JP2003019186A - 散髪用具の消毒代行方法 - Google Patents
散髪用具の消毒代行方法Info
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Abstract
て、散髪作業現場外で予め散髪用具を消毒することがで
き、そして、消毒に対する信頼感を得ることができる散
髪用具の消毒代行方法を得る。 【解決手段】 出張による散髪作業に使用されたくし部
2等の散髪用具を散髪作業者71から回収して消毒代行者
70において消毒し、消毒済みの散髪用具を、消毒済みで
あることを証明する滅菌パック1等の証明物とともに散
髪作業者71に引き渡す。
Description
業に使用される散髪用具を、散髪作業者に代わって消毒
する方法に関するものである。
になされる散髪の1つの技法として、一方の手に持った
くしに毛髪の一部を掛けて他の毛髪から離れるように持
ち上げ、次にこれらの毛髪をくしに掛かった状態のま
ま、あるいはそれまでくしを持っていた指に持ち代えて
から、他方の手に持ったはさみによってそれらの毛髪の
毛先部分を切る、という技法が広く採用されている。
散髪をする場合、はさみによって刈られた短い毛髪はそ
のまま自然落下させていた。すなわちこれらの刈られた
毛髪は、散髪を受けている者が首部分から下に着用して
いるエプロン上に落ちたり、あるいはその上を滑って床
上に落ちることになる。そしてこれらの刈られた毛髪
は、一般に、散髪終了後床上にすべて落としてから、ほ
うき等を用いて集めて捨てられる。
る作業は非常に面倒で、多大な労力と時間を要するもの
となっていた。
ま自然落下させると、それが散髪を受けている者の着衣
内(特に襟回り部分)に侵入して、その者に不快な思い
をさせることも多々ある。
容師等の散髪作業者の指先、手先等に付着して、それら
作業者に不快な思いをさせ、さらには散髪作業の能率を
低下させることもある。
たようにくしとはさみとを用いて散髪する際に、刈られ
た毛髪を自然落下させずに自動捕集しながら散髪作業す
ることを可能にする散髪用具が提案されている。
端が空気吸引口とされた筒状部材と、この筒状部材の他
端に一端が連通された空気吸引通路と、この空気吸引通
路の他端に接続された空気吸引源と、上記空気吸引通路
に介設された毛髪捕捉用フィルターと、上記空気吸引口
よりも前方に突出し、一表面が該空気吸引口内に延びる
ように筒状部材に固定された毛髪受け板と、この毛髪受
け板に対して、歯先側が上記一表面から突出する向きに
起立し、かつ歯の根元が上記一表面よりも歯先側に位置
する状態で、上記空気吸引口から離して固定されたくし
と、このくしから空気吸引口側に離れ、かつ上記一表面
から離れて、くしの長さ方向に延びる毛髪支持部分を有
する毛髪支持部材とから構成されたことを特徴とするも
のである。
は、上述した第1の散髪用具から空気吸引源と、毛髪捕
捉用フィルターとが除かれて、上記と同様の筒状部材
と、空気吸引通路と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支持
部材とから構成され、そして空気吸引通路が特に、その
他端が電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可能
に形成されたことを特徴とするものである。
は、上述した第1の散髪用具から空気吸引通路と、空気
吸引源と、毛髪捕捉用フィルターとが除かれて、上記と
同様の筒状部材と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支持部
材とから構成され、そして筒状部材が特に、その他端が
電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可能に形成
されたことを特徴とするものである。
が例えば筒状部材を一方の手に握って持つことにより、
くしを該一方の手に間接的に保持する状態として使用さ
れる。このように間接的に保持されたくしを、例えばそ
の歯先が上方を向く状態にして、このくしにより毛髪の
一部を下側から梳き上げると、それら一部の毛髪はくし
歯の根元部分と毛髪支持部材の毛髪支持面とによって下
側から支持される状態となる。くし歯の根元部分は毛髪
受け板の一表面よりも歯先側に位置し、また毛髪支持面
も上記一表面から離れているから、支持された上記一部
の毛髪は、毛髪受け板の一表面から浮いた状態となる。
一方、毛髪支持部分はくしと離されているから、これら
両者の間において上記のように浮いている毛髪の下側
(毛髪受け板側)にはさみの一方の刃(静刃)を挿し入
れ、後は通常の場合と同様にこのはさみを操作すること
により、毛髪を刈ることができる。
を作動させておけば、筒状部材の空気吸引口から空気が
吸引されるので、刈られた毛髪はこの空気とともに筒状
部材から空気吸引通路へと吸引され、自然落下すること
がない。こうして吸引された毛髪は空気吸引通路に介設
された毛髪捕捉用フィルターに捕捉されるので、散髪作
業終了後にこのフィルターから除去して、あるいはフィ
ルターごと簡単に処分することができる。
せないで捕集しながら散髪を行なえば、刈られた毛髪が
散髪を受ける者の着衣内に侵入したり、散髪作業者の指
先、手先等に付着することがなくなる。したがって、刈
られた毛髪がそれら両者に不快な思いをさせたり、散髪
作業の能率を損なうことがなくなる。
に捕集すれば、床上や、散髪を受ける者が着用している
エプロン上に落下した毛髪をほうき等で集める作業も不
要となり、この点からも散髪作業の能率が高められるこ
とになる。
び毛髪捕捉用フィルターとしては、例えば一般的な電気
掃除機に使用されているものと同様のものを使用するこ
とができる。
上げている間や、くしを単に毛髪を整えるために使用し
ている間は、空気吸引がなされない方が作業がしやす
い。したがって空気吸引は、毛髪にはさみが入れられる
直前からなされ、毛髪が刈られたところで休止されるの
が好ましい。このように空気吸引のタイミングを制御す
るためには、例えば空気吸引源として電動のものを用
い、それに足踏みスイッチ等を接続しておくのが好まし
い。つまりそのようにすれば、散髪作業者は両手に散髪
用具とはさみとを持ちながら、足踏みスイッチを操作し
て、空気吸引のタイミングを散髪作業に都合の良いよう
に自由に制御できることになる。
と、毛髪捕捉用フィルターと同様のものは、例えば家庭
用あるいは業務用電気掃除機等も備えているので、これ
らを適宜流用することにより、上記と同様の作用、効果
を得ることもできる。すなわち先に述べた構成を有する
第2の散髪用具の空気吸引通路を電気掃除機のホース等
に接続すれば、あるいは第3の散髪用具の筒状部材を電
気掃除機のホース等に接続すれば、刈られた毛髪を吸
引、捕捉する作業をこの電気掃除機等に行なわせつつ、
第1の散髪用具を使用する場合と全く同様にして散髪を
することができる。
22号公報に示された散髪用具は、病院等の医療機関に
入院している患者や、介護施設に入居、入院している老
人等、体が不自由でベッドから離れるのが不可能あるい
は困難な人たちを散髪するのに非常に好適なものであ
り、出張する美容師や理容師等により、既にそのような
現場で実用に供されている。
般に病原菌に対する抵抗力が弱いこともあって、健常者
なら余り気にしないようないわゆる平素無害菌による院
内感染に遭う危険性が高いので、そのような人たちを病
院内等で散髪するには、毛髪に触れる散髪用具の部分を
高度に滅菌、除菌しておくことが望まれる。例えば、上
記実公平7−25122号公報に示された散髪用具にあ
っては、電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可
能とされた筒状部材と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支
持部材とからなる部分を滅菌、除菌しておくことが望ま
れる。また、このような特殊な散髪用具を用いずに、通
常のはさみやくしを使用して病院内等で散髪をする場合
も、事情は同様である。
の前に散髪用具を消毒するよりも、外部で散髪用具を入
念に消毒しておくことが望まれる。しかし、出張する美
容師や理容師等がそれぞれそのような消毒設備を用意す
るとなると、設備に多大な費用が掛かることから、散髪
料金を高く設定せざるを得ないことになってしまう。
具の消毒作業をすれば、その患者や医師たちの信頼感を
得やすいが、本格的な消毒設備を病院等の施設内に持ち
込んで消毒作業をするのは、スペースを確保するのが難
しい、限られた時間内で散髪作業自体に有効に使える時
間が短くなってしまう、等の点から実現困難である。
場に持ち込む前に予め消毒しておくのが現実的である
が、その場合は、その事前の消毒がたとえ完璧になされ
ていても、それを簡単には確認できないということか
ら、患者や医師たちの信頼感を得ることが難しくなる。
であり、出張する散髪作業者の経済的負担を少なくし
て、散髪作業現場外で予め散髪用具を消毒することがで
き、そして、消毒に対する信頼感を得ることができる散
髪用具の消毒代行方法を提供することを目的とする。
消毒代行方法は、出張による散髪作業(つまり美容院や
理容院等の固定施設以外でなされる散髪作業)に使用さ
れた散髪用具を散髪作業者から回収して消毒し、消毒済
みの散髪用具を、消毒済みであることを証明する証明物
とともに前記散髪作業者に引き渡すことを特徴とするも
のである。
行方法においては、消毒済みの散髪用具を、病原菌の感
染を防止する滅菌パックに収納し、この滅菌パックに消
毒済みであることを示す表示を付けて前記証明物として
散髪作業者に引き渡すようにするのが望ましい。
法においては、消毒済みの散髪用具とともに、散髪現場
で散髪用具を消毒する消毒薬剤を散髪作業者に付与する
ことが望ましい。そして、そのような消毒薬剤として、
消毒薬剤として所定の有効期限を持つものが使用される
場合は、散髪作業者の各々毎にこの有効期限を管理する
ことが望ましい。
法においては、出張による散髪作業に使用された散髪用
具とともに、その散髪用具を用いてなされた散髪作業に
関するデータ(散髪を受けた者の氏名、日時、散髪作業
がなされた施設名等)を記録した伝票を回収することが
望ましい。
法においては、出張による散髪作業に使用された散髪用
具とともに、散髪作業で刈り取られた毛髪を回収、処分
することが望ましい。
法においては、散髪用具が、刈り取られた毛髪を補集す
る機能を有して散髪作業に利用される装置、つまり、先
に説明した実公平7−25122号公報に示されるよう
な装置を構成する部品であることが望ましい。そのよう
な部品の好ましいものとしては、毛髪を補集するために
空気を吸引するホースの先端部に取り付けられる、くし
を含む部品が挙げるれる。
おいては、出張による散髪作業に使用された散髪用具を
散髪作業者から回収して消毒するようにしたから、出張
する散髪作業者の経済的負担を少なくして、散髪作業現
場外で予め散髪用具を消毒することができる。散髪作業
現場外で予め散髪用具を消毒しておけば、散髪作業者は
病院等の散髪作業現場において限られた時間を、散髪作
業自体に有効に使えるようになる。
においては、消毒済みの散髪用具を、消毒済みであるこ
とを証明する証明物とともに前記散髪作業者に引き渡す
ようにしたから、散髪作業者は、患者や医師たちにその
証明物を見せることによって、消毒に対する信頼感を得
ることができる。
法において、消毒済みの散髪用具を、病原菌の感染を防
止する滅菌パックに収納し、この滅菌パックに消毒済み
であることを示す表示を付けて前記証明物として散髪作
業者に引き渡すようにした場合は、この滅菌パックによ
って消毒に対する信頼感を得るとともに、消毒済みの散
髪用具が散髪現場に持ち込まれる前に病原菌に感染する
ことも防止される。
法において、消毒済みの散髪用具とともに、散髪現場で
散髪用具を消毒する消毒薬剤を散髪作業者に付与するよ
うにした場合は、散髪作業終了後に、使用した散髪用具
をその消毒薬剤を用いて直ちに消毒することができるか
ら、散髪を受けた者が例えば病院内の患者等である場合
に、その者に付着していた病原菌が病院外に持ち出され
ることを防止可能となる。
の有効期限を持つものが使用される場合に、散髪作業者
の各々毎にこの有効期限を管理すれば、有効期限を過ぎ
た消毒薬剤が使用されてしまうことを防止できる。
法において、出張による散髪作業に使用された散髪用具
とともに、その散髪用具を用いてなされた散髪作業に関
するデータ(散髪を受けた者の氏名、日時、散髪作業が
なされた施設名等)を記録した伝票を回収するようにす
れば、消毒代行者および散髪作業者が協会、組合、フラ
ンチャイズ等を組織している場合に、消毒代行者がデー
タを一元管理して、顧客からの苦情や問い合わせ等に迅
速に対処することも可能になる。
法において、出張による散髪作業に使用された散髪用具
とともに、散髪作業で刈り取られた毛髪を回収、処分す
るようにすれば、病院等の外の人間が、刈り取られた毛
髪に付着していた病原菌に感染することも防止できる。
法において、散髪用具が、刈り取られた毛髪を補集する
機能を有して散髪作業に利用される装置を構成する部品
である場合は、元来出張による散髪に適しているその種
の装置の衛生面での信頼性を向上させ、出張散髪に対す
るこの装置の適性をさらに高めることができる。
を用いて詳細に説明する。
られた毛髪を補集する機能を有して散髪作業に利用され
る装置を構成する部品を消毒する。まず、この散髪装置
について、図1および図2を参照して説明する。
り、図2はこの散髪装置の空気吸引源の周辺部分を示し
ている。図1に示されるようにこの散髪装置は、一端が
空気吸引口10とされ散髪作業者の一方の手に保持される
筒状部材11と、この筒状部材11の他端11aに一端が連通
された蛇腹状のフレキシブルホース12と、このフレキシ
ブルホース12の他端が接続されるファンケーシング13
と、このケーシング13の内部に配されたファン14と、こ
のファン14を回転させるモータ15と、ケーシング13の内
部においてファン14よりもフレキシブルホース12側に配
された毛髪捕捉用フィルター16とを有している。
いる部分は、一例として2.5 cm×8cm程度のほぼ四
角筒状に形成されている。またこの筒状部材11の他端11
aは円筒形とされ、フレキシブルホース12の一端12aに
対して中心軸回り(矢印A方向)に回転自在に連結され
ている。そして筒状部材11には、空気吸引口10と他端11
aとの間においてジョイント部11bが形成され、空気吸
引口10側の部分は他端11a側の部分に対して、ジョイン
ト軸11cを中心にして矢印B方向に回動自在とされてい
る。
いる部分の底板を構成している部材は、空気吸引口10よ
りも前方側に突出した形状とされ、この突出した部分は
毛髪受け板20とされている。したがってこの毛髪受け板
20の一表面(図中上表面)20aは、空気吸引口10内に延
びている。そしてこの毛髪受け板20の前端部には、空気
吸引口10から離れた状態にしてくし21が固定されてい
る。このくし21は、歯先側が上記一表面20aから図中上
方に突出する向きにして、起立状態で固定されている。
また筒状部材11の内部には、板状の毛髪支持部材22が固
定されている。
その歯の根元が毛髪受け板20の一表面20aよりも上側
(つまり歯先側)に位置するようにして、毛髪受け板20
に固定されている。一方毛髪支持部材22は、その上表面
22aがくし21の歯の根元とほぼ同じ高さに位置する状態
で、毛髪受け板20の一表面20aから離して固定されてい
る。この毛髪支持部材22の上表面22aは毛髪支持部分と
なるものであり、くし21から空気吸引口10側に離れ、そ
してこのくし21の長さ方向にその全長に亘って延びてい
る。なお筒状部材11、毛髪受け板20、くし21および毛髪
支持部材22は、通常は合成樹脂により形成するのが便利
である。
ホース12側から(すなわち筒状部材11側から)空気を吸
引する空気吸引源を構成している。またケーシング13は
フレキシブルホース12とともに、上記ファン14が回転さ
れた際に空気を流通させる空気吸引通路を構成してい
る。本例では、上記ケーシング13、ファン14、モータ15
およびフィルター16として、一般的な家庭用あるいは業
務用掃除機に用いられるユニットが適用されており、こ
の掃除機ユニット17は図2の立面図に示される通り、美
容院においてカット技術者が作業中座るためのいわゆる
カッティングチェアー30内に収められている。
術者が座るための腰掛け部31と、この腰掛け部31に対し
て支柱32を介して上下伸縮自在に保持された背もたれ33
と、逆L字状に形成された上半部34Aが上記背もたれ33
に、下半部34Bが腰掛け部31にそれぞれ保持されたホー
ス保持具34と、移動するための複数のキャスター35とを
有している。上記ホース保持具34には、一例として3個
のホース止め具36が取り付けられている。
筒状の内部空間を有する形状とされ、パイプ状とされた
上半部34Aの垂直部がこの下半部34B内に摺動可能に収
められ、上半部34Aはずり落ちることなく下半部34Bに
対して伸縮自在となっている。また上半部34Aの垂直部
は、取付具33aを介して背もたれ33に取り付けられてお
り、この取付具33a内でその長手軸回りに回転可能、か
つ上下方向に移動可能となっている。
蔵されている掃除機ユニット17のファンケーシング13
(図1参照)に連通するホース接続口37が上下に離して
計2個取り付けられている。各ホース接続口37も、一般
的な電気掃除機の本体に設けられているものと同様のも
のであり、ここにフレキシブルホース12の先端部12aを
挿し込むと図示しないクリック手段により両者が接続さ
れ、そしてホース12側に設けられたクリック解除ボタン
を押すと両者の接続が解かれるようになっている。
掃除機ユニット17に給電するための電源コード38と、ス
イッチコード39とが引き出されている。電源コード38に
は差込みプラグ40が取り付けられ、スイッチコード39に
は足踏みスイッチ41が取り付けられている。
説明する。この散髪装置を一例として病院において使用
する場合、差込みプラグ40は図示しない電源コンセント
に挿し込まれる。そしてカット技術者45は例えばカッテ
ィングチェアー30の腰掛け部31上に腰掛け、右肩越しに
自身の前までフレキシブルホース12を伸ばし、その先端
に接続している筒状部材11の部分を図4に示すように左
手51Lで(右利き技術者の場合)保持する。このとき筒
状部材11は、くし21の歯先側が上を向くようにして保持
される。このようにしてくし21は、カット技術者の左手
に間接的に保持されるので、図4に示すようにこのくし
21により、カットを受ける者の毛髪50の一部50aを下か
ら梳き上げる。このようにしながら、足踏みスイッチ41
を足で操作して、掃除機ユニット17のモータ15をONに
すると、空気吸引口10内に空気が吸引される。
髪50aが比較的長くて図3に破線で示すように、筒状部
材11の上面に掛かっていたとすると、この毛髪50aは上
記空気とともに吸引されて先端側から筒状部材11内に引
き込まれる。こうして引き込まれた毛髪50aは、同図に
実線で示すように、くし21の歯の根元部分と毛髪支持部
材22の上表面22aとによって支持される状態となる。一
方、くし21の歯の間から出ている毛髪50aが比較的短い
場合、それらは同図に1点鎖線で示すように、筒状部材
11に掛かることなく最初からくし21の歯の根元部分と毛
髪支持部材22の上表面22aとによって支持されることに
なる。
aは、毛髪受け板20から浮いた状態となり、そしてくし
21と毛髪支持部材22とは互いに離間しているから、カッ
ト技術者は右手51Rに持ったはさみ52の一方の刃(静
刃)を、図4に示すように毛髪50aの下方に挿し込み、
後は通常と同様にはさみ52を操作すれば、毛髪50aを刈
ることができる。こうして刈られる毛髪50aは、刈られ
たとたん空気とともに空気吸引口10内に吸い込まれ、自
然落下することがない。したがって、刈られた毛髪50a
がカットを受ける者の着衣内に侵入したり、カット技術
者の指先、手先に付着することがなくなる。
を前提とすれば、毛髪受け板20の表面20aから毛髪支持
部材22の上表面20aまでの高さH、およびくし21と毛髪
支持部材22との間の距離L(図3参照)は、ともに8〜
12mm程度に設定するのが望ましい。
さみ52によるカットを受けて短くなった毛髪50aは、く
し21の歯の間から僅かの長さしか飛び出さないから、先
端が毛髪支持部材22上まで達しないこともあり得る。そ
のような毛髪50aの毛先部分が例えば数mm程度カット
されると、その短くカットされた毛髪50aが毛髪受け板
20の表面20a上に落ちることもある。そのようになって
も、毛髪受け板20の表面20aが空気吸引口10内に延びて
いて、該表面20aに沿った空気も吸引されるから、この
短くカットされた毛髪50aも空気吸引口10内に吸引され
得る。
フレキシブルホース12内をファン14側に進み、フィルタ
ー16によって捕捉されて、そこに集められる。こうして
捕集された毛髪50aは、フィルター16から除去して、あ
るいはこのフィルター16ごと処分される。このように本
装置によれば、カットされた毛髪50aを自動的に捕集す
ることができるから、カット終了後に毛髪50aをほうき
等によって集める作業が不要となり、カット作業の能率
も向上する。
て使用する他、図5に示すように、くし21を歯先側が下
を向く状態に保持して毛髪50に挿し込んだ後引き上げ、
それにより一部の毛髪50aをくし21に掛けてその他の毛
髪から浮き上がらせるように使用することもできる。こ
うして浮き上がった毛髪50aは、はさみ52によってカッ
トすればよい。このようにする場合も、カットされた毛
髪50aは空気吸引口10から吸引される。
られた毛髪50aをカット技術者が目で確認できるよう
に、毛髪受け板20の図5に記号Wで示した範囲の部分は
透明部材で形成するのが好ましい。また図4に示したよ
うに使用する際に、カットされた細かい毛髪50aが筒状
部材11内に付着しているか否かを確認できるように、毛
髪支持部材22も透明部材で形成するのが好ましい。また
この確認がより容易にできるように、毛髪受け板20は毛
髪を引き立たせるような色、例えば白色に形成するのが
望ましい。
髪装置を使用する際、カットする部位やカット技法に応
じてくし21をいろいろな向きに設定する必要がある。本
例の装置においてはフレキシブルホース12を使用してい
るので、左手による筒状部材11の保持姿勢は変えないで
左肘の曲げ状態を種々に変えることにより(このときそ
れに追随してフレキシブルホース12が屈曲する)、くし
21の向きが変えられる得る。さらに本例の散髪装置にお
いては、左手首を動かして筒状部材11をフレキシブルホ
ース12に対して図1の矢印A方向に回転させたり、ある
いは筒状部材11のジョイント部11bよりも先端側の部分
を矢印B方向に回動させることにより、より機敏かつ微
妙にくし21の向きを変えることもできる。
うに回動自在に形成する代りに、あるいはそれに加え
て、この先端側を、ジョイント軸11cに対して直角な軸
11eを中心に矢印C方向(図1参照)に回動自在に形成
してもよい。
ブルホース12から取り外される、筒状部材11の他端11a
より前側の部分を消毒の対象としている。つまりこの部
分は、筒状部材11、毛髪受け板20、くし21および毛髪支
持部材22から構成される部分であり、以下においてはこ
の部分全体を「くし部」と称する。
代行方法について説明する。この図6は、本実施の形態
における物品およびデータの流れを示すものである。こ
こでは、例えば協会、組合あるいは会社組織等の消毒代
行者70と、出張散髪を行なう美容師あるいは理容師等の
散髪作業者71との間でなされる物品およびデータの流れ
を示している。
71との間の窓口72と、滅菌パック貯蔵部73と、オートク
レブ等の消毒設備74と、洗浄液貯蔵部75と、焼却炉76
と、管理用コンピュータ77とを備えている。なお消毒設
備74や洗浄液貯蔵部75等は、消毒代行者70自身が所有す
るものではなく、いわゆる下請けや外注業者としての形
態で備えていても構わない。
後、後述のようにして散髪作業者71から窓口72を通して
回収され、消毒設備74において消毒される。消毒済みの
くし部2は、滅菌パック貯蔵部73から取り出される滅菌
パック1に収納された状態で窓口72に戻され、散髪作業
者71が次回窓口72を訪れた際に、その散髪作業者71に引
き渡される。なお滅菌パック1は、消毒済みのくし部2
が外部から病原菌に感染することを防止するもので、そ
の表面にはくし部2が消毒済みであることを示す「消毒
済み」等の表示がなされている。
が散髪作業者71に引き渡される際、それと併せて、洗浄
液貯蔵部75から取り出された所定量の洗浄液3が散髪作
業者71に渡される。この洗浄液3は例えば酸性洗浄液
で、スプレーノズルを有するボトル等に詰めた状態で取
り扱われる。この洗浄液3は有効期間が一例として2週
間、つまり殺菌効果が2週間で低下するものであり、上
記ボトル等には、その旨を表示したシールが付けられて
いる。
たくし部2および洗浄液3を持参して病院等に出張し、
そこで入院患者等の散髪を行なう。その際には、まず上
記滅菌パック1を破って中からくし部2を取り出し、そ
れを図1に示したフレキシブルホース12に接続する。そ
して前述した通りの操作により、刈り取られた毛髪を自
動的に捕集しながら散髪を行なうことができる。
で滅菌パック1に収納されていれば、このくし部2が散
髪現場に持ち込まれる前に病原菌に感染することも防止
される。またこの滅菌パック1には上述の通り「消毒済
み」等の表示がなされているので、散髪を受ける患者や
医師等にその表示を見せることによって、くし部2の消
毒に対する信頼感を得ることができる。
外で予め消毒されていれば、散髪作業者71は病院等の散
髪作業現場において限られた時間を、散髪作業自体に有
効に使えるようになる。そして散髪作業者71は、各人で
消毒設備を用意する必要がないから、くし部2の消毒に
要するコストを低く抑え、ひいては低廉な料金で散髪サ
ービスを提供できるようになる。
了したならば、散髪作業者71はそこでくし部2をフレキ
シブルホース12から取り外し、そのくし部2を、持参し
た所定の収納箱等の内部に収められているくし部用回収
紙パック内に収める。そして、複数の散髪希望者がいる
場合は、新たな滅菌パック1を破って中からくし部2を
取り出し、それを用いて上述と同様に散髪作業を行な
う。このように、1人の散髪希望者毎に別個のくし部2
を使用すれば、散髪希望者の間で病原菌等による感染が
起こることも防止できる。
個等の所定数のくし部2が溜まったなら、散髪作業者71
はその回収紙パックを収納箱から取り外し、該回収紙パ
ック内のくし部2に前述の洗浄液3を散布し、その出し
入れ口を粘着テープによって封印する。
らば、あるいは希望者が比較的多い場合は所定数の希望
者に対する散髪作業が終了したならば、散髪作業者71は
図1に示す毛髪捕捉用フィルター16を取り外し、新たな
毛髪捕捉用フィルター16をセットする。取り外された毛
髪捕捉用フィルター16には刈り取られた毛髪が捕捉され
ているので、これを毛髪毎、持参した所定のフィルター
用回収紙パック内に収める。そして、希望者全員に対す
る散髪作業が終了した時点で、このフィルター用回収紙
パック内の毛髪捕捉用フィルター16にも前述の洗浄液3
を散布し、その出し入れ口を粘着テープによって封印す
る。
フィルター16やくし部2に洗浄液3を散布しておけば、
該フィルター16が捕捉した毛髪やくし部2に付着した病
原菌が病院等の外に持ち出されることを防止できる。
た後、図6に示した窓口72に立ち寄り、上述のくし部回
収紙パックおよびフィルター用回収紙パックを該窓口72
に提出する。またそれとともに散髪作業者71は、くし部
2を用いてなされた散髪作業に関するデータ(散髪を受
けた者の氏名、日時、散髪作業がなされた施設名等)を
記録した伝票6を窓口72に提出する。
し部2は、窓口72から消毒設備74に送られ、そこで消毒
処理を受ける。消毒済みのくし部2は、先に述べた通り
にして滅菌パック1に収納され、後日散髪作業者71が窓
口72を訪れた際に、その散髪作業者71に引き渡される。
なお、各くし部2は複数の散髪作業者71間で混用されな
いようにするのが好ましい。そのためには、各くし部2
に、持ち主の散髪作業者71の名前を記入しておくのが効
果的である。
ィルター用回収紙パックは窓口72から焼却炉76に送ら
れ、そこで直ちにフィルター16毎焼却される。このよう
にすれば、病院等の外の人間が、刈り取られてフィルタ
ー16に捕捉された毛髪に付着していた病原菌に感染する
ことを防止できる。
た伝票6に記載されていたデータは、電子情報5の形で
管理用コンピュータ77に記憶、蓄積される。このように
しておけば、消毒代行者70および散髪作業者71が協会、
組合、フランチャイズ等を組織している場合に、消毒代
行者70がデータを一元管理して、顧客からの苦情や問い
合わせ等に迅速に対処することも可能になる。
を構成するくし部2を消毒代行者70が消毒し、そして消
毒済みであることを証明すれば、元来出張による散髪に
適している図1の装置の衛生面での信頼性を向上させ、
出張散髪に対するこの装置の適性をさらに高めることが
できる。また、消毒する対象としては上記くし部2に限
らず、内部に毛髪が付着し得る図1のフレキシブルホー
ス12等を消毒対象としてもよい。
する機能を有する装置を構成する部品に限らず、通常の
散髪作業に使用される鋏やくし、さらには散髪時に毛髪
を押さえるクリップ等を消毒の対象としてもよく、その
場合でも、基本的に前述した効果を同様に奏するもので
ある。
る散髪用具を示す概略図
図
行方法における物品等の流れを示す概略図
Claims (8)
- 【請求項1】 出張による散髪作業に使用された散髪用
具を散髪作業者から回収して消毒し、 消毒済みの散髪用具を、消毒済みであることを証明する
証明物とともに前記散髪作業者に引き渡すことを特徴と
する散髪用具の消毒代行方法。 - 【請求項2】 前記消毒済みの散髪用具を、病原菌の感
染を防止する滅菌パックに収納し、この滅菌パックに消
毒済みであることを示す表示を付けて前記証明物として
散髪作業者に引き渡すことを特徴とする請求項1記載の
散髪用具の消毒代行方法。 - 【請求項3】 前記消毒済みの散髪用具とともに、散髪
現場で散髪用具を消毒する消毒薬剤を前記散髪作業者に
付与することを特徴とする請求項1または2記載の散髪
用具の消毒代行方法。 - 【請求項4】 前記消毒薬剤として所定の有効期限を持
つものが使用される場合に、前記散髪作業者の各々毎に
この有効期限を管理することを特徴とする請求項3記載
の散髪用具の消毒代行方法。 - 【請求項5】 出張による散髪作業に使用された散髪用
具とともに、その散髪用具を用いてなされた散髪作業に
関するデータを記録した伝票を回収することを特徴とす
る請求項1から4いずれか1項記載の散髪用具の消毒代
行方法。 - 【請求項6】 出張による散髪作業に使用された散髪用
具とともに、散髪作業で刈り取られた毛髪を回収、処分
することを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載
の散髪用具の消毒代行方法。 - 【請求項7】 前記散髪用具が、刈り取られた毛髪を補
集する機能を有して散髪作業に利用される装置を構成す
る部品であることを特徴とする請求項1から6いずれか
1項記載の散髪用具の消毒代行方法。 - 【請求項8】 前記部品が、前記装置において毛髪を補
集するために空気を吸引するホースの先端部に取り付け
られる、くしを含む部品であることを特徴とする請求項
1から7いずれか1項記載の散髪用具の消毒代行方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001204290A JP4860838B2 (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 散髪用具の消毒代行方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001204290A JP4860838B2 (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 散髪用具の消毒代行方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003019186A true JP2003019186A (ja) | 2003-01-21 |
| JP4860838B2 JP4860838B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=19040785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001204290A Expired - Fee Related JP4860838B2 (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 散髪用具の消毒代行方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4860838B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2261099A1 (es) * | 2005-09-08 | 2006-11-01 | Carmelo Camacho Casado | Precinto de garantias higienicas para peines de un solo uso. |
| WO2007028842A3 (es) * | 2005-09-08 | 2007-05-10 | Casado Carmelo Camacho | Precinto de garantías higiénicas para peines de un solo uso |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003506156A (ja) * | 1999-08-05 | 2003-02-18 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 滅菌すべき物品を追跡かつ監視するための電子システムおよび関連方法 |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001204290A patent/JP4860838B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003506156A (ja) * | 1999-08-05 | 2003-02-18 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 滅菌すべき物品を追跡かつ監視するための電子システムおよび関連方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| ES2261099A1 (es) * | 2005-09-08 | 2006-11-01 | Carmelo Camacho Casado | Precinto de garantias higienicas para peines de un solo uso. |
| WO2007028842A3 (es) * | 2005-09-08 | 2007-05-10 | Casado Carmelo Camacho | Precinto de garantías higiénicas para peines de un solo uso |
| ES2261099B1 (es) * | 2005-09-08 | 2007-08-16 | Carmelo Camacho Casado | Precinto de garantias higienicas para peines de un solo uso. |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4860838B2 (ja) | 2012-01-25 |
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