JP2003030308A - 通訳通信装置並びに通訳通信制御方法及び装置 - Google Patents

通訳通信装置並びに通訳通信制御方法及び装置

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JP2003030308A
JP2003030308A JP2001211489A JP2001211489A JP2003030308A JP 2003030308 A JP2003030308 A JP 2003030308A JP 2001211489 A JP2001211489 A JP 2001211489A JP 2001211489 A JP2001211489 A JP 2001211489A JP 2003030308 A JP2003030308 A JP 2003030308A
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Application number
JP2001211489A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Takamura
和久 高村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通訳要求者が、情報処理端末手段を用いて、通
訳の要求と通訳結果の受領とを柔軟性をもってリアルタ
イムに行うことができ、それゆえ、抑えられたコストの
もとに多様な通訳の要求に充分に応えられることになる
ものとする。 【解決手段】通信ネットワーク11に接続された通訳サ
ーバー12が、携帯情報処理端末機20,21または2
2から送信された通訳要求情報データを受信したとき、
携帯情報処理端末機20,21または22に、通訳サー
バー12による通訳が行われる通訳方法もしくは情報処
理端末機30,31,32または33を通じた通訳が行
われる通訳方法を選ぶ通訳方法の選択を行わせ、選択さ
れた通訳方法に従って行われた通訳の結果をあらわす通
訳結果情報データを、携帯情報処理端末機20,21ま
たは22へと送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、通訳要求者が、通信ネットワークを通じ
た通信によって、通訳を要求することができるとともに
その要求に応えた通訳結果を得ることができる通訳通信
装置並びに通訳通信制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の国際化が進んだ情報化社会にあっ
ては、異なる言語圏の人々の間における意思伝達,情報
交換等がより一層盛んに行われるようになってきてお
り、それに伴って異なる言語間の通訳の需要が増してい
る。従前の典型的な通訳の形態は、通訳を役割りとする
通訳者が、異なる言語が用いられての意思伝達,情報交
換等の現場に臨み、即時に或る言語から他の言語への変
換を行って、意思伝達,情報交換等を行う者の相互理解
に供するというものである。
【0003】こうした古典的な通訳は、一般には、適切
な通訳者を得ることが容易でなく、また、幸いに通訳者
が得られたとしても、コストが嵩むことになってしまう
ことが多い。それゆえ、通信技術及び情報処理技術の分
野における発達が著しい現代においては、従前の通訳形
態に加えて、新しい通信技術及び情報処理技術を利用し
た別の形態の通訳が出現してきている。
【0004】例えば、国際電話に携わるオペレータが通
話者からの要求を受けて行う通訳,コンピュータにあら
かじめインストールされた翻訳ソフトウエアによって行
われる通訳,通信ネットワークを介しての交信による通
訳等が挙げられる。これらの新しい形態の通訳は、必要
とされる通訳の役割りに応じた限られた状況のもとで、
従前の通訳者が現場に臨む通訳に代わるものとして利用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
新しい形態の通訳にあっては、それらのいずれもが問題
点を伴っている。例えば、国際電話に携わるオペレータ
が通話者からの要求を受けて行う通訳は、極く限られた
オペレーティングセンター等において行われる通訳であ
り、オペレーティングセンター等において待機するオペ
レーターの数,翻訳言語,翻訳品質が各種の条件のもと
で制限され、広く一般の人が容易に利用できるというも
のではない。また、コンピュータにあらかじめインスト
ールされた翻訳ソフトウエアによって行われる通訳にあ
っては、翻訳ソフトウエアの性能によって通訳機能が制
限され、通訳サービスの提供の面において柔軟性に欠け
ることになる。さらに、通信ネットワークを介しての交
信による通訳の場合、コンピュータが使用されてインタ
ーネット上に存在する辞書サーバー,通訳サービス提供
サーバー等へのアクセスがなされ、通訳結果がコンピュ
ータ上に得られることになるが、斯かる際にも、上述の
コンピュータにあらかじめインストールされた翻訳ソフ
トウエアによって行われる通訳の場合と同様の問題が生
じ、加えてリアルタイム性に欠けることになって、実際
の多様な通訳の要求には応えられない。
【0006】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、通信ネットワークに接続された、例
えば、通訳サーバーとされる制御手段と、通信ネットワ
ークを通じての情報通信を行う複数の情報処理端末手段
とを含み、通訳要求者が情報処理端末手段を用いて、通
訳の要求と通訳結果の受領とを大なる柔軟性とリアルタ
イム性とをもって行うことができ、それゆえ、抑えられ
たコストのもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応え
ることができる通訳通信装置,さらには、それに適用さ
れる通訳通信制御方法及び装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る通訳通信装置は、通信ネットワークに接続
された通訳通信制御手段と、通信ネットワークを通じて
通訳通信制御手段との通信を行い、少なくとも通訳要求
情報データの送出及び通訳結果情報データの受信を行う
第1の情報処理端末手段と、通信ネットワークを通じて
通訳通信制御手段との通信を行い、少なくとも通訳指示
情報データの受信及び通訳情報データの送信を行う第2
の情報処理端末手段とを含んで構成され、通訳通信制御
手段が、第1の情報処理端末手段から送信された通訳要
求情報データを受信したとき、第1の情報処理端末手段
に、通訳通信制御手段による通訳が行われる通訳方法も
しくは第2の情報処理端末手段を通じた通訳が行われる
通訳方法を選ぶ通訳方法の選択を行わせ、通訳結果情報
データを、選択された通訳方法に従って通訳通信制御手
段による通訳もしくは第2の情報処理端末手段を通じた
通訳の結果をあらわすものとして、第1の情報処理端末
手段へと送信するものとされる。
【0008】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係る通訳通信装置にあっては、
第1の情報処理端末手段及び第2の情報処理端末手段の
夫々が複数個備えられる。
【0009】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項5に記載された発明に係る通訳通信装置にあって
は、第1の情報処理端末手段及び第2の情報処理端末手
段の夫々のうちの少なくとも一つが携帯情報処理端末手
段とされる。
【0010】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
る通訳通信制御方法は、第1の情報処理端末手段から通
信ネットワークを通じて送信される通訳要求情報データ
を受信するステップと、通訳処理手段により通訳される
通訳方法もしくは通訳者情報データベースに情報データ
が蓄積された第2の情報処理端末手段を通じて通訳され
る通訳方法を選択させるための通訳方法情報データを、
通信ネットワークを通じて第1の情報処理端末手段へと
送信するステップと、選択された通訳方法に従って通訳
処理手段による通訳もしくは第2の情報処理端末手段を
通じた通訳が行われる状態とするステップと、通訳処理
手段による通訳もしくは第2の情報処理端末手段を通じ
た通訳の結果をあらわす通訳結果情報データを、通信ネ
ットワークを通じて第1の情報処理端末手段へと送信す
るステップとを含んで成るものとされる。
【0011】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項9から請求項15までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御装置は、通信ネットワークに接続さ
れる入出力制御手段と、通訳者に関する情報データが蓄
積される通訳者情報データベースと、通訳方法の選択の
結果に応じて通訳を行う通訳処理手段と、入出力制御段
及び通信ネットワークを通じた送受信動作を行う通信機
能手段と、動作制御手段とを含んで構成され、動作制御
手段が、予め設定されたプログラムに従って動作し、通
信機能手段に第1の情報処理端末手段から送出された通
訳要求情報データを受信する動作を行わせて、通訳要求
情報データが受信された場合には、通信機能手段に、通
訳処理手段による通訳が行われる通訳方法もしくは通訳
者情報データベースに情報データが蓄積された第2の情
報処理端末手段を通じた通訳が行われる通訳方法を選択
させるための通訳方法情報データを、第1の情報処理端
末手段へと送信する動作を行わせ、選択された通訳方法
に従って通訳処理手段による通訳もしくは第2の情報処
理端末手段を通じた通訳が行われる状態をとり、通信機
能手段に、通訳処理手段による通訳もしくは第2の情報
処理端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結果情
報データを第1の情報処理端末手段へと送信する動作を
行わせるものとされる。
【0012】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発
明に係る通訳通信装置にあっては、通信ネットワークを
通じて通訳通信制御手段との通信を行う第1の情報処理
端末手段及び第2の情報処理端末手段が、例えば、夫々
通訳要求者及び通訳者によって取り扱われる。そして、
例えば、通訳要求者により取り扱われる第1の情報処理
端末手段から通訳を要求する通訳要求情報データが送信
されると、それが通信ネットワークを通じて通訳通信制
御手段によって受信される。通訳要求情報データを受信
した通訳通信制御手段は、例えば、単語翻訳程度の比較
的簡単な通訳とされる通訳通信制御手段による通訳が行
われる通訳方法、もしくは、例えば、単語翻訳程度に止
まらない本格的な通訳とされる第2の情報処理端末手段
を通じた通訳者による通訳が行われる通訳方法を通訳要
求者に選ばせるべく、通訳方法選択用情報データを通信
ネットワークを通じて第1の情報処理端末手段へと送信
する。
【0013】続いて、通訳通信制御手段は、選択された
通訳方法に従って、通訳通信制御手段による通訳が行わ
れる状態、もしくは、通訳者に通訳を行うべきことを指
示する通訳指示情報データを通信ネットワークを通じて
第2の情報処理端末手段へと送信する状態をとり、その
後、通訳通信制御手段による通訳もしくは第2の情報処
理端末手段を通じた通訳者による通訳の結果をあらわす
通訳結果情報データを通信ネットワークを通じて第1の
情報処理端末手段へと送信する。それにより、通訳要求
者は第1の情報処理端末手段において通訳結果を得るこ
とができる。
【0014】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係る通訳通信装置にあっては、
第1の情報処理端末手段及び第2の情報処理端末手段の
夫々が複数個備えられ、また、本願の特許請求の範囲に
おける請求項5に記載された発明に係る通訳通信装置に
あっては、第1の情報処理端末手段及び第2の情報処理
端末手段の夫々のうちの少なくとも一つが携帯情報処理
端末手段とされる。
【0015】このような本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信装置によれば、通訳要求者が、自らが取
り扱う、例えば、携帯情報処理端末手段とされる第1の
情報処理端末手段を用いて、通訳通信制御手段による通
訳と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳と
を選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを
大なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとなる。
【0016】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
る通訳通信制御方法にあっては、例えば、通訳要求者に
より取り扱われる第1の情報処理端末手段から通信ネッ
トワークを通じて送信される通訳要求情報データについ
ての受信状態をとり、通訳要求情報データが受信される
と、例えば、単語翻訳程度の比較的簡単な通訳とされる
通訳処理手段による通訳が行われる通訳方法、もしく
は、例えば、単語翻訳程度に止まらない本格的な通訳と
される、通訳者情報データベースに情報データが蓄積さ
れた第2の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳
が行われる通訳方法を、通訳要求者に選択させるための
通訳方法情報データを、通信ネットワークを通じて第1
の情報処理端末手段へと送信し、続いて、選択された通
訳方法に従って通訳処理手段による通訳もしくは第2の
情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳が行われる
状態とし、その後、通訳処理手段による通訳もしくは第
2の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳の結果
をあらわす通訳結果情報データを、通信ネットワークを
通じて第1の情報処理端末手段へと送信する。
【0017】このような本願の特許請求の範囲における
請求項6から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御方法が適用されて構築される通訳通
信装置によれば、通訳要求者が、自らが取り扱う第1の
情報処理端末手段を用いて、通訳処理手段による通訳
と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳とを
選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを大
なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとされる。
【0018】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項9から請求項15までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御装置にあっては、動作制御手段が、
予め設定されたプログラムに従って動作し、例えば、通
訳要求者により取り扱われる第1の情報処理端末手段か
ら通信ネットワークを通じて送信される通訳要求情報デ
ータが、通信機能手段により受信されると、通信機能手
段に、例えば、単語翻訳程度の比較的簡単な通訳とされ
る通訳処理手段による通訳が行われる通訳方法、もしく
は、例えば、単語翻訳程度に止まらない本格的な通訳と
される、通訳者情報データベースに情報データが蓄積さ
れた第2の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳
が行われる通訳方法を、通訳要求者に選択させるための
通訳方法情報データを、第1の情報処理端末手段へと送
信する動作を行わせ、続いて、選択された通訳方法に従
って通訳処理手段による通訳もしくは第2の情報処理端
末手段を通じた通訳が行われる状態をとり、その後、通
信機能手段に、通訳処理手段による通訳もしくは第2の
情報処理端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結
果情報データを第1の情報処理端末手段へと送信する動
作を行わせる。
【0019】それゆえ、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項15までのいずれかに記載された発
明に係る通訳通信制御装置が用いられて構成される通訳
通信装置によれば、通訳要求者が、自らが取り扱う第1
の情報処理端末手段を用いて、通訳処理手段による通訳
と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳とを
選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを大
なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとされる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項9から請求項15までのいずれかに記載さ
れた発明に係る通訳通信制御装置の一例が用いられ、本
願の特許請求の範囲における請求項6から請求項8まで
のいずれかに記載された発明に係る通訳通信制御方法の
一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求
項1から請求項5までのいずれかに記載された発明に係
る通訳通信装置の一例が適用された通訳システムを全体
的に示す。
【0021】図1に示される通訳システムにあっては、
通信ネットワーク11に接続された通訳サーバー12が
設けられている。通訳サーバー12は、本願の特許請求
の範囲における請求項9から請求項15までのいずれか
に記載された発明に係る通訳通信制御装置の一例を成し
ており、それにおいて、本願の特許請求の範囲における
請求項6から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御方法の一例が実施される。
【0022】通信ネットワーク11には、複数の無線通
信用の基地局13,14,15,16及び17が接続さ
れている。そして、基地局13との無線通信を行う携帯
情報処理端末機20及び基地局14との無線通信を行う
携帯情報処理端末機21及び22と、基地局15との無
線通信を行う携帯情報処理端末機30,基地局16との
無線通信を行う携帯情報処理端末機31及び基地局17
との無線通信を行う携帯情報処理端末機32と、が配さ
れている。また、通信ネットワーク11に直接的に接続
された情報処理端末機33も配されている。
【0023】携帯情報処理端末機20,21及び22
は、夫々、個別の通訳要求者によって取り扱われる。一
方、携帯情報処理端末機30,31及び32は、夫々、
個別の予め登録された通訳者によって取り扱われ、さら
に、情報処理端末機33も予め登録された通訳者によっ
て取り扱われる。そして、携帯情報処理端末機20,2
1及び22は、基地局13及び14を通じ、さらに、通
信ネットワーク11を通じて通訳サーバー12との通信
状態を選択的にとり、同様に、携帯情報処理端末機3
0,31及び32は、基地局15,16及び17を通
じ、さらに、通信ネットワーク11を通じて通訳サーバ
ー12との通信状態を選択的にとる。また、情報処理端
末機33は、通信ネットワーク11を通じて通訳サーバ
ー12との通信状態を選択的にとる。
【0024】携帯情報処理端末機20,21及び22の
夫々は、通訳要求者による操作に応じて、少なくとも、
通訳を要求する情報をあらわす通訳要求情報データを基
地局13もしくは14及び通信ネットワーク11を通じ
て通訳サーバー12へと送信するとともに、通訳サーバ
ー12から通信ネットワーク11及び基地局13もしく
は14を通じて送信される、通訳結果情報をあらわす通
訳結果情報データを受信する。さらに、携帯情報処理端
末機20,21及び22の夫々は、必要に応じて、受信
された通訳結果情報データがあらわす通訳結果情報につ
いての通訳要求者による評価情報をあらわす通訳評価情
報データを、基地局13もしくは14及び通信ネットワ
ーク11を通じて通訳サーバー12へと送信する。
【0025】また、携帯情報処理端末機30,31及び
32の夫々は、通訳者による操作に応じて、少なくと
も、通訳サーバー12から通信ネットワーク11及び基
地局15,16もしくは17を通じて送信される、通訳
を指示する情報をあらわす通訳指示情報データを受信す
るとともに、通訳した情報をあらわす通訳情報データを
基地局15,16もしくは17及び通信ネットワーク1
1を通じて通訳サーバー12へと送信する。
【0026】さらに、情報処理端末機33は、通訳者に
よる操作に応じて、少なくとも、通訳サーバー12から
通信ネットワーク11を通じて送信される、通訳を指示
する情報をあらわす通訳指示情報データを受信するとと
もに、通訳により得られた情報をあらわす通訳情報デー
タを通信ネットワーク11を通じて通訳サーバー12へ
と送信する。
【0027】上述の如くの通訳システムにおいて、通信
ネットワーク11に接続された通訳サーバー12及び情
報処理端末機33、及び、通信ネットワーク11に接続
された基地局13〜17との通信を行う携帯情報処理端
末機20〜22及び30〜32を含む部分によって、本
願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5まで
のいずれかに記載された発明に係る通訳通信装置の一例
が構成されている。
【0028】図2は、通訳サーバー12の一具体例を示
す。図2に示される具体例にあっては、例えば、マイク
ロコンピュータが用いられて構成される動作制御部40
が備えられている。動作制御部40には、入出力制御部
41が接続されており、入出力制御部41は、動作制御
部40と通信ネットワーク11とを連結している。そし
て、入出力制御部41は、通信ネットワーク11から通
訳サーバー12に供給されるデータ及び通訳サーバー1
2から通信ネットワーク11に送出されるデータを制御
する。
【0029】入出力制御部41に加えて、動作制御部4
0には、メインプログラム格納部42が接続されてい
る。メインプログラム格納部42には、動作制御部40
の動作を支配するメインプログラムが格納されており、
斯かるメインプログラムは、適宜、動作制御部40から
の読出指令情報データに応じてメインプログラム格納部
42から動作制御部40へと読み出され、動作制御部4
0はメインプログラムに従った制御動作を行う。
【0030】また、動作制御部40には、通訳処理部4
3,メディア変換処理部44及び通信機能部45が連結
されている。通訳処理部43は、動作制御部40からの
通訳指示情報データを受けて、例えば、単語翻訳程度の
比較的簡単な通訳を行い、それにより得られる通訳情報
データを動作制御部40に送出する。メディア変換処理
部44は、入出力制御部41を通じて動作制御部40に
供給される情報データ、あるいは、動作制御部40から
入出力制御部41を通じて送出されるべき情報データの
属性を変換する。斯かるメディア変換処理部44の存在
により、情報データを、例えば、音声,静止画像,動画
像,文字,図形等々をあらわすものとすることができ、
さらに、それらを複合して送受信することができる。通
信機能部45は、動作制御部40からの通信指令情報デ
ータに従って、入出力制御部41に、通信ネットワーク
11を通じて通訳サーバー12に到達する情報データを
動作制御部40へと供給する受信動作、及び、動作制御
部40からの情報データを通信ネットワーク11へと送
り出す送信動作を行わせる。
【0031】さらに、動作制御部40には、ユーザ情報
・課金情報データベース(ユーザ情報・課金情報D.
B.)46,通訳者情報データベース(通訳者情報D.
B.)47、及び、通訳結果情報データベース(通訳結
果情報D.B.)48が連結されている。ユーザ情報・
課金情報D.B.46は、ユーザである、例えば、携帯
情報処理端末機20,21もしくは22を取り扱う通訳
要求者に関しての、それが取り扱う携帯情報処理端末機
に関するものを含めた情報データであるユーザ情報デー
タ、及び、各通訳要求者に対する課金状況に関する情報
データである課金情報データが、動作制御部40を通じ
て供給され、それらを蓄積するとともに、蓄積されたユ
ーザ情報データ及び課金情報データのうちの選択された
ものを、動作制御部40からの読出指令情報データに応
じて読み出し、それを動作制御部40に供給する。
【0032】通訳者情報D.B.47は、例えば、携帯
情報処理端末機30,31もしくは32あるいは情報処
理端末機33を取り扱う通訳者に関しての、それが取り
扱う携帯情報処理端末機あるいは情報処理端末機に関す
るものを含めた情報データである通訳者情報データが、
動作制御部40を通じて供給され、それらを蓄積すると
ともに、蓄積された通訳者情報データのうちの選択され
たものを、動作制御部40からの読出指令情報データに
応じて読み出し、それを動作制御部40に供給する。さ
らに、通訳結果情報D.B.48は、通訳処理部43か
ら得られて動作制御部40に送出される通訳情報デー
タ、もしくは、携帯情報処理端末機30,31もしくは
32、あるいは、情報処理端末機33から通信ネットワ
ーク11を通じて通訳サーバー12へと送信される通訳
情報データが、通訳結果をあらわす通訳結果情報データ
として動作制御部40を通じて供給され、それらを蓄積
するとともに、蓄積された通訳結果情報データを、動作
制御部40からの読出指令情報データに応じて読み出
し、それを動作制御部40に供給する。
【0033】このようなもとで、動作制御部40は、例
えば、通訳要求者により取り扱われる携帯情報処理端末
機20,21もしくは22からの通訳要求情報データを
受け、それに応答して、通訳処理部43からの通訳情報
データもしくは通訳者により取り扱われる携帯情報処理
端末機30,31もしくは32あるいは情報処理端末機
33からの通訳情報データを得、それを通訳結果情報デ
ータとして、通訳要求情報データを送出した携帯情報処
理端末機20,21もしくは22へと送出する制御動作
を行う。それによって、通訳要求情報データを送出した
携帯情報処理端末機20,21もしくは22を取り扱う
通訳要求者は、自らが取り扱う携帯情報処理端末機上に
通訳結果を得ることができる。
【0034】動作制御部40は、上述の制御動作を、メ
インプログラムに従い、例えば、図3に示されるフロー
チャートによりあらわされる如くの動作の流れをもって
実行する。
【0035】図3に示されるフローチャートにあって
は、スタート後、ステップ50において、通信機能部4
5により入出力制御部41が通信ネットワーク11を通
じて通訳サーバー12に到達する情報データを動作制御
部40へと供給する受信動作を行うものとされる状態と
し、通訳要求者により扱われる携帯情報処理端末機2
0,21もしくは22からの通訳要求情報データが、通
信ネットワーク11を通じて通信サーバー12に到来
し、入出力制御部41を通じて動作制御部40に供給さ
れたか否か、即ち、通訳要求が到来したか否を判断す
る。
【0036】その結果、通訳要求が到来していない場合
には、ステップ50での判断を繰り返し、通訳要求が到
来した場合には、ステップ51に進む。ステップ51に
おいては、例えば、単語翻訳程度の比較的簡単な通訳と
される通訳処理部43による通訳、即ち、通訳サーバー
12による通訳が行われる通訳方法、もしくは、例え
ば、単語翻訳程度に止まらない本格的な通訳とされる、
通訳者情報D.B.47に情報データが蓄積された携帯
情報処理端末機30〜32及び情報処理端末機33のい
ずれかを通じた通訳者による通訳が行われる通訳方法
を、通訳要求情報データを送信した携帯情報処理端末機
20,21もしくは22を取り扱う通訳要求者に選択さ
せるための通訳方法情報データと、通訳に要される料金
の体系をあらわす通訳料金体系情報データとを用意し、
通信機能部45に、入出力制御部41が通訳方法情報デ
ータと通訳料金体系情報データとを通信ネットワーク1
1を通じて携帯情報処理端末機20,21もしくは22
へと送信する状態をとらせる。
【0037】次に、ステップ52において、再び、通信
機能部45により入出力制御部41が通信ネットワーク
11を通じて通訳サーバー12に到達する情報データを
動作制御部40へと供給する受信動作を行うものとされ
る状態として、携帯情報処理端末機20,21もしくは
22からの選択結果情報データを受け、選択結果情報デ
ータに基づいて、通訳サーバー12による通訳が行われ
る通訳方法が選択されたか否かを判断する。
【0038】ステップ52での判断の結果、通訳サーバ
ー12による通訳が行われる通訳方法が選択された場合
には、ステップ53において、通訳処理部43に、通訳
要求者の要求に応じた通訳を行う状態をとらせ、通訳処
理部43による通訳により得られた情報をあらわす通訳
情報データが通訳結果情報D.B.48に蓄積されるよ
うにして、ステップ54に進む。一方、ステップ52で
の判断の結果、通訳サーバー12による通訳が行われる
通訳方法が選択されなかった場合には、ステップ55に
おいて、通訳者による通訳が行われる通訳方法が選択さ
れたか否かを判断する。
【0039】その結果、通訳者による通訳が行われる通
訳方法が選択されなかった場合には、通訳は行わないこ
ととしてステップ50に戻る。
【0040】また、ステップ55での判断の結果、通訳
者による通訳が行われる通訳方法が選択され場合には、
ステップ56において、通訳者情報D.B.47に蓄積
された情報データを参照して適切な通訳者を選定し、続
くステップ57において、選択された通訳者に、通訳要
求者の要求に応じた通訳を行うことを指示する情報をあ
らわす通訳指示情報データを用意し、通信機能部45
に、入出力制御部41が通訳指示情報データを通信ネッ
トワーク11を通じて、選択された通訳者が取り扱う携
帯情報処理端末機30〜32及び情報処理端末機33の
いずれかへと送信する状態をとらせる。その際、例え
ば、通訳指示情報データを電子メールに添付して送るこ
とも考えられる。
【0041】続いて、ステップ58において、通信機能
部45により入出力制御部41が通信ネットワーク11
を通じて通訳サーバー12に到達する情報データを動作
制御部40へと供給する受信動作を行うものとされる状
態として、携帯情報処理端末機30〜32及び情報処理
端末機33のいずれかからの、選択された通訳者による
通訳により得られた情報をあらわす通訳情報データを受
信し、受信された通訳情報データが通訳結果情報D.
B.48に蓄積されるようにして、ステップ54に進
む。そして、ステップ54においては、通訳結果情報
D.B.48からそれに蓄積された通訳情報データを通
訳結果情報をあわわす通訳結果情報データとして取り出
すとともに、その通訳情報データが得られた通訳方法を
あらわす通訳方法情報データを用意し、通信機能部45
に、入出力制御部41が通訳結果情報データと通訳方法
情報データとを通信ネットワーク11を通じて携帯情報
処理端末機20,21もしくは22へと送信する状態を
とらせる。
【0042】次に、ステップ59において、通信機能部
45により入出力制御部41が通信ネットワーク11を
通じて通訳サーバー12に到達する情報データを動作制
御部40へと供給する受信動作を行うものとされる状態
として、携帯情報処理端末機20,21もしくは22か
らの、通訳結果情報データがあらわす通訳結果情報につ
いての通訳要求者による評価情報をあらわす通訳評価情
報データを受信する。そして、ステップ60において、
ステップ59で受信された通訳評価情報データに基づ
き、通訳結果が通訳要求者にとって良好であったか否か
を判断する。
【0043】ステップ60での判断の結果、通訳結果が
通訳要求者にとって良好であった場合には、ステップ6
1において、通訳処理部43による通訳もしくはステッ
プ56において選定された通訳者による通訳を続行し
て、ステップ62に進む。ステップ62においては、通
訳要求者によって要求された通訳が完了したか否かを判
断し、通訳が完了していなければ、ステップ62での判
断を繰り返し、通訳が完了した場合にはステップ50に
戻る。
【0044】また、ステップ60での判断の結果、通訳
結果が通訳要求者にとって良好でない場合には、ステッ
プ63において、通訳要求者の意向に従い、通訳方法の
変更が必要か否かを判断する。その結果、通訳方法の変
更が必要である場合には、ステップ51に戻って、ステ
ップ51以降の各ステップを繰り返し、通訳方法の変更
が必要とされない場合には、通訳要求者がそれ以上の通
訳を望まない状況として、ステップ64で通訳を中断し
た後、ステップ50に戻る。
【0045】なお、動作制御部40により、図3に示さ
れるフローチャートがあらわす動作の流れをもっての制
御動作が、上述の如くにして実行される際には、通訳サ
ーバー12において入出力制御部41を通じて動作制御
部40に供給される情報データは、音声情報データ,文
字情報データ,映像情報データ等々の種々のものとされ
ることが考えられる。このような通訳サーバー12にお
いて入出力制御部41を通じて動作制御部40に供給さ
れる情報データ、あるいは、入出力制御部41を通じて
動作制御部40から送出される情報データは、必要に応
じて、メディア変換処理部44による属性変換を受け
る。
【0046】さらに、動作制御部40により、図3に示
されるフローチャートがあらわす動作の流れをもっての
制御動作が、上述の如くにして実行される際には、通訳
サーバー12において、通訳結果情報を得た通訳要求者
についての情報データ,通訳結果情報を得た通訳要求者
に対する課金の状況についての情報データ等が、ユーザ
情報・課金情報D.B.47に蓄積される。
【0047】上述の如くの動作制御部40を備えた通訳
サーバー12を通訳通信制御装置として含んで構成され
る通訳通信装置の一例、即ち、図1に示される通訳シス
テムに適用された本願の特許請求の範囲における請求項
1から請求項5までのいずれかに記載された発明に係る
通訳通信装置の一例によれば、通訳要求者及び予め用意
された通訳者が、携帯情報処理端末機20〜22及び3
0〜32を用いて通訳サーバー12との無線通信を行う
ようにされているので、通訳要求者及び予め用意された
通訳者は、通訳サーバー12との無線通信が可能な範囲
において、任意の場所に居ることができ、それゆえ、通
訳要求者は、極めて自由な環境のもとで、通訳の要求と
通訳結果の受領とをリアルタイムに行うことができ、し
かも、通訳者の人件費等の通訳に要されるコストの低減
が効果的に図られることになる。さらに、通訳要求者
は、要求する通訳が、例えば、単語翻訳程度の比較的簡
単なものである場合には、通訳サーバー12による通
訳、即ち、通訳サーバー12に備えられる通訳処理部4
3による通訳も選択することができ、斯かる際には、よ
り一層のリアルタイム性の向上とコストの低減とが図ら
れることになる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいず
れかに記載された発明に係る通訳通信装置にあっては、
例えば、通訳要求者により取り扱われる第1の情報処理
端末手段から通訳を要求する通訳要求情報データが送信
されると、それが通信ネットワークを通じて通訳通信制
御手段によって受信され、通訳要求情報データを受信し
た通訳通信制御手段は、通訳通信制御手段による通訳が
行われる通訳方法もしくは第2の情報処理端末手段を通
じた通訳者による通訳が行われる通訳方法を通訳要求者
に選ばせるべく、通訳方法選択用情報データを通信ネッ
トワークを通じて第1の情報処理端末手段へと送信す
る。続いて、通訳通信制御手段は、選択された通訳方法
に従って、通訳通信制御手段による通訳が行われる状
態、もしくは、通訳者に通訳を行うべきことを指示する
通訳指示情報データを通信ネットワークを通じて第2の
情報処理端末手段へと送信する状態をとり、その後、通
訳通信制御手段による通訳もしくは第2の情報処理端末
手段を通じた通訳者による通訳の結果をあらわす通訳結
果情報データを通信ネットワークを通じて第1の情報処
理端末手段へと送信する。それにより、通訳要求者は第
1の情報処理端末手段において通訳結果を得ることがで
きる。
【0049】このような本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項5までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信装置によれば、通訳要求者が、自らが取
り扱う、例えば、携帯情報処理端末手段とされる第1の
情報処理端末手段を用いて、通訳通信制御手段による通
訳と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳と
を選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを
大なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとなる。
【0050】また、本願の特許請求の範囲における請求
項6から請求項8までのいずれかに記載された発明に係
る通訳通信制御方法にあっては、例えば、通訳要求者に
より取り扱われる第1の情報処理端末手段から通信ネッ
トワークを通じて送信される通訳要求情報データについ
ての受信状態をとり、通訳要求情報データが受信される
と、通訳処理手段による通訳が行われる通訳方法もしく
は第2の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳が
行われる通訳方法を、通訳要求者に選択させるための通
訳方法情報データを、通信ネットワークを通じて第1の
情報処理端末手段へと送信し、続いて、選択された通訳
方法に従って通訳処理手段による通訳もしくは第2の情
報処理端末手段を通じた通訳者による通訳が行われる状
態とし、その後、通訳処理手段による通訳もしくは第2
の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳の結果を
あらわす通訳結果情報データを、通信ネットワークを通
じて第1の情報処理端末手段へと送信する。
【0051】このような本願の特許請求の範囲における
請求項6から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御方法が適用されて構築される通訳通
信装置によれば、通訳要求者が、自らが取り扱う第1の
情報処理端末手段を用いて、通訳処理手段による通訳
と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳とを
選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを大
なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとされる。
【0052】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項9から請求項15までのいずれかに記載された発明
に係る通訳通信制御装置にあっては、動作制御手段が、
予め設定されたプログラムに従って動作し、例えば、通
訳要求者により取り扱われる第1の情報処理端末手段か
ら通信ネットワークを通じて送信される通訳要求情報デ
ータが、通信機能手段により受信されると、通信機能手
段に、通訳処理手段による通訳が行われる通訳方法もし
くは第2の情報処理端末手段を通じた通訳者による通訳
が行われる通訳方法を、通訳要求者に選択させるための
通訳方法情報データを、第1の情報処理端末手段へと送
信する動作を行わせ、続いて、選択された通訳方法に従
って通訳処理手段による通訳もしくは第2の情報処理端
末手段を通じた通訳が行われる状態をとり、その後、通
信機能手段に、通訳処理手段による通訳もしくは第2の
情報処理端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結
果情報データを第1の情報処理端末手段へと送信する動
作を行わせる。
【0053】それゆえ、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項15までのいずれかに記載された発
明に係る通訳通信制御装置が用いられて構成される通訳
通信装置によれば、通訳要求者が、自らが取り扱う第1
の情報処理端末手段を用いて、通訳処理手段による通訳
と、例えば、複数人の通訳者のいずれかによる通訳とを
選択できるもとで、通訳の要求と通訳結果の受領とを大
なる柔軟性とリアルタイム性とをもって行うことがで
き、それゆえ、当該通訳通信装置は、抑えられたコスト
のもとに実際の多様な通訳の要求に充分に応えることが
できるものとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項9から
請求項15までのいずれかに記載された発明に係る通訳
通信制御装置の一例が用いられ、本願の特許請求の範囲
における請求項6から請求項8までのいずれかに記載さ
れた発明に係る通訳通信制御方法の一例が実施される、
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項5ま
でのいずれかに記載された発明に係る通訳通信装置の一
例が適用された通訳システムを全体的に示す概念図であ
る。
【図2】 図1に示される通訳システムに備えられた通
訳サーバーの具体構成例を示すブロック接続図である。
【図3】 図2に示される通訳サーバーの具体構成例に
設けられた動作制御部により行われる制御動作における
動作の流れをあらわすフローチャートである。
【符合の説明】
11・・・通信ネットワーク, 12・・・通訳サーバ
ー, 13〜17・・・基地局, 20〜22,30〜
32・・・携帯情報処理端末機, 33・・・情報処理
端末機, 40・・・動作制御部, 41・・・入出力
制御部, 42・・・メインプログラム格納部, 43
・・・通信処理部, 44・・・メディア変換処理部,
45・・・通信機能部, 46・・・ユーザ情報・課
金情報D.B., 47・・・通訳者情報D.B.,
48・・・通訳結果情報D.B.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 540 G06F 13/00 540T H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークに接続された通訳通信制
    御手段と、上記通信ネットワークを通じて上記通訳通信
    制御手段との通信を行い、少なくとも通訳要求情報デー
    タの送出及び通訳結果情報データの受信を行う第1の情
    報処理端末手段と、上記通信ネットワークを通じて上記
    通訳通信制御手段との通信を行い、少なくとも通訳指示
    情報データの受信及び通訳情報データの送信を行う第2
    の情報処理端末手段とを含んで構成され、 上記通訳通信制御手段が、上記第1の情報処理端末手段
    から送信された通訳要求情報データを受信したとき、上
    記第1の情報処理端末手段に、上記通訳通信制御手段に
    よる通訳が行われる通訳方法もしくは上記第2の情報処
    理端末手段を通じた通訳が行われる通訳方法を選ぶ通訳
    方法の選択を行わせ、上記通訳結果情報データを、選択
    された通訳方法に従って上記通訳通信制御手段による通
    訳もしくは上記第2の情報処理端末手段を通じた通訳の
    結果をあらわすものとして、上記第1の情報処理端末手
    段へと送信することを特徴とする通訳通信装置。
  2. 【請求項2】通訳通信制御手段が、第1の情報処理端末
    手段から送信された通訳要求情報データを受信したと
    き、通訳方法及び通訳料金体系に関する情報データを、
    上記第1の情報処理端末手段へと送信することを特徴と
    する請求項1記載の通訳通信装置。
  3. 【請求項3】通訳通信制御手段が、通訳結果情報データ
    を第1の情報処理端末手段へと送信した後、上記第1の
    情報処理端末手段からの通訳評価情報データを受信し、
    受信された通訳評価情報データがあらわす内容に応じ
    て、上記通訳通信制御手段による通訳もしくは上記第2
    の情報処理端末手段を通じた通訳を継続する状態,通訳
    方法を変更する状態、あるいは、上記通訳通信制御手段
    による通訳もしくは上記第2の情報処理端末手段を通じ
    た通訳を中断する状態をとることを特徴とする請求項1
    記載の通訳通信装置。
  4. 【請求項4】第1の情報処理端末手段及び第2の情報処
    理端末手段の夫々が複数個備えられることを特徴とする
    請求項1記載の通訳通信装置。
  5. 【請求項5】第1の情報処理端末手段及び第2の情報処
    理端末手段の夫々のうちの少なくとも一つが携帯情報処
    理端末手段とされることを特徴とする請求項4記載の通
    訳通信装置。
  6. 【請求項6】第1の情報処理端末手段から通信ネットワ
    ークを通じて送信される通訳要求情報データを受信する
    ステップと、通訳処理手段により通訳される通訳方法も
    しくは通訳者情報データベースに情報データが蓄積され
    た第2の情報処理端末手段を通じて通訳される通訳方法
    を選択させるための通訳方法情報データを、上記通信ネ
    ットワークを通じて上記第1の情報処理端末手段へと送
    信するステップと、選択された通訳方法に従って上記通
    訳処理手段による通訳もしくは上記第2の情報処理端末
    手段を通じた通訳が行われる状態とするステップと、上
    記通訳処理手段による通訳もしくは上記第2の情報処理
    端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結果情報デ
    ータを、上記通信ネットワークを通じて上記第1の情報
    処理端末手段へと送信するステップとを含んで成る通訳
    通信制御方法。
  7. 【請求項7】通訳方法情報データを通信ネットワークを
    通じて第1の情報処理端末手段へと送信するステップに
    おいて、上記通訳方法情報データに加えて通訳料金体系
    情報データも送信することを特徴とする請求項6記載の
    通訳通信制御方法。
  8. 【請求項8】通訳結果情報データを通信ネットワークを
    通じて第1の情報処理端末手段へと送信するステップの
    後、上記第1の情報処理端末手段から送出される通訳評
    価情報データを受信し、受信された通訳評価情報データ
    があらわす内容に応じて、通訳処理手段による通訳もし
    くは第2の情報処理端末手段を通じた通訳が継続される
    状態,通訳方法を変更する状態、あるいは、上記通訳処
    理手段による通訳もしくは上記第2の情報処理端末手段
    を通じた通訳が中断される状態をとることを特徴とする
    請求項6記載の通訳通信制御方法。
  9. 【請求項9】通信ネットワークに接続される入出力制御
    手段と、通訳者に関する情報データが蓄積される通訳者
    情報データベースと、通訳方法の選択の結果に応じて通
    訳を行う通訳処理手段と、上記入出力制御段及び通信ネ
    ットワークを通じた送受信動作を行う通信機能手段と、
    動作制御手段とを含んで構成され、 上記動作制御手段が、予め設定されたプログラムに従っ
    て動作し、上記通信機能手段に第1の情報処理端末手段
    から送出された通訳要求情報データを受信する動作を行
    わせて、該通訳要求情報データが受信された場合には、
    上記通信機能手段に、上記通訳処理手段による通訳が行
    われる通訳方法もしくは上記通訳者情報データベースに
    情報データが蓄積された第2の情報処理端末手段を通じ
    た通訳が行われる通訳方法を選択させるための通訳方法
    情報データを、上記第1の情報処理端末手段へと送信す
    る動作を行わせ、選択された通訳方法に従って上記通訳
    処理手段による通訳もしくは上記第2の情報処理端末手
    段を通じた通訳が行われる状態をとり、上記通信機能手
    段に、上記通訳処理手段による通訳もしくは上記第2の
    情報処理端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結
    果情報データを上記第1の情報処理端末手段へと送信す
    る動作を行わせることを特徴とする通訳通信制御装置。
  10. 【請求項10】動作制御手段が、通信機能手段に通訳方
    法情報データを第1の情報処理端末手段へと送信する動
    作を行わせるとき、上記通訳方法情報データに加えて通
    訳料金体系情報データも送信させることを特徴とする請
    求項9記載の通訳通信制御装置。
  11. 【請求項11】動作制御手段が、通信機能手段に通訳結
    果情報データを第1の情報処理端末手段へと送信する動
    作を行わせた後、上記通信機能手段に上記第1の情報処
    理端末手段から送出される通訳評価情報データを受信す
    る動作を行わせ、受信された通訳評価情報データがあら
    わす内容に応じて、通訳処理手段による通訳もしくは第
    2の情報処理端末手段を通じた通訳を継続する状態,通
    訳方法を変更する状態、あるいは、上記通訳処理手段に
    よる通訳もしくは第2の情報処理端末手段を通じた通訳
    を中断する状態をとることを特徴とする請求項9記載の
    通訳通信制御装置。
  12. 【請求項12】通訳要求者に関する情報データが蓄積さ
    れるユーザ情報データベースを備えることを特徴とする
    請求項9記載の通訳通信制御装置。
  13. 【請求項13】ユーザ情報データベースが、通訳要求者
    に関する情報データに加えて通訳要求者に対する課金に
    関する情報データが蓄積されるものとされるをことを特
    徴とする請求項12記載の通訳通信制御装置。
  14. 【請求項14】通訳処理手段による通訳もしくは第2の
    情報処理端末手段を通じた通訳の結果をあらわす通訳結
    果情報データを蓄積する通訳結果情報データベースが、
    動作制御手段による制御を受けるものとして備えられる
    ことを特徴とする請求項9記載の通訳通信制御装置。
  15. 【請求項15】通信機能手段により送受信される情報デ
    ータの属性を変換する処理を行うメディア変換処理手段
    が、動作制御手段による制御を受けるものとして備えら
    れることを特徴とする請求項9記載の通訳通信制御装
    置。
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