JP2003021242A - ドライガスシール - Google Patents

ドライガスシール

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JP2003021242A
JP2003021242A JP2001205106A JP2001205106A JP2003021242A JP 2003021242 A JP2003021242 A JP 2003021242A JP 2001205106 A JP2001205106 A JP 2001205106A JP 2001205106 A JP2001205106 A JP 2001205106A JP 2003021242 A JP2003021242 A JP 2003021242A
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dry gas
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Susumu Oi
進 大井
Atsunobu Oi
篤信 大井
Yoshiaki Oi
義明 大井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転環のシール材として利用可能な領域を増
大し、次に回転環を交換するまでの時間を延長するドラ
イガスシールを提供する。 【解決手段】 使用中に回転環21が磨耗し、その露出
長さLが使用限界の長さL1まで達したときには、回転
環ホルダ22に収納・保持された回転環21の一部を、
シール露出長さ調整手段Aを使って引き出す。こうし
て、回転環21の外部露出長さが、元の長さLに戻る。
これにより、回転環21のシール材として利用可能な領
域を増大することができる。その結果、次に回転環21
の交換を行うまでの時間を延長することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はドライガスシー
ル、例えば反応タンクなどの密閉容器の内圧を保持する
ため、密閉容器内に収納された攪拌羽根などの回転軸の
容器貫通部分を機械的にシールするドライガスシールに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数の薬液を化学反応させる反応
タンクには、薬液を攪拌して反応を促進させる攪拌装置
が搭載されている。攪拌装置は、反応タンクに差し込ま
れた回転軸を回転モータによって回転し、回転軸の先端
に固着された攪拌羽根により薬液の攪拌を行なう。とこ
ろで、反応タンクは、その回転軸が挿入される開口部分
が、タンク内圧を保持するドライガスシールによりシー
ルされている。ここで、従来のドライガスシールを、図
7を参照して説明する。図7は、従来手段に係るドライ
ガスシールの要部縦断面図である。
【0003】図7に示すように、従来のドライガスシー
ル100は、反応タンク101の上端部の開口部に固定
され、回転軸102が遊挿される固定環103と、この
固定環103の上面に押し付けられ、回転軸102の上
部付近に固定される回転部104とを有している。回転
軸102の元部(上端部)は、図示しない回転モータの
出力軸に連結されている。回転軸102の先部(下端
部)には、図示しない複数枚の回転羽根が固着されてい
る。固定環103はセラミックス製で、その外周部に金
属製の外輪部103aが外嵌されている。また、固定環
103と外輪部103aとは、下方から連結リング10
3bにより連結されている。反応タンク101の開口部
には、上端のフランジ106aを外方に配置して貫通ノ
ズル106の元部が固定されている。これらのフランジ
106aと外輪部103aとが、シール材107を介し
て、ボルト連結されている。
【0004】回転部104はシール用スリーブ109を
有している。このシール用スリーブ109は、六角穴付
きの装着ねじ108を介して、回転軸102に着脱自在
に外嵌されている。すなわち、シール用スリーブ109
の厚肉な周壁の上端フランジ部には、半径方向へ向かう
ねじ孔が形成されている。このねじ孔に装着ねじ108
が、六角棒レンチでねじ込まれている。シール用スリー
ブ109の外周には、円筒形状の回転環ホルダ110
が、その軸線方向へ摺動自在に挿入されている。回転環
ホルダ110の下端部の内周面には、環状の切欠部11
0aが形成されている。この切欠部110aに、円筒形
状の回転環111が内嵌されている。回転環ホルダ11
0の先端面には、周方向へ向かって一定角度ごとに複数
の円形凹部110b…が形成されている。各円形凹部1
10b…には、コイルばね(押し付けばね)112…が
それぞれ収納されている。シール用スリーブ109の下
端部の内外周面には、直径が異なるOリング105,1
05がそれぞれ介装されている。
【0005】回転環111は、カーボン繊維を混入した
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製で、その下
端部の内周部は、全周にわたって厚肉化されている。回
転軸102を図示しない回転モータにより回転すると、
回転部104が回転軸102と一体的に回転軸102の
軸線回りに回転する。このとき、前述したように各コイ
ルばね112…のばね力によって、回転環111の平坦
な下端面が、固定環103の平坦な上面に、所定のばね
圧で押し付けられる。これにより、この隙間が機械的に
シールされることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のドラ
イガスシール100にあっては、回転環111の露出部
分の長さ、すなわちシール部材として実際に利用される
部分の長さLは、回転部104の初期装着時に決定され
ていた。それ以降は、この長さLの調整は不可能であっ
た。そのため、常時、固定環103に圧接された状態で
回転する回転環111の磨耗に伴い、その露出長さLは
減少することになる。そして、この磨耗が大きくなり、
固定環103が使用の限界の長さ(例えば1mm程度)
L1まで達すると、面倒な回転環111の交換作業を行
わなければならなかった。
【0007】また、従来のドライガスシール100にあ
っては、例えば反応タンク101の中での化学反応がガ
スの発生を伴う場合、その化学反応の促進によって反応
タンク101の内圧が上昇すると摺動面圧が急激に増大
し、ドライガスシール100のシール材の磨耗が大きく
なっていた。そのため、反応タンク101の内圧が比較
的低くなければドライガスシール100を使用すること
はできなかった。
【0008】
【発明の目的】そこで、この発明は、回転環の全体のう
ち、シール材として利用可能な領域を増やし、これによ
り次に回転環を交換するまでの時間を延長することがで
きるドライガスシールを提供することを、その目的とし
ている。また、この発明は、シール面の内外の差圧を一
定とすることにより、被シール容器の内圧の大きさにか
かわりなく、安定した長寿命のドライガスシールを提供
することを、その目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被シール容器の開口部に固定され、この被シール容
器の内部に差し込まれる回転軸が内挿される固定環と、
この固定環のシール面に、対応するシール面が押し付け
られ、内部空間に上記回転軸が内挿される回転環と、上
記回転軸に着脱自在に固定されるシール用スリーブと、
このシール用スリーブに、上記固定環のシール面に向か
って移動自在に装着され、この回転環のシール面側の端
部を外部露出させてこの回転環を保持する回転環ホルダ
と、上記シール用スリーブに設けられ、回転環ホルダを
上記固定環のシール面に向かって付勢し、上記回転環の
シール面を、上記固定環の対応するシール面に押し付け
る押し付けばねとを備えたドライガスシールにおいて、
上記回転環ホルダに、上記回転環のシール面側の端部の
外部露出長さを調整するシール露出長さ調整手段を設け
たドライガスシールである。
【0010】ドライガスシールの用途は限定されない。
例えば、攪拌装置付きの反応タンクなどの密封型の容器
類、そのほかコンプレッサ、タービンなどの回転軸を有
する機器類などにおける回転軸のシールが挙げられる。
シール露出長さ調整手段の構成は限定されない。例え
ば、雄ねじと雌ねじとのねじ込み長さを調整するねじ込
み式でもよいし、油圧シリンダのロッドの突出長さを調
整するアクチュエータ式でもよい。要は、回転環ホルダ
から外部突出される回転環のシール面側の端部の長さを
調整することができればよい。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記被シール容
器の開口部に取り付けられ、上記ドライガスシールを密
閉するシールボックスを有し、このシールボックスの内
圧と、上記被シール容器の内圧とを略均一にする均圧手
段を設けた請求項1に記載のドライガスシールである。
均圧手段の構造は限定されない。要は、被シール容器の
内圧に応じてシールボックスの内圧を概略同じ大きさに
保持することができればよい。
【0012】
【作用】この発明によれば、例えば使用中、回転環が磨
耗してその露出長さが短くなった場合には、シール露出
長さ調整手段を用いて、回転環ホルダの内部に収納・保
持された回転環の一部を引き出す。こうして、回転環の
外部露出長さを変更する。これにより、回転環の全体の
うち、シール材として利用可能な領域を増やすことがで
きる。その結果、次に回転環の交換を行うまでの時間を
延長することができる。
【0013】特に、請求項2に記載の発明によれば、ド
ライガスシールを密閉したシールボックスの内圧と被シ
ール容器の内圧とを均圧手段によって略均一にするの
で、仮に被シール容器の内圧が高まったときでも、回転
環の内外の差圧を一定とし、摺動面圧を一定とすること
ができ、ドライガスシールのシール性能は被シール容器
の内圧の大きさにかかわりなく安定し、低下することが
ない。また、長寿命が期待できる。なお、シールボック
ス内のガスに代えて液体を注入することも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明に
係る実施例のドライガスシールを説明する。図1は、こ
の発明の第1の実施例に係るドライガスシールの要部縦
断面図である。図2(a)〜図2(b)は、この発明の
第1の実施例に係るドライガスシールの回転環の目減り
解消手順を示す要部縦断面図である。図3(a)〜図3
(b)は、この発明の第1の実施例に係るドライガスシ
ールのコイルばねのばね力回復手順を示す要部縦断面図
である。図1〜図3において、10はドライガスシール
であり、このドライガスシール10は、主に、反応タン
ク(被シール容器)11の上端部の開口部に固定され、
回転軸12が内挿される固定環13と、この固定環13
の上面に押し付けられ、回転軸12の上部付近に固定さ
れる回転部14とからなる。
【0015】回転軸12の元部は、図示しない回転モー
タの出力軸に連結されている。一方、回転軸12の先部
には、図示しない複数枚の回転羽根が固着されている。
固定環13はセラミックス製で、その外周部に金属製の
外輪部13aが外嵌されている。ただし、固定環13の
素材はセラミックスに限定されない。固定環13の外周
面と外輪部13aの内周面との間には、Oリング15が
介在されている。また、固定環13と外輪部13aと
は、下方配置された連結リング13bにより連結されて
いる。反応タンク11の開口部には、上端のフランジ1
6aを外方に配置して貫通ノズル16の元部が固定され
ている。フランジ16aと外輪部13aとは、シール材
17を介して、ボルト連結されている。
【0016】回転部14は、六角穴付きの装着ねじ18
を介して、回転軸12に着脱自在に外嵌されたシール用
スリーブ19を有している。このシール用スリーブ19
の上部は厚肉化されている。この厚肉部の上端部には、
半径方向へ向かうねじ孔が形成されている。このねじ孔
に上記装着ねじ18がねじ込まれている。シール用スリ
ーブ19の厚肉部の下部の外周面には、全周にわたって
鍔部19aが一体形成されている。鍔部19aの下方空
間が、固定環13に押し付けられる回転環21を保持す
る回転環ホルダ22の移動空間となっている。また、鍔
部19aには、その周方向へ向かって90度ごとに4つ
の貫通孔19b…が穿設されている。ただし、各貫通孔
19b…の形成位置、形成数などは限定されない。
【0017】一方、シール用スリーブ19の厚肉部の下
面には、シール用スリーブ19の周方向へ向かって所定
角度ごとに多数の円形凹部19c…が穿設されている。
各円形凹部19c…には、コイルばね(押し付けばね)
23…がそれぞれ収納されている。これらのコイルばね
23…のばね力により、回転環21が下方へ押し出さ
れ、この回転環21の平坦な下端面が、固定環13の平
坦な上面に、所定の圧力で押し付けられている。なお、
シール用スリーブ19の下端部の内周面と回転軸12の
外周面との間、および、シール用スリーブ19の下端部
の外周面と回転環21との間に、直径が異なるOリング
15,15がそれぞれ介在されている。
【0018】この回転環21は、カーボン繊維を混入し
たポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製で、その
下端部の内周部は、全周にわたって厚肉化されている。
ただし、回転環21の素材は、ポリテトラフルオロエチ
レンに限定されない。上記回転環ホルダ22は、主にホ
ルダ上部24とホルダ下部25とから構成されている。
ホルダ上部24は、内部にホルダ下部25の昇降空間が
形成された略下向きコの字形の環状部材である。ホルダ
上部24の内周壁の下部は切除され、この切除部分に回
転環21の上端が突き合わされている。すなわち、ホル
ダ上部24の内周壁の厚さと、回転環21の上部の厚さ
とは同じである。
【0019】シール用スリーブ19への回転環ホルダ2
2の装着時、このホルダ上部24の内周面は回転環21
の上部の内周面とともに、シール用スリーブ19との摺
接面になっている。ホルダ上部24の昇降空間の外周壁
面には内ねじ24aが刻設されている。また、ホルダ上
部24の上壁には、その周方向へ向かって90度ごとに
4つのねじ孔24b…が形成されている。ただし、ねじ
孔24b…は4つに限定されない。各ねじ孔24b…に
は、長尺な六角穴付き止めねじ26…がそれぞれねじ込
まれている。各六角穴付き止めねじ26…の上部は、上
記鍔部19aの対応する各貫通孔19b…にそれぞれゆ
とりをもって挿通されている。すなわち、各六角穴付き
止めねじ26…の上端部は、鍔部19aの上方に突出さ
れている。なお、これらの突出部分には、必要時に大径
なナット29…がそれぞれ螺合される。また、各貫通孔
19b…には、各挿通された六角穴付き止めねじ26…
との隙間に、それぞれ筒形状のスペーサ30…が遊挿さ
れている。
【0020】上記ホルダ下部25は、ホルダ上部24の
昇降空間にゆとりをもって収納される厚肉な環状部材で
ある。ホルダ下部25の外周面には、上記内ねじ24a
に対する外ねじ25aが刻設されている。また、ホルダ
下部25の内周面の下端部には、環状の突条部25bが
周設されている。この突条部25bは、使用時、回転環
21の外周面と、ホルダ下部25の内周面との間に介在
されるパッキン27の下受部分となっている。パッキン
27はゴム製である。ただし、これに限定されない。ホ
ルダ下部25の上面には、パッキン押さえ28が配置さ
れている。パッキン押さえ28は、上記各六角穴付き止
めねじ26…により上方から押し付けることで、回転環
21とホルダ下部25との間のパッキン27を押し潰
す。これにより、回転環21が、シール用スリーブ19
の下部とホルダ下部25との間でしっかりと支持され
る。その際、回転環21のシール面側の端部が、露出長
さLだけホルダ下部25から下方へ突出する。以上の構
成部品のうち、ホルダ上部24と、ホルダ下部25と、
六角穴付き止めねじ26…と、パッキン27、パッキン
押さえ28により、回転環21のシール面側の端部の外
部露出長さを調整するシール露出長さ調整手段Aが構成
される。これにより、簡単な構成で、確実に突出長さを
調整することができる。また、六角穴付き止めねじ26
…とナット29…とにより、コイルばね23…を圧縮状
態で保持するばね圧縮保持手段Bが構成される。
【0021】次に、第1の実施例に係るドライガスシー
ル10の使用方法を説明する。まず、図1を参照して、
回転部14の組み立て作業を順に説明する。突条部25
b上にパッキン27を載置し、かつホルダ下部25の上
面にパッキン押さえ28を載置する。この状態で、ホル
ダ上部24の空洞部にホルダ下部25を若干量だけねじ
込む。それから、各六角穴付き止めねじ26…の下部を
この空洞部にそれぞれねじ込み、弱い力でパッキン押さ
え28を介してパッキン27を突条部25bに押し付け
る。その後、回転環21の外周面をパッキン27の内周
面に軽く押し付けながら、手作業により、回転環21の
上面がホルダ上部24の内周壁の下面に突き当たるま
で、シール用スリーブ19とパッキン27との隙間に差
し込む。この際、ホルダ上部24の内周壁の下面と、回
転環21の上面とが突き合わされる。次いで、回転環2
1のシール面側の端部の露出長さがLに到達するまで、
ホルダ上部24にホルダ下部25をねじ込む。その際、
途中でパッキン27が圧縮され、ねじ込みが困難になっ
た場合は、各六角穴付き止めねじ26…を緩めてから作
業を継続する。この露出長さLに達したなら、各六角穴
付き止めねじ26…を上記空洞部へさらにねじ込む。こ
れにより、パッキン押さえ28が強く押し下げられ、パ
ッキン27が、このパッキン押さえ28と突条部25b
との間で上下方向から押し潰される。その結果、環状の
回転環21とホルダ下部25とがしっかりと一体化す
る。
【0022】次に、回転環ホルダ22のシール用スリー
ブ19への初期装着作業を説明する。あらかじめ各円形
凹部19c…にコイルばね23…が挿着されたシール用
スリーブ19の下部に、下方から回転環ホルダ22を外
挿する。この際、各六角穴付き止めねじ26…の先端部
を、対応する貫通孔19bを介して、鍔部19aの上方
にそれぞれ配置しておく。その後、これらの六角穴付き
止めねじ26…に上方からスペーサ30…を遊挿し、さ
らに各六角穴付き止めねじ26…の先端部に、対応する
ナット29…を徐々にスペーサ30…に当たるまでねじ
込んでいく。これにより、各コイルばね23…のばね力
に抗して、回転環ホルダ22が鍔部19aに次第に近接
して、最終的にスペーサ長の距離に保持される。
【0023】こうして、組み立てられた回転部14は、
その後、回転軸12の全長のうち、反応タンク11の開
口部との対向部分に固定される。すなわち、回転軸12
に外挿された回転部14を、固定環13上に載置する。
このとき、固定環13のシール面(上面)と、回転環2
1のシール面(下面)とが接触する。それから、装着ね
じ18により、シール用スリーブ19を回転軸12に螺
着することで、この回転部14が回転軸12にしっかり
と固定される。その後、各ナット29…を六角穴付き止
めねじ26…から外すと、各コイルばね23…のばね力
により、常時、回転環21のシール面が固定環13のシ
ール面に、所定のばね圧で押し付けられる。攪拌装置の
運転時、回転軸12を図示しない回転モータにより回転
すると、回転部14が回転軸12と一体的に回転軸12
の軸線回りに回転する。このときも、各コイルばね23
…のばね力により、回転環21の下面は固定環13の上
面に押し付けられ、この隙間はシールされる。
【0024】次に、図2および図3を参照し、使用中に
回転環21が磨耗してその露出長さLが、使用限界の長
さ(ここでは1mm)L1まで短くなったときの対処法
を説明する。このように回転環21が磨耗すると、各コ
イルばね23…が伸びてしまい、回転環21から固定環
13に作用するばね圧が低下するおそれがある。具体的
な対処法は、まず六角棒レンチにより各六角穴付き止め
ねじ26…を緩める。これにより、ホルダ下部25と回
転環21とに作用しているパッキン27の圧縮力が開放
される(図2(a))。その後、ホルダ下部25をホル
ダ上部24にねじ込む。具体的には、鋼製の棒レンチの
先端部(図示せず)を、ホルダ下部25の外周面に周方
向へ90度ごとに形成したレンチ孔(図示せず)に差し
込み、この棒レンチを利用して作業者がホルダ下部25
を回転する。このときのねじ込み深さは、回転環21の
先端部が磨耗した分である(図2(b))。
【0025】それから、各六角穴付き止めねじ26…に
各ナット29…をねじ込み、その後、操作中に六角穴付
き止めねじ26…が回転しないように、六角穴付き止め
ねじ26…を六角棒スパナSで固定したまま、ナット2
9…を徐々に締め付ける(図3(a))。これにより、
回転環21を伴って回転環ホルダ22が上昇し、各コイ
ルばね23…が圧縮される。回転環ホルダ22の上昇距
離は、各コイルばね23…が初期装着時の長さに圧縮さ
れるまでとする。すなわち、ナット29…でスペーサ3
0…が押圧されるまでとする。次いで、装着ねじ18を
緩め、回転部14を回転軸12に沿って押し下げ、この
回転部14を固定環13上に載置する。その後、装着ね
じ18を締め付け、回転部14を回転軸12にしっかり
と固定する。それから、各ナット29…を対応する各六
角穴付き止めねじ26…から外す。これにより、各コイ
ルばね23…が伸長し、回転環21の作用面が固定環1
3の作用面に、初期装着時と同じばね圧で押し付けられ
る(図3(b))。その後、六角穴付き止めねじ26…
によってパッキン27をしっかりと締め込む。
【0026】このように、回転環ホルダ22に、回転環
21のシール面側の端部の外部露出長さを調整するシー
ル露出長さ調整手段Aを設けたので、回転環21の全体
のうち、シール材として利用可能な領域を増大すること
ができる。その結果、次に回転環21の交換を行うまで
の交換期間を延長することができる。また、この第1の
実施例では、回転環ホルダ22として、互いに螺合する
ホルダ上部24とホルダ下部25とにより構成したの
で、ホルダ下部25のホルダ上部24へのねじ込み長さ
を変更することで、正確かつ簡単に回転環21のシール
面側の端部の露出長さを調整することができる。
【0027】次に、図4〜図6に基づき、この発明の第
2の実施例に係るドライガスシールを説明する。図4
は、この発明の第2の実施例に係るドライガスシールの
使用状態の縦断面図である。図5は、この発明の第2の
実施例に係るドライガスシールの要部縦断面図である。
図6は、この発明の第2の実施例に係るドライガスシー
ルの均圧バルブの縦断面図である。図4〜図6に示すよ
うに、この第2の実施例は、ドライガスシール10をシ
ールボックス200の内部に密閉し、シールボックス2
00の内圧と反応タンク11の内圧とを略均一にする均
圧手段150を備えた均圧式のドライガスシール構造を
採用した例である。
【0028】以下、第2の実施例の均圧手段150を詳
細に説明する。反応タンク11の上側部には、反応タン
ク11の内圧を検出するための短尺なサンプリング管1
1aの元部が連結されている。このサンプリング管11
aの先端に、直立筒体の支持台229を介して、均圧バ
ルブ350が立設されている。この均圧バルブ350の
内部は、細孔330を介して、シールボックス200の
内部空間に連通されている。
【0029】次に、このシールボックス200を詳しく
説明する。ただし、シールボックスの構造は、これに限
定されない。シールボックス200は、断面略コの字形
の胴部200aと、円形リング状の軸受板200bと、
蓋板200cとを具備している。胴部200aは、上下
両端にフランジを有し、このうち下側のフランジが上記
外輪部13aにボルト連結されている。この胴部200
aの上側のフランジに軸受板200bがボルト連結され
ており、この軸受板200bには、回転軸12の上部に
外挿されたスリーブ12aの外周面との間に介在される
ベアリング301が組み込まれている。この軸受板20
0bよりも小径な円形リング状の蓋板200cは、この
ベアリング301の外部への飛び出しを防ぐために軸受
板200bにボルト連結されている。
【0030】胴部200aの周側板には、内周面と外周
面とを連通する短尺な小孔200dが形成されている。
また、軸受板200bの下部には、その内周面のベアリ
ング301よりも下側の部分と、この軸受板200bの
外周面とを連通する長尺な小孔200eが形成されてい
る。そして、軸受板200bの内周部の下面および蓋板
200cの上面には、円形リング状をした1対の薄肉な
仕切り板302,302がそれぞれボルト締結されてい
る。また、スリーブ12aの各仕切り板302,302
との対向位置には、1対のVリング303,303がそ
れぞれ設けられている。このうち、下側のVリング30
3はグリースのシールである。また、上側のVリング3
03は、大気中の粉塵の侵入を防ぐためのダストシール
である。さらに、上側の仕切り板302の下面とスリー
ブ12aの外周面との間には、耐圧オイルシールなどの
大気側シール303aが配置されている。
【0031】スリーブ12aには、その内周面の上端部
および下端部に、それぞれOリング15,15が埋め込
まれている。また、シール用スリーブ19の下部にも、
その回転軸12の外周面と接する内周面および回転環2
1と接する外周面に、それぞれOリング15,15が埋
め込まれている。このように、多数のシール用の部材を
適宜位置に配置するようにしたので、下側の仕切り板3
02により上下に区画されたシールボックス200の内
部空間は、外部から密閉されることになる。この内部空
間のうち、比較的容積の大きな下側の空間がドライガス
シール10の収納空間304であり、比較的容積の小さ
な上側の空間がベアリング301の収納空間305であ
る。これらの空間304,305は、後述する細管33
0を介して、上記均圧バルブ350の内部空間とそれぞ
れ連通している。
【0032】次に、図4および図6を参照して、上記均
圧バルブ350を詳細に説明する。ただし、均圧バルブ
の構造はこれに限定されない。均圧バルブ350は、支
持台229の先端に連結され、軸線が垂直なシリンダ2
06を有している。支持台229の内部空間には、厚肉
な円筒ノズル235が固定状態で収納されている。一
方、シリンダ206の上側の開口部には、栓蓋351が
螺合されている。栓蓋351は、シリンダ206の上端
部に嵌入してこれを密封する栓本体209と、シリンダ
206の上端部の外周部に螺合されるキャップ352
と、栓本体209上に螺合される上栓ブロック353と
を有している。キャップ352は、その内周縁が栓本体
209と上栓ブロック353との間に挟まれ、かつ、こ
れらに対して周方向にスライド自在に嵌入されている。
よって、キャップ352を軸線回りに回すことにより栓
蓋351全体が上下に移動する構造である。
【0033】栓本体209の軸線上には、その上端から
長さ方向の中間部までの間にねじ孔209aが形成され
ている。このねじ孔209aには、上栓ブロック353
の下面の中央部から突出した外ねじ管353aがねじ込
まれている。栓本体209のねじ孔209aの底面形成
部には、上部がねじ孔209aに比べて小径な短尺孔で
あって、下部が下方へ向かって徐々に先細り化した絞り
孔209bが形成されている。絞り孔209bの上端開
口にはOリングが装着されている。上栓ブロック353
の内部には、外ねじ管353aの内部空間と連通した連
通孔353bが形成されている。上栓ブロック353の
周側部には、連通孔353bの上端部と連通し、図示し
ない圧縮空気供給装置で発生した均圧操作用の圧縮空気
をシリンダ206の上部空間内に供給するエア供給孔2
36が形成されている。これらの外ねじ管353aの内
部空間と連通孔353bとによって画成された空間に
は、下端部が上記絞り孔209bの上側部分である短尺
ねじ孔に螺合された細長いピン弁昇降用筒体354が立
設されている。
【0034】このピン弁昇降用筒体354の内部には、
スプリング234のばね力により、常に絞り孔209b
の先細り部分のOリングの内面に押し付けられているピ
ン弁222が昇降可能に収納されている。このピン弁2
22の下端中央部には、短尺なピン222aが下方に突
設されている。ピン222aの先端部は、栓本体209
の下面からシリンダ206内の均圧室221の上部に突
出している。また、栓本体209の周側面の一部と下面
の外周部の一部との間には、断面視して略L字形の貫通
孔212が形成されている。この貫通孔212は、キャ
ップ352の周側板の上端部の一部に形成された貫通孔
210を介して、均圧バルブ350の外の大気と連通し
ている。
【0035】上記シリンダ206の周側板の長さ方向の
中間部には、1つの小径な側孔206aが形成されてい
る。この側孔206aには、細管330の元側の開口部
が連通されている。この細管330の先端部には、圧力
計が組み込まれた分岐部材331が連結されている。こ
の分岐部材331の上端部と下端部とには、それぞれ短
尺細管330a,330bの元部が連結されている。こ
のうち、一方の短尺細管330aの先側の開口部が上記
小孔200dに連通され、他方の短尺細管330bの先
側の開口部が上記小孔200eに連通されている。シリ
ンダ206の下部には、内部フランジ207によって上
昇が制限されたピストン201が収納されている。この
ピストン201の下部は、蛇腹203の上端に連結され
ている。蛇腹203の下端は、上記支持台229の中間
部に挟持されている。これらのピストン201と蛇腹2
03とは耐薬品性が高いフッソ樹脂(商品名テフロン)
で一体に成形されている。また、ピストン201の中央
部上には、ボルト204が垂直に立設されている。この
ボルト204の頭部の下面には、ピストン201と略同
じ直径を有する円形リング状の昇降円板205が螺合さ
れている。この昇降円板205の外周部と上記内部フラ
ンジ207との間には、常時、昇降円板205を上方付
勢するコイル状の内部ばね208が配置されている。
【0036】この昇降円板205の外周部の一部には、
小径な貫通孔が形成されている。この貫通孔にはニード
ル弁214の弁棒217が遊挿されている。このニード
ル弁214の円錐状の弁体216は、上記貫通孔212
の下端に内嵌された弁座215(Oリング)に抜き差し
自在となっている。また、これらの昇降円板205と弁
体216との間には、ニードル弁214を常に上方付勢
する小径なコイルばね213が介在されている。上記弁
棒217の下端部にはダブルナット219が螺合されて
いる。このダブルナット219のねじ込み量を調整する
ことで、ニードル弁214の設定水準を定め、反応タン
ク11の内圧(P1)と、ドライガスシール10の収納
空間304の内圧(P2)との差圧(Δp)の最高値を
制御することができる。図4中、Mは回転軸12の回転
モータ、151は回転モータMを反応タンク11の開口
部上に固定するための架台である。また、図4および図
5中、152は回転モータMの出力軸と、回転軸12と
を連結するジョイントである。
【0037】次に、この第2の実施例の作動を説明す
る。図6に示すように反応タンク11の内圧が上昇し、
均圧室221の内圧とタンク内圧との差圧が小さくなる
方向に作用すると、ピストン201が上昇し、蛇腹20
3が伸びる。よって均圧室221の内圧も上昇し、差圧
の低下が防止される。さらに反応タンク11の内圧が上
昇すると、ピストン201がさらに上昇することで、ボ
ルト204の先端204aがピン222aに衝突し、ス
プリング234のばね力に抗してピン弁222が上昇す
る。その結果、絞り孔209bが開口され、図示しない
圧縮空気発生装置で発生した圧縮空気が、エア供給孔2
36、連通孔353b、ピン弁昇降用筒体354の内部
空間および絞り孔209bを経て均圧室221に供給さ
れ、差圧の低下を抑える作用をする。反応タンク11の
圧力上昇が止まると、内部ばね208のばね力に抗して
昇降円板205が押し下げられ、ピン弁222が閉じて
安定する。この均圧室221に流入した圧縮空気の一部
は、側孔206a、細管330および短尺細管330
a,330bを経て、ドライガスシール10の収納空間
304とベアリング301の収納空間305とに供給さ
れる。その結果、反応タンク11の内圧(P1)とドラ
イガスシール10の収納空間304の内圧(P2)との
差圧(Δp)がほとんどなくなり均圧化される。詳しく
は、定常時の差圧は略内部ばね208のたわみによるば
ね力に対応した値となるので、このばね208のばね力
の設定により略均圧化できる。
【0038】反対に、反応タンク11の内圧が低下し、
均圧室221の内圧と反応タンク11の内圧との差圧が
増大の方向に作用すると、内部ばね208のばね力に抗
してピストン201が引き下げられる。これにより、ボ
ルト204の頭部がピン222aから離れ、スプリング
234のばね力でピン弁222がOリングを装着した絞
り孔209bの内周面に押し付けられ、この絞り孔20
9bを閉じてエア供給孔236からの圧縮空気の侵入を
阻止する。一方、昇降円板205の下降により、ニード
ル弁214が開き、均圧室221の内圧が低下する。こ
の内圧の低下に伴いピストン204,ニードル弁214
が上昇し、再び、閉となって、反応タンク11の内圧と
略一定差圧にて平衡する。また、ドライガスシール10
を密閉したシールボックス200の内圧と反応タンク1
1の内圧とを均圧手段150によって略均一にするの
で、仮に反応タンク11の内圧が高まっても、常時、回
転環21の平坦な下端面が固定環13の平坦な上面に略
一定の圧力で押し付けられ、ドライガスシールのシール
性能は低下しない。しかも、摺動面積をある程度大きく
採ってもばね力を強くすることなしに充分なシール性を
確保することができるので、摺動面圧も従来品よりも遙
かに低くなるのでこの点でも長寿命を期待できる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、回転環ホルダに、回
転環のシール面側の端部の外部露出長さを調整するシー
ル露出長さ調整手段を設けたので、回転環の全体のう
ち、シール材として利用可能な領域を増大することがで
き、これにより次に回転環の交換を行うまでの交換期間
を延長することができる。特に、請求項2に記載の発明
によれば、ドライガスシールを密閉したシールボックス
の内圧と、被シール容器の内圧とを均圧手段により略均
一化したので、被シール容器の内圧が高まっても、ドラ
イガスシールのシール性能には変化がなく、しかもシー
ル材の面圧は増大することもないので、シール材の寿命
の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係るドライガスシー
ルの要部縦断面図である。
【図2】(a)〜(b)は、この発明の第1の実施例に
係るドライガスシールの回転環の目減り解消手順を示す
要部縦断面図である。
【図3】(a)〜(b)は、この発明の第1の実施例に
係るドライガスシールのコイルばねのばね力回復手順を
示す要部縦断面図である。
【図4】この発明の第2の実施例に係るドライガスシー
ルの使用状態の縦断面図である。
【図5】この発明の第2の実施例に係るドライガスシー
ルの要部縦断面図である。
【図6】この発明の第2の実施例に係るドライガスシー
ルの均圧バルブの縦断面図である。
【図7】従来手段に係るドライガスシールの要部縦断面
図である。
【符号の説明】
10 ドライガスシール、 11 反応タンク(被シール容器)、 12 回転軸、 13 固定環、 19 シール用スリーブ、 21 回転環、 22 回転環ホルダ、 23 コイルばね(押し付けばね)、 150 均圧手段、 200 シールボックス、 350 均圧バルブ、 A シール露出長さ調整手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J041 AA07 BA04 BA20 BB02 BD01 DA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被シール容器の開口部に固定され、この
    被シール容器の内部に差し込まれる回転軸が内挿される
    固定環と、 この固定環のシール面に、対応するシール面が押し付け
    られ、内部空間に上記回転軸が内挿される回転環と、 上記回転軸に着脱自在に固定されるシール用スリーブ
    と、 このシール用スリーブに、上記固定環のシール面に向か
    って移動自在に装着され、この回転環のシール面側の端
    部を外部に露出させてこの回転環を保持する回転環ホル
    ダと、 上記シール用スリーブに設けられ、回転環ホルダを上記
    固定環のシール面に向かって付勢し、上記回転環のシー
    ル面を、上記固定環の対応するシール面に押し付ける押
    し付けばねとを備えたドライガスシールにおいて、 上記回転環ホルダに、上記回転環のシール面側の端部の
    外部露出長さを調整するシール露出長さ調整手段を設け
    たドライガスシール。
  2. 【請求項2】 上記被シール容器の開口部に取り付けら
    れ、上記ドライガスシールを密閉するシールボックスを
    有し、このシールボックスの内圧と、上記被シール容器
    の内圧とを略均一にする均圧手段を設けた請求項1に記
    載のドライガスシール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108591452A (zh) * 2018-05-10 2018-09-28 中国原子能科学研究院 一种密封装置
KR20200016533A (ko) * 2018-08-07 2020-02-17 한전원자력연료 주식회사 개선된 씰박스가 장착된 재변환 변환로

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KR102167806B1 (ko) * 2018-08-07 2020-10-20 한전원자력연료 주식회사 개선된 씰박스가 장착된 재변환 변환로

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