JP2003026389A - 遠隔操作集中管理方法 - Google Patents

遠隔操作集中管理方法

Info

Publication number
JP2003026389A
JP2003026389A JP2001215227A JP2001215227A JP2003026389A JP 2003026389 A JP2003026389 A JP 2003026389A JP 2001215227 A JP2001215227 A JP 2001215227A JP 2001215227 A JP2001215227 A JP 2001215227A JP 2003026389 A JP2003026389 A JP 2003026389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
equipment
crane
managed
cranes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001215227A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hayakawa
康一 早川
Akira Watanabe
明 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2001215227A priority Critical patent/JP2003026389A/ja
Publication of JP2003026389A publication Critical patent/JP2003026389A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の管理対象設備を複数の操作盤から無線な
どにより遠隔操作により稼働する際、上記設備を効率良
く稼働させるための遠隔操作集中管理方法を提供する。 【解決手段】複数の管理対象設備であるクレーン1〜4
と、係るクレーン1〜4よりも多数の操作盤A〜Fと、
上記クレーン1〜4および操作盤A〜Fの間に介在して
接続と切断とを行う中央管理盤6aと、を備え、任意の
操作盤B,Eにより選択された特定のクレーン2,4を
中央管理盤6aに送信した際、中央管理盤6aにより上
記特定のクレーン2,4を選択することにより、任意の
操作盤B,Eと特定のクレーン2,4とを接続して稼働
させる、遠隔操作集中管理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば吊り荷搬送
用のクレーンのような複数の管理対象設備および複数の
操作盤を合理的に接続して、上記設備を遠隔操作により
効率良く稼働させるための遠隔操作集中管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、あるプロセスや製造ラインにお
いて、管理対象設備である複数(4台)の吊り荷搬送用の
クレーン1〜4を、無線による遠隔操作によって稼働さ
せる場合、図3(A)に示すように、上記クレーン1〜4
と同数の操作盤A〜Dとを用意している。この結果、操
作盤Aと上記クレーン1、操作盤Bと上記クレーン2、
操作盤Cと上記クレーン3、および操作盤Dと上記クレ
ーン4のように、これらの接続する組合せを専用として
接続している。あるいは、何れの操作盤からも何れか1
つのクレーンに接続可能としている。従って、クレーン
や操作盤の数に伴ってコストが嵩むと共に、クレーンの
稼働状態などよっては、接続できない操作盤が生じてし
まう、という問題があった。
【0003】また、2つの場所から複数(4台)の吊り荷
搬送用のクレーン1〜4を無線による遠隔操作により稼
働させる場合、図3(B)に示すように、上記クレーン1
〜4に対し2倍の操作盤A〜D,a〜dを用意してい
る。このため、無線による遠隔操作を行うための操作盤
が更に増えてコスト高になる。また、同じ1つのクレー
ンに対し2つの操作盤から接続信号が発信された場合、
何れか一方の操作盤が接続されると、他方の操作盤の接
続ができなくなるため、係る操作盤のオペレータは無用
な待機を強いられる、という問題もあった。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上にて説明した
従来の技術における問題点を解決し、上記クレーンのよ
うな複数の管理対象設備を複数の操作盤から無線などに
よる遠隔操作により稼働する際、上記設備を効率良く稼
働させるための遠隔操作集中管理方法を提供する、こと
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、複数の管理対象設備および複数の操作盤の
間に集中的な接続を行う中央管理盤を介在して管理す
る、ことに着想して成されたものである。即ち、本発明
の第1の遠隔操作集中管理方法(請求項1)は、複数の管
理対象設備と、複数の操作盤と、上記管理対象設備およ
び操作盤の間に介在して接続と切断とを行う中央管理盤
と、を備え、任意の操作盤により選択された特定の管理
対象設備を中央管理盤に送信した際、中央管理盤により
上記特定の管理対象設備または別の管理対象設備を選択
することにより、任意の操作盤と特定の管理対象設備ま
たは別の管理対象設備とを接続して稼働させる、ことを
特徴とする。尚、上記複数の管理対象設備と複数の操作
盤は、互いに同数の場合や、前者よりも後者が多数の場
合の他、前者の数よりも後者の数が少ない場合も含まれ
る。
【0006】これによれば、多数の操作盤からの接続信
号に対して、中央管理盤を介して複数の操作盤と複数の
管理対象設備とを、係る設備が配置されたプロセスや製
造ラインの全体の状況や個別の工程または場所における
状態に応じて効率良く活用することができる。このた
め、製造ラインなどにおいて必要最小限である複数の管
理対象設備を、複数の操作盤により個別の工程の状態や
当該ライン全体の状態に応じて効率良く稼働させること
ができる。しかも、従来のように、管理対象設備に対し
て過剰な操作盤を設置することも不要となるため、設備
コストや工程管理コストを低減することも可能となる。
【0007】尚、上記の中央管理盤は、オペレータによ
るマニュアル操作による他、後述するように所定のプロ
グラムを格納したコンピュータに置き換え、適用するラ
イン全体の状況や個別の工程の状態を基に、何れかの操
作盤と何れかの管理対象設備とを、接続するものであ
る。このため、中央管理盤の付近には、適用するライン
などの各場所からのモニター(画像)情報が独立して別途
に提供される。また、各操作盤の周りにも、その工程付
近や隣接する工程からのモニター情報が提供されること
が望ましい。更に、複数の操作盤と中央管理盤との間お
よび中央管理盤と複数の管理対象設備との間は、送・受
信機による無線信号により送信および受信される他、種
々のケーブルによる有線で送信・受信しても良い。
【0008】また、本発明の第2の遠隔操作集中管理方
法(請求項2)は、複数の管理対象設備と、複数の操作盤
と、上記管理対象設備および操作盤の間に介在して接続
と切断とを行う中央管理盤と、を備え、任意の2つ(以
上)の操作盤によりそれぞれ選択された特定の同じ管理
対象設備を個別に中央管理盤に送信した際、中央管理盤
により各操作盤と上記特定の管理対象設備との距離また
は係る特定の管理対象設備の状態などに応じて、何れか
一方の操作盤と上記特定の管理対象設備とを接続して稼
働させると共に、他方の操作盤と上記特定の管理対象設
備を除いた任意の管理対象設備とを接続して稼働させる
か、あるいは何れの管理対象設備とも接続させず当該他
方の操作盤を待機状態とさせる、ことを特徴とする。
【0009】これによれば、必要最小限の複数の管理対
象設備を、係る設備が配置されたプロセスや製造ライン
の全体の状況や個別の工程または場所における状態に応
じて効率良く活用することができる。しかも、接続すべ
き優先順位に従って管理対象設備と操作盤とが接続され
るため、適用されるプロセスラインや製造ライン全体に
おける管理対象設備および操作盤を待機状態にすること
を減らし、同時並行的に活用することも可能となる。従
って、複数の管理対象設備および複数の操作盤を、一層
効率良く活用することが可能となる。尚、上記「2つの
操作盤」は、本発明の趣旨に反しない限り、3つ以上の
操作盤である場合も含まれる。また、上記待機状態とな
った他方の操作盤は、次のタイミングにおいて、何れか
の管理対象設備と優先的に接続される。
【0010】更に、本発明には、前記中央管理盤による
任意の操作盤と特定または任意の管理対象設備との接続
は、マニュアル操作によるシーケンサ、または予め定め
られたプログラムを有するマイクロコンピュータにより
行われる、遠隔操作集中管理方法(請求項3)も含まれ
る。これによれば、予め定められた手順や優先順位に応
じて、複数の操作盤からの接続信号を基に、係る操作盤
を迅速に特定の管理対象設備に接続し、係る設備を稼働
させて各工程の作業などを効率良く行うことができる。
特に、中央管理盤に上記コンピュータを用いる形態で
は、シーケンサにより行う接続または解除(切断)を当該
コンピュータ自体の内部において行えるため、誤動作を
皆無にして安定した接続・解除を正確且つ迅速に成すこ
とができる。
【0011】また、本発明には、前記管理対象設備は、
吊り荷搬送用のクレーンである、遠隔操作集中管理方法
(請求項4)も含まれる。これによれば、工場内における
複数の天井クレーンやストックヤードなどにおける複数
の門型ジブクレーンなどを、製造ラインなどの全体の状
況や個別の工程または場所における荷吊り、荷下ろし、
または搬送などの作業を効率良く活用することができ
る。
【0012】更に、本発明には、前記吊り荷搬送用のク
レーンは、当該クレーンの運転状態および接続されてい
る操作盤を表示する表示盤を取り付けている、遠隔操作
集中管理方法(請求項5)も含まれる。これによれば、複
数の操作盤における各オペレータに対し、各クレーンの
状態を一目で確認させ得るため、各オペレータが選択す
べきクレーンを容易に判定することが可能となる。従っ
て、各操作盤において、適用されたラインに応じて特定
のクレーンを合理的且つ迅速に選択して、接続信号とし
て送信させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1は、図示しない製造
ラインに適用した本発明の概略を示す。係る製造ライン
は、そのラインに沿って複数の遠隔操作部分に区切ら
れ、図1に示すように、係る部分ごとの地上にオペレー
タが操作する複数の操作盤A〜Fが配置される。係る操
作盤A〜Fは、接続すべき複数の天井クレーン1〜4
(管理対象設備)を選択するためのスイッチ1〜4を有す
る。
【0014】また、当該製造ラインに沿って、複数の天
井クレーン1〜4が走行可能に配置されている。係るク
レーン1〜4には、その運転状態および操作盤A〜Fと
の接続状態を示す表示板1a〜4aが個別に付設されて
いる。上記表示板1a〜4aは、図1に示すように、ク
レーン1〜4の運転状態が非自動運転で且つ非接続を示
す「切」、上記ラインに沿った自動運転を示す「自動」、操
作盤A〜Fの何れかとの接続状態を示す「接続」、または
クレーン1〜4のクレーン本体に設置された運転室(図
示せず)で運転手が操作している「機上」の何れかである
ことを、当該クレーン1〜4の付近における操作盤A〜
Fの各オペレータに表示する。
【0015】更に、操作盤A〜Fの何れかと接続されて
いる「接続」を表示した際には、当該クレーン1〜4と接
続している操作盤A〜Fの何れかを、図1中の表示板1
a〜4aで示すように、点灯(多点模様で図示)により表
示する。即ち、天井クレーン1〜4は、通常、非自動運
転で且つ非接続状態の「切」、自動運転の「自動」、操作盤
A〜Fの何れかと接続された「接続」、またはクレーン本
体の運転室で運転手が操作している「機上」の何れかの運
転状態にある。即ち、「接続」の際には当該クレーン1〜
4は、接続された操作盤A〜Fのオペレータによって遠
隔操作される。但し、表示板1a〜4aの「接続」が点灯
しても、後述する中央管理盤6aにより接続されていな
いと、操作盤部分の「A」〜「F」は点灯しない。要する
に、表示板1a〜4aの「A」〜「F」の何れかが点灯して
おらず、「接続」のみが点灯している場合は、当該クレー
ン(1〜4)は何れかの操作盤(A〜F)の何れかから選択
されたに過ぎない状態を示す。
【0016】尚、上記自動運転は、当該ラインに沿って
一定の範囲でラインの状態などに応じて予め定められた
走行を行うものである。また、天井クレーン1〜4は、
例えばその機上の運転室に居る専任の運転手により別途
に稼働することもできる。図1に示すように、操作盤A
〜Fと天井クレーン1〜4との間には、両者間の接続お
よび切断を行うシーケンサ6とこれを操作する中央管理
盤6aが介在している。操作盤A〜Fから送信された無
線信号は、操作盤A〜F専用の受信機Ja〜Jfを経
て、シーケンサ6内の接点7a〜7fに伝達される。
【0017】一方、シーケンサ6内の接点8−1〜8−
4からは、送信機S1〜S4を経て天井クレーン1〜4
に接続情報が無線で送信される。接点7a〜7fと接点
8−1〜8−4との間には、図1中の矢印で示すよう
に、中央管理盤6aからの指令に応じて、接続(開閉)用
の切替信号ra〜rfが送られる。これにより、操作盤
A〜Fの何れかとクレーン1〜4の何れかとが接続され
る。図1に示す状態では、操作盤Bとクレーン2および
操作盤Eとクレーン4とが接続されていおり、中央管理
盤6aに隣接する集中表示盤9にこれらの接続状態が表
示される。尚、図1の状態でクレーン1は自動運転状態
のため操作盤A〜Fと接続されず、クレーン3は非自動
運転で且つ非接続であるため、操作盤A〜Fと接続可能
である。
【0018】ここで、本発明の具体的な遠隔操作集中管
理方法を図1により説明する。図1において、クレーン
1は自動運転状態で、クレーン3は非自動運転で且つ非
接続の状態にあり、クレーン2,4は自動運転状態にあ
ったと仮定する。天井クレーン1〜4の表示板1a〜4
aを見た操作盤Bのオペレータは、クレーン2を選択
(スイッチ2をオン)すると、操作盤Bからの専用の信号
により、図1に示すように、クレーン2の表示板2aに
おける運転状態が「自動」から「接続」に切り替わる。同時
に、操作盤Bから送信された無線信号は、受信機Jbを
経てシーケンサ6内の接点7bに送られ、集中表示盤9
のクレーン2の列おける「B」が点灯される。この際、中
央管理盤6aのオペレータ(管理者)は、複数の監視カメ
ラによるモニタリングにより、他のクレーン1,3,4
やライン全体の状況やクレーン1〜4の運転状態から支
障の有無を確認した上、中央管理盤6aを操作すること
により、接点7bからの切替(接続)信号rbを接点8−
2に接続する。
【0019】この結果、操作盤Bとクレーン2とが接続
され、この事実が表示板2aの操作盤の部分に「B」を点
灯させて付近に表示する。これにより、クレーン2は、
操作盤Bのオペレータの遠隔操作により、吊り荷の搬送
などの所要の稼働を行う。一方、操作盤Eが別個にクレ
ーン4を選択すると、操作盤Eからの専用の信号により
クレーン4の表示板4aにおける運転状態が「自動」から
「接続」に切り替わると共に、操作盤Eから送信された無
線信号は、受信機Jeを経てシーケンサ6内の接点7e
に送られ、集中表示盤9のクレーン4の列おける「E」が
点灯する。
【0020】上記と同様に中央管理盤6aのオペレータ
が確認した上、シーケンサ6における接点7eからの切
替信号reを接点8−4に接続する。この結果、操作盤
Eとクレーン4とが接続され、この事実が表示板4aの
操作盤部分で「E」を点灯して付近に表示される。この結
果、クレーン4は、操作盤Eのオペレータの遠隔操作に
応じて所要の稼働を行う。尚、以上の状態で、残りの操
作盤A,C,D,Fのオペレータが、天井クレーン1〜
4を接続しようと選択した場合、「切」の状態にあるクレ
ーン3を除いて、図1に示すシーケンサ6および中央管
理盤6aのオペレータにより阻止される。
【0021】操作盤B,Eの各オペレータによるクレー
ン2,4の遠隔操作が終わると、これらのオペレータが
操作盤B,Eのスイッチ2,4を「切」にする。すると、
操作盤B,Eから送信された無線信号は、受信機Jb,
Jeを経てシーケンサ6内の接点7b,7eに送られ、
集中表示盤9のクレーン2,4の列おける「B」と「E」と
が点滅する。係る点滅を確認した上、中央管理盤6aの
オペレータは、シーケンサ6の切替信号rb,reを解
除(切断)する。この結果、集中表示盤9の上記「B」と
「E」とが消灯すると同時に、クレーン2,4の表示板2
a,4aの「B」と「E」も消灯し且つ運転状態がそれぞれ
「接続」から「切」に切り替わる。以上により、操作盤B,
Eによるクレーン2,4の遠隔操作が終了する。同時
に、残りの操作盤A,C,D,Fを含め、これらと天井
クレーン2〜4との間で新たな接続による遠隔操作が可
能となる。もちろん、クレーン1も自動運転から「切」に
切り替えられていれば、これも新たに接続されて遠隔操
作され得る。
【0022】図2は、図1の応用形態を示し、前記シー
ケンサ6を含めて、中央管理盤をマイクロコンピュータ
10により構成したものである。即ち、図2に示すよう
に、シーケンサ6を無接点リレーからなる上記コンピュ
ータ10のアプリケーション回路として構成し、操作盤
A〜Fからの無線信号は、受信機Ja〜Jfから図2中
の破線で示すように、一旦上記コンピュータ10のイン
ターフェース12に送られる。係るコンピュータ10
は、予めライン全体の状況や天井クレーン1〜4の運転
状態に対応して何れを優先的に接続するか、というプロ
グラムを格納した記憶部(RAM)14と、中央演算部
(CPU)16とを更に備えている。
【0023】例えば、図2に示すように、操作盤Aでク
レーン1が、操作盤Fでクレーン4が平行して選択され
た場合、これらからの無線信号は、受信機Ja,Jfを
経てインターフェース12に送られる。次に、中央演算
部16において、インターフェース12からの送信情報
と記憶部14からの記憶情報とが比較され、操作盤A,
Fとクレーン1,4との接続について、ライン全体の状
況やクレーン1〜4の運転状態から支障があるか否かが
判定される。支障がなければ、図2中のシーケンサ6で
模式的に示すように、接点7a,7fと接点8−1,8
−4とを個別に接続するように、シーケンサ6の回路に
切替(接続)信号ra,rfを出す。この結果、クレーン
1,4は、操作盤A,Fと個別に接続され、且つこれら
のオペレータの遠隔操作によって、吊り荷の搬送などの
所要の稼働を行う。尚、上記の各接続後に、集中表示盤
9のクレーン1,4の列における「A」,「F」を即時に点
灯し、同時にクレーン1,4の表示板1a,4aにおけ
る運転状態を「接続」に切り替えて点灯し、且つ操作盤部
分を「A」,「F」に点灯しても良い。
【0024】係る状態の図2において、クレーン2は
「切」の状態、クレーン3は「自動」の運転状態であるた
め、残りの操作盤B〜Eのオペレータが、上記クレーン
3や接続中のクレーン1,4と接続しようと選択して
も、それらの無線信号は、前記コンピュータ10の中央
演算部16にて、支障有りとして拒絶される。但し、ク
レーン2を選択した場合は、接続可能となる。このた
め、クレーン1,4は、操作盤A,Fからの遠隔操作に
より所要の稼働を果たすことができる。しかも、シーケ
ンサ6における操作盤A,Fとクレーン1,4との接続
操作をコンピュータ10の内部で行うため、誤動作がな
く正確且つ迅速に接続できるため、クレーン1,4の遠
隔操作もより迅速に開始することが可能となる。
【0025】そして、操作盤A,Fの各オペレータによ
るクレーン1,4の遠隔操作が終わると、これらのオペ
レータが操作盤A,Fのスイッチ1,4を「切」にする
と、これら操作盤A,Fから送信された無線信号は、受
信機Ja,Jfを経てインターフェース12に送られ
る。次いで、前記コンピュータ10の中央演算部16に
おいて、上記各信号が確認され、図2中で示すシーケン
サ6の切替信号ra,rfを解徐される。同時に、集中
表示盤9の前記「A」と「F」とを消灯し、且つクレーン
1,4の表示板1a,4aにおける操作盤部分の「A」と
「F」も消灯すると共に、運転状態をそれぞれ「接続」から
「切」に切り替える。以上により、操作盤A,Fによるク
レーン1,4の遠隔操作が終了すると同時に、残りの操
作盤B〜Eを含め、これらと天井クレーン1〜4との間
で新たな接続による遠隔操作が可能となる。
【0026】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、本発明の管理対象設
備には、前記天井クレーン1〜4に限らず、例えばスト
ックヤードや表面処理ラインなどで用いる門型のジブク
レーンや無線搬送台車の他、溶接ロボットまたは塗装ロ
ボットなどの工業用ロボットや、マシニングセンターを
含む数値制御(NC)工作機械なども含まれる。また、前
記操作盤A〜Fとシーケンサ6および中央管理盤6aや
前記コンピュータ10との間を無線送信としたが、これ
らの間を光ファイバケーブルなどによる有線により接続
しても良い。且つ、前記シーケンサ6とクレーン1〜4
との間も同様の有線によって送・受信可能としても良
い。
【0027】更に、前記シーケンサ6や中央管理盤6
a、あるいは前記コンピュータ10に替えて、シーケン
スコントローラの1種であり、マイクロコンピュータを
内蔵するプログラマブルコントローラ(PC)を用いるこ
とも可能である。尚、クレーンなどの管理対象設備が多
数の場合には、これよりも少ない数の操作盤により、本
発明の管理方法を適用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明した本発明の第1の遠隔操作
集中管理方法(請求項1)によれば、複数の操作盤からの
接続信号に対し、中央管理盤を介して複数の操作盤と複
数の管理対象設備とを、適用されたプロセスライン全体
や製造ライン全体の状況などに応じて効率良く活用する
ことができる。このため、製造ラインなどで必要最小限
の管理対象設備を、これと同数や多数かまたは少数であ
る複数の操作盤により個別の工程や当該ライン全体の状
態に応じて効率良く稼働させることができる。しかも、
従来のように、管理対象設備に対して過剰な操作盤を設
置しなくて良いため、設備や工程管理コストも低減でき
る。
【0029】また、本発明の第2の遠隔操作集中管理方
法(請求項2)によれば、管理対象設備を、プロセスライ
ン全体や製造ライン全体の状況などに応じて効率良く活
用できると共に、接続すべき優先順位に従って、管理対
象設備と何れかの操作盤とを接続し、残りの操作盤を何
れの管理対象設備とも接続させない状態にし得る。この
ため、適用される製造ラインなどにおける管理対象設備
や操作盤を待機状態にすることを減らし、同時並行的に
活用することも可能となる。従って、複数の管理対象設
備や複数の操作盤を、一層効率良く活用することが可能
となる。
【0030】更に、請求項3の遠隔操作集中管理方法に
よれば、予め定めた優先順位に応じて、複数の操作盤か
らの接続信号を基に、係る操作盤と迅速に特定の管理対
象設備とを接続し、係る設備を稼働させて各工程の作業
などを効率良く行うことができる。特に、中央管理盤を
前記コンピュータに置き換える形態では、シーケンサに
より行う接続または解除を当該コンピュータの内部で行
えるため、誤動作を皆無にして安定した接続・解除を正
確且つ迅速に行うことができる。加えて、請求項4,5
の遠隔操作集中管理方法によれば、天井クレーンなど
を、ライン全体の状況や個別の工程または場所における
荷吊り、荷下ろし、または搬送などの作業を効率良く活
用できると共に、操作盤のオペレータが各クレーンの状
態を容易に確認でき、選択すべきクレーンを迅速に判定
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理方法が適用された製造ラインの概
要を示す模式的概略図。
【図2】本発明の管理方法が適用された製造ラインの応
用形態を示す模式的概略図。
【図3】(A),(B)は従来における遠隔操作方法を示す
概略図。
【符号の説明】
1〜4………天井クレーン(管理対象設備) 1a〜4a…表示板 6……………シーケンサ 6a…………中央管理盤 10…………マイクロコンピュータ(中央管理盤) A〜F………操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F204 AA02 BA02 CA07 GA01 GA07 5H223 AA09 BB05 DD03 DD09 EE30 FF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の管理対象設備と、複数の操作盤と、
    上記管理対象設備および操作盤の間に介在して接続と切
    断とを行う中央管理盤と、を備え、 任意の操作盤により選択された特定の管理対象設備を中
    央管理盤に送信した際、中央管理盤により上記特定の管
    理対象設備または別の管理対象設備を選択することによ
    り、任意の操作盤と特定の管理対象設備または別の管理
    対象設備とを接続して稼働させる、ことを特徴とする遠
    隔操作集中管理方法。
  2. 【請求項2】複数の管理対象設備と、複数の操作盤と、
    上記管理対象設備および操作盤の間に介在して接続と切
    断とを行う中央管理盤と、を備え、 任意の2つの操作盤によりそれぞれ選択された特定の同
    じ管理対象設備を個別に中央管理盤に送信した際、 中央管理盤により各操作盤と上記特定の管理対象設備と
    の距離または係る特定の管理対象設備の状態などに応じ
    て、何れか一方の操作盤と上記特定の管理対象設備とを
    接続して稼働させると共に、 他方の操作盤と上記特定の管理対象設備を除いた任意の
    管理対象設備とを接続して稼働させるか、あるいは何れ
    の管理対象設備とも接続させず当該他方の操作盤を待機
    状態とさせる、ことを特徴とする遠隔操作集中管理方
    法。
  3. 【請求項3】前記中央管理盤による任意の操作盤と特定
    または任意の管理対象設備との接続は、マニュアル操作
    によるシーケンサ、または予め定められたプログラムを
    有するマイクロコンピュータにより行われる、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の遠隔操作集
    中管理方法。
  4. 【請求項4】前記管理対象設備は、吊り荷搬送用のクレ
    ーンである、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    一項に記載の遠隔操作集中管理方法。
  5. 【請求項5】前記吊り荷搬送用のクレーンは、当該クレ
    ーンの運転状態および接続されている操作盤を表示する
    表示盤を取り付けている、 ことを特徴とする請求項4に記載の遠隔操作集中管理方
    法。
JP2001215227A 2001-07-16 2001-07-16 遠隔操作集中管理方法 Withdrawn JP2003026389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001215227A JP2003026389A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 遠隔操作集中管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001215227A JP2003026389A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 遠隔操作集中管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003026389A true JP2003026389A (ja) 2003-01-29

Family

ID=19049907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001215227A Withdrawn JP2003026389A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 遠隔操作集中管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003026389A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530209A (ja) * 2006-03-18 2009-08-27 デマグ クレインズ アンド コンポーネンツ ゲーエムベーハー 昇降装置用コントローラの制御コマンドを無線送信するための方法およびシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530209A (ja) * 2006-03-18 2009-08-27 デマグ クレインズ アンド コンポーネンツ ゲーエムベーハー 昇降装置用コントローラの制御コマンドを無線送信するための方法およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7650205B2 (en) Process for controlling industrial robots, and related robots, systems and computer programs
US7783387B2 (en) Process for controlling industrial robots, and related robots, systems and computer programs
US9567193B2 (en) Method for controlling a load-moving device and controller of a load-moving device
US8350672B2 (en) Method and system for wirelessly transmitting control commands for a controller for lifting gear
US10491290B2 (en) Controller in wireless communication with operation panel, wireless module, and wireless repeater
CN104661510B (zh) 元件安装系统
JP2021070578A (ja) エレベーターの遠隔制御システム
TWI822835B (zh) 無線通訊系統及無線通訊方法
US5381339A (en) Operation control apparatus of working system
CN109835788B (zh) 多电梯远程监控系统及方法
JP2003026389A (ja) 遠隔操作集中管理方法
KR20130142252A (ko) 엘리베이터 시스템
JPH07125980A (ja) 運転状態表示装置を備えたクレーン制御装置
JP4342740B2 (ja) 電子連動システム
JPH08129336A (ja) 列車運行管理システム
JP2019192654A (ja) 照明機器および照明システム
US20140371930A1 (en) Energy distribution network
CN218547316U (zh) 一种一控多的工程机械远程控制系统
JP5588115B2 (ja) 照明システム
JP2019038381A (ja) 鉄道用信号保安システム及び制御方法
JPH07125979A (ja) 無線操作式クレーンの自動運転方法
JP4863212B2 (ja) 産業車両の積算装置
CN113791607A (zh) 一种多对多智能远程操作和集控系统
JPH01151896A (ja) 複数クレーンの制御装置
KR100539899B1 (ko) 분산된 데이터베이스 관리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007