JP2003008920A - 印刷制御プログラムおよび画像処理プログラム - Google Patents

印刷制御プログラムおよび画像処理プログラム

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JP2003008920A JP2002070104A JP2002070104A JP2003008920A JP 2003008920 A JP2003008920 A JP 2003008920A JP 2002070104 A JP2002070104 A JP 2002070104A JP 2002070104 A JP2002070104 A JP 2002070104A JP 2003008920 A JP2003008920 A JP 2003008920A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画質の自動調整処理が可能な場合
に、適切に画質の自動調整を実行すること 【解決手段】パーソナルコンピュータPCのCPU15
0は、カラープリンタ20における印刷動作を制御する
プリンタドライバによって設定され、RAM151に格
納されている印刷条件を取得する。CPU150は、設
定されている印刷条件を検索して、プリンタドライバに
よる自動画質調整がオンされているか否かを判定し、オ
ンされていると判定した場合には、実行中の画像処理ア
プリケーションにおいて自動画質調整が要求されている
かいなかを判定する。CPU150は、アプリケーショ
ンにおける自動画質調整が要求されていると判定した場
合には、プリンタドライバに対して、オンされている自
動画質調整をオフするよう指示を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像ファイルの画
質を調整する画像調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルスチルカメラ(DSC)、デ
ィジタルビデオカメラ(DVC)、スキャナ等によって
生成された画像データの画質は、パーソナルコンピュー
タ上で画像レタッチアプリケーションを用いることによ
って任意に調整することができる。画像レタッチアプリ
ケーションには、一般的に、画像データの画質を自動的
に調整する画像調整機能が備えられており、この画像調
整機能を利用すれば、出力装置から出力する画像データ
の画質を容易に向上させることができる。画像ファイル
の出力装置としては、例えば、CRT、LCD、プリン
タ、プロジェクタ、テレビ受像器などが知られている。
【0003】また、出力装置の1つであるプリンタの動
作を制御するプリンタドライバにも、画像データの画質
を自動的に調整する機能が備えられており、このような
プリンタドライバを利用しても、印刷される画像データ
の画質を容易に向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に、画像レタッチアプリケーションによる画質の自動調
整およびプリンタドライバによる画質の自動調整は、互
いに独立して実行される処理である。したがって、例え
ば、画像レタッチアプリケーションによって既に画質の
自動調整が実施された画像データに対して、再度、プリ
ンタドライバによる画質の自動調整が実行されることが
あった。かかる場合には、プリンタドライバによる画質
の自動調整は、既に画質が調整された画像データに対し
て行われることとなり、却って画質が損なわれる場合が
あった。特に、画像データの解析を伴う画質の自動調整
処理では、既に画質の調整された画像データがオリジナ
ルの画像データであると認識されるため、適切な画質調
整が実行され得ないという問題があった。
【0005】さらに、レタッチアプリケーションとプリ
ンタドライバとの関係に限らず、一の画像処理装置にて
画質調整処理が施された画像データに対して、他の画像
処理装置にて画質の標準化処理(基準画質への補正処
理)を実行すれば、一の画像処理装置において施された
画質調整が出力される画像に反映されないばかりか、画
質の低下を招く場合がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、複数の画質の自動調整処理が可能な場
合に、適切に画質の自動調整を実行することを目的とす
る。また、画質調整が施された画像データに対して適切
に画質の標準化処理を実行することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために本発明の第1の態様は、印刷装
置における画像データの出力状態を制御する印刷制御プ
ログラムを提供する。本発明の第1の態様に係る印刷制
御プログラムは、前記画像データを解析して、前記画像
データの特性を示す特性パラメータを取得する機能と、
前記取得した特性パラメータを考慮した印刷ジョブ単位
での前記画像データの画質の調整、あるいは、前記特性
パラメータを考慮して画像データ単位にて前記画像デー
タの画質を調整する画像処理プログラムによる前記画像
データの画質の調整のいずれかを実行する機能とをコン
ピュータによって実現させることを特徴とする。
【0008】本発明の第1の態様に係る印刷制御プログ
ラムは、取得した特性パラメータを考慮した印刷ジョブ
単位での画像データの画質の調整、あるいは、特性パラ
メータを考慮して画像データ単位にて画像データの画質
を調整する画像処理プログラムによる画像データの画質
の調整のいずれかを実行するので、複数の画質調整が可
能な場合であってもいずれか1つの画質調整のみが実行
され、適切に画質を自動調整することができる。なお、
印刷制御プログラムは、プリンタドライバと呼ばれるこ
とがあり、画像処理プログラムは画像処理アプリケーシ
ョンと呼ばれることがある。また、印刷制御プログラム
と画像処理プログラムとの間における画実調整の選択の
他、一の画像処理プログラムと他の画像処理プログラム
との間における画質調整の選択も含まれる。
【0009】本発明の第1の態様に係る印刷制御プログ
ラムにおいて、印刷ジョブ単位での前記画像データの画
質の調整、または、画像データ単位での前記画像データ
の画質の調整のいずれかを実行する機能は、前記画像処
理プログラムにおいて、前記画像データの画質調整が選
択されているか否かを判定する機能と、前記画像処理プ
ログラムにおいて前記画像データの画質調整が選択され
ていると判定した場合には、前記印刷ジョブ単位での画
質調整を実行させない機能とをコンピュータによって実
現させても良い。かかる場合には、画像処理プログラム
における画質調整が実行されることとなり、画像データ
単位にてより精度の高い画質調整を実行することができ
る。
【0010】本発明の第1の態様に係る印刷制御プログ
ラムにおいて、前記画像データには画像処理時に用いら
れる画像処理制御情報が関連付けられており、前記画像
処理プログラムによる前記画像データの画質の調整は、
前記画像処理制御情報を用いて実行されても良い。かか
る場合には、画像処理制御情報によって画像データの画
像処理の条件を指定することができる。
【0011】本発明の第2の態様は、画像データを含む
画像ファイルに対して画像処理を実行する画像処理プロ
グラムを提供する。本発明の第2の態様に係る画像処理
プログラムは、前記画像データを解析して、前記画像デ
ータの特性を示す特性パラメータを取得する機能と、前
記取得した特性パラメータを考慮した画像データ単位で
の前記画像データの画質の調整、あるいは、前記画像デ
ータの印刷状態を制御する印刷制御プログラムにおける
前記画像データに対する印刷ジョブ単位の画質の調整の
いずれかを実行する機能とをコンピュータによって実現
させることを特徴とする。
【0012】本発明の第2の態様に係る画像処理プログ
ラムは、取得した特性パラメータを考慮した画像データ
単位での画像データの画質の調整、あるいは、画像デー
タの印刷状態を制御する印刷制御プログラムにおける画
像データに対する印刷ジョブ単位の画質の調整のいずれ
かを実行するので、複数の画質調整が可能な場合であっ
てもいずれか1つの画質調整のみが実行され、適切に画
質を自動調整することができる。
【0013】本発明の第2の態様に係る画像処理プログ
ラムにおいて、印刷ジョブ単位での前記画像データの画
質の調整、または、画像データ単位での前記画像データ
の画質の調整のいずれかを実行する機能は、前記印刷制
御プログラムにおいて画質調整が選択されているか否か
を判定する機能と、前記印刷制御プログラムにおける画
質調整が選択されていると判定した場合には、前記印刷
制御プログラムにおける画質調整の選択を解除して前記
画像データに対する印刷ジョブ単位の画質調整を禁止す
る機能と、前記画像データに対する画像データ単位の画
質調整を実行させる機能とをコンピュータによって実現
させても良い。かかる場合には、画像処理プログラムに
おける画質調整機能によって画質調整が実行されること
となり、画像データ単位にてより精度の高い画質調整を
実行することができる。
【0014】本発明の第2の態様に係る画像処理プログ
ラムにおいて、印刷ジョブ単位での前記画像データの画
質の調整、または、画像データ単位での前記画像データ
の画質の調整のいずれかを実行する機能は、前記印刷制
御プログラムにおいて画質調整が選択されているか否か
を判定する機能と、前記印刷制御プログラムにおける画
質調整が選択されていると判定した場合には、画像デー
タ単位での前記画質調整を禁止する画質調整禁止機能と
をコンピュータによって実現させても良い。かかる場合
には、印刷制御プログラムにおける画質調整が実行され
ることとなり、印刷ジョブ単位にてより簡易に画質調整
を実行することができる。
【0015】本発明の第2の態様に係る画像処理プログ
ラムにおいて、前記画像データには画像処理時に用いら
れる画像処理制御情報が関連付けられており、前記画像
データに対する画像データ単位の画質調整を実行させる
機能は、前記画像処理制御情報を用いて実行されても良
い。かかる場合には、画像処理制御情報によって画像デ
ータの画像処理の条件を指定することができる。
【0016】本発明の第3の態様は、画像データを含む
画像ファイルに対して画像処理を実行する画像処理プロ
グラムを提供する。本発明の第3の態様に係る画像処理
プログラムは、前記画像データを解析して、前記画像デ
ータの特性を示す特性パラメータを取得する機能と、前
記取得した特性パラメータを考慮して前記画像データの
画質を画像データ単位にて調整する第1の調整機能と、
前記取得された特性パラメータを考慮して前記画像デー
タの画質を印刷ジョブ単位にて調整する第2の調整機能
と、前記第1の調整機能による画質調整を、前記第2の
調整機能による画質調整より優先させる第1の優先機能
とをコンピュータによって実現させることを特徴とす
る。
【0017】本発明の第3の態様に係る画像処理プログ
ラムは、第1の調整機能による画質調整を、第2の調整
機能による画質調整より優先させる第1の優先機能を備
えるので、複数の画質調整が可能な場合であっても、画
像データの画質を画像データ単位にて調整する画質調整
のみが実行され、より精度良く且つ適切に画質を自動調
整することができる。
【0018】本発明の第3の態様に係る画像処理プログ
ラムにおいて、前記第1の優先機能に代えて、前記第2
の調整機能による画質調整を、前記第1の調整機能によ
る画質調整より優先させる第2の優先機能をコンピュー
タによって実現させても良い。かかる場合には、画像デ
ータの画質を印刷ジョブ単位にて調整する画質調整のみ
が実行され、より簡便且つ適切に画質を自動調整するこ
とができる。
【0019】本発明の第3の態様に係る画像処理プログ
ラムにおいて、前記第1の優先機能は、前記第2の調整
機能による画質調整の程度を低減させる機能、あるい
は、前記第2の調整機能による画質調整を禁止する機能
であっても良い。また、前記第2の優先機能は、前記第
1の調整機能による画質調整の程度を低減させる機能、
あるいは、前記第1の調整機能による画質調整を禁止す
る機能であっても良い。いずれかの調整機能による画質
調整の程度を低減、または禁止することによって他方の
調整機能による画質調整を優先させることができる。
【0020】本発明の第4の態様は、画像データに対し
て画像処理を実行する画像処理プログラムを提供する。
本発明の第4の態様に係る画像処理プログラムは、 画
像データの画像処理条件を示す画像処理制御情報を用い
て前記画像データに対する画質調整を実行する第1の画
質調整機能と、前記画像データを解析して、前記画像デ
ータの特性を示す特性パラメータを取得し、取得した特
性パラメータを用いて前記画像データの画質調整を実行
する第2の画質調整機能と、前記画像データに前記画像
処理制御情報が関連付けられている場合には、前記第2
の画質調整機能による画像データに対する画質調整を禁
止または低減させる機能とをコンピュータによって実現
させることを特徴とする。
【0021】本発明の第4の態様に係る画像処理プログ
ラムによれば、画像処理制御情報が画像データに関連付
けられている場合には、画像データに対して画像処理制
御情報を優先した画質調整を実行することができる。
【0022】本発明の第5の態様は、印刷装置における
画像データの出力状態を制御する印刷制御装置を提供す
る。本発明の第5の態様に係る印刷制御装置は、前記画
像データを解析して、前記画像データの特性を示す特性
パラメータを取得する特性パラメータ取得手段と、前記
取得された特性パラメータを考慮して画像データの画質
を印刷ジョブ単位にて調整する画質調整手段と、前記特
性パラメータを考慮した画質調整を画像データ単位にて
前記画像データに対して実行する画像処理操作による画
質調整、または、前記画質調整手段による画質調整のい
ずれか一方を実行させる二重画質調整防止手段と、前記
画質調整された画像データを印刷装置に送信する送信手
段とを備えることを特徴とする。
【0023】本発明の第5の態様に係る印刷制御装置に
よれば、本発明の第1の態様に係る印刷制御プログラム
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第5の態様に係る印刷制御装置は、本発明の第1の態様
に係る印刷制御プログラムと同様にして種々の態様にて
実現され得る。
【0024】本発明の第6の態様は、画像データを含む
画像ファイルに対して画像処理を実行する画像処理装置
を提供する。本発明の第6の態様に係る画像処理装置は
前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
す特性パラメータを取得する特性パラメータ取得手段
と、前記取得された特性パラメータを考慮して画像デー
タ単位にて前記画像データの画質を調整する画質調整手
段と、画像データの印刷状態を制御する印刷制御操作に
おける前記画像データに対する印刷ジョブ単位の画質調
整と、前記画質調整手段による画質調整のいずれか一方
による前記画像データの画質調整を許容する画質調整許
容手段と、前記許容された画質調整によって画質が調整
された画像データを前記印刷装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0025】本発明の第6の態様に係る画像処理装置に
よれば、本発明の第2の態様に係る画像処理プログラム
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第6の態様に係る画像処理装置は、本発明の第2の態様
に係る画像処理プログラムと同様にして種々の態様にて
実現され得る。
【0026】本発明の第7の態様は、画像データを含む
画像ファイルに対して画像処理を実行する画像処理装置
を提供する。本発明の第7の態様に係る画像処理装置
は、前記画像データを解析して、前記画像データの特性
を示す特性パラメータを取得する特性パラメータ取得手
段と、前記取得された特性パラメータを考慮して前記画
像データの画質を画像データ単位にて調整する第1の画
質調整手段と、前記取得された特性パラメータを考慮し
て前記画像データの画質を印刷ジョブ単位にて調整する
第2の画質調整手段と、前記第1の画質調整手段による
画質調整を、前記第2の画質調整手段による画質調整よ
り優先させる第1の優先手段と、前記画質調整が施され
た画像データを印刷装置に送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0027】本発明の第7の態様に係る画像処理装置に
よれば、本発明の第3の態様に係る画像処理プログラム
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第7の態様に係る画像処理装置は、本発明の第3の態様
に係る画像処理プログラムと同様にして種々の態様にて
実現され得る。
【0028】本発明の第8の態様は、印刷装置における
画像データの出力状態を制御する印刷制御方法を提供す
る本発明の第8の態様に係る印刷制御方法は、前記画像
データを解析して、前記画像データの特性を示す特性パ
ラメータを取得し、前記取得した特性パラメータを考慮
した印刷ジョブ単位での前記画像データの画質の調整、
あるいは、前記特性パラメータを考慮して画像データ単
位にて前記画像データの画質を調整する画像処理プログ
ラムによる前記画像データの画質の調整のいずれか一方
を実行することを特徴とする。
【0029】本発明の第8の態様に係る印刷制御方法に
よれば、本発明の第1の態様に係る印刷制御プログラム
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第8の態様に係る印刷制御方法は、本発明の第1の態様
に係る印刷制御プログラムと同様にして種々の態様にて
実現され得る。
【0030】本発明の第9の態様は、画像データを含む
画像ファイルに対して画像処理を実行する画像処理方法
を提供する。本発明の第9の態様に係る画像処理方法
は、前記画像データを解析して、前記画像データの特性
を示す特性パラメータを取得し、前記取得した特性パラ
メータを考慮した画像データ単位での前記画像データの
画質の調整、あるいは、前記特性パラメータを考慮して
印刷ジョブ単位にて前記画像データの画質を調整する前
記画像データの印刷状態を制御する印刷制御プログラム
による前記画像データの画質の調整のいずれか一方を実
行することを特徴とする。
【0031】本発明の第9の態様に係る画像処理方法に
よれば、本発明の第2の態様に係る画像処理プログラム
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第9の態様に係る画像処理方法は、本発明の第2の態様
に係る画像処理プログラムと同様にして種々の態様にて
実現され得る。
【0032】本発明の第10の態様は、画像データを生
成する画像データ生成装置を提供する。本発明の第10
の態様に係る画像データ生成装置は、画像データを生成
する画像データ生成手段と、前記生成された画像データ
に対して画質調整処理を実行する画質調整手段と、前記
生成された画像データと前記実行された画質調整処理の
情報を関連付けて出力する出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0033】本発明の第10の態様に係る画像データ生
成装置によれば、生成した画像データと、画像データに
施された画質調整処理の情報とを関連付けて出力するこ
とができる。したがって、画像処理装置に対して、画像
データに施された画質調整の内容を伝えることができ
る。
【0034】本発明の第11の態様は、画像データを生
成する画像データ生成装置を提供する。本発明の第11
の態様に係る画像データ生成装置は、画像データに施す
べき画質調整処理を設定する設定手段と、前記設定され
た画質調整処理を実行して、画像データを生成する画像
データ生成手段と、前記生成された画像データと前記実
行された画質調整処理の情報を関連付けて出力する出力
手段とを備えることを特徴とする。
【0035】本発明の第11の態様に係る画像データ生
成装置によれば、生成した画像データと、画像データに
施された画質調整処理の情報とを関連付けて出力するこ
とができる。したがって、画像処理装置に対して、画像
データに施された画質調整の内容を伝えることができ
る。
【0036】本発明の第10または第11の態様に係る
画像データ生成装置において、前記画質調整処理の情報
には、コントラスト、彩度およびシャープネスの調整情
報が含まれても良い。
【0037】本発明の第12の態様は、実行された画質
調整処理の情報が関連付けられている画像データに対し
て画像処理を実行する画像処理装置を提供する。本発明
の第12の態様に係る画像処理装置は、予め定められた
基準に基づいて前記画像データの画質を調整する画質調
整手段と、前記画像データに関連付けられた画質調整処
理の情報に基づいて、前記画質調整手段による前記画像
データに対する画質調整を禁止または低減させる画質調
整制限手段とを備えることを特徴とする。
【0038】本発明の第12の態様に係る画像処理装置
によれば、画像データに施された画質調整処理の情報に
基づいて、予め定められた基準に基づく画質調整を禁止
または低減させることができる。したがって、画質調整
処理が施された画像データに対して重ねて画質調整を実
行することにより画質の低下を防止または低減すること
ができる。
【0039】本発明の第12の態様に係る画像処理装置
において、前記画質調整処理の情報は、少なくともコン
トラスト、彩度、シャープネスのいずれかの画質に関す
る調整情報を含み、前記画質調整制限手段は、前記画質
調整処理の情報に含まれている画質に関する調整情報に
対応する画質の調整を禁止または低減させても良い。か
かる場合には、調整された画質についてのみ予め定めら
れた基準に基づく画質調整を禁止または低減させること
ができるので、他の画質については予め定められた基準
に基づく画質調整を実行することができる。したがっ
て、画質調整処理が施された画像データに対する重複し
た画質調整による画質の低下を防止または低減すること
ができると共に、画質の適正化(標準化)を図ることが
できる。
【0040】本発明の第13の態様は、画像データに対
して画像処理を実行する画像処理システムを提供する。
本発明の第13の態様に係る画像処理システムは、画像
データを取得する画像データ取得手段と、前記取得され
た画像データに対して画質調整を実行する画質調整手段
と、前記画質調整が実行された画像データと前記実行さ
れた画質調整処理の情報とを関連付けて出力する出力手
段とを備える第1の画像処理装置と、前記出力された画
像データおよび前記画像データに関連付けられている画
質調整処理の情報とを取得する取得手段と、予め定めら
れた基準に基づいて前記画像データの画質を調整する画
質調整手段と、前記画像データに関連付けられた画質調
整処理の情報に基づいて、前記画質調整手段による前記
画像データに対する画質調整を禁止または低減させる画
質調整制限手段とを備える第2の画像処理装置とを備え
ることを特徴とする。
【0041】本発明の第13の態様に係る画像処理シス
テムによれば、第1の画像処理装置によって画質調整が
施された画像データに対する重複した画質調整による画
質の低下を防止または低減することができる。
【0042】本発明の第13の態様に係る画像処理シス
テムにおいて、前記第1の画像処理装置の画質調整手段
により実行される画質調整処理には、少なくともコント
ラスト、彩度、シャープネスのいずれかの画質に関する
画質調整処理が含まれ、前記画質調整処理の情報には、
前記実行された少なくともコントラスト、彩度、シャー
プネスのいずれかの画質に関する調整情報が含まれ、前
記第2の画像処理装置の画質調整手段によって実行され
る、予め定められた基準に基づく前記画像データの画質
の調整には、少なくともコントラスト、彩度、シャープ
ネスのいずれかの画質に関する画質の調整が含まれ、前
記第2の画像処理装置の画質調整制限手段は、前記画質
調整処理の情報に含まれている調整情報に対応する画質
の調整を禁止または低減させても良い。
【0043】本発明の第13の態様に係る画像処理シス
テムによれば、画質調整処理が施された画像データに対
する重複した画質調整による画質の低下を防止または低
減することができると共に、画質の適正化(標準化)を
図ることができる
【0044】本発明の第13の態様に係る画像処理シス
テムにおいて、前記第1の画像処理装置はディジタルス
チルカメラであり、前記第2の画像処理装置はパーソナ
ルコンピュータまたはプリンタであっても良い。
【0045】本発明の第14の態様は、画像データを生
成する画像データ生成方法を提供する。本発明の第14
の態様に係る画像データ生成方法は、画像データを生成
し、前記生成した画像データに対して画質調整処理を実
行し、前記生成した画像データと前記実行された画質調
整処理の内容を関連付けて出力することを特徴とする。
本発明の第14の態様に係る画像生成方法によれば、本
発明の第10の態様に係る画像データ生成装置と同様の
作用効果を得ることができると共に、本発明の第14の
態様に係る画像生成方法は、本発明の第10の態様に係
る画像データ生成装置と同様にして種々の態様にて実現
され得る。
【0046】本発明の第15の態様は、画像データを生
成する画像データ生成方法を提供する。本発明の第15
の態様に係る画像データ生成方法は、設定された画像デ
ータに施すべき画質調整処理を実行して、画像データを
生成し、前記生成した画像データと前記実行した画質調
整処理の情報とを関連付けて出力することを特徴とす
る。本発明の第15の態様に係る画像生成方法によれ
ば、本発明の第11の態様に係る画像データ生成装置と
同様の作用効果を得ることができると共に、本発明の第
15の態様に係る画像生成方法は、本発明の第11の態
様に係る画像データ生成装置と同様にして種々の態様に
て実現され得る。
【0047】本発明の第16の態様は、画像データに対
して画像処理を実行する方法を提供する。本発明の第1
6の態様に係る画像データ生成方法は、実行された画質
調整処理の情報が、取得した画像データに関連付けられ
ているか否かを判定し、前記実行された画質調整処理の
情報が、取得した画像データに関連付けられている場合
には、予め定められた基準に基づく前記画像データの画
質の調整を禁止または低減することを特徴とする。本発
明の第16の態様に係る画像処理方法によれば、本発明
の第12の態様に係る画像処理装置と同様の作用効果を
得ることができると共に、本発明の第16の態様に係る
画像処理方法は、本発明の第12の態様に係る画像処理
装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
【0048】本発明の第16の態様に係る方法におい
て、前記画質調整処理の情報には、少なくともコントラ
スト、彩度、シャープネスのいずれかの画質に関する画
質調整の情報が含まれており、実行された画質調整処理
の情報が取得した画像データに関連付けられているか否
かの判定は、各画質調整の情報毎に実行され、前記予め
定められた基準に基づく前記画像データの画質の調整を
禁止または低減は、前記画質調整処理の情報に含まれる
各画質調整の情報毎に実行されても良い。
【0049】本発明の第17の態様は、画像データに対
して画像処理を実行する画像処理方法を提供する。本発
明の第17の態様に係る方法は、画像データを取得し
て、画像データに対して画質調整を実行し、前記画質調
整を実行した画像データと前記実行された画質調整処理
の情報とを関連付けて出力し、前記出力された画像デー
タおよび前記画像データに関連付けられている画質調整
処理の情報とを取得し、前記画像データに関連付けられ
た画質調整処理の情報に基づいて、予め定められた基準
に基づく前記画像データの画質の調整を禁止または低減
することを特徴とする。本発明の第17の態様に係る画
像処理方法によれば、本発明の第13の態様に係る画像
処理システムと同様の作用効果を得ることができると共
に、本発明の第17の態様に係る画像処理方法は、本発
明の第13の態様に係る画像処理システムと同様にして
種々の態様にて実現され得る。
【0050】本発明の第18の態様は、実行された画質
調整処理の情報が関連付けられている画像データに対し
て画像処理を実行する画像処理プログラムを提供する。
本発明の第18の態様に係る画像処理プログラムは、予
め定められた基準に基づいて前記画像データの画質を調
整する機能と、前記画像データに関連付けられた画質調
整処理の情報に基づいて、前記画質を調整する機能によ
る前記画像データに対する画質調整を禁止または低減さ
せる機能とをコンピュータによって実行させることを特
徴とする。本発明の第18の態様に係る画像処理プログ
ラムによれば、本発明の第12の態様に係る画像処理装
置と同様の作用効果を得ることができると共に、本発明
の第18の態様に係る画像処理プログラムは、本発明の
第12の態様に係る画像処理装置と同様にして種々の態
様にて実現され得る。
【0051】なお、本発明の第10、11、13の態様
は、プログラムとしても実現され得る。また、上記各プ
ログラムの態様は、コンピュータが読み取り可能な記録
媒体上に記録された態様としても実現され得る。さら
に、予め定められた基準に基づく画像データの画質の調
整とは、画像データの画質と基準となる画質との差を解
消または低減する補正処理を意味する。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
について以下の順序にて図面を参照しつつ、いくつかの
実施例に基づいて説明する。 A.画像処理システムの構成: B.第1の実施例における画像ファイル構造: C.第1の実施例に係る画像処理装置における画像処
理: D.第2の実施例: E.その他の実施例:
【0053】A.画像処理システムの構成:本実施例に
係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの構成
について図1〜図4を参照して説明する。図1は本実施
例に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの
一例を示す説明図である。図2は本実施例に係る画像処
理装置が出力する画像ファイル(画像データ)を生成可
能なディジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック
図である。図3は本実施例に適用され得るカラープリン
タの内部構成を示す概略図である。図4はカラープリン
タ20の制御回路の内部構成を示すブロック図である。
【0054】画像処理システム10は、画像ファイルを
生成する入力装置としてのディジタルスチルカメラ1
2、ディジタルスチルカメラ12にて生成された画像フ
ァイルに基づいて画像処理を実行し、印刷用画像データ
を出力する画像処理装置としてのパーソナルコンピュー
タPC、印刷用画像データを出力する出力装置としての
カラープリンタ20を備えている。画像処理装置として
は、パーソナルコンピュータPCの他に、例えば、スタ
ンドアローン型のプリンタも用いられ得る。また、出力
装置としては、プリンタ20の他に、CRTディスプレ
イ、LCDディスプレイ等のモニタ14、プロジェクタ
等が用いられ得る。以下の説明では、パーソナルコンピ
ュータPCと接続されて用いられるカラープリンタ20
を出力装置として用いるものとする。
【0055】パーソナルコンピュータPCは、一般的に
用いられているタイプのコンピュータであり、本発明に
係る画像処理プログラムを実行するCPU150、CP
U150における演算結果、画像データ等を一時的に格
納するRAM151、画像処理プログラムを格納するハ
ードディスクドライブ(HDD)152を備えている。
パーソナルコンピュータPCは、メモリカードMCを装
着するためのカードスロット153、ディジタルスチル
カメラ12等からの接続ケーブルを接続するための入出
力端子154を備えている。
【0056】ディジタルスチルカメラ12は、図2に示
すように、光の情報をディジタルデバイス(CCDや光
電子倍増管)に結像させることにより画像を取得するカ
メラであり、図2に示すように光情報を収集するための
CCD等を備える光学回路121、光学回路121を制
御して画像を取得するための画像取得回路122、取得
したディジタル画像を加工処理するための画像処理回路
123、メモリを備えると共に各回路を制御する制御回
路124を備えている。ディジタルスチルカメラ12
は、取得した画像をディジタルデータとして記憶装置と
してのメモリカードMCに保存する。ディジタルスチル
カメラ12における画像データの保存形式としては、J
PEG形式が一般的であるが、この他にもTIFF形
式、GIF形式、BMP形式、RAWデータ形式等の保
存形式が用いられ得る。
【0057】ディジタルスチルカメラ12はまた、明
度、コントラスト、露出補正量(露出補正値)、ホワイ
トバランス等の個別の画像処理制御パラメータ、および
撮影条件に応じて予め複数の画像処理制御パラメータの
値が設定されている撮影モードを設定するための選択・
決定ボタン126、撮影画像をプレビューしたり、選択
・決定ボタン126を用いて撮影モード等を設定するた
めの液晶ディスプレイ127を備えている。
【0058】本画像処理システム10に用いられるディ
ジタルスチルカメラ12は、画像データGDに加えて画
像データの画像処理制御情報GCを画像ファイルGFと
してメモリカードMCに格納する。すなわち、画像処理
制御情報GCは、撮影時に画像データGDと共に自動的
に画像ファイルGFを構成する情報としてメモリカード
MCに自動的に格納される。
【0059】ディジタルスチルカメラ12において生成
された画像ファイルGFは、例えば、ケーブルCV、コ
ンピュータPCを介して、あるいは、ケーブルCVを介
してカラープリンタ20に送出される。あるいは、ディ
ジタルスチルカメラ12にて画像ファイルGFが格納さ
れたメモリカードMCが、メモリカード・スロットに装
着されたコンピュータPCを介して、あるいは、メモリ
カードMCをプリンタ20に対して直接、接続すること
によって画像ファイルがカラープリンタ20に送出され
る。なお、以下の説明では、メモリカードMCがパーソ
ナルコンピュータPCに対して直接、接続される場合に
基づいて説明する。
【0060】図3を参照して本実施例に用いられる画像
出力装置、すなわち、カラープリンタ20の内部構成に
ついて説明する。カラープリンタ20は、カラー画像の
出力が可能なプリンタであり、例えば、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色
の色インクを印刷媒体上に噴射してドットパターンを形
成することによって画像を形成するインクジェット方式
のプリンタである。あるいは、カラートナーを印刷媒体
上に転写・定着させて画像を形成する電子写真方式のプ
リンタである。色インクには、上記4色に加えて、ライ
トシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄い
マゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)
を用いても良い。
【0061】カラープリンタ20は、図示するように、
キャリッジ30に搭載された印字ヘッドIH1〜IH4
を駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構
と、このキャリッジ30をキャリッジモータ31によっ
てプラテン32の軸方向に往復動させる機構と、紙送り
モータ33によって印刷用のカット紙40を搬送する機
構と、制御回路50とから構成されている。キャリッジ
30をプラテン32の軸方向に往復動させる機構は、プ
ラテン32の軸と並行に架設されたキャリッジ30を摺
動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ31
との間に無端の駆動ベルト35を張設するプーリ36等
から構成されている。
【0062】制御回路50は、プリンタの操作パネル2
1と信号をやり取りしつつ、紙送りモータ33やキャリ
ッジモータ31、印字ヘッドIH1〜IH4の動きを適
切に制御する。キャリッジ30にはインクカートリッジ
INC1とインクカートリッジINC2とが装着され
る。インクカートリッジINC1には黒(K)インクが
収容され、インクカートリッジINC2には他のイン
ク、すなわち、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
(Y)の3色インクが収納されている。ライトシアン
(LC),ライトマゼンタ(LM),ダークイエロ(D
Y)のインクも収納可能であることは既述の通りであ
る。
【0063】次に図4を参照してカラープリンタ20の
制御回路50の内部構成について説明する。図示するよ
うに、制御回路50の内部には、CPU51,PROM
52,RAM53,周辺機器入出力部(PIO)54,
タイマ55,駆動バッファ56等が設けられている。P
IO54には、パーソナルコンピュータPC、キャリッ
ジモータ31、紙送りモータ33、およびエンコーダ3
7が接続されている。駆動バッファ56は、印字ヘッド
IH1ないしIH4にドット形成のオン・オフ信号を供
給するバッファとして使用される。これらは互いにバス
57で接続され、相互にデータにやり取りが可能となっ
ている。また、制御回路50には、所定周波数で駆動波
形を出力する発振器58、および発振器58からの出力
をインク吐出用ヘッドIH1ないしIH4に所定のタイ
ミングで分配する分配出力器59も設けられている。制
御回路50は、紙送りモータ33やキャリッジモータ3
1の動きと同期を採りながら、所定のタイミングでドッ
トデータを駆動バッファ56に出力する。
【0064】B.第1の実施例における画像ファイル構
造:図5を参照して本実施例にて用いられ得る画像ファ
イルの概略構成について説明する。図5は本実施例にて
用いられ得る画像ファイルの内部構成の一例を概念的に
示す説明図である。本実施例に係る画像ファイルGF
は、例えば、ディジタルスチルカメラ用画像ファイルフ
ォーマット規格(Exif)に従ったファイル構造を有する
ことができる。Exifファイルの仕様は、電子情報技術産
業協会(JEITA)によって定められている。
【0065】Exifファイルとしての画像ファイルGF
は、JPEG形式の画像データを格納するJPEG画像
データ格納領域111と、格納されているJPEG画像
データに関する各種情報を格納する付属情報格納領域1
12とを備えている。付属情報格納領域112には、撮
影日時、露出、シャッター速度、ホワイトバランス、露
出補正量、ターゲット色空間等といったJPEG画像を
出力する際に参照される画像処理制御情報GCが格納さ
れている。また、付属情報格納領域112には、画像処
理制御情報GCに加えてJPEG画像データ格納領域1
11に格納されているJPEG画像のサムネイル画像デ
ータがTIFF形式にて格納されている。なお、当業者
にとって周知であるように、Exif形式のファイルでは、
各データを特定するためにタグが用いられており、各デ
ータはタグ名によって呼ばれることがある。なお、本実
施例中におけるファイルの構造、データの構造、格納領
域といった用語は、ファイルまたはデータ等が記憶装置
内に格納された状態におけるファイルまたはデータのイ
メージを意味するものである。
【0066】画像処理制御情報GCは、ディジタルスチ
ルカメラ12等の画像データ生成装置において画像デー
タが生成されたとき(撮影されたとき)の画質に関連す
る情報であり、撮影に伴い自動的に、あるいは、ユーザ
により任意に設定され得る露出時間、ISO感度、絞
り、シャッタースピード、焦点距離に関するパラメー
タ、およびユーザによって任意に設定される露出補正
量、ホワイトバランス、撮影モード、画像処理時の色空
間、撮影時に用いた色空間等の画像処理制御パラメータ
を含み得る。
【0067】本実施例に係る上記画像ファイルGFは、
ディジタルスチルカメラ12の他、ディジタルビデオカ
メラ、スキャナ等の入力装置(画像ファイル生成装置)
によっても生成され得る。
【0068】C.第1の実施例に係る画像処理装置にお
ける画像処理:図6〜図11を参照して本実施例に係る
画像処理装置として機能するパーソナルコンピュータP
Cにおける画像処理について説明する。図6は本実施例
に係るパーソナルコンピュータPCにおいて実行される
画像処理および印刷制御処理の処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。図7はパーソナルコンピュータPC
にて実行される画像処理の処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。図8はパーソナルコンピュータPCにて
実行される画像処理制御情報に基づく画像処理の処理ル
ーチンを示すフローチャートである。図9は自動画質処
理に際して実行される処理ルーチンを示すフローチャー
トである。図10はパーソナルコンピュータPCにて実
行される通常画像処理の処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。図11はパーソナルコンピュータPCにて
実行される画像データ出力処理の処理ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0069】ディジタルスチルカメラ12にて生成され
た画像ファイルGFは、ケーブルを介して、あるいは、
メモリカードMCを介してパーソナルコンピュータPC
に対して提供される。ユーザの操作によって、HDD1
52にインストールされている、レタッチアプリケーシ
ョン、または、プリンタドライバといった画像データ処
理アプリケーション(プログラム)が起動されると、C
PU150は、画像ファイルGFの読み込みを開始す
る。
【0070】あるいは、メモリカードMCのカードスロ
ット153への差込、あるいは、入出力端子154に対
するケーブルを介したディジタルスチルカメラ12の接
続を検知することによって、CPU150は、画像処理
アプリケーションを自動的に起動させ、画像ファイルG
Fの読み込みを開始しても良い。本実施例では、画像処
理アプリケーションは、画像ファイルGFに格納されて
いる画像処理制御情報GCに従い画像データGDの自動
画質調整処理を実行する。
【0071】CPU150は、例えば、メモリカードM
Cから画像ファイルGFを読み出すと、読み出した画像
ファイルGFをRAM151に一時的に格納する(ステ
ップS100)。CPU150は、画像処理アプリケー
ションにより実行されるアプリケーション自動画質調整
フラグFaa=0、すなわち、オフする(ステップS1
10)。CPU150は、カラープリンタ20における
印刷動作を制御するプリンタドライバによって設定さ
れ、RAM151に格納されている印刷条件を取得する
(ステップS120)。
【0072】CPU150は、設定されている印刷条件
を検索して、プリンタドライバ自動画質調整フラグがF
pa=1、すなわち、オンされているか否かを判定する
(ステップS130)。CPU150は、Fpa=1であ
ると判定した場合には(ステップS130:Yes)、
実行中の画像処理アプリケーションにおいて自動画質調
整が要求されているかいなかを判定する(ステップS1
40)。アプリケーションにおける自動画質調整処理が
要求されているか否かの判定に当たっては、例えば、画
像ファイルGFに画像処理制御情報GCが含まれている
場合には自動画質調整処理が要求されていると判定し、
画像ファイルGFに画像処理制御情報GCが含まれてい
ない場合、および画像処理アプリケーション上で任意の
画像処理が選択・実行された場合には自動画質調整処理
の要求が解除されたと判定しても良い。CPU150
は、アプリケーションにおける自動画質調整が要求され
ていると判定した場合には(ステップS140:Ye
s)、アプリケーションにおける自動画質調整が要求さ
れていることを明示するため、フラグFaa=1とする
(ステップS150)。
【0073】CPU150は、プリンタドライバに対し
て、オンされている自動画質調整をオフ(Fpa=0)す
るよう指示を送る(ステップS150)。すなわち、原
則として画像ファイルGFに画像処理制御情報GCが含
まれている場合には、プリンタドライバにおける自動画
質調整は実行されない。CPU150は、ステップS1
30にてFpa=0であると判定した場合(ステップS1
30:No)、および、ステップS140にてアプリケ
ーションにおける自動画質調整の要求がないと判定した
場合には(ステップS140:No)、ステップS17
0に移行する。
【0074】CPU150は、後述する画像処理を実行
し(ステップS170)、画像処理を施した画像データ
に対して後述する画像データ出力処理を実行して(ステ
ップS180)、本処理ルーチンを終了する。
【0075】図7を参照して画像処理について詳述す
る。CPU150は、RAM151に格納されている画
像ファイルGFの付属情報格納領域112において画像
処理制御タグを検索する(ステップS200)。CPU
150は、画像処理制御タグを検索・発見できた場合に
は(ステップS210:Yes)、画像データ生成時に
書き込まれた画像処理制御情報GCを取得して解析する
(ステップS220)。CPU150は、解析した画像
処理制御情報GCに基づいて画像処理制御情報に基づく
画像処理を実行し(ステップS230)、図6に示す処
理ルーチンにリターンする。
【0076】CPU150は、画像処理制御タグを検索
・発見できなかった場合には(ステップS210:N
o)、画像データに対して画像処理制御情報GCを反映
させた画像処理を実行することができないので、通常の
画像処理を実行して(ステップS240)、図6に示す
処理ルーチンにリターンする。
【0077】図8を参照して画像処理制御情報GCに基
づく画像処理について説明する。パーソナルコンピュー
タPCのCPU150は、読み出した画像ファイルGF
から画像データGDを取得する(ステップS300)。
このとき取り出された画像データGDは、いわゆる、R
AM151のワークエリアに一時的に格納されている作
業用画像データ(コピー画像データ)であり、画像処理
が完了するまでは、作業用画像データGDに対して種々
の画像処理が施される。ディジタルスチルカメラ12
は、既述のように画像データをJPEG形式のファイル
として保存しており、JPEGファイルでは、圧縮率を
高くするためにYCbCr色空間を用いて画像データを
保存している。
【0078】CPU150は、YCrCb色空間に基づ
く画像データをRGB色空間に基づく画像データに変換
するために3×3マトリクス演算Sを実行する(ステッ
プS310)。マトリクス演算Sは以下に示す演算式で
ある。
【0079】
【数1】
【0080】CPU150は、こうして得られたRGB
色空間に基づく画像データに対して、ガンマ補正を実行
する(ステップS320)。ガンマ補正を実行する際に
は、CPU150は画像処理制御情報GCからDSC側
のガンマ値を取得し、取得したガンマ値を用いて映像デ
ータに対してガンマ変換処理を実行する。すなわち、ガ
ンマ値も画像処理制御情報GCによって指定される画像
処理制御パラメータ値に含まれる。ガンマ補正の演算式
は以下の通りである。
【0081】
【数2】
【0082】CPU150は、ガンマ補正が実行された
画像データGDに対して、マトリクスS変換後に得られ
たRGB色空間とwRGB色空間とを対応付けるマトリ
クス演算(N-1M)を実行する(ステップS330)。
本実施例において用いられる画像ファイルGFは、画像
生成時における色空間情報または画像処理時に用いられ
るべき色空間情報を含むことができるので、画像ファイ
ルGFが色空間情報を含んでいる場合には、CPU15
0は、マトリクス演算(N-1M)を実行するに際して、
色空間情報を参照し、対応するマトリクス(N-1M)を
求めマトリクス演算を実行する。
【0083】マトリクス演算(N-1M)はRGB色空間
をXYZ色空間に変換するためのマトリクスMを用いる
マトリクス演算Mと、wRGB色空間をXYZ色空間に
変換するためのマトリクスNを用いるマトリクス演算N
の逆マトリクス演算N-1との合成マトリクスである。マ
トリクスMは、sRGB色空間の表色域内には含まれな
いが、データとしては有効な画像データ(色彩値)を反
映して、sRGB色空間に基づく画像データを、XYZ
色空間に基づく画像データに変換するためのマトリクス
である。マトリクスMのマトリクス値は色空間情報にし
たがって決定される。マトリクスNの逆マトリクスN
は、マトリクス演算MによってXYZ色空間に基づく画
像データに変換された画像データをsRGB色空間より
も広い定義領域を有するwRGB色空間に変換(RGB
色空間に戻す)ためのマトリクスである。XYZ色空間
は、機器の出力特性に依存しない機器独立色空間の1つ
であり、RGB色空間とwRGB色空間との間における
色彩値の対応付けを行うために用いられる。マトリクス
演算(N-1M)は以下に示す演算式である。
【0084】
【数3】
【0085】マトリクス演算(N-1M)の実行後に得ら
れる画像データGDの色空間はsRGB色空間よりも広
い定義領域を有するwRGB色空間である。従来は、プ
リンタまたはコンピュータにおける画像処理に際して用
いられる色空間はsRGBに固定されており、たとえ、
プリンタがsRGB色空間よりも広くディジタルスチル
カメラ12の表色域を含む表色域を有していてもディジ
タルスチルカメラ12の有する色空間を有効に活用する
ことができなかった。これに対して、本実施例では、画
像ファイルGFに色空間情報が含まれている場合には、
色空間情報に対応してマトリクス演算Mに用いられるマ
トリクス(N-1M)を変更するので、ディジタルスチル
カメラ12の有する色空間を有効に活用して、正しい色
再現を実現することができる。
【0086】CPU150は、マトリクス演算(N
-1M)により得られた画像データに対して逆ガンマ補正
を実行する(ステップS340)。ガンマ補正を実行す
る際には、CPU150はHDD152からプリンタ側
のデフォルトのガンマ値を取得し、取得したガンマ値の
逆数を用いて画像データGDに対して逆ガンマ変換処理
を実行する。逆ガンマ補正に用いられる演算式は以下の
通りである。
【0087】
【数4】
【0088】CPU150は、アプリケーション自動画
質調整フラグFaa=1であるか否かを判定する(ステッ
プS350)。CPU150は、フラグFaa=1である
と判定した場合には(ステップS350:Yes)、後
述する自動画質調整処理を実行し(ステップS36
0)、図7に示す処理ルーチンにリターンする。一方、
CPU150は、フラグFaa=0であると判定した場合
には(ステップS350:No)、自動画質調整処理を
実行せず、図7に示す処理ルーチンにリターンする。
【0089】図9を参照して画像処理アプリケーション
による自動画質調整処理について説明する。CPU15
0は、処理中の画像データGDを解析(サンプリング)
し、画像データGDの特性を示す画像統計値を取得する
(ステップS400)。CPU150は、画像統計値に
基づいて、画像データGDに対するエンハンスパラメー
タ、すなわち、調整すべきパラメータを決定する(ステ
ップS410)。CPU420は、画像処理制御情報G
Cを反映しつつ、エンハンスパラメータを用いて画像デ
ータGDに対してエンハンス処理(画質調整処理)を実
行し(ステップS420)、図8に示す処理ルーチンに
リターンする。
【0090】本実施例における画像処理アプリケーショ
ンによる自動画質調整処理では、補正(調整)の目標と
なるべき基準パラメータが予め定められており、基準パ
ラメータの値に対して画像データのエンハンスパラメー
タの値が近づくように、あるいは一致するように画像デ
ータを補正する。このとき、画像処理制御情報GCは、
基準パラメータの値を変更するために用いられても良
く、あるいは、基準パラメータの値に対して特性パラー
メータの値を近づける程度、すなわち、自動画質調整の
レベルを変更するために用いられても良い。なお、以上
の説明から理解されるように、画像処理アプリケーショ
ンによる自動画質調整処理は、画像データ単位にて画像
処理制御情報GCを反映して実行され得る。したがっ
て、より適切な自動画質調整を実行することができる。
【0091】画像データの補正は、例えば、明度、コン
トラスト、カラーバランス等については、基準パラメー
タとエンハンスパラメータとに基づいて決定される、一
般的にトーンカーブと呼ばれる、R、G、B信号の入力
レベルと出力レベルとを関連づける特性線を用いて各画
素(ピクセル)単位で実行される。また、例えば、彩
度、シャープネス、ノイズ低減等については、トーンカ
ーブ処理ではなくピクセル演算処理(フィルタ処理)が
ピクセル単位で実行される。
【0092】図10を参照して、通常画像処理について
説明する。なお、図10に示す各ステップにて実行され
る処理の内、図8を参照して既に説明したステップにお
ける処理と同等の処理については、簡単に説明する。
【0093】パーソナルコンピュータPCのCPU15
0は、読み出した画像ファイルGFから画像データGD
を取得し(ステップS500)、YCrCb色空間に基
づく画像データをsRGB色空間に基づく画像データに
変換するために3×3マトリクス演算Sを実行する(ス
テップS510)。マトリクス演算Sは既述の演算式で
ある。
【0094】CPU31は、アプリケーション自動画質
調整フラグFaa=1であるか否かを判定する(ステップ
S520)。CPU150は、フラグFaa=1であると
判定した場合には(ステップS520:Yes)、既述
の自動画質調整処理を実行し(ステップS530)、図
7に示す処理ルーチンにリターンする。一方、CPU1
50は、フラグFaa=0であると判定した場合には(ス
テップS520:No)、自動画質調整処理を実行せ
ず、図7に示す処理ルーチンにリターンする。
【0095】図11を参照して、画像データGDの出力
処理、すなわち、プリンタドライバ(印刷制御プログラ
ム)によって実行される印刷制御処理について説明す
る。CPU150は、プリンタドライバによる自動画質
調整が要求されているか否か、すなわち、オンプリンタ
ドライバ自動画質調整フラグFpa=1であるか否かを判
定する(ステップS600)。CPU150は、Fpa=
1であると判定した場合には(ステップS600:Ye
s)、印刷ジョブに含まれる画像データを取得し(ステ
ップS610)、印刷ジョブに含まれている各画像デー
タを解析して各画像データに対して統計値を取得する
(ステップS620)。すなわち、プリンタドライバに
おける画像処理では、個々の画像データ単位ではなく、
1つの印刷指示に対応する印刷処理単位である印刷ジョ
ブに含まれる全ての画像データに対して画像処理が実行
される。また、印刷ジョブに含まれる画像データGD
は、アプリケーションによる自動画質調整が実施された
画像データGDである。
【0096】CPU150は、各画像データに対してエ
ンハンスパラメータを決定し(ステップS630)、各
画像データに対してエンハンス処理を実行する(ステッ
プ)S640)。プリンタドライバによる自動画質調整
処理においても、個々の画像データに対してそれぞれ、
基準パラメータおよびエンハンスパラメータとに基づい
た画質の補正が実行されるが、画像処理制御情報GCを
反映した画質調整は実行されない。
【0097】CPU150は、ステップS600にてF
pa=0であると判定した場合には(ステップS600:
No)、画像処理アプリケーションによる自動画質調整
処理が実行されているので、上記自動画質調整処理を実
行することなくステップS650に移行する。CPU1
50は、画像処理アプリケーションによる自動画質調整
処理、または、プリンタドライバによる自動画質調整処
理のいずれか一方が施された画像データGDに対して、
印刷のためのRGB−CMYK色変換処理を実行する
(ステップS650)。なお、色変換処理に先立って、
画像データGDの解像度が印刷解像度よりも低い場合
は、線形補間を行って隣接画像データ間に新たなデータ
を生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割
合でデータを間引くことによって、画像データの解像度
を印刷解像度に変換する解像度変換処理が実行されても
良い。
【0098】ここまでの作業用画像データGDに対する
画像処理の結果をオリジナル画像データGDに反映させ
る場合には、画像データの上書きを選択することにより
実現される。画像ファイルGFから画像データ生成時に
設定された色空間を取得できた場合であって、色空間情
報に格納されている色空間がsRGB色空間よりも広い
色空間である場合には、例えば、wRGB−CMYK色
変換テーブルが用いられ、画像処理制御タグを発見でき
ない場合には、sRGB−CMYK色変換テーブルが用
いられる。CPU150は、HDD152内に格納され
ている、wRGB色空間をCMYK色空間に関連づける
変換用ルックアップテーブル(LUT)を参照し、画像
データの色空間をwRGB色空間からCMYK色空間へ
変更する。すなわち、R・G・Bの階調値からなる画像
データをカラープリンタ20で使用する、例えば、C・
M・Y・K・LC・LMの各6色の階調値のデータに変
換する。
【0099】CPU150は、ハーフトーン処理を実行
し(ステップS660)、図6に示すルーチンにリター
ンする。ハーフトーン処理では、色変換済みの画像デー
タを受け取って、階調数変換処理を行う。本実施例にお
いては、色変換後の画像データは各色毎に256階調幅
を持つデータとして表現されている。これに対し、本実
施例のカラープリンタ20では、「ドットを形成す
る」,「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採
り得ず、本実施例のカラープリンタ20は局所的には2
階調しか表現し得ない。そこで、256階調を有する画
像データを、カラープリンタ20が表現可能な2階調で
表現された画像データに変換する。この2階調化(2値
化)処理の代表的な方法として、誤差拡散法と呼ばれる
方法と組織的ディザ法と呼ばれる方法とがある。CPU
150は、ドットの形成有無を表す形式に変換された画
像データを、カラープリンタ20に転送すべき順序に並
べ替えてるインターレス処理をも実行する。
【0100】以上、説明したように本実施例係る画像処
理装置としてのパーソナルコンピュータPCによれば、
画像処理アプリケーションによる自動画質調整処理が要
求されている場合、すなわち、画像ファイルGFに画像
処理制御情報GCが含まれている場合には、プリンタド
ライバによる自動画質調整処理をオフさせることができ
るので、二重の自動画質調整処理を防止することができ
る。したがって、画像処理制御情報GCを優先的に反映
した画像を印刷結果として得ることができる。また、自
動画質調整処理の二重処理に伴う、画像データの画質低
下、適切でない画質調整を防止することができる。
【0101】D.第2の実施例:第2の実施例に係る画
像処理システムについて図12〜図14を参照して説明
する。図12は第2の実施例に係る画像処理システムの
概略構成を示す概略図である。図13は第1の画像処理
装置において実行される画像データ生成処理の処理ルー
チンを示すフローチャートである。図14は第2の画像
処理装置において実行される画像処理の処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【0102】第2の実施例に係る画像処理システムにお
ける画像処理の流れについて図12を参照して説明す
る。第1の画像処理装置300では、撮影要求が発生す
ると画像データの生成が実行される。生成された画像デ
ータに対する画質の調整条件は、予め画質調整条件が設
定されることにより、あるいは、撮影後に画質設定が実
行されることにより決定される。設定される画質のパラ
メータとしては、例えば、コントラスト、彩度、シャー
プネスが含まれる。
【0103】第1の画像処理装置300は、設定された
画質設定に従って画像データの画質を調整し、調整済み
の画像データと、設定された(実行された)画質調整の
情報である画質調整情報とを関連付けて記録メディア等
に出力、格納する。このとき、画像データおよび画質調
整情報は1つのファイルに関連付けられて格納されても
良く、あるいは、別々のファイルとして関連付けられて
格納されても良い。画質調整情報は、例えば、第1の実
施例において説明したExifデータとして格納されても良
い。
【0104】第2の画像処理装置310では、記録メデ
ィアあるいは通信ケーブル等を介して画像データおよび
画質調整情報を受け取る。第2の画像処理装置310
は、取得した画質調整処理を解析し、全ての画質パラメ
ータについて自動画質調整を禁止する場合には(B)、
画像データを出力装置に対して出力する。一方、一部ま
たは全ての画質パラメータについて自動画質調整を許可
する場合には(A)、自動画質調整を施した後、画像デ
ータを出力装置に対して出力する。ここで、出力装置に
は、プリンタ、モニタ、プロジェクタといった種々の出
力装置が含まれる。
【0105】また、第1の画像処理装置300は、例え
ば、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメ
ラ、スキャナといった入力装置であり、第2の画像処理
装置310は、パーソナルコンピュータ、スタンドアロ
ーン型のプリンタといった処理装置、出力装置である。
あるいは、第1の画像処理装置300は第1のパーソナ
ルコンピュータであり、第2の画像処理装置310は第
2のパーソナルコンピュータである。すなわち、第2の
実施例には、既に施された画質調整処理に重ねて画質の
標準化処理を実行しない態様が含まれる。
【0106】図13を参照して第1の画像処理装置30
0において実行される画像データ生成処理(画像処理)
について詳細に説明する。第1の画像処理装置(CP
U)300は、撮影要求に応じて画像データを生成し
(ステップS700)、設定された画質調整条件を取得
する(ステップS710)。設定される画質調整条件に
は、例えば、明るく、鮮やかに、くっきりと、といった
概念的な画質条件の他、コントラスト、彩度、シャープ
ネスといった画質に関するパラメータの値を直接指定す
る条件(値)が含まれる。なお、概念的な画質条件の場
合には、第1の画像処理装置300によって、設定され
た画質条件に応じて関連する画質パラメータの値が設定
される。
【0107】第1の画像処理装置300は、取得した画
質調整条件に基づいて画像データに対する画質調整処理
を実行する(ステップS720)。画質調整処理は、例
えば、コントラストについては画像データの入力値と出
力値との関係を表す、いわゆるトーンカーブ(Sカー
ブ)を調整することにより実行され、彩度およびシャー
プネスについては、所定の演算式を用いて画像データの
値を調整することにより実行される。
【0108】第1の画像処理装置300は、実行した画
質調整の内容を反映した画質調整情報を生成する(ステ
ップS730)。例えば、簡単には変更したか否かの情
報であり、より詳細には、調整の度合い、調整前後の変
化率、具体的に用いた数値等の情報である。
【0109】第1の画像処理装置300は、生成した画
像データと、画質調整情報とを関連付けて記録メディア
に格納し(ステップS740)、本処理ルーチンを終了
する。したがって、第1の画像処理装置300によれ
ば、画像データに施された画質調整処理の情報を画像デ
ータと関連付けて格納、出力することができる。
【0110】図14を参照して第2の画像処理装置31
0において実行される画像処理について詳細に説明す
る。第2の画像処理装置(CPU)310は、画像デー
タを取得し(ステップS800)、取得した画像データ
に関連付けられている画質調整情報を検索する(ステッ
プS810)。第2の画像処理装置310は、画質調整
情報を発見した場合には(ステップS820:Ye
s)、画質調整情報を取得して解析を実行する(ステッ
プS830)。
【0111】第2の画像処理装置310は、画質調整情
報の解析結果に基づいて自動画質調整処理を実行して
(ステップS840)、本処理ルーチンを終了する。よ
り具体的には、第2の画像処理装置310は、画質調整
情報を解析して、例えば、コントラスト、彩度、シャー
プネスのどの画質パラメータについての情報が記述され
ているか、すなわち、画像データにはどの画質パラメー
タについて画質調整処理が実行されたかを判定する。第
2の画像処理装置310は、画質調整情報の記述に基づ
き既に画質調整処理が施されていると判断した画質パラ
メータに対応する自動画質調整処理は実行せず、画質調
整処理が実行されていない画質パラメータに対応する自
動画質調整処理のみを実行する。
【0112】ここで、自動画質調整処理とは、画像処理
の対象となっている画像データの画質と基準となる画質
との差を解消または低減する補正処理であり、例えば、
コントラスト等の画質パラメータの値を基準となる値に
近づけるよう修正(補正)することにより実行される。
すなわち、画像データの画質をある基準となる画質に近
づける標準化処理である。より具体的には、コントラス
トについては、トーンカーブの形状を基準となるトーン
カーブに近づけることにより、彩度、シャープネスにつ
いては基準値を考慮して演算を実行することにより実行
される。自動画質調整処理に際しては、対象となる画像
データを解析して画像データの特性を取得し、取得した
特性を用いて補正の度合いを変更してもよい。かかる場
合には、各画像データ毎により適切な画像データの自動
画質調整処理を実行することができる。
【0113】一方、第2の画像処理装置310は、画質
調整情報を発見しなかった場合には(ステップS82
0:No)、予め用意されている全ての画質パラメータ
について基準値に基づいた自動画質調整処理を実行し
(ステップS850)、本処理ルーチンを終了する。
【0114】第2の画像処理装置310によって画像処
理(画質調整処理)が施された画像データは、プリン
タ、モニタ等に対して出力される。
【0115】以上説明したように、第2の画像処理装置
310によれば、画像データに関連付けられている画質
調整情報を用い、画像データに既に画質調整処理が施さ
れているか否かを判断し、既に画質調整処理が実行され
ている画質パラメータ(画質項目)については、基準値
に基づいた自動画質調整処理を実行しない。一方、未だ
画質調整処理が実行されていない画質パラメータ(画質
項目)については、基準値に基づいた自動画質調整処理
を実行する。したがって、重複する画質調整処理を防止
して画質の低下を防止することができると共に、重複し
ない画質調整処理を実行することにより画像データの画
質の適正化を図ることができる。を意味する。
【0116】なお、上記の第2の実施例では、既に画質
調整処理が実行された画質パラメータに対しては自動画
質調整処理を一切行わないが、自動画質調整処理の程度
を低減して実行してもよい。かかる場合には、画質の低
下を図ることができると共に、既に画質調整処理が実行
された画質パラメータに対応する画質についても適正化
を図ることができる。
【0117】上記第2の実施例では、各画質パラメータ
に関して既に画質調整処理が実行されたか否かを判定
し、各画質パラメータ毎に自動画質調整処理を実行また
は非実行しているが、いずれか1つの画質パラメータに
関して既に画質調整処理が実行されている場合には、全
ての画質パラメータに関して自動画質調整処理を実行し
ないようにしても良い。かかる場合には、第2の画像処
理装置310における画質調整処理の迅速化を図ること
ができる。
【0118】また、コントラスト、彩度、シャープネス
といった画質パラメータは例示であり、この他にも、カ
ラーバランス、ハイライトポイント、明度等の画質パラ
メータに対応する画質についても同様に処理することが
できる。
【0119】E.その他の実施例:上記実施例では、画
像処理制御情報GCを反映するにあたって、画像処理制
御情報GCを解析し、画質補正パラメータを取得して基
準値、レベルを変更する、いわゆる自動画質調整処理を
実行しているが、画像処理制御情報GCに基づいて画質
パラメータを直接補正する画像処理を実行しても良い。
このとき、画像処理制御情報GCは、画質パラメータを
どの程度変化させるか、例えば、明度の画質パラメータ
値を+10増加させる、明度の画質パラメータ値を+1
0%増加させるといった情報を有すればよい。すなわ
ち、画像ファイルGFに画像処理制御情報GCが含まれ
ている場合には、画像処理制御情報GCに設定されてい
る、例えば、コントラスト、彩度、シャープネスといっ
たパラメータ値に従い画像処理を実行し、プリンタドラ
イバにおける画質調整を禁止しても良い。
【0120】上記実施例では、画像処理アプリケーショ
ンによる自動画質調整処理が実行された場合、すなわ
ち、画像ファイルGFに画像処理制御情報GCが含まれ
ている場合には、プリンタドライバにおける自動画質調
整処理を禁止しているが、プリンタドライバにおける自
動画質調整処理の程度を低減させるようにしても良い。
かかる場合にも、画像処理制御情報GCを優先した画像
処理を実現することができる。
【0121】上記実施例では、パーソナルコンピュータ
PC上で動作する画像処理アプリケーションを用いて画
像処理を実行し、同じくパーソナルコンピュータPC上
で動作するプリンタドライバによって、生成された画像
データGDに従って、ドットパターンが印刷媒体上に形
成されるが、画像処理の全て、または、一部をカラープ
リンタ20、ネットワークを介したサーバ上で実行する
ようにしても良い。この場合には、カラープリンタ20
のROM、HDD等にレタッチアプリケーション、プリ
ンタドライバといった画像処理、印刷制御処理アプリケ
ーション(プログラム)を格納しておくことで、パーソ
ナルコンピュータPCを用いた場合と同様にして実行す
ることができる。カラープリンタ20では、メモリカー
ドMCの差込を検知することによって、またあるいは、
ケーブルの差込を検知することによって、アプリケーシ
ョンが自動的に起動し、画像ファイルGFの読み込み、
画像処理制御情報GCの解析、画像データGDの変換、
調整が自動的になされても良い。
【0122】さらに、画質自動調整を実行する特性パラ
メータ値を選択できるようにしても良い。例えば、カラ
ープリンタ20にパラメータの選択ボタン、あるいは、
被写体に応じて所定のパラメータの組み合わせた撮影モ
ードパラメータの選択ボタンを供え、これら選択ボタン
によって画質自動調整を実行するパラメータを選択して
も良い。また、画質自動調整がパーソナルコンピュータ
上で実行される場合には、プリンタドライバまたはレタ
ッチアプリケーションのユーザーインタフェース上にて
画質自動調整を実行するパラメータが選択されても良
い。
【0123】上記実施例では、画像処理アプリケーショ
ンによる自動画質調整処理を優先させると共に、画像処
理アプリケーションによってプリンタドライバにおける
自動画質調整処理を解除させているが、これとは逆に、
プリンタドライバによる自動画質調整処理を優先させた
り、プリンタドライバによって画像処理アプリケーショ
ンによる自動画質調整を解除させるようにしても良い。
いずれの場合にも、自動画質調整処理の二重がけを防止
することができるからである。また、1つの画像処理ア
プリケーションの処理結果を受け取り、更に画像処理を
実行する他の画像処理アプリケーションが1台のパーソ
ナルコンピュータPCにインストールされている場合に
も、本発明の適用することにより自動画質調整処理の二
重がけを防ぐことができる。
【0124】さらに、本発明は、画像処理アプリケーシ
ョンとプリンタドライバとを融合した画像処理アプリケ
ーションによっても実現され得る。かかる場合には、画
像処理アプリケーションによる自動画質調整処理とプリ
ンタドライバによる自動画質調整処理といった区別はな
くなるため、例えば、画像データ単位、印刷ジョブ単位
の自動画質調整処理として区別すればよい。例えば、印
刷ジョブ単位の自動画質調整処理は、画像データ全体に
対する簡便な画質調整として有効であり、画像データ単
位の自動画質調整処理は、より精度の高い画質調整とし
て有効である。
【0125】上記実施例では、共に出力装置としてカラ
ープリンタ20を用いているが、出力装置にはCRT、
LCD、プロジェクタ等の表示装置を用いることもでき
る。かかる場合には、出力装置としての表示装置によっ
て、例えば、図6〜図11を用いて説明した画像処理を
実行する画像処理プログラム(ディスプレイドライバ)
が実行される。あるいは、CRT等がコンピュータの表
示装置として機能する場合には、コンピュータ側にて画
像処理プログラムが実行される。ただし、最終的に出力
される画像データは、CMYK色空間ではなくRGB色
空間を有している。
【0126】かかる場合には、カラープリンタ20を介
した印刷結果に画像データ生成時の情報を反映できたの
と同様にして、CRT等の表示装置における表示結果に
画像データ生成時の画像処理制御情報GCを反映するこ
とができる。したがって、ディジタルスチルカメラ12
によって生成された画像データGDをより正確に表示さ
せることができる。
【0127】以上、実施例に基づき本発明に係る出力装
置、画像処理装置、プログラムを説明してきたが、上記
した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするた
めのものであり、本発明を限定するものではない。本発
明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することな
く、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物
が含まれることはもちろんである。
【0128】上記実施例では、画質制御情報GCとし
て、光源、露出補正量、ターゲット色空間、明るさ、シ
ャープネスといったパラメータを用いているが、どのパ
ラメータを画像処理制御情報GCとして用いるかは任意
の決定事項である。
【0129】また、各数式におけるマトリクスS、N-1
Mの値は例示に過ぎず、ターゲットとする色空間、ある
いは、カラープリンタ20において利用可能な色空間等
によって適宜変更され得ることはいうまでもない。
【0130】上記実施例では、画像ファイル生成装置と
してディジタルスチルカメラ12を用いて説明したが、
この他にもスキャナ、ディジタルビデオカメラ等が用い
られ得る。スキャナを用いる場合には、画像ファイルG
Fの取り込みデータ情報の指定はコンピュータPC上で
実行されても良く、あるいは、スキャナ上に情報設定用
に予め設定情報が割り当てられているプリセットボタ
ン、任意設定のための表示画面および設定用ボタンを供
えておき、スキャナ単独で実行可能にしてもよい。
【0131】上記実施例では、画像ファイルGFの具体
例としてExif形式のファイルを例にとって説明したが、
本発明に係る画像ファイルの形式はこれに限られない。
すなわち、画像データ生成装置において生成された画像
データと、画像データの生成時条件(情報)を記述する
画像処理制御情報GCとが含まれている画像ファイルで
あれば良い。このようなファイルであれば、画像ファイ
ル生成装置において生成された画像データの画質を、適
切に自動調整して出力装置から出力することができる。
【0132】上記実施例では、画像データGDと画像処
理制御情報GCとが同一の画像ファイルGFに含まれる
場合を例にとって説明したが、画像データGDと画像処
理制御情報GCとは、必ずしも同一のファイル内に格納
される必要はない。すなわち、画像データGDと画像処
理制御情報GCとが関連付けられていれば良く、例え
ば、画像データGDと画像処理制御情報GCとを関連付
ける関連付けデータを生成し、1または複数の画像デー
タと画像処理制御情報GCとをそれぞれ独立したファイ
ルに格納し、画像データGDを処理する際に関連付けら
れた画像処理制御情報GCを参照しても良い。かかる場
合には、画像データと画像処理制御情報GCとが別ファ
イルに格納されているものの、画像処理制御情報GCを
利用する画像処理の時点では、画像データおよび画像処
理制御情報GCとが一体不可分の関係にあり、実質的に
同一のファイルに格納されている場合と同様に機能する
からである。すなわち、少なくとも画像処理の時点にお
いて、画像データと画像処理制御情報GCとが関連付け
られて用いられる態様は、本実施例における画像ファイ
ルGFに含まれる。さらに、CD−ROM、CD−R、
DVD−ROM、DVD−RAM等の光ディスクメディ
アに格納されている動画像ファイルも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像処理装置を適用可能な画像
データ処理システムの一例を示す説明図である。
【図2】本実施例に係る画像処理装置が処理する画像フ
ァイル(画像データ)を生成可能なディジタルスチルカ
メラの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例に適用され得るカラープリンタの内部
構成を示す概略図である。
【図4】カラープリンタ20の制御回路の内部構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施例にて用いられ得る画像ファイルの内部
構成の一例を概念的に示す説明図である。
【図6】本実施例に係るパーソナルコンピュータPCに
おいて実行される画像処理および印刷制御処理の処理ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図7】パーソナルコンピュータPCにて実行される画
像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】パーソナルコンピュータPCにて実行される画
像処理制御情報に基づく画像処理の処理ルーチンを示す
フローチャートである。
【図9】自動画質処理に際して実行される処理ルーチン
を示すフローチャートである。
【図10】パーソナルコンピュータPCにて実行される
通常画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】パーソナルコンピュータPCにて実行される
画像データ出力処理の処理ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図12】第2の実施例に係る画像処理システムの概略
構成を示す概略図である。
【図13】第1の画像処理装置において実行される画像
データ生成処理の処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図14】第2の画像処理装置において実行される画像
処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…画像処理システム 12…ディジタルスチルカメラ 121…光学回路 122…画像取得回路 123…画像処理回路 124…制御回路 126…選択・決定ボタン 127…液晶ディスプレイ 14…ディスプレイ 150…CPU 151…RAM 152…HDD 153…カードスロット 154…入出力端子 20…カラープリンタ 21…操作パネル 30…キャリッジ 31…キャリッジモータ 32…プラテン 33…紙送りモータ 34…摺動軸 35…駆動ベルト 36…プーリ 37…エンコーダ IH1、IH2、IH3、IH4…印字ヘッド INC1…インクカートリッジ INC2…インクカートリッジ 50…制御回路 51…演算処理装置(CPU) 52…プログラマブルリードオンリメモリ(PROM) 53…ランダムアクセスメモリ(RAM) 54…タイマ 55…周辺機器入出力部(PIO) 56…駆動バッファ 57…バス 58…発振器 59…分配出力器 GF…画像ファイル(Exifファイル) GD…画像データ 111…JPEG画像データ格納領域 112…付属情報格納領域 MC…メモリカード PC…パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 101:00 5C077 5/232 1/40 D 5C079 5/76 1/46 Z 5/91 5/91 H // H04N 101:00 1/40 101Z Fターム(参考) 5B021 AA02 BB01 BB04 BB08 CC05 LG08 5B057 BA02 BA26 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE01 CE11 CE17 CE18 CG02 5C022 AA13 5C052 FA02 FA03 FB01 FC06 FD13 FE04 5C053 FA08 GB36 JA21 KA04 KA24 LA03 5C077 LL19 MM03 MP08 NN02 PP01 PP15 PP32 PP33 PP37 PQ12 PQ23 TT02 TT09 5C079 HB01 HB03 HB05 HB12 LA12 LA14 LA23 LB02 LB04 MA04 MA11 NA03 NA05 PA03

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置における画像データの出力状態
    を制御する印刷制御プログラムであって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する機能と、 前記取得した特性パラメータを考慮した印刷ジョブ単位
    での前記画像データの画質の調整、あるいは、前記特性
    パラメータを考慮して画像データ単位にて前記画像デー
    タの画質を調整する画像処理プログラムによる前記画像
    データの画質の調整のいずれかを実行する機能とをコン
    ピュータによって実現させる印刷制御プログラム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷制御プログラムに
    おいて、 印刷ジョブ単位での前記画像データの画質の調整、また
    は、画像データ単位での前記画像データの画質の調整の
    いずれかを実行する機能は、 前記画像処理プログラムにおいて、前記画像データの画
    質調整が選択されているか否かを判定する機能と、 前記画像処理プログラムにおいて前記画像データの画質
    調整が選択されていると判定した場合には、前記印刷ジ
    ョブ単位での画質調整を実行させない機能とをコンピュ
    ータによって実現させる印刷制御プログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の印刷制
    御プログラムにおいて、 前記画像データには画像処理時に用いられる画像処理制
    御情報が関連付けられており、 前記画像処理プログラムによる前記画像データの画質の
    調整は、前記画像処理制御情報を用いて実行される印刷
    制御プログラム。
  4. 【請求項4】 画像データに対して画像処理を実行する
    画像処理プログラムであって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する機能と、 前記取得した特性パラメータを考慮した画像データ単位
    での前記画像データの画質の調整、あるいは、前記画像
    データの印刷状態を制御する印刷制御プログラムにおけ
    る前記画像データに対する印刷ジョブ単位の画質の調整
    のいずれかを実行する機能とをコンピュータによって実
    現させる画像処理プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像処理プログラムに
    おいて、 印刷ジョブ単位での前記画像データの画質の調整、また
    は、画像データ単位での前記画像データの画質の調整の
    いずれかを実行する機能は、 前記印刷制御プログラムにおいて画質調整が選択されて
    いるか否かを判定する機能と、 前記印刷制御プログラムにおける画質調整が選択されて
    いると判定した場合には、前記印刷制御プログラムにお
    ける画質調整の選択を解除して前記画像データに対する
    印刷ジョブ単位の画質調整を禁止する機能と、 前記画像データに対する画像データ単位の画質調整を実
    行させる機能とをコンピュータによって実現させる画像
    処理プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の画像処理プログラムに
    おいて、 印刷ジョブ単位での前記画像データの画質の調整、また
    は、画像データ単位での前記画像データの画質の調整の
    いずれかを実行する機能は、 前記印刷制御プログラムにおいて画質調整が選択されて
    いるか否かを判定する機能と、 前記印刷制御プログラムにおける画質調整が選択されて
    いると判定した場合には、画像データ単位での前記画質
    調整を禁止する画質調整禁止機能とをコンピュータによ
    って実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の画像処
    理プログラムにおいて、 前記画像データには画像処理時に用いられる画像処理制
    御情報が関連付けられており、 前記画像データに対する画像データ単位の画質調整を実
    行させる機能は、前記画像処理制御情報を用いて実行さ
    れる画像処理プログラム。
  8. 【請求項8】 画像データを含む画像ファイルに対して
    画像処理を実行する画像処理プログラムであって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する機能と、 前記取得した特性パラメータを考慮して前記画像データ
    の画質を画像データ単位にて調整する第1の調整機能
    と、 前記取得された特性パラメータを考慮して前記画像デー
    タの画質を印刷ジョブ単位にて調整する第2の調整機能
    と、 前記第1の調整機能による画質調整を、前記第2の調整
    機能による画質調整より優先させる第1の優先機能とを
    コンピュータによって実現させる画像処理プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像処理プログラムに
    おいて、 前記第1の優先機能は、前記第2の調整機能による画質
    調整の程度を低減させる機能である画像処理プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の画像処理プログラム
    において、 前記第1の優先機能は、前記第2の調整機能による画質
    調整を禁止する機能である画像処理プログラム。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の画像処理プログラム
    において、 前記第1の優先機能に代えて、前記第2の調整機能によ
    る画質調整を、前記第1の調整機能による画質調整より
    優先させる第2の優先機能をコンピュータによって実現
    させることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像処理プログラ
    ムにおいて、 前記第2の優先機能は、前記第1の調整機能による画質
    調整の程度を低減させる機能である画像処理プログラ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の画像処理プログラ
    ムにおいて、 前記第2の優先機能は、前記第1の調整機能による画質
    調整を禁止する機能である画像処理プログラム。
  14. 【請求項14】 画像データに対して画像処理を実行す
    る画像処理プログラムであって、 画像データの画像処理条件を示す画像処理制御情報を用
    いて前記画像データに対する画質調整を実行する第1の
    画質調整機能と、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得し、取得した特性パラメータを
    用いて前記画像データの画質調整を実行する第2の画質
    調整機能と、 前記画像データに前記画像処理制御情報が関連付けられ
    ている場合には、前記第2の画質調整機能による画像デ
    ータに対する画質調整を禁止または低減させる機能とを
    コンピュータによって実現させる画像処理プログラム。
  15. 【請求項15】 印刷装置における画像データの出力状
    態を制御する印刷制御装置であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する特性パラメータ取得手段
    と、 前記取得された特性パラメータを考慮して画像データの
    画質を印刷ジョブ単位にて調整する画質調整手段と、 前記特性パラメータを考慮した画質調整を画像データ単
    位にて前記画像データに対して実行する画像処理操作に
    よる画質調整、または、前記画質調整手段による画質調
    整のいずれか一方を実行させる二重画質調整防止手段
    と、 前記画質調整された画像データを印刷装置に送信する送
    信手段とを備える印刷制御装置。
  16. 【請求項16】 画像データを含む画像ファイルに対し
    て画像処理を実行する画像処理装置であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する特性パラメータ取得手段
    と、 前記取得された特性パラメータを考慮して画像データ単
    位にて前記画像データの画質を調整する画質調整手段
    と、 画像データの印刷状態を制御する印刷制御操作における
    前記画像データに対する印刷ジョブ単位の画質調整と、
    前記画質調整手段による画質調整のいずれか一方による
    前記画像データの画質調整を許容する画質調整許容手段
    と、 前記許容された画質調整によって画質が調整された画像
    データを前記印刷装置に送信する送信手段とを備える画
    像処理装置。
  17. 【請求項17】 画像データを含む画像ファイルに対し
    て画像処理を実行する画像処理装置であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得する特性パラメータ取得手段
    と、 前記取得された特性パラメータを考慮して前記画像デー
    タの画質を画像データ単位にて調整する第1の画質調整
    手段と、 前記取得された特性パラメータを考慮して前記画像デー
    タの画質を印刷ジョブ単位にて調整する第2の画質調整
    手段と、 前記第1の画質調整手段による画質調整を、前記第2の
    画質調整手段による画質調整より優先させる第1の優先
    手段と、 前記画質調整が施された画像データを印刷装置に送信す
    る送信手段とを備える画像処理装置。
  18. 【請求項18】 印刷装置における画像データの出力状
    態を制御する印刷制御方法であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得し、 前記取得した特性パラメータを考慮した印刷ジョブ単位
    での前記画像データの画質の調整、あるいは、前記特性
    パラメータを考慮して画像データ単位にて前記画像デー
    タの画質を調整する画像処理プログラムによる前記画像
    データの画質の調整のいずれか一方を実行する印刷制御
    方法。
  19. 【請求項19】 画像データを含む画像ファイルに対し
    て画像処理を実行する画像処理方法であって、 前記画像データを解析して、前記画像データの特性を示
    す特性パラメータを取得し、 前記取得した特性パラメータを考慮した画像データ単位
    での前記画像データの画質の調整、あるいは、前記特性
    パラメータを考慮して印刷ジョブ単位にて前記画像デー
    タの画質を調整する前記画像データの印刷状態を制御す
    る印刷制御プログラムによる前記画像データの画質の調
    整のいずれか一方を実行する画像処理方法。
  20. 【請求項20】 画像データを生成する画像データ生成
    装置であって、 画像データを生成する画像データ生成手段と、 前記生成された画像データに対して画質調整処理を実行
    する画質調整手段と、 前記生成された画像データと前記実行された画質調整処
    理の情報を関連付けて出力する出力手段とを備える画像
    データ生成装置。
  21. 【請求項21】 画像データを生成する画像データ生成
    装置であって、 画像データに施すべき画質調整処理を設定する設定手段
    と、 前記設定された画質調整処理を実行して、画像データを
    生成する画像データ生成手段と、 前記生成された画像データと前記実行された画質調整処
    理の情報を関連付けて出力する出力手段とを備える画像
    データ生成装置。
  22. 【請求項22】 請求項20または請求項21に記載の
    画像データ生成装置において、 前記画質調整処理の情報には、コントラスト、彩度およ
    びシャープネスの調整情報が含まれる画像データ生成装
    置。
  23. 【請求項23】 実行された画質調整処理の情報が関連
    付けられている画像データに対して画像処理を実行する
    画像処理装置であって、 予め定められた基準に基づいて前記画像データの画質を
    調整する画質調整手段と、 前記画像データに関連付けられた画質調整処理の情報に
    基づいて、前記画質調整手段による前記画像データに対
    する画質調整を禁止または低減させる画質調整制限手段
    とを備える画像処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記画質調整処理の情報は、少なくともコントラスト、
    彩度、シャープネスのいずれかの画質に関する調整情報
    を含み、 前記画質調整制限手段は、前記画質調整処理の情報に含
    まれている画質に関する調整情報に対応する画質の調整
    を禁止または低減させる画像処理装置。
  25. 【請求項25】 画像データに対して画像処理を実行す
    る画像処理システムであって、 画像データを取得する画像データ取得手段と、 前記取得された画像データに対して画質調整を実行する
    画質調整手段と、 前記画質調整が実行された画像データと前記実行された
    画質調整処理の情報とを関連付けて出力する出力手段と
    を備える第1の画像処理装置と、 前記出力された画像データおよび前記画像データに関連
    付けられている画質調整処理の情報とを取得する取得手
    段と、 予め定められた基準に基づいて前記画像データの画質を
    調整する画質調整手段と、 前記画像データに関連付けられた画質調整処理の情報に
    基づいて、前記画質調整手段による前記画像データに対
    する画質調整を禁止または低減させる画質調整制限手段
    とを備える第2の画像処理装置とを備える画像処理シス
    テム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の画像処理システム
    において、 前記第1の画像処理装置の画質調整手段により実行され
    る画質調整処理には、少なくともコントラスト、彩度、
    シャープネスのいずれかの画質に関する画質調整処理が
    含まれ、 前記画質調整処理の情報には、前記実行された少なくと
    もコントラスト、彩度、シャープネスのいずれかの画質
    に関する調整情報が含まれ前記第2の画像処理装置の画
    質調整手段によって実行される、予め定められた基準に
    基づく前記画像データの画質の調整には、少なくともコ
    ントラスト、彩度、シャープネスのいずれかの画質に関
    する画質の調整が含まれ、 前記第2の画像処理装置の画質調整制限手段は、前記画
    質調整処理の情報に含まれている調整情報に対応する画
    質の調整を禁止または低減させる画像処理システム。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の画像処理システム
    において、 前記第1の画像処理装置はディジタルスチルカメラであ
    り、 前記第2の画像処理装置はパーソナルコンピュータまた
    はプリンタである画像処理システム。
  28. 【請求項28】 画像データを生成する画像データ生成
    方法であって、 画像データを生成し、 前記生成した画像データに対して画質調整処理を実行
    し、 前記生成した画像データと前記実行された画質調整処理
    の内容を関連付けて出力する方法。
  29. 【請求項29】 画像データを生成する画像データ生成
    方法であって、 設定された画像データに施すべき画質調整処理を実行し
    て、画像データを生成し、 前記生成した画像データと前記実行した画質調整処理の
    情報とを関連付けて出力する画像データ生成方法。
  30. 【請求項30】 画像データに対して画像処理を実行す
    る方法であって、 実行された画質調整処理の情報が、取得した画像データ
    に関連付けられているか否かを判定し、 前記実行された画質調整処理の情報が、取得した画像デ
    ータに関連付けられている場合には、予め定められた基
    準に基づく前記画像データの画質の調整を禁止または低
    減する方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法であって、 前記画質調整処理の情報には、少なくともコントラス
    ト、彩度、シャープネスのいずれかの画質に関する画質
    調整の情報が含まれており、 実行された画質調整処理の情報が取得した画像データに
    関連付けられているか否かの判定は、各画質調整の情報
    毎に実行され、 前記予め定められた基準に基づく前記画像データの画質
    の調整を禁止または低減は、前記画質調整処理の情報に
    含まれる各画質調整の情報毎に実行される方法。
  32. 【請求項32】 画像データに対して画像処理を実行す
    る画像処理方法であって、 画像データを取得して、画像データに対して画質調整を
    実行し、 前記画質調整を実行した画像データと前記実行された画
    質調整処理の情報とを関連付けて出力し、 前記出力された画像データおよび前記画像データに関連
    付けられている画質調整処理の情報とを取得し、 前記画像データに関連付けられた画質調整処理の情報に
    基づいて、予め定められた基準に基づく前記画像データ
    の画質の調整を禁止または低減する画像処理方法。
  33. 【請求項33】 実行された画質調整処理の情報が関連
    付けられている画像データに対して画像処理を実行する
    画像処理プログラムであって、 予め定められた基準に基づいて前記画像データの画質を
    調整する機能と、 前記画像データに関連付けられた画質調整処理の情報に
    基づいて、前記画質を調整する機能による前記画像デー
    タに対する画質調整を禁止または低減させる機能とをコ
    ンピュータによって実行させる画像処理プログラム。
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