JP2003027777A - Composite cylinder lock - Google Patents
Composite cylinder lockInfo
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- JP2003027777A JP2003027777A JP2001221848A JP2001221848A JP2003027777A JP 2003027777 A JP2003027777 A JP 2003027777A JP 2001221848 A JP2001221848 A JP 2001221848A JP 2001221848 A JP2001221848 A JP 2001221848A JP 2003027777 A JP2003027777 A JP 2003027777A
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- locking bar
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Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複合シリンダ錠
に係り、特に、所謂ピッキングを有効に防止することが
できる新規な複合シリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願2001−16
3294を以て、新規な複合シリンダ錠を提案した。
【0003】この複合シリンダ錠は、ディスクタンブラ
ー錠にレバータンブラー錠(ロータリーディスクタンブ
ラー錠)の作動原理を組込んだ複合シリンダ錠で、内周
面に母線に沿うタンブラー係止溝を形成した外筒と、こ
の外筒と回転自在に嵌合し、所定の間隔を保って回転軸
線方向に積層された複数の仕切部材を設けると共に、回
転軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒とを有し、この内
筒の仕切部材の間に形成された各スロットには、夫々鍵
孔に挿通される合鍵の幅方向に摺動可能に案内され、上
記タンブラー係止溝に係入する方向に付勢されたタンブ
ラーを挿設し、各タンブラーの中央部には、上記鍵孔を
包囲し得る大きさの鍵通し孔を夫々位置を違えて開口さ
せ、この鍵通し孔の開口端縁と鍵孔に挿通された合鍵の
鍵溝とを係合させて各タンブラーの端縁をシアーライン
に整合させるようにしたものにおいて、上記タンブラー
係止溝からほぼ90度ずれた角度位置における外筒内周
面の母線に沿ってカム溝を形成し、このカム溝に、内筒
の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向
に移動可能に案内されると共に、外側縁が外方に突出す
る方向に付勢されたロッキングバーを係合させ、一方、
ロッキングバーの内側縁に対向するタンブラーの側端縁
に解錠切欠を形成して、タンブラー群の夫々が鍵孔に挿
通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各タンブ
ラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するよ
うにし、他方、内筒が施錠角度位置にあるとき、ロッキ
ングバーの内側縁とタンブラーの側端縁との間の隙間を
極く小さくするようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の複合シ
リンダ錠は、従来のディスクタンブラー錠と比較して、
格段に対ピッキング性能が向上することは確認された。
【0005】しかしながら、ロッキングバーの内側縁と
タンブラーの側端縁との間の隙間を完全に0(ゼロ)に
はできないこと、及び、タンブラー及びシリンダ錠を構
成する部材の弾性変形等により、内筒にトルクを掛ける
と少し内筒が回動し、従来のものと比較して困難にはな
ったが完全にピッキング操作を不可能にできるものでは
ない。
【0006】そこで、この発明は、上記した構造の複合
シリンダ錠を改良し、更にピッキングを困難にする複合
シリンダ錠を提案することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、内周面に母線に沿うタンブラー係止溝
を形成した外筒と、この外筒と回転自在に嵌合し、所定
の間隔を保って回転軸線方向に積層された複数の仕切部
材を設けると共に、回転軸線に沿って鍵孔を貫通させた
内筒とを有し、この内筒の仕切部材の間に形成された各
スロットには、夫々鍵孔に挿通される合鍵の幅方向に摺
動可能に案内され、上記タンブラー係止溝に係入する方
向に付勢されたタンブラーを挿設し、各タンブラーの中
央部には、上記鍵孔を包囲し得る大きさの鍵通し孔を夫
々位置を違えて開口させ、この鍵通し孔の開口端縁と鍵
孔に挿通された合鍵の鍵溝とを係合させて各タンブラー
の端縁をシアーラインに整合させるようにしたものにお
いて、上記タンブラー係止溝からほぼ90度ずれた角度
位置における外筒内周面の母線に沿ってカム溝を形成
し、このカム溝に、内筒の母線に沿って延在し、内筒の
外周部において半径方向に移動可能に案内されると共
に、外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキン
グバーを係合させ、一方、ロッキングバーの内側縁に対
向するタンブラーの側端縁に解錠切欠を形成して、タン
ブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝
と係合したとき、各タンブラーの解錠切欠がロッキング
バーの内側縁と整合するようにし、他方、少なくとも1
個のタンブラーの側端縁の、鍵孔に合鍵を挿入しない常
態においてロッキングバーの内側縁と対向する部位、及
び解錠切欠の間に、騙し切欠を形成したことを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1において符号1は外筒を示し、この
外筒1の内周面には、その母線方向に沿って、かつ外筒
1の中心軸線に関して対称的な2ヵ所にタンブラー係止
溝2、2が形成されている。
【0009】図1に示す係止溝2は、外筒1を貫通して
外筒の外周面に開口する細長い切欠孔として形成されて
いる。
【0010】上記外筒1の内孔には、内筒3が回転自在
に嵌合している。図示の実施例における内筒3は、図面
を明瞭にするため、例えば円柱体をその中心軸線に沿う
複数箇所にフライスで切込みを入れた形状である。
【0011】そして、この内筒3は、切り残しという形
態で、所定の間隔を保って中心軸線方向に積層された複
数の仕切板4、4を有しており、また、内筒3の中心軸
線に沿って鍵孔5が貫通している。
【0012】上記仕切板4、4の間に形成された複数の
スロット6、6の夫々には、半月形の切り残し部分及び
後述のピン11、11により、鍵孔5に挿通される合鍵
7の幅方向(図1で左右方向)に移動可能に案内された
細長い板状体の一方(下方)の側端縁にL字形の施錠片
8を一体に結合し、全体の形状が十手形のタンブラー9
が挿設されている。
【0013】これらのタンブラー9、9は、圧縮コイル
ばねとしてのタンブラーばね10の弾力により、一端
(図1に示すものは左端)がタンブラー係止溝2に係入
される方向に付勢されている。
【0014】そして、各タンブラーの中央部には、図1
に示すように、鍵孔5を包囲する大きさの鍵通し孔11
が夫々鍵幅方向において位置を違えて開口していて、鍵
孔5に合鍵7が挿入されたとき、鍵通し孔の鍵幅方向に
おける開口端縁と合鍵の側端縁に形成された鍵溝とを係
合させて、各タンブラー9の端縁をシアーライン(内筒
と外筒の接合部横断面線)に整合させるようにしてい
る。
【0015】なお、図1において符号12はピンを示
し、これらのピン12、12は相互にかつ外筒1の中心
軸線に平行で、内筒3を縦貫している。
【0016】これらのピン12、12は、タンブラー9
を付勢する上記タンブラーばね10のばね押えとして、
また、タンブラー9の常態位置規制部材として、更にま
た、タンブラー9の案内部材として機能する。
【0017】上記した構成は、従来周知のディスクタン
ブラー錠の構成であるが、この発明においては、上記の
構成に加えて、所謂レバータンブラー錠(ロータリーデ
ィスクタンブラー錠)の構成を加えた複合シリンダ錠を
構成している。
【0018】すなわち、前記タンブラー係止溝2からほ
ぼ90度ずれた角度位置における外筒内周面の母線に沿
って、かつ外筒1の中心軸線に関して対称的な2ヵ所に
横断面形状がV字形のカム溝13、13が形成されてい
る。
【0019】なお、此でカム溝13の角度位置を、外筒
におけるカム溝底の角度位置に定める。
【0020】また、タンブラー係止溝2の角度位置を、
外筒の中心軸Oを通り、タンブラー9の移動方向の線分
が外筒と交わる位置をいうものと定義する。
【0021】そして、施錠状態(常態)における上記カ
ム溝13には、例えば内側(図1で上側)の横断面形状
が凸字形で、下側がV字形のロッキングバー14が係合
している。
【0022】このロッキングバー14は、内筒3のほぼ
全長にわたってその母線に沿って延在する杆体で、図1
及び図2に示すように、内筒の外周部にその母線に沿っ
て形成された横断面逆凸字形のロッキングバー案内溝1
5と係合して、内筒の半径方向に移動可能に案内されて
いる。
【0023】また、内筒3の外端部及び内端部における
仕切板4は他の仕切板より厚くなっており、この仕切板
4のロッキングバー案内溝15側からロッキングバーば
ね孔16が内筒中心に向かって穿設されている(図2参
照)。
【0024】このロッキングバーばね孔16内には、圧
縮コイルばねとしてのロッキングバーばね17が収納さ
れており、これらのロッキングバーばね17、17の弾
力により、ロッキングバー14の外側縁が外方に、すな
わち、図1及び図2において下方に付勢されている。
【0025】一方、図1に示すように、タンブラー9の
側端縁(図示の実施例では施錠片8の側端縁)に解錠切
欠18が形成されており、鍵孔5に合鍵7が挿入され、
タンブラー9の端縁がシアーラインに整合したとき、ロ
ッキングバー14の内側縁がこの解錠切欠18と整合す
るように、解錠切欠の形成位置が設定されている。
【0026】また、少なくとも1個のタンブラー9の側
端縁の、鍵孔5に合鍵7を挿入しない常態(例えば施錠
常態)においてロッキングバー14の内側縁と対向する
部位、及び解錠切欠18の間に、例えば解錠切欠き18
と同幅の騙し切欠19が形成されている。この騙し切欠
き19は浅いものであってもよい。
【0027】図示の実施例では、解錠切欠18及び騙し
切欠19の間隔が小さいので、両者が干渉して一つの幅
広の切欠となっているが、両者の間隔が大きいときには
二つの独立した切欠となる。
【0028】上記のように構成されたこの発明の一実施
例による複合シリンダ錠は、正規の合鍵を鍵孔に挿入し
たときには、図1に示すように、タンブラー9の両端が
シアーラインに揃うと共に、ロッキングバー14の内側
縁が施錠片8の解錠切欠18に係入可能に臨む位置に来
る。
【0029】この状態で合鍵7を介して内筒3を回せ
ば、一端をタンブラー係止 溝2に係止されていたタン
ブラー9は自由になるから内筒が回転できるようにな
る。
【0030】と同時に、外筒1と内筒3との相対回動に
より、カム溝13とロッキングバー14の外側縁との間
に楔作用が生じ、ロッキングバー14がカム溝13から
押出されるようにして内筒中心方向に移動する。
【0031】このとき、上記したようにロッキングバー
14の内側縁と施錠片の解錠切欠18とは整合している
から、解錠切欠18へのロッキングバー14の進入とい
う形態でロッキングバーとカム溝との相互作用が進み、
ついにはロッキングバー14の外側縁が外筒1の内周面
に乗り上がる。
【0032】以降、ロッキングバー14が180度回動
してもう一つのカム溝13に落込むまで内筒の回動が続
き、このようにして内筒3が180度回動すると図示し
ない施錠機構が作動して例えば錠箱のデッドボルトをス
トライクから抜くので、その状態で合鍵を鍵孔から抜く
と例えば解錠操作が完了する。
【0033】上記のように、この発明による複合シリン
ダ錠の作動は、外見上通常のディスクタンブラー錠と変
るところは無い。
【0034】また、ロータリーディスクタンブラー機構
を組込んだことにより鍵違いが増大するということもな
い。
【0035】しかしながら、この発明による複合シリン
ダ錠は、次に説明するように、所謂ピッキングを事実上
不可能にする。
【0036】すなわち、ピッキングは、鍵孔5内に細い
工具を差込んで例えば手前側から順にタンブラーを長さ
方向に動かし、内筒3にトルクを掛けてロッキングバー
14の内側縁が解錠切欠18に係入する際の感触を確か
めつつタンブラーを解錠位置に揃えていく如くである。
【0037】ところが、この発明による複合シリンダ錠
においては、図1に示すタンブラー9は施錠時左方に偏
位しており、ピッキング時内筒3にトルクを掛けてロッ
キングバー14の内側縁が切欠に入るときの感触を探り
ながらタンブラー9を右方に移動させる際、ロッキング
バー14の内側縁が騙し切欠19に係入する感触を得た
とき、解錠切欠18に係入したと勘違いする。
【0038】そこで、少なくとも1個のタンブラー9を
解錠位置に迄移動させず、タンブラー9の端部がタンブ
ラー係止溝2に係入した状態に残すので、ピッキング操
作後内筒を回そうとしても内筒3は回動せず、結局ピッ
キングは失敗する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、複合シリンダ錠の少なくとも1個のタンブラーの
側端縁の、鍵孔に合鍵を挿入しない常態においてロッキ
ングバーの内側縁と対向する部位、及び解錠切欠の間
に、騙し切欠を形成したから、ピッキング時ロッキング
バーの内側縁をこの騙し切欠に整合させてしまい、した
がってピッキングを不可能にすることができる、という
所期の効果を奏する。
【0040】また、ロッキングバーと外筒のカム溝とが
クリック装置を構成するから、合鍵を挿入するときの内
筒の角度位置が厳密に定まり、内筒と外筒の遊動が無く
なることと相俟て使用感が向上すると共に、タンブラー
の端部とタンブラー係止溝との隙間も減じることがで
き、タンブラー錠としての精度を向上させることができ
る、等種々の効果を奏する。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a composite cylinder lock, and more particularly, to a novel composite cylinder lock capable of effectively preventing so-called picking. [0002] The present applicant has previously filed Japanese Patent Application No. 2001-16.
With 3294, a new composite cylinder lock was proposed. This composite cylinder lock is a composite cylinder lock in which the operating principle of a lever tumbler lock (rotary disc tumbler lock) is incorporated in a disk tumbler lock, and an outer cylinder having a tumbler locking groove formed along an inner peripheral surface on an inner peripheral surface. And an inner cylinder rotatably fitted with the outer cylinder, provided with a plurality of partition members laminated in the direction of the rotation axis at a predetermined interval, and having a keyhole penetrated along the axis of rotation. Each slot formed between the partition members of the inner cylinder is slidably guided in the width direction of the duplicate key inserted into the keyhole, and is provided in a direction engaging with the tumbler locking groove. Energized tumblers are inserted, and keyholes large enough to surround the keyholes are opened at different positions in the center of each tumbler, and the opening edges of the keyholes and the keyholes are opened. Into the keyway of the duplicate key A cam groove is formed along the generatrix of the inner peripheral surface of the outer cylinder at an angular position substantially shifted by 90 degrees from the tumbler engaging groove, wherein the edge of each tumbler is aligned with the shear line. A locking bar that extends along the generatrix of the inner cylinder, is guided movably in the radial direction at the outer periphery of the inner cylinder, and is urged in a direction in which the outer edge protrudes outward. ,on the other hand,
An unlock notch is formed at the side edge of the tumbler facing the inner edge of the locking bar, and when each of the tumblers is engaged with the corresponding keyway of the duplicate key inserted into the keyhole, the unlocking of each tumbler is performed. The notch is aligned with the inner edge of the locking bar, while the gap between the inner edge of the locking bar and the side edge of the tumbler is minimized when the inner cylinder is in the locked angular position. It is characterized by the following. [0004] The composite cylinder lock having the above-described structure is compared with a conventional disk tumbler lock.
It was confirmed that picking performance was remarkably improved. [0005] However, the gap between the inner edge of the locking bar and the side edge of the tumbler cannot be completely reduced to zero (0), and the elastic deformation of the members forming the tumbler and the cylinder lock, etc. When a torque is applied to the cylinder, the inner cylinder rotates slightly, which makes it difficult as compared with the conventional one, but does not completely disable the picking operation. Accordingly, an object of the present invention is to improve a composite cylinder lock having the above-described structure, and to propose a composite cylinder lock that makes picking difficult. SUMMARY OF THE INVENTION In order to achieve the above object, the present invention provides an outer cylinder having a tumbler locking groove formed on an inner peripheral surface along a generatrix, and rotatably fitted to the outer cylinder. A plurality of partition members stacked in the direction of the rotation axis at predetermined intervals, and an inner cylinder having a keyhole penetrated along the rotation axis, between the partition members of the inner cylinder. A tumbler is slidably guided in the width direction of the duplicate key inserted into the keyhole, and is urged in a direction engaging with the tumbler locking groove. At the center of the tumbler, a keyhole having a size capable of surrounding the keyhole is opened at a different position, and the opening edge of the keyhole and the keyway of the duplicate key inserted into the keyhole are opened. Engage to align the edges of each tumbler with the shear line A cam groove is formed along the generating line of the inner peripheral surface of the outer cylinder at an angular position substantially 90 degrees from the tumbler locking groove, and extends along the generating line of the inner cylinder in the cam groove; A side edge of the tumbler, which is guided so as to be movable in the radial direction at the outer peripheral portion and is urged in a direction in which the outer edge projects outward, while the tumbler faces the inner edge of the locking bar. An unlock notch is formed in each of the tumblers so that when each of the tumblers is engaged with the corresponding keyway of the duplicate key inserted through the keyhole, the unlock notch of each tumbler is aligned with the inner edge of the locking bar, On the other hand, at least one
A deceptive notch is formed between the side edge of each tumbler, the portion facing the inner edge of the locking bar in a normal state where the duplicate key is not inserted into the keyhole, and the unlocking notch. An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes an outer cylinder, and tumbler locking grooves 2, 2 are provided on the inner peripheral surface of the outer cylinder 1 at two locations along the generatrix direction and symmetric with respect to the center axis of the outer cylinder 1. Is formed. The locking groove 2 shown in FIG. 1 is formed as an elongated notch which penetrates the outer cylinder 1 and opens on the outer peripheral surface of the outer cylinder. An inner cylinder 3 is rotatably fitted in the inner hole of the outer cylinder 1. The inner cylinder 3 in the illustrated embodiment has a shape in which, for simplicity of the drawing, for example, a cylindrical body is cut at a plurality of positions along a central axis thereof by milling. The inner cylinder 3 has a plurality of partition plates 4, 4 stacked in the central axis direction at predetermined intervals in a form of uncut portion. The keyhole 5 penetrates along the axis. Each of the plurality of slots 6, 6 formed between the partition plates 4, 4, is provided with a half key-shaped uncut portion and pins 11, 11 to be described later. An L-shaped locking piece 8 is integrally connected to one (lower) side edge of an elongated plate-like member guided so as to be movable in the width direction (the left-right direction in FIG. 1). Tumbler 9
Is inserted. The tumblers 9, 9 are urged in a direction in which one end (the left end in FIG. 1) is engaged with the tumbler locking groove 2 by the elastic force of a tumbler spring 10 as a compression coil spring. I have. At the center of each tumbler, FIG.
As shown in the figure, a keyhole 11 having a size surrounding the keyhole 5
Are opened at different positions in the key width direction, and when the duplicate key 7 is inserted into the keyhole 5, the keyway formed at the opening edge in the key width direction of the key through hole and the side edge of the duplicate key. And the edge of each tumbler 9 is aligned with the shear line (the cross-sectional line of the joint between the inner cylinder and the outer cylinder). In FIG. 1, reference numeral 12 denotes a pin. These pins 12 and 12 extend parallel to the center axis of the outer cylinder 1 and extend through the inner cylinder 3. These pins 12, 12 are connected to the tumbler 9
As a spring presser of the tumbler spring 10 for urging
Further, it functions as a normal position regulating member of the tumbler 9 and also functions as a guide member of the tumbler 9. The above-described structure is a structure of a conventionally known disk tumbler lock. In the present invention, in addition to the above structure, a composite cylinder lock having a structure of a so-called lever tumbler lock (rotary disk tumbler lock) is added. Is composed. That is, the cross-sectional shape is V at two locations along the generatrix of the inner peripheral surface of the outer cylinder at an angle position substantially 90 degrees from the tumbler locking groove 2 and symmetric with respect to the center axis of the outer cylinder 1. Formed cam grooves 13 are formed. Here, the angular position of the cam groove 13 is defined as the angular position of the cam groove bottom in the outer cylinder. The angular position of the tumbler locking groove 2 is
It is defined as a position that passes through the center axis O of the outer cylinder and where a line segment in the moving direction of the tumbler 9 intersects the outer cylinder. In the locked state (normal state), a locking bar 14 whose inner (upper in FIG. 1) cross-sectional shape is convex and whose lower side is V-shaped is engaged with the cam groove 13 in the locked state (normal state). The locking bar 14 is a rod extending substantially along the entire length of the inner cylinder 3 along the generatrix.
As shown in FIG. 2, a locking bar guide groove 1 having an inverted convex cross section formed on the outer peripheral portion of the inner cylinder along the generatrix.
5 and is movably guided in the radial direction of the inner cylinder. The partition plate 4 at the outer end and the inner end of the inner cylinder 3 is thicker than the other partition plates. A locking bar spring hole 16 is formed inside the partition plate 4 from the locking bar guide groove 15 side. It is drilled toward the center of the cylinder (see FIG. 2). A locking bar spring 17 as a compression coil spring is housed in the locking bar spring hole 16, and the outer edge of the locking bar 14 is outwardly moved by the elastic force of the locking bar springs 17. That is, it is urged downward in FIGS. 1 and 2. On the other hand, as shown in FIG. 1, an unlocking notch 18 is formed at the side edge of the tumbler 9 (in the embodiment shown, the side edge of the locking piece 8), and the duplicate key 7 is inserted into the key hole 5. Inserted,
The position of the unlocking notch is set such that the inner edge of the locking bar 14 aligns with the unlocking notch 18 when the edge of the tumbler 9 aligns with the shear line. Also, a portion of the side edge of at least one tumbler 9 which faces the inner edge of the locking bar 14 in a normal state where the duplicate key 7 is not inserted into the keyhole 5 (for example, a locking state), and an unlocking notch 18 In between, for example, unlock notch 18
A deceptive notch 19 of the same width as that of FIG. The deceptive notch 19 may be shallow. In the illustrated embodiment, the gap between the unlocking notch 18 and the deceptive notch 19 is small, so that they interfere with each other to form one wide notch. It becomes. In the composite cylinder lock according to one embodiment of the present invention having the above structure, when a regular duplicate key is inserted into a keyhole, both ends of the tumbler 9 are aligned with the shear line as shown in FIG. Then, the inner edge of the locking bar 14 comes to a position facing the unlocking notch 18 of the locking piece 8 so as to be engaged. If the inner cylinder 3 is turned through the duplicate key 7 in this state, the tumbler 9 having one end locked in the tumbler locking groove 2 becomes free, so that the inner cylinder can be rotated. At the same time, the relative rotation between the outer cylinder 1 and the inner cylinder 3 causes a wedge action between the cam groove 13 and the outer edge of the locking bar 14, and the locking bar 14 is pushed out of the cam groove 13. Move toward the center of the inner cylinder. At this time, since the inner edge of the locking bar 14 and the unlocking notch 18 of the locking piece are aligned as described above, the locking bar 14 and the cam are inserted into the unlocking notch 18 in a form. The interaction with the groove progresses,
Finally, the outer edge of the locking bar 14 rides on the inner peripheral surface of the outer cylinder 1. Thereafter, the rotation of the inner cylinder continues until the locking bar 14 rotates by 180 degrees and falls into the other cam groove 13, and when the inner cylinder 3 rotates by 180 degrees in this manner, a locking mechanism (not shown). Is activated to remove, for example, the dead bolt of the lock box from the strike. If the duplicate key is removed from the keyhole in this state, for example, the unlocking operation is completed. As described above, the operation of the composite cylinder lock according to the present invention is apparently the same as that of a normal disk tumbler lock. Further, by incorporating the rotary disk tumbler mechanism, the key difference does not increase. However, the composite cylinder lock according to the present invention makes so-called picking virtually impossible, as described below. That is, picking is performed by inserting a thin tool into the keyhole 5 and moving the tumbler in the longitudinal direction, for example, sequentially from the near side, applying torque to the inner cylinder 3 and unlocking the inner edge of the locking bar 14 with the unlocked notch. It is as if the tumbler is aligned to the unlocked position while confirming the feel when engaging the vehicle 18. However, in the composite cylinder lock according to the present invention, the tumbler 9 shown in FIG. 1 is deviated leftward during locking, and a torque is applied to the inner cylinder 3 during picking so that the inner edge of the locking bar 14 is notched. When the tumbler 9 is moved to the right while searching for the feeling of entering, when the inside edge of the locking bar 14 gets the feel of engaging with the notch 19, it is mistaken that the locking bar 14 is engaged with the unlocking notch 18. Therefore, at least one tumbler 9 is not moved to the unlocking position, and the end of the tumbler 9 remains in the tumbler locking groove 2, so that the inner cylinder is turned after the picking operation. However, the inner cylinder 3 does not rotate, and the picking fails after all. As is apparent from the above description, the present invention relates to an inner edge of a locking bar in a normal state where a duplicate key is not inserted into a keyhole at a side edge of at least one tumbler of a composite cylinder lock. Because the cheating notch is formed between the part opposite to the opening and the unlocking notch, the inner edge of the locking bar is aligned with the cheating notch during picking, thus making it impossible to pick. The effect of the period. Further, since the locking bar and the cam groove of the outer cylinder constitute a click device, the angular position of the inner cylinder when the duplicate key is inserted is strictly determined, and the free movement of the inner cylinder and the outer cylinder is eliminated. In addition, the usability is improved, the gap between the end of the tumbler and the tumbler locking groove can be reduced, and various effects such as improvement in accuracy of the tumbler lock can be achieved.
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による複合シリンダ錠のス
ロット部分の横断面図。
【図2】図1と同様の仕切板部分の横断面図。
【符号の説明】
1 外筒
2 タンブラー係止溝
3 内筒
4 仕切板
5 鍵孔
6 スロット
7 合鍵
8 施錠片
9 タンブラー
10 タンブラーばね
11 鍵通し孔
12 ピン
13 カム溝
14 ロッキングバー
15 ロッキングバー案内溝
16 ロッキングバーばね孔
17 ロッキングバーばね
18 解錠切欠
19 騙し切欠BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view of a slot portion of a composite cylinder lock according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a transverse sectional view of a partition plate portion similar to FIG. [Description of Signs] 1 outer cylinder 2 tumbler locking groove 3 inner cylinder 4 partition plate 5 key hole 6 slot 7 duplicate key 8 locking piece 9 tumbler 10 tumbler spring 11 key through hole 12 pin 13 cam groove 14 locking bar 15 locking bar guide Groove 16 Locking bar spring hole 17 Locking bar spring 18 Unlocking notch 19 Deceptive notch
Claims (1)
形成した外筒と、この外筒と回転自在に嵌合し、所定の
間隔を保って回転軸線方向に積層された複数の仕切部材
を設けると共に、回転軸線に沿って鍵孔を貫通させた内
筒とを有し、この内筒の仕切部材の間に形成された各ス
ロットには、夫々鍵孔に挿通される合鍵の幅方向に摺動
可能に案内され、上記タンブラー係止溝に係入する方向
に付勢されたタンブラーを挿設し、各タンブラーの中央
部には、上記鍵孔を包囲し得る大きさの鍵通し孔を夫々
位置を違えて開口させ、この鍵通し孔の開口端縁と鍵孔
に挿通された合鍵の鍵溝とを係合させて各タンブラーの
端縁をシアーラインに整合させるようにしたものにおい
て、上記タンブラー係止溝からほぼ90度ずれた角度位
置における外筒内周面の母線に沿ってカム溝を形成し、
このカム溝に、内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周
部において半径方向に移動可能に案内されると共に、外
側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバー
を係合させ、一方、ロッキングバーの内側縁に対向する
タンブラーの側端縁に解錠切欠を形成して、タンブラー
群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合
したとき、各タンブラーの解錠切欠がロッキングバーの
内側縁と整合するようにし、他方、少なくとも1個のタ
ンブラーの側端縁の、鍵孔に合鍵を挿入しない常態にお
いてロッキングバーの内側縁と対向する部位、及び解錠
切欠の間に、騙し切欠を形成したことを特徴とする複合
シリンダ錠。Claims: 1. An outer cylinder having a tumbler locking groove formed on an inner peripheral surface thereof along a generatrix, and rotatably fitted to the outer cylinder and maintaining a predetermined interval in a direction of a rotation axis. A plurality of laminated partition members are provided, and an inner cylinder having a keyhole penetrated along the axis of rotation is provided.Each slot formed between the partition members of the inner cylinder has a keyhole. A tumbler guided slidably in the width direction of the inserted key and urged in a direction engaging with the tumbler locking groove is inserted, and a central portion of each tumbler surrounds the key hole. The keyholes of the size obtained are opened at different positions, and the opening edge of the keyhole and the keyway of the duplicate key inserted into the keyhole are engaged, and the edge of each tumbler is aligned with the shear line. An angle of about 90 degrees from the tumbler locking groove. To form a cam groove along a generatrix of the outer cylinder circumference of the location,
A locking bar that extends along the generatrix of the inner cylinder, is guided in the outer peripheral portion of the inner cylinder so as to be movable in the radial direction, and is urged in a direction in which the outer edge protrudes outward, When the tumbler is engaged with the corresponding keyway of the duplicate key inserted through the keyhole by forming an unlocking notch at the side edge of the tumbler opposite to the inner edge of the locking bar. The unlocking notch of each tumbler aligns with the inner edge of the locking bar, while the side edge of at least one tumbler opposes the inner edge of the locking bar in a normal state where the duplicate key is not inserted into the keyhole A composite cylinder lock, wherein a deceptive notch is formed between the unlocking notch and the unlocking notch.
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Citations (3)
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JPH0347380A (en) * | 1989-07-13 | 1991-02-28 | Kumahira Safe Co Inc | Lock device |
JPH0532637U (en) * | 1991-10-04 | 1993-04-30 | 朝日電装株式会社 | Cylinder locker tumbler |
JP2001098805A (en) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Alpha Corp | Cylinder lock |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221848A patent/JP4742461B2/en not_active Expired - Fee Related
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