JP2003025888A - 乗員保護装置 - Google Patents

乗員保護装置

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JP2003025888A
JP2003025888A JP2001218448A JP2001218448A JP2003025888A JP 2003025888 A JP2003025888 A JP 2003025888A JP 2001218448 A JP2001218448 A JP 2001218448A JP 2001218448 A JP2001218448 A JP 2001218448A JP 2003025888 A JP2003025888 A JP 2003025888A
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seat
collision
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deceleration
vehicle body
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Hideaki Nakamichi
英明 中道
Yasuki Motosawa
養樹 本澤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな車体寸法と乗員の傷害値低減を
両立する。 【解決手段】 フロントサイドメンバ8に平行に荷重伝
達部材10を設け、荷重伝達部材のロッド12に設けた
カム溝とフロントサイドメンバに設けた揺動部材13と
をカム結合し、衝突時の両者間の相対変位により揺動部
材を揺動運動させ、後退・前進用の各ケーブル14・1
5を介してシート4を、衝突開始直後には車体に対して
後方へ移動させ、衝突中盤以降には前方へ移動させる。 【効果】 シートの減速度を乗員の減速度と略一致させ
るように調節することができ、衝突時に乗員に作用する
前方への慣性力の増加を打ち消し、早期に車体とシート
および乗員との減速度を互いに略等しくすることができ
るため、衝突時における乗員減速度の好適な低減を実現
し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員保護装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の衝突時の乗員保護効果を
高めるために、車体の居住空間以外の部分の衝突時の変
形モードを適切に設定して車体の居住空間部分の減速度
を低減すると共に、居住空間にまで変形が及ばないよう
にした車体構造が種々提案されている(特開平7−10
1354号公報など参照)。
【0003】一方、衝突時における乗員の傷害の程度に
影響するものとしては、一般に、乗員の加(減)速度の
最大値である。したがって、衝突時の傷害を低減するた
めには、乗員の減速度(前方衝突時)を小さくすれば良
いが、乗員の減速度はシートベルト等の拘束装置から加
わる力によって生じる。ここで、シートベルトがばねと
して機能するため、慣性力で乗員が前方へ移動し、シー
トベルトの伸びが最大に達したところで乗員減速度がピ
ークに達することになるが、この乗員減速度のピーク値
は、慣性力による乗員の移動量が大きいほど高くなり、
一般に車体の平均減速度よりも高くなると言われてい
る。
【0004】車体減速度と乗員減速度との関係を、ばね
(拘束装置)と質量(乗員の質量)とで構成する系に対
しての入出力とみなせば、ばねの伸びの最大値とその時
刻とが車体減速度の波形(時間変化)に支配されること
が分かる。したがって、衝突時における乗員減速度を小
さくするには、車体の平均減速度を小さくするだけでは
なく、ばね(シートベルト)のオーバシュートがなるべ
く小さくなるように車体減速度の波形を調整する必要が
ある。
【0005】従来の車体構造において、衝突反力発生部
材(サイドビームなど)と各コンポーネントとの間で構
成されるクラッシャブルゾーンを車体前部に配置し、こ
の部分を変形させることで衝突エネルギの吸収を行い、
各部の寸法設定などにより反力特性を変えることで車体
減速度の波形を調整しているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】乗員の傷害低減を行う
上で車体減速度の波形は重要な要素であるが、そのよう
な目的に合致した乗員減速度を小さく抑えられる車体減
速度の波形としては、図5の実線に示されるように、初
期に平均減速度よりも大きい減速度を一定時間(短時
間)発生し、続けて逆向きの減速度を一定時間(短時
間)発生した後に、平均的な減速度で減速するような波
形が考えられる。このような車体の減速度の波形では、
車体の減速に要する距離(ダイナミックストローク)が
同一の一定減速度(矩形波)の場合よりもより一層乗員
減速度が小さくなることが、本出願の発明者らが行った
シミュレーションで確認されている。
【0007】ところで、従来の車体構造におけるクラッ
シャブルゾーンにあっては、衝突開始時には必ず強度の
低い部分から変形し、しかる後に強度の高い部分の変形
が起こるために、衝突反力すなわち車体減速度が初期に
は小さく後半に大きくなるような波形となるので、乗員
の減速度低減に対しては効果が十分であるとは言えなか
った。この問題を解決するために、従来は、サイドビー
ムの圧壊を利用して一定の反力を得る方法や、サイドビ
ームに隔壁を複数箇所に設けることで安定した反力を維
持する方法(特開平7−101354号)などが提案さ
れている。
【0008】しかしながら、それらの方法では、車体の
減速度を一定減速度(矩形波)に近付けることはできて
も、図5で示したような、より効果的な減速度波形を得
ることは極めて困難であった。乗員の減速度を、上記従
来のものにおけるよりも小さくするためには、図5に示
したような車体減速度波形を発生させることが求められ
る。さらに、近年の車体軽量化・部品汎用性向上の要求
に伴い車体コンパクト化及び軽量化することが望ましい
ことから、上記構造の更なる改善が望まれる。
【0009】本発明は、このような知見に基づいて案出
されたものであり、その目的は、衝突時における乗員減
速度の好適な低減を実現し、コンパクトな車体寸法と乗
員の傷害値低減を両立し得る自動車の乗員保護装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、車室(2)に対して変位可
能に支持されかつ着座した乗員(5)を拘束するシート
ベルト(6)を備えたシート(4)と、衝突時に上記変
位方向に圧縮変形する部分を車体前端部に有する衝撃吸
収部材(8)と、前記衝撃吸収部材(8)の前記圧縮変
形に応じて変位するように設けられた衝突時変位部材
(10・12)と、前記衝突時変位部材(10・12)
と前記衝撃吸収部材(8)の車室側部分との間の相対変
位を揺動運動に変換する揺動運動変換手段(12a・1
3)と、前記揺動運動変換手段の揺動運動により前記シ
ートを前記車体の前後方向へ移動させるシート移動手段
(14・15)とを有し、前記揺動運動変換手段(12
a・13)が、衝突開始直後には前記シート(4)を前
記車室(2)に対して後退させ、衝突中盤には前記シー
ト(4)の前記後退を停止させ、衝突終盤には前記シー
ト(2)を前進させるように揺動運動するものとした。
【0011】これによれば、衝撃吸収部材と衝突時変位
部材との相対変位を揺動運動に変換してシートを変位さ
せるという簡単な構造で、シートを衝突開始直後には車
体に対して後方へ移動させ、衝突中盤以降には前方へ移
動させることができ、そのようにすることによりシート
の減速度を乗員の減速度と略一致させるように調節する
ことができ、衝突時に乗員に作用する前方への慣性力の
増加を打ち消し、早期に車体とシートおよび乗員との減
速度を互いに略等しくすることができるため、衝突時に
おける乗員減速度の好適な低減を実現し得る。
【0012】また、前記揺動運動変換手段(12a・1
3)が、前記衝突時変位部材(10・12)の前記変位
方向に直交する面上で揺動運動するように設けられた揺
動部材(13)を有し、前記揺動部材(13)と前記衝
突時変位部材(10・12)とがカム結合(12a・1
3b)されていることによれば、例えば衝突時変位部材
にカム溝を設けると共に揺動部材にカム溝に係合する従
動ローラを設けるという簡単な構造で揺動運動を実現で
き、好適にコンパクト化することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本発明に基づく車体構造を示す概
念的な側面図である。図に示されるように、車体の前後
方向に延在するメインフレーム1と、メインフレーム1
の車室部分に一体結合されたフロア2と、フロア2上に
固設されたシートレール3を介して支持されたシート4
とが設けられている。なお、シート4は、衝突時にメイ
ンフレーム1に対して後方への移動が可能になるように
シートレール3に組み付けられている。また、シート4
には、シート4に対する乗員5の移動を拘束するための
シートベルト6が設けられている。そのシートベルト6
の一端が結合されているリトラクタ7がシート4のヘッ
ドレストの横に一体的に設けられており、本シート4は
シートベルト一体型シートとして構成されている。な
お、シート4は、初期状態にあってはシートレール3に
対して最前に位置している。
【0015】車室とエンジンルームとの間には、両部分
を仕切るようにフロア2の車体前端部から立ち上がるよ
うに形成されたバルクヘッド2aが設けられており、エ
ンジンルームには、メインフレーム1及びバルクヘッド
2aに一体的に結合されて車体前端部に至るように設け
られた衝撃吸収部材としてのフロントサイドメンバ8が
その主部分を車体の前後方向に延在させるように設けら
れている。フロントサイドメンバ8は、薄肉鋼板材によ
り筒状に形成されているものであって良く、衝突時の衝
撃力によりその車体前端部から圧縮変形するようにされ
ている。なお、フロントサイドメンバ8の車体前端には
フロントバンパビーム9が結合されている。
【0016】そのフロントサイドメンバ8の図における
上方にはフロントサイドメンバ8に平行する衝突時変位
部材としての荷重伝達部材10が設けられている。図2
に併せて示されるように、荷重伝達部材10の一端がフ
ロントバンパビーム9に連結されており、荷重伝達部材
10の他端部にはロッド12が同軸的に一体化されてい
る。そのロッド12は、フロントサイドメンバ8の中間
部に固設されたU字状ブラケット11によりその両壁部
を貫通した状態で軸線方向(車体前後方向)にスライド
自在に支持されている。
【0017】また、U字状ブラケット11の両壁部間に
は、ロッド12(荷重伝達部材10)の軸線に直交する
面上で揺動運動し得るように支持された扇形の揺動部材
13が設けられている。なお、ロッド12は扇形揺動部
材13の要部分を貫通するようにされている。そして、
ロッド12の外周面には略S字状に蛇行するカム溝12
aが形成されており、そのカム溝12aに、揺動部材1
3のロッド貫通孔13aの内周面の一部に突状に設けら
れた従動ローラ13bが係合するようにされている。
【0018】上記カム溝12aと従動ローラ13bとの
係合により、ロッド12がその軸線方向に変位するに連
れて従動ローラ13bがカム溝12aに案内されるた
め、カム溝12aの略S字の軌跡に応じてロッド12の
軸線回りに揺動部材13が揺動運動するようになる。こ
のようにして揺動運動変換手段が構成されている。
【0019】その揺動部材13の揺動方向両端部には、
図3に併せて示されるように後退用ケーブル14と前進
用ケーブル15との各一端がそれぞれ連結されている。
後退用ケーブル14は、揺動部材13の近傍からフロア
2の下部に向けて曲成されかつフロア2の下部を通って
シート4の後方に達した後に、車室側に出て車体前方へ
Uターンするように曲成されて、シート4の後端部に臨
むようにされたガイドチューブ14aにより案内されて
いる。同様に、前進用ケーブル15が、エンジンルーム
側からバルクヘッド2aを貫通してフロア2上にてシー
ト4の前端部に臨む用にされたガイドチューブ15aに
より案内されるようになっている。このようにして、揺
動部材13の揺動運動をシート4に伝達するシート移動
手段が構成されている。
【0020】次に上記本発明装置の作動要領について、
路上構築物に車両が正面衝突した場合を想定し、図4を
参照して説明する。
【0021】図4(a)に示される衝突開始直後(第1
段階)には、車体が衝突した瞬間にフロントサイドメン
バ8に発生する衝突荷重によってフロア2が減速を開始
する。さらに、衝突荷重によってフロントサイドメンバ
8が、上記したように車体前方部分に比してその車体後
方部分の方が変形し難いことから、その車体前方部分が
圧縮変形する。これに伴い、荷重伝達部材10が車体後
方に変位するため、フロントサイドメンバ8の車体後方
部分であるU字状ブラケット11と荷重伝達部材10の
対応部分であるロッド12との間に相対変位が生じて、
揺動部材13が図2及び図3の矢印Aに示される向きに
回転し始める。この向きは、後退用ケーブル14を引っ
張るとと共に前進用ケーブル15を緩める向きであり、
その後退用ケーブル14によりシート4が図4(a)の
矢印Bに示されるように車体後方へ牽引される。
【0022】これにより、フロア2に対してシート4が
相対的に後退することから、シートベルト一体シート4
には、車体減速度にシート4の後退に伴う減速度が付加
されるので、車室(フロア2)よりも大きくかつ急峻に
立ち上がる減速度(図5のaの領域)が発生する。ま
た、シートベルト6の荷重は、従来よりも早く立ち上が
り、乗員5の減速度も早期に発生する。
【0023】図4(b)に示される衝突中盤(第2段
階)にあっては、フロントサイドメンバ8のさらなる圧
縮変形に伴ってU字状ブラケット11とロッド12との
間の相対変位が進行する。その相対変位量すなわちフロ
ントサイドメンバ8の圧縮変形量に応じて揺動部材13
の矢印Aの向きに回転する角度をカム溝12aの軌跡
(カムプロファイル)により適宜設計することができ
る。例えば図3に示されるように初期位置θ0から停止
位置θ1まで揺動部材13を回転させるようにカム溝1
2aを形成しておくことにより、停止位置θ1にてシー
ト4の車室に対する後退を減速行程を経て停止させるこ
とができる。
【0024】このシート4の車室に対する相対的停止に
より、シート4には衝突減速度とは反対方向の加速度が
発生する。シートベルト一体シート4の反対方向の加速
度(矢印B)発生が終了する時点で乗員5の速度及び減
速度がシート4の速度及び減速度と一致するように、上
記したカム溝12aの軌跡・シートベルト6の特性・シ
ート4の移動量が適宜設計されているものとする。
【0025】図4(c)に示される衝突終盤(第3段
階)では、フロントサイドメンバ8の圧縮変形がさらに
進み、U字状ブラケット11とロッド12との間の相対
変位がさらに進行する(図3の停止位置θ1から最終位
置θ2に至る行程)。この段階では、カム溝12aの軌
跡が、上記第1段階に対して反対方向による加速行程
(逆転)に入るようにそれまでの向きとは逆向きに曲成
されている。最終位置θ2に達すると図2の想像線に示
されるようにロッド12が位置し、それに至るロッド1
2の変位に伴って、揺動部材13が図3の矢印Cに示さ
れる向きに回転し、この回転によって今度は前進用ケー
ブル15が引っ張られると共に後退用ケーブル14が緩
められるため、その前進用ケーブル15によりシート4
が車体前方(図4(c)の矢印Dの向き)へ牽引され
る。
【0026】この段階では、上記したように乗員5の速
度・減速度とシート4の速度・減速度とが略一致してい
ることから、乗員5は、シート4と相対運動を行わず、
衝突終了までシート4と一体になって減速を続ける。す
なわち、乗員5は、シート4に押し付けられることがな
く、シート4から一定距離だけ離れて留まった状態にな
るライドダウン状態になる。このライドダウン効果を最
大限利用することができるため、乗員5の減速度を十分
に低く保つことができる。
【0027】本乗員保護装置を設けた車体構造によれ
ば、シート4上の減速度は、車体減速度に対してシート
4の車体前方への移動による減速度が減じられるので、
車室の減速度よりも小さい。したがって、車室の減速度
を利用したライドダウン効果よりもさらに乗員5の減速
度を低減できる。また、シート4を初期位置から車体後
方へ移動した後に車体前方へ移動させる構造としてフレ
ームなどを用いるのではなくケーブルを用いたことか
ら、その取り回しが自由でありかつコンパクト化するこ
とが可能であり、車室の乗員スペースに対する本装置設
置による影響を最小限とすることができ、コンパクトカ
ーなどに好適に適用し得る。
【0028】さらに、本発明によれば、図示例のように
カム溝12aの軌跡(位置の時間変化)に応じて揺動部
材13を揺動運動(位置の時間変化)させてシート4を
後退・前進させることから、カム溝12aの曲線形状を
適宜設計することにより、シート4上の減速度を最適化
することが可能であり、汎用性も高い。
【0029】なお、図示例では、ロッド12にカム溝1
2aを設けたが、ロッド12の外周面に曲線形の突条を
設けたり、ロッド12にカムフォロアを設けると共に揺
動部材13のロッド貫通孔13a部分の軸線方向長さを
長くしてその内周面にカム溝12aに相当する溝を形成
するようにしても良い。いずれにしても、カムまたはこ
れに類する機械要素を構成要素とすることで実施し得る
ものである。
【0030】
【発明の効果】このように本発明によれば、衝撃吸収部
材と衝突時変位部材との相対変位を揺動運動に変換して
シートを変位させるという簡単な構造で、シートを衝突
開始直後には車体に対して後方へ移動させ、衝突中盤以
降には前方へ移動させることができる。そのようにする
ことによりシートの減速度を乗員の減速度と略一致させ
るように調節することができ、衝突時に乗員に作用する
前方への慣性力の増加を打ち消し、早期に車体とシート
および乗員との減速度を互いに略等しくすることができ
るため、衝突時における乗員減速度の好適な低減を実現
し得る。このように、シートを後退・前進させる構造に
したので、例えばシート変位手段としてケーブルを用い
ることによりその取り回しが自由になり、乗員保護装置
を設置するために車室が狭くなることをできるだけ防止
でき、乗員保護装置を設けた車体のコンパクト化を促進
し得る。
【0031】また、例えば衝突時変位部材にカム溝を設
けると共に揺動部材にカム溝に係合する従動ローラを設
けるという簡単な構造で揺動運動を実現でき、好適にコ
ンパクト化することが可能であり、コンパクトカーに好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗員保護装置が適用された車両の
概略構成を示す模式的側面図。
【図2】揺動運動変換手段を示す要部斜視図。
【図3】図2の矢印III−III線に沿って見た要部正面
図。
【図4】(a)は衝突開始直後の状態を示す車両の模式
的側面図であり、(b)は衝突中盤(第2段階)の状態
を示す車両の模式的側面図であり、(c)は衝突終盤
(第3段階)の状態を示す車両の模式的側面図。
【図5】衝突時の減速度波形図。
【符号の説明】
2 フロア(車室) 5 乗員 4 シート 6 シートベルト 8 フロントサイドメンバ(衝撃吸収部材) 10 荷重伝達部材(揺動運動変換手段) 12 ロッド(揺動運動変換手段) 12a カム溝(揺動運動変換手段・カム結合) 13 揺動部材(揺動運動変換手段) 13b 従動ローラ(カム結合) 14 後退用ケーブル(シート移動手段) 15 前進用ケーブル(シート移動手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室に対して変位可能に支持されかつ着
    座した乗員を拘束するシートベルトを備えたシートと、
    衝突時に上記変位方向に圧縮変形する部分を車体前端部
    に有する衝撃吸収部材と、前記衝撃吸収部材の前記圧縮
    変形に応じて変位するように設けられた衝突時変位部材
    と、前記衝突時変位部材と前記衝撃吸収部材の車室側部
    分との間の相対変位を揺動運動に変換する揺動運動変換
    手段と、前記揺動運動変換手段の揺動運動により前記シ
    ートを前記車体の前後方向へ移動させるシート移動手段
    とを有し、 前記揺動運動変換手段が、衝突開始直後には前記シート
    を前記車室に対して後退させ、衝突中盤には前記シート
    の前記後退を停止させ、衝突終盤には前記シートを前進
    させるように揺動運動することを特徴とする乗員保護装
    置。
  2. 【請求項2】 前記揺動運動変換手段が、前記衝突時変
    位部材の前記変位方向に直交する面上で揺動運動するよ
    うに設けられた揺動部材を有し、 前記揺動部材と前記衝突時変位部材とがカム結合されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
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