JP2003012052A - ワイパー用ケース - Google Patents

ワイパー用ケース

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JP2003012052A
JP2003012052A JP2001198061A JP2001198061A JP2003012052A JP 2003012052 A JP2003012052 A JP 2003012052A JP 2001198061 A JP2001198061 A JP 2001198061A JP 2001198061 A JP2001198061 A JP 2001198061A JP 2003012052 A JP2003012052 A JP 2003012052A
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JP
Japan
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wiper
case
take
outer edge
wipers
Prior art date
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Application number
JP2001198061A
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English (en)
Inventor
Taeko Yoshikuni
妙子 吉國
Koji Arawashi
広司 新鷲
Shige Sasaki
樹 佐々木
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーンルーム、特に清浄度レベルクラス10
00以上に適合する環境下で用いられるワイパー用ケー
スを提供する。 【解決手段】ワイパーを充填するためのワイパー用ケー
スであり、前記ケースは、前記ワイパーの取り出し可能
な取り出し口を有する上面と、前記ワイパーを支持する
下面を有し、前記取り出し口は、前記ケース内部から外
部に向かって狭まりテーパーを有し、かつ、前記ワイパ
ーの量に応じて前記上面と下面の相対的距離を調整する
手段を有することを特徴とするワイパー用ケース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパー用ケース
に関する。本発明のワイパー用ケースは、特にクリーン
ルーム清浄度レベルクラス1000以下に適合する環境
下で用いられる。
【0002】
【従来の技術】無塵が要求されるクリーンルームにおい
ては、ワイパーが煩雑に使用されており、高い清浄度が
求められるため、極細の合成樹脂繊維(ポリエステル繊
維など)よりなる織布(例えば”トレシー”ワイピング
クロス/東レ製))が広く使われている。しかし、クリ
ーンルーム内といえども外乱によるワイパーの汚染の恐
れがあるので、むき出しのまま放置することは問題があ
ると認識されてきた。しかしながら、開閉式の蓋付収納
容器を用いることは、ワイパーを使用するたびに、開閉
の手間がかかるだけでなく、塵埃の発生原因になるとい
う難点を有する。そこで、容器に設けられた小孔から、
容器内の薄葉形状物が順次取り出し可能な、通常環境で
常用されているティッシュペーパーボックスのような形
態が望まれている。しかしながら、その為には、取り出
すたびに次葉が直ぐに取り出し可能状態となるように、
ワイパー乃至はティッシュペーパー等の薄葉形状物が、
端部同士を重ね合わせた状態で交互に折り畳まれている
必要があり、これを前記ワイピングクロスに適応するこ
とは、製造方法の改造やコスト等で問題がある。確か
に、特開2001−29261号公報などに記載されて
いる落とし蓋形式を用いれば前記交互に折り畳まれてい
る形態ではない単純な積層形態にも適応することは可能
ではあるが、取り出す口とワイパーとの擦過による粉塵
発生の課題は依然存在するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワイパーを
ケースに内蔵することによって外乱によるワイパーの汚
染、ワイパー取り出しによる発塵を最小限に抑え、ワイ
パー及びその使用環境の清浄度を保持することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は以下の構成を有する。すなわち、ワイパー
を充填するためのワイパー用ケースであり、前記ケース
は、前記ワイパーの取り出し可能な取り出し口を有する
上面と、前記ワイパーを支持する下面を有し、前記取り
出し口は、前記ケース内部から外部に向かって狭まるテ
ーパーを有し、かつ、前記ワイパーの量に応じて前記上
面と下面の相対的距離を調整する手段を有するをことを
特徴とするワイパー用ケースである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態について図面とともに説明するが、なんらこれに限定
されるものではない。
【0006】図1及び2に示したとおり、本発明のワイ
パー用ケースは、ワイパー4を充填することが可能な空
間を有するケースであり、前記ケースは、少なくとも前
記ワイパーの取り出し可能な取り出し口5を有する上面
1(図1は落とし蓋の例)と、前記ワイパーを支持する
下面2を有するものである。ワイパーは可能な限り外界
とは隔離されていることが好ましく、従ってケース側面
部も外界から隔離されていることが肝要であり、そのた
め、前記上面や下面以外に側面壁(ケース側面3)等を
設けることが好適である。
【0007】本発明のケースは、前記ワイパーの量に応
じて前記上面と下面の相対的距離を調整する手段を有す
ることが必要である。
【0008】前記調整する手段としては、逐一人手を必
要とはしないことが好ましく、前記ケース自体の単純な
構造に基づく機構(非電子制御的、非精密機械的)が良
く、例えば、図1のような前記上面が落とし蓋1である
例が挙げられる。落とし蓋は、ケース本体には不動的に
固定されておらず、前記ケースの収納容積内を自由に上
下移動可能(但し、前記ケースと落とし蓋は一定の自由
度が許容される範囲の長さの紐等で結合されていてもよ
いし、ケースに具備された上下方向に走向する支柱が前
記落とし蓋を貫通していてもよい)となっている。そし
て、ケース内に収納されているワイパーの上に前記落と
し蓋は載置されており、前記落とし蓋はワイパーが消費
されてその収納されている体積が減少するのに従って、
下に落ちてゆき、常に取り出し口の直下にワイパーが存
在し、取り出しやすくなっているものである。図1で
は、紐や支柱を有しない例を図示している。又、このよ
うな場合、ワイパー取り出し時に落とし蓋が本体から外
れないように、ケース側面の開口部付近に取り出し口留
め具8を設けることが好ましい。図1では4隅に設けて
いるが、なんらこれに限定されるものではなく、4箇所
以上でも以下でも良く、又、隅に限定されるものでもな
い。図示していないが、ワイパーの補充は、下面2を開
閉式にしても良いし、側面部の少なくとも一部が開閉さ
れるものでも良いし、取り出し口留め具8が可動乃至は
取り外し自在にしておいても良い。
【0009】前記落とし蓋の重量は好ましくは500g
〜1000g(より好ましくは500g〜600g)で
ある。この範囲の下限値を下回ると蓋が軽すぎてワイパ
ーの取り出しにつられて、前記落とし蓋が動いてワイパ
ーが取り出しにくく、一方、この数値範囲の上限値を上
回ると蓋が重すぎてワイパーにかかる応力が過度に大き
くなり、引き出す際の抵抗が大きくなり、やはり取り出
し難くなる場合がある。
【0010】もう一つの前記調整する手段としては、こ
れも図示していないが、前記下面にワイパーの量に応じ
て前記上面−下面方向に伸縮する弾性体が具備されてい
るものが好適な例として例示できる。かかる手段におい
ては、弾性体の伸縮量は、ワイパーの重量により調整さ
れてもよいし、あるいは、上面にワイパーが当接して、
反力を受けることにより調整されてもよい。
【0011】前記上面と側面との間には、ある程度の余
裕を有すると良い。特に限定されるものではないが、好
ましくは1.5〜3.5mm(より好ましくは2〜3m
m)である。前記数値範囲の下限値を下回るとケースの
上面と側面との摺動が円滑に行かなくなる危険性があ
り、一方、上限値を上回ると余裕がありすぎて、上面が
所定の姿勢を保持し難くなる恐れがあり、好ましくない
場合がある。
【0012】前記取り出し口5のテーパーの角度は、前
記テーパー面と前記落とし蓋平面のなす角度で定義さ
れ、その角度は好ましくは55〜65゜(より好ましく
は60〜63゜)である。この範囲で有ることが好まし
い。この範囲の下限値を下回ると、取り出し口のケース
外部側面外縁7の角部が鋭角となりワイパーが取り出し
口との摩擦によってダメージを受けるため、ワイパーの
摩擦した面が毛羽立ちを起こす等、品質上問題がある場
合がある一方、この範囲の上限値を上回ると、取り出し
口のケース内部側面外縁6の角部が鋭角となり、やはり
同様の問題を起こす恐れがある。
【0013】前記取り出し口5の正面から見た開口形状
は図2のように円形であることが好ましい。勿論、真円
が好ましいが、多少の楕円であっても良く、真円率は7
0%以上であることが好ましい。又、前記取り出し口の
ケース外部側面外縁7は好ましくはφ50〜110mm
(より好ましくはφ50〜80mm)、ケース内部側面
外縁6はφ56〜116mm(より好ましくはφ56〜
86mm)の範囲である。あるいは、前記取り出し口の
ケース外部側面外縁7の開口面積/ワイパー面積(≒上
面の面積又は下面の面積)の比は、好ましくは6〜29
(より好ましくは10〜29)であり、ケース内部側面
外縁6の開口面積/ワイパー面積(≒上面の面積又は下
面の面積)の比は、好ましくは5〜23(より好ましく
は9〜23)である。これらの範囲を外れるとワイパー
の面積と蓋の重量、取り出し口の面積等のバランスが悪
いためワイパーが取り出しにくく、品質保持に問題があ
る。
【0014】前記取り出し口5のケース内部側面及び/
又は外部側面の外縁6、7において、Rを付けることは
好ましく、Rが好ましくは2〜4mm(より好ましくは
2〜3.5mm)の範囲である。Rを付けない或いはこ
の範囲を外れると、ワイパーが取り出し口の摩擦によっ
てダメージを受けるため、ワイパーの摩擦した面が毛羽
立ちを起こす等、品質上問題が生じる場合がある。
【0015】ワイパーの使用用途、サイズや素材、包装
形態は様々であるが、本発明においては、クリーンルー
ムでの使用を主とすることが好適であり、清浄度はクリ
ーンルーム清浄度レベルクラス1000以下(より好ま
しくは100以下)であるものが適している。ワイパー
の素材は特に指定しないが、ポリエステル等が好適であ
り、繊維径20μm以下の織布が良い。
【0016】ワイパーの包装形態については、主にバル
クパック(無積層状態)とフラットパック(積層状態)
のものがあるが、バルクパックはワイパーが絡み合った
状態で包装されているため、ケースに内蔵しても取り出
し口から取り出しにくく、又引き出す力が強いため、ワ
イパーにダメージを与えてしまう。ワイパーの品質保持
を考えると、本発明においてはワイパーが1枚ずつ積層
されているフラットパックが好ましい。
【0017】ワイパーの取り出し易さ、清浄度保持を考
えて、16cm〜24cm/辺の正方形のワイパーである
ことが好ましい。
【0018】ケースを構成する部材の材質には金属、ア
クリル、テフロン(登録商標)等多種あるが、ケース内
が容易に確認でき、耐久性が良く、制電性のある透明塩
化ビニルを使用するのが好ましい。但し、耐薬品性は弱
いため、薬品が付着しやすい等ケースの設置環境に応じ
て材質は選択すればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明におけるケースの使用で、外乱に
よるワイパーへのダメージや塵埃の付着を防止し、ワイ
パーの品質、清浄度保持ができるようになった。また、
ワイパーを1枚ずつ必要量だけを容易に取り出すことが
できるようになったため、余分な使用が減り、経費削減
に繋がった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態のワイパー用ケー
スの概略側面図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態のワイパー用ケー
ス概略正面図である。
【符号の説明】
1:落とし蓋 2:ケース下面 3:ケース側面 4:ワイパー 5:取り出し口 6:取り出し口ケース内部側面外縁 7:取り出し口ケース外部側面外縁 8:取り出し口留め具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパーを充填するためのワイパー用ケー
    スであり、前記ケースは、前記ワイパーの取り出し可能
    な取り出し口を有する上面と、前記ワイパーを支持する
    下面を有するものであり、前記取り出し口は、前記ケー
    ス内部から外部に向かって狭まるテーパーを有し、か
    つ、前記ワイパーの量に応じて前記上面と下面の相対的
    距離を調整する手段を有することを特徴とするワイパー
    用ケース。
  2. 【請求項2】前記調整する手段は、前記上面が落とし蓋
    である請求項1に記載のワイパー用ケース。
  3. 【請求項3】前記上面の重量は500g〜1000gで
    ある請求項2に記載のワイパー用ケース。
  4. 【請求項4】前記調整する手段は、前記下面にワイパー
    の量に応じて前記上面−下面方向に伸縮する弾性体が具
    備されているものである請求項1に記載のワイパー用ケ
    ース。
  5. 【請求項5】前記テーパーの角度が、55〜65゜であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載のワイパー用ケース。
  6. 【請求項6】前記の取り出し口の形状は円形であり、前
    記取り出し口の前記ケース外部側面外縁がφ50〜11
    0mm、前記取り出し口の前記ケース内部側面外縁がφ
    56〜116mmである請求項1〜5のいずれかに記載
    のワイパー用ケース。
  7. 【請求項7】前記取り出し口の前記ケース外部側面及び
    /又は内部側面外縁はR2〜4mmである請求項1〜6
    のいずれかに記載のワイパー用ケース。
  8. 【請求項8】前記ワイパー用ケースは制電性である請求
    項1〜7のいずれかに記載のワイパー用ケース。
JP2001198061A 2001-06-29 2001-06-29 ワイパー用ケース Pending JP2003012052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024782A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 日本製紙クレシア株式会社 ワイパーディスペンサー用アタッチメント及びワイパーディスペンサー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024782A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 日本製紙クレシア株式会社 ワイパーディスペンサー用アタッチメント及びワイパーディスペンサー

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