JP2003024377A - パンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents

パンツ型の使い捨ておむつ

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JP2003024377A
JP2003024377A JP2001218568A JP2001218568A JP2003024377A JP 2003024377 A JP2003024377 A JP 2003024377A JP 2001218568 A JP2001218568 A JP 2001218568A JP 2001218568 A JP2001218568 A JP 2001218568A JP 2003024377 A JP2003024377 A JP 2003024377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープファスナーを折り返すことなく縦方向
へ延ばすことができるパンツ型の使い捨ておむつを提供
する。 【解決手段】 パンツ型の使い捨ておむつ1にそれを丸
めて廃棄するためのテープファスナー16が取り付けら
れ、テープファスナー16が、裏面シート3の外面を縦
方向へ延びるガイドテープ17と、ガイドテープ17の
外面を縦方向へ進退可能なスライドテープ18とから形
成され、ガイドテープ17が、裏面シート3の外面に固
着された上下端部17a,17cと、上下端部17a,
17cの間に位置して裏面シート3に非固着の中間部1
7bとを有し、スライドテープ18が、内面に粘着剤2
0が塗布された自由端部18aと、ガイドテープ17の
中間部17bに摺動可能に取り付けられた繋止端部18
bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用後に丸めて廃
棄するためのテープファスナーが取り付けられたパンツ
型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平6−77722号公報は、肌当接
側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置す
る不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する
吸液性コアとから構成され、互いに対向する前胴周り域
および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股
下域とを備え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開
口とを有し、後胴周り域における裏面シートの外面に汚
れたおむつを丸めておくことが可能な縦方向へ延びるテ
ープファスナーが取り付けられたパンツ型の使い捨てお
むつを開示している。テープファスナーは、縦方向へ長
い矩形を呈し、縦方向の長さ寸法を小さくするため、断
面Z字型に折り畳まれている。テープファスナーでは、
互いに重なり合う部分に粘着剤が塗布され、粘着剤を介
してその折り畳まれた状態が保持されている。
【0003】このおむつは、その廃棄時に、前胴周り域
を内側にして股下域から胴周り開口の端部へ向かって縦
方向へ丸められる。このおむつでは、それが丸められた
後に、折り畳まれたテープファスナーを折り返して縦方
向へ直状に引き延ばし、粘着剤を介してテープファスナ
ーを裏面シートの外面に止着する。おむつでは、テープ
ファスナーによってその丸められた状態が保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示のおむ
つは、それを丸めて廃棄するときに、断面Z字型に折り
畳まれたテープファスナーを折り返して縦方向へ直状に
引き延ばさなければならず、その分手間を要する。ま
た、このおむつでは、テープファスナーの互いに重なり
合う部分における剥離強度が高いと、テープファスナー
を円滑に折り返すことができない場合がある。
【0005】本発明の課題は、テープファスナーを折り
返すことなく縦方向へ延ばすことができるパンツ型の使
い捨ておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の前提は、互いに対向する前胴周り域および後
胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを
備え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有
するおむつの外面に、該おむつを丸めておくことが可能
な可撓性のテープファスナーが取り付けられたパンツ型
の使い捨ておむつである。
【0007】前記前提における本発明の特徴は、前記テ
ープファスナーが、前記おむつの外面を縦方向へ延びる
ガイドテープと、前記ガイドテープの外面を前記縦方向
へ延びていて該縦方向へ進退可能なスライドテープとか
ら形成され、前記ガイドテープが、前記おむつの外面に
固着された上端部および下端部と、前記上下端部の間に
位置して前記おむつに非固着の中間部とを有し、前記ス
ライドテープが、前記ガイドテープに対向する内面に止
着手段を備えた自由端部と、前記自由端部の下方に位置
して前記ガイドテープの中間部に前記縦方向へ摺動可能
に取り付けられた繋止端部とを有することにある。
【0008】本発明の実施の態様の一例としては、前記
スライドテープが前記繋止端部の両側縁から前記おむつ
の胴周り方向へ延びる側部を有し、それら側部どうしが
前記ガイドテープの内面の側に折曲された状態で互いに
固着されている。
【0009】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記スライドテープの自由端部が前記止着手段を介して
前記ガイドテープの外面に剥離可能に仮着されている。
【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記ガイドテープの中間部の前記縦方向の長さ寸法が3
0〜100mmの範囲、前記スライドテープの前記縦方
向の長さ寸法が30〜100mmの範囲にあり、前記ス
ライドテープでは、前記繋止端部が前記ガイドテープの
上端部の側へ移動したときに、前記自由端部が前記胴周
り開口の端部の外側に位置することが可能である。
【0011】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記おむつが、肌当接側に位置する透液性表面シート
と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それ
らシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、前
記テープファスナーが、前記裏面シートの外面に取り付
けられている。
【0012】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記止着手段が前記スライドテープに塗布された粘着剤
と前記スライドテープに取り付けられたフック部材との
いずれか一方である。
【0013】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明に係
るパンツ型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下
のとおりである。
【0014】図1,2は、後胴周り域の側から示すおむ
つ1の部分破断斜視図と、テープファスナー16の斜視
図とであり、図3,4は、ガイドテープ17とスライド
テープ18とを分離して示すそれらテープ17,18の
斜視図と、図1のI−I線端面図とである。図1では、
胴周り方向を矢印X、縦方向を矢印Yで示し、脚周り方
向を矢印Zで示す。図2では、スライドテープ18を縦
方向上方へ引き延ばした状態を仮想線で示す。なお、表
裏面シート2,3やガイドテープ17、スライドテープ
18の内面とは、コア4に対向する面をいい、それらの
外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0015】おむつ1は、肌当接側に位置する透液性表
面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シー
ト3と、それらシート2,3の間に介在する吸液性コア
4とから構成されている。おむつ1は、互いに対向する
前胴周り域5および後胴周り域6と、それら胴周り域
5,7の間に位置する股下域6とを有する。
【0016】おむつ1は、コア4の両端縁4aの外側に
位置して前後胴周り域5,7を胴周り方向へ延びる胴周
り端部8と、コア4の両側縁4bの外側に位置して前後
胴周り域5,7を縦方向へ延びる胴周り側部9と、コア
4の両側縁4bの外側に位置して股下域6を脚周り方向
へ延びる脚周り側部10とを有する。
【0017】おむつ1では、胴周り側部9が合掌状に重
なり合い、胴周り側部9が縦方向へ並ぶ多数の熱融着部
11を介して固着されている。おむつ1には、胴周り開
口12とその下方に一対の脚周り開口13とが形成され
ている。おむつ1の胴周り端部8と胴周り側部9と脚周
り側部10とでは、表面シート2と裏面シート3とが重
なり合い、それらシート2,3の内面どうしが固着され
ている。
【0018】胴周り端部8には、胴周り方向へ延びる複
数条の胴周り用弾性部材14が伸長状態で取り付けられ
ている。胴周り端部8には、胴周り方向内方へ収縮した
胴周り用弾性部材14によって多数のギャザーが形成さ
れている。脚周り側部10には、脚周り方向へ延びる複
数条の脚周り用弾性部材15が伸長状態で取り付けられ
ている。脚周り側部10には、脚周り方向内方へ収縮し
た脚周り用弾性部材15によって多数のギャザーが形成
されている。胴周り用弾性部材14と脚周り用弾性部材
15とは、表面シート2と裏面シート3との間に介在
し、それらシート2,3の少なくとも一方の内面に固着
されている。
【0019】コア4は、股下域6から前後胴周り域5,
7へ向かって延びている。コア4は、表面シート2と裏
面シート3との少なくとも一方の内面に接合されてい
る。裏面シート3の外面には、おむつ1を丸めておくこ
とが可能な可撓性のテープファスナー16が取り付けら
れている。
【0020】テープファスナー16は、おむつ1の胴周
り方向中央部に位置し、股下域6と後胴周り域7との間
を縦方向へ延びている。テープファスナー16は、裏面
シート3の外面を縦方向へ延びるガイドテープ17と、
ガイドテープ17の外面を縦方向へ延びていて縦方向へ
進退可能なスライドテープ18とから形成されている。
【0021】ガイドテープ17とスライドテープ18と
は、可撓性かつ非伸縮性のもので、縦方向へ長い矩形を
呈する。ガイドテープ17とスライドテープ18とは、
ポリオレフィン系やポリエステル系、ポリアミド系の熱
可塑性合成樹脂から形成されたプラスチックフィルムを
使用している。ガイドテープ17とスライドテープ18
とには、プラスチックフィルムの他に、繊維不織布を使
用することもできる。
【0022】ガイドテープ17は、後胴周り域7に位置
する上端部17aと、股下域6に位置する下端部17c
と、上下端部17a,17cの間に位置する中間部17
bとを有する。上下端部17a,17cは、ホットメル
ト型接着剤19を介して裏面シート3の外面に固着され
ている。中間部17bは、裏面シート3の外面に固着さ
れていない。
【0023】スライドテープ18は、ガイドテープ17
の上端部17aと中間部17bとの間に延びる自由端部
18aと、自由端部18aの下方に位置してガイドテー
プ17の中間部17bに摺動可能に取り付けられた繋止
端部18bと、繋止端部18bの両側縁18cから胴周
り方向へ延びる側部18dとを有する。
【0024】スライドテープ18の自由端部18aに
は、粘着剤20が塗布された粘着部位18eと、粘着剤
20が塗布されていない摘持部位18fとが形成されて
いる。スライドテープ18の自由端部18aは、粘着部
位18eを介してガイドテープ17の中間部17bの外
面に剥離可能に仮着されている。
【0025】ガイドテープ17の中間部17bでは、ス
ライドテープ18の側部18dがガイドテープ17の内
面の側へ向かって折曲され、側部18dどうしがホット
メルト型接着剤21を介して固着されている。テープフ
ァスナー16では、スライドテープ18の繋止端部18
bと側部18dとがガイドテープ17の中間部17bの
内面と外面とを囲繞する環を形成している。
【0026】図5は、廃棄するために丸められたおむつ
1の斜視図である。おむつ1を廃棄するときの手順を説
明すると、以下のとおりである。おむつ1は、前胴周り
域5を内側にした状態で股下域6から胴周り端部8へ向
かって縦方向へ丸められる。胴周り端部8は、丸められ
たおむつ1の外周に位置する。
【0027】おむつ1を丸めた後は、スライドテープ1
8の摘持部位18fを指で摘み、スライドテープ18を
ガイドテープ17から剥がした後、スライドテープ18
を胴周り端部8へ向かって引っ張る。おむつ1では、ス
ライドテープ18がガイドテープ17の中間部17bを
図2に矢印Sで示す縦方向上方へ向かって移動する。ス
ライドテープ18の繋止端部18bは、図2に仮想線で
示すように、ガイドテープ17の中間部17bにおいて
ガイドテープ17の下端部17cの側から上端部17a
の側へ移動する。スライドテープ18の自由端部18a
は、胴周り端部8を縦方向へ越えて胴周り端部8の外側
に位置する。おむつ1では、スライドテープ18の自由
端部18aを裏面シート3の外面に押し付け、粘着部位
18eに塗布された粘着剤20を介してスライドテープ
18の自由端部18aを裏面シート3の外面に止着す
る。
【0028】おむつ1では、スライドテープ18がガイ
ドテープ17の中間部17bを縦方向へ進退可能であ
り、スライドテープ18をガイドテープ17の中間部1
7bにおいて縦方向上方へ移動させるだけで、スライド
テープ18を縦方向へ簡単に延ばすことができる。おむ
つ1では、従来技術のそれと比較し、スライドテープが
折り畳まれていないので、おむつ1の廃棄時にスライド
テープ18を折り返して縦方向へ直状に引き延ばす手間
が要らず、スライドテープ18の自由端部18aを裏面
シート3の外面に止着することが容易である。
【0029】おむつ1では、スライドテープ18によっ
ておむつ1の丸められた状態が保持される。おむつ1で
は、スライドテープ18が胴周り開口12を跨いだ状態
で裏面シート3に止着されているので、スライドテープ
18によって胴周り開口12の口を閉じることができ
る。廃棄するために丸められたおむつ1では、胴周り開
口12が口を開けることはなく、排泄物や臭気が胴周り
開口12から漏れてしまうことがない。また、おむつ1
では、脚周り側部10がおむつ1とともに丸められてい
るので、脚周り開口13が口を開けることはなく、排泄
物や臭気が脚周り開口13から漏れてしまうこともな
い。
【0030】テープファスナー16では、スライドテー
プ18の自由端部18aが粘着剤20を介してガイドテ
ープ17の外面に仮着されているので、おむつ1の着用
時に、スライドテープ18の自由端部18aが不用意に
遊動することはない。
【0031】テープファスナー16では、ガイドテープ
17の中間部17bの縦方向の長さ寸法L1が30〜1
00mmの範囲にあることが好ましく、スライドテープ
18の縦方向の長さ寸法L2が30〜100mmの範囲
にあることが好ましい(図3参照)。長さ寸法L1と長
さ寸法L2とが30mm未満では、テープファスナー1
6を取り付ける位置にもよるが、スライドテープ18を
ガイドテープ17の中間部17bにおいて下端部17c
の側から上端部17aの側へ移動させたとしても、スラ
イドテープ18の自由端部18aが胴周り端部8の外側
に位置しない場合があり、スライドテープ18によって
胴周り開口12の口を閉じることができない。ガイドテ
ープ17とスライドテープ18の自由端部18aおよび
繋止端部18bとにおける胴周り方向の寸法L3は、5
〜10mmの範囲にあることが好ましい。
【0032】図6,7は、他の実施の形態を示すテープ
ファスナー16の斜視図と、廃棄するために丸められた
おむつ1の斜視図とである。図6では、スライドテープ
18を縦方向上方へ延ばした状態を仮想線で示す。図6
のテープファスナー16が図1のそれと異なる点は、以
下のとおりである。テープファスナー16では、それを
形成するスライドテープ18が縦方向と胴周り方向との
うちの少なくとも縦方向へ弾性伸縮性を有する。
【0033】おむつ1を廃棄する手順は、図1のそれと
同様であるので、その説明は省略する。おむつ1では、
その廃棄時に、スライドテープ18の繋止端部18bを
ガイドテープ17の中間部17bにおいて下端部17c
の側から上端部17aの側へ移動させた後、スライドテ
ープ18の自由端部18aを縦方向へ伸長させながら裏
面シート3の外面に止着する。おむつ1では、スライド
テープ18の伸長応力を利用して丸められたおむつ1の
外周を締め付けることができ、胴周り開口12の口を確
実に閉じることができる。
【0034】スライドテープ18には、弾性伸縮性を有
する繊維不織布、弾性伸縮性を有するプラスチックフィ
ルムのいずれかを使用することができる。
【0035】伸縮性の繊維不織布としては、メルトブロ
ーンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使
用することができる。伸縮性の不織布の構成繊維には、
熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維
を使用することができる。また、熱可塑性エラストマー
樹脂繊維からなる疎水性繊維不織布の少なくとも片面
に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、の
いずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維
からなる疎水性繊維不織布を貼り合わせた複合不織布を
使用することもできる。
【0036】表面シート2には、親水性の繊維不織布、
または、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィル
ムを使用することができる。裏面シート3には、疎水性
繊維不織布、通気不透液性のプラスチックフィルム、疎
水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布、疎水性繊維
不織布と通気不透液性のプラスチックフィルムとを重ね
合わせた複合シートのいずれかを使用することができ
る。
【0037】裏面シート3には、高い耐水性を有するメ
ルトブローン法による繊維不織布を、高い強度を有しか
つ柔軟性に富んだスパンボンド法による繊維不織布で挟
んだ複合不織布を使用することもできる。
【0038】表裏面シート2,3を形成する不織布とし
ては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブロー
ン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、
エアースルー、の各製法により製造されたものを使用す
ることができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレ
フィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、
ポリエチレン/ポリプロピレンまたはポリエステルから
なる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用するこ
とができる。
【0039】コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリ
マー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収
性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であ
り、所要の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型
崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体がティ
ッシュペーパーに被覆、接合されていることが好まし
い。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース
系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
【0040】裏面シート3が不織布で形成されている場
合は、スライドテープ18の自由端部18aの内面に粘
着剤20を塗布することの他に、自由端部18aの内面
にメカニカルファスナのうちのフック部材を取り付ける
こともできる。フック部材が不織布を形成する繊維に引
っ掛かることで、スライドテープ18の自由端部18a
を丸められたおむつ1の裏面シート3の外面に止着する
ことができる。
【0041】おむつ1では、テープファスナー16が股
下域6と後胴周り域7との間を縦方向へ延びているが、
テープファスナー16がおむつ1の胴周り方向中央部に
位置した状態で、股下域6と前胴周り域5との間を縦方
向へ延びていてもよく、前胴周り域5と後胴周り域7と
のいずれか一方を縦方向へ延びていてもよい。
【0042】表裏面シート2,3の固着、表裏面シート
2,3に対するコア4の接合や弾性部材14,15の固
着には、ホットメルト型接着剤、または、ヒートシール
やソニックシール等の熱による溶着手段を利用すること
ができる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつ
では、テープファスナーがガイドテープとスライドテー
プとから形成され、スライドテープがガイドテープの中
間部を縦方向へ進退可能であり、スライドテープをガイ
ドテープの中間部において移動させるだけで、スライド
テープを縦方向へ簡単に延ばすことができる。また、こ
のおむつでは、従来技術のそれと比較し、スライドテー
プが折り畳まれていないので、おむつの廃棄時にスライ
ドテープを折り返して縦方向へ直状に引き延ばす手間が
要らず、スライドテープを丸められたおむつの外面に止
着することが容易である。
【0044】スライドテープの上端部がガイドテープの
外面に仮着されたおむつでは、スライドテープの上端部
がおむつの外面において不用意に遊動することを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後胴周り域の側から示すおむつの部分破断斜視
図。
【図2】テープファスナーの斜視図。
【図3】ガイドテープとスライドテープとを分離して示
すそれらテープの斜視図。
【図4】図1のI−I線端面図。
【図5】廃棄するために丸められた図1のおむつの斜視
図。
【図6】他の実施の形態を示すテープファスナーの斜視
図。
【図7】廃棄するために丸められた図6のおむつの斜視
図。
【符号の説明】
1 パンツ型の使い捨ておむつ 2 透液性表面シート 3 不透液性裏面シート 4 吸液性コア 5 前胴周り域 6 股下域 7 後胴周り域 8 胴周り端部(端部) 12 胴周り開口 13 脚周り開口 16 テープファスナー 17 ガイドテープ 17a 上端部 17b 中間部 17c 下端部 18 スライドテープ 18a 自由端部 18b 繋止端部 18c 両側縁 18d 側部 20 粘着剤(止着手段) L1 長さ寸法 L2 長さ寸法

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する前胴周り域および後胴周
    り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備
    え、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有す
    るおむつの外面に、該おむつを丸めておくことが可能な
    可撓性のテープファスナーが取り付けられたパンツ型の
    使い捨ておむつにおいて、 前記テープファスナーが、前記おむつの外面を縦方向へ
    延びるガイドテープと、前記ガイドテープの外面を前記
    縦方向へ延びていて該縦方向へ進退可能なスライドテー
    プとから形成され、 前記ガイドテープが、前記おむつの外面に固着された上
    端部および下端部と、前記上下端部の間に位置して前記
    おむつに非固着の中間部とを有し、前記スライドテープ
    が、前記ガイドテープに対向する内面に止着手段を備え
    た自由端部と、前記自由端部の下方に位置して前記ガイ
    ドテープの中間部に前記縦方向へ摺動可能に取り付けら
    れた繋止端部とを有することを特徴とする前記おむつ。
  2. 【請求項2】 前記スライドテープが、前記繋止端部の
    両側縁から前記おむつの胴周り方向へ延びる側部を有
    し、それら側部どうしが、前記ガイドテープの内面の側
    に折曲された状態で互いに固着されている請求項1記載
    のおむつ。
  3. 【請求項3】 前記スライドテープの自由端部が、前記
    止着手段を介して前記ガイドテープの外面に剥離可能に
    仮着されている請求項1または請求項2に記載のおむ
    つ。
  4. 【請求項4】 前記ガイドテープの中間部の前記縦方向
    の長さ寸法が、30〜100mmの範囲、前記スライド
    テープの前記縦方向の長さ寸法が、30〜100mmの
    範囲にあり、前記スライドテープでは、前記繋止端部が
    前記ガイドテープの上端部の側へ移動したときに、前記
    自由端部が前記胴周り開口の端部の外側に位置すること
    が可能である請求項1ないし請求項2いずれかに記載の
    おむつ。
  5. 【請求項5】 前記おむつが、肌当接側に位置する透液
    性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シ
    ートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから
    構成され、前記テープファスナーが、前記裏面シートの
    外面に取り付けられている請求項1ないし請求項4いず
    れかに記載のおむつ。
  6. 【請求項6】 前記止着手段が、前記スライドテープに
    塗布された粘着剤と前記スライドテープに取り付けられ
    たフック部材とのいずれか一方である請求項1ないし請
    求項5いずれかに記載おむつ。
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