JP2003019675A - 金 槌 - Google Patents
金 槌Info
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- JP2003019675A JP2003019675A JP2001203132A JP2001203132A JP2003019675A JP 2003019675 A JP2003019675 A JP 2003019675A JP 2001203132 A JP2001203132 A JP 2001203132A JP 2001203132 A JP2001203132 A JP 2001203132A JP 2003019675 A JP2003019675 A JP 2003019675A
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- handle
- hammer
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- fitting hole
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- Pending
Links
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 8
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金属性の頭部を支える柄が長期にわたって一定
の形状を維持でき、強度的にも強い金槌を提供する。 【解決手段】金槌Aの柄部2をグラスファイバーで設
け、当該柄部2の上部をアルミニウムから成る略筒状の
カバー3で被覆し、当該被覆した柄部2の上部を、金属
製の金槌頭部1の嵌合穴に圧入し、当該柄部2の上部と
嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した。
の形状を維持でき、強度的にも強い金槌を提供する。 【解決手段】金槌Aの柄部2をグラスファイバーで設
け、当該柄部2の上部をアルミニウムから成る略筒状の
カバー3で被覆し、当該被覆した柄部2の上部を、金属
製の金槌頭部1の嵌合穴に圧入し、当該柄部2の上部と
嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、釘を打ったり、
石を割ったりする工具である金槌(ハンマー)に関する
ものである。
石を割ったりする工具である金槌(ハンマー)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、釘を打つ他、石など様々な堅固な
ものを割ったり、砕いたりする工具として金槌は使用さ
れており、玄能タイプのものや釘抜きを伴ったタイプの
ものなど各種のものがある。そして多くの金槌の柄は木
製で出来ている。
ものを割ったり、砕いたりする工具として金槌は使用さ
れており、玄能タイプのものや釘抜きを伴ったタイプの
ものなど各種のものがある。そして多くの金槌の柄は木
製で出来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に木製の柄を使用した金槌は、製造された当時は、水分
率が13%程度あるが、店頭に陳列されて1年ほど経過
すると、半分の7%程度にまで減少する。また柄の上部
には、上面から当該柄を金属の頭部に固定するためにク
サビを打ち込んでいるにも拘わらず、この様に含有する
水分量が減少すると、当該柄が乾燥して収縮し、金属性
の頭部の嵌合穴と柄の上部との間に隙間が生じてガタつ
き、当該金属性の頭部が抜ける危険性があった。また柄
の水分量がさらに低下すると当該柄が折れる場合があっ
た。
に木製の柄を使用した金槌は、製造された当時は、水分
率が13%程度あるが、店頭に陳列されて1年ほど経過
すると、半分の7%程度にまで減少する。また柄の上部
には、上面から当該柄を金属の頭部に固定するためにク
サビを打ち込んでいるにも拘わらず、この様に含有する
水分量が減少すると、当該柄が乾燥して収縮し、金属性
の頭部の嵌合穴と柄の上部との間に隙間が生じてガタつ
き、当該金属性の頭部が抜ける危険性があった。また柄
の水分量がさらに低下すると当該柄が折れる場合があっ
た。
【0004】この発明は、これらの点に鑑みて為された
もので、金属性の頭部を支える柄が長期間にわたって一
定の形状を維持でき、強度的にも強い金槌を提供するも
のである。
もので、金属性の頭部を支える柄が長期間にわたって一
定の形状を維持でき、強度的にも強い金槌を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金槌
の柄をグラスファイバーで設け、当該柄の上部をアルミ
ニウムから成る略筒状のカバーで被覆し、当該被覆した
柄の上部を、金属製の金槌頭部の嵌合穴に圧入し、当該
柄の上部と嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した金槌と
した。
の柄をグラスファイバーで設け、当該柄の上部をアルミ
ニウムから成る略筒状のカバーで被覆し、当該被覆した
柄の上部を、金属製の金槌頭部の嵌合穴に圧入し、当該
柄の上部と嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した金槌と
した。
【0006】請求項2の発明は、金槌の柄をグラスファ
イバーで設け、当該柄の上部をアルミニウムから成る略
筒状のカバーで被覆し、当該カバーの外周面にテーパー
状の凹凸部を縦横に配列して設け、上記被覆した柄の上
部を、金属製の金槌頭部の嵌合穴に圧入し、当該柄の上
部と嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した金槌とした。
イバーで設け、当該柄の上部をアルミニウムから成る略
筒状のカバーで被覆し、当該カバーの外周面にテーパー
状の凹凸部を縦横に配列して設け、上記被覆した柄の上
部を、金属製の金槌頭部の嵌合穴に圧入し、当該柄の上
部と嵌合穴との隙間に樹脂を充填固化した金槌とした。
【0007】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態例を図に基づ
いて説明する。ここでは、金槌としてネールハンマーA
を使用する。このネールハンマーAは、図1及び図2に
示すように、金属製の頭部1の一方が釘打ち用の打撃部
1aで、他方が二股に分かれた釘抜き部1bとなってい
る。
いて説明する。ここでは、金槌としてネールハンマーA
を使用する。このネールハンマーAは、図1及び図2に
示すように、金属製の頭部1の一方が釘打ち用の打撃部
1aで、他方が二股に分かれた釘抜き部1bとなってい
る。
【0008】柄部2はグラスファイバーから成り、図3
に示すように、当該柄部2の上端部を若干残して、約上
半分をアルミニウムから成る角筒状のカバー3で被覆し
ており、上記柄部2の上端部にはアルミニウム製のキャ
ップ4を被冠している。またこのカバー3の上部外周の
一定幅、金属製の頭部の嵌合穴に圧入される部位には、
図4及び図5に示すように、テーパー状の凹凸部5を縦
横に配列して多数設けている。
に示すように、当該柄部2の上端部を若干残して、約上
半分をアルミニウムから成る角筒状のカバー3で被覆し
ており、上記柄部2の上端部にはアルミニウム製のキャ
ップ4を被冠している。またこのカバー3の上部外周の
一定幅、金属製の頭部の嵌合穴に圧入される部位には、
図4及び図5に示すように、テーパー状の凹凸部5を縦
横に配列して多数設けている。
【0009】さらにこの柄部2の上部が圧入された金属
製の頭部1の嵌合穴の隙間には、エポキシ樹脂6を充填
し固化している。さらに柄部2の下半分の把持部7に
は、楕円筒形状のラバー製のグリップ8を被せており、
このグリップ8の下端部に、ネールハンマーAの打撃部
1a側の側面下部に突起8aを設けている。上記カバー
3の下端縁は、図1に示すように、このグリップ8の上
端縁に被覆されている。
製の頭部1の嵌合穴の隙間には、エポキシ樹脂6を充填
し固化している。さらに柄部2の下半分の把持部7に
は、楕円筒形状のラバー製のグリップ8を被せており、
このグリップ8の下端部に、ネールハンマーAの打撃部
1a側の側面下部に突起8aを設けている。上記カバー
3の下端縁は、図1に示すように、このグリップ8の上
端縁に被覆されている。
【0010】次にグラスファイバー製の柄部2を持つこ
のハンマーの強度検査を行った。この検査は、兵庫県機
械金属指導所において行い、検査方法は、上方からの引
き抜き強度検査により行った。その結果は以下の通りで
ある(1kgf=約9.8Nで計算)。この実施の形態
例のグラスファイバー製の柄部を持つ0.9kgのハン
マーは、5,020kgfでグラスファイバー製の柄部
が千切れた。よってこのハンマーの引き抜き強度は、
5,020kgfであることが分かった。
のハンマーの強度検査を行った。この検査は、兵庫県機
械金属指導所において行い、検査方法は、上方からの引
き抜き強度検査により行った。その結果は以下の通りで
ある(1kgf=約9.8Nで計算)。この実施の形態
例のグラスファイバー製の柄部を持つ0.9kgのハン
マーは、5,020kgfでグラスファイバー製の柄部
が千切れた。よってこのハンマーの引き抜き強度は、
5,020kgfであることが分かった。
【0011】比較例として引き抜き強度の米国基準の数
値を示す(1オンス=約28.35gで算出)。 木柄製ハンマー 13オンス以上のもの(約368g以上のもの) 455kgf パイプ柄製ハンマー 13オンス以下のもの(同上) 1,000kgf これらの数値と比較した場合、上記この実施の形態例の
グラスファイバー製の柄部を持つハンマーの強度が優れ
ていることが分かる。
値を示す(1オンス=約28.35gで算出)。 木柄製ハンマー 13オンス以上のもの(約368g以上のもの) 455kgf パイプ柄製ハンマー 13オンス以下のもの(同上) 1,000kgf これらの数値と比較した場合、上記この実施の形態例の
グラスファイバー製の柄部を持つハンマーの強度が優れ
ていることが分かる。
【0012】上記の実施の形態例においては、金槌とし
て、ネールハンマーAを使用しているが、金槌としては
これに限るものでなく、玄能タイプのものやその他全て
の金槌を含むものである。また柄部2の上端部をアルミ
ニウム製のキャップ4で被冠し、下半分をグリップ8で
被覆しているが、当該キャップ4及びグリップ8はこの
発明の必須要件ではない。さらに金属製の頭部1の嵌合
穴と柄部の上部の隙間にエポキシ樹脂6を充填し固化し
ているが、使用する樹脂はこれに限定するものではな
い。
て、ネールハンマーAを使用しているが、金槌としては
これに限るものでなく、玄能タイプのものやその他全て
の金槌を含むものである。また柄部2の上端部をアルミ
ニウム製のキャップ4で被冠し、下半分をグリップ8で
被覆しているが、当該キャップ4及びグリップ8はこの
発明の必須要件ではない。さらに金属製の頭部1の嵌合
穴と柄部の上部の隙間にエポキシ樹脂6を充填し固化し
ているが、使用する樹脂はこれに限定するものではな
い。
【0013】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の各発明によれ
ば、金槌の柄をグラスファイバーで設けているので、木
製の柄のように含有する水分量により、当該柄が収縮す
ることがなく、柄が長期間にわたって一定の形状を維持
でき、強度的にも強い。また柄の上部をアルミニウムか
ら成る略筒状のカバーで被覆しており、さらにグラスフ
ァイバーから成る柄の上部を、金属製の金槌頭部の嵌合
穴に圧入し、当該柄の上部と嵌合穴との隙間に樹脂を充
填固化しているので、柄と金槌頭部との固定が長期間に
わたって維持される。よって、柄に対する垂直方向から
の衝撃にも強く、長期間の使用にも十分耐え得るもので
ある。
ば、金槌の柄をグラスファイバーで設けているので、木
製の柄のように含有する水分量により、当該柄が収縮す
ることがなく、柄が長期間にわたって一定の形状を維持
でき、強度的にも強い。また柄の上部をアルミニウムか
ら成る略筒状のカバーで被覆しており、さらにグラスフ
ァイバーから成る柄の上部を、金属製の金槌頭部の嵌合
穴に圧入し、当該柄の上部と嵌合穴との隙間に樹脂を充
填固化しているので、柄と金槌頭部との固定が長期間に
わたって維持される。よって、柄に対する垂直方向から
の衝撃にも強く、長期間の使用にも十分耐え得るもので
ある。
【0014】請求項2の発明によれば、上記効果に加え
て、柄の上部に被覆するアルミニウムから成る略筒状の
カバーの外周面にテーパー状の凹凸部を縦横に配列して
設けたので、当該カバーを被覆した柄の上部を金属製の
金槌頭部の嵌合穴に圧入した際、上記縦横に配列したテ
ーパー状の凹凸部が押圧されて潰され、さらに金槌頭部
と柄の上部とが強力に固着されるものである。
て、柄の上部に被覆するアルミニウムから成る略筒状の
カバーの外周面にテーパー状の凹凸部を縦横に配列して
設けたので、当該カバーを被覆した柄の上部を金属製の
金槌頭部の嵌合穴に圧入した際、上記縦横に配列したテ
ーパー状の凹凸部が押圧されて潰され、さらに金槌頭部
と柄の上部とが強力に固着されるものである。
【図1】この発明の実施の形態例のネールハンマーの縦
断面図である。
断面図である。
【図2】この発明の実施の形態例のネールハンマーの平
面図である。
面図である。
【図3】図1の一部拡大図である。
【図4】この発明の実施の形態例のカバーの一部正面図
である。
である。
【図5】この発明の実施の形態例のネールハンマーのカ
バーの凹凸の拡大図である。
バーの凹凸の拡大図である。
A ネールハンマー
1 頭部 2 柄部
3 カバー 5 テーパー状の凹
凸部 6 エポキシ樹脂
凸部 6 エポキシ樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】金槌の柄をグラスファイバーで設け、当該
柄の上部をアルミニウムから成る略筒状のカバーで被覆
し、当該被覆した柄の上部を、金属製の金槌頭部の嵌合
穴に圧入し、当該柄の上部と嵌合穴との隙間に樹脂を充
填固化したことを特徴とする、金槌。 - 【請求項2】金槌の柄をグラスファイバーで設け、当該
柄の上部をアルミニウムから成る略筒状のカバーで被覆
し、当該カバーの外周面にテーパー状の凹凸部を縦横に
配列して設け、上記被覆した柄の上部を、金属製の金槌
頭部の嵌合穴に圧入し、当該柄の上部と嵌合穴との隙間
に樹脂を充填固化したことを特徴とする、金槌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203132A JP2003019675A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 金 槌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203132A JP2003019675A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 金 槌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019675A true JP2003019675A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19039822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001203132A Pending JP2003019675A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 金 槌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003019675A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834089B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-12-07 | エルヴィン ハルダー カーゲー | 無反動ハンマー |
TWI803406B (zh) * | 2022-08-05 | 2023-05-21 | 幸記工業股份有限公司 | 錘擊工具 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203132A patent/JP2003019675A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834089B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-12-07 | エルヴィン ハルダー カーゲー | 無反動ハンマー |
TWI803406B (zh) * | 2022-08-05 | 2023-05-21 | 幸記工業股份有限公司 | 錘擊工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |