JP2003024132A - 電動振動式爪切り器 - Google Patents

電動振動式爪切り器

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JP2003024132A
JP2003024132A JP2002130553A JP2002130553A JP2003024132A JP 2003024132 A JP2003024132 A JP 2003024132A JP 2002130553 A JP2002130553 A JP 2002130553A JP 2002130553 A JP2002130553 A JP 2002130553A JP 2003024132 A JP2003024132 A JP 2003024132A
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nail
claw
nail clipper
opening
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Osayuki Mimura
脩之 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 爪等が引き込まれて指自体を傷つける恐れが
なく、丸みを帯びた凸状の爪先を滑らかに仕上げて高齢
者や子供、目の不自由な人、非健常者等でも安全かつ容
易に取り扱うことができると共に、電池などの消耗が少
なく長期間に渡って使用でき全体をコンパクトにして手
軽に携帯できる汎用性と経済性に優れた電動振動式爪切
り器を提供することを目的とする。 【解決手段】 略山型状、矩形状、鋸状、やすり状に形
成された刃部12と、刃部12が複数並立されその刃先
が揃えられて形成された研削面12aを備える爪研削部
13と、爪研削部13を微振動させる駆動部と、研削面
12a側に開口された開口部15を有し前記駆動部及び
爪研削部13を収納するカバー部11と、を備えて電動
振動式爪切り器10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全且つ容易、軽
便に爪の研削や手入れを行うことのできる電動振動式爪
切り器(電気振動機構を有する爪切り器)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の爪の研削又は手入れを行うための
爪切り器においては、研削刃等を回転させるものが用い
られている。例えば、特開平10−313935号公報
には、爪を研削するための回転駆動される研削部材と爪
の切り屑を吸引するファンとを備えた容器状の爪切り器
により、爪から発生した微細な切り屑を飛散させること
なく、衛生的に爪を研削し、容器の側面又は上面に爪を
砥石に一定の距離で接触させる開口部設けることによ
り、爪以外の部位の損傷を防止するようにした回転式自
動爪切り器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動爪切り器は、以下のような問題点があった。 (a)回転による切断又研削においては爪が回転方向に
引き込まれたり、刃先の移動距離が長くなるので皮膚が
触れて切り裂かれたり、あるいは摩擦熱等で火傷して指
自体を傷つける恐れがあり、高齢者や子供、目の不自由
な人等の非健常者では取り扱いが難しく安全に使用でき
ないという問題点があった。 (b)丸みを帯びた凸状の爪先が接触する回転刃の刃先
面が凸状になるので、両者の接触面がなじまず、爪先を
滑らか仕上げて手入れすることができにくいという問題
点があった。 (c)モータなどの回転機構を有するので、爪切り器自
体をコンパクトにすることが困難で、手軽に携帯できず
汎用性に欠けるという問題点があった。 (d)切り屑取り出し用のファンを備えるので、装置が
複雑化すると共に電池などの消耗が激しく長期間に渡っ
て使用できず不便である上に、装置自体が高価となって
経済性に欠けるという問題点があった。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、爪等が引き込まれて指自体を傷つける恐れが
なく、丸みを帯びた凸状の爪先を滑らかに仕上げて高齢
者や子供、非健常者等でも安全かつ容易に取り扱うこと
ができると共に、電池などの消耗が少なく長期間に渡っ
て使用でき全体をコンパクトにして手軽に携帯できる汎
用性と経済性に優れた電動振動式爪切り器を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電動振
動式爪切り器は、略山型状、矩形状、鋸状、やすり状に
形成された刃部と、前記刃部が複数並立されその刃先が
揃えられて形成された研削面を備える爪研削部と、前記
爪研削部を微振動させる駆動部と、前記研削面側に開口
された開口部を有し前記駆動部及び前記爪研削部を収納
するカバー部と、を備えて構成されている。この構成に
よって、以下の作用を有する。 (a)刃部を振動させて爪の研削を行うので、やわらか
い指先の皮膚は山形の刃先が触れて微小振幅で振動して
も、皮膚が凹んで逃げるためこれによって傷つけられる
ことがなく安全性に優れている。 (b)従来の刃部を回転させて研削する場合のように爪
先等が回転方向に引き込まれてカバー部と刃部との隙間
に挟まれるようなことがなく、高齢者、子供、非健常者
でも深爪や指の損傷をすることなく容易に使用でき、操
作性に優れる。 (c)爪研削部は、駆動部によって左右に10mmを超
えない微振幅で往復振動させる。刀部を鋸状とした場
合、この往路ではやや鋭角の刃で爪の切削を行い、復路
では緩い傾斜角度の面で爪の研磨を行うことができる。
この刃先を並立させた研削面を平均的爪の描く円弧の約
2分の1程度の緩い円弧状とした場合、爪の先端部分の
研削が2往復に対して爪の両端部分の研削が各1回宛と
なり、良好な研削効果が得られる。 (d)爪研削部が振動機構により駆動されるので機械的
に動く可動部分を少なくして装置構成を小型化すること
ができ、全体をカバー部に収納して携帯性に優れた電動
振動式爪切器を提供できる。 (e)厚みを有したカバー部には研削面側に開口した開
口部を有するので、この開口部の週縁を手がかりとして
目の不自由な人でも切削する指の位置決めを容易に行う
ことができ、操作性に優れている。
【0006】ここで、刃部は、その刃先が山型状、矩形
状、鋸状、やすり状、バリカン状等に形成される。刃先
は鈍角な山形に成形したり、緩やかな円弧状に傾斜させ
たりして、その先端をやや鋭角に形成し、緩い傾斜角度
で下がった部分は鈍角で形成される。この刃先を高速で
振動させることにより刃先に接触する爪を削り取った
り、鋸状やバリカン状に形成された刃先の間に挿入され
る爪の部分を切り取ったりすることができる。刃先断面
を山型に形成させた場合、その山型の高さは0.05〜
1mm、好ましくは0.1〜0.5mmの範囲とするこ
とが望ましい。また、刃先間の幅(各山型の頂部間の距
離)は0.05〜1.5mm、好ましくは0.2〜1m
mの範囲とすることが望ましい。これは、刃先を振動さ
せる振動数等にもよるが、山型の高さが0.1mmより
も小さくなるにつれ、爪の研削効率が低下する傾向が現
れ、逆に0.5mmを越えるにつれ研削負荷が大きくな
る傾向が現れ、これらの傾向は0.05mmより小さく
なるか、1mmを越えるとさらに顕著になるからであ
る。また、刃先間の幅が0.2mmより短くなるにつ
れ、爪の削り屑がつまりやすくなる傾向が生じ、逆に1
mmより長くなるにつれ、刃先の振動幅を大きくしなけ
ればならず駆動力が大きくなる傾向が現れ、これらの傾
向は0.05mmより短くなるか、1.5mmより長く
なるとさらに顕著になる。爪研削部の刃部刃先からなる
爪を切削する研削面は、略平面状や略凹面状等に形成さ
れる。この研削面は横幅(Y)が3〜20mm、好まし
くは5〜15mm、その縦幅(T)が3〜10mm、好
ましくは5〜8mmとなる略矩形状に形成されている。
使用者などの条件にもよるが、この横幅(Y)の長さが
5mmより短くなるにつれ、爪先の全体を一度に研削面
に押し当てて研削することができず操作性が悪くなる傾
向にあり、逆に15mmを超えるにつれ指先に位置の固
定が困難になる傾向が現れ、これらの傾向は3mmより
短くなるか、20mmを超えるとさらに顕著になる。ま
た、研削面の縦幅(T)が5mmより短くなるにつれ、
爪先を研削面に位置付ける際の挿入や固定動作が不便に
なる傾向が現れ、逆に8mmを超えて長くなるにつれ、
爪先を安定した状態で研削面に押し当てるのが困難にな
る傾向が現れ、これらの傾向は3mmより短くなるか1
0mmを超えるとさらに顕著になるので好ましくない。
【0007】爪研削部は、駆動部によりその刃先が往復
運動して微振動するように構成されたものが適用でき、
所要により駆動部のリンク機構や駆動電圧等を調整して
その振動数や振幅を変動させることも可能である。その
刃先の振動幅は0.01〜10mm好ましくは0.2〜
2mm、その振動数は10Hz〜50MHzの範囲とす
ることが望ましい。これはその使用条件にもよるが、刃
先の振動幅が0.2mmより小さくなるにつれ、これに
触れることにより摩耗研削される爪先の研削効率が低下
する傾向が現れ、逆に2mmを超えるにつれ刃先動作が
大きくなって皮膚等を傷つける危険性が増加する傾向が
現れ、これらの傾向は0.01mmより小さくなるか、
10mmを超えるとさらに顕著になるからである。ま
た、その振動数が10Hzよりも小さくなると、研削効
率が極端に低下し、逆に50MHzを超えると可動のた
めの電力消費量が過大になるので好ましくない。
【0008】駆動部の振動機構としては、電動モータで
回転運動を往復運動に変えるピストン式のリンク機構
や、電磁石とこの電磁石により吸引されるバネスイッチ
とで構成された電気ブザー式の振動機構、チタン酸バリ
ウム、ジルコンチタン酸鉛等の圧電素子の振動を利用し
た機構のもの等が適用できる。駆動部へ電力を供給する
電源としては、カバー部に収納された充電器を備えた蓄
電池や太陽電池、乾電池等による電池駆動式のものや、
コンセント等の外部端子から供給される電力で駆動させ
る外部電力駆動式のもの等が適用できる。カバー部は、
ポリエチレン、ポリカーボネイト等のプラスチック合成
樹脂や、スチール、ステンレススチール、アルミ等金属
で全体が略直方体状又は円柱状等に形成される。このカ
バー部には、爪研削部、駆動部、電源部などがコンパク
トに内蔵され、電池駆動式にした場合は必要に応じて電
池の交換が容易にできるように、電池の収納部に着脱式
の蓋部を設けている。
【0009】請求項2に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1に記載の発明において、前記研削面が凹面状に
形成されて構成されている。この構成によって、請求項
1に記載の作用に加えて以下の作用を有する。 (a)研削面を丸みを帯びた爪先にあわせて略凹面状に
形成させているので、爪先と研削面と広い範囲で密着さ
せて研削することができ、角のないなめらかな爪先に仕
上げることが容易にできる。 (b)凹面状に形成された爪研削部を圧電振動子を用い
て振動させた場合は稼動部分が少なくして、カバー部の
狭いスペースにこれらの部材を収納させ、装置構成を小
型化できる。 ここで、研削面は親指や小指の爪先のカーブに合わせた
凹面状に形成することが望ましいが、より曲率の大きな
ものにしてもよい。これによって、爪先と研削面との接
触面積を増やして、さらに滑らかに爪の手入れを行うこ
とができる。
【0010】請求項3に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1又は2に記載の発明において、前記駆動部が電
動モータの回転を往復運動に変換するリンク機構、又は
圧電振動子や電磁石による振動機構を備えて構成されて
いる。この構成によって、請求項1又は2に記載の作用
に加えて、以下の作用を有する。 (a)リンク機構を用いた場合は、爪先を切断するのに
必要な切断力を大きく設定でき、操作性に優れている。 (b)圧電振動子や電磁石を用いた場合は、爪研削部が
微小振動するだけで可動部分が少なく装置構成をコンパ
クトにでき、携帯性に優れた電動振動式爪切り器を提供
できる。 (c)爪研削部が一定方向に微小振動して、これに接触
する爪先が研削されるので、刃先が振動する際に、山形
の刃先に皮膚がふれても、接触部分が凹んで逃げるため
に、指先の皮膚の部分を傷つけることがなく安全性に優
れている。 ここで、リンク機構としては爪研削部をピストン状に運
動させるものや、微小鋸部を有した刃先を開閉させるバ
リカン状運動をさせる構成のものなども適用できる。圧
電振動子としては、ニオブ酸リチウムなどの単結晶のほ
か、ポリフッ化ビニリデンなどの高分子膜や、ジルコン
チタン酸鉛を主体としてこれに金属酸化物などの添加物
を配合して焼成したPZT磁器、チタン酸バリウム磁器
を改良したものなどが適用できる。
【0011】請求項4に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明におい
て、前記カバー部が前記駆動部へ電力を供給する電池セ
ット部及び/又は充電部を備えて構成されている。この
構成によって、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載
の作用に加えて以下の作用を有する。 (a)動力源として1〜4本の単3電池等を電池セット
部に横に並列してセットすることができる。また、必要
に応じて電灯線から充電をする場合はアダプター回線差
込み口にセットして、充電して使用することもでき、利
便性に優れる。 (b)小型軽量化できるため、爪の研削を行う反対の手
の中に電動振動式爪切り器を置いて容易に扱うことがで
き、操作性に優れる。 (c)操作スイッチは突起部のない平面状のスイッチと
することができ、落下時等での安全上や取り扱い操作上
からも故障が少なく保守性に優れている。
【0012】請求項5に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明におい
て、前記爪研削部が配置される前記カバー部の開口部の
周囲に所定間隔を有して配置された爪屑収容口と、前記
爪屑収容口に連設された爪屑収容部とを備えて構成され
ている。この構成によって、請求項1乃至4の内いずれ
か1項の作用に加えて以下の作用を有する。 (a)爪研削部で研削された爪屑は、研削面の周囲に開
口した爪屑収容口を通して下部の爪屑収容部に入るの
で、爪屑が周囲に飛散するのを防止し、必要に応じて爪
屑収容部を開いて爪屑を棄却でき、清潔に維持できる。 ここで爪屑収容口の開口した間隔は1〜10mm好まし
くは2〜5mmの範囲とすることが望ましい。これはそ
の間隔が2mmより少なくなるにつれ、爪屑が爪屑収容
口を通過しにくくなる傾向が現れ、逆に5mmを超える
につれ、爪先を研削面に位置付ける際の操作が困難にな
る傾向が現れ、これらの傾向は1mmより小さくなる
か、10mmを超えるとさらに顕著になるからである。
【0013】請求項6に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の発明におい
て、前記カバー部が略直方体状に形成され、前記爪研削
部が配置された開口部側の裏面に滑り止めゴムが備えら
れて構成されている。この構成によって、請求項1乃至
5の内いずれか1項の作用に加えて以下の作用を有す
る。 (a)裏面に滑り止めゴムを有しているので、電動振動
式爪切り器を机等の面に置いて作動させる場合、振動に
よって移動するのを防止して、片手で支えないでも安定
して保持させることができ、両手の指の爪を容易に切削
して手入れを行うことができる。 ここで滑り止めゴムは、矩形状又は円形状等に形成され
た天然ゴムや合成樹脂製のシート状のものに接着材を用
いて貼り付けて簡単に装着できる。
【0014】請求項7に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の発明におい
て、前記カバー部の前記開口部に着脱自在に嵌合するキ
ャップ部を備えて構成されている。この構成によって、
請求項1乃至6の内いずれか1項の作用に加えて以下の
作用を有する。 (a)開口部に着脱自在に嵌合するキャップ部を備える
ので、電動振動式爪切り器を持ち運ぶ際などに開口部か
らゴミが入ったり、爪屑収容部等に収納された爪屑が飛
び散らせたりするようなことがなく、衛生的であり、し
かもゴミの混入による駆動部の動作不良等を確実に防止
できる。 (b)ヒンジ部を介してキャップ部をカバー部の開口部
に開閉自在に取り付けたり、ヒンジ部を用いることなく
その都度、装着して用いたりすることもでき、不使用時
にはキャップ部で刃先が覆われるので安全性に優れてい
る。 (c)ヒンジ部を用いてキャップ部をカバー部に取り付
けた場合にはキャップ部がなくなるようなことがなく安
全に携行でき、利便性に優れている。 ここで、キャップ部はカバー部に凹設された開口部を塞
いで嵌合し平坦な覆設面を形成できる略矩形状等のプラ
スチック板であり、ヒンジ部を介してカバー部に回動自
在に取り付けられる。ヒンジ部はバネなどの弾性体を介
してキャップ部を開状態に維持させることができ、開口
部を覆う閉状態ではキャップ部に凸状に形成されたスト
ッパーをこれに嵌合するカバー部の凹状の係止部で固定
させておくこともできる。
【0015】請求項8に記載の電動振動式爪切り器は、
請求項7に記載の発明において、前記キャップ部がその
内側面に植毛されたブラシ部を有し、前記開口部への嵌
合装着時に前記ブラシ部の毛先が前記研削面に接触して
配置されて構成される。この構成によって、請求項7の
作用に加えて以下の作用を有する。 (a)キャップ部の内側面にブラシ部が形成され、この
ブラシの毛先を研削面に当接させた開口部への嵌合装着
時に駆動部を作動させて研削面を振動させるだけで、刃
先に残った爪屑の除去及び清掃を衛生的に行うことがで
き、メンテナンス性にも優れている。 (b)キャップ部を開口部から外した開状態では、ブラ
シ部の毛先に指の爪先をこすりつけて、爪先の清掃や手
入れを行うこともでき、爪を短くする以外の利便性に優
れている。 ここで、ブラシ部としては合成樹脂製等植毛を有した歯
ブラシ状のものや、極細の柔らかい金属線を束ねたもの
などの他に、毛羽立った表面や細かい凹凸面を有した布
状やシート状のものも適用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の電動振動式爪切り器の側面断面図であ
り、図2(a)はその爪研削部の斜視図、図2(b)は
爪研削部の変形例を示す斜視図、図3(a)は電動振動
式爪切り器の平面構成図であり、図3(b)はその使用
状態の平面図である。図1及び図4において、10は実
施の形態1の電動振動式爪切り器、11はリンク機構や
電源部を内蔵する電動振動式爪切り器10のカバー部、
12は略山型状、矩形状、鋸状、やすり状、バリカン状
に形成された刃部、13は刃部12の刃先が揃えられて
平面状に形成された研削面12aを有する爪研削部、1
4は爪研削部13をリンク機構を用いて振動させるため
の駆動部本体、15は爪研削部13の研削面側のカバー
部11に開口された開口部、16は駆動部を構成する電
動モータ、17は電動モータ16と駆動部本体14とを
連結するピストンロッド、18は研削面の周囲に開口し
て形成された爪屑収容口、19は爪屑収納口に連設され
細長に形成された爪屑収容部、20は充電用アダプター
が接続される端子20aを備えた充電部や電池セット部
等からなる電源部、21は爪研削部13が配置される開
口部15側の裏面に貼設された滑り止めゴム、22は電
源のオンオフを行う操作スイッチ、23は爪屑収容部1
9に収容れた爪屑を取り出すためにカバー部11の底部
に設けられた爪屑取り出し蓋部である。
【0017】カバー部11はプラスチック等を素材とし
て、片手で持てるようなサイズの略直方体状に形成され
ている。例えばその縦幅が60〜100mm、横幅が3
0〜70mm、厚みが10〜30mmの略直方体状の容
器であり、その矩形面上の中央よりやや上に長方形状に
少し傾斜して開口した開口部15が形成される。開口部
15は縦横がそれぞれ3〜10mm、10〜25mm等
の矩形状に開口して研削面12aが配置され、研削面1
2aの刃先の振動方向が開口部15の長手方向になるよ
うに設定している。なお、圧電素子などを振動機構に用
いた場合には、互いに振動方向が直交する2つの振動系
を配置しておき、適宜必要に応じて、この振動方向を長
手方向やこれに直交する方向に切り替えて作動させて、
爪先を滑らかに研削することも可能である。
【0018】爪研削部13は図2(a)に示すようにそ
の研削面12aが平面状に形成されその振動方向に対し
て山型状又は平面状に形成されて配置されている。図2
(b)は研削面12a'を爪先に合わせて凹面状に形成
させた変形例を示しており、振動方向と垂直な方向と刃
先稜線がなす角度を15〜30度の範囲に、かつ凹面状
の湾曲半径を5〜15mmの範囲に設定した例を示して
いる。なお、爪研削部を振動させることにより爪先を研
削するので、研削面をお椀型もしくは半球状に湾曲した
凹面となるように形成することも可能であり、これによ
って、爪の位置決めを容易にして、さらに効果的に爪先
の手入れを行うこともできる。
【0019】図4は爪研削部13の刃部の断面形態を示
す説明図である。刃部12は図4に示すように、その
頂角θを90度より大きい鈍角に設定した山型の刃先
や、その頂角θ'を90度より小さい鋭角に形成した
山型のもの、連続した矩形状に形成したもの、その
頂部を削って形成した山形のもの、山形の刃先頂部を
左右非対称に形成したもの(鋸状)等が適用できる。な
お、駆動部を用いて振動させる切削面にアルミナやシリ
カ等の砥粒を分散して配置したり、金属等の表面にジグ
ザグ状や線状、点状などの細かい凹凸を形成してやすり
状にしたりしたものなども適用することができる。な
お、に示すように山形に形成される刃部における右側
刃先角度θRと左側刃先角度θLとが異なるように非対
称に配置し、刃部を左右方向に振動させる際の切削性を
向上させるようにしてもよい。この場合、例えば右側刃
先角度θRを60〜80度、左側刃先角度θLを30〜
45度のように設定することができる。また、この角度
とは別に左右側の刃曲率がそれぞれ異なるように左右非
対称の状態に配置してもよい。また、図3に示すように
山型の刃部の頂点からなる稜線の伸延方向と爪研削部1
3の振動の垂直方向に対してなす角度を例えば0〜45
度、好ましくは15〜30℃の角度に傾斜させて配置
し、これによって、開口部15から挿入される爪の厚み
方向に所定の角度を持たせて刃部を振動させ、爪の研削
をより効果的に行うことができる。
【0020】次に以上のように構成された電動振動式爪
切り器10の使用方法について、図面を参照しながら説
明する。まず、図3(a)に示すようにカバー部11の
上部に設けられた操作スイッチ22をオンに入れ、駆動
部を作動させて爪研削部13を開口部15の長手方向
(左右方向又は上下方向)に振動させる。次に、図3
(b)に示すように研削したい指を開口部15に露出し
た研削面12aに当てて、爪先の切削と研磨の状態を見
ながら、指の位置を適宜に移動して徐々に研削を行う。
なお、操作スイッチ22を手元でオンオフさせること
で、刃先の振動に緩急や強弱の変化をつけながらを爪先
の手入れを行うことができる。電動振動式爪切り器10
を机等の上に爪の研削を行う場合は、上記の通りの手順
で行うが、その裏側に滑り止めゴム21が付設してある
ので、その振動で電動振動式爪切り器10が移動するの
を防止できる。刃部12の振動により研削された爪屑
は、爪屑収容口18を経て、爪屑収容部19に収容され
るので、適時、カバー部11底部の爪屑取り出し蓋部2
3を開いて棄却する。電源部20は、単3電池を2本を
横に並列して電池セット部として用いるが、電灯線から
の充電する場合は充電用アダプターを端子20aに接続
して充電部として使用することができる。
【0021】実施の形態1の電動振動式爪切り器10は
以上のように構成されているので、以下の作用を有す
る。 (a)微振幅の振動によって爪の研削と研磨を行える構
成となっているので、極端な爪の切り過ぎや、指の損傷
等の危険を防止でき、高齢者、子供、目の不自由な人、
非健常者でも安全に使用できる。 (b)使用操作が簡単で、電源部20は蓄電方式と乾電
池方式が併用されているので、携帯にも都合がよく、何
時、何処でも簡便に使用できる。 (c)山形の刃先を左右非対称にした場合には、爪研削
部13を往復振動させ、この往路ではやや鋭角の刃で爪
の切削を行い、復路では緩い傾斜角度の面で爪の研磨を
行うことができ、爪の手入れを効率よく行うことができ
る。 (d)机等の上に置いて実施する場合でも、振動によっ
て電動振動式爪切り器10が動かないように、カバー部
11の裏面に滑り止めゴム21が付設してあるので、作
業中に位置が移動して作業を誤るのを防止できる。
(e)研削、研磨した爪屑を周囲に飛散させることなく
爪屑収容部19に収容し 、随時に爪屑収容部19の爪屑取り出し蓋部23を開い
て棄却できるので、常に清潔な状態に維持できる。 (f)爪研削部13を振動させる振動系にリンク機構を
用いているので、爪先を切断するのに必要な切断力を大
きくでき、操作性に優れている。 (g)動力源として電源部20に乾電池等を並列してセ
ットすることができる。また、必要に応じて電灯線から
の充電をする場合は充電用のアダプターを端子20aに
セットして、充電して使用することもでき利便性に優れ
る。
【0022】(実施の形態2)図5は実施の形態2の電
動振動式爪切り器30の外観構成図である。図5におい
て、30は実施の形態2の電動振動式爪切り器、31は
その刃先が揃えられて全体が凹面状に形成された研削面
を備える爪研削部、32は爪研削部31を矩形状に開口
した研削面の長手方向に微振動させる圧電素子や電磁石
等からなる振動系を有した駆動部、33は駆動部32に
電力を供給する電源部、34は研削面の周囲に開口した
開口部34aを有し駆動部32及び爪研削部31を収納
する丸型状頭部を備えるようにデザインされたカバー部
である。実施の形態2の電動振動式爪切り器30は、爪
研削部31の研削面が凹面状に形成されている点と、駆
動部32が圧電素子や電磁石等で構成された可動部分の
少ない振動系を有している点と、開口部側の先部が丸型
状に形成されている点とで、実施の形態10の電動振動
式爪切り器10とその構成を異にしている。なお、ここ
で図示していないが、研削面の周囲に研削された爪屑を
収容するための爪屑収容部を必要に応じてカバー部34
に設置することもできる。
【0023】実施の形態2の電動振動式爪切り器30は
以上のように構成されているので実施の形態1の作用に
加えて以下の作用を有する。 (a)研削面を丸みを帯びた爪先にあわせて略凹面状に
形成させているので、爪先と研削面と広い範囲で密着さ
せて研削することができ、角のないなめらかな爪先に仕
上げることが容易にできる。 (b)凹面状又は平面状に形成された爪研削部31を圧
電振動子などを用いた駆動部32で振動させるので、可
動部分を少なくしてカバー部34の狭いスペースにこれ
らの部材を収納して装置構成を小型化でき携帯性に優れ
た電動振動式爪切り器30を提供できる。 (c)爪研削部31の刃先を一定方向に微小振動させて
これに接触する爪先を摩耗研削する際に、柔らかい皮膚
が刃先の部分で押されても凹んで逃げ、指先の皮膚が傷
付くのを防止でき安全性に優れる。 (d)その先部が丸型状に形成されているので、足指の
爪を切削する場合にその先端を足指に押し当てたり、足
指の間に挿入したりすること等が容易にでき操作性に優
れている。
【0024】(実施の形態3)図6は実施の形態3の電
動振動式爪切り器40の側面断面図である。なお、実施
の形態1と同一の機能を有するものについては同一の符
号を付してその説明を省略する。図6において、40は
実施の形態3の電動振動式爪切り器、41は電動振動式
爪切り器40の開口部15の上辺側にその基端側がヒン
ジ部42を介して回動自在に取り付けられ開口部15に
嵌合するキャップ部、43はキャップ部41の裏面側に
植毛された略矩形状のブラシ面を有するブラシ部、44
は駆動部により振動駆動される爪研削部13の裏面側の
開口間隙を覆うようにカバー部11内の仕切り壁45の
開口部に配設されたフェルト状体やゴム状体、プラスチ
ック板等又は合成樹脂製で一体に形成された爪屑進入防
止部材である。尚、ヒンジ部42はバネ金止式とすると
開いた状態、閉じた状態で各々ブラシ部43を固定する
ことができる。
【0025】実施の形態3の電動振動式爪切り器40
は、その開口部15に着脱自在に嵌合されるブラシ部4
3が内側に配設されたキャップ部41を備える点と、研
削された爪屑がカバー部11の駆動部に入るのを防止す
るための爪屑進入防止部材44がカバー部11内の仕切
り壁45の開口部分周囲に配設されている点とで、実施
の形態10の電動振動式爪切り器10とその構成を異に
している。ヒンジ部42は図示しないコイルバネ等の弾
性体により開放状態に維持され、キャップ部41をヒン
ジ部42を支点にして開口部15に押し込むことで、ブ
ラシ部43の周囲が凸状やフック状に形成された図示し
ないストッパー等で係止する。なお、ヒンジ部を介する
ことなくカバー部とキャップ部とを別体に形成して、必
要に応じてキャップ部を開口部から外した状態で爪先を
研削し、その使用後にキャップ部を開口部に装着して用
いることもできる。プラスチックや金属等からなるキャ
ップ部41は開口部15に嵌合するように略矩形状に形
成されその裏面に比較的毛先の長いブラシ部43が接着
材などを介して貼設され、その毛先はキャップ部41の
開口部15への嵌合装着時にブラシ部43の毛先の部分
が研削面に接触するようになっている。爪屑進入防止部
材44はフェルトなどの可撓性の材料で作製した場合
は、その開口した縁部が振動駆動される爪研削部31の
周囲に固着されることなく接触して振動により生じる隙
間の部分を遮蔽して、研削により発生する爪屑が仕切り
壁45より内側の駆動部に入り込まないようにする。
【0026】続いて、以上の構成を有する実施の形態3
の電動振動式爪切り器40の使用方法について図6を参
照しながら説明する。、まず、キャップ部41を回動さ
せて図6の実線に示すように弾性体で開状態に維持さ
れ、駆動部で振動された研削面12aに爪先を押し付け
て、爪先の手入れを行う。このとき、研削された爪屑進
入防止部材44が配置されているので仕切り壁45で仕
切られた駆動部側には入り込むことがなく、爪屑収容部
19に収容される。爪先の手入れが終わった後、キャッ
プ部41を開口部15へ押し込んで嵌合させ閉状態にす
る。これにより、ブラシ部43の毛先を研削面12aに
当接させることができる。次に、操作スイッチ22を用
いて駆動部を作動させ、ブラシ部43で研削面12aに
残った爪屑を爪屑収容部19に排出させることができ
る。
【0027】実施の形態3の電動振動式爪切り器40は
以上のように構成されているので、実施の形態1及び2
の作用に加えて以下の作用を有する。 (a)開口部15がキャップ部41で塞がれるので、爪
屑収容部19に収納された爪屑を周囲にまき散らせたり
するようなことがなく、衛生的である。 (b)キャップ部の内側面に配置されたブラシ部の先端
を研削面に当接させ、駆動部を作動させて研削面を振動
させるだけで、刃先に残った爪屑の除去及び清掃を簡単
かつ衛生的に行うことができる。 (c)振動する爪研削部31周囲の間隔を遮蔽する爪屑
進入防止部材44を備えるので開口部15から駆動部に
ゴミが入って生じる動作不良を防止できる。 (d)ヒンジ部42を介してキャップ部41をカバー部
11の開口部15に開閉自在に取り付けたり、その都
度、装着して用いたりすることもでき、不使用時にはキ
ャップ部で刃先が覆われるので安全性に優れている。 (e)ヒンジ部42を用いてキャップ部41をカバー部
11に取り付けているのでキャップ部11がなくなるよ
うなことがなく利便性に優れている。 (f)キャップ部41を開状態にした場合にブラシ部4
3に指の爪先をこすりつけて、爪先の清掃や手入れを行
うこともできる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の電動振動式爪切り器に
よれば、以下の効果を有する。 (a)刃部を振動させて研削を行うので、使用中に指先
の皮膚と爪とが同時に刃面に触れても、爪のみを切削し
て指先の皮膚には何ら損傷を生じることがなく安全性に
優れている。 (b)従来の刃部を回転させて研削する場合のように爪
先等が回転方向に引き込まれてカバー部と刃部との隙間
に挟まれるようなことがなく、高齢者や子供、目の不自
由な人、非健常者でも深爪や指を損傷することなく容易
に使用でき、操作性に優れている。 (c)爪研削部は、駆動部によって左右に10mmを超
えない微振幅で往復振動させる。この往路ではやや鋭角
の刃で爪の切削を行い、復路では緩い傾斜角度の面で爪
の研磨を行うことができる。この刃先を並立させた研削
面を平均的爪の描く円弧の約2分の1程度の緩い円弧状
とした場合、爪の先端部分の研削が2往復に対して爪の
両端部分の研削が各1回宛となり、良好な研削効果が得
られる。 (d)爪研削部が振動機構により駆動されるので機械的
に動く可動部分を少なくして装置構成を小型化すること
ができ、全体をカバー部に収納して携帯性に優れた電動
振動式爪切器を提供できる。
【0029】請求項2に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1に記載の効果に加えて以下の効果を有す
る。 (a)研削面を丸みを帯びた爪先にあわせて略凹面状に
形成させているので、爪先と研削面と広い範囲で密着さ
せて研削することができ、角のないなめらかな爪先に仕
上げることが容易にできる。 (b)凹面状に形成された爪研削部を圧電振動子を用い
て振動させた場合は稼動部分が少なくして、カバー部の
狭いスペースにこれらの部材を収納させ、装置構成を小
型化できる。
【0030】請求項3に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1又は2に記載の効果に加えて以下の効果
を有する。 (a)リンク機構を用いた場合は、爪先を切断するのに
必要な切断力を大きく設定でき、操作性に優れている。 (b)圧電振動子を用いた場合は、爪研削部が微小振動
するだけで可動部分が少なく装置構成をコンパクトにで
き、携帯性に優れた電動振動式爪切り器を提供できる。 (c)爪研削部が一定方向に微小振動して、これに接触
する爪先が研削されるので、刃先が振動する際に、山形
の刃先に皮膚がふれても、接触部分が凹んで逃げるため
に、指先の皮膚の部分を傷つけることがなく安全性に優
れている。
【0031】請求項4に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の効果に
加えて以下の効果を有する。 (a)動力源として、乾電池等を電池セット部に横に並
列してセットすることができる。また必要に応じて電灯
線からの充電をする場合は充電用のアダプターを端子に
セットして、充電して使用することもでき、利便性に優
れる。 (b)小型軽量化できるため、爪の研削を行う反対の手
の中に電動振動式爪切り器を置いて容易に扱うことがで
き、操作性に優れる。 (c)操作スイッチは突起部のない平面状のスイッチと
することができ、落下時等での安全上や取り扱い操作上
からも故障が少なく保守性に優れている。
【0032】請求項5に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1乃至4の内いずれか1項の効果に加えて
以下の効果を有する。 (a)爪研削部で研削された爪屑は、研削面の周囲に開
口した爪屑収容口を通して下部の爪屑収容部に入るの
で、爪屑が周囲に飛散するのを防止し、必要に応じて爪
屑収容部を開いて爪屑を棄却でき、清潔に維持できる。
【0033】請求項6に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1乃至5の内いずれか1項の効果に加えて
以下の効果を有する。 (a)裏面に滑り止めゴムを有しているので、電動振動
式爪切り器を机等の面に置いて作動させる場合、振動に
よって移動するのを防止して、片手で支えないでも安定
して保持させることができ、両手の指の爪を容易に切削
して手入れを行うことができる。
【0034】請求項7に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項1乃至6の内いずれか1項の効果に加えて
以下の効果を有する。 (a)開口部に着脱自在に嵌合するキャップ部を備える
ので、電動振動式爪切り器を持ち運ぶ際などに開口部か
らゴミが入ったり、爪屑収容部等に収納された爪屑が飛
び散らせたりするようなことがなく、衛生的であり、し
かもゴミの混入による駆動部の動作不良を防止できる。 (b)ヒンジ部を介してキャップ部をカバー部の開口部
に開閉自在に取り付けたり、ヒンジ部を用いることなく
その都度、装着して用いたりすることもでき、不使用時
にはキャップ部で刃先が覆われるので安全性に優れてい
る。 (c)ヒンジ部を用いてキャップ部をカバー部に取り付
けた場合にはキャップ部がなくなるようなことがなく安
全に携行でき、利便性に優れている。
【0035】請求項8に記載の電動振動式爪切り器によ
れば、請求項7の効果に加えて以下の効果を有する。 (a)キャップ部の内側面にブラシ部が形成され、この
ブラシの毛先を研削面に当接させた開口部への嵌合装着
時に駆動部を作動させて研削面を振動させるだけで、刃
先に残った爪屑の除去及び清掃を衛生的に行うことがで
き、メンテナンス性にも優れている。 (b)キャップ部を開口部から外した開状態では、ブラ
シ部の毛先に指の爪先をこすりつけて、爪先の清掃や手
入れを行うこともでき、爪を短くする以外の利便性に優
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の電動振動式爪切り器の側面断面
【図2】(a)爪研削部の斜視図 (b)爪研削部の変形例を示す斜視図
【図3】(a)実施の形態2の電動振動式爪切り器の平
面構成図 (b)その使用状態の平面図
【図4】爪研削部の刃部の断面形態を示す説明図
【図5】実施の形態2の電動振動式爪切り器の平面構成
【図6】実施の形態3の電動振動式爪切り器の使用状態
の断面図
【符号の説明】
10 実施の形態1の電動振動式爪切り器 11 カバー部 12 刃部 12a 研削面 12a' 研削面 13 爪研削部 14 駆動部本体 15 開口部 16 電動モータ 17 ピストンロッド 18 爪屑収容口 19 爪屑収容部 20 電源部 20a 端子 21 滑り止めゴム 22 操作スイッチ 23 爪屑取り出し蓋部 30 実施の形態2の電動振動式爪切り器 31 爪研削部 32 駆動部 33 電源部 34 カバー部 34a 開口部 40 実施の形態3の電動振動式爪切り器 41 キャップ部 42 ヒンジ部 43 ブラシ部 44 爪屑進入防止部材 45 仕切り壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略山型状、矩形状、鋸状、やすり状に形
    成された刃部と、前記刃部が複数並立されその刃先が揃
    えられて形成された研削面を備える爪研削部と、前記爪
    研削部を微振動させる駆動部と、前記研削面側に開口さ
    れた開口部を有し前記駆動部及び前記爪研削部を収納す
    るカバー部と、を備えたことを特徴とする電動振動式爪
    切り器。
  2. 【請求項2】前記研削面が凹面状に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の電動振動式爪切り器。
  3. 【請求項3】 前記駆動部が電動モータの回転を往復運
    動に変換するリンク機構、又は圧電振動子や電磁石によ
    る振動機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の電動振動式爪切り器。
  4. 【請求項4】 前記カバー部が前記駆動部へ電力を供給
    する電池セット部及び/又は充電部を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の電動振
    動式爪切り器。
  5. 【請求項5】 前記爪研削部が配置される前記カバー部
    の開口部の周囲に所定間隔を有して配置された爪屑収容
    口と、前記爪屑収容口に連設された爪屑収容部とを備え
    たことを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に
    記載の電動振動式爪切り器。
  6. 【請求項6】 前記カバー部が略直方体状に形成され、
    前記爪研削部が配置された開口部側の裏面に滑り止めゴ
    ムが備えられていることを特徴とする請求項1乃至5の
    内いずれか1項に記載の電動振動式爪切り器。
  7. 【請求項7】 前記カバー部の前記開口部に着脱自在に
    嵌合するキャップ部を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至6の内いずれか1項に記載の電動振動式爪切り器。
  8. 【請求項8】 前記キャップ部がその内側面に植毛され
    たブラシ部を有し、前記開口部への嵌合装着時に前記ブ
    ラシ部の毛先が前記研削面に接触して配置されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の電動振動式爪切り器。
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