JP2003023670A - 通信装置および通信方法 - Google Patents

通信装置および通信方法

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JP2003023670A JP2001207908A JP2001207908A JP2003023670A JP 2003023670 A JP2003023670 A JP 2003023670A JP 2001207908 A JP2001207908 A JP 2001207908A JP 2001207908 A JP2001207908 A JP 2001207908A JP 2003023670 A JP2003023670 A JP 2003023670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信文のプライバシーを守る。 【解決手段】 携帯端末10の位置をサーバ20の位置
測定装置26により測定する。測定された位置を通信ア
ドレスそのものまたは一部として使用し、この通信アド
レスを使用した通信がサーバ20と携帯端末10との間
で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの通信装置と
の間で通信を行うための通信装置および通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在の通信技術においては電話番号、I
Pアドレスなど、世界中でユニークに決まるID(通信
で使用される通信アドレス)を基にして通信を行ってい
る。アドホックネットやDHCPと呼ばれる通信方法で
はIDを動的に割り付ける手法を使用している。また、
次世代の通信プロトコルであるIPv6では、複数の通
信情報をまとめて暗号化して送ることができるため、中
継基地には宛先情報は外部にはわからないようにするこ
とができる。しかしながら暗号化された通信情報を最終
的に復号化する最後の局では、宛先(通信アドレス)が
分かってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、従来の通信方法では、送信元あるいは送信先の通信
アドレスは通信機器に割り付けた固有の通信アドレスを
使用するので、2つの通信機器の間の信号線での盗聴
や、送信元または送信先の通信装置での通信アドレスの
傍受により、通信装置の通信アドレスが判明してしま
う。これにより通信文が盗聴される危険性が高く、通信
装置を保有する人間のプライバシーの保護が難しいとい
う解決すべき課題が従来技術にはあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、通信文の秘匿性
を高めることができる通信装置および通信方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、他の通信装置と通信を行
う通信装置において、前記他の通信装置の位置を測定す
る位置測定手段と、当該測定された位置を前記他の通信
装置の通信アドレスとして前記他の通信装置と通信を行
う通信手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、他の通信装置と通信を
行う通信装置において、前記他の通信装置の位置が通信
装置外部の位置測定装置により測定され、当該測定され
た他の通信装置の位置を使用した通信アドレスを作成す
る手段と、当該作成された通信アドレスを使用して前記
他の通信装置と通信を行う通信手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】請求項3の発明は、他の通信機器と通信を
行う通信装置において、前記他の通信装置内または外部
の位置測定装置により該通信装置の位置が測定され、当
該測定された通信装置の位置に基づき前記他の通信装置
により当該通信装置の通信アドレスが作成され、当該作
成された通信アドレスを前記他の通信装置から受信する
第1の通信手段と、当該受信した通信アドレスを使用し
て以後、前記他の通信装置と通信を行う第2の通信手段
とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、第1の通信装置と第2
の通信装置との間で通信を行う通信方法において、位置
測定装置により第1の通信装置の位置を測定し、当該測
定された第1の通信装置の位置を該第1の通信装置の通
信アドレスとして定め、前記通信アドレスを使用した通
信を前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の間で実
行することを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載の通信
方法において、前記位置測定装置の測定結果が前記第2
の通信装置に引き渡され、当該第2の通信装置から前記
位置に基づく通信アドレスが前記第1の通信装置に対し
て通知されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】最初に位置に基づく通信方法について説明
する。サイバーアシストは人間中心の情報処理支援を目
的としているが、インターネットが大容量・高速を目指
しているのとは逆に、小容量のそれほど早くはない通信
で身軽に日常生活をサポートするという観点を重視す
る。このようなサイバーアシストを目的とした本実施形
態では後述する端末とサーバの間で位置に基づく通信を
実行する。サーバは利用目的に応じて街中に設置された
通信インフラ(通信アンテナ、位置タグ、自動販売機、
駅の改札など)に設置される。
【0012】位置に基づく通信では、たとえば、<x,
y,z,t>@AAA.BBB.CCCというような通
信アドレス(ID)を使用する。ここで、x,y,zは
3次元区間の特定位置の座標であり、座標は絶対座標を
使用してもよいし、相対座標を使用してもよい。tは時
刻である。AAAは、建物の名前、BBBは町の名前、
CCCは国の名前とすることができる。端末が携帯端末
であり、地上に固定設置されたサーバを例にとり位置に
基づく通信を具体的に説明する。
【0013】サーバは携帯端末の位置を測定するための
位置測定装置を有している。これまでに赤外線、超音
波、レーザ等を使用して、目標物の位置を測定する装置
やGPSなどの通信衛星を使用して目標物の位置を測定
する装置等が知られているので、これら装置を位置測定
装置として使用することができる。
【0014】位置測定装置は測定可能範囲内に存在する
携帯端末の位置を測定し、その測定結果をサーバに引き
渡す。サーバは、位置測定装置から測定結果を受け取る
と、上記通信アドレスを作成する。時刻はサーバ内のタ
イマーにより計時した、位置測定結果の受信時刻であ
る。AAA.BBB.CCCはサーバに対して予め与え
られたアドレス情報である。
【0015】サーバは無線による通信装置を有してお
り、作成された通信アドレスを携帯端末に対して無線の
通信装置を使用して引き渡す。携帯端末は無線の通信装
置を有しており、サーバから引き渡された通信アドレス
を使用して以後サーバと通信を行う。より具体的には上
記通信アドレスをヘッダ、送信したデータを本文とした
通信データを無線の通信装置を使用してサーバに送信す
る。複数の携帯端末が、サーバの近くに存在しても、サ
ーバに送られる通信データには、少なくとも位置(x,
y,z)を使用した通信アドレスが含まれているので、
サーバは特定の携帯端末をこの通信アドレスにより特定
することができる。
【0016】このような通信形態の利用形態としては、
携帯端末がサーバの通信範囲内に入ってから動かない場
合と、携帯端末がサーバの通信範囲内で移動する場合が
ある。前者は、たとえば、駅の構内でサーバと対話しな
がら電車の切符を購入するような場合であろう。後者は
複数の端末が駅の構内に設置されており、携帯端末を保
有した人間に対して、サーバの表示器で、目的地までの
道案内を行う場合であろう。後者のように携帯端末が常
に移動している場合には、位置測定装置により常に携帯
端末の位置を追跡することが好ましい。
【0017】以上、説明したように、本実施形態では、
携帯端末の位置を測定し、その位置を通信アドレスある
いはその一部として使用することにより、携帯端末で
は、従来のような電話番号や、IPアドレスなどその携
帯端末に固有のIDを使用する必要がなくなる。
【0018】このような位置に基づく通信方法を使用す
る携帯端末およびサーバの構成の一例を図1に示す。
【0019】図1において、携帯端末10は、CPU1
1、入力装置12、送受信機(通信装置)13、表示装
置14、システムメモリ15を有する。
【0020】CPU11は図2に示す通信制御手順を実
行して、位置に基づく通信をサーバ20との間で行う。
入力装置12はキーボードあるいはテンキーなどの文字
入力装置を有し、サーバ20に送信すべきデータの入力
を行う。送受信機13はサーバ20と無線による通信を
行う。送受信機13には周知の通信装置を使用すること
ができる。表示装置14は液晶表示装置など周知の表示
装置を使用することができ、サーバ20から受信したデ
ータや、システムメモリ15に記憶されているデータや
CPU11の演算処理結果等を表示する。システムメモ
リ15はROMおよびRAMを有し、ROMは図2に示
す通信制御手順を実行するためのプログラムを記憶して
いる。また、ROMはCPU11が使用する種々のデー
タを記憶している。RAMはCPU11が使用するデー
タの一時記憶に使用される。
【0021】サーバ20はCPU21、入力装置22、
送受信機(通信装置)23、表示装置24、システムメ
モリ25および位置測定装置26を有する。CPU21
は図3に示す通信制御手順を実行して、位置に基づく通
信を携帯端末10との間で行う。入力装置22はキーボ
ードあるいはテンキーなどの文字入力装置を有し、CP
U21に対する動作指示等の入力を行う。送受信機23
は携帯端末10と無線による通信を行う。送受信機23
には周知の通信装置を使用することができる。表示装置
24は液晶表示装置など周知の表示装置を使用すること
ができ、携帯端末10から受信したデータや、システム
メモリ25に記憶されているデータやCPU21の演算
処理結果等を表示する。システムメモリ25はROMお
よびRAMを有し、ROMは図3に示す通信制御手順を
実行するためのプログラムを記憶している。また、CP
U21が使用する種々のデータを記憶している。RAM
はCPU21が使用するデータの一時記憶に使用され
る。
【0022】位置測定装置26には、赤外線、超音波ま
たはレーザなど、所定範囲内に位置する物体、この例で
は携帯端末の位置を測定することが可能な周知の装置を
使用することができる。
【0023】このようなシステム構成を有する携帯端末
とサーバとの間で実行する通信処理内容を図2および図
3を参照して説明する。図2は携帯端末10のCPU1
1が実行する処理内容を示し、一定周期で繰り返し実行
される。図3はサーバ20のCPU21が実行する処理
内容を示し、一定周期で繰り返し実行される。この形態
では、携帯端末10側でサーバ20に対して通信要求を
出し、以後、携帯端末10とサーバ20との間で位置に
基づく通信が開始される。
【0024】携帯端末を保有するユーザがサーバ20の
近くに立ち寄ると、端末装置10の入力装置22を使用
して通信開始命令を入力する。通信開始命令は文字形態
のコマンドで入力してもよいし、GUI(グラフィカル
ユーザインターフェース)を使用して入力してもよい
し、専用のキー操作で入力してもよい。
【0025】通信開始命令の入力は図2のステップS1
0の通信開始要求の有無判定で検出されて、手順はステ
ップS10からステップS15へと進む。ステップS1
5において、CPU11は通信開始要求を送受信機13
を介して外部に送信する。
【0026】この通信開始要求はサーバ20の送受信機
23で受信されて、CPU21に転送される。CPU2
1では、図3のステップS100の通信開始要求有無判
定で通信要求が送られたことが検出され、手順はステッ
プS101に進む。ステップS101でCPU21は位
置測定装置25に対してサーバ20近傍の物体、この場
合、携帯端末10の位置の測定を命じる。位置測定装置
26の測定結果を受信すると、CPU21はタイマーを
使用して現在の時刻を取得し、また、ROMに格納され
ているデータ、この例では上述した通信アドレスの中の
AAA.BBB.CCCのデータを読み出して通信アド
レスを作成する。作成された通信アドレスが送受信機2
3を介して外部に送信される(ステップS102)。
【0027】なお、作成された通信アドレスはシステム
メモリ25内のRAMにも一時記憶される。
【0028】通信アドレスを送受信機13で受信したこ
とを図2のステップS20の判定処理で検出するとCP
U11は手順をステップS25へと進める。ステップS
25で、CPU11は受信した通信アドレスをシステム
メモリ15内のRAMに一時記憶する。
【0029】サーバ20の表示装置24には情報サービ
ス、たとえば、列車の切符の販売サービスのための案内
情報が表示されている。ユーザは案内情報に従って携帯
端末10の入力装置12から指示データを入力する。こ
のデータ入力は図2のステップS30の判定処理で検出
され、手順がステップS30からステップS35に進
む。ステップS35でCPU11はRAMに記憶されて
いる通信アドレスを使用して通信データを作成する。具
体的には、通信アドレスをヘッダに、入力装置12から
入力されたデータを本文にした通信データが作成され
る。
【0030】作成された通信データはCPU11の制御
で送受信機13から外部に送信される。サーバ20の送
受信機23では通信ヘッダの通信アドレスの中にAA
A.BBB.CCCが含まれていることにより、自己宛
ての送信であることを検出し、受信した通信データをC
PU21に送信する。CPU21では携帯端末10から
の通信データを受信したことをステップS110の判定
処理で検出して、手順を図3のステップS110からス
テップS111へと進める。ステップS111で、CP
U21は販売のための表示の更新や、切符の購入指示の
受け付けなどの情報処理を行う。続いて、CPU21は
販売する切符に関する情報、たとえば、始発駅から到着
駅の名前、金額、切符であることの証明書などの情報を
送受信機23を介して携帯端末10に向けて送信する。
このとき、通信データのヘッダに先に作成され、RAM
に記憶された通信アドレスが使用されることは言うまで
もない。
【0031】販売された切符に関する情報は、RAMに
記憶されるか、不図示のホスト装置などに送られる(ス
テップS120のその他の処理)。
【0032】サーバ20から送られた切符に関する情報
は送受信機13で受信される。ヘッダに含まれている通
信アドレスと、システムメモリ15のRAM内に記憶さ
れている通信アドレスを照合することにより、受信した
通信データが自己宛ての通信データであるか否かをCP
U11は判定する(ステップS40)。自己宛ての通信
データを受信したことをCPU11が確認すると、手順
はステップS40からステップS45へと進み、表示装
置14に確認のために受信した通信データが表示装置1
4で表示される。また、システムメモリ15内のRAM
に記憶される。
【0033】RAMに記憶された切符に関連する情報を
使用してユーザは、駅の自動改札を通過することができ
る。
【0034】(他の実施形態) 1)上述の実施形態では、サーバ20の位置測定範囲内
に入った携帯端末がそれ以後移動しないということが前
提であったが、携帯端末の移動を許容する場合のサーバ
20のCPU21の処理手順を図4に示す。図4におい
て、図3と同様のステップには同一の番号を付しており
詳細な説明を省略し、相違点を説明する。図4におい
て、携帯端末10からの通信要求があると、サーバ20
がその携帯端末10の位置を測定し、位置を使用した通
信アドレスを作成する。作成した通信ドレスが携帯端末
10に送られる点は上述の実施形態と同様である。携帯
端末10から通信データを受信すると(ステップS11
0の判定結果がYES)、サーバ20のCPU21は所
定の情報処理を実行した後、位置測定装置26に対して
新たに携帯端末10の位置測定を命じ、位置の測定結果
を使用して通信アドレスを作成して携帯端末に10に送
信する(ステップS116)。携帯端末では受信した通
信アドレスを次回の通信に使用する。
【0035】2)上述の実施形態は1台のサーバと1台
の携帯端末の間で通信する場合に好適であるが、複数台
の携帯端末が存在する場合には、サーバ側で複数台の携
帯端末の位置を追跡すればよい。追跡のための一手法を
紹介しておく。微小時間にある携帯端末が移動した距離
も微小距離となる。この性質を利用して携帯端末の移動
した位置を測定するために、ある時点でA,B,C複数
の携帯端末との対応関係が判明している位置をシステム
メモリのRAMに記憶しておく。位置データをX,Y,
Zとする。Xは携帯端末Aの位置データであり、Yは携
帯端末Bの位置データである。Zは携帯端末Cの位置デ
ータである。微小時間経過した後、複数の携帯端末装置
の位置を位置測定装置により測定する。得られる位置デ
ータをP,Q,Rとする。P,Q,Rのどれが携帯端末
Aの位置データであるかを識別するために、前回の携帯
端末Aの位置データXの示す位置とP,Q,Rの位置デ
ータがそれぞれ示す位置の間の距離を計算する。距離が
最も短かくなる位置データが携帯端末Aの今回の位置デ
ータと決定する。同様にして携帯端末Bの前回の位置デ
ータYと位置データP,Q,Rを使用して距離が最も小
さくなる位置データを検出することにより携帯端末Bの
今回の位置データを見つける。携帯端末Cについても同
様の処理を行う。このような追跡処理を行うと複数の携
帯端末が移動してもそれらの位置を追跡することができ
る。このような追跡処理を実行して複数の携帯端末の位
置を追跡しながら測定し、それらの測定位置に基づき異
なる通信アドレスがサーバで作成されて各携帯端末に通
知される。各携帯端末は繰り返し通知された通信アドレ
スを使用してサーバと通信を行う。
【0036】3)上述の実施形態では、サーバ内に位置
測定装置が設けられているが、位置測定装置をサーバの
外部に設け、位置測定装置とサーバと信号線で接続して
もよい。この形態は複数のサーバで1つの位置測定装置
を共有使用する場合に好適である。また、この形態にお
いて、位置測定装置から携帯端末とサーバの双方に測定
した携帯端末の位置を通知してもよい。さらに携帯端末
やサーバの利用形態によっては、携帯端末側に位置測定
装置を設けてもよい。この場合には、携帯端末側が通信
アドレスを作成して、サーバに通知する。通信アドレス
を使用してサーバと携帯端末との間が通信を行う点は上
述の実施形態と同様である。
【0037】4)上述の実施形態では、サーバが固定設
置され、携帯端末が移動する例であったが、端末を固定
設置し、サーバが移動してもよい。
【0038】5)上述の実施形態では、位置測定のトリ
ガーは携帯端末からの通信開始の指示であったが、サー
バ側で自動的に位置測定を行うことができる。この場合
には、位置測定を繰り返し実行し、その測定結果に基づ
いて、特定の範囲内に外部から物体が進入したか否かの
判定をサーバで行う。YES判定が得られたときに新た
な物体(携帯端末が)が現れたと判定して、測定位置に
基づく通信アドレスを携帯端末に送信する。
【0039】6)上述の実施形態では携帯端末の位置情
報が携帯端末側の通信アドレス(x、y、z)となり、
この通信アドレスとサーバの通信アドレス(AAA.B
BB.CCC)とを組み合わせて全体の通信アドレス
(x、y、z@AAA.BBB.CCC)が通信に使用
されている。利用形態によっては、位置情報のみを通信
アドレスとして使用してもよい。たとえば、サーバから
携帯端末にデータを送信するときには位置情報のみの通
信アドレスを使用し携帯端末からサーバにデータを送信
する場合にはサーバに割り当てた通信アドレス、この場
合、AAA.BBB.CCCを使用するとよい。また、
サーバ側の通信アドレスは、建物名、町名、国名とする
必要はなく、住所、位置(緯度と経度)など各種のデー
タをサーバを特定するための情報として使用することが
できる。
【0040】7)複数のサーバを接続して1つのシステ
ムを構築してもよいし、既存のシステムとサーバを接続
してもよい。たとえば、既存のインターネットとサーバ
とを接続することにより、インターネット側からサーバ
を介して、携帯端末にメールを送ることも可能である。
【0041】8)上述の実施携帯では利用形態として切
符の販売を例示したが、これに限ることはなく、本発明
による通信装置や通信方法を種々の商業目的に利用する
ことができる。
【0042】9)上述の実施形態では、位置情報をその
まま通信アドレスの中に含めているが、位置情報を暗号
化して使用するとさらにセキュリティ性が高まる。
【0043】10)携帯端末として、携帯電話機やノー
トパソコン、電子手帳等を使用することができる。ま
た、ICチップ化してもよい。この場合、通信装置、C
PU、入力装置が必要最小限、携帯端末にあればよい。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、2つの通信装置の間で通信を行う場合に、一方の通
信装置の間の位置が位置測定装置により測定される。測
定された位置は、通信アドレスそのものまたは通信アド
レスの一部として使用される。これにより、少なくとも
一方の通信装置については、従来のようなIPドレス、
機器番号、その他、通信装置に割り当てたIDを使用し
なくても通信を行うことができる。位置に基づく通信ア
ドレスは、測定対象の通信装置の移動に伴って、通信ア
ドレスも変化するので、通信装置の特定が難しく、もっ
て、通信文およびその通信文を作成したユーザのプライ
バシーが守られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】携帯端末のCPUの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】サーバのCPUの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】サーバのCPUの他の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 携帯端末 11、21 CPU 13、23 送受信機 26 位置測定装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の通信装置と通信を行う通信装置にお
    いて、 前記他の通信装置の位置を測定する位置測定手段と、 当該測定された位置を前記他の通信装置の通信アドレス
    として前記他の通信装置と通信を行う通信手段とを備え
    たことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 他の通信装置と通信を行う通信装置にお
    いて、 前記他の通信装置の位置が通信装置外部の位置測定装置
    により測定され、 当該測定された他の通信装置の位置を使用した通信アド
    レスを作成する手段と、 当該作成された通信アドレスを使用して前記他の通信装
    置と通信を行う通信手段とを備えたことを特徴とする通
    信装置。
  3. 【請求項3】 他の通信機器と通信を行う通信装置にお
    いて、 前記他の通信装置内または外部の位置測定装置により該
    通信装置の位置が測定され、当該測定された通信装置の
    位置に基づき前記他の通信装置により当該通信装置の通
    信アドレスが作成され、当該作成された通信アドレスを
    前記他の通信装置から受信する第1の通信手段と、 当該受信した通信アドレスを使用して以後、前記他の通
    信装置と通信を行う第2の通信手段とを備えたことを特
    徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 第1の通信装置と第2の通信装置との間
    で通信を行う通信方法において、 位置測定装置により第1の通信装置の位置を測定し、 当該測定された第1の通信装置の位置を該第1の通信装
    置の通信アドレスとして定め、 前記通信アドレスを使用した通信を前記第1の通信装置
    と前記第2の通信装置の間で実行することを特徴とする
    通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の通信方法において、前
    記位置測定装置の測定結果が前記第2の通信装置に引き
    渡され、当該第2の通信装置から前記位置に基づく通信
    アドレスが前記第1の通信装置に対して通知されること
    を特徴とする通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012074902A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Saxa Inc 無線通信機及び無線通信システム
US10530821B2 (en) 2016-02-26 2020-01-07 Fujitsu Limited Distribution and reception method, and system

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JP2012074902A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Saxa Inc 無線通信機及び無線通信システム
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