500、501、502、503、504 マスクビッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA13 CA16 CB01 CB08 CB13 CB16 CE04 CE05 CE11 CE16 CH01 CH11 DA16 DB03 DB06 DB09 5B080 BA05 CA01 FA02 FA14 GA02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各図形を描画する際に生成した画素デー
    タを各画素毎に所定の数格納するメモリを有し、前記メ
    モリに格納された画素データに基づき、3次元グラフィ
    ックスにおけるアンチエイリアス処理を行うアンチエイ
    リアス処理装置であって、 描画する図形の数が前記所定の数を超える画素では、 前記各図形の画素データの内から、奥行きデータに基づ
    いて、前記所定の数画素データを選出し、 選出した画素データを前記メモリに格納することを特徴
    とするアンチエイリアス処理装置。
  2. 【請求項2】 各図形を描画する際に生成した画素デー
    タを、各画素毎に所定の数格納するメモリを有し、前記
    メモリに格納された画素データに基づき、3次元グラフ
    ィックスにおけるアンチエイリアス処理を行うアンチエ
    イリアス処理装置であって、 描画する図形の数が前記所定の数を超える画素におい
    て、生成した画素データを前記メモリに格納する際に、
    格納済み画素データの数が前記所定の数に達している場
    合は、 前記生成した画素データおよび前記格納済み画素データ
    のそれぞれに、各々の奥行きデータに基づいた優先順位
    を設定し、 優先順位が高い画素データから順に、前記所定の数の画
    素データを選出し、 選出した画素データを前記メモリに格納することを特徴
    とするアンチエイリアス処理装置。
  3. 【請求項3】 前記優先順位は、前記奥行きデータがユ
    ーザの視点側に近いほど高い順位であることを特徴とす
    る請求項2記載のアンチエイリアス処理装置。
  4. 【請求項4】 前記生成した画素データに、前記図形の
    描画領域が当該画素に対して占める割合を示す占有率を
    設定し、 前記メモリに格納された各画素データそれぞれの、前記
    奥行きデータと前記占有率とを用いて、前記アンチエイ
    リアス処理を行うことを特徴とする請求項2または3記
    載のアンチエイリアス処理装置。
  5. 【請求項5】 前記生成した画素データに、前記図形の
    描画領域が当該画素に対して占める形状を示す画素マス
    クを設定し、 前記メモリに格納した各画素データそれぞれの、前記奥
    行きデータと前記画素マスクとを用いて、前記アンチエ
    イリアス処理を行うことを特徴とする請求項2または3
    記載のアンチエイリアス処理装置。
  6. 【請求項6】 前記生成した画素データおよび前記格納
    済み画素データそれぞれの、前記画素マスクと前記奥行
    きデータとに基づいて、前記生成した画素データが有効
    であるか否かを判定し、 有効と判定した画素データのみを前記メモリに格納する
    ことを特徴とする請求項5記載のアンチエイリアス処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記生成した画素データおよび前記格納
    済み画素データをそれぞれの前記奥行きデータに基づい
    てソートしたときに、前記生成した画素データがユーザ
    の視点側から見て一番手前となる描画領域を有する場合
    は、前記生成した画素データを有効と判定することを特
    徴とする請求項6記載のアンチエイリアス処理装置。
  8. 【請求項8】 各図形を描画する際に生成した画素デー
    タを、各画素毎に所定の数格納するメモリを有し、前記
    メモリに格納された画素データに基づき、3次元グラフ
    ィックスにおけるアンチエイリアス処理を行うアンチエ
    イリアス処理装置であって、 描画する図形の数が前記所定の数を超える画素では、 前記各図形の画素データの内から奥行きデータに基づい
    て選出した画素データ同士を統合することにより、前記
    メモリに格納する画素データの数を前記所定の数以下に
    削減することを特徴とするアンチエイリアス処理装置。
  9. 【請求項9】 各図形を描画する際に生成した画素デー
    タを、各画素毎に所定の数格納するメモリを有し、前記
    メモリに格納された画素データに基づき、画素毎に、3
    次元グラフィックスにおけるアンチエイリアス処理を行
    うアンチエイリアス処理装置であって、 描画する図形の数が前記所定の数を超える画素におい
    て、生成した画素データを前記メモリに格納する際に、
    格納済み画素データが前記所定の数に達している場合
    は、 前記生成した画素データおよび前記格納済み画素データ
    のそれぞれに、各々の奥行きデータに基づいた優先順位
    を設定し、 優先順位が低い画素データから順に、前記画素データを
    選出し、 選出した画素データ同士を統合することにより、前記メ
    モリに格納する画素データの数を前記所定の数以下に削
    減することを特徴とするアンチエイリアス処理装置。
  10. 【請求項10】 前記優先順位は、前記奥行きデータが
    ユーザの視点側に近いほど高い順位であることを特徴と
    する請求項9記載のアンチエイリアス処理装置。
  11. 【請求項11】 前記生成した画素データに、前記図形
    の描画領域が当該画素に対して占める割合を示す占有率
    を設定し、 前記占有率と前記優先順位とに基づいて、選出した画素
    データ同士を統合し、 前記メモリに格納された各画素データそれぞれの、前記
    奥行きデータと前記占有率とを用いて、前記アンチエイ
    リアス処理を行うことを特徴とする請求項9または10
    記載のアンチエイリアス処理装置。
  12. 【請求項12】 前記生成した画素データに、前記図形
    の描画領域が当該画素に対して占める形状を示す画素マ
    スクを設定し、 前記画素マスクと前記優先順位とに基づいて、前記選出
    した画素データ同士を統合し、 前記メモリに格納している各画素データそれぞれの、前
    記奥行きデータと前記画素マスクとを用いて、前記アン
    チエイリアス処理を行うことを特徴とする請求項9また
    は10記載のアンチエイリアス処理装置。
  13. 【請求項13】 前記生成した画素データおよび前記格
    納済み画素データそれぞれの、前記画素マスクと前記奥
    行きデータとに基づいて、前記生成した画素データが有
    効であるか否かを判定し、 有効と判定した画素データのみを前記メモリに格納する
    ことを特徴とする請求項12記載のアンチエイリアス処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記生成した画素データおよび前記格
    納済み画素データを、それぞれの前記奥行きデータに基
    づいてソートしたときに、前記生成した画素データがユ
    ーザの視点側から見て一番手前となる描画領域を有する
    場合は、前記生成した画素データを有効と判定すること
    を特徴とする請求項13記載のアンチエイリアス処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記優先順位が最低の画素データと、
    該画素データより前記優先順位が1つ上位の画素データ
    とを統合することを特徴とする請求項9から14のいず
    れか1項記載のアンチエイリアス処理装置。
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