JP2003014554A - 温度測定システム - Google Patents

温度測定システム

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JP2003014554A
JP2003014554A JP2001201170A JP2001201170A JP2003014554A JP 2003014554 A JP2003014554 A JP 2003014554A JP 2001201170 A JP2001201170 A JP 2001201170A JP 2001201170 A JP2001201170 A JP 2001201170A JP 2003014554 A JP2003014554 A JP 2003014554A
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temperature
temperature sensor
cable line
optical cable
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Makoto Miyatsu
信 宮津
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも柔軟なシステムの構築が可能であ
り、かつ新たに用意する光ファイバ温度センサを可及的
に短くできる光ファイバを利用した温度測定システムを
提供する。 【解決手段】 光ファイバを接続可能な接続部を有する
光ケーブル線路と、各端部が上記光ケーブル線路の互い
に異なる接続部に接続された一本または複数本の光ファ
イバ温度センサと、上記光ファイバ温度センサに光ケー
ブル線路を介して連結された温度測定手段とを備える温
度測定システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを利用
して温度を測定するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】道路の長手方向に概ね沿って路中の温
度、路面の温度、外気温、あるいは構造物の表面温度や
内部温度などの種々の温度を測定するために、従来から
様々なシステムが知られている。従来の典型的な温度を
測定するシステムの一例として、図6に簡略化して示す
ように電気的に温度を測定するシステム31がまず挙げ
られる。図6に示すシステム31では、白金測温抵抗体
やサーミスタ、熱電対などの温度検出素子33を道路3
2の長手方向に概ね沿って路側などに適宜の間隔をあけ
て複数個配設し、リードケーブル35を介して各温度検
出素子33を温度測定機器34にそれぞれ連結すること
で、各温度検出素子33で検出された温度情報に基づい
て道路32の長手方向に概ね沿ったスポットごとの温度
を測定する。
【0003】また同じく電気的に温度を測定するシステ
ムの他の例として、図7に簡略化して示すようなシステ
ム41も挙げられる。図7に示すシステム41では、上
述の温度検出素子43を、道路42の長手方向に概ね沿
って路側などに適宜の間隔をあけて複数個配設するとと
もに、たとえば通信機能を備えた温度測定機器44を温
度検出素子43ごとに複数個配設する。これにより各温
度測定機器44からの有線通信(図7の場合)あるいは
無線通信によって、別個の測定機器45にてデータを収
集することで、道路42の長手方向に概ね沿ったスポッ
トごとの温度を測定する。
【0004】しかし図6に示したようなシステム31で
は、測定場所数(温度検出素子の配設数)に応じた本数
のリードケーブル35を各温度検出素子33および温度
測定機器34間に設置する必要があるため、配管に大き
なスペースを要し、高コストである。また図7に示した
ようなシステム41では、測定場所ごとに個別の温度測
定機器44を設置せねばならないため、高コストである
とともに、各温度測定機器44への電源の供給が困難で
あり、たとえば電源ケーブルをひいて電源を供給する場
合には、各温度測定機器44および電源間に電源ケーブ
ル46の設置が必要となり、配管のスペースが取りにく
いという問題が生じる。またさらに温度測定機器44が
有線通信を行うものである場合には、通信ケーブル47
を上記別個の測定機器との間に設置せねばならず、これ
によっても配管のスペースが取りにくい、高コストであ
るなどの問題がある。また上述したいずれのシステム
も、道路32,42の長手方向に概ね沿ったスポットご
との温度測定であり、上記長手方向に概ね沿った連続的
な温度分布については測定することができず、連続的な
温度分布に近づけるためには測定場所を増加せねばなら
ず高コストになってしまうという欠点もある。
【0005】また、図8の概念図に簡略化して示すよう
に、光ファイバ温度センサを用いた非電気的な温度測定
システム51も知られている。図8に示すシステム51
は、光ファイバ温度センサ53の使用例として一般的で
あり、光ファイバ温度計などの温度測定手段54をその
少なくとも一端に連結した光ファイバ温度センサ53
を、路中に埋設、あるいは路側配管内に敷設するなど
し、たとえば後方ラマン散乱光を利用して、路中温度、
外気温などの測定を行うものである。このような図8に
示すシステムでは、道路52の長手方向に概ね沿った連
続的な温度分布を測定でき、また上述の電気的な温度測
定システムと比較して、設置に必要とされるスペースが
少なくて済むという大きな利点がある。
【0006】しかし図8に示したような構成では、光フ
ァイバ温度センサ53がその中途で破損した場合には、
当該破損した領域だけでなく光ファイバ温度センサ53
の全長を取り替える必要があり、光ファイバの無駄が大
きく、光ファイバの取り替えのための光ファイバ温度セ
ンサの配設にも大きなコストを要する。
【0007】一方、情報通信、管理などの用途を目的と
して光ファイバによるネットワークを形成すべく、光ケ
ーブル線路が路側などに敷設されている。該光ケーブル
線路は、光ファイバを接続可能な接続部を有し、それに
より経時的に要求される光ケーブル線路の分岐、更新を
許容し得る。この光ケーブル線路を利用して、換言すれ
ば、当該光ケーブル線路の接続部に光ファイバ温度セン
サを接続して、たとえば連続的な温度分布を測定するこ
とが知られている。すなわち、温度を測定したい領域近
傍の一個の接続部に光ファイバ温度センサを接続し、か
つ光ファイバ温度センサを接続した延長線(光ケーブル
線路中)上の光ファイバに温度測定手段を接続する。こ
の手法によれば、上記の図8の構成と比較して、温度を
測定する領域における光ファイバと温度測定手段との間
の測定専用信号線としての光ファイバを温度測定に際し
設置する必要がなく、上記温度測定に際し新たに用意す
る光ファイバ温度センサの長さが短くて済むという利点
がある。
【0008】しかしこのような構成では、高い自由度で
の柔軟な温度測定システムの構築が困難であるという難
点がある。すなわち、上述した構成にて複数の観測点に
ついて温度を計測する場合には、接続部から光ファイバ
温度センサを引出し、ループを形成して元の接続部に戻
るといった布設形態をとらざるを得ないため、光ファイ
バ温度センサの布設形態が限定的となってしまってい
た。またたとえば橋梁やトンネルなど複数の特定区間の
温度分布を測定する場合など、これらの区間全長にわた
って光ファイバ温度センサを往復させて敷設する必要が
あり、光ケーブル線路に接続する光ファイバ温度センサ
が長くなり過ぎてしまう。光ファイバ温度計を用いて温
度分布を測定し得る光ファイバの長さには限界があり
(たとえば、2km〜30km程度)、光ファイバ温度
センサの長さがこの限界を超えると測定が困難となって
しまう。また接続する光ファイバ温度センサが長いと、
光ファイバ温度センサがその中途で破損した場合にその
全長を取り替える必要があり、光ファイバの無駄が大き
く、光ファイバの取り替えのための光ファイバ温度セン
サの配設にも大きなコストを要する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、従来よりも柔軟なシステムの構築が可能であ
り、かつ新たに用意する光ファイバ温度センサを可及的
に短くできる光ファイバを利用した温度測定システムを
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は以下のとおりである。 (1)光ファイバを接続可能な接続部を有する光ケーブ
ル線路と、各端部が上記光ケーブル線路の互いに異なる
接続部に接続された一本または複数本の光ファイバ温度
センサと、上記光ファイバ温度センサに光ケーブル線路
を介して連結された温度測定手段とを備える温度測定シ
ステム。 (2)光ファイバ温度センサの各端部が、一本の光ケー
ブル線路における互いに異なる接続部に接続されたもの
である上記(1)に記載の温度測定システム。 (3)光ファイバ温度センサの各端部が、互いに異なる
光ケーブル線路における接続部にそれぞれ接続されたも
のである上記(1)に記載の温度測定システム。 (4)光ケーブル線路が、温度測定手段および光ファイ
バ温度センサを介したループを形成したものである上記
(1)に記載の温度測定システム。 (5)光ファイバ温度センサが、スポット測定型および
温度分布測定型のうちの少なくともいずれかであること
を特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の温
度測定システム。 (6)光ケーブル線路が、道路の長手方向に概ね沿って
埋設されたものである上記(1)〜(5)のいずれかに
記載の温度測定システム。 (7)光ケーブル線路が、トンネルまたは橋梁の少なく
とも両端にその接続部が配置されるように埋設されたも
のである上記(6)に記載の温度測定システム。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の好ましい一例の温度測定システム1を簡
略化して示す図であり、図2は本発明における光ケーブ
ル線路2の敷設例を簡略化して示す図であり、図3は図
1のセクションIIIの簡略化した断面図である。本発
明の温度測定システム1は、光ケーブル線路2と、一本
または複数本の光ファイバ温度センサ3(図1に示す例
では二本の光ファイバ温度センサ3a,3b)と、上記
光ケーブル線路2を介して光ファイバ温度センサ3に連
結される温度測定手段5とを少なくとも備え、該光ケー
ブル線路2を有効に利用して、温度を測定するための光
ファイバ温度センサ3を用いて、路中の温度、路面の温
度、外気温、構造物の表面温度や内部温度などの種々の
温度を測定し得るものである。
【0012】本発明における光ケーブル線路2は、情報
通信、管理などの用途を目的として光ファイバによるネ
ットワークを形成すべく、路側などに敷設されていた
り、情報ボックス、電線共同溝などの路中に既設あるい
は新設の配管内に設置されて路中に埋設されていたりす
るものであり、新設、既設を問わない。光ケーブル線路
2は、複数本(通常、数十本〜数百本)束ねた状態の光
ファイバ心線を適宜の樹脂で被覆したような従来公知の
構造を有する。図2には、たとえば高密度ポリエチレン
などによって形成されたさや管8内に光ケーブル線路2
を収容してなる構成物が、複数個(図2に示す例では7
個)、高密度ポリエチレンなどによって形成された外管
9内に収容された状態で、道路の長手方向に概ね沿って
路側7に埋設されてなる例を示している。
【0013】本発明における光ケーブル線路2は、光フ
ァイバの将来的な分岐、更新などを目的として、光ファ
イバ同士を接続可能な箇所である接続部4を有する。該
接続部4は、図3に簡略化して示すように、互いに異な
る二本の光ケーブル線路の光ファイバ心線同士の接続は
勿論、たとえば二本の光ケーブル線路中の複数本の光フ
ァイバ心線のうちの一部を接続し、残余の光ファイバ心
線をさらに第三の光ケーブル線路の光ファイバ心線に接
続することで、光ケーブル線路を分岐させることもでき
る。このような接続部4は、通常、クロージャなどとも
呼ばれる光成端箱中で、光ファイバ心線の端部同士を、
たとえば融着して互いに接続させることによって実現さ
れる。一本の光ケーブル線路2上に形成される接続部4
の個数に特に限定はなく、その設置箇所やケーブルの長
さ、将来的な分岐、更新の目的などに応じて様々であ
り、特に限定はない。このような接続部4は、通常、適
当な距離(たとえば、1km〜2km)をあけて設けら
れる。
【0014】本発明の温度測定システムにおける光ファ
イバ温度センサは、温度(断続的なスポット温度、連続
的な温度分布を問わない)を測定したい区間において、
たとえばその区間の末端近傍(長手の区間である場合、
その始点の近傍および終点の近傍など)に配置される上
記光ケーブル線路の互いに異なる接続部に接続される。
本発明において重要なことは、光ファイバ温度センサの
両端部が、上記光ケーブル線路の「互いに異なる接続
部」に接続されてなることである。ここで「互いに異な
る接続部」は、互いに独立した別個の接続部を意味す
る。すなわち、光ファイバ温度センサの両端部が光ケー
ブル線路の接続部に接続される接続構造のうち、全ての
光ファイバ温度センサの両端部が同一の接続部に接続さ
れる場合を除く接続構造によって実現されかつ後述のよ
うに温度測定可能な温度測定システムが、本発明の範囲
に含まれる。なお本発明において光ファイバ温度センサ
を複数本設ける場合、基本的に、各光ファイバ温度セン
サの全ての端部はいずれも互いに異なる接続部に接続さ
れているものとする。但し、本発明の温度測定システム
において複数本の光ファイバ温度センサを設ける場合に
は、1個の接続部に両端を接続させた光ファイバ温度セ
ンサが含まれていてもよい。なお本発明の温度測定シス
テムにおいて、光ケーブル線路および光ファイバ温度セ
ンサは、ともに必ずしも路中に埋設されていなくともよ
く、温度を測定したい場所に応じて光ケーブル線路を選
択し、適宜光ファイバ温度センサを設置すればよい。ま
た本発明において、光ケーブル線路による情報通信や管
理など本来の用途を妨げることなく、光ケーブル線路に
おける予備あるいは未使用の光ファイバ心線に光ファイ
バ温度センサを接続することが好ましいことは勿論であ
る。
【0015】本発明の温度測定システムは、たとえば光
ファイバ温度センサを接続した光ファイバ心線の光ケー
ブル線路に沿った延長線上に温度測定手段を接続するこ
とによって、換言すれば光ケーブル線路を介して温度測
定手段を光ファイバ温度センサに連結することによっ
て、光ファイバを利用して温度の測定を行う。温度測定
手段は、光ファイバ温度計などとも呼ばれる、光ファイ
バ自身をセンサとして用いて温度を計測する手段であっ
て、たとえば従来公知の方式であるラマン散乱光利用分
布型検出方式で実現される。前記ラマン散乱光利用分布
型検出方式とは、光が光ファイバ内を通過する際至ると
ころで発生する散乱光のうち、温度依存度の高い後方ラ
マン散乱光を利用して温度計測を行う方式である。すな
わち、温度測定手段によって、光ケーブル線路の上記延
長線上の光ファイバを入力端としてパルス光を入射す
る。入射されたパルス光は、光ケーブル線路を介して、
接続部にその両端部が接続された光ファイバ温度センサ
に伝送される(光ファイバ温度センサが複数本設けられ
た場合には、パルス光の入射側から順に、光ケーブル線
路と光ファイバ温度センサとを交互に通過して伝送され
る)。このように伝送されたパルス光は、光ファイバ温
度センサの各部において、後方散乱光を発生し、その中
の一部が後方ラマン散乱光としてパルス光の入力端に近
いものから順次戻ってくる。後方ラマン散乱光は、光フ
ァイバの温度変化によって散乱光の強度が変化するの
で、上記後方ラマン散乱光の強度を測定することによっ
て、光ファイバ温度センサの長手方向に沿った連続的な
温度を測定することができる。また、パルス光を入射し
てからその後方ラマン散乱光が該入力端に戻ってくるま
での時間を測定することによって、距離(位置)を測定
することができる。
【0016】本発明の温度測定システムにおいては、温
度の測定を意図する領域における光ファイバ温度センサ
は、光ケーブル線路の互いに異なる接続部に接続され
る。これによって温度分布測定時に光ファイバを往復設
置する必要がなく、防災システム、設備管理システムな
どの組合せを含め、従来と比較して高い自由度でのシス
テムの構築が可能である。また用いる光ファイバの長さ
が短くて済むため温度測定手段への制約が少なく、これ
によっても柔軟なシステムの構築が可能となる。
【0017】また本発明の温度測定システムにおいて
は、同じ領域において同程度の精度の温度を測定する場
合、一個の接続部に光ファイバ温度センサを接続する従
来の温度測定システムの約半分の長さの光ファイバを用
意すればよく、この光ファイバ温度センサの敷設に要す
る費用、設置スペースなどが少なくて済む。また光ファ
イバ温度センサの破損、劣化時にも、取り替える光ファ
イバ温度センサが上記従来の場合と比較して約半分の長
さで済み、より無駄を少なくできる。
【0018】本発明の温度測定システムは、光ケーブル
線路を利用して温度の測定を行うので、温度の測定を意
図する領域についてのみ新たに光ファイバ温度センサを
用意すればよく、測定専用信号線としての光ファイバ
(温度測定手段と当該光ファイバ温度センサとの間のパ
ルス光および後方ラマン散乱光の伝送にのみ用いる領
域)については光ケーブル線路中の光ファイバ心線を用
いればよいので、新たに用意する必要がない。したがっ
て新たな測定専用信号線としての光ファイバの用意に要
する費用、当該システムの設置に要するスペースが従来
と比較して少なくて済む。
【0019】また本発明の温度測定システムにおいて
は、温度の測定を意図する領域についてのみ新たな光フ
ァイバ温度センサを用いればよいので、温度の測定を意
図する領域について光ファイバの破損、劣化などが発生
した場合には、図8のような従来システムとは異なり、
当該システムの全ての光ファイバを取り替えることな
く、光ファイバ温度センサのみを取り替えればよく、無
駄が少ない。この効果は、当該システムが光ファイバ温
度センサを地中に埋設して実現される場合には、道路施
工上好ましくないとされている道路の掘削、再舗装など
の不具合を最小限に食い留めることができる点で、特に
顕著なものとなる。なお本発明においては、光ケーブル
線路中の光ファイバ心線に破損、劣化が生じた場合で
も、同様に接続部間の故障箇所のみを取り替えればよい
ので、無駄が少ない。
【0020】また本発明においては、光ケーブル線路中
の光ファイバ心線を測定専用信号線として利用するた
め、当該光ファイバ心線の延長線上であれば、温度測定
可能な距離範囲内において温度測定手段を設置する場所
を自由に選択することができる。すなわち、従来のよう
に配管に要するスペースなどを考慮せずとも、上記距離
範囲内において温度の測定を意図する領域から遠隔の場
所に温度測定手段を設置することができる。この効果
は、たとえば高速道路における山間部の橋梁区間やトン
ネル区間など、温度の測定を意図する領域の近傍に温度
測定手段を設置しにくい場合に、特に顕著なものとな
る。
【0021】またたとえば橋梁やトンネルが連続する区
間や交差する箇所などのように、温度を測定したい区間
が道路に沿って断続的に設定される場合、当該温度を測
定したい区間ごとに光ファイバ温度センサを設置すれば
済み、舗装道路に沿って温度を測定したい区間の全てに
わたって連続的に光ファイバ温度センサを敷設するよう
な従来とは異なり、光ファイバの無駄の少ない温度測定
システムを実現できる。
【0022】また本発明の温度測定システムでは、複数
本の光ファイバ温度センサを用いることによって1つの
温度測定手段で、複数の領域の温度を測定することがで
きるという利点もある。
【0023】図1には、たとえば、道路の長手方向Xに
概ね沿って路中に埋設された一本の光ケーブル線路2上
の4個の接続部4a〜4dのうち、接続部4a,4bに
おいて光ファイバ温度センサ3aの端部がそれぞれ接続
され、接続部4c,4dにおいて光ファイバ温度センサ
3bの端部がそれぞれ接続される(図中において、接続
部を示す四角形内の互いに交わる直線が、互いに接続さ
れた光ファイバを示している。)ことで、上記長手方向
Xに概ね沿った接続部4a,4b間の区間Aおよび接続
部4c,4d間の区間Bにおける温度を測定する場合を
示している。光ファイバ温度センサの各端部は、各接続
部において、クロージャの入線部、あるいはクロージャ
に設けたセンサ引出し部から保護管および/または配管
に保護されてクロージャ外部へ引き出される。なお光ケ
ーブル線路の光ファイバ心線のうち、光ファイバ温度セ
ンサが接続された部分に相当する本来の光ケーブル線路
の光ファイバ心線(図1の例においては接続部4b,4
c間の光ファイバ心線)は、図3に示すように光ファイ
バ温度センサおよび該センサに接続された光ファイバ心
線には、接続されない。
【0024】また図4は、本発明の好ましい他の例を示
す温度測定システム11を簡略化して示す概念図であ
る。図4に示す例の温度測定システム11では、たとえ
ば二本の光ケーブル線路12,13における各接続部1
4,15間に、一本の光ファイバ温度センサ16の各端
部が接続され、接続部14,15間の区間Cの温度を測
定する場合を示している。本発明においては、上述した
ように光ファイバ温度センサの両端部が上記光ケーブル
線路の互いに異なる接続部に接続されて接続構造を有す
るものであれば、測定距離に支障がなければ、たとえば
二本の互いに異なる光ケーブル線路上にそれぞれ形成さ
れた接続部に光ファイバ温度センサの両端が接続され
て、いわば光ファイバ温度センサによって二本の光ケー
ブル線路が連結されたように実現されてもよい。無論、
温度測定が可能なように接続箇所が選択されているなら
ば、上記互いに異なる光ケーブル線路間の光ファイバ温
度センサによる連結によって、三本以上の光ケーブル線
路にわたって光ファイバ温度センサによる連結が成され
ていてもよい。なお上記の「互いに異なる光ケーブル線
路」とは、互いに別個の光ケーブル線路を指し、接続部
にて分岐している光ケーブル線路については、光ファイ
バ温度センサの接続による分岐の場合を除いて、分岐点
となる接続部間の領域が光ケーブル線路一本に相当する
ものとする。また、互いに異なる接続部に両端部が接続
されており、光ファイバによる温度の測定が可能である
のならば、光ケーブル線路に接続される光ファイバ温度
センサの数および接続箇所の選択は特には限定されな
い。
【0025】上述の図1、図4に示した温度測定システ
ム1,11では、光ケーブル線路の一端に温度測定手段
5が接続され、該温度測定手段5に対して上記各接続部
よりも離反した側で、シングルエンドなどと呼ばれる光
ファイバが開放された状態の端部(Open端)で実現
される。
【0026】本発明においては、温度測定手段が、温度
補償、事故対応などを目的として、光ファイバ両端から
パルス光を入射することが可能な(あるいは入射する)
方式であるならば、光ケーブル線路が温度測定手段およ
び光ファイバ温度センサを介したようなループを形成す
るように実現されてもよい。図5は、本発明の好ましい
さらに他の例の温度測定システム21を簡略化して示す
概念図である。図5に示す例の温度測定システム21で
は、たとえば、ともに温度測定手段26に一端が接続さ
れた二本の光ケーブル線路22,23において、一方の
光ケーブル線路22上の2つの接続部24a,24b間
に光ファイバ温度センサ25が接続され、かつ二本の光
ケーブル線路22,23が温度測定手段26に対して光
ファイバ温度センサ25よりも離反した側で、接続部2
7にて接続されることで、全体としてループを形成した
一本の光ケーブル線路とされた場合を示す。
【0027】このように光ケーブル線路22,23が温
度測定手段26および光ファイバ温度センサ25を介し
たようなループを形成してなる温度測定システム21で
は、光ケーブル線路22,23のうちの一本を、戻り経
路として活用することが可能であり、これによりループ
を形成しない場合と比較して高精度な温度補償が可能と
なり、より正確な温度の測定が可能となるという利点が
ある。なお図5に示した構成では、光ケーブル線路2
2,23が、温度測定手段26および光ファイバ温度セ
ンサ25を介したループを形成するように実現されてい
るが、光ファイバ温度センサが往復配置されるならば、
シングルエンドであっても上述の温度の補償の効果を得
ることができる。このような構成も、本発明に含まれ
る。
【0028】なお本発明において用いる光ファイバ温度
センサは、スポット測定型および温度分布測定型の少な
くともいずれかで実現されるのが好ましい。上記スポッ
ト測定型の光ファイバ温度センサは、たとえば従来から
広く知られているように温度を測定したい地点において
光ファイバを螺旋状に巻いて形成することで、該地点に
おける温度を重点的に正確に測定し得るように実現され
る。また上記温度分布型の光ファイバ温度センサは、温
度を連続的に測定したい区間において線状に敷設された
光ファイバで実現されるものである。線状に敷設された
光ファイバによって該光ファイバが敷設された区間の連
続的な温度分布を測定できることは、後方ラマン散乱光
を利用した温度測定の原理について上述したとおりであ
る。このような光ファイバ温度センサの型は、温度を測
定する目的に応じて適宜選択すればよい。図1では、た
とえば、接続部4a,4b間に接続された光ファイバ温
度センサ3aが、2個のスポット測定型光ファイバ温度
センサ3a1と1個の温度分布型光ファイバ温度センサ
3a2とを複合した形で実現され、また接続部4c,4
d間に接続された光ファイバ温度センサ3bが、1個の
温度分布型光ファイバ温度センサ3b1のみから実現さ
れた例を示す。
【0029】なお本発明において、光ファイバ温度セン
サとしては、接続部で接続する光ケーブル線路における
光ファイバと同一の仕様のものを用いる必要がある。光
ファイバ温度センサは、光ケーブル線路における光ファ
イバ心線と同一の仕様であればシングルモード光ファイ
バ、マルチモード光ファイバに関わらず、従来公知の光
ファイバを好適に用いることができる。なお光ケーブル
線路用の光ファイバとしては、一般的には1.55μm
帯用のシングルモード光ファイバが用いられることが多
い。また温度測定手段についても、光ケーブル線路およ
び光ファイバ温度センサに対応した仕様のものを用い
る。
【0030】本発明の温度測定システムでは、光ケーブ
ル線路は道路の長手方向に概ね沿って埋設されていても
埋設されていなくともよいが、道路の長手方向に概ね沿
った路中の温度、路面の温度、外気温、構造物の表面温
度や内部温度などの種々の温度を測定し得ると、路面凍
結防止のためのロードヒーティングにおける路面温度測
定や、路面の凍結検知、予測など道路管理支援、トンネ
ル内などの火災検知装置のための上記長手方向に概ね沿
った外気温の測定、道路気象観測地点の補完などに有用
であり、これらの測定のために要する光ファイバ温度セ
ンサの距離が短くて済み、該光ファイバ温度センサの敷
設が比較的簡便である点からは、光ケーブル線路は道路
の長手方向に概ね沿って埋設されてなるものであること
が好ましい。
【0031】またさらに、本発明の温度測定システムに
おいては、トンネルまたは橋梁の少なくとも両端にその
接続部が配置されるように埋設されたものであるのが好
ましい。このようなトンネル、橋梁といった特定の区間
において、必要な箇所のみの温度の測定を所望する場
合、本システムは特に有用である。また本発明の温度測
定システムにおいては、トンネルや橋梁の両端に位置す
る接続部をそれぞれ有した互いに異なる二本の光ケーブ
ル線路において、当該接続部に光ファイバ温度センサの
端部がそれぞれ接続されることで、上記二本の光ケーブ
ル線路が光ファイバ温度センサにて連結されるようにし
て実現されてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来よりも柔軟なシステムの構築が可能であ
り、かつ新たに用意する光ファイバ温度センサを可及的
に短くできる光ファイバを利用した温度測定システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一例の温度測定システム1を
簡略化して示す図である。
【図2】本発明における光ケーブル線路2の敷設例を簡
略化して示す図である。
【図3】図1のセクションIIIの簡略化した断面図で
ある。
【図4】本発明の好ましい他の例を示す温度測定システ
ム11を簡略化して示す概念図である。
【図5】本発明の好ましいさらに他の例の温度測定シス
テム21を簡略化して示す概念図である。
【図6】従来の典型的な電気的に温度を測定するシステ
ムの一例を簡略化して示す概念図である。
【図7】従来の典型的な電気的に温度を測定するシステ
ムの他の例を簡略化して示す概念図である。
【図8】従来の光ファイバ温度センサを用いた非電気的
な温度測定システムの一例を簡略化して示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 温度測定システム 2 光ケーブル線路 3 光ファイバ温度センサ 4 接続部 5 温度測定手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを接続可能な接続部を有する
    光ケーブル線路と、各端部が上記光ケーブル線路の互い
    に異なる接続部に接続された一本または複数本の光ファ
    イバ温度センサと、上記光ファイバ温度センサに光ケー
    ブル線路を介して連結された温度測定手段とを備える温
    度測定システム。
  2. 【請求項2】 光ファイバ温度センサの各端部が、一本
    の光ケーブル線路における互いに異なる接続部に接続さ
    れたものである請求項1に記載の温度測定システム。
  3. 【請求項3】 光ファイバ温度センサの各端部が、互い
    に異なる光ケーブル線路における接続部にそれぞれ接続
    されたものである請求項1に記載の温度測定システム。
  4. 【請求項4】 光ケーブル線路が、温度測定手段および
    光ファイバ温度センサを介したループを形成したもので
    ある請求項1に記載の温度測定システム。
  5. 【請求項5】 光ファイバ温度センサが、スポット測定
    型および温度分布測定型のうちの少なくともいずれかで
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    温度測定システム。
  6. 【請求項6】 光ケーブル線路が、道路の長手方向に概
    ね沿って埋設されたものである請求項1〜5のいずれか
    に記載の温度測定システム。
  7. 【請求項7】 光ケーブル線路が、トンネルまたは橋梁
    の少なくとも両端にその接続部が配置されるように埋設
    されたものである請求項6に記載の温度測定システム。
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