JP2003009212A - 位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法 - Google Patents
位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法Info
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- JP2003009212A JP2003009212A JP2001194658A JP2001194658A JP2003009212A JP 2003009212 A JP2003009212 A JP 2003009212A JP 2001194658 A JP2001194658 A JP 2001194658A JP 2001194658 A JP2001194658 A JP 2001194658A JP 2003009212 A JP2003009212 A JP 2003009212A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各基地局の設置形態が異なる場合にも、移動
局の位置推定を高精度に推定することが可能な位置推定
システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法を提
供する。 【解決手段】 移動局20は、コードレス電話システム
の親機10が子機に向けて送信する制御信号の受信を試
みて、その制御信号を受信した場合には、当該制御信号
に含まれる個体識別情報を位置推定装置40へ送信す
る。位置推定装置40は、この個体識別情報に対応する
親機10の設置住所情報に基づいて、親機10の設置場
所を移動局20の位置と推定する。
局の位置推定を高精度に推定することが可能な位置推定
システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法を提
供する。 【解決手段】 移動局20は、コードレス電話システム
の親機10が子機に向けて送信する制御信号の受信を試
みて、その制御信号を受信した場合には、当該制御信号
に含まれる個体識別情報を位置推定装置40へ送信す
る。位置推定装置40は、この個体識別情報に対応する
親機10の設置住所情報に基づいて、親機10の設置場
所を移動局20の位置と推定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
における移動局の位置を推定する位置推定システム、該
位置推定システムにおける位置推定装置及び移動局、並
びに、該位置推定システムにおける位置推定方法に関す
る。
における移動局の位置を推定する位置推定システム、該
位置推定システムにおける位置推定装置及び移動局、並
びに、該位置推定システムにおける位置推定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、移動局の位置を推定する方法とし
て、例えば、複数の基地局から送信される下り信号の受
信レベル(受信強度)を移動局において測定し、その各
基地局に対する受信強度に応じて移動局の位置を推定す
る方法がある。
て、例えば、複数の基地局から送信される下り信号の受
信レベル(受信強度)を移動局において測定し、その各
基地局に対する受信強度に応じて移動局の位置を推定す
る方法がある。
【0003】具体的には、次のようにして移動局の位置
が推定される。まず、移動局は複数の基地局から送信さ
れた下り信号の受信強度を基地局毎に所定時間(例えば
数秒間)測定する。次に、移動局は、その間に測定され
た各基地局に対する受信強度の平均値を算出し、その算
出した受信強度の平均値を各基地局に対応する測定受信
強度として、位置推定装置に送信する。位置推定装置
は、受信した各基地局に対する測定受信強度と、各基地
局の設置位置情報を利用して、その受信強度の内分点を
移動局の推定位置として算出する。
が推定される。まず、移動局は複数の基地局から送信さ
れた下り信号の受信強度を基地局毎に所定時間(例えば
数秒間)測定する。次に、移動局は、その間に測定され
た各基地局に対する受信強度の平均値を算出し、その算
出した受信強度の平均値を各基地局に対応する測定受信
強度として、位置推定装置に送信する。位置推定装置
は、受信した各基地局に対する測定受信強度と、各基地
局の設置位置情報を利用して、その受信強度の内分点を
移動局の推定位置として算出する。
【0004】即ち、i番目の基地局(「CSi」と表記
する)の設置位置を{xi,yi}、i番目の基地局か
ら受信した信号の受信強度をEiとしたときに、移動局
の推定位置{X,Y}は、以下の数1を利用して算出さ
れる。
する)の設置位置を{xi,yi}、i番目の基地局か
ら受信した信号の受信強度をEiとしたときに、移動局
の推定位置{X,Y}は、以下の数1を利用して算出さ
れる。
【0005】
【数1】
数1において、nは移動局の位置推定のために下り信号
が用いられる基地局の総数である。数1による演算の結
果、各基地局(CS1〜CSn)の重心位置に対して測
定受信強度で重み付けした点が移動局の推定位置として
得られる。
が用いられる基地局の総数である。数1による演算の結
果、各基地局(CS1〜CSn)の重心位置に対して測
定受信強度で重み付けした点が移動局の推定位置として
得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、数1に
示したような受信強度に基づく位置推定方法は、位置推
定に関わる制御が簡便である反面、その精度がサービス
エリア内における基地局の設置間隔によって影響を受け
る。一般に都市部では、単位面積あたりの加入者容量を
増加させるために、基地局の設置間隔は小さく、位置推
定精度は高くなる。これに対し、住宅地や郊外では、都
市部ほど単位面積あたりの加入者容量を増加させる必要
がないため、サービスエリアの拡大と機器設置費用との
トレードオフにより、比較的、基地局の設置間隔が大き
く、位置推定精度は劣化する。
示したような受信強度に基づく位置推定方法は、位置推
定に関わる制御が簡便である反面、その精度がサービス
エリア内における基地局の設置間隔によって影響を受け
る。一般に都市部では、単位面積あたりの加入者容量を
増加させるために、基地局の設置間隔は小さく、位置推
定精度は高くなる。これに対し、住宅地や郊外では、都
市部ほど単位面積あたりの加入者容量を増加させる必要
がないため、サービスエリアの拡大と機器設置費用との
トレードオフにより、比較的、基地局の設置間隔が大き
く、位置推定精度は劣化する。
【0007】例えば、移動通信システムとしてPHS
(Personal Handyphone System)を想定した場合、基地
局の設置間隔は、都市部では100[m]前後であり、
位置推定の誤差は100[m]程度になる場合があるこ
とが経験的に知られている。これに対し、住宅地や郊外
では500[m]以上に設定される場合があり、位置推
定の誤差は300〜400[m]程度になる場合がある
ことが経験的に知られている。
(Personal Handyphone System)を想定した場合、基地
局の設置間隔は、都市部では100[m]前後であり、
位置推定の誤差は100[m]程度になる場合があるこ
とが経験的に知られている。これに対し、住宅地や郊外
では500[m]以上に設定される場合があり、位置推
定の誤差は300〜400[m]程度になる場合がある
ことが経験的に知られている。
【0008】このように、数1に示したような受信強度
に基づく位置推定方法は、その精度に地域間格差が生じ
る。このため、各基地局の設置形態が異なる場合にも、
移動局の位置推定を高精度に推定することが可能な位置
推定方法が要求されている。
に基づく位置推定方法は、その精度に地域間格差が生じ
る。このため、各基地局の設置形態が異なる場合にも、
移動局の位置推定を高精度に推定することが可能な位置
推定方法が要求されている。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、その目的は、各基地局の設置形態が異なる場合に
も、移動局の位置推定を高精度に推定することが可能な
位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定
方法を提供することにある。
り、その目的は、各基地局の設置形態が異なる場合に
も、移動局の位置推定を高精度に推定することが可能な
位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、請求項1に記載されるように、移動局
と、コードレス電話システムの親機と、前記移動局の位
置を推定する位置推定装置とを有する位置推定システム
において、前記親機は、自機の特定情報を送信する第1
の情報送信手段を備え、前記移動局は、前記第1の情報
送信手段により送信された親機の特定情報を受信する第
1の情報受信手段と、前記位置推定装置に対して、前記
第1の情報受信手段により受信された親機の特定情報を
送信する第2の情報送信手段とを備え、前記位置推定装
置は、前記第2の情報送信手段により送信された親機の
特定情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の
情報受信手段により受信された親機の特定情報により特
定される親機の位置情報に基づいて、前記移動局の位置
を推定する第1の位置推定手段とを備えるようにした。
め、本発明は、請求項1に記載されるように、移動局
と、コードレス電話システムの親機と、前記移動局の位
置を推定する位置推定装置とを有する位置推定システム
において、前記親機は、自機の特定情報を送信する第1
の情報送信手段を備え、前記移動局は、前記第1の情報
送信手段により送信された親機の特定情報を受信する第
1の情報受信手段と、前記位置推定装置に対して、前記
第1の情報受信手段により受信された親機の特定情報を
送信する第2の情報送信手段とを備え、前記位置推定装
置は、前記第2の情報送信手段により送信された親機の
特定情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の
情報受信手段により受信された親機の特定情報により特
定される親機の位置情報に基づいて、前記移動局の位置
を推定する第1の位置推定手段とを備えるようにした。
【0011】コードレス電話システムの親機が信号を送
信する際の送信電力は、平均10[mW]と規定されて
おり、公衆設置された基地局の送信電力(例えばPHS
の場合は、20〜500[mW])に比べて非常に小さ
い。また、親機の設置場所は、屋内が一般的である。屋
内からの信号を屋外で受信する場合、壁や構造物による
遮蔽等の影響により、屋外からの信号を屋外で受信する
場合に比べ、約数十[dB]減衰することが知られてい
る。このため、屋内設置されている親機からの信号が屋
外に届く範囲は、数十[m]程度である。従って、屋内
設置されている親機からの信号を屋外で受信することが
できた場合、その受信点は親機から数十[m]の範囲内
であると考えられる。
信する際の送信電力は、平均10[mW]と規定されて
おり、公衆設置された基地局の送信電力(例えばPHS
の場合は、20〜500[mW])に比べて非常に小さ
い。また、親機の設置場所は、屋内が一般的である。屋
内からの信号を屋外で受信する場合、壁や構造物による
遮蔽等の影響により、屋外からの信号を屋外で受信する
場合に比べ、約数十[dB]減衰することが知られてい
る。このため、屋内設置されている親機からの信号が屋
外に届く範囲は、数十[m]程度である。従って、屋内
設置されている親機からの信号を屋外で受信することが
できた場合、その受信点は親機から数十[m]の範囲内
であると考えられる。
【0012】このため、移動局が親機からの該親機の特
定情報を受信し、位置推定装置がこの移動局によって受
信された親機の特定情報により特定される親機の位置情
報に基づいて、前記移動局の位置を推定することによ
り、従来の受信強度に基づく位置推定に比べて、住宅地
や郊外等の公衆設置された基地局の設置間隔が大きい地
域における位置推定精度を向上させることができ、各基
地局の設置形態が異なる場合にも、移動局の位置推定を
高精度に推定することが可能となる。
定情報を受信し、位置推定装置がこの移動局によって受
信された親機の特定情報により特定される親機の位置情
報に基づいて、前記移動局の位置を推定することによ
り、従来の受信強度に基づく位置推定に比べて、住宅地
や郊外等の公衆設置された基地局の設置間隔が大きい地
域における位置推定精度を向上させることができ、各基
地局の設置形態が異なる場合にも、移動局の位置推定を
高精度に推定することが可能となる。
【0013】また、本発明は請求項2に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記親機の特定情報と該親機の位置情報とを対応付
けて記憶する第1の情報記憶手段を備え、前記第1の位
置推定手段は、前記第2の情報受信手段により受信され
た親機の特定情報に対応付けられて前記第1の情報記憶
手段に記憶されている親機の位置情報に基づいて、前記
移動局の位置を推定するようにした。
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記親機の特定情報と該親機の位置情報とを対応付
けて記憶する第1の情報記憶手段を備え、前記第1の位
置推定手段は、前記第2の情報受信手段により受信され
た親機の特定情報に対応付けられて前記第1の情報記憶
手段に記憶されている親機の位置情報に基づいて、前記
移動局の位置を推定するようにした。
【0014】また、本発明は請求項3に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、 前記第1の位置
推定手段は、前記親機の位置を前記移動局の位置と推定
するよ うにした。
に、前記位置推定システムにおいて、 前記第1の位置
推定手段は、前記親機の位置を前記移動局の位置と推定
するよ うにした。
【0015】このように、親機の位置を移動局と位置と
推定する場合においても、その誤差は数十[m]の範囲
内であるため、従来の受信強度に基づく位置推定に比べ
て、の公衆設置された基地局の設置間隔が大きい地域に
おける位置推定精度を向上させることができ、各基地局
の設置形態が異なる場合にも、移動局の位置推定を高精
度に推定することが可能となる。
推定する場合においても、その誤差は数十[m]の範囲
内であるため、従来の受信強度に基づく位置推定に比べ
て、の公衆設置された基地局の設置間隔が大きい地域に
おける位置推定精度を向上させることができ、各基地局
の設置形態が異なる場合にも、移動局の位置推定を高精
度に推定することが可能となる。
【0016】また、本発明は請求項4に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記第2の情報受信手段により複数の親機の特定情
報が受信された場合に、該複数の親機の特定情報の受信
強度を測定する受信強度測定手段を備え、前記第1の位
置推定手段は、前記受信強度測定手段により測定された
受信強度が最大の親機の特定情報に基づいて、前記移動
局の位置を推定するようにした。
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記第2の情報受信手段により複数の親機の特定情
報が受信された場合に、該複数の親機の特定情報の受信
強度を測定する受信強度測定手段を備え、前記第1の位
置推定手段は、前記受信強度測定手段により測定された
受信強度が最大の親機の特定情報に基づいて、前記移動
局の位置を推定するようにした。
【0017】複数の親機の特定情報が受信された場合に
は、受信強度が最大の親機の特定情報、換言すれば移動
局に最も近い親機からの特定情報に基づいて、移動局の
位置を推定することにより、ランダムに何れかの親機の
特定情報を選択して、その選択した親機の特定情報に基
づいて移動局の位置を推定する場合よりも、位置推定の
精度を向上させることができる。
は、受信強度が最大の親機の特定情報、換言すれば移動
局に最も近い親機からの特定情報に基づいて、移動局の
位置を推定することにより、ランダムに何れかの親機の
特定情報を選択して、その選択した親機の特定情報に基
づいて移動局の位置を推定する場合よりも、位置推定の
精度を向上させることができる。
【0018】また、本発明は請求項5に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、 前記移動局は、
前記第1の情報受信手段により前記親機の特定情報が受
信されなかった場合に、前記位置推定装置に対して、公
衆設置された基地局から送信される該基地局の特定情報
と、該基地局の特定情報の受信強度とを送信する第3の
情報送信手段を備え、前記位置推定装置は、前記第3の
情報送信手段により送信された基地局の特定情報と受信
強度とを受信する第3の情報受信手段と、前記第3の情
報受信手段により受信された基地局の特定情報により特
定される基地局の位置情報と、前記第3の情報受信手段
により受信された受信強度とに基づいて、前記移動局の
位置を推定する第2の位置推定手段とを備えるようにし
た。
に、前記位置推定システムにおいて、 前記移動局は、
前記第1の情報受信手段により前記親機の特定情報が受
信されなかった場合に、前記位置推定装置に対して、公
衆設置された基地局から送信される該基地局の特定情報
と、該基地局の特定情報の受信強度とを送信する第3の
情報送信手段を備え、前記位置推定装置は、前記第3の
情報送信手段により送信された基地局の特定情報と受信
強度とを受信する第3の情報受信手段と、前記第3の情
報受信手段により受信された基地局の特定情報により特
定される基地局の位置情報と、前記第3の情報受信手段
により受信された受信強度とに基づいて、前記移動局の
位置を推定する第2の位置推定手段とを備えるようにし
た。
【0019】このように、移動局が親機からの該親機の
特定情報を受信することができなかった場合に、公衆設
置された基地局からの該基地局の特定情報の受信強度に
基づく位置推定を行う、即ち、親機からの該親機の特定
情報に基づく位置推定を優先的に行うことにより、親機
からの該親機の特定情報に基づく位置推定と、公衆設置
された基地局からの該基地局の特定情報の受信強度に基
づく位置推定との双方が可能な場合において、公衆設置
された基地局の設置間隔が大きい地域における位置推定
精度を向上させることができ、各基地局の設置形態が異
なる場合にも、移動局の位置推定を高精度に推定するこ
とが可能となる。
特定情報を受信することができなかった場合に、公衆設
置された基地局からの該基地局の特定情報の受信強度に
基づく位置推定を行う、即ち、親機からの該親機の特定
情報に基づく位置推定を優先的に行うことにより、親機
からの該親機の特定情報に基づく位置推定と、公衆設置
された基地局からの該基地局の特定情報の受信強度に基
づく位置推定との双方が可能な場合において、公衆設置
された基地局の設置間隔が大きい地域における位置推定
精度を向上させることができ、各基地局の設置形態が異
なる場合にも、移動局の位置推定を高精度に推定するこ
とが可能となる。
【0020】また、本発明は請求項6に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記基地局の特定情報と該基地局の位置情報とを対
応付けて記憶する第2の情報記憶手段を備え、前記第2
の位置推定手段は、前記第3の情報受信手段により受信
された基地局の特定情報に対応付けられて前記第2の情
報記憶手段に記憶されている基地局の位置情報と、前記
第3の情報受信手段により受信された受信強度とに基づ
いて、前記移動局の位置を推定するようにした。
に、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装置
は、前記基地局の特定情報と該基地局の位置情報とを対
応付けて記憶する第2の情報記憶手段を備え、前記第2
の位置推定手段は、前記第3の情報受信手段により受信
された基地局の特定情報に対応付けられて前記第2の情
報記憶手段に記憶されている基地局の位置情報と、前記
第3の情報受信手段により受信された受信強度とに基づ
いて、前記移動局の位置を推定するようにした。
【0021】また、本発明は請求項7に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機の特定情
報は、該親機の属性情報であるようにした。通常、親機
には製造メーカを特定する情報や製造番号等の属性情報
が付与されているため、この属性情報を親機の特定情報
として用いることにより、親機の特定情報に基づく位置
推定のために新たに親機の属性情報を定める必要がな
く、簡易に位置推定を行うことができる。
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機の特定情
報は、該親機の属性情報であるようにした。通常、親機
には製造メーカを特定する情報や製造番号等の属性情報
が付与されているため、この属性情報を親機の特定情報
として用いることにより、親機の特定情報に基づく位置
推定のために新たに親機の属性情報を定める必要がな
く、簡易に位置推定を行うことができる。
【0022】また、本発明は請求項8に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機の特定情
報は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含ま
ない符号列であるようにした。この場合には、親機の属
性情報が無線区間に伝送されることがないため、親機に
関する情報の秘匿性を向上させることができる。
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機の特定情
報は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含ま
ない符号列であるようにした。この場合には、親機の属
性情報が無線区間に伝送されることがないため、親機に
関する情報の秘匿性を向上させることができる。
【0023】また、本発明は請求項9に記載されるよう
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機は、自機
に対応する符号列を設定する第1の符号列設定手段と、
前記第1の符号列設定手段により設定された符号列を前
記位置推定装置に対して送信する第1の符号列送信手段
とを備え、前記位置推定装置は、前記第1の符号列送信
手段により送信された符号列を受信する第1の符号列受
信手段と、前記第1の符号列受信手段により受信された
符号列に基づいて、符号列を更新する符号列更新手段と
を備えるようにした。
に、前記位置推定システムにおいて、前記親機は、自機
に対応する符号列を設定する第1の符号列設定手段と、
前記第1の符号列設定手段により設定された符号列を前
記位置推定装置に対して送信する第1の符号列送信手段
とを備え、前記位置推定装置は、前記第1の符号列送信
手段により送信された符号列を受信する第1の符号列受
信手段と、前記第1の符号列受信手段により受信された
符号列に基づいて、符号列を更新する符号列更新手段と
を備えるようにした。
【0024】この場合には、親機が自機に対応する符号
列を随時設定することが可能となり、親機に関する情報
の秘匿性を更に向上させることができる。
列を随時設定することが可能となり、親機に関する情報
の秘匿性を更に向上させることができる。
【0025】また、本発明は請求項10に記載されるよ
うに、前記位置推定システムにおいて、前記第1の符号
列設定手段は、所定の周期で新たな符号列を設定するよ
うにした。
うに、前記位置推定システムにおいて、前記第1の符号
列設定手段は、所定の周期で新たな符号列を設定するよ
うにした。
【0026】また、本発明は請求項11に記載されるよ
うに、前記位置推定システムにおいて、前記符号列更新
手段は、前記第1の符号列受信手段により受信された符
号列が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定
情報として使用されている場合に、符号列を更新しない
ようにした。
うに、前記位置推定システムにおいて、前記符号列更新
手段は、前記第1の符号列受信手段により受信された符
号列が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定
情報として使用されている場合に、符号列を更新しない
ようにした。
【0027】このように、受信した符号列が当該符号列
の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として使用さ
れている場合には、符号列を更新しないようにすること
により、複数の親機に対し、同一の符号列が対応するこ
とにより、親機の特定ができなくなってしまうことを防
止することができる。
の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として使用さ
れている場合には、符号列を更新しないようにすること
により、複数の親機に対し、同一の符号列が対応するこ
とにより、親機の特定ができなくなってしまうことを防
止することができる。
【0028】また、本発明は請求項12に記載されるよ
うに、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装
置は、前記第1の符号列受信手段により受信された符号
列が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情
報として使用されている場合に、前記符号列の送信元の
親機に対し符号列の変更を要求する符号列変更要求手段
を備え、前記第1の符号列設定手段は、前記符号列変更
要求手段により符号列の変更が要求された場合に、新た
な符号列を設定するようにした。
うに、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装
置は、前記第1の符号列受信手段により受信された符号
列が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情
報として使用されている場合に、前記符号列の送信元の
親機に対し符号列の変更を要求する符号列変更要求手段
を備え、前記第1の符号列設定手段は、前記符号列変更
要求手段により符号列の変更が要求された場合に、新た
な符号列を設定するようにした。
【0029】このように、受信した符号列が当該符号列
の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として使用さ
れている場合には、位置推定装置から符号列の送信元の
親機に対し符号列の変更を要求し、親機はその要求に応
じて符号列を変更することにより、変更後の符号列によ
り親機を特定することが可能となる。
の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として使用さ
れている場合には、位置推定装置から符号列の送信元の
親機に対し符号列の変更を要求し、親機はその要求に応
じて符号列を変更することにより、変更後の符号列によ
り親機を特定することが可能となる。
【0030】また、本発明は請求項13に記載されるよ
うに、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装
置は、前記親機に対応する符号列を設定する第2の符号
列設定手段と、前記第2の符号列設定手段により設定さ
れた符号列を前記親機に対して送信する第2の符号列送
信手段とを備え、前記親機は、前記第1の符号列送信手
段により送信された符号列を受信する第2の符号列受信
手段を備え、前記第1の情報送信手段は、前記第2の符
号列受信手段により受信された符号列を送信するように
した。
うに、前記位置推定システムにおいて、前記位置推定装
置は、前記親機に対応する符号列を設定する第2の符号
列設定手段と、前記第2の符号列設定手段により設定さ
れた符号列を前記親機に対して送信する第2の符号列送
信手段とを備え、前記親機は、前記第1の符号列送信手
段により送信された符号列を受信する第2の符号列受信
手段を備え、前記第1の情報送信手段は、前記第2の符
号列受信手段により受信された符号列を送信するように
した。
【0031】この場合には、位置推定装置が親機に対応
する符号列を随時設定することが可能となり、親機に関
する情報の秘匿性を更に向上させることができる。
する符号列を随時設定することが可能となり、親機に関
する情報の秘匿性を更に向上させることができる。
【0032】また、上記の目的を達成するため、本発明
は請求項14に記載されるように、移動局の位置を推定
する位置推定装置において、前記移動局から送信される
コードレス電話システムの親機の特定情報を受信する情
報受信手段と、前記情報受信手段により受信された親機
の特定情報により特定される親機の位置情報に基づい
て、前記移動局の位置を推定する位置推定手段とを備え
るようにした。
は請求項14に記載されるように、移動局の位置を推定
する位置推定装置において、前記移動局から送信される
コードレス電話システムの親機の特定情報を受信する情
報受信手段と、前記情報受信手段により受信された親機
の特定情報により特定される親機の位置情報に基づい
て、前記移動局の位置を推定する位置推定手段とを備え
るようにした。
【0033】また、本発明は請求項15に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、コードレス電話シス
テムの親機の特定情報と該親機の位置情報とを対応付け
て記憶する情報記憶手段を備え、前記位置推定手段は、
前記情報受信手段により受信された親機の特定情報に対
応付けられて前記情報記憶手段に記憶されている親機の
位置情報に基づいて、前記移動局の位置を推定するよう
にした。
うに、前記位置推定装置において、コードレス電話シス
テムの親機の特定情報と該親機の位置情報とを対応付け
て記憶する情報記憶手段を備え、前記位置推定手段は、
前記情報受信手段により受信された親機の特定情報に対
応付けられて前記情報記憶手段に記憶されている親機の
位置情報に基づいて、前記移動局の位置を推定するよう
にした。
【0034】また、本発明は請求項16に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定手段
は、前記親機の位置を前記移動局の位置と推定するよう
にした。
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定手段
は、前記親機の位置を前記移動局の位置と推定するよう
にした。
【0035】また、本発明は請求項17に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記情報受信手段に
より複数の親機の特定情報が受信された場合に、該複数
の親機の特定情報の受信強度を測定する受信強度測定手
段を備え、前記位置推定手段は、前記受信強度測定手段
により測定された受信強度が最大の親機の特定情報に基
づいて、前記移動局の位置を推定するようにした。
うに、前記位置推定装置において、前記情報受信手段に
より複数の親機の特定情報が受信された場合に、該複数
の親機の特定情報の受信強度を測定する受信強度測定手
段を備え、前記位置推定手段は、前記受信強度測定手段
により測定された受信強度が最大の親機の特定情報に基
づいて、前記移動局の位置を推定するようにした。
【0036】また、本発明は請求項18に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記親機の特定情報
は、該親機の属性情報であるようにした。
うに、前記位置推定装置において、前記親機の特定情報
は、該親機の属性情報であるようにした。
【0037】また、本発明は請求項19に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記親機の特定情報
は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まな
い符号列であるようにした。
うに、前記位置推定装置において、前記親機の特定情報
は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まな
い符号列であるようにした。
【0038】また、本発明は請求項20に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記親機により該親
機に対応する符号列が設定された場合に、該親機から送
信される符号列を受信する符号列受信手段と、前記符号
列受信手段により受信された符号列に基づいて、符号列
を更新する符号列更新手段とを備えるようにした。
うに、前記位置推定装置において、前記親機により該親
機に対応する符号列が設定された場合に、該親機から送
信される符号列を受信する符号列受信手段と、前記符号
列受信手段により受信された符号列に基づいて、符号列
を更新する符号列更新手段とを備えるようにした。
【0039】また、本発明は請求項21に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記符号列更新手段
は、前記符号列受信手段により受信された符号列が当該
符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として
使用されている場合に、符号列を更新しないようにし
た。
うに、前記位置推定装置において、前記符号列更新手段
は、前記符号列受信手段により受信された符号列が当該
符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情報として
使用されている場合に、符号列を更新しないようにし
た。
【0040】また、本発明は請求項22に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定装置
は、前記第1の符号列受信手段により受信された符号列
が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情報
として使用されている場合に、前記符号列の送信元の親
機に対し符号列の変更を要求する符号列変更要求手段を
備え、前記親機において、新たな符号列が設定されるよ
うにした。
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定装置
は、前記第1の符号列受信手段により受信された符号列
が当該符号列の送信元の親機以外の他の親機の特定情報
として使用されている場合に、前記符号列の送信元の親
機に対し符号列の変更を要求する符号列変更要求手段を
備え、前記親機において、新たな符号列が設定されるよ
うにした。
【0041】また、本発明は請求項23に記載されるよ
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定装置
は、前記親機に対応する符号列を設定する符号列設定手
段と、前記符号列設定手段により設定された符号列を前
記親機に対して送信する符号列送信手段とを備え、前記
符号列を受信した親機において、該符号列が送信される
ようにした。
うに、前記位置推定装置において、前記位置推定装置
は、前記親機に対応する符号列を設定する符号列設定手
段と、前記符号列設定手段により設定された符号列を前
記親機に対して送信する符号列送信手段とを備え、前記
符号列を受信した親機において、該符号列が送信される
ようにした。
【0042】また、上記の目的を達成するため、本発明
は請求項24に記載されるように、位置推定装置により
自局の位置が推定される移動局において、コードレス電
話システムの親機から送信される該親機の特定情報を受
信する第1の情報受信手段と、前記位置推定装置に対し
て、前記第1の情報受信手段により受信された親機の特
定情報を送信する第2の情報送信手段とを備え、前記位
置推定装置において、前記親機の特定情報と該親機の位
置情報とに基づいて、自局の位置が推定されるようにし
た。
は請求項24に記載されるように、位置推定装置により
自局の位置が推定される移動局において、コードレス電
話システムの親機から送信される該親機の特定情報を受
信する第1の情報受信手段と、前記位置推定装置に対し
て、前記第1の情報受信手段により受信された親機の特
定情報を送信する第2の情報送信手段とを備え、前記位
置推定装置において、前記親機の特定情報と該親機の位
置情報とに基づいて、自局の位置が推定されるようにし
た。
【0043】また、本発明は請求項25に記載されるよ
うに、前記移動局において、前記第1の情報受信手段に
より前記親機の特定情報が受信されなかった場合に、前
記位置推定装置に対して、公衆設置された基地局から送
信される該基地局の特定情報と、該基地局の特定情報の
受信強度とを送信する第3の情報送信手段を備え、前記
位置推定装置において、前記基地局の特定情報、該基地
局の位置情報及び該基地局の特定情報の受信強度に基づ
いて、前記移動局の位置が推定されるようにした。
うに、前記移動局において、前記第1の情報受信手段に
より前記親機の特定情報が受信されなかった場合に、前
記位置推定装置に対して、公衆設置された基地局から送
信される該基地局の特定情報と、該基地局の特定情報の
受信強度とを送信する第3の情報送信手段を備え、前記
位置推定装置において、前記基地局の特定情報、該基地
局の位置情報及び該基地局の特定情報の受信強度に基づ
いて、前記移動局の位置が推定されるようにした。
【0044】また、本発明は請求項26に記載されるよ
うに、前記移動局において、前記親機の特定情報は、該
親機の属性情報であるようにした。
うに、前記移動局において、前記親機の特定情報は、該
親機の属性情報であるようにした。
【0045】また、本発明は請求項27に記載されるよ
うに、前記移動局において、前記親機の特定情報は、該
親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まない符号
列であるようにした。
うに、前記移動局において、前記親機の特定情報は、該
親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まない符号
列であるようにした。
【0046】また、上記の目的を達成するため、本発明
は請求項28に記載されるように、移動局の位置を推定
する位置推定方法において、コードレス電話システムの
親機により送信される該親機の特定情報を受信し、前記
受信した親機の特定情報により特定される親機の位置情
報に基づいて、前記移動局の位置を推定するようにし
た。
は請求項28に記載されるように、移動局の位置を推定
する位置推定方法において、コードレス電話システムの
親機により送信される該親機の特定情報を受信し、前記
受信した親機の特定情報により特定される親機の位置情
報に基づいて、前記移動局の位置を推定するようにし
た。
【0047】また、本発明は請求項29に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、前記親機の位置を前
記移動局の位置と推定するようにした。また、本発明は
請求項30に記載されるように、前記置推定方法におい
て、複数の親機の特定情報を受信した場合に、該複数の
親機の特定情報の受信強度を測定し、前記測定した受信
強度が最大の親機の特定情報に基づいて、前記移動局の
位置を推定するようにした。
うに、前記位置推定方法において、前記親機の位置を前
記移動局の位置と推定するようにした。また、本発明は
請求項30に記載されるように、前記置推定方法におい
て、複数の親機の特定情報を受信した場合に、該複数の
親機の特定情報の受信強度を測定し、前記測定した受信
強度が最大の親機の特定情報に基づいて、前記移動局の
位置を推定するようにした。
【0048】また、本発明は請求項31に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
を受信することができない場合に、公衆設置された基地
局から送信される該基地局の特定情報を受信し、前記受
信した基地局の特定情報により特定される基地局の位置
情報と、該基地局の特定情報の受信強度とに基づいて、
前記移動局の位置を推定するようにした。
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
を受信することができない場合に、公衆設置された基地
局から送信される該基地局の特定情報を受信し、前記受
信した基地局の特定情報により特定される基地局の位置
情報と、該基地局の特定情報の受信強度とに基づいて、
前記移動局の位置を推定するようにした。
【0049】また、本発明は請求項32に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
は、該親機の属性情報であるようにした。
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
は、該親機の属性情報であるようにした。
【0050】また、本発明は請求項33に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まな
い符号列であるようにした。
うに、前記位置推定方法において、前記親機の特定情報
は、該親機に対応し、且つ、該親機の属性情報を含まな
い符号列であるようにした。
【0051】また、本発明は請求項34に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、前記親機に対応する
符号列を設定するようにした。
うに、前記位置推定方法において、前記親機に対応する
符号列を設定するようにした。
【0052】また、本発明は請求項35に記載されるよ
うに、前記位置推定方法において、所定の周期で前記親
機に対応する符号列を設定するようにした。
うに、前記位置推定方法において、所定の周期で前記親
機に対応する符号列を設定するようにした。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る位置推定システムとしての移動通信システムの構成例
を示す図である。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る位置推定システムとしての移動通信システムの構成例
を示す図である。
【0054】図1の移動通信システム1は、構造物60
内に設置されたコードレス電話システムの親機10、公
衆設置された基地局30−1〜30−3(以下、これら
基地局30−1〜30−3をまとめて適宜「基地局3
0」と称する)、携帯電話、自動車電話、PHS(Pers
onal Handyphone System)等のPS(Portable Statio
n)である移動局20、位置推定装置40、親機10及
び基地局30と位置推定装置40とを接続する有線網5
0により構成される。この移動通信システム1は、位置
推定の対象となる移動局20の周辺に、1台の親機10
と3台の基地局30が存在する例について示している。
内に設置されたコードレス電話システムの親機10、公
衆設置された基地局30−1〜30−3(以下、これら
基地局30−1〜30−3をまとめて適宜「基地局3
0」と称する)、携帯電話、自動車電話、PHS(Pers
onal Handyphone System)等のPS(Portable Statio
n)である移動局20、位置推定装置40、親機10及
び基地局30と位置推定装置40とを接続する有線網5
0により構成される。この移動通信システム1は、位置
推定の対象となる移動局20の周辺に、1台の親機10
と3台の基地局30が存在する例について示している。
【0055】位置推定の基本的な手順は、以下の通りで
ある。親機10は、子機(図示せず)との通信のために
当該子機に対して制御信号を送信している。この制御信
号には、親機10の特定情報としての個体識別情報(例
えば親機10の製造メーカや製造番号等の属性情報)が
含まれている。
ある。親機10は、子機(図示せず)との通信のために
当該子機に対して制御信号を送信している。この制御信
号には、親機10の特定情報としての個体識別情報(例
えば親機10の製造メーカや製造番号等の属性情報)が
含まれている。
【0056】移動局20は、この本来は子機に対して送
信される制御信号の受信を試みる。親機10からの制御
信号を受信することができた場合には、移動局20は、
その制御信号に含まれる個体識別情報を基地局30と通
信網50を介して位置推定装置40へ送信する。
信される制御信号の受信を試みる。親機10からの制御
信号を受信することができた場合には、移動局20は、
その制御信号に含まれる個体識別情報を基地局30と通
信網50を介して位置推定装置40へ送信する。
【0057】一方、移動局20は、親機10からの制御
信号を受信することができなかった場合には、周辺の基
地局30との間で信号の送受を行い、受信した基地局3
0からの信号の受信強度を測定し、その受信強度を該基
地局30からの信号に含まれる該基地局30の特定情報
としての基地局識別情報とともに、基地局30と通信網
50を介して位置推定装置40へ送信する。
信号を受信することができなかった場合には、周辺の基
地局30との間で信号の送受を行い、受信した基地局3
0からの信号の受信強度を測定し、その受信強度を該基
地局30からの信号に含まれる該基地局30の特定情報
としての基地局識別情報とともに、基地局30と通信網
50を介して位置推定装置40へ送信する。
【0058】位置推定装置40は、親機10の個体識別
情報と、該親機10の位置情報としての設置住所情報
(例えば親機10の設置場所の住所や経度・緯度)とを
対応付けて蓄積するとともに、基地局30の基地局識別
情報と、該基地局30の位置情報としての設置位置情報
(例えば基地局30の設置場所の経度・緯度)とを対応
付けて蓄積したデータベース(位置情報データベース)
から情報を受けることができるようになっている。この
位置情報データベースは位置推定装置40の内部に構成
されていても、外部に構成されていても良い。
情報と、該親機10の位置情報としての設置住所情報
(例えば親機10の設置場所の住所や経度・緯度)とを
対応付けて蓄積するとともに、基地局30の基地局識別
情報と、該基地局30の位置情報としての設置位置情報
(例えば基地局30の設置場所の経度・緯度)とを対応
付けて蓄積したデータベース(位置情報データベース)
から情報を受けることができるようになっている。この
位置情報データベースは位置推定装置40の内部に構成
されていても、外部に構成されていても良い。
【0059】位置推定装置40は、移動局20からの親
機10の個体識別情報を受信した場合には、当該個体識
別情報に対応する位置情報データベース内の設置住所情
報を取得し、該設置住所情報により特定される位置を移
動局20の位置として推定する。
機10の個体識別情報を受信した場合には、当該個体識
別情報に対応する位置情報データベース内の設置住所情
報を取得し、該設置住所情報により特定される位置を移
動局20の位置として推定する。
【0060】一方、位置推定装置40は、移動局20か
らの基地局識別情報と受信強度とを受信した場合には、
当該基地局識別情報に対応する位置情報データベース内
の設置位置情報を取得し、該設置位置情報により特定さ
れる位置と、移動局20からの受信強度とに基づいて、
従来と同様に、上述した数1により移動局20の位置を
推定する。
らの基地局識別情報と受信強度とを受信した場合には、
当該基地局識別情報に対応する位置情報データベース内
の設置位置情報を取得し、該設置位置情報により特定さ
れる位置と、移動局20からの受信強度とに基づいて、
従来と同様に、上述した数1により移動局20の位置を
推定する。
【0061】以下、フローチャートを参照しつつ、移動
通信システム1における移動局20の位置推定の詳細な
手順を説明する。図2は、位置推定時の移動局20の手
順を示すフローチャートである。
通信システム1における移動局20の位置推定の詳細な
手順を説明する。図2は、位置推定時の移動局20の手
順を示すフローチャートである。
【0062】移動局20は、例えば利用者によって位置
推定が指示されると、自局の周辺の信号の検索を開始し
(ステップ101)、親機10からの制御信号を受信可
能であるか否かを判定する(ステップ102)。親機1
0が送出する信号は、予め定められた所定の周波数帯域
の信号である。このため、移動局20は、周辺の信号に
その所定周波数帯域の信号が含まれている場合には、親
機10からの制御信号を受信可能であると判定する。
推定が指示されると、自局の周辺の信号の検索を開始し
(ステップ101)、親機10からの制御信号を受信可
能であるか否かを判定する(ステップ102)。親機1
0が送出する信号は、予め定められた所定の周波数帯域
の信号である。このため、移動局20は、周辺の信号に
その所定周波数帯域の信号が含まれている場合には、親
機10からの制御信号を受信可能であると判定する。
【0063】親機10からの制御信号を受信可能である
場合には、移動局20は、その制御信号を受信する(ス
テップ103)。次に移動局20は、複数の親機10か
らの制御信号を受信した場合には、これら複数の制御信
号の受信強度を測定し、受信強度が最大の制御信号を選
択する(ステップ104)。なお、1台の親機10から
の制御信号のみを受信した場合には、この処理は行われ
ない。
場合には、移動局20は、その制御信号を受信する(ス
テップ103)。次に移動局20は、複数の親機10か
らの制御信号を受信した場合には、これら複数の制御信
号の受信強度を測定し、受信強度が最大の制御信号を選
択する(ステップ104)。なお、1台の親機10から
の制御信号のみを受信した場合には、この処理は行われ
ない。
【0064】次に移動局20は、ステップ104におい
て選択した制御信号、あるいは、1台の親機10からの
制御信号のみを受信した場合にはその制御信号に含まれ
る、親機10の特定情報としての個体識別情報を抽出す
る(ステップ105)。個体識別情報の抽出後、移動局
20は、この個体識別情報と、親機10からの情報であ
ることを示す識別子とを、位置推定装置40へ送信する
(ステップ106)。
て選択した制御信号、あるいは、1台の親機10からの
制御信号のみを受信した場合にはその制御信号に含まれ
る、親機10の特定情報としての個体識別情報を抽出す
る(ステップ105)。個体識別情報の抽出後、移動局
20は、この個体識別情報と、親機10からの情報であ
ることを示す識別子とを、位置推定装置40へ送信する
(ステップ106)。
【0065】一方、ステップ102において、親機10
からの制御信号が受信不可であると判定した場合には、
移動局20は、基地局30からの信号を受信し(ステッ
プ107)、その受信強度を測定する(ステップ10
8)。
からの制御信号が受信不可であると判定した場合には、
移動局20は、基地局30からの信号を受信し(ステッ
プ107)、その受信強度を測定する(ステップ10
8)。
【0066】次に移動局20は、受信した基地局30か
らの信号に含まれる、該基地局30の特定情報としての
基地局識別情報を抽出する(ステップ109)。基地局
識別情報の抽出後、移動局20は、その抽出した基地局
識別情報と、ステップ108において測定した受信強度
とを位置推定装置40へ送信する(ステップ110)。
ステップ106及びステップ110において送信された
情報は、基地局30及び通信網50を介して位置推定装
置40により受信される。
らの信号に含まれる、該基地局30の特定情報としての
基地局識別情報を抽出する(ステップ109)。基地局
識別情報の抽出後、移動局20は、その抽出した基地局
識別情報と、ステップ108において測定した受信強度
とを位置推定装置40へ送信する(ステップ110)。
ステップ106及びステップ110において送信された
情報は、基地局30及び通信網50を介して位置推定装
置40により受信される。
【0067】図3は、位置推定時の位置推定装置40の
手順を示すフローチャートである。位置推定装置40
は、移動局20からの情報を受信すると(ステップ20
1)、当該受信した情報が親機10からの情報であるか
否かを判定する(ステップ202)。具体的には、位置
推定装置40は、受信した情報を解析し、親機10から
の情報であることを示す識別子が含まれている場合に
は、当該受信した情報が親機10からの情報である、換
言すれば、当該受信した情報に親機10の個体識別情報
が含まれていると判定する。
手順を示すフローチャートである。位置推定装置40
は、移動局20からの情報を受信すると(ステップ20
1)、当該受信した情報が親機10からの情報であるか
否かを判定する(ステップ202)。具体的には、位置
推定装置40は、受信した情報を解析し、親機10から
の情報であることを示す識別子が含まれている場合に
は、当該受信した情報が親機10からの情報である、換
言すれば、当該受信した情報に親機10の個体識別情報
が含まれていると判定する。
【0068】受信した情報が親機10からの情報である
場合、位置推定装置40は、その情報に含まれる親機1
0の個体識別情報を抽出する(ステップ203)。次に
位置推定装置40は、抽出した親機10の個体識別情報
をキーとして、親機10の個体識別情報と、該親機10
の設置住所情報とが対応付けられて蓄積されている位置
情報データベースを検索し、当該抽出した個体識別情報
に対応する設置住所情報を抽出する(ステップ20
4)。
場合、位置推定装置40は、その情報に含まれる親機1
0の個体識別情報を抽出する(ステップ203)。次に
位置推定装置40は、抽出した親機10の個体識別情報
をキーとして、親機10の個体識別情報と、該親機10
の設置住所情報とが対応付けられて蓄積されている位置
情報データベースを検索し、当該抽出した個体識別情報
に対応する設置住所情報を抽出する(ステップ20
4)。
【0069】次に位置推定装置40は、抽出した設置住
所情報により特定される住所、緯度・経度等を移動局2
0の位置と推定する(ステップ205)。
所情報により特定される住所、緯度・経度等を移動局2
0の位置と推定する(ステップ205)。
【0070】一方、位置推定装置40は、受信した情報
が親機10からの情報でないと判定した場合、換言すれ
ば、受信した情報が基地局30からの情報であると判定
した場合には、その情報に含まれる基地局30の基地局
識別情報と電界強度とを抽出する(ステップ206)。
が親機10からの情報でないと判定した場合、換言すれ
ば、受信した情報が基地局30からの情報であると判定
した場合には、その情報に含まれる基地局30の基地局
識別情報と電界強度とを抽出する(ステップ206)。
【0071】次に位置推定装置40は、抽出した基地局
30の基地局識別情報をキーとして、基地局30の基地
局識別情報と、該基地局20の設置位置情報とが対応付
けられて蓄積されている位置情報データベースを検索
し、当該抽出した基地局識別情報に対応する設置位置情
報を抽出する(ステップ207)。
30の基地局識別情報をキーとして、基地局30の基地
局識別情報と、該基地局20の設置位置情報とが対応付
けられて蓄積されている位置情報データベースを検索
し、当該抽出した基地局識別情報に対応する設置位置情
報を抽出する(ステップ207)。
【0072】次に位置推定装置40は、抽出した設置位
置情報と、ステップ206において抽出した受信強度と
に基づいて、従来と同様に、上述した数1により移動局
20の位置を推定する(ステップ208)。
置情報と、ステップ206において抽出した受信強度と
に基づいて、従来と同様に、上述した数1により移動局
20の位置を推定する(ステップ208)。
【0073】このように移動通信システム1では、移動
局20がコードレス電話システムの親機10からの制御
信号を受信した場合には、当該制御信号に含まれる個体
識別情報に対応する親機10の設置住所情報に基づい
て、親機10の設置場所を移動局20の位置と推定す
る。このため、従来の受信強度に基づく位置推定に比べ
て、住宅地や郊外等の公衆設置された基地局の設置間隔
が大きい地域における位置推定精度を向上させることが
でき、各基地局の設置形態が異なる場合にも、移動局の
位置推定を高精度に推定することが可能となる。
局20がコードレス電話システムの親機10からの制御
信号を受信した場合には、当該制御信号に含まれる個体
識別情報に対応する親機10の設置住所情報に基づい
て、親機10の設置場所を移動局20の位置と推定す
る。このため、従来の受信強度に基づく位置推定に比べ
て、住宅地や郊外等の公衆設置された基地局の設置間隔
が大きい地域における位置推定精度を向上させることが
でき、各基地局の設置形態が異なる場合にも、移動局の
位置推定を高精度に推定することが可能となる。
【0074】ところで、上述した実施形態では、親機1
0の特定情報として、当該親機10の属性情報である製
造メーカや製造番号等を含んだ個体識別情報を用いた
が、これら属性情報を含まない符号列を親機10の特定
情報として用いることもできる。この場合には、親機1
0の属性情報が無線区間に伝送されることがないため、
親機10に関する情報の秘匿性を向上させることができ
る。以下、親機10の特定情報として属性情報を含まな
い符号列を用いる場合について、その設定及び更新の手
順について説明する。
0の特定情報として、当該親機10の属性情報である製
造メーカや製造番号等を含んだ個体識別情報を用いた
が、これら属性情報を含まない符号列を親機10の特定
情報として用いることもできる。この場合には、親機1
0の属性情報が無線区間に伝送されることがないため、
親機10に関する情報の秘匿性を向上させることができ
る。以下、親機10の特定情報として属性情報を含まな
い符号列を用いる場合について、その設定及び更新の手
順について説明する。
【0075】図4は、符号列を設定、更新する場合にお
ける親機10の手順を示すフローチャートである。親機
10は、符号列を設定する(ステップ301)。例え
ば、親機10は直前に設定した符号列を初期値とした乱
数を生成し、これを符号列として設定する。次に親機1
0は、内蔵するタイマ(図1において図示せず)を起動
する(ステップ302)。このタイマは、親機10が符
号列を周期的に設定するために用いられるものである。
ける親機10の手順を示すフローチャートである。親機
10は、符号列を設定する(ステップ301)。例え
ば、親機10は直前に設定した符号列を初期値とした乱
数を生成し、これを符号列として設定する。次に親機1
0は、内蔵するタイマ(図1において図示せず)を起動
する(ステップ302)。このタイマは、親機10が符
号列を周期的に設定するために用いられるものである。
【0076】次に親機10は、位置推定装置40に対し
て電話をかけて、ステップ301において設定した符号
列を送信する(ステップ303)。位置推定装置40
は、この符号列を受信する。ここでは、位置情報データ
ベースには、親機10の特定情報としての符号列と、該
親機10の設置住所情報と、該親機10の電話番号とが
対応付けられて蓄積されている。位置推定装置40は、
受信した符号列と該符号列の受信時に取得した電話番号
とをキーとして、この位置情報データベースを検索し、
受信した符号列が親機10以外の他の親機の特定情報と
して使用されているか否かを判定する。
て電話をかけて、ステップ301において設定した符号
列を送信する(ステップ303)。位置推定装置40
は、この符号列を受信する。ここでは、位置情報データ
ベースには、親機10の特定情報としての符号列と、該
親機10の設置住所情報と、該親機10の電話番号とが
対応付けられて蓄積されている。位置推定装置40は、
受信した符号列と該符号列の受信時に取得した電話番号
とをキーとして、この位置情報データベースを検索し、
受信した符号列が親機10以外の他の親機の特定情報と
して使用されているか否かを判定する。
【0077】受信した符号列が親機10以外の他の親機
の特定情報として使用されていない場合には、位置推定
装置40は、位置情報データベース内の親機10の特定
情報としての符号列を受信した符号列に更新する。一
方、受信した符号列が親機10以外の他の親機の特定情
報として使用されている場合には、位置推定装置40
は、符号列の変更要求を親機10へ送信する。
の特定情報として使用されていない場合には、位置推定
装置40は、位置情報データベース内の親機10の特定
情報としての符号列を受信した符号列に更新する。一
方、受信した符号列が親機10以外の他の親機の特定情
報として使用されている場合には、位置推定装置40
は、符号列の変更要求を親機10へ送信する。
【0078】親機10は、ステップ303において位置
推定装置40へ設定した符号列を送信した後、該位置推
定装置40から符号列の変更が要求されたか否かを判定
する(ステップ304)。符号列の変更が要求された場
合には、親機10は、タイマをリセットし(ステップ3
07)、再び符号列の設定(ステップ301)以降の動
作を繰り返す。この場合、親機10は、直前に設定した
符号列とは別の符号列を設定するようにする。
推定装置40へ設定した符号列を送信した後、該位置推
定装置40から符号列の変更が要求されたか否かを判定
する(ステップ304)。符号列の変更が要求された場
合には、親機10は、タイマをリセットし(ステップ3
07)、再び符号列の設定(ステップ301)以降の動
作を繰り返す。この場合、親機10は、直前に設定した
符号列とは別の符号列を設定するようにする。
【0079】一方、符号列の変更が要求されなかった場
合には、親機10は、ステップ301において設定した
符号列を含んだ制御信号を送信する(ステップ30
5)。この符号列を含んだ制御信号が移動局20によっ
て受信された場合には、移動局20は、図2のステップ
103〜106に示した手順で、位置推定のための動作
を行う。
合には、親機10は、ステップ301において設定した
符号列を含んだ制御信号を送信する(ステップ30
5)。この符号列を含んだ制御信号が移動局20によっ
て受信された場合には、移動局20は、図2のステップ
103〜106に示した手順で、位置推定のための動作
を行う。
【0080】符号列を含んだ制御信号の送信後、次に親
機10は、ステップ302において起動したタイマがタ
イムアップしたか否かを判定する(ステップ306)。
タイマがタイムアップした場合には、親機10は、タイ
マをリセットし(ステップ307)、再び符号列の設定
(ステップ301)以降の動作を繰り返す。一方、タイ
マがタイムアップしていない場合には、親機10は、再
び符号列を含んだ制御信号の送信(ステップ305)以
降の動作を繰り返す。
機10は、ステップ302において起動したタイマがタ
イムアップしたか否かを判定する(ステップ306)。
タイマがタイムアップした場合には、親機10は、タイ
マをリセットし(ステップ307)、再び符号列の設定
(ステップ301)以降の動作を繰り返す。一方、タイ
マがタイムアップしていない場合には、親機10は、再
び符号列を含んだ制御信号の送信(ステップ305)以
降の動作を繰り返す。
【0081】図5は、符号列を設定、更新する場合にお
ける位置推定装置40の手順を示すフローチャートであ
る。位置推定装置40は、図4のステップ303におい
て親機10から送信される符号列を受信すると(ステッ
プ401)、受信した符号列が親機10以外の他の親機
の特定情報として使用されているか否かを判定する(ス
テップ402)。
ける位置推定装置40の手順を示すフローチャートであ
る。位置推定装置40は、図4のステップ303におい
て親機10から送信される符号列を受信すると(ステッ
プ401)、受信した符号列が親機10以外の他の親機
の特定情報として使用されているか否かを判定する(ス
テップ402)。
【0082】位置情報データベースには、親機10の特
定情報としての符号列と、該親機10の設置住所情報
と、該親機10の電話番号とが対応付けられて蓄積され
ている。位置推定装置40は、受信した符号列と該符号
列の受信時に取得した電話番号とをキーとして、この位
置情報データベースを検索し、受信した符号列が親機1
0以外の他の親機の特定情報として使用されているか否
かを判定する。
定情報としての符号列と、該親機10の設置住所情報
と、該親機10の電話番号とが対応付けられて蓄積され
ている。位置推定装置40は、受信した符号列と該符号
列の受信時に取得した電話番号とをキーとして、この位
置情報データベースを検索し、受信した符号列が親機1
0以外の他の親機の特定情報として使用されているか否
かを判定する。
【0083】受信した符号列が親機10以外の他の親機
の特定情報として使用されていない場合には、位置推定
装置40は、位置情報データベース内の親機10の特定
情報としての符号列を受信した符号列に更新する(ステ
ップ403)。具体的には、位置推定装置40は、符号
列の受信時に取得した電話番号とをキーとして、位置デ
ータベースを検索し、該電話番号に対応付けられている
符号列を受信した符号列に更新する。
の特定情報として使用されていない場合には、位置推定
装置40は、位置情報データベース内の親機10の特定
情報としての符号列を受信した符号列に更新する(ステ
ップ403)。具体的には、位置推定装置40は、符号
列の受信時に取得した電話番号とをキーとして、位置デ
ータベースを検索し、該電話番号に対応付けられている
符号列を受信した符号列に更新する。
【0084】一方、受信した符号列が親機10以外の他
の親機の特定情報として使用されている場合には、位置
推定装置40は、符号列の変更要求を親機10へ送信す
る(ステップ404)。親機10は、位置推定装置40
により符号列の変更が要求された場合には、再び符号列
の設定(図4のステップ301)を行う。
の親機の特定情報として使用されている場合には、位置
推定装置40は、符号列の変更要求を親機10へ送信す
る(ステップ404)。親機10は、位置推定装置40
により符号列の変更が要求された場合には、再び符号列
の設定(図4のステップ301)を行う。
【0085】ところで、図4及び図5では親機10が符
号列を設定したが、位置推定装置40が符号列を設定す
るようにしても良い。図6は、符号列を設定、更新する
場合における位置推定装置40の他の手順を示すフロー
チャートである。
号列を設定したが、位置推定装置40が符号列を設定す
るようにしても良い。図6は、符号列を設定、更新する
場合における位置推定装置40の他の手順を示すフロー
チャートである。
【0086】位置推定装置40は、親機毎に符号列を設
定する(ステップ501)。このとき、位置推定装置4
0は、各親機に異なる符号列を設定するようにする。次
に位置推定装置40は、内蔵するタイマ(図1において
図示せず)を起動する(ステップ502)。このタイマ
は、位置推定装置40が符号列を周期的に設定するため
に用いられるものである。
定する(ステップ501)。このとき、位置推定装置4
0は、各親機に異なる符号列を設定するようにする。次
に位置推定装置40は、内蔵するタイマ(図1において
図示せず)を起動する(ステップ502)。このタイマ
は、位置推定装置40が符号列を周期的に設定するため
に用いられるものである。
【0087】次に位置推定装置40は、親機10及び他
の親機に対して電話をかけて、ステップ501において
設定した符号列を送信する(ステップ503)。親機1
0は、この符号列を受信すると、制御信号に含まれる符
号列を受信した符号列に更新する。
の親機に対して電話をかけて、ステップ501において
設定した符号列を送信する(ステップ503)。親機1
0は、この符号列を受信すると、制御信号に含まれる符
号列を受信した符号列に更新する。
【0088】位置推定装置40は、親機10及び他の親
機へ設定した符号列を送信した後、ステップ502にお
いて起動したタイマがタイムアップしたか否かを判定す
る(ステップ504)。タイマがタイムアップした場合
には、位置推定装置40は、タイマをリセットし(ステ
ップ505)、再び符号列の設定(ステップ501)以
降の動作を繰り返す。
機へ設定した符号列を送信した後、ステップ502にお
いて起動したタイマがタイムアップしたか否かを判定す
る(ステップ504)。タイマがタイムアップした場合
には、位置推定装置40は、タイマをリセットし(ステ
ップ505)、再び符号列の設定(ステップ501)以
降の動作を繰り返す。
【0089】図7は、符号列を設定、更新する場合にお
ける親機10の他の手順を示すフローチャートである。
親機10は、図6のステップ503において位置推定装
置40から送信される符号列を受信する(ステップ60
1)。
ける親機10の他の手順を示すフローチャートである。
親機10は、図6のステップ503において位置推定装
置40から送信される符号列を受信する(ステップ60
1)。
【0090】次に親機10は、制御信号に含まれる符号
列を、受信した符号列に更新する(ステップ602)。
この新たな符号列を含んだ制御信号が移動局20によっ
て受信された場合には、移動局20は、図2のステップ
103〜106に示した手順で、位置推定のための動作
を行う。
列を、受信した符号列に更新する(ステップ602)。
この新たな符号列を含んだ制御信号が移動局20によっ
て受信された場合には、移動局20は、図2のステップ
103〜106に示した手順で、位置推定のための動作
を行う。
【0091】このように、親機10の特定情報として、
該親機10の属性情報を含まない符号列を用い、これを
随時更新することにより、親機10に関する情報の秘匿
性を向上させることができる。
該親機10の属性情報を含まない符号列を用い、これを
随時更新することにより、親機10に関する情報の秘匿
性を向上させることができる。
【0092】なお、上述した実施形態では、位置推定装
置40は独立した装置であるが、位置推定装置を有線網
50内、基地局30内、あるいは移動局20内に構成す
るようにしても良い。
置40は独立した装置であるが、位置推定装置を有線網
50内、基地局30内、あるいは移動局20内に構成す
るようにしても良い。
【0093】上記実施形態において、親機10による制
御信号の送信処理が第1の情報送信手段に対応する。ま
た、移動局20による親機10からの制御信号の受信処
理(図2のステップ103)が第1の情報受信手段に対
応し、複数の制御信号の受信強度の測定処理(ステップ
104)が受信強度測定手段に対応し、位置推定装置4
0への個体識別情報の送信処理(図2のステップ10
6)が第2の情報受信手段に対応する。また、移動局2
0による位置推定装置40への基地局識別情報と受信強
度の送信処理(図2のステップ110)が第3の情報送
信手段に対応する。
御信号の送信処理が第1の情報送信手段に対応する。ま
た、移動局20による親機10からの制御信号の受信処
理(図2のステップ103)が第1の情報受信手段に対
応し、複数の制御信号の受信強度の測定処理(ステップ
104)が受信強度測定手段に対応し、位置推定装置4
0への個体識別情報の送信処理(図2のステップ10
6)が第2の情報受信手段に対応する。また、移動局2
0による位置推定装置40への基地局識別情報と受信強
度の送信処理(図2のステップ110)が第3の情報送
信手段に対応する。
【0094】更には、位置推定装置40による移動局2
0からの情報の受信処理(図3のステップ201)が第
2及び第3の情報受信手段に対応し、設置住所情報に基
づく位置推定処理(図3のステップ205)が第1の位
置推定手段に対応する。また、位置推定装置40による
設置位置情報と電界強度に基づく位置推定処理(図3の
ステップ208)が第2の位置推定手段に対応する。
0からの情報の受信処理(図3のステップ201)が第
2及び第3の情報受信手段に対応し、設置住所情報に基
づく位置推定処理(図3のステップ205)が第1の位
置推定手段に対応する。また、位置推定装置40による
設置位置情報と電界強度に基づく位置推定処理(図3の
ステップ208)が第2の位置推定手段に対応する。
【0095】また、親機10による符号列の設定処理
(図4のステップ301)が第1の符号列設定手段に対
応し、位置推定装置40への符号列の送信処理(図4の
ステップ303)が第1の符号列送信手段に対応する。
また、位置推定装置40による親機10からの符号列の
受信処理(図5のステップ401)が第1の符号列受信
手段に対応し、符号列の更新処理(図5のステップ40
5)が符号列更新手段に対応し、親機10への符号列の
変更要求の送信処理(図5のステップ404)が符号列
変更要求手段に対応する。
(図4のステップ301)が第1の符号列設定手段に対
応し、位置推定装置40への符号列の送信処理(図4の
ステップ303)が第1の符号列送信手段に対応する。
また、位置推定装置40による親機10からの符号列の
受信処理(図5のステップ401)が第1の符号列受信
手段に対応し、符号列の更新処理(図5のステップ40
5)が符号列更新手段に対応し、親機10への符号列の
変更要求の送信処理(図5のステップ404)が符号列
変更要求手段に対応する。
【0096】また、位置推定装置40による符号列の設
定処理(図6のステップ501)が第2の符号列設定手
段に対応し、親機10への符号列の送信処理(図6のス
テップ503)が第2の符号列送信手段に対応する。ま
た、親機10による位置推定装置40からの符号列の受
信処理(図7のステップ601)が第2の符号列受信手
段に対応する。
定処理(図6のステップ501)が第2の符号列設定手
段に対応し、親機10への符号列の送信処理(図6のス
テップ503)が第2の符号列送信手段に対応する。ま
た、親機10による位置推定装置40からの符号列の受
信処理(図7のステップ601)が第2の符号列受信手
段に対応する。
【0097】更には、位置情報データベースが第1の情
報記憶手段及び第2の情報記憶手段に対応する。
報記憶手段及び第2の情報記憶手段に対応する。
【発明の効果】上述の如く、本願発明によれば、移動局
が親機からの該親機の特定情報を受信し、位置推定装置
がこの移動局によって受信された親機の特定情報により
特定される親機の位置情報に基づいて、前記移動局の位
置を推定することにより、従来の受信強度に基づく位置
推定に比べて、住宅地や郊外等の公衆設置された基地局
の設置間隔が大きい地域における位置推定精度を向上さ
せることができ、各基地局の設置形態が異なる場合に
も、移動局の位置推定を高精度に推定することが可能と
なる。
が親機からの該親機の特定情報を受信し、位置推定装置
がこの移動局によって受信された親機の特定情報により
特定される親機の位置情報に基づいて、前記移動局の位
置を推定することにより、従来の受信強度に基づく位置
推定に比べて、住宅地や郊外等の公衆設置された基地局
の設置間隔が大きい地域における位置推定精度を向上さ
せることができ、各基地局の設置形態が異なる場合に
も、移動局の位置推定を高精度に推定することが可能と
なる。
【図1】本発明の実施の形態に係る移動通信システムの
基本的な構成を示す図である。
基本的な構成を示す図である。
【図2】位置推定時の移動局の手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図3】位置推定時の位置推定装置の手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】符号列を設定、更新する場合における親機の手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図5】符号列を設定、更新する場合における位置推定
装置の手順を示すフローチャートである。
装置の手順を示すフローチャートである。
【図6】符号列を設定、更新する場合における位置推定
装置の他の手順を示すフローチャートである。
装置の他の手順を示すフローチャートである。
【図7】符号列を設定、更新する場合における親機の他
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
1 移動通信システム
10 親機
20 移動局
30−1〜30−3 基地局
40 位置推定装置
50 有線網
60 構造物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山本 竜治
東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株
式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内
Fターム(参考) 5K067 BB08 DD19 EE02 EE10 EE16
FF03 JJ53 JJ54 JJ55
Claims (35)
- 【請求項1】 移動局と、コードレス電話システムの親
機と、前記移動局の位置を推定する位置推定装置とを有
する位置推定システムにおいて、 前記親機は、 自機の特定情報を送信する第1の情報送信手段を備え、 前記移動局は、 前記第1の情報送信手段により送信された親機の特定情
報を受信する第1の情報受信手段と、 前記位置推定装置に対して、前記第1の情報受信手段に
より受信された親機の特定情報を送信する第2の情報送
信手段と、 を備え、 前記位置推定装置は、 前記第2の情報送信手段により送信された親機の特定情
報を受信する第2の情報受信手段と、 前記第2の情報受信手段により受信された親機の特定情
報により特定される親機の位置情報に基づいて、前記移
動局の位置を推定する第1の位置推定手段と、 を備える位置推定システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の位置推定システムにお
いて、 前記位置推定装置は、 前記親機の特定情報と該親機の位置情報とを対応付けて
記憶する第1の情報記憶手段を備え、 前記第1の位置推定手段は、前記第2の情報受信手段に
より受信された親機の特定情報に対応付けられて前記第
1の情報記憶手段に記憶されている親機の位置情報に基
づいて、前記移動局の位置を推定するようにした位置推
定システム。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の位置推定システ
ムにおいて、 前記第1の位置推定手段は、前記親機の位置を前記移動
局の位置と推定するようにした位置推定システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の位置
推定システムにおいて、 前記位置推定装置は、 前記第2の情報受信手段により複数の親機の特定情報が
受信された場合に、該複数の親機の特定情報の受信強度
を測定する受信強度測定手段を備え、 前記第1の位置推定手段は、前記受信強度測定手段によ
り測定された受信強度が最大の親機の特定情報に基づい
て、前記移動局の位置を推定するようにした位置推定シ
ステム。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の位置推
定システムにおいて、 前記移動局は、 前記第1の情報受信手段により前記親機の特定情報が受
信されなかった場合に、前記位置推定装置に対して、公
衆設置された基地局から送信される該基地局の特定情報
と、該基地局の特定情報の受信強度とを送信する第3の
情報送信手段を備え、 前記位置推定装置は、 前記第3の情報送信手段により送信された基地局の特定
情報と受信強度とを受信する第3の情報受信手段と、 前記第3の情報受信手段により受信された基地局の特定
情報により特定される基地局の位置情報と、前記第3の
情報受信手段により受信された受信強度とに基づいて、
前記移動局の位置を推定する第2の位置推定手段と、 を備える位置推定システム。 - 【請求項6】 請求項5に記載の位置推定システムにお
いて、 前記位置推定装置は、 前記基地局の特定情報と該基地局の位置情報とを対応付
けて記憶する第2の情報記憶手段を備え、 前記第2の位置推定手段は、前記第3の情報受信手段に
より受信された基地局の特定情報に対応付けられて前記
第2の情報記憶手段に記憶されている基地局の位置情報
と、前記第3の情報受信手段により受信された受信強度
とに基づいて、 前記移動局の位置を推定するようにした位置推定システ
ム。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の位置推
定システムにおいて、前記親機の特定情報は、該親機の
属性情報である位置推定システム。 - 【請求項8】 請求項1乃至6の何れかに記載の位置推
定システムにおいて、 前記親機の特定情報は、該親機に対応し、且つ、該親機
の属性情報を含まない符号列である位置推定システム。 - 【請求項9】 請求項8に記載の位置推定システムにお
いて、 前記親機は、 自機に対応する符号列を設定する第1の符号列設定手段
と、 前記第1の符号列設定手段により設定された符号列を前
記位置推定装置に対して送信する第1の符号列送信手段
と、 を備え、 前記位置推定装置は、 前記第1の符号列送信手段により送信された符号列を受
信する第1の符号列受信手段と、 前記第1の符号列受信手段により受信された符号列に基
づいて、符号列を更新する符号列更新手段と、 を備える位置推定システム。 - 【請求項10】 請求項9に記載の位置推定システムに
おいて、 前記第1の符号列設定手段は、所定の周期で新たな符号
列を設定するようにした位置推定システム。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載の位置推定シ
ステムにおいて、 前記符号列更新手段は、前記第1の符号列受信手段によ
り受信された符号列が当該符号列の送信元の親機以外の
他の親機の特定情報として使用されている場合に、符号
列を更新しないようにした位置推定システム。 - 【請求項12】 請求項10に記載の位置推定システム
において、 前記位置推定装置は、前記第1の符号列受信手段により
受信された符号列が当該符号列の送信元の親機以外の他
の親機の特定情報として使用されている場合に、前記符
号列の送信元の親機に対し符号列の変更を要求する符号
列変更要求手段を備え、 前記第1の符号列設定手段は、前記符号列変更要求手段
により符号列の変更が要求された場合に、新たな符号列
を設定するようにした位置推定システム。 - 【請求項13】 請求項8に記載の位置推定システムに
おいて、 前記位置推定装置は、 前記親機に対応する符号列を設定する第2の符号列設定
手段と、 前記第2の符号列設定手段により設定された符号列を前
記親機に対して送信する第2の符号列送信手段と、 を備え、 前記親機は、 前記第1の符号列送信手段により送信された符号列を受
信する第2の符号列受信手段を備え、 前記第1の情報送信手段は、前記第2の符号列受信手段
により受信された符号列を送信するようにした位置推定
システム。 - 【請求項14】 移動局の位置を推定する位置推定装置
において、 前記移動局から送信されるコードレス電話システムの親
機の特定情報を受信する情報受信手段と、 前記情報受信手段により受信された親機の特定情報によ
り特定される親機の位置情報に基づいて、前記移動局の
位置を推定する位置推定手段と、 を備える位置推定装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の位置推定装置にお
いて、 コードレス電話システムの親機の特定情報と該親機の位
置情報とを対応付けて記憶する情報記憶手段を備え、 前記位置推定手段は、前記情報受信手段により受信され
た親機の特定情報に対応付けられて前記情報記憶手段に
記憶されている親機の位置情報に基づいて、前記移動局
の位置を推定するようにした位置推定装置。 - 【請求項16】 請求項14又は15に記載の位置推定
装置において、 前記位置推定手段は、前記親機の位置を前記移動局の位
置と推定するようにした位置推定装置。 - 【請求項17】 請求項14乃至16のいずれかに記載
の位置推定装置において、 前記情報受信手段により複数の親機の特定情報が受信さ
れた場合に、該複数の親機の特定情報の受信強度を測定
する受信強度測定手段を備え、 前記位置推定手段は、前記受信強度測定手段により測定
された受信強度が最大の親機の特定情報に基づいて、前
記移動局の位置を推定するようにした位置推定装置。 - 【請求項18】 請求項14乃至16の何れかに記載の
位置推定装置において、 前記親機の特定情報は、該親機の属性情報である位置推
定装置。 - 【請求項19】 請求項14乃至16の何れかに記載の
位置推定装置において、 前記親機の特定情報は、該親機に対応し、且つ、該親機
の属性情報を含まない符号列である位置推定装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載の位置推定装置にお
いて、 前記親機により該親機に対応する符号列が設定された場
合に、該親機から送信される符号列を受信する符号列受
信手段と、 前記符号列受信手段により受信された符号列に基づい
て、符号列を更新する符号列更新手段と、 を備える位置推定装置。 - 【請求項21】 請求項19又は20に記載の位置推定
装置において、 前記符号列更新手段は、前記符号列受信手段により受信
された符号列が当該符号列の送信元の親機以外の他の親
機の特定情報として使用されている場合に、符号列を更
新しないようにした位置推定装置。 - 【請求項22】 請求項21に記載の位置推定装置にお
いて、 前記位置推定装置は、前記第1の符号列受信手段により
受信された符号列が当該符号列の送信元の親機以外の他
の親機の特定情報として使用されている場合に、前記符
号列の送信元の親機に対し符号列の変更を要求する符号
列変更要求手段を備え、 前記親機において、新たな符号列が設定されるようにし
た位置推定装置。 - 【請求項23】 請求項19に記載の位置推定装置にお
いて、 前記位置推定装置は、 前記親機に対応する符号列を設定する符号列設定手段
と、 前記符号列設定手段により設定された符号列を前記親機
に対して送信する符号列送信手段と、 を備え、前記符号列を受信した親機において、該符号列
が送信されるようにした位置推定装置。 - 【請求項24】 位置推定装置により自局の位置が推定
される移動局において、 コードレス電話システムの親機から送信される該親機の
特定情報を受信する第1の情報受信手段と、 前記位置推定装置に対して、前記第1の情報受信手段に
より受信された親機の特定情報を送信する第2の情報送
信手段と、 を備え、前記位置推定装置において、前記親機の特定情
報と該親機の位置情報とに基づいて、自局の位置が推定
されるようにした移動局。 - 【請求項25】 請求項24に記載の移動局において、 前記第1の情報受信手段により前記親機の特定情報が受
信されなかった場合に、前記位置推定装置に対して、公
衆設置された基地局から送信される該基地局の特定情報
と、該基地局の特定情報の受信強度とを送信する第3の
情報送信手段を備え、 前記位置推定装置において、前記基地局の特定情報、該
基地局の位置情報及び該基地局の特定情報の受信強度に
基づいて、前記移動局の位置が推定されるようにした移
動局。 - 【請求項26】 請求項24又は25に記載の移動局に
おいて、 前記親機の特定情報は、該親機の属性情報である移動
局。 - 【請求項27】 請求項24又は25に記載の移動局に
おいて、 前記親機の特定情報は、該親機に対応し、且つ、該親機
の属性情報を含まない符号列である移動局。 - 【請求項28】 移動局の位置を推定する位置推定方法
において、 コードレス電話システムの親機により送信される該親機
の特定情報を受信し、 前記受信した親機の特定情報により特定される親機の位
置情報に基づいて、前記移動局の位置を推定するように
した位置推定方法。 - 【請求項29】 請求項28に記載の位置推定方法にお
いて、 前記親機の位置を前記移動局の位置と推定するようにし
た位置推定方法。 - 【請求項30】 請求項28または29に記載の位置推
定方法において、 複数の親機の特定情報を受信した場合に、該複数の親機
の特定情報の受信強度を測定し、 前記測定した受信強度が最大の親機の特定情報に基づい
て、前記移動局の位置を推定するようにした位置推定方
法。 - 【請求項31】 請求項28乃至30の何れかに記載の
位置推定方法において、 前記親機の特定情報を受信することができない場合に、
公衆設置された基地局から送信される該基地局の特定情
報を受信し、 前記受信した基地局の特定情報により特定される基地局
の位置情報と、該基地局の特定情報の受信強度とに基づ
いて、前記移動局の位置を推定するようにした位置推定
方法。 - 【請求項32】 請求項28乃至31の何れかに記載の
位置推定方法において、 前記親機の特定情報は、該親機の属性情報である位置推
定方法。 - 【請求項33】 請求項28乃至31の何れかに記載の
位置推定方法において、 前記親機の特定情報は、該親機に対応し、且つ、該親機
の属性情報を含まない符号列である位置推定方法。 - 【請求項34】 請求項33に記載の位置推定方法にお
いて、 前記親機に対応する符号列を設定するようにした位置推
定方法。 - 【請求項35】 請求項34に記載の位置推定方法にお
いて、 所定の周期で前記親機に対応する符号列を設定するよう
にした位置推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001194658A JP2003009212A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001194658A JP2003009212A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003009212A true JP2003009212A (ja) | 2003-01-10 |
Family
ID=19032755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001194658A Pending JP2003009212A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 位置推定システム、位置推定装置、移動局及び位置推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003009212A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140012108A (ko) * | 2011-02-24 | 2014-01-29 | 시스벨 테크놀로지 에스.알.엘. | 모바일 셀룰러 원격통신 네트워크에서 모바일 단말들의 실내 로케이팅 |
-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001194658A patent/JP2003009212A/ja active Pending
Cited By (4)
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