JP2003010570A

JP2003010570A - Ｇｐｓ受信機を具備するナイフ

Info

Publication number: JP2003010570A
Application number: JP2002100115A
Authority: JP
Inventors: Riba Philippo; リバフィリッポ
Original assignee: TCHIP SEMICONDUCTOR SA
Current assignee: TCHIP SEMICONDUCTOR SA
Priority date: 2001-04-02
Filing date: 2002-04-02
Publication date: 2003-01-14
Also published as: EP1428635A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ハイキングの最中に、遠隔地における方位確認
のために使用されるポケットナイフの提供。【解決手段】ポケットナイフ（１）は、アンテナ（１
９）を備えるＧＰＳ受信機（１５）、処理用電子部品
（１６）、ディスプレイ装置（１０；１０ａ）、入力装
置（１１；１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）並びに電池（２
０）、蓄電池（２１）若しくはソーラーセル（１８）の
ようなエンルギー源（１８、２０、２１）を有する。デ
ィスプレイ装置（１０；１０ａ）及び入力装置（１１；
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）は、開閉可能なキャップのキ
ャップ内表面（７ａ）上に配置されることができる。デ
ィスプレイ装置（１０；１０ａ）及び入力装置（１１；
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）は、ナイフ（１）のハンドル
（２、３、４）に回転可能に取付けられる要素（２４）
上に配置されることができる。ナイフ（１）は、容易に
操作することができ、使用者の方位確認を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多機能ナイフに関
する。この種のナイフは、例えば米国特許５，３１３，
３７６号に示されるように、コンパスを備えることがで
きる。しかし、コンパスを用いたときは方角が特定でき
るのみである。このことは、例えば道のない場所又は遠
隔地においてキャンプ又はハイキングをするときは、方
位確認の補助としては不十分である。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】このような背景に基づ
き、本発明の目的は、ある地域内においてよりよい方位
確認ができるように、上述のナイフを改良することであ
る。この目的は、請求項１に従うナイフにより達成され
る。

【０００３】

【課題を解決するための手段】ハンドル、アンテナを備
えるＧＰＳ受信機、処理用電子部品、少なくとも１つの
ディスプレイ及び少なくとも１つのエネルギー供給源を
有する多機能ナイフは、例えば郊外又は都市内でキャン
プをしているときであっても、正確な方位確認を世界中
で行うことを可能にする。さらに、ポケットナイフのよ
うな、特に小型の手頃なナイフは、ディスプレイ装置の
ようなはるかに大きい構成要素を収納するための十分な
場所を提供しながら、なおかつＧＰＳを装備できるとい
う長所を有する。

【０００４】ディスプレイ装置に加えて、ハンドルもま
た少なくとも１つの入力装置を選択的に有する。従っ
て、例えば、目的地Ｒの目的地座標Ｒ’は容易に入力さ
れることができ、ＧＰＳ受信機及びその処理用電子部品
は、現在位置Ａに基づいて、所要の目的地Ｒへの方向を
表示できる。

【０００５】ディスプレイ装置、入力装置及びエネルギ
ー供給源の少なくとも１つは、ナイフのハンドル外表面
上及びハンドル内の少なくとも一方に配置されることが
好ましい。これらの構成要素をナイフ内に配置すること
は、例えばそれらを損傷しないように保護する。さら
に、ナイフが切断等の他の目的に使用されているとき
は、データは、意図的にでなければ入力されない。一
方、ハンドル外表面上への配置は、入力装置の操作及び
情報の読込の少なくとも一方を素早く行うことを可能に
する。

【０００６】アンテナを備えるＧＰＳ受信機及び処理用
電子部品は、ハンドル内に配置されることが好ましい。

【０００７】ナイフのハンドルは、ハンドル内に配置さ
れる１つ以上の構成要素を受容できる少なくとも１つの
区画（コンパートメント）を有することが好ましく、こ
の区画は、少なくとも１つのキャップによって閉鎖され
る。このような区画により、構成要素を容易に交換又は
修理を行うことが可能になる。

【０００８】さらに、ディスプレイ装置、入力装置及び
エネルギー供給源の少なくとも１つは、ハンドルに回転
可能に取付けられてハンドル内側の位置からハンドル外
側の位置へ回転移動することが好ましく、すなわち、開
閉可能なキャップの内表面に配置されることが好まし
い。開閉可能なキャップ及び回転可能に取付けられた構
成要素の少なくとも１つによって、例えばソーラーセル
のような大きな要素を受容できるハンドル外表面に加え
て、さらに広い領域がアクセス可能となる。

【０００９】電池、蓄電池及びソーラーセルの少なくと
も１つは、エネルギー供給源として使用されることが好
ましい。他の適当なエネルギー供給源も同様に使用可能
である。特に電池は、小さい故に、より小さいナイフに
挿入できるので、エネルギー供給源に適している。しか
し電池は、蓄電池と比較すると不利である。電池は、広
く知られるように一度使用したら廃棄されねばならない
が、一方蓄電池は、例えば電源装置によって再充電が可
能だからである。ナイフがソーラーセルを有する場合
は、蓄電池は、例えばソーラーセルによって再充電され
る。好適な実施形態においては、蓄電池及び電池のよう
な複数のエネルギー供給源がナイフ内に組み込まれる。
ただ１つのエネルギー供給源である場合と対比して、１
つのエネルギー供給源の電力が不足した場合、他のエネ
ルギー供給源が電力を供給し続けるからである。

【００１０】本発明のさらなる実施形態、長所及び応用
例は、特許請求の範囲及び以下の具体例に、図面を参照
しながら示される。

【００１１】

【発明の実施の形態】先ず、本発明に従うナイフの実施
形態の側面図を用いて、本発明を説明する。

【００１２】図１は、基礎本体２を含むハンドル２、
３、４を具備するナイフ１を示す。第１キャップ３及び
第２キャップ４は、基礎本体２に配置される。第１キャ
ップ３及び第２キャップ４は、ナイフ１のハンドル外表
面５の少なくとも一部を形成する。しかしながら、キャ
ップ３、４の１つだけ又は２つ以上のキャップを基礎本
体２に配置することも可能である。

【００１３】ナイフ１は、図１に示されるように、小型
のハンディなポケットナイフ１、特にスイスポケットナ
イフ１のような構造であることが好ましい。しかし、ナ
イフ１の寸法は制限を受けるものではない。例えば、Ｇ
ＰＳには、大きな刃（マチェーテ）も装備することがで
きる。

【００１４】基礎本体２は、例えば、ブレード６及び他
のアクセサリー（図示されていない）の少なくとも１つ
を有する。またそのブレード６及び他のアクセサリー
は、ハンドル２、３、４に回転可能に取付けられて、ス
イスポケットナイフにおいて知られているように、ハン
ドル２、３、４の内側の位置からハンドル２、３、４の
外側の位置に回転移動する。ナイフ１の他の実施形態に
おいては、ブレード６及びアクセサリーの少なくとも１
つは、回転可能に取付けられなくともよい。この場合、
例えばマチェーテであるブレード６及びアクセサリーの
少なくとも１つは、ハンドル２、３、４に固定状態に取
付けられる。

【００１５】キャップ３、４は、キャップ内表面７ａ
（図２参照）及びキャップ外表面７ｂを有し、キャップ
外表面７ｂは、ナイフ１のハンドル外表面５の少なくと
も一部を形成する。そのようなキャップ３、４は、ナイ
フ１に取付けられて、例えばエネルギー供給源２０、２
１が挿入される区画８を囲む機能を有する。そのような
挿入されたエネルギー供給源２０、２１は、汚染しない
ように保護されており、容易に交換可能である。

【００１６】キャップ３、４は、周囲壁９を備える反り
形状を有することが好ましい。しかし、キャップ３、４
は任意の形状を有することができ、それらの寸法、特に
周囲壁９の寸法は、ナイフの種類に応じて変更できる。
ポケットナイフの周囲壁９の高さは、例えば３〜４ｍｍ
である。

【００１７】キャップ３、４は、例えばプラスチック、
金属又は他の材料から成る。

【００１８】ディスプレイ装置１０、１０ａ及び入力装
置１１、１１ｂ、１１ｃは、ナイフ１の第１キャップ３
上に取付けられ、又は、図１に示されるように、第１キ
ャップ３内に包埋される。ディスプレイ装置１０及び入
力装置１１、１１ａ（図２参照）もまた、ＬＣＤディス
プレイ１０、１１、１１ａを有することができる。さら
に、入力装置１１、１１ａは、タッチスクリーン１１ａ
としての構造を有することができ、それによって、目的
地Ｒの座標Ｒ’のようなデータをペンで入力できる。デ
ィスプレイ装置１０及び入力装置１１、１１ａは、互い
に分離される必要はなく、タッチスクリーン１１ａの構
造を有するＬＣＤディスプレイ１０、１１、１１ａのよ
うな単一の装置１０、１１、１１ａを形成できることは
明らかである。ディスプレイ装置１０及び入力装置１
１、１１ａの少なくとも１つは、数値及び図の少なくと
も一方によりデータを表示する。ディスプレイ装置１０
においては、例えば、現在位置Ａの座標Ａ’又は到達す
べき目的地Ｒへの方向を指示する矢印１２（図２参照）
のような、適切なデータが表示可能である。

【００１９】入力装置１１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃは
また、少なくとも１つのボタン１１ｂ及び少なくとも１
つの赤外線受信機１１ｃのいずれか一方若しくは双方、
又はデータ入力に適した他の入力手段を有することがで
きる。例えば、図１は、入力装置１１、１１ｂ、１１ｃ
としてのボタン１１ｂ及び赤外線受信機１１ｃを示して
おり、それらは第１キャップ３の周囲壁９に取付けられ
る。赤外線受信機１１ｃは、例えば、データ処理装置か
らナイフ１へのデータ伝送又はその逆方向のデータ伝送
を可能にする。データ処理装置は、例えばＰＣ又は携帯
電話である。キャップ領域の大部分は、例えばディスプ
レイ装置１０、１０ａの配置に使用できるため、キャッ
プ３、４の周囲壁９は、入力装置１１、１１ｂ、１１ｃ
の保持によく適している。

【００２０】ディスプレイ１０に表示される矢印１２の
方向は、以下のように特定される。先ず、目的地Ｒの座
標Ｒ’がナイフ１の入力装置１１、１１ａ、１１ｂ、１
１ｃにより入力される。次に、使用者が現在位置（位置
Ａ）から第２位置（位置Ｂ）に移動する。位置Ａの座標
Ａ’及び位置Ｂの座標Ｂ’が特定されたら、解析電子部
品１６は、位置座標Ｂ’とＡ’の差を計算することによ
って、位置Ｂに対する位置Ａの方位を特定する。計算さ
れた方位、位置Ｂの座標Ｂ’及び目的地Ｒの座標Ｒ’に
基づいて、解析電子部品１６は、位置Ａ及びＢを結ぶ線
とナイフ軸線１３とが予め定めた関係に維持されている
と仮定して、ディスプレイ装置１０上のナイフ軸線１３
に対して相対的に、目的地Ｒの方向を表示する。目的地
の方向は、例えば矢印１２及び発光ダイオードのような
インジケーター１０ａの少なくとも一方、又は他の適当
な手段によって表示される。このために、任意のナイフ
軸線１３（好ましくは長手方向軸線１３）は、ＡからＢ
に至る直線に対して、予め定めた角度（例えば０°）を
成して配置される。

【００２１】仮にＧＰＳナイフの使用者が、位置Ｂから
位置Ｃへさらに移動したときは、ＧＰＳは、ＢからＣへ
至る直線の方位を再び特定し、目的地Ｒへ向かう方向を
位置Ｃにおけるナイフ軸線１３に対して特定する。上述
した測定は、周期的にすなわち短いインターバルで実行
可能であるので、所要の目的地Ｒへ至る経路からの偏差
は速やかに検出され得る。

【００２２】ナイフ１は、ＧＰＳ受信機に加えて、コン
パス１４も具備することができる。この場合、目的地の
方向は、例えば以下のように特定される。ＧＰＳ受信機
１５、現在位置Ａ（点Ａ）の座標Ａ’及びコンパス１４
によって、「北」の方位が特定される。

【００２３】これらのデータに基づいて、解析電子部品
１６は、任意のナイフ軸線１３と「北」方向との間の角
度α、及びナイフ軸線１３と位置Ａから目的地Ｒに至る
直線との間の角度βを計算する。角度βによって、ナイ
フ軸線１３に対する目的地方向は、例えばディスプレイ
１０上の矢印１２によって表示される。コンパス１４の
使用によって、矢印は、ナイフ軸線１３の配置とは無関
係に、常に目的地方向を示すことが可能になる。矢印１
２の代わりに又は矢印１２に加えて、ナイフ１は、光源
又は類似のインジケーターを有することができ、その光
源又はインジケーターは、長手方向軸線１３のような適
切なナイフ軸線１３が所要の目的地Ｒに整合配置される
と、直ちに発光する（又は予め定めた他の表示状態にな
る）。

【００２４】第１及び第２キャップ３、４により閉鎖さ
れ得る少なくとも１つの区画８又は他のスペースは、基
礎本体２に配置される。第１キャップ３の下方におい
て、例えば、処理用電子部品１６及びアンテナ１９又は
他の電子部品構成要素を備えるＧＰＳ受信機１５は、１
つ又はいくつかの区画８に配置される。

【００２５】アンテナ１９は、例えば「パッチアンテ
ナ」、すなわち、溝を具備する正方形の伝導性領域であ
り、その溝はその伝導性領域に極性を与える。「パッチ
アンテナ」は、少なくとも１ｘ１ｍｍ²の領域を覆い、
例えば１２ｘ１２ｍｍ²の領域を覆うセラミックボード
に取付けられる。ＧＰＳ信号又は他の信号の受信に適し
た他の種類のアンテナも、同様に使用できることは明ら
かである。

【００２６】さらに、基礎本体２は、電池２０及び蓄電
池２１の少なくとも一方のようなエネルギー供給源２
０、２１又は他の構成要素を受容するための少なくとも
１つの区画８を有し、また区画８は、第２キャップ４に
よって閉鎖される。ソーラーセル１８は、第２キャップ
４のキャップ外表面７ｂ上に配置又はキャップ外表面７
ｂ内に包埋されることができる。これらのソーラーセル
１８は、例えば蓄電池２１の再充電器、又は処理用電子
部品１６、ディスプレイ装置１０、１０ａ、入力装置１
１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ及びアンテナ１９を備える
ＧＰＳ受信機１５の直接的なエネルギー供給源として機
能する。さらに、少なくとも１つの穴２２が、基礎本体
２に備えられ、基礎本体２全体の中を少なくとも部分的
に伸びる。この穴２２は、エネルギー及びデータの少な
くとも一方を送るためのワイヤー２３を受容できる。例
えば、ワイヤー２３は、第２キャップ４の下方の区画８
に配置される電池２０のようなエネルギー供給源１８、
２０、２１と、第１キャップ３の下方に配置されるアン
テナ１９を備えるＧＰＳ受信機１５のようなエネルギー
消費要素１０、１０ａ、１１、１１ａ、１１ｃ、１５、
１６、１９とに接続される。

【００２７】第１キャップ３及び第２キャップ４は、基
礎本体２と分離可能に取付けられる。各々のキャップ
３、４は、例えばプラグインコネクタ（図示されていな
い）によって基礎本体２に取付可能であり、基礎本体２
と着脱可能である。

【００２８】ナイフ１のさらなる実施形態においては、
図２に示されるように、第１キャップ３及び第２キャッ
プ４の少なくとも一方は、ピボット式に開閉可能であ
る。この目的のために、各々のキャップ３、４は、ヒン
ジ１７又は他の適当な手段によってナイフ１に取付けら
れる。入力装置１１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、ディス
プレイ装置１０、１０ａ、及びソーラーセル１８のよう
なエネルギー供給源１８、２０、２１の少なくとも１つ
は、ハンドル外表面５、及びキャップ３，４のキャップ
内表面７ａのようなナイフ１のハンドル２、３、４の少
なくとも一方に配置可能である。

【００２９】ナイフ１のさらなる実施形態においては、
ディスプレイ装置１０、１０ａ、入力装置１１、１１
ａ、１１ｂ、１１ｃ及びエネルギー供給源１８、２０、
２１の少なくとも１つは、ハンドル２、３、４に回転可
能に取付けられて、ハンドル２、３、４の内側の位置か
らハンドル２、３、４の外側の位置に回転する。図３
は、回転可能に取付けられたブレード６が、回転可能に
取付けられた要素２４に取り替えられた実例を示してい
る。要素２４は、図示されるように、ディスプレイ装置
１０、入力装置１１ａ及びソーラーセル１８を担持す
る。キャップ３、４と類似して、要素１０、１０ａ、１
１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１８、２０、２１を回転
式に取付けることは、それらを損傷から保護する。さら
なる長所は、例えば、付加的なブレード６を要素２４に
取り替えることによって、例えばソーラーセルのための
有効な領域が増加することである。

【００３０】図４は、ディスプレイ装置１０、１０ａ並
びに入力装置１１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃの特殊例と
して第１キャップ３に取付けられた複数のボタン１１ｂ
及び２つの赤外線受信機１１ｃを示している。

【００３１】図５は、ナイフ１の底側に配置されたソー
ラーセル１８を示している。

【００３２】基本的に、少なくとも上述の要素６、８、
１０、１０ａ、１１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１４〜
２３は、ハンドル２、３、４内又はハンドル２、３、４
上に任意に配置されることができる。例えば、アンテナ
１９を備えるＧＰＳ受信機１５、ディスプレイ装置１
０、１０ａ、入力装置１１、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、
処理用電子部品（１６）及びエネルギー供給源１８、２
０、２１若しくは他の要素は、１つのキャップ３、４の
下方に集合して配置されることができる。

【００３３】エネルギー供給源１８、２０、２１は、ナ
イフ１の外側に配置されることもできる。例えば、キャ
ップ３、４によって閉鎖されることができて電池２０を
有する区画８は、プラグインコネクタを用いてナイフ１
に分離可能に取付けられることができ、ＧＰＳ受信機の
エネルギー供給源を備える。

【００３４】また、通常のナイフ１は、ＧＰＳ受信機を
装備することができ、少なくとも上述の要素１５、１
６、１８〜２１は、そのような通常のナイフ１内に組み
込むことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に従うポケットナイフの側面
図である。

【図２】開閉可能なキャップを備える図１のナイフの斜
視図である。

【図３】ハンドルに回転可能に取付けられて、ハンドル
内側の位置からハンドル外側の位置へ回転移動する入力
装置、ディスプレイ装置及びソーラーセルを備える図１
のナイフの上面図である。

【図４】図１のナイフの上面図である。

【図５】図１のナイフの底面図である。

【符号の説明】

１…ナイフ２…基礎本体３…第１キャップ４…第２キャップ５…ハンドル面６…ブレード７…キャップ面８…区画９…外周壁１０…ディスプレイ装置１１…入力装置１２…矢印１３…ナイフ軸線１４…コンパス１５…ＧＰＳ受信機１６…電子部品１７…ヒンジ１８…ソーラーセル１９…アンテナ２０…電池２１…蓄電池２２…穴２３…ワイヤー２４…回転要素

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2F029 AB01 AB07 AC02 3C061 AA03 AA50 BA03 5H180 AA21 BB02 BB05 CC12 FF05 FF24 FF33

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】特にレジャー及びキャンプのための多機
能のナイフ（１）であって、ハンドル（２、３、４）
と、アンテナ（１９）を備えるＧＰＳ受信機（１５）
と、処理用電子部品（１６）と、少なくとも１つのディ
スプレイ装置（１０、１０ａ）と、少なくとも１つのエ
ネルギー供給源（１８、２０、２１）と、を有するナイ
フ（１）。
【請求項２】前記ハンドル（２、３、４）は、位置座
標を入力するための少なくとも１つの入力装置（１１；
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）を有する請求項１に記載のナ
イフ。
【請求項３】前記ハンドル（２、３、４）は、ハンド
ル外表面（５）を有し、前記ディスプレイ装置（１０；
１０ａ）、前記入力装置（１１；１１ａ、１１ｂ、１１
ｃ）及び前記エネルギー供給源（１８、２０、２１）の
少なくとも１つは、前記ハンドル（２、３、４）の前記
ハンドル外表面（５）上と前記ハンドル（２、３、４）
内との少なくとも一方に配置される請求項２に記載のナ
イフ。
【請求項４】前記入力装置（１１；１１ａ、１１ｂ、
１１ｃ）、前記ディスプレイ装置（１０；１０ａ）及び
前記エネルギー供給源（１８、２０、２１）の少なくと
も１つは、前記ハンドル（２、３、４）に回転可能に取
付けられて、前記ハンドル（２、３、４）の内側の位置
から前記ハンドル（２、３、４）の外側の位置に回転移
動する請求項２又は３に記載のナイフ。
【請求項５】前記アンテナ（１９）を備える前記ＧＰ
Ｓ受信機（１５）及び前記処理用電子部品が前記ハンド
ル（２、３、４）に配置される請求項１〜４のいずれか
１項に記載のナイフ。
【請求項６】前記ハンドル（２、３、４）は、前記ア
ンテナ（１９）を備える前記ＧＰＳ受信機（１５）、前
記処理用電子部品（１６）、前記ディスプレイ装置（１
０；１０ａ）及び前記エネルギー供給源（１８、２０、
２１）の少なくとも１つを受容する少なくとも１つの区
画（８）を有する請求項１〜５のいずれか１項に記載の
ナイフ。
【請求項７】前記ハンドル（２、３、４）は、前記区
画（８）を閉鎖するためのキャップ内表面（７ａ）及び
キャップ外表面（７ｂ）を備える少なくとも１つのキャ
ップ（３、４）を有し、前記キャップ外表面（７ｂ）
は、前記ハンドル（２、３、４）のハンドル外表面
（５）の一部を形成する請求項６に記載のナイフ。
【請求項８】前記キャップ（３、４）は開閉可能であ
り、入力装置（１１；１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）、前記
ディスプレイ装置（１０；１０ａ）及び前記エネルギー
供給源（１８、２０、２１）の少なくとも１つは前記キ
ャップ（３、４）の前記キャップ内表面（７ａ）に配置
される請求項７に記載のナイフ。
【請求項９】前記キャップ（３、４）は、周囲壁
（９）を備える反り形状を有し、入力装置（１１；１１
ａ、１１ｂ）は、前記周囲壁（９）に配置される請求項
７又は８に記載のナイフ。
【請求項１０】前記ディスプレイ装置（１０）及び入
力装置（１１；１１ａ）の少なくとも１つが、ＬＣＤデ
ィスプレイ（１０；１１、１１ａ）を有する請求項１〜
９のいずれか１項に記載のナイフ。
【請求項１１】前記入力装置（１１；１１ａ、１１
ｂ、１１ｃ）がタッチスクリーン（１１ａ）である請求
項１０に記載のナイフ。
【請求項１２】少なくとも１つのボタン（１１ａ）を
備える入力装置（１１；１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）を有
する請求項１〜１１のいずれか１項に記載のナイフ。
【請求項１３】赤外線受信機を有する請求項１〜１２
のいずれか１項に記載のナイフ。
【請求項１４】前記エネルギー供給源（１８、２０、
２１）が、蓄電池（２１）、電池（２０）及びソーラー
セル（１８）の少なくとも１つである請求項１〜１３の
いずれか１項に記載のナイフ。
【請求項１５】前記処理用電子部品（１６）は、位置
Ａの位置座標Ａ’及び位置Ｂの位置座標Ｂ’を特定し、
前記位置座標Ａ’とＢ’との間の差を計算してＡからＢ
に至る直線の方向を特定し、位置Ｂから座標Ｒ’を有す
る目的地Ｒへの目的地方向を計算し、前記ＡからＢに至
る直線に整合配置されたナイフ軸線（１３）に対して前
記目的地方向を前記ディスプレイ装置（１０；１０ａ）
に表示する構造を有し、前記ナイフ（１）は、前記座標
Ｒ’を入力するための入力装置（１１；１１ａ、１１
ｂ、１１ｃ）を有する請求項１〜１４のいずれか１項に
記載のナイフ。
【請求項１６】前記ナイフ軸線（１３）は、前記ナイ
フ（１）の長手方向軸線（１３）であり、前記処理用電
子部品（１６）は、前記ＡからＢに至る直線に対して前
記長手方向軸線（１３）が平行に整合配置されることに
よって、前記目的地方向が前記ディスプレイ装置（１
０；１０ａ）上に表示されるように構成されている請求
項１５に記載のナイフ。
【請求項１７】コンパス（１４）を有するナイフであ
って、前記処理用電子部品（１６）は、前記コンパス
（１４）、前記ＧＰＳ受信機（１５）及び前記ディスプ
レイ装置（１０；１０ａ）に接続され、前記コンパス
（１４）及び前記ＧＰＳ受信機（１５）から与えられる
データを用いて目的地方向の特定を可能にするとともに
前記目的地方向を表示する構造を有する請求項１〜１４
のいずれか１項に記載のナイフ。
【請求項１８】前記ディスプレイ装置（１０）は、前
記ナイフ（１）の軸線（１３）が目的地方向に沿って整
合配置されたときに、目的地方向を示す矢印（１２）の
表示及びインジケーターの発光の少なくとも一方を行う
構造を有する請求項１〜１７のいずれか１項に記載のナ
イフ。
【請求項１９】前記ナイフ（１）は、ポケットナイフ
（１）、特にスイスポケットナイフ（１）である請求項
１〜１８のいずれか１項に記載のナイフ。
【請求項２０】前記ナイフ（１）の前記ハンドル
（２、３、４）は、基礎本体（２）を有し、前記少なく
とも１つのキャップ（３、４）は、前記基礎本体（２）
の第１及び第２部分に配置される第１及び第２キャップ
であり、前記基礎本体（２）は、ワイヤー（２３）のた
めの少なくとも１つの穴（２２）を有し、前記ワイヤー
（２３）は、前記第２キャップ（４）の下方の前記エネ
ルギー供給源（１８、２０、２１）と、前記第１キャッ
プ（３）の下方の少なくとも１つのエネルギー要求要素
（１０、１１、１５、１６、１９）とに接続される請求
項７及び１９に記載のナイフ。