JP2003019657A - ドレッシング方法及び研磨装置 - Google Patents

ドレッシング方法及び研磨装置

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JP2003019657A JP2001205946A JP2001205946A JP2003019657A JP 2003019657 A JP2003019657 A JP 2003019657A JP 2001205946 A JP2001205946 A JP 2001205946A JP 2001205946 A JP2001205946 A JP 2001205946A JP 2003019657 A JP2003019657 A JP 2003019657A
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Shigeru Sakuta
茂 佐久田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレッサの交換時期を適確に検出することが
でき、また、ドレッサ使用時間に応じて、研磨速度の推
定値の高精度化ができる研磨方法と研磨装置を提供する
こと。 【解決手段】 ドレッサ16の交換を、ドレッシング時
における研磨パッド10が設けられた定盤9を回転駆動
している定盤駆動モータ7の電流平均値に基づいて行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハャ液晶
表示装置用ガラス基板等の被研磨体を平坦化する研磨方
法と研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化に伴い、LSIの製造
プロセスで用いられている露光機の焦点深度が年々小さ
くなっている。それに伴い、露光マージンが減少してい
る。このため、被研磨体である例えば半導体ウエハ上に
形成された膜の平坦度も低減する必要があり、平坦化の
手法としてCMP(Chemical Mechani
cal Polishing)装置が導入されている。
【0003】図7は、CMP装置の一例を示す模式平面
図である。CMP装置は、大別すると、被研磨体(不図
示)を研磨する研磨部46と、研磨された被研磨体を洗
浄する洗浄部47と、被研磨体の厚さを測定する膜厚測
定器48とを備えている。
【0004】図8は研磨部46の概要を示す模式斜視図
である。発泡ポリウレタンをベースとした研磨パッド5
1が上面に固定された定盤52を回転させ、この研磨パ
ッド51に対面して設けられたウエハキャリア53に半
導体ウエハ54を固定した状態で、研磨パッド51の表
面にシリカ砥粒を混濁させた研磨スラリー55を滴下し
ながら、半導体ウエハ54を研磨パッド51に所定荷重
で押しつけて研磨する。研磨中あるいは研磨前にドレッ
シング機構56に設けられたドレッサ(ダイヤモンドを
電着した砥石)56aを用いて研磨パッド51の表面を
削り取り毛羽立てて、ドレッシングを行っている。
【0005】このドレッサ56による研磨パッド51の
ドレッシングは、研磨能力の安定化のために行っている
もので、常に、研磨パッド51の表面が研磨に適した、
毛羽立った良好な状態を維持するために行っている。研
磨加工では、研磨パッド51のドレッシング不良の場合
には、研磨能力の変動が生じる。その結果、半導体ウエ
ハ54の面内で膜厚のばらつきが生じる。それらが半導
体製造プロセスの後の工程でのオーバーエッチングやコ
ンタクト不良を生じる原因になる。
【0006】このドレッシングに用いるドレッサ56a
は、使用し続けると目詰まり等により研磨能力が低下し
ドレッサ寿命となる。そのため、適切なタイミングで交
換する必要がある。ドレッサ56aを交換するタイミン
グは、ドレッサ使用時間に基づいていた。
【0007】また、研磨装置での研磨レートは、研磨前
後に被研磨体を膜厚測定器を用いて直接測定するか、あ
るいは、研磨時の被研磨体を装着している定盤を回転さ
せているモータ平均電流により研磨速度を推定してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドレッ
サには個体差があるため、まだ使用可能なドレッサを交
換してしまうような事態が発生していた。
【0009】また、研磨レートの測定について膜厚測定
器を用いて測定しているため、例えば、明らかに研磨速
度が規定値をはずれているような場合の膜厚測定のよう
に無駄な測定が発生し、スループットを損ねていた。
【0010】また、研磨中の定盤を回転させているモー
タ電流平均値からの研磨速度の推定は、ある程度は推定
できるが、推定精度が不充分であった。
【0011】本発明はこれらの事情にもとづいてなされ
たもので、ドレッサの交換時期を適確に検出することが
でき、また、ドレッサ使用時間に応じて、研磨速度の推
定値の高精度化ができる研磨方法と研磨装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、研磨パッドをドレッサによりドレッシング
するドレッシング方法において、前記ドレッサの交換
を、ドレッシング時における前記研磨パッドが設けられ
た定盤を回転駆動している定盤駆動モータの電流平均値
に基づいて行うことを特徴とするドレッシング方法であ
る。
【0013】請求項2の発明による手段によれば、研磨
パッドをドレッサによりドレッシングするドレッシング
方法において、ドレッサの交換を前記研磨パッドを交換
後に行うシーズニング時の前記研磨パッドが設けられた
定盤を回転駆動する定盤駆動モータの電流平均値に基づ
いて行うことを特徴とするドレッシング方法である。
【0014】また請求項3の発明による手段によれば、
保持した被研磨体を研磨する研磨パッドが取付けられた
定盤と、前記研磨パッドをドレッシングするためのドレ
ッサとを有する研磨装置において、前記定盤を回転駆動
する定盤駆動モータと、前記定盤駆動モータの電流平均
値を検出する検出手段と、検出した電平均値の基づいて
ドレッサの交換の要否を判断する判断機構を有すること
を特徴とする研磨装置である。
【0015】また請求項4の発明による手段によれば、
前記ドレッサは、ドレッシング時の定盤駆動モータの電
流平均値よりドレッサ使用時間を推定し、このドレッサ
使用時間に応じて前記研磨パッドで被研磨体を研磨する
際の定盤駆動モータの電流平均値と研磨速度との相関係
数を補正していることを特徴とする研磨装置である。
【0016】また請求項5の発明による手段によれば、
前記ドレッサの使用時間はシーズニング時の定盤駆動モ
ータの電流平均値により推定し、この推定した該ドレッ
サの使用時間に応じて前記研磨パッドで被研磨体を研磨
する際の定盤駆動モータの電流平均値と研磨速度との相
関係数を補正していることを特徴とする請求項3記載の
研磨装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0018】図1(a)および(b)は、本実施の形態
によるCMP装置の研磨部の模式図で、図1(a)は正
面図で、図1(b)は平面図である。
【0019】CMP装置の研磨部は、被研磨体である例
えば半導体ウエハ1を保持するウエハキャリア2が、軸
を中心に駆動モータ3により矢印4で示した方向に
連続して回転するように取付けられる。ウエハキャリア
2は、矢印5で示した力で半導体ウエハ1を後述する研
磨パッド10に押し付けられるように構成している。ま
た、研磨部は、軸Aを中心に定盤駆動モータ7により
矢印8で示した方向に連続して回転するように取付けら
れた定盤9を備えている。定盤9の表面にはインフレー
ト、ポリウレタン等の材料から成る研磨パッド10が取
付けられている。なお、研磨パッド10は寿命がくると
交換され、交換後は後述するドレッサ16によって一定
時間ドレッシング(以下、シーズニング;Season
ingと称す)されて、研磨が良好に行えるように表面
が毛羽立てられる。
【0020】この研磨パッド10の表面には塩基性また
は酸性の溶液中に懸濁されたシリカまたはアルミナ研磨
粒子等の研磨液体を含んだ研磨スラリー(不図示)が、
溜め11から導管12を介して供給される。
【0021】また、ドレッシング機構15は、ダイヤモ
ンドを電着するなどしたドレッサ16が取付けられる保
持具17を備えている。この保持具17は、軸Aを中
心に駆動モータ18により矢印19で示した方向に連続
して回転し、更に、矢印20で示した力でドレッサ16
を研磨パッド10に押し付けられるように構成してい
る。
【0022】図2は、ドレッサ16の交換時期の検出に
関するブロック図である。表面に研磨パッド10が取付
けられた定盤9は、定盤駆動モータ7により例えば10
0rpm程度で回転駆動される。定盤駆動モータ7は制
御器30からの制御信号を受けたドライバ31により駆
動される。また、定盤駆動モータ7にはモータ電流検知
回路32が接続されており、定盤駆動モータ7aの電流
値が検知されている。このモータ電流検知回路32は出
力側が制御器30に接続されている。つまり、制御器3
0では、モータ電流検知回路32からの出力信号を受
け、制御信号をドライバ31に送り定盤駆動モータ7を
制御している。
【0023】研磨パッド10の対向位置に設けられてい
るウエハキャリア2は、外径がφ200mm程度で、被
研磨体である半導体ウエハ1を保持してモータA3によ
り100rpm程度で回転駆動され、モータA3は制御
器30からの信号を受けたドライバ33により駆動制御
されている。また、ウエハキャリア2とモータA3は一
体となった状態で、ウエハキャリア上下機構34により
上下方向に移動して定盤9上の研磨パッド10に対して
接離動作を行う。研磨加工時にはウエハキャリア2が保
持している半導体ウエハ1が研磨パッド10に、所定の
研磨圧力で例えば120sec程度研磨する。研磨が終
了するとウエハキャリア2はウエハキャリア上下機構3
4により上方向に移動して研磨パッド10から離反す
る。ウエハキャリア上下機構34はエアーシリンダなど
の直線移動機構である。
【0024】また、ウエハキャリア上下機構34は制御
器30からの信号を受けたドライバB35により駆動さ
れる。つまり、ウエハキャリア2の回転と研磨パッド1
0への接触は、予め定められたタイミングにより制御器
30で制御されて作動する。
【0025】また、研磨パッド10の対向位置に設けら
れたドレッシング機構15は、外径がφ200mm程度
の保持具17を有し、その下面側にドレッサ16が固着
され、モータB18により20rpm程度で回転駆動さ
れ、モータB18は制御器30からの信号を受けたドラ
イバC36により駆動制御される。また、ドレッシング
機構15とモータB18は一体となった状態で、ドレッ
サ上下機構37により上下方向に移動して研磨パッド1
0に対してドレッサ16の接離動作を行う。研磨パッド
10をドレッサ16でドレッシングする際には、研磨パ
ッド10に対してドレッサ16を接触させた状態で、約
10〜100rpmの回転で20秒程度約0.0703
1〜0.7031kgf/cm(約1〜10psi)
の圧力をかけてドレッシングを行い研磨パッド10の表
面を毛羽立てる。
【0026】なお、研磨パッド10のドレッシング中
は、ウエハキャリア2は研磨パッド10から離反してお
り、半導体ウエハ1は研磨パッド10とは接触しない。
また、研磨パッド10のドレッシング中は、研磨パッド
10は約10〜100rpmで回転している。
【0027】ドレッシングが終了するとドレッサ上下機
構37によりドレッシング機構15は上方向に移動して
研磨パッド10からドレッサ16を離反する。ドレッサ
上下機構37はエアーシリンダ等である。また、ドレッ
サ上下機構37は制御器30からの信号を受けたドライ
バD38により上下方向に駆動される。つまり、ドレッ
シング機構15の回転と研磨パッド10へのドレッサ1
6の接触は、予め定められたタイミングにより制御器3
0で制御されて作動する。
【0028】なお、研磨パッド10のドレッシング中
に、ウエハキャリアを研磨パッドから離反させずに、半
導体ウエハ1の研磨とドレッシングを同時に並行して行
うこともできる上述のような半導体ウエハの研磨加工の
際に、研磨パッド10と、半導体ウエハ1とが研磨スラ
リー(不図示)という媒体を介して摺動する。研磨スラ
リーには粒径約30〜50nmの球状のシリカ砥粒が含
まれており、半導体ウエハ1と研磨パッド10の摺動部
分に介在するそれらのシリカ砥粒が研磨に関与して、研
磨パッド10の表面は、半導体ウエハ1との接触摺動に
より押しつぶされて変形し平滑化する。また、研磨によ
る生成物、研磨スラリーが付着する等によりダメージを
受ける。
【0029】このようなダメージが生じると研磨能力が
低下するため、ダイヤモンド砥粒を電着するなどした砥
石を用いたドレッサ16で研磨パッド10の表面を削り
取って毛羽立ててダメージを回復している。
【0030】なお、研磨パッドの表面が平滑化し、研磨
能率が低下する要因としては、研磨による目詰まりが、
ドレッシングの効果よりも大きいために研磨量が低下す
るためと考えられる。したがって、ドレッサ16の作用
は、研磨により研磨パッド10が受けたダメージよりも
ドレッシングの効果が大きいように設定する必要があ
る。
【0031】これらの構成によるCMP装置の作用を図
2を参照して説明すると、被研磨体である半導体ウエハ
1は、膜厚測定器(不図示)で研磨加工前の初期の厚さ
を測定した後、ウエハキャリア2に保持され、定盤駆動
モータ7により回転している定盤9の上に張られた研磨
パッド10に押圧して研磨スラリーを介して研磨され
る。なお、研磨パッド10は研磨後にドレッサ16によ
りドレッシングされて再生される。半導体ウエハ1は、
再び膜厚測定器で厚さを測定し、研磨前後の厚さの差と
研磨時間から研磨速度(削れ量)が求められる。
【0032】図3は、ドレッサ16による研磨パッド1
0のドレッシング時の定盤駆動モータ7のモータ平均電
流と、そのドレッシングされた研磨パッド10を用いて
研磨した際の研磨速度(削れ量)との関係とを実験デー
タからプロットして合成したグラフである。
【0033】ドレッサ16による研磨パッド10に対す
るドレッシング時の定盤駆動モータ7の平均電流と研磨
速度との関係を対比したデータによると、群とB群との
2極化の傾向がある。ドレッサ16の使用時間の経過と
ともに矢印Eで示すように群からB群へと移行する。使
用時間の長いドレッサ16で研磨パッド10をドレッシ
ングし、その研磨パッド10を用いて研磨したの方が研
磨速度は上昇している。これは、使用時間の長いドレッ
サ16によるドレッシングでは、研磨パッド10の面を
均一に毛羽立てられなくなり、部分的に毛羽立てられた
研磨パッド10が形成される。それにより被研磨体を研
磨した結果、部分的な研磨が増進して進行したためと考
えられる。
【0034】これらの実験データの結果から、例えば単
位時間当たりの削れ量(=研磨速度)が予め設定された
値(図3中のVp)を超えたときの研磨直前のドレッシ
ング時の定盤駆動モータ7の電流平均値を収集して、こ
のドレッシング時の定盤駆動モータ7の電流平均値が所
定値(Vm)に達したときにドレッサ16の交換を報知
すればよいことがわかる。
【0035】図4は、ドレッサで研磨パッドをドレッシ
ングした際の、定盤駆動モータの平均電流の経時変化を
示したグラフである。
【0036】鋸歯状の勾配と頂点(ドレッシング時の定
盤駆動モータ7の平均電流の規定値)の間隔がそれぞれ
異なっている。これは、ドレッサ16によるドレッシン
グ時の定盤駆動モータ7の平均電流が規定値に達する時
期は、ドレッサ16によって固体差があるためである。
【0037】また、ドレッシング時の定盤駆動モータ7
の平均電流と研磨速度の間には図3に示すような関係が
成立していることから、ドレッサ16の消耗(寿命:研
磨速度が高めに規定値に達する時期)は固体差があって
一律にドレッサ16の寿命を定めることには無理がある
ことがわかる。
【0038】図5は、研磨パッド10を張替えた際のド
レッサ16によるシーズニング時の定盤駆動モータ7の
平均電流と、その研磨パッド10を用いてシーズニング
後の1回目の研磨を行った際の研磨速度の関係をプロッ
トして対比したグラフである。
【0039】ドレッサ16の使用時間の経過に従って、
プロット位置は矢印F方向へ進んで、定盤駆動モータ7
のシーズニング時電流は低下する。すなわち、研磨速度
の規定値の上限をVmxとすると、シーズニング時の定
盤モータ平均電流が予め設定された値(例えば図4中の
Vs)に達した際に、ドレッサ15交換を報知すればよ
いことになる。
【0040】図6(a)および(b)は、ドレッサ16
の消耗具合(=ドレッサ使用時間)と対比して、そのド
レッサ16でドレッシングされた研磨パッドを用いて被
研磨体を研磨した際の定盤駆動モータの平均電流値と研
磨速度の関係をプロットして示したグラフである。
【0041】図6(a)は、ドレッサ16が新しく、ま
だ消耗が進行していない状態である。一方、図6(b)
は、ドレッサ16が古くなり、消耗が進行した状態であ
る。
【0042】プロットしたデータの両者を比較すると、
全体の傾向を示す直線Gと直線Hでは勾配が異なる。こ
れにより、ドレッサ16の使用時間の経過によって定盤
駆動モータ7平均電流と研磨速度の相関係数に変化が見
られることがわかる。
【0043】このことは、この性質を用いてドレッサ1
6の消耗具合に応じて研磨中に定盤駆動モータ7の平均
電流と研磨速度間の相関係数を補正すれば、定盤モータ
電流平均値からの研磨速度の推定精度を向上させること
ができることになる。また、ドレッサ16の消耗具合
は、ドレッシング時モータ平均電流と研磨速度の関係
(図3)、あるいは、シーズニング時モ−タ平均電流の
経時変化(図5)から推定することができる。
【0044】以上に説明したように、上述の実施の形態
によれば、ドレッサの寿命が近づくと、そのドレッサで
ドレッシングされた研磨パッドを用いて研磨した際に、
研磨速度に比して定盤駆動モータの平均電流が低くな
る。
【0045】また、ドレッサが古くなるとシーズニング
の際の定盤駆動モータのシーズニング時電流は低下す
る。それらの性質を利用することにより、研磨速度とド
レッサ時における定盤モータの平均電流からドレッサの
交換時期を適確に判断することができる。
【0046】また、ドレッサ使用時間に応じて定盤駆動
モータの平均電流と研磨速度の相関関数を補正すること
によって、研磨速度の推定精度を向上させることができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ドレッサの交換時期を
適確に検出することができる。
【0048】また、ドレッサ使用時間に応じて、研磨速
度の推定値の高精度化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明の方法を用いた
CMP装置の研磨部の模式図。
【図2】ドレッサの交換時期の検出に関するブロック
図。
【図3】ドレッサによる研磨パッドのドレッシング時の
定盤駆動モータのモータ平均電流と、研磨速度(削れ
量)との関係とを実験データからプロットして合成した
グラフ。
【図4】ドレッサで研磨パッドをドレッシングした際
の、定盤駆動モータの平均電流の経時変化を示したグラ
フ。
【図5】シーズニング時の定盤駆動モータの平均電流
と、シーズニング後の1回目の研磨を行った際の研磨速
度の関係をプロットして対比したグラフ。
【図6】(a)および(b)は、ドレッサの消耗具合と
対比した、定盤駆動モータの平均電流値と研磨速度の関
係をプロットして示したグラフ。
【図7】CMP装置の模式平面図。
【図8】研磨部の概要を示す模式斜視図。
【符号の説明】
1…半導体ウエハ(被研磨体)、2…ウエハキャリア、
7…定盤駆動モータ、9…定盤、10…研磨パッド、1
6…ドレッサ、30…制御器、32…モータ電流検知回

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨パッドをドレッサによりドレッシン
    グするドレッシング方法において、前記ドレッサの交換
    を、ドレッシング時における前記研磨パッドが設けられ
    た定盤を回転駆動している定盤駆動モータの電流平均値
    に基づいて行うことを特徴とするドレッシング方法。
  2. 【請求項2】 研磨パッドをドレッサによりドレッシン
    グするドレッシング方法において、ドレッサの交換を前
    記研磨パッドを交換後に行うシーズニング時の前記研磨
    パッドが設けられた定盤を回転駆動する定盤駆動モータ
    の電流平均値に基づいて行うことを特徴とするドレッシ
    ング方法。
  3. 【請求項3】 保持した被研磨体を研磨する研磨パッド
    が取付けられた定盤と、前記研磨パッドをドレッシング
    するためのドレッサとを有する研磨装置において、 前記定盤を回転駆動する定盤駆動モータと、前記定盤駆
    動モータの電流平均値を検出する検出手段と、検出した
    電平均値の基づいてドレッサの交換の要否を判断する判
    断機構を有することを特徴とする研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記ドレッサは、ドレッシング時の定盤
    駆動モータの電流平均値よりドレッサ使用時間を推定
    し、このドレッサ使用時間に応じて前記研磨パッドで被
    研磨体を研磨する際の定盤駆動モータの電流平均値と研
    磨速度との相関係数を補正していることを特徴とする請
    求項3記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記ドレッサの使用時間はシーズニング
    時の定盤駆動モータの電流平均値により推定し、この推
    定した該ドレッサの使用時間に応じて前記研磨パッドで
    被研磨体を研磨する際の定盤駆動モータの電流平均値と
    研磨速度との相関係数を補正していることを特徴とする
    請求項3記載の研磨装置。
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