JP2003024480A

JP2003024480A - ゴルフクラブ

Info

Publication number: JP2003024480A
Application number: JP2001219281A
Authority: JP
Inventors: Goji Kamiyama; 剛司上山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-07-19
Filing date: 2001-07-19
Publication date: 2003-01-28

Abstract

(57)【要約】【課題】ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感
触を感じ取り易くする。【解決手段】本発明のゴルフクラブは、ヘッド１０が
シャフト２０と一体に成形されている。従って、ゴルフ
ボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易
く、どの程度の力加減でゴルフボールを打てば、そのゴ
ルフボールはどのくらいの距離を転がっていくかという
距離感を把握し易い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はゴルフクラブに関
し、特にグリーン上で使用されるパターに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、種々のゴルフクラブが開発されて
おり、特にグリーン上で使用されるパターについては、
種々のタイプのものがある。例えば、ピンタイプといわ
れるパターは、ヘッドに、上端部をパイプ状に膨出させ
たネック部を形成し、その膨出部内にシャフトの先端部
を挿入し固定した構造のものである。また、マレットタ
イプといわれるパターは、ヘッドにシャフト固定用の孔
部を穿設し、その孔部にシャフトの先端部を挿入し固定
した構造のものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、パターは、
グリーン上に設けられたカップにゴルフボールを入れる
ために用いられるが、かかるパターを用いてカップの位
置にゴルフボールを正確にコントロールすることは一般
に困難である。かかる困難性に鑑み、従来、思い通りの
方向にゴルフボールを打てるように、重心位置に改良を
加えて、ゴルフボールを打ったときの方向がぶれにくい
パターが種々開発されているが、そもそもゴルフボール
を思い通りの方向に正確に打つことができても、打った
ゴルフボールがカップまでとどかなかったり、カップを
越えてしまうようでは、より少ない打数でカップにゴル
フボールを入れることができない。つまり、プレイヤー
がどの程度の力加減でゴルフボールを打てば、そのゴル
フボールはどのくらいの距離を転がっていくかという距
離感を把握することが最も重要である。この距離感は、
実際にゴルフボールを打ち、その瞬間に手指に伝わる感
触を感じ取ることで身につけることができる。しかしな
がら、従来のパターでは、上述したようにシャフトとヘ
ッドが別体で形成され、両者を接合した構造であるた
め、ゴルフボールを打った瞬間にヘッドからシャフトを
介して手指に伝わる振動が小さく、その感触を感じ取り
難かった。

【０００４】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
ものであり、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる
感触を感じ取り易く、距離感が把握し易いゴルフクラブ
を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１に記載の本発明は、ヘッドがシャフトと一
体に成形されていることを特徴とするゴルフクラブを提
供する。請求項２に記載の本発明は、板状のフェース部
がヘッド本体部に固着されてなるヘッドを有するゴルフ
クラブであって、前記フェース部がシャフトと一体に成
形されていることを特徴とするゴルフクラブを提供す
る。請求項３に記載の本発明は、前記シャフトが、中空
であることを特徴とする請求項１又は２記載のゴルフク
ラブを提供する。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき更に詳しく説明する。図１は、本発明の第１の
実施形態に係るゴルフクラブを示す部分正面図であり、
図２は、その部分断面図である。これらの図に示したよ
うに、本実施形態のゴルフクラブは、パターとして用い
られるものであり、ヘッド１０及びシャフト２０を有し
て構成される。

【０００７】ヘッド１０は、前方にフェース面１１を形
成し、先端（トウ）１２から後端（ヒール）１３に向か
って細長く延びる形状に形成されている。ヘッド長さは
ヘッド幅より大きいことが好ましく、またヘッド高さは
ゴルフボールの半径よりも大きく、かつゴルフボールの
直径と同等又はそれ以下の範囲に設定することが好まし
い。

【０００８】シャフト２０は、所定の長さを有し、後端
部側には、プレイヤーが把持するためのグリップ（図示
省略）が設けられている。このシャフト２０は、中空の
パイプ状に形成されると共に、上記したヘッド１０のト
ップ１４においてヒール１３寄りの位置から突出するよ
うに、ヘッド１０と一体に成形されている。また、ヘッ
ド１０のソール１５を略水平に地面に置いたときに、シ
ャフト２０がプレイヤーの身体寄りに傾斜するように、
シャフト２０の先端部付近が略くの字状に屈曲形成され
ている。

【０００９】このようにヘッド１０とシャフト２０とを
一体に成形したことにより、ヘッド１０のフェース面１
１にゴルフボールが当接した瞬間に生じる振動がほとん
ど減少することなくシャフト２０へ伝達され、該シャフ
ト２０を介してその振動がグリップを把持するプレイヤ
ーの手指に伝わり易くなる。このため、プレイヤーは、
ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取
り易くなり、どの程度の力加減でゴルフボールを打て
ば、そのゴルフボールはどのくらいの距離を転がってい
くかという距離感を把握し易くなる。また、シャフト２
０を中空としたことにより、プレイヤーの手指への振動
の伝達性をさらに高めることができる。

【００１０】図３は、本発明の第２の実施形態に係るゴ
ルフクラブを示す部分正面図であり、図４は、本実施形
態に係るゴルフクラブの、ヘッド１０のトウ１２側から
みた部分断面図である。これらの図に示したように、本
実施形態のゴルフクラブは、ヘッド１０がフェース部１
６とヘッド本体部１７とを有して構成される。

【００１１】ヘッド１０を構成するフェース部１６は、
板状に形成され、その一面がヘッド１０のフェース面１
１として機能する。一方、ヘッド本体部１７は、フェー
ス部１６が嵌合可能な嵌め溝１８を有する形状に形成さ
れており、この嵌め溝１８にフェース部１６が嵌合さ
れ、両者が固着されることによりヘッド１０が構成され
ている。

【００１２】本実施形態において、シャフト２０は、上
記したフェース部１６と一体に成形される。これによ
り、ヘッド１０のフェース面１１（フェース部１６の一
面）にゴルフボールが当接した瞬間に生じる振動がほと
んど減少することなくシャフト２０へ伝達され、該シャ
フト２０を介してその振動がグリップを把持するプレイ
ヤーの手指に伝わり易くなる。このため、プレイヤー
は、上記した第１の実施形態と同様に、ゴルフボールを
打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易くなり、ど
の程度の力加減でゴルフボールを打てば、そのゴルフボ
ールはどのくらいの距離を転がっていくかという距離感
を把握し易くなる。

【００１３】なお、上記した説明では、本発明をパター
に適用した例について説明したが、その他のゴルフクラ
ブ、例えば、グリーン周辺で用いられるピッチングウェ
ッジ等にも本発明を適用できることはもちろんである。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフク
ラブによれば、ヘッド又は板状のフェース部がヘッド本
体部に固着されてなるヘッドを有するゴルフクラブにあ
っては、前記フェース部がシャフトと一体に成形されて
いるため、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感
触を感じ取り易い。従って、どの程度の力加減でゴルフ
ボールを打てば、そのゴルフボールはどのくらいの距離
を転がっていくかという距離感を容易に把握することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の第１の実施形態に係るゴルフ
クラブを示す部分正面図である。

【図２】図２は、上記実施形態に係るゴルフクラブを示
す部分断面図である。

【図３】図３は、本発明の第２の実施形態に係るゴルフ
クラブを示す部分正面図である。

【図４】図４は、上記実施形態に係るゴルフクラブの、
ヘッドのトウ側からみた部分断面図である。

【符号の説明】

１０ヘッド１１フェイス面１６フェース部１７ヘッド本体部２０シャフト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ヘッドがシャフトと一体に成形されてい
ることを特徴とするゴルフクラブ。
【請求項２】板状のフェース部がヘッド本体部に固着
されてなるヘッドを有するゴルフクラブであって、前記
フェース部がシャフトと一体に成形されていることを特
徴とするゴルフクラブ。
【請求項３】前記シャフトが、中空であることを特徴
とする請求項１又は２記載のゴルフクラブ。