JP2003011233A - 複合材製品及びその製造方法 - Google Patents

複合材製品及びその製造方法

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JP2003011233A JP2001199729A JP2001199729A JP2003011233A JP 2003011233 A JP2003011233 A JP 2003011233A JP 2001199729 A JP2001199729 A JP 2001199729A JP 2001199729 A JP2001199729 A JP 2001199729A JP 2003011233 A JP2003011233 A JP 2003011233A
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Takanobu Kamiya
卓伸 神谷
Makoto Watanabe
真琴 渡邉
Masahiro Shimojo
將宏 下條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ穴を有する繊維強化プラスチック(CF
RP)等の複合材からなる複合材製品において、ねじ穴
部の強度が大で大荷重に対する安全度が高く、かつねじ
部及び母材のシール性が良好で高圧容器や低温容器に安
定的に適用できる複合材製品の構造及び製造方法を提供
する。 【解決手段】 ねじ穴を有する繊維強化プラスチック
(CFRP)等の複合材からなる複合材製品において、
金属材料からなり前記ねじ穴が形成されたインサート部
材を前記複合材内に埋め込み炭素繊維等の線材で前記イ
ンサート部材と複合材とを縫い合わせて構成し、また前
記複合材は前記インサート部材の固定部近傍を3次元織
物材にて構成し他の部分を2次元織物材にて構成してな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールカバー
がボルトにてねじ止めされた低温流体収容用の低温タン
ク等に適用される、ねじ穴を有する繊維強化プラスチッ
ク(CFRP)等の複合材からなる複合材製品の構造及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機器に用いられる低温流体収容用の
低温タンクは、該低温タンク軽量化のため、高強度アル
ミニウム合金や繊維強化プラスチック(CFRP)を用
いて軽量化を図っている。図4及び図5は、かかる低温
タンクにおけるマンホールカバー取付ボルト用ねじ穴形
成部近傍の、部分断面形状の2つの例を示す。図4のも
のはアルミニウム合金からなるタンク本体21のねじ穴
4にヘリサート20を介装して、マンホールカバー取付
ボルト(図示せず)がねじ込まれるねじ穴4を補強して
いる。
【0003】図5のものは繊維強化プラスチック(CF
RP)からなるタンク本体21に、つば付きの金属製外
側ブッシュ23及び金属製内側ブッシュ24を互いに反
対側から圧入し、該内側ブッシュ24にマンホールカバ
ー取付ボルト(図示せず)がねじ込まれるねじ穴4を加
工することにより、金属に比べて軟質のCFRP材に直
接ねじ穴4を加工しないようにして該CFRP材を保護
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
手段のように、アルミニウム合金や繊維強化プラスチッ
ク(CFRP)等の金属材料よりも軟質の材料からなる
タンク本体21のねじ穴4にヘリサート20を介装する
手段にあっては、軟質の母材(タンク本体21)にコイ
ル状のヘリサート20を介装しこれにボルトをねじ込む
構造であるため、耐荷重性が小さく、ボルト荷重が大き
いものや繰り返し荷重が作用するボルトに適用する際に
はヘリサート20と母材との螺合部の破損を招く。
【0005】また、図5の手段のように、CFRP等の
軟質材料からなる母材(タンク本体21)にあるねじ穴
4を設けた金属製ブッシュ24及び23を圧入する手段
にあっては、金属製ブッシュ24、23と母材(タンク
本体21)との間のシール部におけるシール性が十分で
なく、タンク用の場合は該シール部からの流体の漏れが
発生し易く、内部に高圧流体や極低温の流体が収容され
るタンクには適用困難となる。
【0006】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ね
じ穴を有する繊維強化プラスチック(CFRP)等の複
合材からなる複合材製品において、ねじ穴部の強度が大
で大荷重や変動荷重に対する安全度が高く、かつねじ部
及び母材のシール性が良好で高圧容器や低温容器に安定
的に適用できる複合材製品の構造及び製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、ねじ穴を有す
る繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材からな
る複合材製品において、金属材料からなり前記ねじ穴が
形成されたインサート部材を前記複合材内に埋め込み、
炭素繊維等の線材で前記インサート部材と複合材とを縫
い合わせて構成してなることを特徴とする複合材製品の
構造を提案する。
【0008】請求項2ないし4は前記インサート部材及
び複合材の具体的構成に係り、請求項2記載の発明は請
求項1において、前記インサート部材は前記ねじ穴が形
成された小径部と該小径部よりも外形形状が大きい大径
部とを一体形成してなり、前記大径部を小径部よりも前
記複合材の奥側内部に配置して埋め込み固定してなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は請求項1において、
前記複合材は、前記インサート部材の固定部近傍を3次
元織物材にて構成し他の部分を2次元織物材にて構成し
てなることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は請求項1において、
前記インサート部材の、前記大径部の軸方向に前記線材
が挿通される多数の縫い合せ孔を穿孔し、該縫い合せ孔
に前記線材を通して前記複合材とを縫い合わせてなるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5ないし6記載の発明は複合材製品
を製造する方法の発明に係り、請求項5記載の発明は、
ねじ穴を有する繊維強化プラスチック(CFRP)等の
複合材からなる複合材製品の製造方法において、前記ね
じ穴が形成された小径部と該小径部よりも外形形状が大
きい大径部とが一体形成された金属材料製インサート部
材の前記小径部に前記ねじ穴を加工するとともに前記大
径部に多数の縫い合せ孔を穿孔し、該インサート部材を
前記複合材内に埋め込み、前記縫い合せ孔に炭素繊維等
の線材を通して前記インサート部材と複合材とを縫い合
わせることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は請求項5において、
前記インサート部材の大径部を前記複合材と一体成形す
る形で該複合材内に埋め込み、前記大径部の縫い合せ孔
内と前記複合材の該大径部の上下に位置する部分とに前
記線材を通して前記インサート部材と複合材とを縫い合
わせることを特徴とする。
【0013】かかる発明によれば、ねじ穴は高強度の金
属材料からなるインサート部材に加工されているので、
該ねじ穴にねじ込まれるボルトと同程度の強度を有し、
該ボルトの荷重が大荷重や繰り返し荷重であってもねじ
部が破損することがなく、ねじ部の耐荷重性が増大しボ
ルト荷重が大きいものや繰り返し荷重が作用するボルト
にも高い安全度で以って適用できる。また、請求項2及
び4記載の発明によれば、前記インサート部材をねじ穴
が形成された小径部と大径部とを一体形成して構成する
とともに該大径部の軸方向に多数の縫い合せ孔を穿孔
し、該縫い合せ孔に炭素繊維等からなる線材を通して該
大径部と複合材とを縫い合わせているので、ボルトから
の荷重により前記インサート部材が複合材から剥離する
ようなことがなく、複合材のインサート部材取付部近傍
が該インサート部材と一体化され、複合材の前記インサ
ート部材周りの強度が大幅に向上する。
【0014】また前記インサート部材を熱収縮が小さい
金属材料で構成して複合材内に埋め込み、前記のように
該インサート部材の多数の縫い合せ孔に炭素繊維等の線
材を通して該インサート部材と複合材とを強固に縫い合
わせているので、複合材が極低温となっても、かつまた
複合材内の流体圧力が高圧になっても、インサート部材
の挿入部等を通しての流体の漏洩が生じることがなく、
内部に高圧流体や極低温の流体が収容されるタンクに対
しても適用可能な、十分なシール性を有する。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、前記
複合材は前記インサート部材の固定部近傍を3次元織物
材にて構成し他の部分を2次元織物材にて構成している
ため、ボルト荷重を受ける高荷重部はこれに縫い合わせ
たインサート部材との共働により3次元方向の荷重に十
分に耐えることができる。さらに、インサート部材を複
合材内に埋め込み炭素繊維等の線材により縫い合わせる
のみであるので、少ない部品点数で以って複合材製品を
構成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0017】図1は本発明の実施例に係る低温流体収容
用の低温タンクに使用される複合材製品のねじ穴形成部
近傍の部分断面図(図2のA―A線断面図)、図2は複
合材製品の部分平面図である。図3は本発明が適用され
る低温タンクのマンホール部近傍の部分断面図である。
【0018】本発明が適用される低温タンクを示す図3
において、1は繊維強化プラスチック(CFRP)材か
らなるタンク本体、010は該タンク本体1の上部に開
口するマンホールである。11は該マンホール010を
覆うマンホールカバーであり複数のボルト12を前記タ
ンク本体1に形成されたねじ穴4にねじ込むことにより
前記タンク本体1に着脱可能となっている。13は流体
シール用のOリングである。前記CFRP材からなるタ
ンク本体1は、高い強度を必要とする前記ボルト12用
のねじ穴4形成部つまり後述するインサート部材2埋め
込み部近傍の高強度部1aを3次元織物材で構成し、他
の本体部1bを2次元織物材で構成している。
【0019】本発明は、かかる低温タンク等に適用され
る複合材製品のねじ穴形成部近傍の改良に関するもので
ある。本発明の実施例を示す図1〜2(尚、図1〜2は
前記タンク本体1の強度実験用ピースを示している)に
おいて、1はタンク本体、2は該タンク本体1内に埋め
込まれるインサート部材である。前記のように該タンク
本体1は前記インサート部材2が埋め込まれる近傍(高
強度部1a)をCFRPの3次元織物材で構成されてい
る。前記インサート部材2は高強度で熱収縮が小さくか
つ耐腐蝕性の大きいステンレス鋼等の金属材料からな
り、中央部にねじ穴4が形成された円柱状の小径部2a
と該小径部2aよりも外形形状(外径)が大きい円盤状
の大径部2bとを一体形成してなり、該大径部2bを小
径部2aよりも前記タンク本体1の奥側つまり前記ねじ
穴4とは反対側の内部に配置して該タンク本体1内に埋
め込まれている。
【0020】また前記インサート部材2の大径部2bに
は、軸方向つまり前記ねじ穴4の中心線04方向に多数
の縫い合せ孔6が穿孔され、該縫い合せ孔6に炭素繊維
3からなる線材を通して該インサート部材2と3次元織
物材からなるタンク本体1の3次元織物材からなる高強
度部1aに、前記炭素繊維3を該タンク本体1の上下面
から内部及び多数の縫い合せ孔6を往復して通すことに
より縫い合わせ、該インサート部材2をタンク本体1に
強固に固定している。5は強度実験に使用される取付用
ボルト穴である。
【0021】かかる構成を備えた複合材製品を製造する
にあたっては、金属材料からなるインサート部材2の小
径部2aねじ穴4を加工するとともに前記大径部2bに
多数の縫い合せ孔を穿孔する。次いで該インサート部材
2を、前記縫い合せ孔6に炭素繊維3からなる線材を通
して前記インサート部材2とタンク本体1とを縫い合わ
せる。
【0022】かかる実施例によれば、前記ねじ穴4は高
強度の金属材料からなるインサート部材2に加工されて
いるので、該ねじ穴4にねじ込まれる前記マンホールカ
バー11取付用のボルト12と同程度の強度を有し、ボ
ルト12の荷重が大荷重や繰り返し荷重であってもねじ
部が破損することはない。また、前記インサート部材2
をねじ穴4が形成された小径部2aと大径部2bとを一
体形成して構成するとともに該大径部2bの軸方向に多
数の縫い合せ孔を穿孔し、該縫い合せ孔に炭素繊維3か
らなる線材を通して該大径部2bと前記タンク本体1と
を縫い合わせているので、ボルト12からの荷重により
前記インサート部材2がCFRP材よりなるタンク本体
1から剥離するようなことがなく、タンク本体1のイン
サート部材2取付部近傍が該インサート部材2と一体化
され、タンク本体1の前記インサート部材2周りの強度
が大幅に向上する。
【0023】また前記インサート部材2を熱収縮が小さ
い金属材料で構成してタンク本体1内に埋め込み、前記
のように該インサート部材2の多数の縫い合せ孔6に炭
素繊維3を通して該インサート部材2とタンク本体1と
を強固に縫い合わせているので、タンク本体1が極低温
となっても、かつまたタンク本体1内の流体圧力が高圧
になっても、インサート部材2の挿入部等を通しての流
体の漏洩が生じることがなく、内部に高圧流体や極低温
の流体が収容されるタンクに対しても適用可能な、十分
なシール性を有する。
【0024】また、前記タンク本体1は前記インサート
部材2の固定部近傍の高強度部1aを3次元織物材にて
構成し他の部分(本体部1b)を2次元織物材にて構成
しているため、ボルト荷重を受ける高荷重部はこれに縫
い合わせた前記インサート部材2との共働により3次元
方向の荷重に十分に耐えることができる。さらに、イン
サート部材2をタンク本体1内に埋め込み炭素繊維3に
より縫い合わせるのみであるので、少ない部品点数で以
って複合材製品を構成できる。
【0025】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、高強度
の金属材料からなるインサート部材にねじ穴が加工され
ているので、該ボルトの荷重が大荷重や繰り返し荷重で
あってもねじ部が破損することがなく、ねじ部の耐荷重
性が増大しボルト荷重が大きいものや繰り返し荷重が作
用するボルトにも高い安全度で以って適用できる。ま
た、請求項2及び4記載の発明によれば、前記インサー
ト部材を構成する大径部の軸方向に穿孔した多数の縫い
合せ孔に炭素繊維等からなる線材を通して該大径部と複
合材とを縫い合わせているので、ボルトからの荷重によ
り従来のCFRPのように前記インサート部材が複合材
から剥離するようなことがなく、複合材のインサート部
材取付部近傍が該インサート部材と一体化され、複合材
の前記インサート部材周りの強度が大幅に向上する。
【0026】また前記インサート部材を熱収縮が小さい
金属材料で構成して複合材内に埋め込み、前記のように
該インサート部材と複合材とを強固に縫い合わせている
ので、複合材が極低温となっても、かつまた複合材内の
流体圧力が高圧になっても、インサート部材の挿入部等
を通しての流体の漏洩が生じることがなく、内部に高圧
流体や極低温の流体が収容されるタンクに対しても適用
可能な、十分なシール性を有する。
【0027】また、請求項3記載の発明によれば、前記
複合材は前記インサート部材の固定部近傍を3次元織物
材にて構成し他の部分を2次元織物材にて構成している
ため、ボルト荷重を受ける高荷重部はこれに縫い合わせ
たインサート部材との共働により3次元方向の荷重に十
分に耐えることができる。さらに、インサート部材を複
合材内に埋め込み炭素繊維等の線材により縫い合わせる
のみであるので、少ない部品点数で以って複合材製品を
構成できる。
【0028】要するに本発明によれば、ねじ穴を有する
繊維強化プラスチック等の複合材からなる複合材製品で
あって、ねじ穴部の強度が大で大荷重に対する安全度が
高く、かつねじ部及び母材のシール性が良好で高圧容器
や低温容器に安定的に適用できる複合材製品を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る低温流体収容用の低温
タンクに使用される複合材製品のねじ穴形成部近傍の部
分断面図(図2のA―A線断面図)である。
【図2】 複合材製品の部分平面図である。
【図3】 本発明が適用される低温タンクのマンホール
部近傍の部分断面図である。
【図4】 従来技術の第1例におけるマンホールカバー
取付ボルト用ねじ穴形成部近傍の部分断面図である。
【図5】 従来技術の第2例を示す図4対応図である。
【符号の説明】
1 タンク本体 1a 高強度部 1b 本体部 2 インサート部材 2a 小径部 2b 大径部 3 炭素繊維 4 ねじ穴 6 縫い合せ孔 010 マンホール 11 マンホールカバー 12 ボルト
フロントページの続き (72)発明者 下條 將宏 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 Fターム(参考) 4F211 AB18 AD03 AD16 AG02 AG03 AH43 TC01 TC20 TN80

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ穴を有する繊維強化プラスチック
    (CFRP)等の複合材からなる複合材製品において、
    金属材料からなり前記ねじ穴が形成されたインサート部
    材を前記複合材内に埋め込み、炭素繊維等の線材で前記
    インサート部材と複合材とを縫い合わせて構成してなる
    ことを特徴とする複合材製品。
  2. 【請求項2】 前記インサート部材は前記ねじ穴が形成
    された小径部と該小径部よりも外形形状が大きい大径部
    とを一体形成してなり、前記大径部を小径部よりも前記
    複合材の奥側内部に配置して埋め込み固定してなること
    を特徴とする請求項1記載の複合材製品。
  3. 【請求項3】 前記複合材は、前記インサート部材の固
    定部近傍を3次元織物材にて構成し他の部分を2次元織
    物材にて構成してなることを特徴とする請求項1記載の
    複合材製品。
  4. 【請求項4】 前記インサート部材の、前記大径部の軸
    方向に前記線材が挿通される多数の縫い合せ孔を穿孔
    し、該縫い合せ孔に前記線材を通して前記複合材とを縫
    い合わせてなることを特徴とする請求項1記載の複合材
    製品。
  5. 【請求項5】 ねじ穴を有する繊維強化プラスチック
    (CFRP)等の複合材からなる複合材製品の製造方法
    において、前記ねじ穴が形成された小径部と該小径部よ
    りも外形形状が大きい大径部とが一体形成された金属材
    料製インサート部材の前記小径部に前記ねじ穴を加工す
    るとともに前記大径部に多数の縫い合せ孔を穿孔し、該
    インサート部材を前記複合材内に埋め込み、前記縫い合
    せ孔に炭素繊維等の線材を通して前記インサート部材と
    複合材とを縫い合わせることを特徴とする複合材製品の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記インサート部材の大径部を前記複合
    材と一体成形する形で該複合材内に埋め込み、前記大径
    部の縫い合せ孔内と前記複合材の該大径部の上下に位置
    する部分とに前記線材を通して前記インサート部材と複
    合材とを縫い合わせることを特徴とする請求項5記載の
    複合材製品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3246146A1 (en) 2016-05-16 2017-11-22 Noriyuki Kanoh A method of making a synthetic resin structure
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