JP2003015563A - 電飾看板装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】低電圧で作動し、消費電力の少ない屋外用看板
装置であって、昼間の表示効果の大きな電飾看板装置を
実現すると共に、柔軟でフレキシブルなシート面を看板
面として利用するものである。 【解決手段】幅の広い大型文字３又は大型図柄を表した
ペイント文字や大型立体文字又は大型図柄の看板を設け
ると共に、それらの文字又は大型図柄パターンの輪郭部
分に線状に発光するエレクトロルミネッセント・ケーブ
ル４を配置し、文字又は大型図柄パターンの輪郭部分を
各色の線状発光体によって光らせる。また、線状発光ケ
ーブルが軽量で、フレキシブル性を備えているために、
布製シートや樹脂性シート等の柔軟でフレキシブルなシ
ート面を看板面として利用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】この発明は電飾看板装置に関するもので、
特に屋外用の看板装置に関するものである。

【０００２】

【従来技術とその問題点】従来、ネオン看板等の屋外用
看板装置における大型文字又は大型図柄の表示看板の装
置では、比較的大電力を必要とし、高電圧を使用するた
めに危険が伴っていた。また、昼間の文字表示機能も不
十分な表示しか出来なかった。また、ネオン管等を用い
た看板装置では、シート状の看板面に配置することは出
来なかった。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】本発明は前記のような
欠点を除くために成されたもので、低電圧で作動し、消
費電力の少ない屋外用看板装置であって、昼間の表示効
果の大きな電飾看板装置を実現すると共に、柔軟でフレ
キシブルなシート面を看板面として利用するものであ
る。提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】その為に本発明におけ
る、電飾看板装置においては、屋外用大型文字表示看板
等において、幅の広い大型文字又は大型図柄を表したペ
イント文字や大型立体文字又は大型図柄の看板を設ける
と共に、それらの文字又は大型図柄パターンの輪郭部分
に線状に発光するエレクトロルミネッセント・ケーブル
を配置し、文字又は大型図柄パターンの輪郭部分を各色
の線状発光体によって光らせるものである。また、本発
明の線状発光ケーブルが軽量で、フレキシブル性を備え
ているために、布製シートや樹脂性シート等の柔軟でフ
レキシブルなシート面を看板面として利用する手段も実
施される。

【０００５】ここで、本発明を具体的に実現する手段と
しては、エレクトロルミネッセント・ケーブルに電圧印
可用の電極線を併設させ、低電圧の駆動電圧を印可させ
ることによって発光する線状発光ケーブルを用い、硬い
ボード状の看板面や布製シートや樹脂性シート等の柔軟
でフレキシブルなシート面を看板面にペイントや印字、
又は型文字、カッティング文字、蛍光シート文字等によ
って形成した文字幅の広い（例えば数ｃｍから数十ｃ
ｍ）大型文字又は大型図柄を看板文字として形成させる
と共に、その大型文字又は大型図柄の輪郭部分に一筆書
きの手段で線状発光ケーブルを配置させることにより、
昼間はペイントの大型文字又は大型図柄として表示させ
ると共に、夜間は大型文字又は大型図柄の輪郭部分を線
状に発光させるものである。大型文字又は大型図柄の輪
郭部分を発光させることにより、ペイントの文字又は図
柄分も照明されてペイント部分も視認可能となる。

【０００６】ここで、前記エレクトロルミネッセント・
ケーブルの構成は、細い銅線の上に、エレクトロルミネ
ッセント半導体、ポリマー、及び薄い透明金属フイルム
のコーティングを施したもので、ワイヤーに添ってさま
ざまな色の光を発光するごとく構成されている。低消費
電力で駆動するもので、１０００ｍのケーブルでも１０
０Ｗの電力で駆動させることが可能である。

【０００７】また、前記看板装置の看板面は硬い基板面
によって構成されたものであるが、看板面を柔軟なシー
トによるシート面（膜面）によって構成することも実施
可能である。

【０００８】このように、本発明の輪郭表示電飾看板装
置によれば、屋外大型看板装置における大型文字又は大
型図柄パターンの輪郭部分にエレクトロルミネッセント
線を設けて発光させることにより、夜間の照明時には、
大型文字又は大型図柄の輪郭を浮き彫りにさせると共
に、ペイントの部分も照明して表示効果を一層高めるこ
とが可能である。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。図１は本発明の１実施例の形
態を示した電飾看板装置の全体構成図、図２はシート状
看板装置の構成図である。図１の電飾看板装置におい
て、１は屋外用の看板装置で、ペイントによって看板２
に線幅の広い大型文字又は大型図柄３が描画される。４
は線状発光体として構成された線状エレクトロルミネッ
セント・ケーブルで、大型文字又は大型図柄３の輪郭部
分に一筆書きの手法によって設けられる。文字から文字
への配線は看板２の表面シートの裏側を介して行われ
る。

【００１０】次いで、図２の２０１は看板装置の看板面
で、布製や樹脂製等の柔軟なフレキシブルのシート
（膜）２０２によって形成された面を看板面としてい
る。２０３は大型文字で、大型文字２０３の輪郭部分に
線状発光ケーブル２０４が配置されている。

【００１１】

【発明の効果】本発明の電飾看板装置によれば、低電圧
で作動し、消費電力の少ない屋外用看板装置であって、
昼間の文字表示効果の大きな電飾看板装置を実現すると
共に、布製や樹脂製等の柔軟なフレキシブルのシート面
に電光看板を形成できるので、建築中のビルの防御シー
トやデパートの屋外用懸垂膜等に実施可能である。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】は電飾看板装置の全体構成図

【図２】はシート状看板装置の構成図である。

【符号の説明】

図１において、１は屋外用の看板装置、２は看板、３は
大型文字又は大型図柄、４は線状エレクトロルミネッセ
ント・ケーブルである。図２において、２０１は看板
面、２０２は柔軟シート、２０３は大型文字、２０４は
線状発光ケーブルである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】屋外用の電飾看板装置であって、看板に設
   けられた大型文字又は大型図柄の輪郭部分に線状の発光
   ケーブルを配置し、看板の大型文字の輪郭部分を発光さ
   せたことを特徴とする屋外用の電飾看板装置。
2. 【請求項２】前記大型文字又は大型図柄の輪郭部分に設
   けた線状の発光ケーブルが線状のエレクトロルミネッセ
   ント発光ケーブルであることを特徴とする屋外用の電飾
   看板装置。
3. 【請求項３】前記看板装置の大型文字及び線状の発光ケ
   ーブルを配置する看板装置の看板面が柔軟なシートの膜
   面であることを特徴とする特許請求の範囲第１項または
   第２項記載の電飾看板装置。