JP2003018055A - 送信ダイバシチアンテナ装置およびアンテナシステム - Google Patents

送信ダイバシチアンテナ装置およびアンテナシステム

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JP2003018055A
JP2003018055A JP2001203631A JP2001203631A JP2003018055A JP 2003018055 A JP2003018055 A JP 2003018055A JP 2001203631 A JP2001203631 A JP 2001203631A JP 2001203631 A JP2001203631 A JP 2001203631A JP 2003018055 A JP2003018055 A JP 2003018055A
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antenna
reception
transmission
confirmation signal
transmitter
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JP2001203631A
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Masami Makino
将美 牧野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信時と送信時とで状況が変化して、最適な
アンテナが異なる場合でも、送信時に最適なアンテナを
選択できるようにする。 【解決手段】 送信装置から受信装置に対してデータパ
ケットを送信する。受信装置では、データパケットを受
信し、パケットの受信が終了したら、受信状態を示す受
信確認信号を送信する。送信装置では、アンテナ11とア
ンテナ12での受信確認信号の受信電力を受信電力測定手
段18で測定して比較する。最も受信状態の良いアンテナ
を選択して、次回のデータを送信する。全てのパケット
を送信するまで、この動作を繰り返す。このようにし
て、送信装置がデータを送信する時点での最適なアンテ
ナを選択することで、良好な伝送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイバシチアンテ
ナ装置に関し、特に、Bluetoothなどのデータ通信用送
受信装置に使用するダイバシチアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線受信機や無線送受信機の通信状態を
改善するために、複数のアンテナを設けたダイバシチア
ンテナ装置により、通信状態の良好な方のアンテナを選
択して通信することが行なわれている。従来のダイバシ
チアンテナ装置の例として、受信および送信のダイバシ
チアンテナシステムを使用して、送受信ともダイバシチ
アンテナシステムを使用しない相手方との通信状態の改
善を図る場合について、図7を参照しながら説明する。
【0003】図7は、従来の送受信装置のダイバシチア
ンテナ装置の構成を示す機能ブロック図である。送受信
装置の構成のうち、ダイバシチアンテナ装置の動作に関
係しない部分については省略してある。図7において、
アンテナ11は、送受信兼用の第1のアンテナである。ア
ンテナ12は、送受信兼用の第2のアンテナである。アン
テナ送受切換手段13は、アンテナ11の送信と受信とを切
り換えるスイッチである。アンテナ送受切換手段14は、
アンテナ12の送信と受信とを切り換えるスイッチであ
る。増幅検波手段15は、アンテナ11で受信した信号を増
幅して検波する回路である。増幅検波手段16は、アンテ
ナ12で受信した信号を増幅して検波する回路である。デ
ータ復号手段17は、検波した信号からデータを取り出す
復号回路である。受信電力測定手段18は、受信電波の検
波電力を測定する回路である。受信アンテナ切換手段19
は、アンテナ11からの検波信号とアンテナ12からの検波
信号のいずれかを選択するスイッチである。送受信アン
テナ切換制御手段20は、受信アンテナ切換手段19および
送信アンテナ切換手段21に指令を出す回路である。送信
アンテナ切換手段21は、送信時にアンテナ11とアンテナ
12のいずれかを選択するスイッチである。変調・電力増
幅手段22は、送信信号を変調して増幅する回路である。
【0004】図7に示すダイバシチアンテナ装置の動作
を説明する。アンテナ送受切換手段13およびアンテナ送
受切換手段14は、送信時は送信側に切り換えられ、受信
時は受信側へ切り換えられる。最初に、受信時の動作を
説明する。アンテナ11で受信された信号は、アンテナ送
受切換手段13を通り、増幅検波手段15により高周波増幅
されて検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生す
る。同様に、アンテナ12で受信された信号は、アンテナ
送受切換手段14を通り、増幅検波手段16により高周波増
幅されて検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生す
る。増幅検波手段15および増幅検波手段16の出力は、受
信電力測定手段18に入力され、そこで両者が比較され
る。その比較結果により、受信電力が最大であるのは、
アンテナ11またはアンテナ12のどちらであるかが判定さ
れる。送受信アンテナ切換制御手段20は、受信電力測定
手段18での比較結果に基づき、受信電力が最大であるア
ンテナを選択するように、受信アンテナ切換手段19およ
び送信アンテナ切換手段21を制御する。また、受信電力
がなくなった時は、現在の切換状態を保持するように、
受信アンテナ切換手段19および送信アンテナ切換手段21
を制御する。上記の動作により、データ復号手段17に
は、受信電力が最大であるアンテナが接続され、最良の
受信状態が得られる。
【0005】次に、送信時の動作を説明する。送信時
は、増幅検波手段15および増幅検波手段16は、アンテナ
11およびアンテナ12から切り離されるため、受信電力が
なく、送受信アンテナ切換制御手段20は、受信を終了し
た時点での切換状態を保持している。したがって、変調
・電力増幅手段22からの送信信号は、送信アンテナ切換
手段21およびアンテナ送受切換手段13またはアンテナ送
受切換手段14を通り、前回の受信終了時点で受信状態が
最良だったアンテナ11またはアンテナ12のいずれかに接
続される。伝搬状態の変化が緩やかで、受信時と送信時
とで変化がないとみなせる場合は、良好な伝送が可能と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなダイバシチアンテナシステムでは、受信時と送信
時とで最適なアンテナが異なる場合は、送信時に必ずし
も最適なアンテナを選択できるとは限らないという問題
がある。例えば、受信時と送信時とで、送信装置または
受信装置の移動があった場合や、周波数の変化があった
場合には、送信装置から受信装置へ直接到達する直接波
と、地面や建物などに反射して到達する反射波との相対
位相および振幅が変化する。特に、自動車の車内などの
閉空間では、内壁からの複数の反射波や、内装や人体な
どによる吸収がある複雑な電波伝搬となり、わずかな移
動あるいは周波数変化に対しても、位相変化および振幅
変化が大きい。このため、受信時と送信時とでは最適な
アンテナが異なり、送信時に最適なアンテナを選択でき
ない。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決して、受
信時と送信時とで最適なアンテナが異なる場合でも、送
信時に最適なアンテナを選択できるようにすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、受信確認信号を送信する受信装置から
受信確認信号を受信する送受信装置に使用する送信ダイ
バシチアンテナ装置に、複数のアンテナと、各アンテナ
での受信確認信号の受信電力を測定する受信電力測定手
段と、受信電力測定手段により測定された受信電力が最
大になるアンテナを送信アンテナとして選択する送信ア
ンテナ選択手段とを具備する構成とした。このように構
成したことにより、最も受信効率のよいアンテナを知る
ことができるので、送信において最適なアンテナを選択
することができる。
【0009】また、受信確認信号が周波数を変化させな
がら送信される場合、受信電力測定手段は、受信確認信
号受信後に送信する送信周波数における受信確認信号の
受信電力を測定し、受信電力測定手段により測定された
受信電力が最大になるアンテナを送信アンテナとして選
択する送信アンテナ選択手段とを具備する構成とした。
このように構成したことにより、前回の送信周波数に対
して、これから送信しようとする周波数が変化しても、
最適なアンテナを選択することができる。
【0010】また、受信装置を、送信ダイバシチアンテ
ナ装置からのデータの受信状態に応じて、受信確認信号
を送信する手段を具備する構成とした。このように構成
したことにより、送信において最適なアンテナを選択す
ることができる。
【0011】また、受信装置を、送信ダイバシチアンテ
ナ装置へ、受信確認信号の周波数を変化させながら送信
する手段を具備する構成とした。このように構成したこ
とにより、前回の送信周波数に対して、これから送信し
ようとする周波数が変化しても、最適なアンテナを選択
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、設置位置と指向性と偏波面の少なくとも1つ
が互いに異なる複数のアンテナを設け、アンテナでの受
信確認信号の受信電力を測定し、受信確認信号の受信電
力が最大になるアンテナを送信アンテナとして選択する
ダイバシチアンテナシステムである。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの送信ダイバシチアンテ
ナ装置側の構成を示す機能ブロック図である。ダイバシ
チアンテナシステムの動作に関係しない部分については
省略してある。図1において、アンテナ11は、送受信兼
用の第1のアンテナである。アンテナ12は、送受信兼用
の第2のアンテナである。アンテナ送受切換手段13は、
アンテナ11の送受信を切り換えるスイッチである。アン
テナ送受切換手段14は、アンテナ12の送受信を切り換え
るスイッチである。増幅検波手段15は、アンテナ11で受
信した信号を増幅して検波する回路である。増幅検波手
段16は、アンテナ12で受信した信号を増幅して検波する
回路である。データ復号手段17は、検波した信号からデ
ータを取り出す復号回路である。受信電力測定手段18
は、受信電波の検波電力を測定する回路である。受信ア
ンテナ切換手段19は、アンテナ11からの検波信号とアン
テナ12からの検波信号のいずれかを選択するスイッチで
ある。送信アンテナ切換手段21は、送信時にアンテナ11
とアンテナ12のいずれかを選択するスイッチである。変
調・電力増幅手段22は、送信信号を変調して増幅する回
路である。受信アンテナ切換制御手段25は、受信アンテ
ナ切換手段19に指令を出す回路である。送信アンテナ切
換制御手段31は、送信アンテナ切換手段21に指令を出す
回路である。これらの手段で、送信ダイバシチアンテナ
装置を構成している。
【0015】図2は、本発明の第1の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの受信装置側の構成を示
す機能ブロック図である。ダイバシチアンテナシステム
の動作に関係しない部分については省略してある。図2
において、送受信アンテナ26は、送受信兼用のアンテナ
である。送受アンテナ切換手段27は、アンテナの送受信
を切り換えるスイッチである。増幅・検波手段28は、ア
ンテナで受信した信号を増幅して検波する回路である。
変調・電力増幅手段30は、送信信号を変調して高周波電
力増幅する回路である。データ復号手段33は、検波した
信号からデータを取り出す復号回路である。受信確認信
号作成手段34は、受信信号の受信状態を示す受信確認信
号を作成する手段である。これらの手段で、受信装置を
構成している。送信ダイバシチアンテナ装置と受信装置
により、ダイバシチアンテナシステムを構成している。
【0016】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの動作タイミング図であ
る。
【0017】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるダイバシチアンテナシステムの動作を
説明する。最初(第1)に、送受信切換えについて簡単
に説明する。図1に示すアンテナ送受切換手段13および
アンテナ送受切換手段14は、送信時は送信側に切り換え
られ、受信時は受信側へ切り換えられる。ダイバシチア
ンテナ装置の受信時の動作は、従来の技術における受信
時の動作と同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0018】次(第2)に、送信時の概略の動作を説明
する。送受信装置間であらかじめ定めた手順にしたがっ
て、送信装置から、一定量のデータの集合であるデータ
パケットを送信する。受信装置では、データパケットを
受信し、データパケットの受信が終了したら、受信確認
信号を送信する。送信装置では、受信確認信号の各アン
テナでの受信電力を比較し、最も受信状態の良いアンテ
ナを選択して、次回のデータを送信する。そして、全て
のデータパケットを送信し終えるまで、上記の動作を繰
り返す。
【0019】第3に、送信時の動作を詳細に説明する。
送信開始時は、増幅検波手段15および増幅検波手段16
は、アンテナ11およびアンテナ12から切り離されている
ため、受信電力がない。そのため、送信アンテナ切換制
御手段31は、前回の受信終了時点での切換状態を保持し
ている。したがって、変調・電力増幅手段22からの送信
信号は、送信アンテナ切換手段21およびアンテナ送受切
換手段13またはアンテナ送受切換手段14を通り、前回の
受信終了時の受信状態が最良だったアンテナ11またはア
ンテナ12のいずれかに送出される。このアンテナ切換状
態で、データパケットを送信する。
【0020】図2に示す受信装置では、送信装置から送
信されたデータ信号を、送受信アンテナ26で受信する。
受信側に切り換えた送受アンテナ切換手段27を通って、
増幅・検波手段28で高周波増幅されて検波され、データ
復号手段33でデータに復号される。データパケットが終
了したら、受信確認信号作成手段34が、データの受信結
果を示す受信確認信号を作成する。これを、変調・電力
増幅手段30により変調して電力増幅し、送信側に切り換
えた送受アンテナ切換手段27を通して、送受信アンテナ
26から送信する。図3に示すように、受信確認信号を送
信する。
【0021】図1に示す送信装置では、受信装置から送
信された受信確認信号を、アンテナ11およびアンテナ12
で受信する。アンテナ11で受信された信号は、アンテナ
送受切換手段13を通り、増幅検波手段15により高周波増
幅されて検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生す
る。同様に、アンテナ12で受信された信号は、アンテナ
送受切換手段14を通り、増幅検波手段16により高周波増
幅されて検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生す
る。増幅検波手段15および増幅検波手段16の出力は、受
信電力測定手段18で比較される。受信電力が最大である
のはアンテナ11またはアンテナ12のどちらであるかを判
定する。送信アンテナ切換制御手段31は、受信電力測定
手段18での比較結果に基づき、受信電力が最大であるア
ンテナを選択するよう、送信アンテナ切換手段21を制御
する。受信確認信号が、データパケットを誤りなく受信
できたことを示す場合は、次のデータパケットを送信す
る。また、受信確認信号が、データパケットを誤って受
信したことを示す場合は、データパケットを再送信す
る。
【0022】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、ダイバシチアンテナシステムを、設置位置と指向
性と偏波面の少なくとも1つが互いに異なる複数のアン
テナを設け、アンテナでの受信確認信号の受信電力を測
定し、受信確認信号の受信電力が最大になるアンテナを
送信アンテナとして選択する構成としたので、送信装置
が送信する時点での最適なアンテナの選択ができ、良好
な伝送が可能となる。
【0023】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、通信に使用する周波数の範囲内で周波数を変
化させながら送信される受信確認信号の受信電力を、周
波数およびアンテナ毎に記憶し、送信周波数において受
信確認信号の受信電力が最大になるアンテナを送信アン
テナとして選択するダイバシチアンテナシステムであ
る。
【0024】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの送信ダイバシチアンテ
ナ装置の機能ブロック図である。ダイバシチアンテナシ
ステムの動作に関係しない部分については省略してあ
る。図4において、図1と同じものには同じ符号を付し
てあり、説明を省略する。メモリ35は、アンテナ別周波
数別に受信電力を記憶する記憶装置である。送信アンテ
ナ切換制御手段36は、送信アンテナ切換手段21に指令を
出す回路である。発振・周波数制御手段37は、通信に使
用する範囲で周波数を変化させたキャリアを発生する手
段である。これらの手段で、送信ダイバシチアンテナ装
置を構成している。
【0025】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの受信装置の構成を示す
機能ブロック図である。ダイバシチアンテナシステムの
動作に関係しない部分については省略してある。図5に
おいて、図2と同じものには同じ符号を付してあり、説
明を省略する。発振・周波数制御手段38は、通信に使用
する範囲で周波数を変化させたキャリアを発生する手段
である。これらの手段で、受信装置を構成している。送
信ダイバシチアンテナ装置と受信装置により、ダイバシ
チアンテナシステムを構成している。
【0026】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
るダイバシチアンテナシステムの動作タイミング図であ
る。
【0027】上記のように構成された本発明の第2の実
施の形態におけるダイバシチアンテナシステムの動作を
説明する。最初(第1)に、送受信切換えについて簡単
に説明する。図4に示すアンテナ送受切換手段13および
アンテナ送受切換手段14は、送信時は送信側に、受信時
は受信側へ切り換えられる。ダイバシチアンテナ装置の
受信時の動作は、従来の技術における受信時の動作と同
じであり、詳細の説明は省略する。
【0028】次(第2)に、送信時の概略の動作を説明
する。送信装置と受信装置の間であらかじめ定めた手順
に従って、送信装置から、一定量のデータの集合である
データパケットを送信する。受信装置では、データパケ
ットを受信し、データパケットが終了したら、受信結果
を送信装置へ知らせる受信確認信号を、周波数ホッピン
グを行う範囲において、周波数を変化させながら送信す
る。送信装置では、受信確認信号の各アンテナでの受信
周波数ごとの受信電力をメモリ35に記憶する。次回の送
信周波数における各アンテナでの受信電力を比較し、最
も受信状態の良いアンテナを選択して、次回のデータを
送信する。そして、全てのデータパケットを送信し終え
るまで、上記の動作を繰り返す。
【0029】第3に、送信時の詳細な動作を説明する。
送信開始時には、増幅検波手段15および増幅検波手段16
は、アンテナ11およびアンテナ12から切り離されてい
る。そのため、受信電力がなく、送信アンテナ切換制御
手段31は、前回の受信終了時点での切換状態を保持して
いる。したがって、変調・電力増幅手段22からの送信信
号は、送信アンテナ切換手段21およびアンテナ送受切換
手段13またはアンテナ送受切換手段14を通り、前回の受
信終了時の受信状態が最良だったアンテナ11またはアン
テナ12のいずれかに接続される。このアンテナ切換状態
で、データパケットを送信する。
【0030】図5に示す受信装置では、送信装置から送
信された信号を、送受信アンテナ26で受信する。受信側
に切り換えた送受アンテナ切換手段27を通って、増幅・
検波手段28で、高周波増幅され検波され、データ復号手
段33でデータに復号される。データパケットが終了した
ら、受信確認信号作成手段34で、データの受信結果を示
す受信確認信号を作成する。発振・周波数制御手段38
で、通信に使用する範囲で周波数を変化させたキャリア
を発生する。変調・電力増幅手段30により、受信確認信
号でキャリアを変調し電力増幅して、送信側に切り換え
た送受アンテナ切換手段27を通して、送受信アンテナ26
から送信する。図6に示すように、受信確認信号を送信
する。なお、使用する周波数は、図6に示すように連続
的に変化させるか、段階的に変化させる。
【0031】図4に示す送信装置では、受信装置から送
信された受信確認信号を、アンテナ11およびアンテナ12
で受信する。アンテナ11で受信された信号は、アンテナ
送受切換手段13を通り、増幅検波手段15により高周波増
幅および検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生す
る。同様に、アンテナ12で受信された信号は、アンテナ
送受切換手段14を通り、増幅検波手段16により、高周波
増幅および検波され、受信電力に応じた直流電圧を発生
する。増幅検波手段15および増幅検波手段16の出力は、
受信電力測定手段18で、受信電力が測定される。測定結
果は、メモリ35に一旦記憶される。送信アンテナ切換制
御手段36は、メモリ35に記憶された受信電力測定手段18
での測定結果に基づき、受信電力が最大であるのはアン
テナ11またはアンテナ12のどちらであるかを判定し、次
回の送信周波数において、受信確認信号の受信電力が最
大であるアンテナを選択するよう、送信アンテナ切換手
段21を制御する。そして、受信確認信号がデータパケッ
トを誤りなく受信できたことを示す場合は、次のデータ
パケットを送信する。また、受信確認信号がデータパケ
ットを誤って受信したことを示す場合は、データパケッ
トを再送信する。
【0032】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、ダイバシチアンテナシステムを、通信に使用する
周波数の範囲内で周波数を変化させながら送信される受
信確認信号の受信電力を、周波数およびアンテナ毎に記
憶し、送信周波数において受信確認信号の受信電力が最
大になるアンテナを送信アンテナとして選択する構成と
したので、送信装置が送信する時点での最適なアンテナ
を選択でき、良好な伝送が可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、データを受信する受信装置との間で一対の送受信
装置を構成して、受信装置に対するデータ送信と受信装
置からの受信確認信号受信とを交互に繰り返すデータ通
信を行なう送信装置に使用する送信ダイバシチアンテナ
装置を、設置位置と指向性と偏波面の少なくとも1つが
互いに異なる複数のアンテナと、アンテナでの受信確認
信号の受信電力を測定する受信電力測定手段と、受信確
認信号の受信電力が最大になるアンテナを送信アンテナ
として選択する送信アンテナ選択手段とを具備する構成
としたので、受信時と送信時とで、送信装置または受信
装置の移動があった場合でも、あるいは周波数の変化が
あった場合でも、送信時に最適なアンテナを選択でき、
安定した伝送ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの送信ダイバシチアンテナ装置の機能
ブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの受信装置の機能ブロック図、
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの動作タイミング図、
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの送信ダイバシチアンテナ装置の機能
ブロック図、
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの受信装置の機能ブロック図、
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるダイバシチ
アンテナシステムの動作タイミング図、
【図7】従来の送受信装置におけるダイバシチアンテナ
装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 アンテナ 13 アンテナ送受切換手段 14 アンテナ送受切換手段 15 増幅検波手段 16 増幅検波手段 17 データ復号手段 18 受信電力測定手段 19 受信アンテナ切換手段 20 送受信アンテナ切換制御手段 21 送信アンテナ切換手段 22 変調・電力増幅手段 25 受信アンテナ切換制御手段 26 送受信アンテナ 27 送受アンテナ切換手段 28 増幅・検波手段 30 変調・電力増幅手段 31 送信アンテナ切換制御手段 33 データ復調手段 34 受信確認信号作成手段 35 メモリ 36 送信アンテナ切換制御手段 37 発振・周波数制御手段 38 発振・周波数制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信確認信号を送信する受信装置から前
    記受信確認信号を受信する送受信装置に使用する送信ダ
    イバシチアンテナ装置において、複数のアンテナと、各
    アンテナでの前記受信確認信号の受信電力を測定する受
    信電力測定手段と、前記受信電力測定手段により測定さ
    れた受信電力が最大になるアンテナを送信アンテナとし
    て選択する送信アンテナ選択手段とを具備することを特
    徴とする送信ダイバシチアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記受信確認信号が周波数を変化させな
    がら送信される場合、前記受信電力測定手段は、前記受
    信確認信号受信後に送信する送信周波数における前記受
    信確認信号の受信電力を測定し、前記受信電力測定手段
    により測定された受信電力が最大になるアンテナを送信
    アンテナとして選択する送信アンテナ選択手段とを具備
    することを特徴とする請求項1に記載の送信ダイバシチ
    アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の送信ダ
    イバシチアンテナ装置からのデータの受信状態に応じ
    て、前記受信確認信号を送信する手段を具備することを
    特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の送信ダイバシチアンテ
    ナ装置へ、前記受信確認信号の周波数を変化させながら
    送信する手段を具備することを特徴とする受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のダイバシチアンテナ装置
    と請求項3記載の受信装置とを含むことを特徴とするダ
    イバシチアンテナシステム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のダイバシチアンテナ装置
    と請求項4記載の受信装置とを含むことを特徴とするダ
    イバシチアンテナシステム。
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