JP2003016361A - 決済処理方法及び決済処理システム - Google Patents

決済処理方法及び決済処理システム

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JP2003016361A
JP2003016361A JP2001204699A JP2001204699A JP2003016361A JP 2003016361 A JP2003016361 A JP 2003016361A JP 2001204699 A JP2001204699 A JP 2001204699A JP 2001204699 A JP2001204699 A JP 2001204699A JP 2003016361 A JP2003016361 A JP 2003016361A
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Nobuo Goi
信夫 五井
Toshikazu Nishi
敏和 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットなどの通信網18上に開設さ
れたモールでの電子商取引において、クレジットカー
ド、デビットカード、電子マネーなどの多様な決済手段
に対応するとともに、セキュリティを向上させる。 【解決手段】 モールを実現し電子商取引を行うサーバ
であるECモールサーバ15の他に、決済専門のモール
システムである決済モールシステム16をECモールサ
ーバ15に対応して設けるとともに、各種の決済手段ご
との金融機関等への残高照会や与信チェック、振替処理
と店舗の売上管理とを行う決済システム17を設ける。
決済システム17は、共同利用型のクレジットオンライ
ンシステム11を介して各金融機関等のサーバ121
124と接続し、決済に必要な処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引(E
C;electronic commerce)のための決済処理を行なう
方法及びシステムに関し、特に、インターネット上での
電子商取引に好適な決済処理方法及び決済処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のインターネットの普及に伴い、イ
ンターネット上には、モールや仮想店舗、ショッピング
スペースなどの電子商取引を行う数多くのサイトが開設
されている。こういったモールや仮想店舗などでは、そ
のほとんどがクレジットカードによる代金決済を行って
いる。利用者は、パーソナルコンピュータ(PC)など
をインターネット接続用の端末として用い、このインタ
ーネット接続端末の表示装置に表示されたそのモールや
仮想店舗のウェブページに、クレジットカード番号をは
じめとする個人情報を直接入力することにより、決済に
必要な情報を伝達している。この場合、店舗側では、ク
レジットカードの与信チェックを行った後に、電子メー
ルによって受注確認を利用者側に伝達することが多い。
【0003】このような手順を用いる場合、インターネ
ットを介してクレジットカード番号を伝達することにつ
いて、現状ではセキュリティ対策が不十分であるため
に、利用者が不安感を抱きやすい。このようなセキュリ
ティ対策不十分のために、インターネットを介した取引
きを断念する人も少なくないと言われている。クレジッ
トカード番号等を伝達するためのセキュアなプロトコル
として、SET(secureelectronic transactions)など
のプロトコルがあるものの、このようなプロトコルを使
用しているサイトは、実際には多くない。
【0004】上述したような手順の代わりに、ウェブ上
で、ファクシミリ用の申し込み用紙を表示させ、それを
利用者がプリントアウトし、クレジットカード番号など
を記入してファクシミリによって送信することも行われ
ている。また、ウェブ上で、バーコードを印字した申し
込み用紙を表示し、それを利用者がプリントアウトし
て、実在の店舗として存在するコンビニエンスストア
(CVS)などで現金により支払いを行うという決済方
法もある。しかしこれらの方法では、利用者がインター
ネット上でそれらのウェブサイトにアクセスする時点
で、利用者側のPC等に接続されたプリンタが利用可能
な状態になっている必要がある。またこれらの方法は、
申し込み用紙への記入とそれのファクシミリ送信を行な
わなければならない、あるいは、コンビニエンスストア
に実際に出かけなければならないなど、利用者に手間を
とらせる方法である。
【0005】さらにはモンデックス(Mondex;商標名)
やビザキャッシュ(VISA Cash;商標名)といったいわ
ゆる電子マネーを使用する方法もあるが、現段階では広
く普及しているとは言えず、使用できるモールや仮想店
舗は限られている。
【0006】結局、現状ではインターネット上の多くの
モールや仮想店舗において決済手段がクレジットカード
に限られているので、電子商取引における利便性が欠け
ることになる。
【0007】また、決済のオンライン処理という観点か
ら見ると、事実上、インターネット上では、クレジット
カード会社の直営のサイトあるいは金融機関の直接のサ
イトでしか、クレジットカードを用いた支払いのオンラ
イン決済処理を行うことができない。そのため、インタ
ーネット等を介してクレジットカード番号等を通知され
た一般のモールにおいては、実際には、オフラインでク
レジットカード決済を行っており、決済の迅速性や確実
性の面で解決すべき課題を残している。また、オンライ
ン決済処理を行えないことにより、任意のECサイトと
連動した資金決済を行うことができない。
【0008】現在、日本国内においては、CAFIS(C
redit And Finance Information Switching System)な
どの共同利用型のクレジットオンラインシステムが稼動
している。これらのクレジットオンラインシステムは、
クレジットカードの発行会社や他の金融機関とクレジッ
トカードの加盟店とを電話網あるいはDDX(デジタル
データ交換)網を介してオンラインで接続し、与信限度
額の確認や無効カードのチェックなどを行うものであ
る。しかしながら、この種のクレジットオンラインシス
テムでは、基本的には専用端末(例えばCAT(credit
authorization terminal)装置)を使用してセンタに接
続する構成となっており、インターネットを経由した任
意の端末からアクセスできるような構成とはなっていな
い。このため、インターネット上に開設されるモールが
そのようなクレジットオンラインシステムに加入してい
たとしても、利用者からのクレジットカード番号等の送
信があった場合に、そのクレジットカード番号について
の照会を自動的に行うことができず、人手を介する必要
がある。
【0009】なお、本明細書において使用される用語
「決済手段」は、経済学における文脈で解釈されるもの
とする。経済学においては決済手段とは本来は現金及び
要求払預金のことを意味するが(「有斐閣経済辞典」;
ISBN 4-641-00205-3)、ここでは、電子商取引などの商
取引において現金や要求払預金と同様に支払いのために
使用されるもの、例えば、クレジットカード、デビット
カード、電子マネー、各種消費者ローンなども含まれる
ものとする。また、電子商取引とは、ネットワークを介
した商取引であって、典型的には、利用者に対して商品
及び/または役務を提供するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電子商取引、特に一般
消費者向けの電子商取引、すなわちいわゆるBtoC(b
usiness to consumer))の電子商取引における決済手段
としてはクレジットカードが一般的であるが、電子商取
引におけるクレジットカードによる決済には、上述した
ように、セキュリティ上の懸念や店舗側あるいは利用者
側での手間がかかるという課題がある。
【0011】現在、電子商取引のための決済手段とし
て、クレジットカードの他に、銀行、信用金庫、郵便貯
金などが発行するデビットカード、銀行、クレジットカ
ード会社、消費者ローン会社などが提供する各種の個人
ローン、証券会社における有価証券(特に債券)の保護
預かり口座、損害保険会社の口座、電子財布(ウォレッ
ト)、電子マネー、ポイント制の地域限定マネーである
エコマネー(EcoMoney)など、多種多様なものが提案され
ている。また、各種の小売店で実施されているポイント
サービスも、その店に関しては貨幣と同等に扱えるの
で、決済手段とみなすことができる。今後は、金額、用
途などに応じて、複数の決済手段が併存することが予想
され、また、新たな決済手段が登場することも予想され
る。
【0012】電子商取引サーバ(ECモールサーバ)
は、従来、予め決められた決済手段(主としてクレジッ
トカードのみ)に対応できるように構築されるのが一般
的であり、そのため、使用できる決済手段の種類を増や
すためには、電子商取引用のサーバのアプリケーション
ソフトウェアなどに手を入れる必要がある。しかしなが
ら、使用できる決済手段の種類を増やすたびに既存の電
子商取引サーバのアプリケーションソフトウェアを改造
することは困難であり、メンテナンスの手間なども考え
るとコスト的にも極めて不利になる。また、実際の決済
処理は多くのネットワークやシステムとの連繋した処理
であるため、電子商取引サーバだけで決済処理を実現す
ることは不可能である。ここで電子商取引サーバは、一
般に、それを実現するためのプログラムをサーバコンピ
ュータに導入することによって構成されるものであり、
商品の展示や説明、購入の受付などを行うものである。
電子商取引サーバを実現するためのプログラムは、例え
ば、HTML(hypertext markup language)、XML(ex
tensible markup language)といったコンテンツ記述言
語やJava(登録商標)のアプレットによって、利用
者側の端末上に表示を行ないあるいは利用者端末との間
でのデータ交換を実行するように構成されている。
【0013】そこで本発明の目的は、電子商取引と連動
して、セキュアであってオンライン決済処理が可能であ
り、利用者側で各種の端末が使用可能であり、多種多様
な決済手段に対応できる決済処理方法及び決済処理シス
テムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の決済処理方法
は、電子商取引を行う際の決済処理方法であって、電子
商取引における決済を代行する決済モールシステムと、
決済モールシステムに接続し、決済手段の種類に基づき
決済モールシステムからの指示に応じて金融機関サーバ
にアクセスし、残高照会、与信チェック及び振替処理を
実行する決済システムと、を設け、電子商取引の利用者
の個人情報を、その個人情報を格納する個人情報格納手
段から読み出し、個人情報を通信網を介して決済モール
システム及び決済システムに伝達し、伝達された個人情
報に基づいて決済モールシステムにおいて決済を行い、
伝達された個人情報に基づいて決済システムにより金融
機関サーバにアクセスする。
【0015】本発明の決済処理システムは、電子商取引
を行う際に使用される決済処理システムであって、利用
者に対して商品及び/または役務を提供する電子商取引
を行うECモールサーバのバックエンドに設けられ、E
Cモールサーバにおける電子商取引における決済を代行
する決済モールシステムと、決済モールシステムに接続
し、決済手段の種類に基づき前記決済モールシステムか
らの指示に応じて金融機関サーバにアクセスし、残高照
会、与信チェック及び振替処理を実行する決済システム
と、を有し、ECモールサーバの利用者の個人情報が、
個人情報を格納する個人情報格納手段から読み出され、
通信網を介して決済モールシステム及び決済システムに
伝達され、決済モールシステムは伝達された個人情報に
基づいて決済を行い、決済システムは伝達された個人情
報に基づいて金融機関サーバにアクセスする。
【0016】すなわち本発明の決済処理システムは、ア
ナログ網、ISDN(サービス統合デジタル網(integra
ted services digital network))などの一般公衆回
線、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)、無線
WAN(広域ネットワーク)、携帯電話システムやPH
S(personal handyphone system)などの公衆無線通信
網、xDSL(digital subscriber line)網、CATV
(ケーブルテレビジョン)網、衛星通信網、光ファイバ
網などの通信網を用いて、また、これらの通信網の上に
構築されるインターネットなどを用いて、これらに接続
される各種端末からの資金決済を容易かつ安全に行うた
めの情報処理システムである。この決済処理システムに
おいて、資金決済処理は、電子商取引と連動して実行で
きる。
【0017】ここで決済可能な資金や決済手段として
は、例えば、クレジットカード、デビットカード、電子
財布、各種のポイントサービスによるポイント、電子マ
ネーなどがあり、これらの他にも各金融機関が提供して
いる業務内容に応じた各種の決済手段を利用可能であ
る。
【0018】この決済処理システムは、決済手段に応じ
た所定の金融機関のセンタに接続し、資金決済を実行す
る。金融機関のセンタへの接続に際しては、例えば共同
利用型のクレジットオンラインシステムを経由するよう
にしてもよい。セキュリティの確保などのために、各金
融機関のセンタごとに専用の決済業務サーバを設け、決
済処理システムと金融センタとのデータの交換はこの決
済業務サーバを経由するようにすることが好ましい。
【0019】各種の決済手段に対応するために、決済処
理システムは、電子商取引の決済を専門に行うためのモ
ールシステムである決済モールシステムを備える。決済
モールシステムを実現するためのアプリケーションプロ
グラムは、通常の電子商取引用のサーバのアプリケーシ
ョンプログラムを改造することによって構成できる。具
体的には、電子商取引用のサーバのアプリケーションプ
ログラムに、リンクボタンあるいはリンクポインタを実
装するとともに、金額等の決済情報を引き継ぐ機能を実
装することによって実現できる。
【0020】決済モールシステムを接続することによ
り、既存の電子商取引用のサーバにほとんど手を加えな
いで、各種の決済手段、資金決済処理を電子商取引に連
動して実現することができるようになる、決済モールシ
ステムの機能を電子商取引サーバ内に構築することも可
能であるが、メンテナンスなどの観点から、両者を論理
的には独立させた方が運営上効率的であることは自明で
ある。本発明においては、決済モールシステムと決済シ
ステムとを統合して統合サーバとすることもでき、この
統合サーバにECモールサーバとしての機能を持たせる
ことも可能であるが、その場合であっても、決済モール
システム、決済システム及びECモールサーバをそれぞ
れ実現するプログラムが別プロセスとして並行して動作
するようにすることが好ましい。
【0021】本発明の決済処理システムにおいては、セ
キュリティの確保と確実な個人認証の実行のために、決
済処理システムに接続される端末システムにおいて、I
C(integrated circuit)カードや、ICカードに準じた
ICチップを内蔵する携帯電話機等を使用することとす
る。ICカードには、金融機関などに口座番号、クレジ
ットカード番号、暗証番号などの個人情報を格納すると
ともに、これらの個人情報をデジタル署名として暗号化
し送信するために必要な鍵を格納する。1枚のICカー
ドを、クレジットカード、デビットカード、電子財布、
電子マネー、ポイントカードなどの複数の決済手段に対
応させることも可能である。ここでは、ICカードやそ
れに準じたICチップを内蔵する機器のことを総称して
個人情報格納手段と呼ぶ。
【0022】端末システムは、電子商取引用のサーバ及
び決済モールシステムを介して決済システムに接続する
ことになるから、特定の種類や構成の端末に限定される
ものではない。多種多様な端末が使用可能でありかつこ
れらの端末によって従来のCAT端末やデビットカード
端末と同様な処理を実行することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0024】図1に示した決済処理システムは、例えば
CAFISなどの全国的な共同利用型のクレジットオン
ラインシステム11に接続して各金融機関やクレジット
カード会社などに設けられた口座にある資金による決済
を行うシステムであり、各種の決済手段に対応できるも
のである。以下の説明においては、金融機関という場合
には、銀行などの狭義の金融機関のほかに、クレジット
カード会社なども含まれるものとする。
【0025】クレジットオンラインシステム11は、後
述する決済システム17から送られてくる情報を整理し
て、指定の金融機関のセンタに送信するための与信チェ
ックシステムとしても設けられている。図示した例で
は、金融機関として銀行、信用金庫、郵政事業庁(郵便
貯金)、クレジットカード会社が挙げられ、それぞれ、
口座における決済などの事務処理を行う金融機関センタ
として、銀行センタ12 1、信金センタ122、貯金セン
タ123、クレジットセンタ124が設置されている。こ
れらの各センタ121〜124は、従来からの決済業務の
ために、通常はクレジットオンラインシステム11と直
接接続しているが、この実施の形態の決済処理システム
での処理に関しては、これらのセンタ121〜124は、
センタごとに設けられた決済業務サーバ13を介して、
クレジットオンラインシステム11と接続する。
【0026】決済業務サーバ13は、各金融機関の事務
センタに設けられる決済業務専用のサーバであり、各金
融機関が承認した業務サービスを実行する。この業務サ
ービスとしては、例えば、残高照会、振替、振込、電子
マネー発行などが挙げられる。決済業務サーバ13は、
決済システム17から接続されるもの以外のデータ、例
えば、通常のCAT端末からのデータは処理しない。す
なわち、実在の店舗に存在するクレジットカード与信チ
ェック用の端末は、決済業務サーバ13には接続しな
い。
【0027】この決済処理システムにおいては、電子商
取引を行おうとする利用者あるいは消費者からの接続を
受け付けるウェブサーバ14と、電子商取引を行うモー
ルなどのサイトを実現する電子商取引サーバすなわちE
Cモールサーバ15と、ECモールサーバ15ごとに設
けられ電子商取引の決済を行う決済モールシステム16
と、各決済モールシステム16とクレジットオンライン
システム11との間を接続し各種決済手段による決済処
理と店舗の売り上げ管理などを行う決済システム17と
が設けられている。ここでは決済手段としては、上述し
たように、クレジットカード、デビットカード、電子財
布、電子マネーなどの各種のものを使用できる。ECモ
ールサーバ15がインターネット上に開設されるのであ
れば、ウェブサーバ14は、典型的には、インターネッ
トへのアクセスを実現するために利用者が接続するイン
ターネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバであ
り、ISPとしての基本的な機能、例えば、ユーザ認証
機能、インターネット接続機能、メールアカウント機能
などを提供する。
【0028】決済システム17とクレジットオンライン
システム11との間は、セキュリティ上の問題もあるの
で、専用線などで接続される。これに対し、ECモール
サーバ15は、上述したようにインターネット上などに
開設されるものであるから、一般には、決済モールシス
テム16とは密に接続しているわけではない。そこでこ
の決済処理システムでは、ECモールサーバ15がウェ
ブサーバ14及び決済モールシステム16に対してどの
ように接続するかに関し、3通りの場合が考えられる。
【0029】まず第1の場合として、ウェブサーバ14
とも決済モールシステム16とも別の場所にECモール
サーバ15を開設する場合が考えられる。この場合、ウ
ェブサーバ14とECモールサーバ15との間、及びE
Cモールサーバ15と決済モールシステム16との間
を、通信網18を介して接続する。
【0030】第2の場合は、ISP自身がモールを開設
する場合に相当する。この場合、ウェブサーバ14とE
Cモールサーバ15とは、直接接続され、あるいはこれ
らが一体化したサーバとして設けられる。ECモールサ
ーバ15と決済モールシステム16とは、通信網18を
介して接続される。
【0031】第3の場合は、決済モールシステム16の
開設者自身がモールを開設する場合に相当する。この場
合、ECモールサーバ15と決済モールシステム16と
は、直接接続される。このとき、各種の決済手段への対
応を容易にするためには、ECモールサーバ15と決済
モールシステム16とを一体化したサーバとしない方が
好ましい。ウェブサーバ14とECモールサーバ15と
は、通信網18を介して接続される。
【0032】電子商取引を行おうとする利用者あるいは
消費者のインターネット(通信網18)への接続形態に
よっては、ウェブサーバ14を介することなく、利用者
が、直接、ECモールサーバ15にアクセスできるよう
にしてもよい。
【0033】決済モールシステム16と決済システム1
7とは、図示した例では、同一構内に設けられあるいは
専用線で接続されるようになっているが、セキュリティ
上の配慮を十分に払うこと前提として、通信網18を介
して両者を接続するようにしてもよい。図1では、複数
の決済モールシステム16に対して単一の決済システム
17が存在するように描かれているが、実際に1つの決
済システム17が複数の決済モールシステム16に接続
するようにしてもよいし、決済モールシステム16ごと
に決済システム17が設けられるようにしてもよい。ま
た、サーバとして使用するコンピュータの能力が十分に
あるのであれば、物理的には同一のサーバコンピュータ
上で、決済モールシステム16を実現するコンピュータ
プログラムと決済システム17を実現するコンピュータ
プログラムとを並行して走らせるようにすることもでき
る。
【0034】ここで通信網18は、典型的にはインター
ネットである。図1においては複数の通信網18がある
ように描かれているが、これはウェブサーバ14、EC
モールサーバ15及び決済モールシステム16の間の接
続関係を明示するためであり、実際には、同一の通信網
18に対して、上述した3通りのそれぞれの場合にした
がって、ウェブサーバ14、ECモールサーバ15及び
決済モールシステム16が接続することになる。
【0035】さらに通信網18には、認証局システム1
9が接続している。認証局システム19は、決済処理シ
ステムに接続される端末利用者が本人であることを確認
したり、サーバやシステムの正当性を確認するために使
用される。認証局システム19としては、電子認証を行
ういわゆる第三者機関として既にインターネット上に開
設されているものが利用できる。ここでの認証局システ
ム19の主な機能は、接続するECモールサーバ15、
決済モールシステム16及び決済システム17の正当性
の確認、利用者の正当性の確認、データやメッセージの
真正性の確認、秘密通信を行う場合にあっては共通鍵方
式での秘密鍵の交換、公開鍵証明書の発行などが挙げら
れる。このような認証局システム19を利用することに
よって、決済処理システムの安全性がより高められる。
【0036】ECモールサーバ15に開設されるモール
において電子商取引により商品や役務の購入をしようと
思う利用者は、各種の端末システムを使用して、この決
済処理システムに接続することになる。ここでは、利用
者は、個人情報とデータの暗号化/復号及びデジタル署
名に使用される鍵などを格納したICカードをそれぞれ
保持し、このICカードを用いて個人認証などを行うも
のとする。個人情報としては、例えば、クレジットカー
ド番号、口座番号、暗証番号などが挙げられる。したが
って、端末システムとしては、ICカード21の読取り
ができるものであることが必要であり、さらに、必要に
応じてICカード21へのデータの書込みを行なえるも
のであることが好ましい。そのような端末システムとし
ては、例えば、ICカードリーダあるいはICカードリ
ーダライタを備えたパソコン20 1や同じくICカード
リーダあるいはICカードリーダライタを備えたゲーム
機端末203が挙げられる。さらにはこのような端末と
して、いずれもICカードリーダあるいはICカードリ
ーダライタを備えている、インターネット端末(インタ
ーネットアプライアンス)、モバイル端末、携帯情報端
末(PDA)、衛星デジタルテレビ端末、CATV用セ
ットトップボックス、公衆マルチメディア端末などを挙
げることができる。さらに、ICカード21の代わり
に、ICカードと同等の機能を有するICチップを内蔵
した機器、例えば携帯電話機202やPHS電話機など
も、端末システムとして使用できる。
【0037】このような端末システムは、通信網18a
を介してウェブサーバ14に接続し、この決済処理シス
テムに接続することになる。通信網18aとしては、例
えば、ダイヤルアップ接続のための一般公衆回線や、携
帯電話回線やPHS回線などの無線通信網、xDSL
網、CATV網などが、端末システムの種類や所在位置
に応じて選択される。場合によっては、通信網18aと
ウェブサーバ14との間に、ゲートウェイ(不図示)が
設けられることもある。例えば、通信網18aが携帯電
話通信網である場合には、この通信網18a内では通常
のIP(Internetprotocol)やHTTP(hypertext trans
fer protocol)が使用されるわけではなく、WAP(wire
less application protocol)やWSP(wireless session
protocol)などのプロトコルが使用されるため、通信網
18aとウェブサーバとの間にプロトコル変換などを実
行するゲートウェイが必要となる。
【0038】いずれにせよ端末システムは、図1におい
て通信網18aで表されているネットワークシステムに
接続可能なインタフェースと機能とを有し、かつ、セキ
ュリティと安全性を高めるために、ICカードリーダあ
るいはICカードリーダライタなどを内蔵あるいは外付
けで装着したものである。本実施の形態におけるICカ
ードは、例えば、一般的に知られる暗号化技法RSAに
よる128ビット長の鍵を有する。カードチップによっ
ては、1024ビット長の鍵も使用可能である。さら
に、ICカードは、暗証番号なども暗号化して格納可能
であって、安全性の高い入出力装置であると考えられて
いる。ICカードを使用することにより、ネットワーク
上で暗証番号などを直接入力する手間を省けるととも
に、第三者に暗証番号等が漏洩する危険性がなくなる。
【0039】また、携帯電話機に上述したICチップを
内蔵したものを想定すると、声紋や虹彩、指紋などによ
る個人識別、個人認証が可能となって、より高度なセキ
ュリティを有する端末を実現することができる。
【0040】ここで決済モールシステム16及び決済シ
ステム17について詳述する。
【0041】決済モールシステム16は、上述したよう
に電子商取引の決済を専門に行うモールシステムであ
る。決済モールシステム16における決済の取引メニュ
ーとして、銀行口座決済、クレジットカード決済、郵便
貯金決済、個人ローン決済、証券会社や損害保険会社の
口座での決済、電子財布、電子マネー、エコマネーなど
が用意されており、それぞれの取引メニューにおいて、
口座の残高確認、振替、振込、公共料金振替などを行う
ことができる。決済モールシステム16は、これらの決
済手段の中から、利用者のICカードで提供されている
決済手段を選択し、取引きを行うことができる。一般的
には、モール上で商品や役務を購入する以外に、利用者
が決済モールシステム16によって口座残高を確認する
ことが想定される。そこで、決済モールシステム16
は、口座残高の確認のみを行う場合にも対応する。さら
に、インタフェースとしての金額の入力がない場合、す
なわちECモールサーバ15を介さない取引形態も想定
されるので、決済モールシステム16は、利用者が取引
データを直接入力して、決済を行う機能も備えている。
これらは、現状の銀行のATM(automatic teller's m
achine;現金自動預払機)からの決済方法に準ずるもの
である。
【0042】決済システム17は、クレジットカード会
社や金融機関、クレジットカードの加盟店舗の会社に対
して、(1)オーソリゼーション、(2)売上管理機能、(3)
バッチ管理機能を実現するシステムである。決済システ
ム17は、クレジットカード端末、POS(point of sa
les)端末、デビットカード端末などとしての端末接続機
能をシミュレートする端末オンラインサーバとして機能
し、利用者の端末システムやECモールサーバ15から
のデータをクレジットオンラインシステム11用のデー
タに変換してクレジットオンラインシステム11のセン
タに接続し、各金融機関センタで与信チェックを行って
決済処理を行うための仲介業務を実行する。決済システ
ム17は、ECモールサーバ15から決済モールシステ
ム16を経由して接続されるウェブインタフェースとし
ての機能も有する。
【0043】次に、この決済処理システムを用いた電子
商取引について、図2を用いて説明する。
【0044】利用者のICカード21には、予め個人情
報として、氏名、住所、暗証番号、銀行における口座番
号を含む銀行カード情報、クレジットカード番号を含む
クレジットカード情報、暗号鍵、接続URL(uniform r
esource locator)、メールアカウントなどが格納されて
いるものとする。また、ISPに設けられるウェブサー
バ14には、そのISPの加入者である利用者ごとに、
サインアップデータ、氏名、住所、電話番号、メールア
カウントなどの情報が蓄積されている。
【0045】まず利用者は、その端末システム20を用
いて、ダイヤルアップ接続などでウェブサーバ14に接
続する。ウェブサーバ14は、通常の手順にしたがって
ユーザ認証を行い、その後、利用者側から送信されてき
た接続URLに基づいて、そのURLにリンクし、これ
によって利用者はECモールサーバ15に接続すること
になる。このとき、ECモールサーバ15の正当性が認
証局システム15によって検証され、その結果が利用者
に伝達される。
【0046】ECモールサーバ15は、利用者側に商品
情報を提示し、利用者からの要求に応じて「買物カゴ」
に商品を登録する。そして、利用者ごとに、買物カゴに
登録された商品の情報と合計金額とを記憶する。ここま
での処理手順は、従来の電子商取引サイトでの処理手順
と同等である。次に、ECモールサーバ15は、決済処
理を行うために、合計金額とそのECモールサーバ15
に係る加盟店情報とを決済モールシステム16と決済モ
ールシステム16を介して決済システム17とに送信
し、決済モールシステム16に決済処理を依頼する。
【0047】決済モールシステム16は、ECモールサ
ーバ15から決済処理を依頼されると、利用者に取引金
融機関の選択を行わせるとともに、通信網を介して端末
システム20からICカード21の内の口座番号等の情
報を読み出す。その後、決済モールシステム16は、取
引銀行及び口座番号の情報とともに口座残高の照会を決
済システム17に依頼する。この決済モールシステム1
6の正当性は、認証局システム19によって検証され、
その検証結果は、利用者及びECモールサーバ15に伝
達される。
【0048】決済システム17は、残高照会を依頼され
ると、通信網を介して端末システム20からICカード
21の内の暗証番号等の情報を読み出し、クレジットオ
ンラインシステム11に対して所定の手順(例えばCA
FIS手順)により残高照会を行う。また、加盟店情
報、利用者カード情報、売上金額などを記録する。決済
システム17の正当性は、認証局システム19によって
検証され、その検証結果は、決済モールシステム16に
伝達される。
【0049】クレジットオンラインシステム11は、決
済システム17から残高照会を依頼されると、該当する
金融機関の金融機関センタ12に対して決済業務サーバ
13を介して残高照会を行う。その残高照会の結果は、
クレジットオンラインシステム11を介して決済システ
ム17に送られる。さらに残高照会の結果は、決済シス
テム17から決済モールシステム16に送られる。
【0050】残高不足でなければその後、決済モールシ
ステム16は、決済処理を実行する。決済処理の実行を
決済モールシステム16から指示されると、決済システ
ム17は、利用者の取引金融機関名及び口座、振込先口
座番号、金額情報に基づいて、クレジットオンラインシ
ステム11に対して所定の手順(例えばCAFIS手
順)により決済実行を指示し、クレジットオンラインシ
ステム11は、決済業務サーバ13を介して金融機関セ
ンタ12に与信チェックと振替処理を依頼し、与信チェ
ック結果と振替結果とを受け取って、決済システム17
に伝達する。決済システム17は、振替データに基づい
て売上管理処理を行うとともに、振替結果を決済モール
システム16に伝達する。その後、決済モールシステム
16からECモールサーバ15に対して、決済が完了し
たことが通知される。
【0051】図3は、上述の説明における残高照会から
決済処理までの処理手順をより細かく示したものであ
る。ECモールサーバ15、決済モールシステム16、
決済システム17、クレジットオンラインシステム11
及び金融機関センタ13において具体的にどのような処
理がなされるかは、上記の説明及び図3から明らかにな
るであろう。
【0052】図4は、このような決済処理システムを利
用するとして、利用者側の端末システム20の画面上に
どのような画面が現れるかを示した図である。
【0053】ECモールサーバ15に接続して「買物カ
ゴ」に商品情報を登録した時点で、ECモールサーバ1
5によって、利用者の端末システム20の表示装置上
に、図示(a)で示すような画面(商品注文画面)が現れ
る。ここで利用者が端末システム20のポインティング
デバイス(マウスなど)で「カードあり」のボタンをク
リックすると、金額情報や振込先(加盟店)情報が決済
モールシステム16に送られ、決済モールシステム16
は、決済手段の選択を促すための選択画面(図4の
(b))を端末システム20の表示装置上に表示する。こ
こで利用者が特定の金融機関を選択したとすると、次
に、決済モールシステム16は、その金融機関で決済を
行ってよいかどうかを確認するための確認画面(図4の
(c))を、端末システム20の表示装置上に表示する。
確認画面において利用者が「確認」のボタンをクリック
することにより、決済システムにデータが送られ、上述
した残高照会及び決済処理が実行されることになる。
【0054】次に、決済業務サーバ13での処理につい
て説明する。図5は決済業務サーバ13の処理を説明す
るフローチャートである。上述したように決済業務サー
バ13は、各金融機関のセンタに設けられる決済業務専
用のサーバであり、各金融機関が承認する業務サービス
を実行し、決済システム17から接続されるもの以外の
データについては接続されないこととなっている。
【0055】決済業務サーバ13は、ステップ101に
おいてオンラインクレジットシステム11のセンタから
データを受信すると、ステップ102においてそれが決
済システム17からの要求であるかどうかをチェック
し、決済システム17からの要求でない場合にはステッ
プ106に移行し、決済システム17からの要求である
場合には、ステップ103において、その要求するコマ
ンドが承認コマンドであるかどうかをチェックする。こ
こで承認コマンドでない場合にはステップ106に移行
し、承認コマンドであれば、ステップ104において金
融機関センタ12にコマンドを送信し、ステップ105
において金融機関センタ12からのコマンドを受信し、
その後、ステップ107において、オンラインクレジッ
トシステム11のセンタに実行結果を送信し、処理を終
了する。
【0056】一方、ステップ106では、エラー処理を
実行し、その後、ステップ107に移行し、処理を終了
する。
【0057】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した形態のものに限定さ
れるわけではない。例えば、オンラインクレジットシス
テム11を介することなく、決済システム17が決済業
務サーバ13に接続するように構成してもよい。もっと
もこの場合、金融機関等の数が多くなった場合には、オ
ンラインクレジットシステム11を介在させた方が決済
処理システムとして構成を簡素化することができる。ま
た、決済業務サーバ13を設けない構成とすることも可
能である。
【0058】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。
【0059】上述したように、本実施の形態の決済処理
システムにおいては、複数の決済モールシステム16に
対して単一の決済システム17を設けても、決済モール
システム16ごとに決済システム17を設けてもよい。
ところで、この決済処理システムにおいては、クレジッ
ト会社側あるいはクレジットオンラインシステム11側
から見ると、決済システム17があたかもクレジットカ
ード加盟店であるように見えることになる。クレジット
カード会社の運営方針などによっては、間接加盟店制度
を認めていない場合があり、電子商取引を行なおうとす
る加盟店がそれぞれ決済システム17を保有する場合に
はこの規定には反しないものの、複数の加盟店に対して
単一の決済システム17を設ける場合にはこの規定に抵
触するおそれがある。その一方で、電子商取引を行なう
各加盟店がそれぞれ決済モールシステム16や決済シス
テム17を設けることは、それらのシステムの設置や運
営に係るコストや手間の点で、規模の小さな店舗にとっ
ては大きな負担となる。
【0060】図6に示した実施の形態は、ASP(アプ
リケーション・サービス・プロバイダ)などがASPセ
ンタ31を設置し、電子商取引を行なおうとするクレジ
ットカード加盟店が、ASPセンタ31内にそれぞれの
統合サーバ32をハウジングするようにしたものであ
る。各統合サーバ32は、クレジットオンラインシステ
ム11を介して、各金融機関の決済業務サーバに接続す
る。ここで統合サーバ32とは、図1に示した決済処理
システムにおけるECモールサーバ15、決済モールシ
ステム16及び決済システム17の機能を統合したもの
である。ASPセンタ31内において統合サーバ32が
ハウジングの形態により各加盟店ごとに設けられ、各統
合サーバ32ごとに対応する加盟店の加盟店コードを割
り振ることが可能であるので、上述したクレジット会社
の運営方針を満たすこととなる。さらに、統合サーバ3
2には、ECモールサーバ15としての機能を持たせる
ようにしてもよい。さらに、ASPセンタ31には、各
加盟店で共有されることとなる共有サーバ33が設けら
れている。共有サーバ33は、通信網18を介してデー
タ発信元端末、例えば、パソコン201、携帯電話機2
2、ゲーム機端末20 3から入力するデータをそのデー
タに対応する統合サーバ32に振り分けたり、決済とは
直接関係しないが各加盟店に共通に行われる処理を実行
する。
【0061】図6に示した決済処理システムシステムで
は、データ発信元端末からの情報により、自動的に決済
手段の切り分け、すなわちデビットカードによる支払い
なのかクレジットカードによる支払いなのかの切り分け
が行われ、また、どの小売業者(加盟店)に対するもの
なのかの切り分けが行われる。そして、図6に示すシス
テムにおいては、統合サーバ31が図1における決済モ
ールシステム16及び決済システム17の両方の動作を
行なうほかは、図1に示すシステムと同様の手順によっ
て、決済に関わる処理が実行される。したがって、図6
に示したシステムにおいては、図1に示したシステムと
同様に、利用者は、個人情報やデータの暗号化/復号及
びデジタル署名に使用される鍵などを格納したICカー
ド21、あるいはこのICカードと同等の機能を有する
ICチップを内蔵した機器(携帯電話機202など)を
保持することとなり、このICカード、あるいはICチ
ップを内蔵した機器を用いて個人認証が行なわれること
となる。また、図6には示していないがインターネット
上に開設された認証局システムにより、統合サーバ32
の正当性の検証や個人認証が行われるようにすること
が、好ましい。
【0062】このように図6に示した実施の形態によれ
ば、ASPセンタ31におけるハウジングの形態を採用
することにより、各クレジットカード加盟店としては、
安価に決済処理システムを構築することができる。ま
た、加盟店コードごとに独立して設けなければならない
部分を除いて、複数の加盟店で共有できる部分を共有す
ることにより、さらに安価に決済処理システムを構築す
ることができる。
【0063】なお、図1に示したシステムにおいても、
決済システム17を各加盟店ごとに設けるとともに、こ
のような決済システム17と決済モールシステム16と
をASPにおいてハウジングすることも可能であり、さ
らにはECモールサーバ15もASPにおいてハウジン
グすることも可能である。決済システム17や決済モー
ルシステム16、さらにはECモールサーバ15をAS
Pにハウジングすることにより、各店舗としては、これ
らのシステムやサーバの管理をASPに委託することが
可能となり、またASPの所有するリソースを複数の店
舗で共有(シェア)することが可能になるので、この場
合も安価に決済処理システムを構築するすることができ
るようになる。
【0064】以上本発明の好ましい実施の形態について
説明したが、上述した各実施の形態における決済業務サ
ーバ13、ウェブサーバ14、ECモールサーバ15、
決済モールシステム16、決済システム17、統合サー
バ32及び共有サーバ33は、当業者には容易に理解で
きるように、それぞれ、その機能を実現するための計算
機プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、そ
のプログラムを実行させることによっても実現できる。
これらのサーバやシステムを実現するためのプログラム
は、磁気テープやCD−ROMなどの記録媒体によっ
て、計算機に読み込まれる。特に、図6に示す決済処理
システムにおける統合サーバ32は、図1における決済
モールシステム16及び決済システム17の機能を統合
したものであるが、そのような統合サーバを実現するた
めの計算機プログラムは、決済モールシステムに対応す
るプロセスと決済システム17に対応するプロセスとを
同時に計算機上で実行させるようなプログラムであっ
て、プロセス間通信により決済モールシステムに対応す
るプロセスと決済システムに対応するプロセスの間でデ
ータのやり取りを行なうようなものであることが好まし
い。統合サーバ32がECモールサーバ15としても機
能する場合には、ECモールサーバに対応するプロセス
も同時に統合サーバ32上で実行されるように、統合サ
ーバ32を実現するプログラムを構成することが好まし
い。
【0065】このように、ウェブサーバ14、ECモー
ルサーバ15、決済モールシステム16、決済システム
17、統合サーバ32などについては、これらのうちの
複数のものを、論理的には分離しつつ、物理的には同一
のサーバコンピュータによって実現することが可能であ
る。そのように構成する場合には、これらのサーバやシ
ステムのそれぞれを実現するプロセスあるいはタスクが
他から独立したプロセスあるいはタスクとして並行して
実行されるようにすればよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、決済専門
のモールシステムである決済モールシステムをECモー
ルサーバに対応して設けるとともに、各種の決済手段ご
との金融機関等への残高照会や与信チェック、振替処理
を行う決済システムを設け、利用者の認証などには個人
情報を暗号化して保持するICカードを使用することに
より、既存の電子商取引用のサーバにほとんど手を加え
ないで各種の決済手段に対応でき、電子商取引に連動し
て決済を実行でき、かつセキュアな決済処理システムが
得られる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の決済処理システムの構
成を示すフロック図である。
【図2】図1に示す決済処理システムにおけるデータの
流れを説明する図である。
【図3】残高照会及び決済処理時のデータの流れを詳細
に説明する図である。
【図4】図1に示す決済処理システムを利用して電子商
取引を行う場合における利用者の表示装置での表示例を
説明する図である。
【図5】決済業務サーバの処理を説明する流れ図であ
る。
【図6】本発明の別の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 クレジットオンラインシステム 12 金融機関センタ 121 銀行センタ 122 信金センタ 123 貯金センタ 124 クレジットセンタ 13 決済業務サーバ 14 ウェブサーバ 15 ECモールサーバ 16 決済モールシステム 17 決済システム 18,18a 通信網 19 認証局システム 20 端末システム 201 パソコン 202 携帯電話機 203 ゲーム機端末 21 ICカード 31 ASPセンタ 32 統合サーバ 33 共有サーバ 101〜107 ステップ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引を行う際の決済処理方法であ
    って、 電子商取引における決済を代行する決済モールシステム
    と、前記決済モールシステムに接続し、決済手段の種類
    に基づき前記決済モールシステムからの指示に応じて金
    融機関サーバにアクセスし、残高照会、与信チェック及
    び振替処理を実行する決済システムと、を設け、 電子商取引の利用者の個人情報を、該個人情報を格納す
    る個人情報格納手段から読み出し、 前記個人情報を通信網を介して前記決済モールシステム
    及び前記決済システムに伝達し、 前記伝達された個人情報に基づいて前記決済モールシス
    テムにおいて前記決済を行い、 前記伝達された個人情報に基づいて前記決済システムに
    より前記金融機関サーバにアクセスする、決済処理方
    法。
  2. 【請求項2】 電子商取引を行う際の決済処理方法であ
    って、 電子商取引における決済を代行するとともに、決済手段
    の種類に基づき金融機関サーバにアクセスし、残高照
    会、与信チェック及び振替処理を実行する統合サーバを
    設け、 電子商取引の利用者の個人情報を、該個人情報を格納す
    る個人情報格納手段から読み出し、 前記個人情報を通信網を介して前記統合サーバに伝達
    し、 前記伝達された個人情報に基づいて前記統合サーバにお
    いて前記決済を行い、 前記伝達された個人情報に基づいて前記統合サーバによ
    り前記金融機関サーバにアクセスする、決済処理方法。
  3. 【請求項3】 前記通信網がインターネットである請求
    項1または2に記載の決済処理方法。
  4. 【請求項4】 前記インターネット上に設けられた認証
    局システムを用いて前記決済モールシステム及び/また
    は決済システムの正当性を確認するステップをさらに有
    する請求項3に記載の決済処理方法。
  5. 【請求項5】 前記個人情報格納手段が、個人情報を及
    び鍵データを格納したICカード、あるいは前記ICカ
    ードと同等の機能を有するICチップを内蔵した機器で
    ある、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の決済処理
    方法。
  6. 【請求項6】 電子商取引を行う際に使用される決済処
    理システムであって、 利用者に対して商品及び/または役務を提供する電子商
    取引を行うECモールサーバのバックエンドに設けら
    れ、前記ECモールサーバにおける電子商取引における
    決済を代行する決済モールシステムと、 前記決済モールシステムに接続し、決済手段の種類に基
    づき前記決済モールシステムからの指示に応じて金融機
    関サーバにアクセスし、残高照会、与信チェック及び振
    替処理を実行する決済システムと、を有し、 前記ECモールサーバの利用者の個人情報が、個人情報
    を格納する個人情報格納手段から読み出され、通信網を
    介して前記決済モールシステム及び前記決済システムに
    伝達され、前記決済モールシステムは前記伝達された個
    人情報に基づいて前記決済を行い、前記決済システムは
    前記伝達された個人情報に基づいて前記金融機関サーバ
    にアクセスする、決済処理システム。
  7. 【請求項7】 前記ECモールサーバごとに前記決済モ
    ールシステムが設けられる請求項6に記載の決済処理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記決済モールシステムごとに前記決済
    システムが設けられるとともに、相互に対応する前記決
    済モールシステムと前記決済システムとが統合された統
    合サーバとして設けられる、請求項6に記載の決済処理
    システム。
  9. 【請求項9】 前記決済処理システムはクレジットオン
    ラインシステムを介して金融機関サーバに接続する、請
    求項6または7に記載の決済処理システム。
  10. 【請求項10】 前記決済処理システムはクレジットオ
    ンラインシステムを介して金融機関サーバに接続し、前
    記各統合サーバごとにクレジット加盟店としての加盟店
    コードが付与される、請求項8に記載の決済処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記決済システムと前記金融機関サー
    バとの間のデータのやりとりを媒介する決済業務サーバ
    が、前記金融機関サーバごとに前記クレジットオンライ
    ンシステムと当該金融機関サーバとの間に設けられてい
    る、請求項9に記載の決済処理システム。
  12. 【請求項12】 前記統合サーバと前記金融機関サーバ
    との間のデータのやりとりを媒介する決済業務サーバ
    が、前記金融機関サーバごとに前記クレジットオンライ
    ンシステムと当該金融機関サーバとの間に設けられてい
    る、請求項10に記載の決済処理システム。
  13. 【請求項13】 インターネットを介して個人情報が前
    記決済モールシステム及び前記決済システムに伝達さ
    れ、前記インターネット上に前記ECモールサーバが開
    設され、前記ECモールサーバへの利用者が、前記個人
    情報格納手段を読取る手段を有する端末システムあるい
    は前記個人情報格納手段として機能する端末システムを
    用いて前記インターネットを介して前記ECモールサー
    バにアクセスする、請求項6に記載の決済処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 インターネットを介して個人情報が前
    記統合サーバに伝達され、前記インターネット上に前記
    ECモールサーバが開設され、前記ECモールサーバへ
    の利用者が、前記個人情報格納手段を読取る手段を有す
    る端末システムあるいは前記個人情報格納手段として機
    能する端末システムを用いて前記インターネットを介し
    て前記ECモールサーバにアクセスする、請求項8に記
    載の決済処理システム。
  15. 【請求項15】 前記個人情報格納手段が、個人情報を
    及び鍵データを格納したICカード、あるいは前記IC
    カードと同等の機能を有するICチップを内蔵した機器
    である、請求項13または14に記載の決済処理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記インターネットに、前記ECモー
    ルサーバ、前記決済モールシステム及び前記決済システ
    ムの中から選ばれた1つ以上のものの正当性を確認する
    認証局システムが接続されている、請求項13に記載の
    決済処理システム。
  17. 【請求項17】 前記決済システムが各ECモールシス
    テムごとの売上管理を実行する請求項6に記載の決済処
    理システム。
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